【現代劇】マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~全40話 40
風起隴西-SPY of Three Kingdoms-全24話 24
【現代劇】イジワルな君に恋をした~Sweet First Love~全24話 24
燕雲台-The Legend of Empress-全48話 48
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose最終話「天の門が開くとき」陳楚楚(チンソソ)の命で陳芊芊(チンセンセン)たちを包囲した護城軍。しかし今や三公主が民に慕われ、むしろ城主の命に背いて民の暮らしを乱した二郡主こそ故裴(ハイ)司軍の遺志に背いていると気づいた。その時、芊芊が捕まったと知った裴恒(ハイコウ)が他の部隊を率いて乗り込んで来る。すると護城軍は楚楚が今後は人に従えと花符を自ら砕いたことを引き合いに出し、自分たちが従うべきは裴恒だと言い放った。「今後は裴公子に従う!」進退窮まった楚楚はあえて一歩前に出た。短剣を突きつけていた蘇子嬰(ソシエイ)は思わず手を降ろし、一瞬の隙を突いた楚楚に蹴り飛ばされてしまう。楚楚はついに剣を抜き、それをきっかけに楚楚の腹心たちと兵士が衝突、芊芊は混乱の中で韓爍(カンシャク)の姿を追った。「芊芊!危ない!」その時、楚楚が芊芊に向かって突撃し、芊芊はもはや手遅れと覚悟を決めて目を閉じる。しかし楚楚が突き刺したのは一目散に駆けつけた韓爍の胸だった。韓爍は激しく血を吐き、そのまま崩れ落ちるように倒れてしまう。「韓爍?!…ぁぁぁ…韓爍ーーーっ!」芊芊の絶叫が響き渡る中、楚楚は再び嬰嬰に拘束され、そこで争いは終息した。一方、監禁された城主たちは孫が生まれたらどちらの姓にするかでもめていた。そこで賽子(サイコロ)で勝負することにしたが、8回目になっても決着がつかない。すると芊芊が飛び込んで来た。決着は?!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ(´-ω-。` )<韓爍が大変なことに…大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)の手当てで韓爍は目を覚ました。急所は外れていたが、運悪く肺が傷ついてしまったため、長くはもたないと告知する。絶望した芊芊は韓爍の手を握りしめ泣き崩れた。居たたまれなくなった城主たちは夫婦2人だけにしようと静かに出て行く。「私の脚本のせいよ…私が悪いんだわ!」「そうではない…君のため、花垣(カエン)と玄虎(ゲンコ)のためなら死んでも悔いはないよ… これは君が書いた結末ではない…私、韓爍が決めたことだ」回り道しながら本当の愛にたどり着いた2人、すると韓爍はこれこそ最高の結末だと笑顔を見せた。「物語を終わらせよう、城主になる君の姿を見せてくれ…」「嫌よ…」「長い夢を見たと思えばいい、夢から覚めて脚本を開いたら私はそこにいる…永遠に君と一緒だ」芊芊が寝殿を出ると韓爍の両親が待っていた。2人は芊芊を責めるどころか、これも韓爍が選んだ道だと受け止めてくれる。すると芊芊は2人に韓爍を任せ、ひとり城楼へ向かった。芊芊は人々の行き交う姿を眺めていた。城楼にいる芊芊を見つけた裴恒はそっと寄り添い、手巾を出して芊芊の涙を拭こうとする。しかし思い直して芊芊の手に手巾を握らせた。「これは以前、君からもらったものだが返すよ…私も司学の職に戻った 君の言葉に従って私塾を開く、花垣城では今後、男も女子も平等に学べるようになるんだ 君の賢明さを皆が称えているよ」「私一人の手柄じゃない、大勢の希望の成果よ」「…で、楚楚をどうするつもりだ?」その夜、芊芊は差し入れを持って楚楚の牢を訪ねた。すると楚楚は確かに芊芊を刺そうとしたが、急所を外していたと釈明する。「それがまさか韓爍が身を挺して守るなんて…さぞ嬉しいでしょうね? 母の愛を独り占めにし、姉とは仲良し、韓爍に愛され、民には慕われているんだもの」しかし陳小千(チェンシァオチエン)は楚楚がこうなった責任の一端は自分にあると分かっていた。当初の筋書き通り三公主が死んでいれば韓爍は二郡主の夫となり、楚楚は城主の寵愛を独り占めし、未来の城主として皆に慕われていただろう。「でも私は死ななかった…私に罪はないわ 生き延びた私があなたの邪魔をして全てを奪ったと思っているのね? でも考えてみて…蘇子嬰がなぜ寝返ったのか、民はなぜ無能な三公主を支持するのか?」小千は結局のところ楚楚には城主の才徳がなかったと指摘した。それを証明する方法があるという。初代の花垣城主が建城の儀式を行った際、城主が花路(カロ)を歩くと太陽と月が輝き、天の門が開いたという逸話があった。それ以来、明主の継承式には瑞祥が現れると言い伝えられている。芊芊は楚楚の目を覚まさせるため、継承式で楚楚が明主かどうか試そうと言った。すると偶然、牢を訪ねた城主が芊芊の提案を聞いて賛成する。「ならば娘3人を全員、歩かせましょう… 花路を歩いて瑞祥が現れた者に城主の座を譲る…これで公平でしょう?」韓爍は継承式が行われると知り、無理を押して立ちあがろうとしていた。そこへ芊芊が現れ、慌てて止める。「君も継承式に出るんだろう?」「そばで見ているだけよ」「君の世界に帰れるんだぞ?」「そう簡単に現れるはずないわ、だって特撮は費用がかさむから( ̄▽ ̄;)」「君が歩けば開くかもしれない」「あなたはこの夢を終わらせようとしているの?…言ったでしょう?私はどこへも行かない」すると韓爍は芊芊が礼服に身を包み、継承式に出る姿を見て心に留めたいと訴えた。芊芊は韓爍の最期の願いを叶えようと同意したが、花路は歩かないという。議事庁前の広場で花垣城主継承式が始まった。詳しい事情を知らない大臣たちは困惑しながら参列し、動向を見守っている。するとまず最初に楚楚が花路を歩いた。祭壇に到着し、香を捧げる楚楚、その時、突然、暗雲が立ち込め、激しい突風が巻き起こる。それはまるで天が楚楚の城主を拒んでいるように見えた。次に大郡主・沅沅(ゲンゲン)が蘇沐(ソボク)に付き添われ、自分の足で花路を歩いた。無事に祭壇までたどり着き香を捧げたが、やはり瑞祥は現れない。しかし沅沅は花路を歩き切れた充実感で一杯だった。城主は大郡主が初めて見せる幸せそうな姿に胸がいっぱいになり、満面の笑みを浮かべる。そして最後に三公主が残った。「私はやめておくわ…だって…もし天の門が開いたら…」城主は芊芊にこの座を継承したくないのか聞いた。しかし芊芊は城主になることと瑞祥が現れるかどうかは関係ないという。「瑞祥で明主だと証明する必要なんてない、民を思う善良で寛大な心があれば民から敬愛されるはず」その時、祭壇の前に韓爍が現れた。「来るんだ…芊芊」芊芊は首を横に振ったが、韓爍は無理をしたせいで喀血し倒れてしまう。驚いた芊芊は思わず花路を走り出し、韓爍のもとへ駆け寄った。すると突然、瑞雲が現れ天の門が開く。伝説の瑞祥に思わずひれ伏す大臣たち、一方で楚楚は呆然と立ちすくんでいた。「不可能…つまり芊芊が正しくて私が間違っていたの?」小千は韓爍との別れを恐れ、泣き崩れた。しかし韓爍は死を目前にして小千を元の世界に帰せると安堵する。「これも悪くない…死別の涙は避けられた…」「いいえ、白芨(ハクキュウ)!屋敷に戻るわよ!」小千は韓爍を立ち上がらせようとしたが、急に意識が遠のいて動けなくなった。「芊芊?…芊芊…」すると急に白い光に包まれ、小千の目の前から韓爍の姿が消えてしまう。小千は自分の部屋で目を覚ました。慌てて起き上がると、そばに書き上げた脚本がある。…陳楚楚は苦難の末、城主の位に就いた…太陽と月が同時に輝く瑞祥が現れ、神秘の輝きが放たれる…大結局小千は何もかも夢だったと気づき、韓爍が現実に存在していないと分かって虚しさに襲われた。するとちょうど韓(ハン)先生のドラマ制作発表会の配信を目にする。韓爍に瓜二つの韓先生を見た小千は涙があふれ出し、張(ジャン)社長に時間が欲しいと連絡した。「私の脚本は間違っていたと気づいたんです、韓先生に指摘されたことは事実でした でも今は愛を理解できました…」しかし張社長の話では撮影が3ヶ月も遅れるため、時間には余裕があるという。実は韓先生は一昨日の夜、事故に遭って入院していた。「肺が傷ついているが、3ヶ月休めば撮影に入れるそうだ」小千は社長から韓先生の入院先を聞き出し、見舞いに行った。韓先生の話では急な事故に遭い、白い強烈な光を見た以外は記憶がないという。「現代医学はすごいな、古代だったら死んでいたよ…」そこで小千は七夕に城中で花火を上げたことや、韓爍の心臓病を治すため龍骨を盗んだことを覚えていないか聞いた。しかし韓先生は全く身に覚えがない。「韓爍じゃないのね…」「韓爍?あ〜楚楚?、陳芊芊?…蜜柑君、入院中の私に脚本を読めと言いたいのか?」「…お邪魔しました、帰ります」小千は落胆して病室を出たが、その時、ふいに立ち止まった。「みかん君?!…脚本には出てこないはずよ」小千は病室に飛び込んだ。するとちょうどバナナ(甘蕉)をむいていた韓先生が驚いて飛び上がる。「そばに寄るな!妙なものにぶつかられたあと、長い夢を見ていた 林檎だの甘蕉だの蜜柑だのと…身に覚えのない記憶は君のせいなのか?…って分かのるかい?」「…ふっ、本当に虎なんだから」「私が虎だと?」「虎よ!」「…みかん?」小千はやはり韓先生が韓爍だと確信し、抱きついた。こうして現代に戻り韓爍と再会を果たした小千は無事、脚本を書き上げた。…陳楚楚は城主となり、韓爍と陳芊芊は結ばれた…大結局終(  ̄꒳ ̄)うむ…広げた風呂敷を何とかまとめましたね〜つくづく楚楚の設定が不憫だな〜最後には城主の才徳なしとか言われちゃうし( ̄▽ ̄;)でもさすがルースーです
2022.02.01
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第23話「再び花垣城へ」ついに出生の秘密を知ってしまった二郡主・陳楚楚(チンソソ)。「私は生まれた時から城主になれない運命だった…」裴恒(ハイコウ)は楚楚が宗祠堂で母の位牌の前に座っていると聞き、急いで駆けつけた。「全て知ったんだな…」「みんな知っていたのに…私に黙っていたのね…」一方、陳芊芊(チンセンセン)は男が主の玄虎城でも次第に影響力を広げていた。中でも城主夫人は破天荒な芊芊にかつての自分の姿を重ね、気遣ってくれる。実は夫人は今でこそ落ち着いているが、若い頃は男装し、病に倒れた父に代わって戦場へ行っていた。(  ̄꒳ ̄)<まさか…あの~母親(ムーチン)の姓は?「花(カ)よ」(; ̄▽ ̄)<フゥァ…(やっぱりね)それってなんてムーラン?とは言え夫人は愛する家族ため司軍を退いたことを後悔していなかった。そもそも家庭と職務を両立させるのは無理だという。芊芊は玄虎城でも可能だと訴えたが、夫人は花垣城の男も玄虎城の女と同様に抑圧されているはずだと言った。夫人の鋭い指摘にハッとする陳小千(チェンシァオチエン)、女尊男卑の花垣城を設定して溜飲を下げたつもりだったが、花垣城の男からすればこれも不公平だ。…確かに私の脚本には問題がありそう… ←良かった気がついてwしかし芊芊はいずれにせよ夫婦どちらかが1人で責任を負うのは変だと訴える。夫人は思いがけず芊芊から正論を突きつけられ、自然と顔をほころばせた。男として初めて軍を掌握した裴恒だったが、突然、楚楚が軍営に現れた。すると楚楚は配下の前で自ら故裴司軍の娘だと明かし、証拠の文を示す。「私が若城主の座に就くとでも思った?陳芊芊のお下がりなんてご免よ 裴司軍は私、哥哥が私を妹妹だと認めたくないなら自分で証明するまで…」「…護城軍を手に入れるため出自さえ明かすとは!お前と地位を争う者はもういないだろう?」結局、配下は正当な継承者である楚楚の命に従った。そこで楚楚は兄から花符を取り上げ、今後は人に従えと命じ、戒めに花符を握りつぶしてしまう。兵権を取り戻した楚楚の暴走が始まった。手始めに陳芊芊が生きていると暴露し、玄虎城との取り引きを反故にしてしまう。「烏石は陳芊芊と引き換えだと文を出すのよ」また城主府の警護も護城軍に入れ替えさせた。城主はこうなることを恐れて出生の秘密を隠してきたが、もはや楚楚には母娘の情など少しも残っていないと嘆く。「どうやら私が間違っていたようね…ただ楽しい日々を送らせたいだけだったのに…」すると楚楚は報復として芊芊を花垣城へ呼び戻し、敗北を思い知らせてやると言った。韓爍は花垣城からの文に憤慨、すぐ軍の重鎮を呼んだ。しかし城主はあっさり芊芊を見限ると決める。芊芊は両城が紛争を解決しないまま陳楚楚が城主になれば早晩、烏石の取り引きは断たれると警告したが、城主は聞く耳を持たなかった。すると黙って聞いていた夫人が立ち上がる。「玄虎城にも戦える女はいます…李将軍、父が臨終の際に玄符を託したわね?」李将軍は黙って玄符を差し出し、亡き花司軍も喜ぶはずだと目を潤ませた。実は護城軍は戦場で誰より気迫に満ちていた夫人の退官を残念がっていたという。驚いた城主は離縁すると脅したが、逆に夫人から離縁状を突きつけられ泣くに泣けなくなった。夫人への腹いせに城主は女子へ厳しい規則を課した。一方、花垣城でも楚楚が芊芊の開かれた方針を嫌い、男子の自由を厳しく制限する。呆れた裴恒は時代遅れだと詰め寄ったが、楚楚は自分の意向こそが民意になると豪語した。芊芊は一緒に連れてきた蘇子嬰(ソシエイ)を解放することにした。将軍になるという夢を叶えるなら花垣城では無理、ここで武術を生かせばいいという。しかし楚楚が定めた告示を見ても、嬰嬰は恩人である二郡主の考えではないと信用しなかった。どうやら嬰嬰の信頼を回復するしかない。「じゃあ一緒に花垣城に戻りましょう、誰にでも若気の至りはある、そうでしょう? 昔のことは謝るわ、あなたを傷つけた借りを返す」夫人の暴挙はあっという間に広まり、玄虎城の女子たちも後に続き始めた。城主はこれも陳芊芊のせいだと嘆いたが、韓爍は母との馴れ初めを思い出して欲しいと頼む。かつて城主は軍営で花司軍と手合わせし負けていた。雪辱を果たそうと意気込んでいた城主だったが、城に戻ると司軍が女子だと知る。美しい上に武芸の達人、馬球もこなす、これまで出会ったこともない女子に城主は瞬く間に惹かれた。すると韓爍は芊芊も母と全く同じだという。城主は夫人が召集をかけたと聞いて様子を見に来た。すると殿内では司軍に復帰した夫人が韓爍や芊芊と一緒に決起集会を開いている。その中には芊芊が副将に指名した嬰嬰の姿もあった。てっきり女子たちを集めて離縁を主張する会だと誤解していた城主、実は夫人たちが武力で花垣城の鉱山を奪うつもりだと知る。両城が衝突すればこれが永訣(エイケツ)となるやも、結局、城主は愛する妻を追いかけることにした。玄虎軍はあと数日で花垣城という所まで迫っていた。まさか芊芊を渡せと要求された玄虎城が攻撃に出るとは予想外、楚楚は芊芊が敵さえ味方にしたと動揺する。すると今度は大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)が芊芊の軍営に逃げたと報告が来た。実は日晟(ニッセイ)府には城外に通じる秘密の通路があった。沅沅は蘇沐(ソボク)と梓年(シネン)を連れて芊芊と合流、しかし母と裴恒は楚楚に軟禁されているという。しかし採掘した烏石は屋敷に運び込んでおいた。韓爍はやはり城を攻めるしかないと決断したが、芊芊は民を傷つけたくないという。すると嬰嬰が自分に秘策があると言った。「私が三公主を捕らえたと偽り、城に入るのです」韓爍は嬰嬰を信じられなかったが、芊芊は民を救うためにはこの方法しかないと納得する。「民のためなら命を懸けてもいいと?」「良くないわ…でも仕方がない」嬰嬰は芊芊の答えに敬服し、今後は三公主に従うと誓った。嬰嬰は拘束した芊芊を連れて城門に到着した。すると韓爍たちが2人を追って来たと装い攻撃、頃合いを見て引き返して行く。こうして芊芊と嬰嬰は城内へ、一方、韓爍は父と母、白芨(ハクキュウ)と4人で秘密の通路から日晟府に忍び込んだ。「別行動よ」「はお」そして城主と夫人は芊芊の母を探しに、韓爍と白芨は芊芊たちの援護に向かった。嬰嬰が芊芊を連れて議事庁にやって来た。「寝返ったと見せかけて陳芊芊を捕らえました!」楚楚は嬰嬰の忠誠心を喜んだが、その時、突然、嬰嬰が隠し持っていた短剣を取り出し、楚楚の首に突きつける。しかし瞬時に梓竹(シチク)が嬰嬰の首に短剣を突きつけた。すると花垣兵になりすましていた韓爍と白芨、衛兵が次々に敵に剣を突きつけ、気がつけば芊芊以外は誰も身動きが取れなくなってしまう。一方、夫人たちは城主の寝殿に到着していた。しかし足手まといの夫がうかつにも殿内をのぞいて夫人まで敵兵に見つかり、城主の部屋に監禁されてしまう。( ・ノェ・)コショッ<我々は城主を探しに来た…見つけたではないか( ๑≧ꇴ≦)<見つけたですって?一緒に捕まったのよ!こうして思いがけず嫁と婿の親が顔を合わせることになった。楚楚は嬰嬰の裏切りに憤慨した。しかし嬰嬰はこれまで二郡主が善良で三公主が極悪だと思い込んでいたが、間違いだったという。「ふん、これで引き下がるとでも?」その時、議事庁に護城軍がなだれ込んだ。形勢はあっさり逆転したが、たとえ司軍の命令でも兵士たちは城主の娘である芊芊に手を出すことができない。「何をしているの?!陳芊芊を殺しなさい!」護城軍に動揺が広がった。三公主が傍若無人だったのは昔のこと、今では民にも慕われている。すると芊芊は城主の命に反して民の暮らしを乱しているのは楚楚だと糾弾した。「故裴司軍の意志に背いているっ!」芊芊の言葉で目が覚めた護城軍は一斉に剣先を楚楚に向けた。つづく( ̄▽ ̄;)花符って柔らか~ってそれ何て柔軟剤?wそしてネガティブ過ぎるゆえに脱出通路まで作っていた沅沅、お手柄♪
