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2009.06.16
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カテゴリ: 読んだ本
1975年11月 新潮社より

その世紀の、その世界が禁じた本を焼き捨てるのが、焚書官モンターグの任務だった。
その世界の人々は、「海の貝」と名づけられた超小型ラジオを耳にはめこみ、部屋の
巨大なテレビ画面に没頭して、書物がなくても幸福に暮らしていた。だが、モンターグは
ふとしたことから恐るべき秘密を持ってしまった・・・・・!
独特の文明批評で知られるSFの抒情詩人が、持てる感受性と才能のすべてをうちこんで
結晶させた不朽の名作。

(裏表紙紹介文より)


また難解な話に手を出してしまいました。(^^;
それでも理解できたところはあったんですけど・・・。

まずは世界観。
この国の人々は、国家により情報をコントロールされています。
というより、思考をコントロールされているという感じ?
部屋の四方の壁がテレビになっていて、圧倒的な音と映像で考えるヒマを与えない、
いわば洗脳状態。

そのために、そのきっかけとなる書物を禁じ、禁書が発見されると家ごと焼き払う。
その仕事をしているのが、主人公のモンターグです。

冒頭のモンターグが本を焼く描写が、けっこう怖いです。
全てを焼き尽くす炎に破壊の喜びを感じているあたりに、狂気を感じさせます。
しかし、そのモンターグがある日気付く。
この世界、おかしいんじゃないんだろうか?
そして禁じられた書物を隠し持ち、それがバレて国家に追われる身となってしまいます。

逃亡の中で、モンターグはいろいろなことに気付いていく。
自然の営み、その持っている力、考えること、話すこと・・・・・。
この感覚の大切さこそがこの本のテーマなのかなと、思っていたんですが。

最後の戦争の意味がよくわからないです。(-_-)

破壊と再生ってこと?
人間が自ら考えることをやめない限り、再生は可能である、と言っているのかな?
何だか、それまでのモンターグの思考から、飛躍した感じがして、ついていけなかったです。
言うなれば、初めて立って辺りを見回した赤ん坊が、突然哲学を語り始めたみたいな。
それも、「思考」があれば可能なんだという主張なのかもしれないけど。




 『華氏451度』を書くとき、私は4、5世紀のちにやってくるかもしれない世界を
 書いていたつもりだった。だが、ほんの2、3週間前のある夜、私はビヴァリーヒルズで
 1組の夫婦連れが犬を散歩させているのとすれ違った。私は呆気にとられて彼等の姿を
 見まもった。細君の方は、片手に煙草の箱ほどの小型ラジオを、アンテナをぶるぶる
 ふるわせながら持っていた。ラジオからは細いコードが出ていて、彼女の右の耳の中の
 優雅なレシーバーにつながっていた。彼女は、夫も犬も完全に忘れて、安っぽい流行歌に
 うっとりと聞き惚れていた。カーブに来ると、いないも同然の夫に手を引かれて、
 夢遊病者よろしく、あぶなっかしく歩いている。これは小説ではない。われわれの生きて
 いるこの社会に、新しく生まれ出た現象なのだ。そこで私は、未来を描くためには、
 大変なスピードで書かなければならないと思った。


解説では、これを脅威と捉えたブラッドベリの鋭敏すぎる感受性を苦笑しているんですが、
私はブラッドベリの感覚の方がまともに思えました。
たとえばiPodで音楽を聴きながら歩く行為。
事故などの危険を避けたいので、外部の音が聞こえる程度のボリュームにしているけど、
外界を遮断したい時は音量を上げるのって普通にしていますから。
これがエスカレートすると、モンターグの妻に代表される孤独の世界に入ってしまう危険性が
あるわけですよ。
一般人である(と自分では思っている)私でさえそうだもん。
こういうことを意識しない人であればなおさらだろうと思います。

しかし、難解でありましたよ。
次こそはもう少し楽に読める本にしようっと。







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Last updated  2009.06.16 12:42:18
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