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2010.05.18
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カテゴリ: 読んだ本
訳 : 木原 悦子
1997年10月 (株)原書房より

新たな混沌の時代が訪れようとしている…アーサーの夢はついえたかに見えた。
権力への果てなき欲望をつのらせるランスロット、油断できないサンスム司教の動向、
グィネヴィアの密儀。キリスト教徒は暴動のなかで破壊のかぎりをつくす。
アーサーはドルイドのマーリーンとニムエの協力を得ながら反撃に転ずる。
しかし、そこには彼を失意のどん底に陥れる悲劇が隠されていた・・・。

(表紙裏 紹介文より)


スタートはキャメロットの円卓の誓いでした。
荘厳さがまったくなくて笑ったけど。
上巻の紹介文にあったトリスタンとイゾルデの話もありました。
そして一時の平和の時代と、その時代に勢力拡大をするキリスト教。
宗教って、政治と結びついて俗悪に堕ちた瞬間から信仰とはかけ離れた害悪になって
しまう、と常々思っていましたが、まさにそんな感じ。

本来ならば1人の王の下で国が安定すべき時ですが、ランスロットとサンスム司教の
陰謀にモードレッドも荷担し、大きな激動の時を迎えることになります。
アーサーにとっては人生最大の衝撃の瞬間。
おばかさんだけど純粋なアーサーが泣いていて、可哀想でした。


これ以降は後の自分のための粗筋となり、当然ですが全てネタバレとなります。
ご注意ください。



キャメロットの誓いはアーサーの発案で、正式名称は「ブリタニア友愛団」。
王や戦士達が全員入団し、「団員に対しては決して槍を向けない」と誓い合うことにより
平和を維持していこうというものです。
その時に皆が剣を置いたテーブルがたまたま丸かったので、「円卓の誓い」という形で
記憶された模様。
アーサー(とギャラハッド)は大真面目なんだけど、皆がムダだと思っている。
でも説得されて最終的には、犬猿の仲であるダーヴェルとランスロットも

まあ、結果的には全ては意味がなかったのは、この本の終盤ではっきりしますが。

そしてトリスタンとイゾルデの悲劇。
トリスタンはケルノウのマーク王の嫡子で、ラグ谷の戦いにも個人的に参戦してくれた
戦士であり、ダーヴェルともアーサーとも友人。
マーク王は女好きのようで、妻を3~4年に一度は取り替える人です。

遂げていること。
・・・・・・こわー。

まだ15歳の少女である新王妃に、なんとトリスタンが恋しちゃう。
それはもうアーサーがグィネビアにしたように、ダーヴェルがカイヌインにしたように
情熱に狂った恋です。
そしてトリスタンは、王の財宝の一部を持ち、イゾルデを連れてドゥムノニアへ逃避行。
当然、マーク王からは引き渡し要請が来ます。
国が国に対して出す正式な申し入れですから、アーサーは断ることができない。
2人が隠れ住む館へ行き、トリスタンを説得しようとするんですが、そうしている内に
マーク王がその館へ来てしまう。

マーク王はトリスタンもイゾルデも処罰(死刑)にするつもりです。
それがわかるので、トリスタンは「剣の法廷」に訴え出ます。
トリスタンがマーク王の守護闘士に勝てば、トリスタンの正義が認められますが、
実力的に勝てる見込みが全くない。
同行していたダーヴェルとキルフッフは、トリスタンの代理として戦うことを申し出ます。
トリスタンは大切な友人だから。
しかし、マーク王の部下の戦士達が武器を捨てた状態で盾の壁を作り2人を取り囲み、
戦士として、武器を持たない相手をむやみと殺せない2人が動きを封じられている間に、
トリスタンはチャンピオンと戦い、命を落としてしまうのです。
そしてイゾルデは生きたまま火刑に。

注:守護闘士…チャンピオンと呼ばれる国を代表する戦士で、王に仕える。王の戦士。

トリスタンはアーサーにとっても友人でした。
その友人を見捨てたことを許せず、ダーヴェルはアーサーと仲違いをしてしまいます。
その後、数ヶ月くらいかな?、ずっと口も聞かない状態。
というか、ダーヴェルがアーサーに会わない状態を作り上げて拒んでいました。