2022.01.31
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第22話「夫の御し方 教えます」陳楚楚(チンソソ)は芊芊(センセン)の暗殺に失敗、林七(リンシツ)が生きていると知った。命からがら戻って来た刺客の話では芊芊たちが蘇子嬰(ソシエイ)を捕え、玄虎城に向かったという。「すぐ追うのよ!」その時、裴恒(ハイコウ)が現れた。城主はすでに花垣城の民に芊芊の死を布告し後継者は楚楚と決まったようなもの、裴恒は楚楚がなぜまだ芊芊を狙うのか分からない。しかし芊芊が生きている限り楚楚は安心できず、護城軍も裴恒から取り戻すと挑発した。夫と合流した林七と別れ、芊芊たちは客桟で一休みすることになった。一足先に独りで2階へ上がった芊芊、すると驚いたことに花垣城の戯作者御三家がいる。「先生たち!どうしてここに?!もう会えないと思っていたわ!」「少君にどうしても同行するようにと…」実は韓爍(カンシャク)は芊芊が寂しくないよう3人を呼んでいた。「おめでとうございます、数々の危機を知恵で乗り越え、結末まで生き残りましたね」「先生たちの知恵のおかげで幸せをつかめたのよ~」陳小千(チェンシァオチエン)は相談に乗ってくれた3人に感謝したが、戯作者たちの物語の感想を聞いているうちにはたと気づいた。「ちょっと待った!…全部、分かっていたの?林檎、蜜柑、甘蕉の正体を?」その時、ちょうど韓爍が階段を上がっていた。韓爍は偶然、小千と戯作者たちの話を耳にした。先生たちが言うにはなぜか小千は人々の事情を把握、誰も知らない秘密を知り、いつも先々のことまで予見していたという。「それって…皆は物語の中にいて、私だけ外にいるみたいってこと?」ウンウンウン…ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<まさか神仙の化身ですか?!「何とでも呼んでw…確かに林檎は楚楚で蜜柑は私、もちろん甘蕉が韓爍よ 物語は私が書いたの、先生たちも自分の戯作に入れば私と同じ立場になる」「つまり…若城主が我らを創り出したのですね?」3人は思わず立ち上がり、創造主である芊芊に敬意を表したが、その時、給仕が階段で止まっている韓爍に声をかけた。小千が驚いて振り返ると、韓爍は怒って出て行ってしまう。小千は韓爍を追いかけ、竹林でようやく引き止めた。小千がまだ隠し事をしていたと深く傷つく韓爍、すると小千は話したくても復讐に駆られた韓爍が耳を貸さなかったと訴える。「私を流刑に処したな?」「私が書いた通り母親(ムーチン)や林七、陸鵬(リクホウ)が病や死に見舞われたからよ あなただけは助けたかった、でも母親は回復し、林七も無事だと分かって安心できた 説明したくてもあなたは怒ってばかりで話を聞いてくれなかったでしょう?」「私を楚楚に譲ろうと?」「自分の想いに気づいてやめたわ」しかし韓爍は納得できず、次々と追及する。面倒臭くなった小千は呆れて帰ることにしたが、急に韓爍が腕をつかんで引き寄せた。「…何よ?怒っているんでしょう?」「ただ…すごく驚いただけだ、でも何度も騙された理由は分かった」韓爍は小千の自分への愛が本物だと確信できただけで十分だと笑った。その夜、2人は竹林で暖をとりながら語り合った。小千の職業は″脚本家″と呼ばれ、戯作者と同じような仕事だという。この世界は小さな草木1本まで小千が創ったもの、どうりで登場人物に詳しいわけだ。「…つまり私は物語の人物に過ぎないのか」「そんなことないわ 架空の人物しかいないと見くびっていたけど、私が書いていない喜怒哀楽を誰もが持っていたもの」するとこの話を裴恒が知らないと分かり、韓爍は勝ち誇ったように2人だけの秘密だと喜んだ。「で結末はどうなる?」「元の脚本では楚楚が城主になって、太陽と月が輝き、天の門が開くの でもそこまで書いたらこの世界へ来ちゃって…だから多分、天の門が開いたら帰れるはず」韓爍はいつか小千がいなくなると知り、急に強がってみせた。「君がいなくなったら玄虎城で300人の妻妾を迎えて毎日、相手を替えるさ」「じゃあ…残りの65日は私にくれる?」小千は愛する韓爍のため、この世界に留まると決めた。韓爍は芊芊を連れて玄武城へ帰った。しかし男が主の玄武城では立場が逆転、芊芊は城主夫人との宴席で招待客たちから散々、嫌味を言われてしまう。あの林七さえ借りて来た猫のようだ。面白くない芊芊は居所へ戻るとすぐ荷物をまとめて花垣城に帰ると騒ぎ出した。すると侍女が現れ、里帰りするなら″女徳″を100回、書写する掟だと伝える。「もういやぁぁぁぁ!」「どうした?」そこへちょうど韓爍がやって来た。梓鋭(シエイ)は玄虎城の者が若城主をいじめたと訴え、今は写生を強要されたと嘆く。そこで韓爍は早速、筆を持ち、自分が代わりに書いてやるとふざけて和ませた。侍女たちは寝支度のためお湯を運んできた。玄虎城では当然、夫人が夫の足を洗うが、韓爍は侍女たちを下げて自ら芊芊の足を洗い始める。「ねえ、もういいわ、侍女たちは下がったから」「…辛かっただろう?」韓爍は黙って芊芊の足に湯をかけると、芊芊は韓爍の気遣いに胸が熱くなり涙してしまう。「あなたは花垣城で何も成し遂げられず、私というお荷物までいる…城主に怒られたでしょう?」確かに城主は何の手柄もなく戻ってきた息子に辛辣だったが、韓爍は何も言わない。芊芊はそんな韓爍を安心させるため笑顔を見せた。「たかが玄虎城、たかが親虎よ、この小千には棘があるんだから」「そうだ、君は最強だな、ふふ」一方、城主は夫人に足を洗ってもらっていた。しかし息子が花垣城の女の足を洗っていると報告を受け激怒、思わず地団駄踏んでたらいの湯をぶちまけてしまう。夫人は驚いて飛び上がり、夫を睨みつけた。そこで熱い湯をたらいに入れ直し、夫の足を強引に浸ける。( ・`ω・´)<あら熱かったかしら?( ̄▽ ̄;)<いっいいえ…翌朝、大臣の夫人たちが芊芊を訪ねた。また嫌がらせかと思ったが、驚いたことに″夫の御し方″を教えて欲しいという。実は昨夜、芊芊が韓爍に足を洗わせていたと噂の的になっていた。侍女たちも芊芊を羨ましがり、良き夫の捕まえ方を指南して欲しいという。芊芊は夫を御すことは己を御すことでもあると教えた。夫婦双方が自分自身を把握し、互いに尊重すべきだという。(  ̄꒳ ̄)<まさか私が恋愛のエキスパートになるとはねえ〜韓(ハン)先生に見せてやりたいわそんな芊芊たちの様子を城主夫人がそっと見ていた。芊芊は韓爍と一緒に祝宴に招かれた。甲斐甲斐しく芊芊の世話を焼く韓爍、苦々しく見ていた大臣たちは最近、妻たちの様子がおかしいと愚痴をこぼし始める。「誰に惑わされたのやら…」そこで城主は芊芊に大臣たちの問題をどう解決できるか聞いた。芊芊は家事や子育てから両親の世話まで引き受ける夫人たちに感謝も伝えない大臣たちに呆れ、これではただの使用人だと指摘する。しかし大臣たちは女に出来ることなど他にはないと笑った。「政務もできます」城主は大口を叩いた芊芊に少子化を解決できるか聞いた。すると芊芊は花垣城と玄虎城の通婚を提案する。通婚により文化摩擦による溝も埋まり、資源を交換できれば民の暮らしが安定して繁栄するだろう。玄虎城の女たちはむしろ横暴な玄虎城の男より、優しい花垣城の男を好むはずだ。芊芊の持論にぐうの音も出ない大臣たち、その時、城主がそこまでだと止める。韓爍は思わず芊芊の言い分にも一理あると助け舟を出したが、城主は机を叩いて激怒した。「(バン!)まだ言うか?!烏石の代わりに持ち帰ったのは女だけ…で、燃やせるのか?!」( ̄▽ ̄;)<私は燃やせません…ハイ…一方、花垣城では楚楚が次第に孤立していた。城主は自分で選んだ将兵に警護させ、護城軍も今やすっかり裴恒を信頼している。そんなある日、楚楚はようやく城主との謁見が叶った。楚楚は母の歓心を買おうと愛想よく挨拶したが、そこへ芊芊を襲わせた刺客が連行される。「全部、白状させたわ」城主は妹を殺そうとした楚楚を激しく非難、姉に譲位させるため偽りの死で母と決別した芊芊を思うとやるせない思いだった。しかし楚楚は反省するどころか、いっそう芊芊への嫉妬を拗らせてしまう。「また芊芊…芊芊は常に正しく忠義を尽くし、私は悪行のかぎりを尽くしていると言うの?!」城主は深く失望した。実の娘のように育てて来た楚楚がまさか本当の娘の命を狙うことになろうとは…。城主はついに決断、楚楚が亡き裴司軍の娘だと伝えた。城主は裴司軍が娘に残した文と玉佩、おくるみを渡した。文には確かに余命いくばくもない裴司軍が姉妹のような関係だった城主に娘を託すと書いてある。こうして城主は当時まだ幼かった楚楚を我が子として迎え、かん口礼を敷いたのだった。「でも私が育てたのはあなたの野心だったのね…」楚楚に城主を継がせると決意した城主だったが、今の楚楚にはその徳はないという。つづく( ̄▽ ̄;)え__あっさり物語の人物ですって納得するのか?!
2022.01.26
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第21話「情に殉じて」二郡主・陳楚楚(チンソソ)は韓爍(カンシャク)の思惑も知らず、ついに母に令書を突きつけた。「母上、退位の令書は用意しておいたわ、城主印を渡して 今から議事庁で宣言してもらいます、私に譲位し、芊芊(センセン)を庶民に落とすと…」すると城主は楚楚が生まれたのも花垣(カエン)城と玄虎(ゲンコ)城の戦の最中だったと思い出し、花垣城を守るため殉職した裴将軍を懐かしんだ。「あなたを裴司軍のように育てたいと願い、あなたも期待に応えてくれたわね もしあなたが城主としてこの花垣城を受け継ぐなら安心して任せられると思っていたけど…」しかし心血を注いで育ててきた年月は無駄になった。そこへ楚楚の配下が人質の桑奇(ソウキ)を連れて来る。「私を脅すつもりなの?」「母上、一度だけ私の願いを叶えて」城主に印を押せと迫る楚楚、その時、蘇子嬰(ソシエイ)が血相を変えて飛び込んできた。「少君が裏切り、我々は包囲されました!」「何ですって?!」城主はやはりあの″虎″を手名付けられるのは芊芊だけだと言った。韓爍は計画通り玄虎軍を率いて城主府に乗り込んだ。そこへ怒り心頭の楚楚と嬰嬰が現れる。楚楚はこれも芊芊のためだと気づいて逆上、いきなり剣を抜いて襲いかかった。すると韓爍は容赦無く反撃し、楚楚と嬰嬰はついに追い詰められてしまう。「そこまでよ!」その時、芊芊が護城軍を従えた裴恒と一緒に駆けつけ、韓爍たちを包囲した。韓爍は結局、芊芊が自分より母親や花垣城を選んだと失望した。しかし芊芊はどちらも大切だと訴える。すでに城門は威猛山の孟過(モウカ)たちが奪還、白芨(ハクキュウ)はすぐ逃げないと手遅れになると囁いた。韓爍は手ぶらで帰ることはできないと拒否したが、その隙を突いて楚楚が突然、芊芊に斬りかかる。瞬時に反応した韓爍は楚楚の剣を阻止し、芊芊を連れて逃げ出そうとした。その時、城主が現れ、護城軍に韓爍と陳楚楚を捕らえるよう命じる。「楚楚…あなたとの母娘の縁は今日、尽きたわ」こうして韓爍と楚楚は収監された。裴恒は韓爍が首謀者で楚楚はあくまで脅されていただけだとかばった。「私が弁明せずとも城主は楚楚を死罪にはなさいませんよね?」実は裴恒は楚楚が妹だと知っていた。母が戦死した頃にはすでに物心がついており、城主が幼い楚楚を哀れに思って自ら育ててくれたと気づいていたという。「韓爍を死罪にすれば世間は納得します 楚楚は人質になった屈辱に耐えつつ、最後に反撃して敵を討った功臣です」その夜、芊芊は密かに韓爍の牢を訪ねた。韓爍は孟過の存在を忘れていたと苦笑い、今になって思えば白芨の進言通り孟過を配下にすべきだったという。「私が助ける、死なせないわ」「そんな言葉を信じると?」「韓爍…私の気持ちがまだ分からないの?」すると芊芊は急に韓爍の衣の紐を解いて押し倒した。「一線を越えるの…」( ๑≧ꇴ≦)いやだから丸見えだっつーの!翌朝、処刑場に韓爍が連行された。芊芊は母のもとへ駆け寄り、韓爍を見逃して欲しいと懇願する。「どうしても殺すなら私も一緒に死ぬ…今はもう正真正銘の夫婦なの」芊芊が袖をまくりあげると、確かに守宮砂(シュキュウサ)が消えていた。「彼を本当に愛している、若城主の地位は楚楚に譲ります、この通り、お願いよ」芊芊はひざまずいて韓爍の他には何もいらないと訴えたが、城主は自分を顧みない娘に腹を立て、ついに処刑の札を投げてしまう。「殺せ!」驚いた芊芊は一目散に処刑台に駆けつけ、韓爍に抱きついた。「韓爍…私の命でこの災禍が収まることを願うわ」すると芊芊は隠し持っていた短刀で自分の胸を突き刺してしまう。韓爍はひとり芊芊の亡骸に付き添っていた。そこへ裴恒が現れ、自分が間違っていたと涙する。まさか韓爍を赦免させるために命まで捨てるとは思わず、自分が城主に韓爍を殺すよう進言したというのだ。「私が芊芊を追い詰めた…」韓爍は仕返しとばかりに裴恒を激しく責め立て、今日限りで芊芊を忘れるよう迫る。しかし裴恒は自責の念に駆られ、芊芊を追って死ぬと言い出した。「ちょっと待った!」その声は棺の中で寝たふりをしていた芊芊だった。芊芊が自分の胸に刺した短剣は小道具だった。押すと剣先が引っ込む仕掛けで、死を装ったという。「誰にも明かさぬ約束だろう?裴恒には黙っていられないのか?」「あなたが追い詰めるからよ」すると韓爍はばつが悪そうに裴恒を死なせるつもりなど毛頭なかったと言った。「悲しませてごめんなさい、でもこれしか方法がなかったの」裴恒はこれも韓爍を救って楚楚の警戒心を解くための計画だと気づき、芊芊が花垣城を離れるつもりだと分かった。そこで芊芊は最後に裴恒と2人だけで話したいという。小千は婚礼の夜に芊芊が死んだと思うよう頼んだ。当時、裴恒は芊芊を嫌っていたはず、嫌いな女子と一緒にならずに済んだと思えば気も楽だろう。「でも…生きている、今までの人生で一番、幸せだったことは、婚礼後の君を好きになったことだ あの時から私の人生は意味を持ち始めた、君が教えてくれたんだ 理想を持ってもいい、女子のように自由に生きてもいいと… だがあとで気が付いた、私が求めるもの、私の理想は君だって」「でも私は韓爍と出会って愛とは何かを知ったの 裴恒、あなたにも良い人が現れる、だから私を忘れて…」月璃府には若城主の死を悼む民たちが集まっていた。すると楚楚が弔問に現れ、ちょうど帰るところだった裴恒と出くわす。しかし芊芊が死んだというのに裴恒は泣いていなかった。楚楚は城主と大郡主を待って一緒に弔問した。そこで蘇蘇は最後に芊芊の顔を見て別れを告げようという。韓爍はかえって悲しみが増すと諌め、沅沅(ゲンゲン)も芊芊はもう帰らないと訴えた。「もういいの、静かに眠らせてやりましょう…ウッ…」悲しみに暮れる城主、しかし楚楚は何とか芊芊の死を確認しようと強引に蓋を開けようとする。韓爍は開けさせまいと阻止し、2人は押し問答となった。「やめなさい!」城主は娘の亡骸の前で争う2人を叱責、楚楚は仕方なく手を離した。安堵した韓爍はわずかに開いた蓋を慌てて閉めたが、勢いあまって蓋が完全に閉じてしまう。( ;∀;).oO(え?隙間がない…くっ…くるひいぃぃぃ…その時、城主が無念の思いをぶつけながら棺を叩いたおかげで蓋がずれ、芊芊は難を逃れた。「芊芊…芊芊…(ドンドン!)」( ;∀;).oO(スーハー…良かった~すると城主は芊芊の葬儀を独りで執り行いたいと伝え、娘たちを下げた。「韓爍…芊芊はあなたのためにここまでしたわ、誠意に応えてちょうだい」( ̄▽ ̄;)あ…城主が帰ると韓爍は急いで棺の蓋を開けた。「城主はもう計画に気づいているよ…」( ゚д゚)え?ポカーン一方、城主府に戻った城主は何ともお粗末な狂言だと呆れていた。しかしこれで継承者は楚楚1人、芊芊は韓爍を助けながら世継ぎ争いも終わらせたかったのだろう。城主は芊芊の意志を尊重したが、芊芊の死を受け入れることは母娘の情を断ち切ることでもあった。主の苦渋の決断に胸を痛める桑奇、これで三公主が花垣城に戻るのは難しくなってしまう。すると城主は吹っ切るように葬列が無事に城を出られるよう護送を命じた。その夜、芊芊の棺は墓地に埋葬されるため郊外を進んでいた。すると楚楚の命で嬰嬰たちが葬列を襲撃、棺から芊芊を奪い去る。「陳芊芊、やはり生きていたのか」嬰嬰はその場で芊芊を殺そうとしたが、その時、林七(リンシツ)の鞭が嬰嬰の腕をとらえた。嬰嬰が捕まり配下は撤収した。林七の元気な姿に驚く嬰嬰、すると林七は芊芊に嬰嬰をどうするつもりか尋ねる。韓爍は懲りない嬰嬰を始末するべきだと言ったが、芊芊は孟過(モウカ)に預けた。「で、何しに来たの♪ふふふ~」「死んだと聞いて線香の一本でもあげようと思ったのよの、ふん、でも助けちゃったわ…」「チッチッチ…口は悪いけど私が好きなんでしょう?」「…まあね」犬猿の仲だった芊芊と林七はすっかり親友になった。しかし計画が見抜かれていたなら再び楚楚に命を狙われるのは必至、そこで韓爍はこのまま玄虎城へ逃げると決める。「林七、一緒に行くでしょう?!」「いやよ!」実は林七は命の恩人である玄虎城の商人と結婚していた。つづく( ̄▽ ̄;)ちょっと色々と雑過ぎる展開…それにしてもルースーはキレイになったね
