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2010.05.24
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カテゴリ: 読んだ本
訳 : 木原 悦子
1998年12月 (株)原書房より

キリスト教徒の謀反を抑えたアーサーは、ランスロットを失墜させ、ブリタニアを統一
しつつあった。しかし、愛するグィネヴィアに裏切られた心の傷は深かった。
そんなアーサーを心配するマーリンは、古代の神々をブリタニアに呼び戻すことこそ
大切であると考え、ニムエと共にドルイドの儀式をたくらむ。その儀式で繰り広げられて
いたのは世にも恐ろしい光景だった…。

(表紙裏 紹介文より)


大きくは、ブリタニアの神々を呼び戻すためにマーリンとニムエが行う儀式の話と
サクソン人の侵攻による大会戦・マニス・バゾンの戦いの前半までです。
途中で、ダーヴェルがアーサーの使者としてサクソン人の王・エレに会いに行くのも
重要な要素。
明るい未来がイメージできないダーヴェルにとっては、暗くてつらい時期なんですが、
その中でエレとの親交は数少ない幸せな話でした。


これ以降は後の自分のための粗筋となり、当然ですが全てネタバレとなります。
ご注意ください。




以前は陽気で人好きのする辛抱強い性格だったのに、しょっちゅう機嫌が悪く
怒りっぽい人に。
グィネビアはウィドリン島(マーリンの領地。雷で焼け落ちた塔があった所。
今はモーガンが住んでいる)に幽閉したまま。
ドゥムノニア国内を視察して回っていて家にいないのは以前から変わりませんが、
それでもプライベートを過ごす場所としてダーヴェルの家によく来るようになりました。
カイヌインの言葉に慰められているらしい。
アーサーは裏切られた傷が大きくてグィネビアを許せないけど、今でも恋い焦がれている。
哀れですけど、そこまで好きなんだったら、もういっそグィネビアを許してやって
側においたらいいのにと思います。
グィネビアももう裏切らないと思うし。


対外的な問題として、サクソン人の侵略が深刻になってきました。
ランスロットの謀反のせいで、ドゥムノニアの戦力は弱体化。
サクソン人のエレとサーディックはずっと敵対を続けていましたが、とうとう結束して
ドゥムノニアに攻め込むことを考え始めたからです。

「使者を送ってきたら、話し合いには応じず殺す」と通告してきたエレのところへ、

ダーヴェルは、なんとエレの息子だったんです。
前巻で判明したんですが、ダーヴェルの母・エルケはエレの愛人でした。
息子であってもエレは殺すと思うダーヴェルに、アーサーは強引に行けと命令する。
死を覚悟してエレの下へ向かうダーヴェル。
もー!アーサーってばすっかりグレちゃって、ダーヴェルを大事にしないのは許せん!

でもエレとダーヴェルの邂逅はよかったです。(^^)
エレは以前アーサーと会談した時に、通訳として一緒にいたダーヴェルに会っていて、
その時すでにダーヴェルが自分の息子だと悟っていたんですね。
今回アーサーの使者として来たダーヴェルですが、その時エレはサーディックと祝宴中。
使者だなんて言ったら殺されちゃうので、息子として父に会いに来たと言い張ります。
サーディックはダーヴェルを殺せと主張しますが、エレは許さない。
ダーヴェルはサーディックのチャンピオンであるリオファと戦うことになりますが、
これに勝ち、しかもリオファの命を奪わない。
その戦士らしいやり方に、サクソン人の戦士達の喝采を浴びて、エレの息子として
エレの隣に座って祝宴に参加。
なんかフレンドリーで、けっこう好きかもサクソン人。(笑)

その後エレは、父と子としてダーヴェルと語り合います。
ダーヴェルの母・エルケを特別な女性と思って愛していたと言い、エルケは太ったと
ダーヴェルから聞くと、「あいつだけは太ったりしないと思っていたんだがなあ」と。
可愛い会話でした。(^^)
そして瑪瑙の指輪をダーヴェルに渡します。
エルケに渡すために手に入れた指輪だそうで、カイヌインに渡すように言います。
戦になっても、その指輪をしている者とその家族の命は助けるから、と。
今回の話の中で、一番幸せな一時でしたよ。


無事に戻ったダーヴェルですが、春になったらサクソン人が攻めてくるという事態は
変わらない。
そんな中、マーリンとニムエは神々をブリタニアに呼び戻す儀式を行うことに。
マーリンはかつて奪われたクラズノ・アイジンの大釜を始めとするブリタニアの秘宝を
すべて取り戻しています。
雷で館が焼け落ちた時にやっぱり全部盗まれていて、全部グィネビアの神殿にありました。
経緯はわからないけど、モーガン→サンスム→ランスロット→グィネビアじゃないかな?

