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2010.01.05
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カテゴリ: 読んだ本
1987年12月 新潮社より



奇妙な宗教が支配するようになったアメリカを描く「輪廻の車」など、
初期作品から晩年の作品まで、日本未紹介の短編を10編収録。
アメリカSF界の鬼才、P.K.ディックが作り出した悪夢的イメージを
集約した傑作オリジナル短編集。

(裏表紙紹介文より)

ディックの2冊目の短編集です。
これも読みやすくて面白かった♪

収録されている作品は以下の10作品。
 訪問者
 調整班
 スパイはだれだ
 超能力世界

 輪廻の車
 少数報告
 くずれてしまえ
 出口はどこかへの入口
 凍った旅

輪廻の車って、中国との戦争に敗れたアメリカの世界だったんですね。
↑を書くために裏表紙を読むまで気付きませんでした。(^^;
すると主人公は中国人っていうことなのかー。

好きだった話は「調整班」「少数報告」「くずれてしまえ」。

「調整班」は世界の管理者(神のような存在?でもやっていることが役所っぽい)が
人間の知らないうちに、時を止めて世界のあちこちに修正を加えている。

という話です。
知らない内に調整されているから、みんな気付かないし、気づけない。
そこで一人知ってしまった男の恐怖が描かれています。

「少数報告」は何が正しいのか最後までわからないスリリングな話でした。
3人の超能力者が未来を予告して、それによって犯罪者を事前に逮捕するため


「くずれてしまえ」はいろいろなものが崩壊しかけている世界。
人々は物を創り出すことができず、異星人が作り出すコピー商品を使って
生活している。
しかし、疲弊した数少ない異星人が老いて死んでいき、コピー商品を作れなくなる。
怒りと絶望の人々の中、自分達で物を作り出す人間が現れる、という話。
絵空事じゃないなあと感じました。
今だって、仕組みがわからないまま使っている物ってたくさんある。
壊れたら作り出せませんよ。
でも太古の昔から考えて創り出す、とうことを繰り返して文明が発達してきたことを
思えば、その世界が一度は崩壊しても、未来への希望がある話で好きでした。

『悪夢的』というなら、「スパイはだれだ」「出口はどこかへの入口」「凍った旅」かな。
どれも最後に救いがない感じです。
「スパイはだれだ」と「凍った旅」は狂気を描いていますが、
「出口はどこかへの入口」は普通の人がちょっとしてしまった1回の失敗が
もう取り返しがつかない結果となっているあたり、実際にありそうで
イヤな読後感が残りました。

読書をするなら短編より長編の方が好きなんですが、ディックの場合は
短編が魅力的ですね。
電車などでも短時間で読みやすくいのも楽でよかった。
楽しかったです。





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Last updated  2010.01.05 12:48:44
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