2022.01.25
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第20話「妻から奴婢に」裴恒(ハイコウ)の手引きで月璃(ゲツリ)府を抜け出した陳芊芊(チンセンセン)。そんな2人に林家の家職が声をかけた。今や閑散としている教坊司、すると家職は林七(リンシツ)を救おうとしてくれた若城主に感謝する。家職は若城主が流刑の出発前に金牌を渡していたことを知っていた。「小姐の命は奪われましたが、林家は若城主のご恩を決して忘れません」すると使用人が駆けつけ、家職に化粧箱を届けた。箱の中を確認した家職は金牌と林七からの文を見て驚愕する。…玄虎城についた、心配ない…陳小千(チェンシァオチエン)は自分で物語を制御できなくなったとあきらめ韓爍(カンシャク)を追放したはずだった。しかし城主の中風が治り、林七も生きていると分かり、自分でも登場人物の運命を変えることができると気づく。「私は一体、何をしていたの?!」芊芊は韓爍の誤解を解くため、裴恒が止めるのも聞かず教坊司を飛び出して行った。一方、韓爍は城主に城主印を渡すよう迫っていた。しかし城主は命より城主印の方が大事だと拒否する。「私を殺しなさい、ただ…哀れな芊芊は母を失った悲しみに暮れ、三日三晩は泣き暮らすでしょうね」すると韓爍はこの状況でも自分を脅す城主に呆れ、他にも手段はあると引き下がった。城主はやはり韓爍の芊芊への真心が今も変わっていないと気づく。そこで今後、自分に何かあれば芊芊は韓爍の仕業だと思うはずだと釘を刺しておいた。芊芊は再び楽師に紛れて月璃府に戻った。無事に寝殿に入った芊芊だったが、運悪く韓爍が現れる。芊芊の楽師の扮装を見た韓爍は逃げようとしていたと誤解、すると罰を恐れた楽師が裴恒の指示だと口を滑らせた。韓爍は楽師たちを追い返し、悪巧みの裏に必ず裴恒がいると呆れた。「…これ以上、容赦はしない一線を超えたらもう逃げられないぞ?」夫婦の関係を迫り芊芊を脅す韓爍、すると芊芊は離縁状を取り出した。韓爍は離縁状など何の役に立たないと言ったが、芊芊はいきなり破り捨て、自ら寝台に横たわる。「一線を越えるんでしょう?」しかし韓爍は心底、見損なったと非難した。まさか裴恒や城主を救うため、ここまで自分をおとしめるとは…。「妻の座がそんなに嫌なら…私の奴婢になれ」陳楚楚(チンソソ)は月璃府を訪ね、芊芊を陳沅沅(チンゲンゲン)の日晟(ニッセイ)府に移そうと提案した。すると韓爍は給仕する芊芊の前で楚楚と親しげに振る舞い、芊芊の置き場などどこでも良いという。楚楚は韓爍が芊芊への未練を捨てたと安堵したが、芊芊が怒って出て行くと途端に韓爍はよそよそしくなった。「ただの玩具だが、そばに置けば遊ぶことができる」「…それじゃあなたが星梓(セイシ)府に来る?」「まさか私を花垣城の男のように好きに扱えるとでも?」楚楚は韓爍が芊芊に見せつけるため自分に優しくしたと気づき、憤慨して帰って行った。芊芊は韓爍の身の回りの世話をするが失敗ばかりだった。わざとだと誤解した韓爍は衣に火熨斗(ヒノシ)をかけるよう命じ、少しでもシワがあれば今夜は寝かせないと脅して出かけてしまう。すると芊芊は慣れない重い火熨斗に手こずり、うっかり右手を火傷した。一方、楚楚はなぜか母と面会ができず、韓爍に不満をぶつけた。韓爍は母娘の情で寝返りでもしたら困ると説明したが、楚楚は城主印が手に入らねば大臣たちも自分を新城主だと認めてくれないという。「母上が1日、引き延ばすごとに芊芊の指を1本、送る…3日も経たずに母上は城主印を渡すわ」「何とも良い姐姐(ジェジェ)だな」楚楚はわざと芊芊を持ち出して反応を見たが、やはり韓爍はまだ芊芊に情があると分かった。「ふん、盟約を忘れないでね、私が城主にならねばあなたも黒水鉱を得られない …良い関係を壊したくないわ」その夜、韓爍が月璃府へ戻ると門前で裴恒が騒いでいた。韓爍は無視して屋敷へ入ろうとしたが、裴恒から芊芊を虐げていると非難される。「は?家事をさせているだけなのに虐げてると?」「城主の娘に慣れない家事などさせるな、火傷させても知らぬふりか?!」「やけど?なぜお前がそれを?」韓爍は動揺を隠し、まともな軍もない裴恒には愛する者も己さえも守れないと追い返した。韓爍はすでに休んでいた芊芊から布団をはぎ取った。何事かと驚いて目を覚ます芊芊、すると韓爍が包帯を巻いた芊芊の右手をつかむ。「火傷したなら言え、裴恒は知っていたぞ?」「言ってどうなるの?気にもされないのに…裴恒にも言ってないわ」「…痛むか?」「…痛い」芊芊はひとりぼっちで急に心細くなり、韓爍にそばにいて欲しいと泣きついた。仕方なく韓爍は芊芊を床に寝かせ、独り寝台を独占する。「…もう寝た?きれいな月、初めてあなたと眠った夜みたい…ごめんなさい、辛い目に遭わせて」一方、裴恒は芊芊を助けられず、無力な自分に腹を立てていた。その時、ふと亡き母の肖像画を目にし、その手にある令牌に気づく…そうだ護城軍の花(カフ)符だ…翌朝、韓爍は久しぶりにぐっすり眠り目を覚ました。するといつの間にか床で寝ていた芊芊が自分に抱きついて寝ている。韓爍は芊芊を起こさないようそっと起きあがろうとしたが、芊芊が寝ぼけて抱きついて来た。「おかえりなさい…ムニャムニャ…どれだけ会いたかったか分かる?…」韓爍は芊芊に優しくなった。そこで芊芊の火傷の手当をしながら、花垣城の件が片付いたら芊芊を連れて玄虎城に帰るという。とは言え花垣城の占領を解くわけではなく、玄虎城が治めることに変わりなかった。「君は玄虎城に来て私の夫人になれ」驚いた芊芊は楚楚が城主になるはずだと訴えたが、韓爍は互いに利用しただけに過ぎないと冷たい。「明日、城主が退位の書に署名し、皆が捕らわれの身となる」「やっぱり本性は変わらないのね…」「私の本性とは?」小千は自分で決めた設定を語り始めた。「名は韓爍、玄虎城の若城主、用意周到に花垣城殲滅を企てる しかし病に侵され余命わずか、龍骨で治すため人質として花垣城へ 病弱を装い謀略を巡らす、まさに影の大魔王よ…人物紹介3頁」芊芊は不満なら自分にぶつけ、他の人に手を出さないよう訴える。しかし韓爍は流刑となった自分がどう過ごしていたかも尋ねず、城主の数日の軟禁で責める芊芊に失望した。「君は親孝行だな、しかし少しでも私に逆らえば…母君の命が危うくなるぞ?」梓鋭(シエイ)は少君の若城主への仕打ちに憤った。しかし白芨(ハクキュウ)は少君が決して若城主を傷つけないと知っている。「ただの脅しだと分かるだろう?若城主こそすぐ頭に血が上る…」「ちっ!ここを動かないぞ!少君から守ってみせる!」梓鋭は寝殿の前で座り込んだ。一方、裴恒は花符さえあれば護城軍を二郡主から奪えると考えた。例え男であっても花垣城の歴代司軍は裴氏が輩出、母の名声はまだ衰えていないだろう。そこでその夜、裴恒は二郡主の謀反に反発する乳母の手引きで星梓府に忍び込み、花符を奪った。深夜の軍営に裴恒が現れた。裴恒は花符を示し、母の名のもと城主を守るべきだと訴える。しかし将軍は男の出る幕ではないと鼻であしらい、部下たちを解散させた。すると裴恒は将軍の帯剣を抜き、花符に従わなかった罰として処刑してしまう。驚いた部下たちは一斉にひざまずくと、裴恒の命で城主と若城主の救出に向かうことになった。翌朝、月璃府は護城軍の攻撃を受けた。芊芊は異変に気づいて戸を開けると、ちょうど玄虎兵を斬りつける裴恒を目撃する。「芊芊…助けに来た…」初めて人を殺めた裴恒はまだ震えていた。「ごめんなさい…」芊芊は自分が裴恒をここまで追い詰めたのだと思うとやるせなくなった。つづく
2022.01.24
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第19話「目には目を」その夜、二郡主・陳楚楚(チンソソ)と手を組んだ韓爍(カンシャク)は花垣城に戻った。楚楚は星梓(セイシ)府で韓爍と打ち合わせ、自分が先に城内に入り、内外から攻撃を仕掛けるよう頼む。その時、使用人が駆けつけ、若城主・陳芊芊(チンセンセン)が訪ねて来たと知らせた。蘇子嬰(ソシエイ)は若君を連れて奥の書房に隠れた。すると芊芊が現れ、楚楚に陸鵬(リクホウ)を殺したのかと迫る。しかし楚楚はすでに林七(リンシツ)が裁かれ、流刑になったと白を切った。「正直に言って…母親との争いを聞かれて口を封じたのでしょう?」「決めつけるなら尋ねる必要がある?」「脅すだけでいいのに、なぜ殺したの?!」「今さら人の道を説くとでも?少君を陥れて流刑にした時は考えなかったの? あなたがしたことは殺す以上に残酷だと…」芊芊は言い返す言葉もなかった。そこで楚楚は韓爍を追放してから毎晩のように楽師を呼んで楽しそうだと芊芊を揶揄する。まさか韓爍への当てつけだと知らず、芊芊は楚楚の挑発するような物言いに憤慨し、星梓府をあとにした。月璃府に戻った陳小千(チェンシァオチエン)はやけ酒をあおった。「男主は退場、女主はブラック化…脇役は死んじゃうし…wi-fiが飛んでなければPCもない… あるのは苦悩だけよ」そこへ裴恒(ハイコウ)がやって来た。裴恒は韓爍を忘れられず悲しみに暮れる芊芊の酒に付き合った。すると酔った芊芊は裴恒を韓爍だと見間違い、思わず手を握って思いの丈をぶちまけてしまう。「韓爍…ごめんなさい、好きじゃないと言ったのは嘘なの…本当はずっと一緒にいたかった…」芊芊は泣きながら酔い潰れ、裴恒の胸の中に倒れた。「…私もだ」しかしそんな2人の親密そうな姿を偵察に来た韓爍が見てしまう。その頃、城主は韓爍を追放して以来、荒れている芊芊を心配していた。やはり城主の座を考え直すべきなのか、城主は実の子でない楚楚に孝行まで求めるつもりはない。「ただ花垣城と民を思ってくれればいいの…楚楚の禁足を解いてやりましょう」しかし急報が舞い込んだ。「城を包囲されました!」実は芊芊は楚楚を禁足処分にしていたが、花符は没収していなかった。城主はあまりの衝撃に立ちくらみを起こし、喀血してしまう。芊芊は酷い二日酔いで目を覚ました。すると驚いたことに韓爍がいる。韓爍と楚楚はすでに城を包囲、そこで韓爍は薬瓶が詰まった箱を渡した。「贈り物だ、毎日1瓶、選んで飲んでくれ、1瓶だけ断魂散が入っている…拒めば母君の薬を断つ」母の身を案じた芊芊は家に帰れないだけだと覚悟し、1瓶だけ空けた。見届けた韓爍は不敵な笑みを浮かべ、兵士に若城主を外へ出すなと命じて行ってしまう。( ๑≧ꇴ≦)<え~私の苦労は何だったの~@小千その頃、蘇沐(ソボク)はちょうど城門を出ようとしていた。しかし急に兵士が現れ、出入りを禁止すると通告する。何事かと思えば、逃げ遅れた民たちが若君と玄虎城の兵に殺されてしまうと大騒ぎになった。寝耳に水だった蘇沐はぎりぎりのところで門を出ていたが、思わず引き返してしまう。日晟(ニッセイ)府も敵兵に包囲されていた。兵士は大郡主が書き溜めた遺書を見て失笑、火鉢に投げ入れて出て行ってしまう。沅沅(ゲンゲン)は立ち上がり取り戻そうとしたが、そのまま転倒した。「大郡主!」そこへ蘇沐が飛び込んで来た。蘇沐は火の中から遺書を取り出し、今後は2度と離れないと約束する。書きためた遺書のほとんどは燃えてしまったが、図らずも沅沅が出会いを願う1通だけが無事だった。楚楚は玄虎軍から母を守るという口実で朝廷を掌握した。楚楚の裏切りに失望する城主だったが、かろうじて芊芊が韓爍の手中にいると知る。「それなら安心だわ」早速、朝議で二郡主が城主の代理を務めると勅命が下された。驚いた重鎮たちは掟を無視した越権行為だと反発したが、諫言した大臣は次々と兵士に拘束されてしまう。裴恒は二郡主の反乱を知って星梓府を訪ねた。すると一緒にいる韓爍に気づき、全てを悟る。「私の話など聞く耳を持たぬのだろうな…それでも言おう 君の手に入るはずだったものも、奪い取ろうとすれば失うことになるぞ?」「いずれ手に入るなら今、手にして何が悪いの?」裴恒は司軍だった母が今の楚楚を見たらどう思うかと虚しくなり、説得を諦めて帰って行った。韓爍は裴恒が月璃府に向かうはずだと考え、先回りした。すると予想通り裴恒が現れる。そこで韓爍は自ら裴恒を屋敷に入れ、芊芊の寝宮の前に連れて来た。「陳芊芊は私の女だ、誰が渡すものか」憤慨した裴恒は寝殿に入ろうとしたが、韓爍に蹴り飛ばされてしまう。その時、偶然、騒ぎに気づいた芊芊が戸を開けた。「裴恒!」驚いた芊芊は裴恒に駆け寄り、韓爍を恨めしそうな目で睨みつける。韓爍は激しく嫉妬し、裴恒から芊芊を引き離して担いで戻った。外は雨になった。兵権もなければ武術もできない裴恒はただひざまずいて嘆願することしかできない。一方、韓爍は芊芊を寝台に降ろし、無理やり自分のものにしようと押し倒した。「韓爍!こんなことしないで!」芊芊はあまりの恐怖で号泣、韓爍は思わず手を止める。「興醒めだな…」韓爍はばつが悪そうに引き下がったが、芊芊がやはり武術を使えないと分かった。韓爍が寝殿を出るとまだ裴恒がひざまずいていた。「韓爍…このけだものめ!」「…夫婦の営みは当然のこと、何が悪い?嬌声を聞きたくてここにいたのか?」激高した裴恒は韓爍に殴りかかろうとしたが、あっけなくかわされてしまう。「陳芊芊が愛しているのは自分だけだ、だから″目には目を″で接する 借りは必ず返す主義なんでな…お前もさっさとあきらめろ」韓爍は兵士に裴恒を叩き出せと命じた。梓鋭(シエイ)は若君たちがいない間に若城主の様子を見に来た。しばし呆然としていた小千だったが、しみじみ情をかけた自分が馬鹿だったと気づく。「あんなヤツ、勝手に死なせれば良かったのよ!」すると梓鋭は自分の気持ちに素直になるべきだと進言した。しかし芊芊は興奮し、今の韓爍は借りを返しに来た復讐の鬼だと訴える。梓鋭は命あっての物種だと諌め、意地を張り続ければ若君が怒り狂って二郡主が城主になってしまうと指摘した。「楚楚が城主になる?」小千は確かに楚楚が城主になれば太陽と月が同時に輝く瑞祥が現れ、元の筋書きに戻ると気づく。…そうなれば私は目覚めて家に帰れるわ、でも楚楚が城主になれば韓爍は殺されてしまう…もう城も包囲されてしまった、このまま結末に向かえば韓爍は死ぬのかも…だめよ、やっぱり楚楚を城主にできない翌朝、白芨が薬瓶を持って来た。昨日は10個だったが、今日は5個の中から1つ選んで飲まねばならない。芊芊は仕方なく1つ空けたが、やけになって湯呑みに5つの瓶を全て空け、飲み干してしまう。白芨が慌てて戻って来た。実は若城主が腹痛で騒いでいるという。しかし瓶の中身は蜂蜜や酒の中に適当に薬味を混ぜただけ、韓爍は腹に悪いものなど入っていないと呆れた。「でも5瓶、全て飲み干しました」 ピキッ!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ韓爍は恐らく大郡主に会うための策だと気づいた。そこで芊芊の目の前で同じように5瓶ほど飲み干し、自分は何ともないという。「陳芊芊、芝居はそこまでだ…誰であっても会わせぬ」すると芊芊は仮病をやめ、これが韓爍を思い続けていた自分への仕打ちかと激怒した。韓爍は思わぬ告白に動揺したが、その時、運悪く楽師たちが訪ねてくる。「連日のお召がないため、押しかけて来たようです」兵士の報告を聞いた韓爍は芊芊への恨みを思い出し、嫌みたらしく楽師を入れるよう命じた。楽師に足を引っ張られ頭が痛い芊芊、すると楽師の中に裴恒が紛れていた。裴恒は愛する芊芊を救うため、恥も外聞も捨てて楽師になりすましていたのだ。そこで芊芊も楽師の1人と入れ替わり、何食わぬ顔で月璃府から出ていった。裴恒の話では楚楚が母だけでなく沅沅や蘇沐も監禁していたが、皆、無事だった。「韓爍が君を酷い目に?」「いいえ、韓爍は優しいわ…話せば長いけど悪いのは私なの、私が追い詰めた」その時、林家の家職が現れた。「若城主…」つづく( ๑≧ꇴ≦)梓鋭www欽ちゃん走りで入って来たwwwそれにしても韓爍より明らかに裴恒の方が強そうだよね(´゚艸゚)∴ブッ