大がかりな儀式を、国中から集まった見物人が見守ります。
その中に、アーサーやダーヴェルなどの主立った戦士達もいる。
長い待ち時間の間の会話中に、こういった儀式には生け贄が付きものだ、
という話題が出ます。
大きな願いには最高の犠牲が必要だから、生け贄は王の息子が一般的だと司祭が言って、
そこでダーヴェルが気付く。
マーリンがビュディク王の子・ガウェインを連れていたことと、
モードレッドが女中に手を付けて生ませた子・マルドックの行方を確認していたことを。
その時、アーサーが言うのです。
「グウィドレ(アーサーの息子の名)はどこだ?」
血も凍る一瞬でしたよ。
さっきまで門番と遊んでいたはずのグウィドレの姿がないのです。

アーサー、ダーヴェル、ギャラハッドなど、そこにいた戦士達は全員マーリンの元へ。
彼等が着いた時、ガウェインは既に生け贄として捧げられた後。
アーサーは子供の命を捧げなければ守れないドゥムノニアなんかいらないと言って
マルドックとグウィドレを救い出します。
ニムエが儀式の邪魔をするのは許さないと怒り狂い、ダーヴェルに自分との誓いに従って
グウィドレを殺すよう命じます。
ニムエへの誓いとアーサーへの忠誠との板挟みになったダーヴェルに、選ぶ必要がないよう
ギャラハッドが剣を突きつけ、動けない状態を作ってくれます。
いいヤツ、ギャラハッド♪
いつでもダーヴェル☆ラブなんだよね。(^^)

結局、儀式は中途半端な状態で終了。
たぶん・・・・失敗なのかな?
「神々が現れるかどうかは、サクソン人が攻めてきた時にわかる」とマーリンは言ったけど
神の救いはないと絶望が国を覆います。
そして、アーサーは神々の降臨を邪魔した者として異教徒にも非難されるように。
最愛の息子を守っただけなのに。


サクソン人との戦いに備えてか、それとも自棄なのか、アーサーは再婚します。
相手は、黒楯のアイルランド人の王・エンガス・マク・アイレムの娘であるアルガンテ。
ちなみにイゾルデの妹です。
これでアイルランド人の兵力が加わることに。
でもアルガンテは愚かで、いじましく、我の強い娘らしい。
春が来て、いよいよサクソン人の侵攻が始まった時もお荷物になっていました。

アーサーはサクソン人の侵略ルートを予測して、対抗する作戦を立てていたんですが、
たぶんモードレッドが裏切ってその情報を流したため、裏をかかれてしまいます。
たぶんというのは決定的な証拠がないから。
ダーヴェルは、ドゥムノニアにいるアルガンテを保護してから、自分の妻子達を連れて
北へ向かいアーサーと合流、と予定を変更。
イッサをアルガンテの保護に向かわせ、その間に自分はグィネビアを保護。
アーサーから、サクソン人が攻めて来た時のグィネビアの処遇(生死を含めて)は任せる
と言われていたので。

支度が整い、急いで出発したいのにイッサが戻ってきません。
アルガンテが黄金を積んだ荷車を引いていくとワガママを言って聞かず、
そのせいで遅くなったのです。
怒り狂ったダーヴェルはアルガンテが乗った荷車につながれた牛の引き綱を剣で断ち切り、
アルガンテを怒鳴りつけて黄金をドブ川に捨てて(一応隠したつもり)出立。

アルガンテの恨みを思い切り買ったので、ダーヴェルは北のコリニウムに向かいますが、
途中の街でアルガンテは別方向へと避難。
国元からアルガンテの護衛として付けられたアイルランド人の黒楯勢の兵士が、
ダーヴェルに付いてきたのが笑えた。
どれだけ嫌われてるのよ、アルガンテ。(^^;

やっかい払いはできたものの、予定より大幅に遅れたダーヴェル一行。
途中でサクソン軍の部隊に会ってしまいます。
自分や部下達の妻子とグィネビアを連れた一行は、バゾン山(マニス・バゾン)の
古い要塞に立てこもり、そこにアルガンテが置いていったアーサーの旗印である熊の旗と、
自分の五芒星の旗とを立てます。

そうしたら、そこにアーサーがいると勘違いしたサクソン軍。
ものすごい数が集まっちゃいました!
いよいよ戦が始まって絶体絶命のピンチに、活躍したのはグィネビア。
彼女の機転で、火の付いた荷車を山の上からサクソン軍に転がし落として、
混乱したところにダーヴェル達が攻めかかり、最初の危機を脱するのです。

グィネビアを勝利の女神のように感じて、士気が上がるダーヴェル軍。
グィネビアに敵将から奪った剣を捧げたダーヴェルに、グィネビアは自分を信じて
策を取り入れてくれてありがとう、と言います。
ダーヴェルは考えて、イッサの妻に頼んで旗を作ってもらいます。
翌朝グィネビアが見たものは、熊の旗と五芒星の旗の間に一際高くひるがえる
月を戴いた牝鹿(グィネビアの印)の旗。
グィネビアの晴れやかな笑顔に、この戦がいい方向に向かうのかなと思えたところで
上巻は終わり。

グィネビアを幽閉場所から保護してから、グィネビアはダーヴェルに感謝して協力的だし、
アーサーは必ず勝つと信じて明るいムードを作ってくれるし、いい感じ。
下巻を読むのが待ちきれないほど楽しみです。





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Last updated  2010.05.25 12:29:34
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