しかしモードレッドの即位式の後、ようやく2人は和解するのです。
モードレッドの即位というユーサーに立てた誓いが果たされ、アーサーは少しだけ
自由を得たと感じたのでしょう。
王国を守る義務は自分のものではなくて、モードレッドに移ったから。
「私はもうおまえの主君ではない。でも友人でいたい。あんなこと(トリスタンのこと)
 になってすまないと思っている」
と謝られて、思わず涙が浮かぶダーヴェル。
「おれもすまないと思っています」
「赦してくれるか。また友人として付き合ってくれるか」
「はい、殿」
というわけで。
よかった、ようやく仲直りできた。(^^)


そしてモードレッド王の世となって、大事件勃発です。
モードレッドから、母・ノルウェンナがギンドライスに殺された時に、
その侵入を手引きした門番を捕らえてこいと、アーサーとダーヴェルが命じられます。
でもそれはランスロットとサンスム司教が画策した罠で、門番が隠れ住むキリスト教徒の
村で2人を殺害する予定。
そして同時にモードレッドも殺害し、ランスロットはドゥムノニアの王になる作戦。

作戦通り、アーサー達がキリスト教徒の村へ行った3日後にランスロットが侵略。
ドゥムノニアの主要な城を押さえ、アーサーもダーヴェルも死んだと噂が流れます。
でも、烏合の衆であるキリスト教徒の村なんかあっさり制圧して、2人とも元気。
しかし帰り道で別行動を取っていたので、反撃が遅れます。

その間にダーヴェルの家が襲われ、ダーヴェルは妻子達を守ろうと戦いますが、
ランスロットに使える双子のドルイドによって娘の1人が殺されてしまう。
嘆き、復讐を誓うダーヴェル。
カイヌインの「私達みんな、ずっと幸せだったわね」という言葉には涙が出ました。

一族を連れて、アーサーに合流したダーヴェル。
ついでにモードレッドも合流。
ギャラハッドに助けられて、こいつも悪運強く生きていたんです。
そしてモードレッドの口から、ランスロットとサンスムの悪の計画を聞き、
それに荷担したことも白状させ、アーサーはついにモードレッドを統治から遠ざけ、
自分が国を治めることを決意します。

そして、ランスロットに捕らわれているグィネビアと息子・グゥイドレを
救出に行くんですが。

・・・・これ、前提からして違ってるわけですよ。
息子はともかく、グィネビアは捕らわれてないよね?
ランスロットに通じていて、ランスロットを王位に就けようとしているよね?

救出に行った城で、真実を知るアーサー。
彼の世界が崩壊する瞬間でした。
グィネビアを愛していたから、こうなった今でも愛しているから。
殺してしまうのかなと思ったんですが、殺すこともできず、ずっと監禁するみたい。

壊れたようなアーサーはランスロットの大軍に少数で挑み、しかし臆病なランスロットは
戦わずして逃げていきます。
国を取り戻したアーサー。
そして、アーサーは自分が王になるとダーヴェルに宣言。
無邪気でおばかさんだった純粋なアーサーが、変化した瞬間でした。
可哀想に。

ニムエがグィネビアについて弁護するような発言をしていて、意外でした。
別に嫌いってわけじゃなかったのね。
グィネビアは美貌と頭脳の両方を持ち、政治力は周囲の男の誰にも引けを取らなかった。
でもアーサーは美貌のみに惹かれて、頭脳には目を向けなかった。
グィネビアの望みは王となること、それが無理なら夫を王とすること。
それなのにアーサーは誰からもその力を認められていたのに王になる気がなく、
ダーヴェルとカイヌインのように2人で静かな暮らしをするのが夢だと語っていた。
グィネビアが、王になりたいランスロットに流れたのも当然だ、と言ったのです。

まあ、当たっているとは思う。
牛を世話したり田畑を耕したり、そんな穏やかな暮らしにグィネビアが満足するなんて
あり得ないってこと、アーサー以外の全員が理解していたわけですから。

全てが露見してアーサーの監視下に置かれた時、グィネビアには一言もなく
ランスロットは一人でさっさと逃げてしまいました。
わざわざ使者として出向いたダーヴェルが、グィネビアに伝言はないのか?と
確認したのに何もなし。
それを聞いて、グィネビアはショックを受けていました。
グィネビアは本気でランスロットに恋をしていた、と文中にあってそれも意外でした。
利用しているのかと思っていましたよ。
アーサーの才能は見抜いたのに、ランスロットの外見にはやられちゃったんだ。
グィネビアほどの女性が、見る目のなさにびっくりです。





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Last updated  2010.05.19 12:30:03
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