2022.01.12
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第18話「苦渋の選択」行方不明となった蘇沐(ソボク)の捜査が始まった。誰もが蘇沐と最後に会っていた韓爍(カンシャク)に疑いの目を向ける中、確かに茶楼で蘇沐と若君が口論していたと証言があり、さらに蘇沐の帯が落ちていた路地で特徴のある足跡が発見される。その靴の持ち主は花垣城では若君だけだった。身に覚えのない韓爍だったが、若城主・陳芊芊(チンセンセン)の顔を立て司刑の取り調べに了承する。すると天牢で不自由がないよう若城主から愛用の茶器が届いた。韓爍は司刑が入れてくれた茶を飲んだが、その時、新たな証拠として韓爍の令牌が届く。それは韓爍が芊芊に渡した玄虎城の令牌だった。韓爍は当日、あの靴を履いていくよう勧めたのも芊芊だったと思い出し、立ちあがろうとする。しかし急に眠気に襲われ意識を失った。韓爍が目を覚ますと鎖につながれ投獄されていた。そこへ裴恒(ハイコウ)が現れ、若城主令を告げる。「…韓爍は嫉妬から楽師に手をかけた 誅せられるべき大罪なれど、夫婦の情を鑑み、兵を付けて南の辺境に送る 花垣へも玄虎へも戻ることあたわず」すると裴恒は離縁状を見せた。韓爍は何か事情があるはずだと訴え、芊芊との面会を望む。実は芊芊も韓爍が納得できないことは分かっていた。韓爍は芊芊との面会を認められ、足に鎖を付けられたまま書斎にやって来た。すると芊芊は人が変わったように冷たい。「飽きたのよ、もうあなたを嫌いになったの…」「何か隠していないか?一緒に解決しよう」どんなことも2人で相談し、何があっても隠し事をしないと約束したばかり、韓爍は自分に至らぬ点があるなら改めると訴えた。しかし芊芊はそもそも玄虎城が若君を婿入りさせたのは花垣城の攻略と烏石鉱(ウセッコウ)の獲得だったと非難する。「武力では勝てないから策を講じて花婿を略奪したの ←どういう意味? 信頼を得るため龍骨を盗んであなたに飲ませた 少君を手元に置けば玄虎城は手を出せない、生ける護身符ってところね それに断魂散なんて飲んでない、飲んだのは糖蜜よ」芊芊は薬瓶を投げて見事に壁に突き刺し、武術の腕を証明した。「同情を買うためだった、あの時からあなたは扱いやすくなった、凶暴な虎が子猫のようになったわ 腕輪も着けたし、火薬を花火に変えた…令牌まで差し出したわ」芊芊は地図を広げ、韓爍と白芨の本当の行き先を教えた。城内には間者も多く、南の辺境に送れば玄虎城の配下が救い出すだろう。「安心して、この場所を知っているのは私だけ、他に誰もいない…」「…何もかも私を人質にするためだったと?私に情はなかったのか?…例え一時でも」「ないわ」深く傷つく韓爍、その時、机に芊芊に贈った愛心の印章を見つけた。「だったらそれはもう用済みだろう?」韓爍は最後の賭けに出た。しかし芊芊は涙を呑んで印章を床にたたきつけ、割ってしまう。この時、2人の愛おしい思い出も全てが音を立てて壊れた。すると韓爍は自ら筋骨を傷つけてまで腕環を壊し、外して捨てる。「負けたよ…棘のある薔薇を手にしたつもりだった、だが…ただの棘だったようだ 今日限りだ、私たちの縁は絶たれた」芊芊はそれ以上、留まっていることができず、逃げるように書斎を出て行った。芊芊は物陰から月璃府を出て行く韓爍を見送った。梓鋭(シエイ)はなぜ裴恒と蘇沐に手伝わせてまで若君を陥れたのかと嘆く。「少君がかわいそうです…壁に薬瓶を細工させたりして…連れ戻しに…」「ダメよ!」やがて夜が明ける頃、花垣城は激しい雨になった。傷心のまま白芨と流刑地へ発った韓爍、その頃、裴恒が月璃府へ駆けつける。すると芊芊は傘も差さず、中庭で泣きじゃくっていた。一方、川に落ちた林七(リンシツ)は岸に流れ着いていた。刺客の矢は確かに命中していたが、なぜ助かったのか。林七は矢を抜いて懐に手を入れると、芊芊からもらった金牌があった。芊芊は心に空いた穴を埋めるため、楽師を呼んで一晩中、騒いだ。しかしどんなに酒を飲んでも酔えず、楽師の舞も音楽も楽しくない。疲れ切った楽師は若城主に暇を乞うてようやく解放してもらうと、そこへ裴恒がやって来た。裴恒は芊芊が握りしめていた割れた印章を直し、韓爍がいなくても自分がそばにいると励ます。「そんなに辛いなら…私を韓爍と思え、私が支える」「裴恒…必要ないわ」その頃、花垣城を去ると決めた蘇沐は日晟(ニッセイ)府に陳沅沅(チンゲンゲン)を訪ねていた。自分と大郡主が一緒にいれば民の噂の種になるのは必定、それでは恩を仇で返すようなものだという。沅沅はそんな理由で去るのかと納得できなかったが、蘇沐は心を鬼にして大郡主を突き放した。「私は色恋が日常茶飯事の楽師ゆえ大郡主に誤解させてしまったようです、お許しください」すると蘇沐は大郡主の幸せを祈りながら去って行く。沅沅は愛しい人を引き止めようと思わず立ち上がったが、蘇沐がその姿に気づくことはなかった。「…私のことが好きじゃなかったのね」芊芊は城主府で母に付き添っていた。昏睡する母に韓爍を追い出したと報告する芊芊、その時、城主の指が動いたかと思うと意識が戻る。「韓爍を追放したなんて…本当なの?」城主は自分が床に伏せっている間に色々なことがあったと知った。まさか沅沅の花婿に決まった陸鵬が殺されてしまったとは…。「あの日、陸鵬が婚儀の相談に来ていたの、でも私が倒れたせで話が進まなかったのね」「え?陸鵬が城主府に?じゃあ、陸鵬は母親と二姐の言い争いを聞いてしまったの?」その頃、楚楚は蘇子嬰と一緒に密かに星梓(セイシ)府を抜け出していた。白芨は出発前、楊(ヨウ)司戸に暗号を残していた。そろそろ助けが来ても良い頃だが何の動きもない。実は芊芊は空の護送車をおとりにしていた。韓爍は狡猾な芊芊のこと、すでに手を回してあると気づき、楊司戸は当てにできないという。「だが私の抑留に納得せぬ者もいるはず…」そんな韓爍たちをつけて来たのは隊商に扮した楚楚だった。護城軍にいた蘇子嬰は追跡が得意、しかも三公主の書斎の地図には削り取った跡があったという。「韓爍の行き先は推測できます」「ふふ、よくぞ韓爍を手放してくれたわ」その夜、韓爍たちが宿舎で食事をしていると、警護の兵たちが急に倒れた。すると給仕が韓爍たちの手枷をを外し、楚楚の元へ案内する。「威猛山でのお返しよ…陳芊芊の本性はよく分かったでしょう?私と取引しない?」楚楚は韓爍が芊芊へ報復するなら自分が手伝うと持ちかけたが、韓爍に見抜かれていた。「力を借りたいのは二郡主の方では?」楚楚は潔く認め、確かに禁足の身では護城軍を動かせないが、天下を揺るがす手札があると言った。「防衛図か…ただし条件がある、先ごろ見つかった黒水鉱を渡せ」「成立ね」白芨は自由の身になりながらなぜ二郡主と手を組むのか分からなかった。しかし韓爍は自分の真心を踏みにじった芊芊への恨みをどうしても忘れられない。「心配するな、花垣城の女は誰も信じぬ…私が欲しいのは花垣城すべてだ」小千は母の話から陸鵬を殺したのが林七ではないと気づいた。「どこで話がそれたのかしら?…母親は目を覚ました 林七と陸鵬の死因を探り出せば韓爍の結末を変えられるの?」そこへ孟過(モウカ)が3日前に送った密報が届く。「″となりの隊商は行動が怪しい…その中のすばしこい男は蘇子嬰を彷彿とさせ…″ ちょっと!韓爍の様子を知らせろと命じたのに、なんで嬰嬰の話なのよ!」小千はそれがいかに重要な報告なのか気づかなかった。そしてその夜、楚楚と韓爍が城門を襲撃、密かに花垣城に潜入する。つづく( ๑≧ꇴ≦)クララが立った!
2022.01.08
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第17話「変えられぬ運命」楽師の陸鵬(リクホウ)は大郡主の想い人である蘇沐(ソボク)と話をつけるため、教坊司に乗り込んだ。蘇沐は陸鵬など大郡主に相応しくないとあしらったが、陸鵬は歩けない大郡主は無用の長物だと蔑む。これに蘇沐は激怒、思わず陸鵬を殴りつけて追い払った。その帰り道、陸鵬はひとり大郡主の花婿になって仕返しすると息巻いていたが、蘇子嬰(ソシエイ)に殺されてしまう。陳芊芊(チンセンセン)は倒れた母の代理で政務をこなしていた。山積みの奏状に目を通し裁定を書き込む芊芊、すると韓爍(カンシャク)が彫っていた印章が完成する。おかげで芊芊は筆を走らせる煩わしさから解放され、″了解した″印章を次々と押して行った。すると白芨(ハクキュウ)が駆けつけ、今朝がた路地裏で陸鵬の亡骸が発見されたと報告する。「ふん、大姐の威光を借りた罰よ!」芊芊は同情しなかったが、ふとおかしなことに気づいた。…陸鵬殺害のくだりは消えたはずよ?なのに話が元に戻ってる…今もドラマは進んでいるの?陳小千(チェンシァオチエン)は清風(セイフウ)茶楼で戯作者御三家に相談した。「筋書きを変えても登場人物の運命は変わっていないの~」当初の脚本では七夕の夜、韓爍は花垣城を滅ぼすことになっていた。愛する楚楚だけは見逃したが、その後、蘇子嬰の補佐により楚楚は復活、韓爍との決戦に挑む。この時、白芨は戦死し、最後は韓爍と楚楚が差し違えることになっていた。結局、韓爍は楚楚を殺すことができず、直前で剣先を外し、自ら楚楚の剣に敗れてしまう。今や甘蕉と林檎の間に愛はなかったが、結末が同じなら経緯はどうであれ韓爍も死んでしまうかもしれない。しかし戯作者は三公主が悲劇の人物に設定した以上、あきらめるしかないと言った。(  ̄꒳ ̄).oO(設定?小千は陸鵬を殺害した犯人を思い出した。脚本では″邪悪な割れ瓜″こと林七(リンシツ)が烏石鉱(ウセッコウ)のため陸鵬を殺し、韓爍にその罪をなすりつけることになっていた。芊芊は兵を率いて教坊司に乗り込み捜索、すると思った通り陸鵬を殺した凶器と韓爍の名前の楽師札が見つかる。実は林七は楚楚を軽んじる韓爍を嫌い、裴恒(ハイコウ)を宗学堂から追いやったと逆恨みしていた。そこへ折よく陸鵬が殺され、報復として韓爍に罪をなすりつけようと企む。林七は司刑を探って陸鵬を殺した凶器を調べ、家職に同じ短剣を作らせて韓爍の元に忍ばせようとしていた。死罪は免れても厳罰は受けるはず、林七は韓爍が教坊司送りになると踏み、名札まで準備する。しかし思いがけず自分が陸鵬殺しの犯人として収監されることになった。二郡主・陳楚楚(チンソソ)は蘇子嬰から教坊司での騒ぎを聞いた。林七と親しい楚楚は自分が巻き込まれることを警戒、家職の供述によっては捜査が長引いてしまう。すると嬰嬰はこれで陸鵬事件を終わらせるため、林七の罪状を確実にすべきだと進言した。芊芊は大臣たちを招集し、林七の処遇について話し合った。すると禁足を破って楚楚が駆けつける。芊芊は楚楚が林七を助けに来たと思ったが、楚楚は死罪にすべきだと訴えた。|ω・`).oO(はっ!そうだった、私は脚本の中で林七を死なせてた…ここで林七を死罪にすれば登場人物の運命が変わらないと証明するようなもの、そこで芊芊は林家の長年の功績を鑑みて生かしておくと決める。しかし楚楚は証拠があるなら裁くべきだと迫った。「二姐?長年の親友を死に追いやるつもりなの?」「若城主は情に流され過ぎなのでは?」芊芊は林七に面会、筋書きに合わせて楚楚に懇願されて命だけは助けると嘘をついた。そこで玄虎城へ流刑に処すと言い渡し、金牌を授ける。しかし林七は悪態をつき、金牌などいらないと投げ捨ててしまう。芊芊は林七の命を救って一安心、政務に戻った。すると今度は玄虎城の使者と配下が花垣城の境に潜伏していると報告がある。まさか母の病に気づいたのだろうか。そこへちょうど韓爍が現れた。芊芊は慌てて奏状を隠したが、韓爍に気づかれてしまう。奏状を読んだ韓爍は芊芊の心配事を減らすため、自分がいるかぎり花垣城は安心だと言った。「じゃあずっと花垣城に?」「…それは考えていなかった」それでも韓爍は2人は永遠に離れられないと訴え、芊芊と唇を重ねた。一方、玄虎城へ護送された林七は、少し歩いては疲れたとごねていた。兵士は3日の距離に10日もかかっていると呆れたが、若城主の命令もあり黙って林七の言うことを聞く。「まったく上役の命令じゃなきゃ世話などするもんですか」「二郡主の申し付け通り丁重に扱ってよね」「二郡主?二郡主じゃないわ、命じたのは若…」その時、刺客が襲撃、警護の兵士は物陰から放たれた弓矢で殺されてしまう。林七は陳芊芊の仕業だと誤解し、慌てて林の中へ逃げ込んだ。しかし黒衣の刺客に挟み撃ちにされてしまう。武術に長けた林七は応戦、そこで偶然、覆面が外れた刺客を見て驚愕した。「楚楚の配下ね?!」すると一瞬の隙を狙って刺客が矢を放ち、一撃を受けた林七は川に落ちてしまう。蘇沐を諦められない陳沅沅(チンゲンゲン)は教坊司を訪ねた。すると蘇沐が泥酔して現れ、大郡主とはもう関わりたくないと突き放す。沅沅は仕方なく蘇沐の手に玉佩を握らせ、明日も来ると言った。「あなたがそんなに頑なら、楽師の中から私の夫を選ぶわ」しかし楽師たちは皆、陸鵬の二の舞になりたくないと拒み、断られてしまう。韓爍はふさいでいることが多くなった芊芊を心配し、その夜、贈り物を渡しにやって来た。「手のひらを出して…」すると韓爍は新しく作った印章を押す。「あ…愛心(❤️)だわ!」「やっと笑ったね」韓爍は芊芊の笑顔を見て安心したが、何が気がかりなのか聞いた。まさか韓爍の行く末が心配だとも言えず、芊芊は大姐と蘇沐の間に今も距離があると心配する。「愛し合い、お互い誠意を示したのに… 相手に良かれと思う一方的な心がなぜ2人を傷つけてしまうの?」「そう思うなら約束してくれ、何があろうと蘇沐のように1人で決めるな、2人で決めよう」「約束するわ、だからあなたも約束して、何があっても私たちは隠し事をしないと」2人は手を握り合い、その夜、枕を共にしようとしたが、思わぬ急報が届いた。「(バンバンバン!)少城主!林七が死んだ!」芊芊は清風茶楼に戯作者御三家を招集した。すると戯作者は物語も終盤に来て今さら結末を変えようとしても無理だと訴える。「甘蕉は死ぬ定めなんです、変えるなら一から書き直さねば…」「(はっ!)でも死ぬはずだった蜜柑はまだ生きてる」「でもその蜜柑は以前の蜜柑のままですか?」小千は気づいた。物語を書いた自分が渦中にいるためあらすじを制御できなくなっている。「物語の外なら安全だわ」小千は韓爍に深く恨まれることを覚悟し、脚本を書き終えた。「裴恒(ハイコウ)と蘇沐に会う…設定を調整し悲劇の章に突入するわ」←名前、言っちゃってるw芊芊は韓爍に蘇沐を励まして欲しいと頼み、茶楼へ送り出した。何も知らず蘇沐と茶楼に入った韓爍、一方、芊芊は裴府へ向かう。「裴恒、力を貸して欲しいの」「どんな頼みでも聞くよ」翌日、沅沅は再び教坊司を訪ねた。すると蘇沐が一晩戻らず、行方不明だと知る。責任を感じた韓爍は芊芊の書斎を訪ね、蘇沐を教坊司まで送らなかったことを後悔した。芊芊は次々と起こる不可解な事件に怯え、自分には守ってくれる配下もいないと泣きつく。「武術の腕さえあれば誰が来ようとはねのけてみせるわ…でもあの時の毒酒のせいで…(チラッ」そこで韓爍は令牌を芊芊に渡し、これがあれば自分の配下が死んでも芊芊を守ると言った。「でも全てを渡したのに夫君と言ってくれないな?」「夫君、ってそれより早く蘇沐を見つけないと…」芊芊は韓爍の命を守るため、この物語から完全に退場させるしかないと決意した。つづく
2022.01.08
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第16話「夜空に咲いた想い」七夕の夜、韓爍(カンシャク)は陳芊芊(チンセンセン)の目の前で導火線に火をつけた。「韓爍!だめよ!」すると花垣城の夜空に大輪の花が咲く。実は韓爍が城内に仕込んだのは爆薬ではなく花火だった。城内に兵を配置していた二郡主・陳楚楚(チンソソ)はまたも空振り、屈辱を味わう。一方、城主は韓爍の花火だと気づき、芊芊への真心が本物だと確信した。「今後は花垣城の男とするわ、婚姻は芊芊本人の意思に任せる」韓爍は芊芊の心を手に入れるため、花垣城を攻めるのではなく、誠意を見せた。実は使者に眠り薬を飲ませ、勝手に計画を変えたという。「私を好きだと言ってくれたね、本当かい?」芊芊は韓爍の深い愛情に心を打たれ、ついに自分の気持ちを確信し唇を重ねた。「まだ別れると?」「別れないわ」その様子を芊芊を探していた裴恒(ハイコウ)が偶然、目撃してしまう。…韓爍は芊芊のために計画を変更したのか、まさか本気だと?…翌朝、芊芊は花婿選びの大失態を知り、慌てて大姐を訪ねた。そこで自分が何とかすると訴えたが、陳沅沅(チンゲンゲン)は冷たい。梓年(シネン)は主を傷つけた若城主に憤慨しながらも、やはり陸鵬(リクホウ)を花婿にしては駄目だと諌めた。しかし自暴自棄になった沅沅は何が悪いのかと開き直る。そこへ陸鵬が差し入れを持って現れた。陸棚は大郡主の花婿が教坊司に居座り続けるのは体裁が悪く、それとなく屋敷が欲しいとねだる。仕方なく沅沅は了承して追い返したが、今度は蘇沐(ソボク)がやって来た。蘇沐は沅沅からもらった玉佩を返しに来た。「卑しい私に玉佩は似合いません、ただ陸鵬は信用ならぬ男です あの者を夫にすれば必ず後悔するでしょう」「ではあなたが夫になってくれる?」しかし蘇沐はふしだらな楽師と添い遂げるつもりかと突き放し、今だけを見ていては不幸になると警告した。韓爍は涼亭で芊芊の帰りを待っていた。陸鵬のせいで機嫌が悪い芊芊だったが、韓爍と相思相愛になったことを思い出し、幸せに包まれる。「小芊(ショウセン)…芊芊の愛称だ、これからは小芊と呼ぶよ」「ふふっ、なら千載一遇の″千″で呼んでくれる?」「はお、小千」すると名残惜しい2人はなかなか離れられず、寝殿の前で見つめ合ってしまう。( ´-`)<少君…話題がないなら帰りましょう?眠いんですけど@白(u_u)<ふぁ~少君、お休みなさい~@鋭白芨と梓鋭は半ば強引に芊芊と韓爍を引き離した。しかし芊芊が寝支度を済ませた頃、韓爍が窓を叩く。芊芊が窓を開けると、韓爍は夜番の梓鋭の目を盗んで窓から入った。実は厨房から菓子を持って来たという。(* ゚ェ゚)<おいしいか?(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン結局、韓爍は部屋を抜け出せなくなり、そのまま泊まることになった。(←なぜだろう?w戸惑いを隠せない芊芊だったが、韓爍は心配せずともおとなしく床で寝るという。「君が良いと言うまで待つよ」「…でも床は冷えるわ」すると韓爍はためらうことなく寝台で横になってしまう。呆気に取られながらも恐る恐る横になる芊芊、その時、韓爍が腕をサッと伸ばして腕枕をした。翌朝、白芨は若君がいないと若城主の寝殿に駆けつけた。梓鋭は心外、自分が警護している部屋に入ることは不可能だという。その時、中から韓爍が出て来た。「寝かせておいてやれ」梓鋭と白芨は互いに主の名声に関わると口止めし合ったが、あっという間に噂が広まってしまう。仲良く宗学堂に現れた芊芊と韓爍、しかし急に裴恒が辞職を伝え、帰ってしまう。芊芊は慌てて追いかけ、荷物をまとめている裴恒に自分が原因かと聞いた。「何も辞めなくても…男で初の司学の地位をあっさり捨てるの?!」「花垣城で一番、身分の高い男でも君は手に入らない…」裴恒は自分の気持ちに気づくのが遅すぎたと後悔しながらも、なぜ自分では駄目なのかと迫る。「どうしても納得ができない」すると裴恒は出て行った。裴恒が司学を辞めたと知った蘇沐は潮時だと悟った。このままでは大郡主への気持ちに踏ん切りがつかず、己の本分を忘れぬよう教坊司に戻ると決める。しかし楽師に戻っても、蘇沐には全てが馬鹿馬鹿しく見えた。陸鵬は大郡主との縁談が進まず、思い切って城主との謁見を願い出た。腕には城主に婿だと認められたい一心で韓爍がはめた腕環まで着けている。侍従は陸鵬を回廊に待たせて書斎へ入ったが、その時、二郡主の上奏に激怒した城主が茶碗を投げ割った。楚楚は七夕の夜、韓爍が上げた花火は本来なら爆薬だったと訴えた。すると城主は憤慨、浅はかな楚楚に落胆する。「あなたならこの件に気づくとは思っていた、しかしまさか私の前で事情を暴き立てるとは…」「では母上も韓爍の計画をご存知だったと?」楚楚は深く傷ついた。芊芊を守るため母は自分に警護を命じ、しかも災いとなる韓爍を見逃すという。しかし城主は災いどころか韓爍が芊芊のために計画を諦めたことを高く評価した。それに比べ楚楚は若城主の座を欲しいばかりに妹や母だけでなく、花垣城まで危険に晒すところだったと叱責する。もし楚楚が余計なことをすれば韓爍が計画を実行し、今頃、花垣城は焼き尽くされていただろう。「母上…芊芊のためなら危険な虎も飼うつもりですか?」楚楚はこれまでの不満が爆発、これではまるで他人の子のようだと母を責めた。驚いた城主は芊芊と楚楚は当然違うと訴え、楚楚を後継として育てて来たという。「よく言うわ…私を城主にする気などなかったのよ」楚楚は捨て台詞を吐いて回廊へ飛び出した。回廊で立ち聞きしていた陸鵬は隠れる間もなく二郡主に見つかった。そこで慌ててひざまずき拝礼する。「大郡主との婚姻の相談で…今、来たばかりでございます」城主は頭に血が上ったせいで倒れた。沅沅の見立てでは中風の発作だという。すると桑奇(ソウキ)は確かに前兆があったと認め、城主が混乱を恐れて隠していたと教えた。芊芊は母が倒れた原因が楚楚の暴言だと知り、星梓(セイシ)府に駆けつけた。そこで若城主の座は必ず返すと安心させたが、楚楚はもはや信用できないという。「もう何度も聞いたわ、でいつ実現するの? 韓爍も私に返すと言ったわね?信じていたけど結果はどう? 仲睦まじい様子を見せつけられただけよ!」「母親を恨むのはやめて、偶然が重なっただけなの… 二姐、どうして変わってしまったの?今の二姐じゃ韓爍も権力も渡せないわ」「…私の前から消えて!」芊芊は若城主の権限で戒厳令を敷き、城主の病が漏れないよう命じた。そこで城主の病を漏らした者は一族皆殺しの刑に処すと決め、さらに城主を追い詰めた楚楚に禁足を命じる。すると楚楚は若城主の命を伝えに来た桑奇にまで芊芊の味方なのかと悪態をついた。「二郡主?城主のご容体をお尋ねにならぬのですか?」「芊芊は何度、母上を怒らせた? 私が反抗すれば親不孝と言われ、芊芊なら天真爛漫と言われる、不公平よ!」桑奇は言葉を失くし、愛想を尽かして帰って行った。芊芊に城内を掌握された楚楚は権力も男も必ず手に入れると息巻いた。すると蘇子嬰(ソシエイ)がまず城主の病の原因が二郡主との口論だと漏らす可能性がある者の口をふさぐべきだと進言する。つづく(  ̄꒳ ̄)何だか話がちんぷんかんですwそもそも楚楚が崩壊しちゃったのは芊芊があらすじを変えたせいだよね?
2022.01.06
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第15話「七夕の花婿選び」城主が突然、韓爍(カンシャク)に離縁を命じ、陳芊芊(チンセンセン)と裴恒(ハイコウ)を結婚させると決めた。韓爍は使者の来訪で城主が疑心を抱いたせいだと気づく。すると白芨(ハクキュウ)はこれを機に若城主とは一線を引くべきだと訴えた。花垣城と玄虎城は所詮、相容れない。ただし国境線さえなければ駒は全て若君のものとなり、当然、若城主も逃げられないと促した。一方、二郡主・陳楚楚(チンソソ)が警護を強化する中、玄虎城の使者は尻込みする若君に痺れを切らし、勝手に計画通り城内に爆薬を運び入れてしまう。年に一度の花垣城狩猟大会、芊芊は韓爍とも裴恒とも顔を合わせられなかった。しかし裴恒はこれまで通り変わらず友だと言ってくれる。一方、城主はちょうど韓爍と2人になった機会に乗じ、真心を試そうとしていた。もし芊芊を本当に愛しているなら帰属の証しとなる銅の腕輪をはめろという。実は花垣城にそんな決まりはなく、玄虎城では銅環は奴婢と雑役がはめるものだった。「裴恒なら迷わず承諾するでしょうね、玄虎城の少君には受け入れ難いかしら…」城主は遠回しに韓爍から離縁するよう脅した。芊芊が天幕に戻ると、大姐・陳沅沅(チンゲンゲン)と二姐が揃っていた。すると城主は3人が揃ったところで、七夕に沅沅の伴侶を探したいと伝える。健康に不安がある城主は元気なうちに娘たちに家庭を持たせたいと訴えたが、沅沅は先に楚楚の相手を探すよう頼んだ。しかし小千は筋書き上、沅沅と蘇沐(ソボク)をまとめるのが先だと気づき、くす玉投げで花婿を探してはどうかと提案する。そこで芊芊は大姐を連れ出し、蘇沐と結婚できるよう手を尽くすと約束した。沅沅は蘇沐がめっきり日晟(ニッセイ)府に来なくなったことから自信がない。「蘇沐は来ないわ…」「試してみよう?もし来たら大姐を好きってことよ?」芊芊は必ず今年の七夕こそ何の憂いもなく喜びに包まれると励ました。狩猟大会では楚楚が自分の狩った獲物を芊芊に譲り、いつも芊芊を勝たせていた。今回も楚楚は芊芊を連れて森へ入り、早速、大きなうさぎを仕留める。芊芊は草むらの中で倒れたうさぎを探しに向かったが、楚楚は矢をつがえて芊芊の背中を狙った。( ˙꒳˙ )ノ🐰<うさぎちゃん、お疲れ様~!その時、ついに楚楚は矢を放ってしまう。しかし韓爍がその矢を射落とした。芊芊の視線の先に韓爍がいた。芊芊は楚楚が自分を狙ったと気づいたが、知らないふりをしてうさぎを連れて退散する。「芊芊は君の妹だろう?」「ふ、私を姉だと思わぬ相手に情などない」実は韓爍は宴会の晩、楚楚が酔ったフリをして自分を足止めしたと気づいていた。開き直った楚楚は母が離縁を命じたなら自分たちの結婚を申し出ると伝えたが、韓爍は生涯、芊芊の夫だと断言する。「再び芊芊を狙えば、次は私の矢が君を射抜くことになる」「いつか芊芊に失望するわよ?!」韓爍は無視して帰って行ったが、その話を物陰で芊芊が聞いていた。↓うさぎも聞いてるw芊芊がうさぎを連れて天幕に戻ると、裴恒の従者で蘇沐が来ていると知った。「話があるの」芊芊は蘇沐を連れ出し、なぜ最近、日晟府に顔を出さないのか聞いた。実はあの日、芊芊から相思相愛だと言われ、蘇沐は自分と噂になれば大郡主の名誉が傷つくと悟る。「もう何もおっしゃらないでください」すると蘇沐は拝礼して戻って行った。一方、収監された蘇子嬰(ソシエイ)は脱獄し、星梓(セイシ)府に潜んでいた。やがて日も暮れる頃、楚楚が狩猟大会から帰宅してみると、嬰嬰が現れ忠誠を誓う。「私が二郡主を若城主にしてみせます」嬰嬰は玄虎城の使者が大量の火薬を持ち込み、七夕の晩に挙兵するつもりだと告発した。「陳芊芊の屋敷で偶然、密書を見つけました」これで韓爍を捕らえれば芊芊を連座させて若城主の位を奪えるという。楚楚は密書を確認して驚いたが、なぜ蘇子嬰が自分を補佐するのか分からなかった。すると嬰嬰はかつて三公主に折檻された時、三公主を制して自分を救い、裴恒の屋敷に預けたのは楚楚だと告げる。そこで城主に知られず動くため、裴府の私兵を使うよう進言した。翌日、楚楚は裴恒を頼った。すでに事実を確認し、使者たちが火薬を仕込んだ場所も特定したという。楚楚は自分と手を組んで韓爍の企みを潰し、惑わされた芊芊の目を覚させようと訴え、成功すれば裴恒と芊芊の婚姻がかなうと懐柔した。韓爍は覚悟を決め、屈辱を受け入れることにした。すると桑奇(ソウキ)は念のため、最後にもう一度だけ確認する。「この銅環は手枷と同様に一度、鋳造したら筋骨を傷つけぬ限り外せません」しかしもし銅環を拒むなら、離縁に同意したと報告するという。その夜、韓爍は庭園で芊芊と出くわした。「明日の七夕節は…」「ぁ…明日は忙しいの、母親の道中の準備があるし、大姐の花婿選びもあって時間がなくて あなたは楽しんでね」芊芊は韓爍を避けるように急いで立ち去ろうとしたが、韓爍が引き止めた。「なぜ私の気持ちを無視するんだ?…私の君への想いに価値はないと? 離縁の令のことを釈明しないんだな、皆が私たちを引き離そうとする中、私一人であらがっている 君までそんな態度で、どう耐え続けろと?」「…耐えなくていい」「何だって?今、何と?」「あなたは私に迫り、脅しているだけ…」「私が君を?…夫婦の関係が君の負担となったか?…もういい」韓爍は結局、何も伝えられないまま、腕の痛みに耐えるしかなかった。七夕当日、韓爍は使者を訪ね、計画通り攻撃すると見せかけ爆破地点を聞き出した。一方、芊芊は沅沅の花婿選びに付き添い、蘇沐が現れるのを今か今かと待っている。蘇沐が到着したら沅沅が楼閣から玉を投げるふりをして袖に隠す。その間に芊芊が蘇沐に玉をこっそり渡し、めでたく蘇沐が沅沅の花婿に選ばれるという計画だ。するとついに蘇沐がやって来る。芊芊は急いで楼閣を出て行ったが、その時、蘇沐は自分と大郡主を揶揄する声を聞いた。<楽師が大郡主の婿に?<大郡主は所詮、脚の不自由な女子だ、楽師でも売れっ子ならお似合いだな<ぶははは~!蘇沐はやはり自分は大郡主に相応しくないと思い知らされ、引き返してしまう。ちょうどその頃、芊芊は人混みの中で蘇沐を探していた。<でも韓少君でさえ銅環をはめさせられ、最下層の奴婢扱いとはな~芊芊は耳を疑い、思わず何の話か聞いた。噂では城主の命で韓爍が帰属の銅環をはめさせられたという。「私の脚本にはない…」芊芊は昨夜の韓爍の様子を思い出し、自分の態度を反省した。しかし梓鋭(シエイ)が若君なら気にも留めていないと安心させる。「今朝、見たんです、韓少君がたくさんの箱を運ばせていたのを… 白芨は″今夜、若城主を驚かせるから楽しみに″って言ってました 少君を冷遇したことを悔やむはずだったって」(꒪ꇴ꒪〣)<ぁ…箱って…中身は爆薬だわ、花垣城を滅ぼすつもりよ!驚いた芊芊は梓鋭に玉を託し、必ず蘇沐に渡すよう頼んだ。芊芊は二郡主に助けを求めることにした。すると星梓府になぜか裴恒の姿がある。実は楚楚はすでに玄虎城の企みを嗅ぎ付け、密かに兵を配置して韓爍を捕らえる計画だった。しかも韓爍を捕らえるのは裴府の私兵だという。そこで楚楚は芊芊が邪魔しないよう足止めし、母の道中の警護へ出かけて行った。一方、沅沅は花婿選びの玉を投げることができず、困惑していた。梓年(シネン)は蘇沐がいないため中止しようと言ったが、沅沅は自棄になって露台へ出て行ってしまう。驚いた梓鋭は大郡主が玉を投げないよう上階へ戻ろうとしたが手遅れだった。沅沅の投げた玉はよりによって教坊司の楽師・陸鵬(リクホウ)の手に渡ってしまう。その頃、芊芊は裴恒に泣きついて大街まで送ってもらった。人混みをかき分け韓爍を探す芊芊、その時、突然、韓爍が芊芊の腕を引っ張る。ちょうどそこへ母の乗った輿がやって来た。「母親!止まって!」すると韓爍は強引に芊芊を裏道に引っ張り込み、面白いものを見せると言って着火筒を出す。芊芊は何とか思いとどまらせようと、本当は韓爍を愛していると告白した。「あなたと一緒にいたい、誰に止られようとそばにいるわ」韓爍の左腕には本当に腕環があった。「あなたに申し訳ない…こんな屈辱を受けさせて…一生、外れないのよね」「…これは君なんだ、腕に刺さるのが君なら屈辱なんかじゃない 例え常に君が突き刺さっても私には喜びだ」その言葉は小千の胸を打ち、韓爍のためならこの世界でずっとそばにいてもいいとさえ思う。すると韓爍は芊芊を抱きしめ、導火線に火をつけた。「韓爍!」つづく(  ̄꒳ ̄)色々とツッコミがあるけど、最後の韓爍の言葉で全て水に流すのであったw
2022.01.05
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第14話「水蜜桃と林檎の告白」その夜、書斎を警固していた梓鋭(シエイ)は陳芊芊(チンセンセン)の命で寝たふりをしていた。すると予想通り蘇子嬰(ソシエイ)が書斎に忍び込む。梓鋭はこっそり殿内を確認、すると嬰嬰が若城主の物入れに何やら隠していた。蘇子嬰が隠したのは花垣城の防衛図だった。裴恒(ハイコウ)の亡き母・裴司軍の私邸で育った嬰嬰なら確かに防衛図を手に入れることも可能だろう。芊芊は嬰嬰が自分に謀反の罪を着せるつもりだと気づき、梓鋭に元の場所へ戻しておくよう命じた。翌朝、二郡主・陳楚楚(チンソソ)の元に差出人不明の密告状が届いた。…少城主が防衛図を私蔵しています…梓竹(シチク)はまた嘘かもしれないと警戒したが、楚楚はもし本当なら芊芊を若城主の座から引きずり下ろせると期待し、一か八か月璃(ゲツリ)府を捜索する。すると蘇子嬰が現れ、書斎を片付けている際、防衛図を見たと告発した。蘇子嬰が二郡主の前に箱を出し、この中に防衛図があると教えた。そこへちょうど芊芊たちが駆けつける。孟過(モウカ)は頭領を裏切った嬰嬰に激怒したが、陳小千(チェンシァオチエン)は期待通りの展開に安堵した。(^ꇴ^)ノ<そうなの~防衛図を隠したのは私で~す!これで若城主の座を楚楚に返し本来の筋書きに戻れる、そう思った矢先、箱の中から防衛図ではなく裴恒と芊芊の春画が出てくる。芊芊はあまりのはずかしさに激高、そこへ見計らっていたように裴恒が現れた。裴恒を呼んだのは韓爍(カンシャク)だった。何も知らずに訪ねた裴恒は蘇子嬰が芊芊を告発したと知り驚愕、しかし思いがけず芊芊が自分との春画を隠し持っていたと知る。(;゚Д゚)<芊芊!これは!( ๑≧ꇴ≦)<だっ誰かの陰謀よ!私は本当に潔白で…裴恒は嬰嬰の仕業だと疑ったが、嬰嬰は三公主に陥れられたと言い張った。その時、孟過が嬰嬰と結託したのは二郡主だと指摘、そもそも急に兵を連れて調べに来るのはおかしいという。焦った嬰嬰は誤解を解くため、実は私的な恨みで三公主を陥れたと白状した。蘇子嬰はかつて女装して選抜試験に紛れ込んだことがあった。しかし三公主に見つかり、恥知らずだと罵られ鞭で打たれたという。すると楚楚は罪を認めた蘇子嬰を投獄するよう命じ、騒ぎは一応の決着がついた。芊芊は書斎でひとりになると怒りを爆発させた。「まったく!誰の仕業よ!」「私だ、他に誰がいる?」その声は韓爍だった。韓爍は蘇子嬰の悪意に気づき、白芨(ハクキュウ)に見張らせていたという。韓爍は蘇子嬰の正体を暴くことで芊芊の裴恒への信頼も消えると期待した。そこで芊芊を守れるのは裴恒ではなく自分だけだと胸を張ったが、芊芊に責められらてしまう。「裴恒だけでなく私にまで恥をかかせて!自ら寝取られ男になるつもり?!」韓爍は白芨がすり替えた絵が春画だと知り、動揺した。しかし白芨は防衛図を取り出した後、咄嗟に底にあった絵を上に置いただけだという。( ̄▽ ̄;)<あ…(芊芊のだったのね)白芨の証言で立場は逆転、韓爍はここが玄虎城なら離縁されていると呆れた。すると芊芊は思わず離縁してくれと言ってしまう。「そこまで言うなら別れましょう…」「ほっ本来なら離縁すべきだ、だが初犯だし…恐らくずっと前に若気の至りで入手した物だ それに箱の底に置いていたのなら忘れていたんだろう?」芊芊が好きな韓爍は寛大にも許し、揚げ足を取られる前に退散した。芊芊は裴府を訪ね、裴恒を巻き添えにしたことを謝罪した。しかし裴恒は芊芊も自分を想っていると知り、相思相愛なら何の問題もないという。「韓爍が現れて自分の気持ちに気づいたんだ…もう君を誰にも渡したりしない 芊芊、君たちの離縁を城主に上奏したよ、私と一緒になろう」芊芊は誤解だと訴えたが、裴恒は聞く耳を持たなかった。芊芊は急いで母を訪ね、裴恒とのことは誤解だと訴えた。しかし城主の手にはすでに裴恒と芊芊の春画が渡っている。どちらにしても娘と韓爍は本当の夫婦ではなく、城主にとっても冷淡で強情な韓爍より子供の頃から知っている裴恒の方が安心だった。芊芊は韓爍と別れるが裴恒とも結婚しないと妥協案を出したが、城主から裴恒の名誉を傷つけたのなら責任を取れと言われてしまう。そこで城主は裴恒との結婚はともかく、韓爍との離縁は早々に命じると決めた。小千は城主に何を言っても無駄だと考え、急いで帰って行った。すると芊芊と入れ違いで桑奇(ソウキ)が城主に薬湯を運んで来る。実は小耳に挟んだところ昨日、二郡主が月璃府を捜索したというのだ。「私は大事なことを見落としているのかしら…」屋敷に戻った芊芊はあの″虎″に離縁をどう切り出そうか悩んだ。そこへ偶然にも韓爍が現れる。床にへたり込んだ芊芊を見て何事かと戸惑う韓爍、焦った芊芊は力が抜けただけだとごまかした。すると運悪く梓鋭が裴恒からの贈り物を持ってやって来る。化粧箱の中には相思相愛を意味する赤い豆がびっしり、しかも裴府の使用人が城主が離縁の令を下されると口を滑らせた。芊芊は咄嗟に知らんぷりしたが、韓爍はすでに芊芊も知っていたと気づく。「白芨…早くそいつを叩き出せ、豆は裴府の門前にばらまいておけ!」韓爍は芊芊が座り込んでいた理由が分かった。「私は君から離れられないと知っているはず…」「知っているわ」すると韓爍はじりじりと芊芊に詰め寄った。「…私は善良な人間で和を重んじる、でも追い詰められれば何をするか分からぬ」小千は清風(セイフウ)茶楼で戯作者御三家に相談した。実は新たな人物・水蜜桃(スイミツトウ)が登場、孤高で無欲の水蜜桃が急に蜜柑に愛を告白したという。戯作者は甘蕉と張り合うつもりなら死も覚悟しているはず、甘蕉に殺させろと提案した。「でも一番好きな登場人物なの」そこで戯作者は蜜柑と水蜜桃を一緒にすれば林檎と甘蕉もくっつけやすくなるという。「確かに蜜柑は水蜜桃が好きだけど…それは男女の愛じゃないし…」すると戯作者が蜜柑が好きなのは甘蕉だと指摘した。小千は否定したが、思えば自分の気持ちも分かっていない。「筋書きがもうごちゃごちゃよ~!」当初の脚本では七夕で大姐が花婿選びで蘇沐(ソボク)と結ばれ、さらにその日、韓爍が城主の暗殺を企てることになっていた。その頃、韓爍は駅館で玄虎城の使者と接触していた。計画では七夕前にあらかじめ爆薬を埋め、当日の城主行列を狙い爆発、花垣城を混乱させて一気に攻め落とすことになっている。しかし韓爍はまだ機が熟していないと反対した。芊芊は母から玄虎城の使者たちの歓待を任された。しかし韓爍の姿がない。実はその頃、酔った楚楚が韓爍を足止めしていた。韓爍は仕方なく送って行ったが、思いがけず楚楚から愛を告白されてしまう。「落とし穴から助けてもらって以来、あなたが忘れられないの…」楚楚は酔った勢いで韓爍に思いの丈をぶちまけたが、韓爍ははっきり拒絶した。「君に関心はないし、芊芊を煩わせたくない」玄虎城では男が主、そのため使者の態度は無礼だった。しかし芊芊は城主代理として冷静にあしらい、その場を治める。報告を聞いた城主は安堵したが、使者の来訪を早めたのには何か思惑があると怪しんだ。そこで城の守りを強化し、楚楚に目的を調べさせるよう命じる。「このまま韓爍を置けば不安材料になる、とりあえず芊芊とは別れさせましょう」桑奇は城主がこれを機に韓爍の誠意を試すつもりだと分かった。韓爍は宴での話を知り使者に激怒した。しかし使者は韓爍が情に流され計画を躊躇していると気づき、玄虎城を裏切るつもりかと迫る。そこへ白芨が駆けつけた。実は城主が若城主を韓爍と離縁させ、裴恒に嫁がせると決めたという。その時、韓爍はちょうど中庭を歩く芊芊と裴恒の姿を見た。使者たちは韓爍の嫉妬心を利用し、花垣城を手に入れれば陳芊芊も手に入ると計画の実行を訴える。一方、芊芊は裴恒を門まで送っていた。別れ際、今夜の宴での補佐に感謝する芊芊、すると裴恒は愛する芊芊のためなら当然だという。芊芊はこの機に男女の情はないと断言し、裴恒の方から縁談話を断って欲しいと頼んだ。裴恒を傷つけてしまった芊芊は翌日、日晟(ニッセイ)府を訪ねた。すると回復術の疲れで昼寝している大姐の代わりに蘇沐が対応に出る。そこで芊芊は蘇沐に裴恒を慰めて欲しいと頼んだ。蘇沐は芯の強い裴恒なら思い詰めたりしないと言ったが、芊芊はそれは失恋の痛みを知らないからだという。「あなたは大姐と相思相愛だもの、失恋の痛みは…」「芊芊!何を言うの?!」その話を陳沅沅(チンゲンゲン)が聞いていた。|ω・`).oO(あれ?七夕の花婿選びも間近なのに…まさか…まだ?小千はうっかり口を滑らせたと気づき、用があるとごまかし慌てて退散した。つづく
2022.01.05
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第13話「好きになってはいけない人」合歓香にあたった韓爍(カンシャク)は必死に理性を保とうとしていた。しかし次第に意識が遠のき倒れてしまう。恐る恐る様子を確認する陳芊芊(チンセンセン)、その時、急に韓爍が起き上がり芊芊を押し倒した。「…我慢していたら命に関わるわ」芊芊は覚悟を決めたが、韓爍は夫婦と言っても婚儀や天の祭祀、婚礼道中もまだだとこらえる。「生きて花垣城に戻り…必ず執り行う… …生涯、君を傷つけぬとここで天に誓おう…さもなくば万の矢で…」すると芊芊は自分から唇を重ね、韓爍の言葉を遮った。そのまま口づけを交わす2人、そこへ突然、白芨(ハクキュウ)が飛び込んで来る。「(バーン!)少君!助けに参りました!(ザッパーン!)」白芨は少君を正気に戻すため、思い切り桶の水を浴びせかけた。無事に部屋に戻った芊芊。一線を越えずに済んだと胸を撫で下ろしたが、一方で残念がっている自分がいた。確かにあの時、なぜ韓爍を押しのけなかったのか。芊芊は自分がいくら恋愛経験がないとは言え、架空の人物を好きになるはずないと否定した。「(ヾノ・∀・`)ナイナイナイ…私たちは住む世界が違うのよ? だって好きな人を前にしたら胸がときめくはず、韓爍を前にしてもドキが胸胸しないもん」その時、韓爍がやって来た。芊芊と韓爍は互いに相手を意識してどこかぎこちなかった。すると韓爍が芊芊に怪我がないか確認しようと接近、手を握る。驚いた芊芊は慌てて手を振り解いたが、急に鼓動が激しくなった。恥ずかしさで顔を背ける芊芊、そこで韓爍は自分の気持ちを告げる。「君が玄虎城の人間なら伝統の儀礼にのっとり、花嫁として盛大に迎え一生、大切にする 生涯、妻は君だけだ、共に生きたい、2人さえいればいい…」芊芊はようやく韓爍が自分を好きなのだと分かった。…好きになっちゃダメよ…でも変ね、胸の中で小鹿が跳ね回っているみたい2人の顔は自然と近づいたが、思わぬ邪魔が入った。「少城主ーっ!」梓鋭(シエイ)に呼ばれた芊芊と韓爍、するとちょうど階下で蘇子嬰(ソシエイ)が二郡主に収納庫での一件を説明していた。客桟の主が怪しいため問い詰めようと思ったが、主が見当たらないという。そこで韓爍は確かに主人も関係があるが黒幕がいると牽制した。「…私が取り逃したせいで手がかりが消えてしまいました」嬰嬰は咄嗟にひざまずいて謝罪すると、芊芊は店主の単独犯だと助け船を出し、これで終わりにした。芊芊は嬰嬰を見逃した。嬰嬰の目的は自分と同じく陳楚楚(チンソソ)の擁立、ならば自分が嬰嬰の策に合わせればいい。ただ何も知らず嬰嬰を忠義者と信じている裴恒(ハイコウ)が不憫になり、芊芊は気づかないふりをすると決めた。実は韓爍も嬰嬰をしばらく泳がせることにした。嬰嬰が芊芊を陥れるのは若城主の位のためだろう。そこで嬰嬰の悪事を暴き、ライバルの裴恒の前に突き出そうと考えたのだ。楚楚は芊芊を碁に誘った。落とし穴に続き収納庫の一件、楚楚は夫婦である芊芊と韓爍に媚薬を使う理由がないことから、本来は自分と韓爍を閉じ込める罠だったと悟る。「同じ者が考えた策じゃないかしら?この前は失敗したから今度は合歓香まで使った でも店主の手違いであなたが閉じ込められたのね」しかし楚楚は怒るどころか感謝しているという。「韓爍が要らないのなら私がもらうわ」楚楚は芊芊の動揺に気づき、いざとなると惜しくなったかと揶揄した。すると芊芊は本来の目的を思い出し、花垣城に戻ったら策を講じて韓爍を離縁すると約束する。「私は韓爍に指1本触れていないから、安心して」若郡主一行は花垣城へ出立することになった。芊芊は楚楚の手前、韓爍に冷たい態度を取るしかなかったが、韓爍は芊芊の気持ちも自分にあると確信し、本気にしない。「だから私たちは一緒になれないの、めちゃくちゃになる」「いいさ、私だけのことだけ考えればいい」「…花垣と玄虎のように私たちの住む世界は違う、自分の世界を捨てるなんて私には無理 ずっとここにはいられない」「両城の問題を解決すれば一緒になれるのか?」「…話しても無駄ね」芊芊は城主の期待に応え、山賊を見事に帰順させて帰って来た。芊芊の帰りを心待ちにしていた裴恒、しかし嬰嬰の讒言にすっかり惑わされてしまう。「韓爍は二郡主に色目を使い、襲撃を見越して三公主を客桟に置き去りにしました 暗殺に失敗すると韓爍は乱暴する目的で合歓香まで使って…」「なんたることだ!」驚いた裴恒は芊芊を守るため、嬰嬰を芊芊のそばに置くよう説得することにした。芊芊は韓爍に自分を諦めさせるため、やむを得ず愚策に出た。宗学(シュウガク)堂の授業でわざと裴恒に恋の詩を暗唱、威猛山でも裴恒を想っていたと嘘をつく。実はその詩は子供の頃、芊芊と裴恒が一緒に覚えた詩だった。面白くない韓爍は芊芊が恋の詩とは知らず暗唱したと訴えたが、裴恒は知っている気がするという。知るものか!>(`・д・)(・д・´)<知っている!どうなんだ?>(`・д・(`・д・)<どうなんだ?( ๑≧ꇴ≦)<あ!下校時間だ!帰ろうっと! ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘芊芊は梓鋭と街に出た。通りではちょうど講談師が若城主と韓少君の威猛山での武勇伝を話している。「…少城主は指一本動かさず、荒くれ者の孟過(モウカ)を感服させて配下に収めた!」お見事!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<おおおお~!今や若城主は大人気、こそばゆい芊芊だったが、そこへ楚楚が通りかかった。しかし楚楚は芊芊が呼び止めても無視して行ってしまう。すると嬰嬰が駆けつけた。何でも芊芊の詩が原因で韓爍が裴恒を芝居小屋に呼び出したという。韓爍は学問の場で男女の情を語るべきではないとたしなめた。すると裴恒は韓爍が芊芊を守るべき夫の身でありながら大切にしていないと指摘、今後は芊芊への想いを隠さないと宣戦布告する。「たとえ今は望みがなくとも、時間をかけて芊芊を振り向かせてみせる」憤慨した韓爍は蘇子嬰の本性を把握しているのか聞いた。裴恒は本性を知らねば芊芊の身近に送り込むはずないと答え、帰ってしまう。韓爍はこれで蘇子嬰が裴恒の指示で動いていると確信した。しかし白芨は思いを寄せる相手を陥れるはずないと訴え、裴司学の指示ではないと諌める。そこへ芊芊が駆けつけた。裴恒は帰った後だったが、今日の演目が″薄情女の三行半″と″愛人を打つ″の2本立てと気づく。芊芊は韓爍が嫉妬して裴恒に嫌がらせをしたと誤解、もっと寛大になるようとがめた。その時、階下の舞台から役者の台詞が聞こえてくる。<夫婦の縁はすでに尽きにけり~とく立ち去るべし<私に出ていけと?韓爍は思わず芊芊も同じ気持ちなのかと聞いた。しかし芊芊は説明するのもばかばかしいと言い放ち、帰ってしまう。納得がいかない韓爍、そこで寛大になれと言われた仕返しに裴恒を月璃(ゲツリ)府に招待しようと思いつく。その時、階下から様子をうかがう蘇子嬰の姿を見つけた。その夜、韓爍は東屋に芊芊を呼び出し、裴恒の件を謝罪した。芊芊はこれで和解できたと思ったが、そこへ月下の宴と称して韓爍から呼び出された裴恒、孟過、嬰嬰が加わる。すると嬰嬰は韓爍と裴恒の争いを焚き付けるため、三公主の意に適うのは裴恒だと言い出した。(〣꒪ꇴ꒪).oO(嬰嬰コイツッ!「で裴司学?夫に暇を出す妻をどう思う?」「素晴らしい」「そりゃ素晴らしかろうな…少城主から言うことはないか?」(* ・ω・)ノ<発言は控えます!「ダメだ」(; ꒪ω꒪).oO(何とかやり過ごさなくちゃ…韓爍と裴恒の板挟みになった芊芊、そこで酒をがぶ飲みし、泥酔して宴から逃げ出すことに成功した。梓鋭は酔い潰れた芊芊を担ぎ出し、ようやく中庭へ出た。すると芊芊は独りで歩き始め、最近ではすっかり酒に強くなったとばらす。「で、嬰嬰に動きはある?」「何度も書斎に入っては白芨に追い出されていました」「じゃあ、隙を作って入らせましょう、お手並み拝見と行くわ」つづく( ๑≧ꇴ≦)韓爍のカツラががががが!www孟過が急に大声出した時、芊芊以上にビクッとなったわ( ̄▽ ̄;)
2021.12.23
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第12話「山寨の頭領」山賊に軍営の場所がバレたのは蘇子嬰(ソシエイ)が厨房で火を使ったせいだった。これを機に韓爍(カンシャク)はすぐ送り返すと決めたが、嬰嬰は連行される際、わざと玉佩を落とす。それは陳楚楚(チンソソ)が落とし穴で拾ったあの玉と良く似ていた。嬰嬰の話では我が家に伝わるこの世に二つとないものだとか。「恐らく半分は雑務の際、欠けてしまったのでしょう…」「ふっ、罠をかけた時に欠けたのね?」楚楚は芊芊の指示なら自分を罠にはめて孟過(モウカ)に捕らえさせるつもりだったのかと疑った。しかし嬰嬰は誤解だと訴え、三公主はただ二郡主と若君を結びつけたい一心で2人きりになれるよう落とし穴を掘ったと弁明する。( ꒪ͧ⌓꒪ͧ)ぁ___全部、言っちゃった深く傷ついた韓爍は言葉もなく部屋へ戻り、楚楚もさすがに呆れ果て韓爍に続いた。面目丸潰れの芊芊、そこで自分をかばって怪我をした韓爍に薬を差し入れに行った。しかしすでに楚楚が韓爍の手当てを始めている。所在なさげの芊芊だったが、ふと机の上に果物を見つけた。(;^ꇴ^)<あ、私の好物だと知ってたの?すると韓爍は果物を自分でかじり始め、もう1つはこれみよがしに楚楚に渡してしまう。困惑する芊芊、その時、韓爍が腰飾りを落とした。芊芊は拾って返そうとしたが、それを見た楚楚が自分のだと言って取り戻す。|ω・`).oO(楚楚の持ち物をなぜ韓爍が?韓爍と楚楚の急接近に動揺した芊芊は居たたまれなくなり、急いで出て行った。韓爍は傷だらけだった嬰嬰を怪しんだ。すると白芨(ハクキュウ)が怪我を装っているだけだと教える。「監視しろ、裴恒(ハイコウ)が何を企んで奴を芊芊に近づけたのか確かめる」その夜、嬰嬰はこっそり鳥文を放った。しかし白芨が矢を放って伝書鳩を仕留めてしまう。裴恒は伝書鳩が一向に戻らず苛立ちを隠せなかった。一方、城主は芊芊が山賊の頭領を捕まえたと報告を受け、その夜は祝宴を開く。しかし急報が届き、若城主が孟過を再び解放したと知った。裴恒は芊芊に何か考えがあるに違いないとかばったが、怒った城主は早々に引き上げてしまう。そこで裴恒は席を立ち、桑奇(ソウキ)を呼び止め芊芊の消息を尋ねた。すると祝宴で酔った大臣が裴恒の従者として列席していた蘇沐(ソボク)にからみ始める。「いつから城主府に出入りできる身分になったのだ?…こんなことを許すのはどうせ若城主だろう」「蘇沐、こちらへ」沅沅は蘇沐を助けるため、自ら令牌を授けた。「日晟(ニッセイ)府の賓客を下に見る者はいないわ」芊芊と韓爍の間にわだかまりが残る中、再び孟過が捕まった。しかしまだ本気で投降する気がないと分かり、芊芊はまた解放してしまう。楚楚は怒り心頭だったが、梓竹(シチク)がこっそり耳打ちした。「討伐の司令は若城主です、従えば我らに累が及ぶことはない、この件も城主府に伝わる頃でしょう」結局、楚楚は解放に同意した。すると孟過は明日の正午、10里先で最後の一戦を交えたいと言って帰ってしまう。(^ꇴ^)ノ″<気をつけて帰ってね~♪芊芊は明日に向けて戦術を決めた。楚楚は同意したが、韓爍は本当に二郡主と自分を同じ隊にするのか確認する。もし挟み撃ちの策が漏れて芊芊と孟過が交戦となれば、自分たちは救援に間に合わないだろう。「そうね、自分の身を守る方法を考えないと…じゃあ単独行動はしない!」「では誰と一緒に?」芊芊は韓爍の期待をよそに楚楚を頼ったが、あっさり断られた。面白くない韓爍は思わず山賊に捕まれば殺されると迫り、芊芊を怖がらせる。すると嬰嬰が裴恒さえいれば三公主を守れたとわざと挑発した。「三公主は軍営でお2人からの朗報を待っては?」しかし芊芊は軍営にいても1人には変わりないという。韓爍は芊芊がただ自分といたくないだけだと誤解、怒って出て行った。芊芊は梓鋭(シエイ)と嬰嬰の3人で軍営に残った。すると情報が漏れたのか山賊に攻め込まれ、慌てて合図の花火を上げることにする。しかし花火の箱は水浸しになっていた。やがて密偵から報告を受けた韓爍が軍営に駆けつけたが手遅れ、芊芊は孟過に誘拐されてしまう。芊芊は威猛山賽(サンサイ)にいた。てっきり頭領に嫁がされると怯えていた芊芊だったが、孟過は自分の力を認めて6回も解放してくれた若城主の恩に報いたいという。「義兄弟の契りを交わし、ぜひ威猛山の王に!」こうして芊芊は孟過と親違いの兄妹となり、新しい頭領となった。早速、新頭領と新副頭領の祝宴が始まり、芊芊はまず扁額を書き換えるよう命じる。「これが正解よ!」芊芊は【威猛山寨】と訂正した。しかし山賊たち若城主が字も読めないという噂は本当だったと納得、しかし芊芊の顔を立てて、今後は″寨″を使おうと決める。その時、韓爍たち護城軍が攻めて来たと報告が来た。威猛山で対峙する護城軍と山賊、そこへ芊芊が現れた。「誰だ!威猛山を攻める奴は!責任者は出て来いや〜っ!」若城主の救出に駆けつけた韓爍や楚楚たちは唖然、聞けば芊芊は威猛山の新頭領になったという。設定と違い酒に弱い小千は泥酔、もはや韓爍のこともはっきり分かっていなかった。すると韓爍は全員に後ろを向くよう命じ、芊芊を抱きしめる。「さあ、一緒に帰るぞ」「あなたって…ある人にすごく似てるわ… その人は私を守ると言ったのに…肝心な時にへそを曲げて山賊の話で私を脅かしたの そして私を置き去りにした…」「私が悪かった、だから今ここにいる」「あれ…韓爍?…なぜ今頃、来たの?怖くて死にそうだったのよ…」芊芊は酔った勢いで本音を明かし、韓爍に抱きついてわんわん泣いてしまう。「分かった分かった、もう泣くな、私が悪かった」韓爍は仕方なく酔い潰れた芊芊を抱き上げて引き上げることにしたが、山賊たちも頭領を連れ去られては困る。そこで韓爍は今後、威猛山は若城主に帰順すると宣言、山賊たちを軍営に呼び寄せた。翌朝、二日酔いで目を覚ました芊芊はふと嬰嬰の行動が怪しいことに気づいた。そこで梓鋭に嬰嬰を見張るよう命じる。一方、嬰嬰は二郡主に汁物を差し入れ、必ず二郡主を若城主にしてみせると自分の胸に誓った。…その時に必ず思い出してくれるはず…芊芊は韓爍と顔を合わせるのが恥ずかしかった。すると避けられた韓爍は咄嗟に芊芊の行く手を阻み、改めて芊芊を1人にしたことを反省する。「でもなぜ私と二郡主を結ぼうとしたんだ?」「だって…本当はあなたたちが…」「あれは…確かに二姐に近づこうとしたが、その時は君を知らなかった …何かを贈る前に相手の好みを確かめろと君が言ったのに、私の好みは無視するのか? 私をさらった以上、最後まで責任を持ってくれ」そんな2人の様子を楚楚が偶然、目撃する。楚楚が傷つく姿に気づいた嬰嬰は、必ずや二郡主の好きな人を自分が振り向かせて見せると決めた。客桟の主人が韓爍に若城主からの伝言を届けた。大事な相談があるため、今日の申時に客桟の収納庫で待つという。しかし梓鋭が嬰嬰と主人の密談を聞いていた。「収納庫に閉じ込めろ、韓少君ともう1人だ、そしてすぐに鍵を…薬が効く頃合いに注意しろ」報告を聞いた芊芊は急いで収納庫へ向かった。一方、梓鋭はちょうど二郡主の元へ行こうとしていた嬰嬰を発見、後ろから殴って気を失わせる。その間に芊芊は韓爍を助け出そうとしたが、すでに韓爍は合歓香に当たっていた。すると店主は収納庫に若城主が入ったため、嬰嬰の命令を勘違いして閉じ込めてしまう。梓鋭は急いで収納庫へ駆けつけたが錠がかかって開かなかった。すると中から芊芊の悲痛な叫び声が聞こえる。「助けて!あ、でも誰にも知られちゃだめ…白芨を呼んで!」韓爍は何とか理性を保とうと必死だった。合歓香と言えばドラマではお馴染みの薬、実は小千の脚本では嬰嬰が韓爍と楚楚に使うことになっている。まさか自分の身に降りかかるとは予想外、一体どうしたらいいのか。つづく( ๑≧ꇴ≦)これはルースーが上手いのか?配音が上手いのか?でも確かにこれじゃ誰でも三公主を選びそうw
2021.12.21
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第11話「縁結びの罠」陳芊芊(チンセンセン)は再び清風(セイフウ)茶楼に戯作者御三家を招集、林檎の策士である桜桃(オウトウ)を物語に登場させた。「見かけは人畜無害だけど実はすごく腹黒い、昔、林檎に助けられたことで忠誠を誓っているの 林檎の成功の多くは桜桃が支えているわ」「三公主、筋書きが複雑すぎますよ~蜜柑・林檎・甘蕉の三角関係を整理する前に新たな人物が?」「複雑じゃないわ、桜桃が整理してくれる 元の筋書きでは桜桃は林檎が甘蕉を好きだと知り、2人を結びつけようとした 林檎のためならどんな汚い手も使う、そして2人は恋仲になるの …今回、桜桃にはもともとの役割を演じてもらうわ」しかし戯作者たちは大胆な改訂で展開が見えないと困惑し、桜桃がそれた話を元に戻せるのか懐疑的だった。芊芊は若城主として護城軍を率い、山賊討伐のため威猛(イモウ)山へ出発した。裴恒(ハイコウ)が送り込んだ侍従・蘇子嬰(ソシエイ)は若城主に忠実だが、芊芊との間に割り込まれた韓爍(カンシャク)は面白くない。一方、芊芊はこの機に韓爍と二郡主・陳楚楚(チンソソ)を結びつけるべく策を巡らせた。蘇沐(ソボク)は三公主から留守中の回復術の手伝いを頼まれ、大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)を訪ねた。しかし沅沅は芊芊まで若城主として山賊の討伐に出かけと知り、自分の無能さを実感して自暴自棄になってしまう。芊芊との約束もすっぽかし再び遺書を書き始める沅沅、そこで蘇沐は箱にため込んでいる大郡主の遺書を取り上げた。すると遺書と言っても中身は芊芊を羨む内容だと分かる。「私と回復術をすると約束してくださるなら、大郡主の願いは私が叶えましょう 乗馬、氷滑り、凧揚げもです…けれど教坊司はおやめください(ふふ」「ほ、本気で書いたわけじゃないわ」「お手元の文に何が書いてあろうと必ず私が実現して見せます」若城主一行は威猛山に到着した。軍営は山賊のせいですっかり寂れた這間(シャカン)客桟に決まったが、白芨(ハクキュウ)は勝手に若君と若城主の部屋を別々にしてしまう。実は白芨はこの機に山賊たちを手駒にして玄虎城の隊商を守らせようと画策していた。「少君、そのことを若城主に悟られぬためにも同室は避けなければ…」「私も今そう考えていたところだ…( ̄▽ ̄;)」客桟に落ち着いた芊芊は梓鋭(シエイ)と嬰嬰の協力のもと、早速、韓爍と楚楚の縁結び作戦を始めた。裏山の山小屋に花吹雪や白い鳩など小道具も揃えて準備万端、するとそこへ芊芊の文で呼び出された韓爍と楚楚が現れる。芊芊たちは物陰からその様子をうかがっていた。見つめ合う韓爍と楚楚…。|꒳ ̄)<これこそ恋愛ドラマの王道よ~良い場面だわしかし韓爍は何を勘違いしたのか、二郡主にいきなり剣を抜けと迫った。「教坊司での決着をつけたいのだろう?!手合わせだ!」|ω・`)<手合わせ?!これデートだろう?どう見ても~韓爍www筋書きは芊芊の思惑とは全く異なる方向へ、しかも韓爍は手加減もせず楚楚に向かって斬りかかろうとした。焦った嬰嬰は咄嗟に梓鋭の足を踏みつけ、梓鋭はあまりの痛さに絶叫、韓爍たちにバレてしまう。「誰だ!出て来い!」「あ…私よ!」芊芊は仕方なく偶然、通りかかったとごまかしたが、楚楚は2人が自分を笑い物にたのだと誤解して帰ってしまう。「どうだ?戦う私は″虎″だったか?」「虎よ!…能天気なんだから、誇り高い楚楚にあんな恥をかかせて!」小千は憤慨したが、確かにこんな性格に設定したのは自分だと思い出し、苛立って出て行った。韓爍は何が悪かったのか分からず困惑、すると嬰嬰から夫として身を慎まないと三公主を怒らせてしまうと諌められてしまう。嬰嬰は三公主が若君の不義を疑っていると気づいた。しかし芊芊は初めから″義″などないと否定、韓爍と楚楚を結びつけたいと教える。「討伐がらみで″恋の罠″を仕掛ける…愛はお互いを信用し、頼ることから始まるわ だから2人を…」「分かりました!お任せを!」(  ̄꒳ ̄)え?でも私は分かってないけど?手分けして偵察に出かけた韓爍と楚楚。楚楚は竹林の様子がおかしいと気づいたが、そこへ伝令兵が駆けつけ、韓爍たちが山賊の襲撃を受けていると報告する。楚楚は梓竹(シチク)に援護を命じ、竹林の周辺を調べたら追いかけると言った。しかし竹林に入った楚楚は穴に落ちて足をくじいてしまう。韓爍の一行は何事もなく無事だった。梓竹の話を聞いた韓爍は孟過(モウカ)の罠だと気づき、慌てて二郡主のもとへ向かう。馬を残したまま姿を消した楚楚、韓爍は姉思いの芊芊を心配させまいと捜索を始めた。すると竹林の中で楚楚が落とした腰飾りを拾う。一方、楚楚は落とし穴で割れた玉を拾っていた。その時、不意に穴に紐が落ちて来たかと思うと、韓爍が降りて来る。韓爍は足を痛めた楚楚を背負い、手を血だらけにしながら縄を登って行った。その夜、楚楚を探しに行った韓爍は客桟に戻って来なかった。うとうとしながら待っている芊芊、すると嬰嬰が現れ、周到に手配をしたと報告する。「…今夜、韓少君と二郡主は2人きりのはずです」「手際がいいのね…」一方、韓爍と楚楚は山小屋で寒さをしのいでいた。すると韓爍が果実を集めて戻り、楚楚に勧める。「…これは芊芊が子供の頃に好きだった果物よ」韓爍はすかさずその果物を懐に入れ、芊芊への土産にすると言った。その優しい気遣いを羨み、楚楚は思わず芊芊に韓爍を譲るべきではなかったと後悔する。実は城主は当初、韓爍を楚楚の婿に考えていた。「あの日に戻れるなら、私が先に出会ってあなたを連れ去りたい 過去に戻れるならあなたは誰を選んだ?」韓爍は思いがけず楚楚の自分への想いを知って困惑した。しかし紆余曲折を経て今は芊芊を愛していると伝え、楚楚にも相応しい相手が現れると慰める。「誰もが韓少君の芊芊への気持ちを分かっているのに、芊芊だけが気づいていないのね、ふっ」「芊芊は…鈍感だから( ̄◇ ̄;)…でも私を想っているよ」韓爍は寒そうな楚楚に自分の外套を貸した。「こんな気遣いは初めての経験よ…」楚楚は母に寵愛されて育った芊芊とは違い、人の顔色を見て育ったという。努力せずとも何でも手に入る芊芊と全力を尽くしても何も得られない自分、楚楚はそれが自分の運命だと嘆いた。韓爍はいつか必ず運が向いてくると励ましたが、楚楚の言葉が引っかかる。…芊芊は私の想いに気づいていないのか?…芊芊はうたた寝したまま朝を迎え、目の下に酷いクマを作った。さすがに朝まで逢瀬とは長すぎる。しかし嬰嬰が嬉しそうに三公主の命で落とし穴を掘ったとネタばらしした。「″恋の罠″を仕掛けろとおっしゃったので…」( ー̀ωー́ )<いやそれはただの比喩でしょう?!落とし穴を仕掛けてどうするのよ!芊芊は2人の命に関わる問題だと呆れ、ともかく探しに出かけると決めた。そこへ梓鋭がやって来る。「お待たせしました~できましたよ!」「お粥って…まさか火を使ったの?!」「今朝、厨房に行った時には火にかけてありました」行軍中は敵に居場所を知られないよう煮炊きは厳禁、しかし嬰嬰は冷えた食事ばかりの三公主の身体を温めたかったと釈明した。このままでは山賊が攻めて来るは、早く2人を助けなければ山賊に襲われるはで芊芊は頭が混乱。すると案の定、山賊が客桟に攻め込んできた。芊芊たちは必死に山賊から逃げ回った。するとついに韓爍が馬に乗って戻って来る。芊芊は韓爍が助けに来てくれたと喜んだが、韓爍の後ろにいる楚楚の姿を見るとなぜか落胆する自分がいた。その時、韓爍が颯爽と馬から飛び降り、真っ先に芊芊を助けてくれる。しかし芊芊は背後から現れた山賊に気づき、咄嗟に韓爍を守ろうとした。韓爍は瞬時に敵に気づいて芊芊をかばい、背中を斬られてしまう。「韓爍!大丈夫?!」「梓鋭!芊芊と隠れていろ!」こうして韓爍と楚楚の活躍により形勢は逆転、山賊の頭領・孟過は生け捕りになった。威猛山は花垣と玄虎の境界にあり隊商が必ず通る要所で、山賊はこれまで隊商から略奪を繰り返して来た。楚楚は当然、頭領を殺すと言ったが、小千は脚本で孟過が韓爍の配下になると知っている。「何も殺さなくても…少君?少君はこの男を使う気はないの?」韓爍は白芨の計画を思い出して見逃すことにしたが、その時、孟過が敵の情けなどいらないと叫んだ。実は孟過が守りの手薄な客桟を襲撃したのは芊芊を拉致して自分の女にすることが目的だったという。激高した韓爍はやはり殺せと命じたが、芊芊がなだめた。頭領を殺せば報復されるのは必死、それより投降させて配下に収めるべきだという。すると冷静になった韓爍は芊芊の顔を立て頭領を解放した。芊芊は自分のせいで怪我をした韓爍を心配した。しかし韓爍は自分の戻りが遅れたせいだという。「それより君は私をかばおうとしてくれたね」「当然でしょう?」「今後は何があろうと先に逃げるんだぞ?」まるで本当の夫婦のように仲睦まじい芊芊と韓爍、しかし楚楚が水をさした。「ところで孟過に軍営を知られたのは一体、誰のせい?」つづく(  ̄꒳ ̄)ん__芊芊って嬰嬰が腹黒いって知ってるよねえ?うむ、イマイチよく分からないわ
2021.12.20
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第10話「若城主誕生」大姐との約束を果たし、武術試験で首位を取った陳芊芊(チンセンセン)。韓爍(カンシャク)は芊芊を27回も鞭打った林七(リンシツ)への恨みを募らせ、白芨(ハクキュウ)に殺せと命じた。しかし芊芊はただ殺すだけでは甘いと止め、もっといい方法があるという。林七は大のネズミ嫌いだった。そこで芊芊は拘束した林七を物置小屋に閉じ込め、27匹のネズミを放つ。「これで気が済んだでしょう?…じゃあ梓鋭(シエイ)、行こう♪」韓爍はこんな子供騙しの報復に呆れたが、無邪気に笑う芊芊を憎めない。その時、誤って外に逃げ出したネズミが1匹、芊芊の足元にまつわりついた。ヒイィィィ!!(((゚ロ゚ノ)ノ驚いた芊芊は無我夢中で韓爍に抱きつき絶叫、白芨は慌ててネズミを捕まえた。「私から遠ざけて!…もっと遠くまで!」芊芊に他意はなかったが、思いがけず芊芊を抱きしめることになった韓爍は胸をときめかせた。城主府で若城主選抜の最後の試験、策論が始まった。城主が指定した主題は花垣(カエン)城の悪化した財政状態の改善方法について、すると早速、芊芊が手を挙げ、人頭税を提案する。成年から税を集めて収入源を確保し人口を把握できるという良策だったが、実は陳小千(チェンシァオチエン)にはある思惑があった。案の定、二郡主派の劉(リュウ)司銀が異論を唱え、成年人口には男も含まれていると指摘する。男子に税を課せば当然それに伴う権利を認めるということ、大臣たちは男に利権を与えれば花垣城の根底が揺らぐと眉をひそめた。芊芊の計画通り策論は陳楚楚(チンソソ)が首位を獲得した。残す結果は筆記試験のみ、芊芊は答案に絵を書いて提出したことから、予定通り楚楚が若城主に決まると確信して祝いの品まで用意してある。しかしいざ選抜試験の結果が発表されると首位は芊芊、これで2つ首位を取った芊芊が若城主に決まった。(꒪ꇴ꒪〣)なんでぇ___芊芊は何かの間違えだとうろたえたが、楚楚は深く傷ついて帰ってしまう。大穴の三公主が若城主に決まった。清風(セイフウ)茶楼では二郡主に賭けていた戯作者御三家も身ぐるみ剥がされ、すっかり気落ちしている。「普段通りにしたのになぜ私が勝ったのよ!」芊芊は役立たずの三人に八つ当たりし、まさにコメントだけ強気の″ネット将軍″だと揶揄して帰ってしまう。「もうあんたたちを養えないから!」裴恒(ハイコウ)は二郡主を訪ねた。我慢強い楚楚でもさすがにこの結果は受け入れ難いだろう。すると楚楚は芊芊が明らかな不正で武術試験で勝ち、策論で突拍子もない案を出しても罰を受けないと不満を漏らした。「私は何をしても母上の称賛を得られず、芊芊は騒ぎを起こしても愛される… 同じ娘なのになぜこうも違うの?!」「君は期待されているんだ、ゆえに要求も過酷になる」芊芊と同じ言葉で諭された楚楚はさらに傷つき、裴恒を追い返してしまう。梓竹(シチク)も主が受けた仕打ちに怒り心頭だった。確かに若城主は二郡主に賭けたが、その実、韓爍が全財産を三公主に賭けていたため、大儲けしたという。楚楚は芊芊と韓爍にまんまと騙されたと誤解、恨みを募らせた。「芊芊を見くびり過ぎていた…もう2度と信じるものですか!」三公主に賭けた韓爍は一人勝ち、月璃(ゲツリ)府に金銀財宝が持ち込まれた。寝耳に水だった芊芊は筆記試験で韓爍が手を回したと気づき激怒、しかし韓爍は何が駄目のか分からない。(#˃̶͈̀ロ˂̶͈́)<何かを贈る前に相手の好みを確かめたらどう?!そこへ梓鋭が若城主お披露目用の礼服を持って来た。若城主になるのはお断りと言っても、やはり美しく豪華な衣装を前にすると目を輝かせる芊芊。こうしてわだかまりを残したまま韓爍と一緒にお披露目道中へ出発したが、2人の険悪な雰囲気は変わらなかった。芊芊と韓爍は輿の中で言い争いになった。韓爍は昔から権力の行方が生死に関わり、戦わねば死神が迎えに来ると訴える。( ̄▽ ̄;)<死神なら目の前にいますけど…( ゚д゚)<夫婦となったのに私が君を殺すとでも?!(  ̄꒳ ̄)<祭祀も床入りもしてない( ー̀ωー́ )<不満なら改めて儀式を…何なら床入りだって…(ボソッ(  ̄꒳ ̄)<ふん、お断りよすると韓爍は突然、馬車を止めて降りてしまう。芊芊は慌てて引き止めに向かったが、2人は群衆が見守る前で痴話喧嘩となった。売り言葉に買い言葉、韓爍は自分が嫌なら独りで道中を続けろと捨て台詞を吐き、芊芊も呆れて輿に戻ることにする。しかし韓爍がうっかり履き物に芊芊の裳裾を引っ掛けたまま歩き出した。「韓爍!行かないで!」韓爍は今さら謝っても遅いとばかりに無視してどんどん先を急いでしまう。破れた裾はあっという間にほどけ、芊芊は仕方なくあられもない姿で韓爍の後をついて行くしかなかった。韓爍は月璃府に戻ってようやく自分が芊芊に恥をかかせたと知った。どんなに責められても返す言葉がない韓爍、そこへ山のような奏状が届く。芊芊は若城主として政務を補佐しなければならない立場になった。そこで奏状を広げてみると、早速、公衆の面前で衣を脱いだ若城主が糾弾されている。芊芊は韓爍の顔など見たくないと声を荒げたが、その時、うっかり自分が落としたバナナの皮を踏んで滑った。咄嗟に芊芊を抱き留めた韓爍、するとそのまま2人は重なり合うように倒れ、はずみで芊芊は韓爍に口づけしてしまう。「こっここは私の部屋よ?出ていって」ピュー!ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘芊芊の機嫌が直らず悶々とする韓爍。その様子を見た白芨は、かつての若君なら自分を怒らせた者に同じだけ屈辱を与えて迷わず始末していたと困惑した。「なぜ三公主に対しては迷うのですか?」「同じだけの屈辱を与えるか…はっ!」翌朝、韓爍はちょうど涼亭にいた芊芊を見つけ、道中での衣の件を謝罪した。「今日は君が引っ張れ」韓爍は芊芊が裾を引っ張ると衣が脱げるように仕込んでいた。(´゚艸゚)∴ブッ<あなたが考えたの?くだらない芊芊は興味がないふりをして裾を持ったが、突然、嬉しそうに走り出した。「芊芊!走るな!」みるみる解けていく衣、やがて韓爍は足が丸見えになったが、そこへ運悪く裴恒がやって来る。惨めな姿を見られて立場がない韓爍、すると裴恒は呆れ顔で″男徳″を渡した。「この書物で学ぶといい」政務に手こずっていた芊芊は裴恒に公文書の処理を手伝ってもらうことにした。しかし日が暮れても裴恒が帰る様子がなく、韓爍は気が気でない。一方、奏状を片付けていた芊芊は男女の不公平な刑罰を知り憤っていた。「家庭内で男女はお互いを尊重すべきよ、社会でも男性はあなたのように能力で評価されるべき」すると裴恒はこの厚遇が亡き母・裴将軍の名声のおかげだと話した。「だから君と婚約できた」「そんなことない、あなたは実力で初の男性司学となったのよ? 真の男はこうでなくちゃね、まさに皆のアイドルよ」「…え?アイド…ル?」「アイドルって言うのはねえ…そうねえ、触れてみたいと思わせる人かしら? 見ただけで思わず好きになってしまう?そんな感じ」「(テレ)ありがとう」「あ、好きと言ったのはあなたが思っているような意味じゃなくて…」「芊芊!言わなくていい、分かったよ」( ̄▽ ̄;)<いや分かってない…韓爍は芊芊を喜ばせようと若城主にのし上げたが、なぜか怒られ、裴恒につけ入る隙を与えた。そんな中、威猛(イモウ)山で隊商を襲う山賊を討伐して欲しいと嘆願が届く。楊(ヨウ)司戸は若城主が適任だと上奏したが、劉司銀は武術に覚えのある二郡主が適任だと訴えた。すると城主は芊芊にも経験が必要だと考え、韓爍の同行のもと山賊討伐を命じる。しかし芊芊は勅旨を届けに来た桑奇(ソウキ)を前に尻込みした。(  ̄꒳ ̄).oO(小千、あなたの任務は2つ、まず生き残ること、そのために韓爍と楚楚を結びつけて物語を終わらせなくちゃ…今のところ私は生きてる、ということは?ピコーン♪「いいわ、討伐に行くけど同行者をもう1人」「ならぬ!」韓爍はてっきり裴恒を連れて行くつもりだと誤解して反対したが、芊芊は楚楚を連れて行くと言った。裴恒は芊芊が山賊討伐に向かうと知り、自分と一緒に育った侍従を同行させて欲しいと申し出た。韓爍は不快感をあらわにしたが、裴恒は自分の配下なら玄虎城の男より役に立つと牽制する。なぜか一触即発の様相となる韓爍と裴恒、そこで芊芊は人が増えるとまとまらなくなると遠慮した。すると侍従が現れ、主の思いに応えて同行させ欲しいと嘆願する。「(はっ!)あなたの名前は…」「蘇子嬰(ソシエイ)です」「もしかして…あなたが嬰嬰?!」「なぜ私の幼名を?」(^ꇴ^).oO(お!脚本が行き詰まった時に投入した新メンバーよ!小千は韓爍と楚楚を取り持つのが嬰嬰だと思い出し、連れて行くと決めた。韓爍は急に気が変わった芊芊に納得がいかなかった。この機会に芊芊から裴恒を遠ざけられると思っていたが、まさか裴恒が間者を送り込んでくるとは予想外だ。つづく(  ̄꒳ ̄)ってか武術試験でなぜ芊芊が勝ったの?実は分かっていないwそれにしてもボケとツッコミの演技に一切の手抜きがないところが好きだわ(*≧∀≦)
2021.12.19
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第9話「月にかけた願い」陳芊芊(チンセンセン)は悲観的な大姐・沅沅(ゲンゲン)を鼓舞するため、武術大会で優勝すると啖呵を切った。しかし武術どころか運動音痴の陳小千(チェンシァオチエン)、そこで韓爍(カンシャク)は必勝法を授ける。「忘れるな、対戦成績で君が上なら、林七(リンシツ)と一緒に壇上から転落しろ」(´゚艸゚)∴ブッ<セコイ手ねえ~芊芊はこっそり街へ出かけ、清風(セイフウ)茶楼で戯作者御三家と作戦会議を始めた。そこで筆記と策論で確実に負けたいと相談したが、3人から普段通りで負けると失笑を買う。一方、韓爍は密かに楊(ヨウ)司戸と接触、芊芊を若城主にしたいと頼んだ。「私の妻が若城主になれば鉱山を手に入れるのも容易になる」こうしてついに若城主選抜試験の日がやって来た。第一次は筆記試験、芊芊は絵を描いて提出したが、試験官がこっそり答案を取り替えてしまう。そして第二次はいよいよ武術試験だ。実は芊芊の対戦は白芨(ハクキュウ)と林七が手を回した相手で、どちらと当たっても芊芊を勝たせる手筈になっている。負けず嫌いの林七は芊芊を勝たせて決勝で対戦し、恥をかかせようとしていた。芊芊は順調に勝ち進み、無事に1日目が終わった。その夜、林七との決勝戦を前に眠れずにいた芊芊、そこで気分転換に回廊へ出ると、偶然、心配で様子を見に来た韓爍と出くわす。「伝授した手を覚えておけば、勝つ可能性はあるよ…でもやめてもいいんだ」韓爍は合図をくれれば対戦中でも銅鑼を鳴らして止めると言った。しかし芊芊は拒否、自分が諦めれば大姐が治療をしてくれないという。「沅沅の脚には私も責任がある、だから私も諦めないし、沅沅にも諦めて欲しくないの」すると韓爍は芊芊を連れて屋根の上に乗った。実は玄虎(ゲンコ)城では満月に願いをかけると叶うと言われている。「ここなら君の願いが一番に月に届くよ」「ィャ…高いところは苦手なんだけど…」「私がいるだろう?」芊芊は手を合わせ、月に向かって明日の成功を願おうとした。すると急に月が雲に隠れてしまう。そこで韓爍は自分に願いをかけろと言った。「…明日も見ていてくれる?」「当然だろう?!」「だったら安心だわ」「ふふ、信頼されているな」「もちろんよ、だってあなたは私の命の保証書なんだから…あなたがいるから私の未来がある」しかし韓爍がその言葉の本当の意味を知る由もなかった。…芊芊が明日も無事でありますように…翌朝、沅沅は芊芊が武術試験を勝ち進み、今日の決勝で林七と当たると知った。梓年(シネン)は試合を見に行こうと誘ったが、沅沅は芊芊を心配しながらも素直になれない。そこへ蘇沐(ソボク)がやって来た。蘇沐は三公主から大郡主を連れてくるよう頼まれたと伝えたが、沅沅はこれから書物を読むという。一方、芊芊と林七の決勝戦は大盛況だった。これまで宿敵の三公主に負け続けている林七、誰もが林七は三公主が武術の腕を失ったこの機会に報復するつもりだと勘づいている。しかも林七の鞭は殺人鞭と呼ばれ、到底、三公主が勝てるとは思えなかった。芊芊は林七の鞭から身を守るため、防具をつけた。さらに趣を変えて″スロー再生″方法で戦おうと提案、見事に林七の顔を平手で打つことに成功する。激怒した林七は防具がついていない芊芊の足に狙いを定め、鞭を巻きつけて捕らえた。すると倒れた芊芊は林七の足に食らい付く。実は全て韓爍の作戦だった。…鞭は遠隔戦に強い、林七を挑発して接近戦に持ち込み、全力で下に落とせ…しかし芊芊の小細工もここまで、林七はまともに戦おうとしない芊芊にしびれを切らし、防具で起き上がれない芊芊の隙をついて鞭を振るった。林七の鞭が芊芊に襲いかかった。「勝ち目はないと分かったでしょう?」芊芊は一瞬の隙をついて何とか逃げ出したが限界を感じ、壊れた防具をすべて外してしまう。「これまではあなたの実力を試しただけ…ハァハァ…本当の戦いはこれからよ!」すると人々は三公主の気概を称賛し、手加減しない林七を傲慢だと非難した。芊芊は一か八か林七にしがみついた。その時、見かねた裴恒が壇上まで駆けつけ、韓爍になぜ止めないのかと食ってかかる。韓爍は芊芊の意思を尊重すると言い返し、何より芊芊を信じていると訴えた。「芊芊は勝つ!」しかし林七の容赦ない攻撃で芊芊がついに壇上に倒れてしまう。裴恒はこれ以上、耐えられず銅鑼を鳴らすと決めたが、試験官は選手の両親か夫でなければ認められないと邪魔した。すると裴恒は婚約者だと言って強引に銅鑼を打ってしまう。「ゴーン!…芊芊、もう諦めろ!」芊芊は傷だらけになりながらも再び立ち上がり、裴恒が鳴らした銅鑼に異議を申し立てた。すると林七も棄権を認めないと表明し、芊芊の夫は韓爍で裴司学は関係ないという。裴恒は芊芊と韓爍が婚礼を挙げていない上、婿入りして3ヶ月足らずだと指摘、15年も許嫁だった自分に権利があると訴えた。「さあ、降りるんだ」「裴恒…気持ちは嬉しいの、でも戦わなきゃ…韓爍に従うわ、続けましょう!」いつもはデタラメな三公主の真面目な姿に誰もが驚いた。ひとり呆然となる裴恒、すると韓爍は芊芊のことを分かっていないと呆れる。確かに裴司学より韓少君の方が三公主を理解しているようだった。しかし城主は女子に必要なのは理解者より心から大切に思ってくれる男だという。「銅鑼を鳴らさずに見ていられるとは…実はそれほど愛していないのかも…」一方、沅沅は芊芊が傷だらけになって戦っていると聞いても意地を張っていた。蘇沐は本当は大郡主が芊芊を心配していると気づき、有無を言わさず車椅子を押して出かけてしまう。林七は芊芊が想い人の裴恒に恥をかかせたことで怒りが爆発、激しく鞭を振り下ろした。ついに動けなくなった芊芊、さすがに林七も手を止め、自分の勝ちだと宣言する。その時、芊芊は朦朧とする意識の中、沅沅の姿を見つけた。「芊芊!もう負けを認めて!約束するわ!約束するからもうやめて!死んでしまう!」すると芊芊は最後の力を振り絞って立ち上がり、林七を道連れに壇上から飛び降りた。沅沅は月璃府で芊芊の治療にあたった。「寝返りも起き上がるのも禁止よ」手当てが終わるのを待っていた韓爍は芊芊が27回も打たれたと憤慨、白芨に林七を殺せと命じる。「27太刀、浴びせろ」しかしその時、寝所から芊芊が韓爍を呼んだ。「林七に報復するつもりなの?…ただ殺すだけじゃ甘すぎる、もっといい方法があるわ」その夜、裴恒が見舞いに来た。芊芊は全身に包帯を巻かれていたが、本人は至って元気だという。試験場の銅鑼の件で気まずい二人、すると芊芊はどうしても勝つ必要があったと話した。「分かってるわ…私を負傷させないために許嫁を主張したのよね?」結局、裴恒は何も釈明できず寝殿を出ると、回廊で韓爍が待っていた。↓ちゃんと耳をふさぐことを忘れないw韓爍は公然と芊芊の許嫁だと主張した裴恒を牽制した。「以前は確かに病のため先立つ運命だったが、今では病も全快した 共に白髪になるまで添い遂げられる、芊芊との婚約は忘れてくれ …夫は私だ、機会を逃せば実現できないこともある、望みのない相手を待っても無駄だ 林七はどうだ?裴司学を慕っている」しかし裴恒は恩人である芊芊が鞭打たれても韓爍が冷静だったことを怪しんだ。「城主はどう思うかな?」裴恒は芊芊への好意を認めた。すると韓爍は自分に奪われて急に惜しくなっただけで本気とは思えないという。「過去のことは関係ない、今は本気で愛している…」裴恒は堂々と宣言して帰って行った。つづく( ๑≧ꇴ≦)柴犬王子、モデルだけあってやっぱりスタイルいいわ~って全然、違う話だけどw
2021.12.15
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第8話「恋の火花散る試験対策」祥泰(ショウタイ)酒楼では講談師が語る三公主・陳芊芊(チンセンセン)の武勇伝が人気を博していた。…子供の頃から三公主を嫌っていた林七(リンシツ)は崩れた鉱山を見て三公主の仕業と激怒、三公主を殺せと命じるも三公主は少しも動じず一心不乱に石を取り除いた、指先の皮はすり切れ、肉が裂けても掘り続ける三公主、そんな三公主の傍には韓爍(カンシャク)がいた、韓爍は清風剣を手に蒼き衣をまとい、その姿は威風堂々とし…すると物語は良い所で次回へ続くとなる。この話を芊芊と韓爍が仲良く2階で聞いていた。韓爍は両手を包帯でグルグル巻きにされた芊芊のため、お菓子を食べさせようとした。しかし芊芊は自分で食べると言って大きな手に乗せてもらう。(´・ω・`)<美味いか?(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン(´・ω・`)<私も食べたい芊芊は仕方なくお菓子を差し出したが、韓爍が食べようとした瞬間に引っ込めてしまう。(^ꇴ^)<なんてね~あげな~い芊芊は意地悪して残りの菓子をくわえて自慢すると、韓爍がいきなり菓子に食いついた。すっかり運が向いてきた芊芊、片や林家は教坊(キョウボウ)司だけならまだしも鉱山の爆発で大打撃を受けていた。家職はあとは酒楼の商いだけが頼りだと訴え、林七は節約を心がけるよう諌められてしまう。芊芊の起死回生は見事な筋書きだった。我ながら感心する陳小千(チェンシァオチエン)、しかし本来の目的だった二郡主・陳楚楚(チンソソ)をヒロインに仕立てる計画は失敗に終わってしまう。すると裴恒(ハイコウ)が訪ねて来た。裴恒は鉱山で芊芊を堂々と守った韓爍を見て、しみじみ玄虎(ゲンコ)城の男が羨ましいと本音が漏れる。そこで芊芊は裴恒がいずれ護城軍の統領として名を成し、裴司軍の衣鉢を継ぐ気がすると励ました。裴恒は男の司軍など前例がないと一笑に伏したが、芊芊は何事にも″最初″があるという。思えば男で司学の職についたのは裴恒が初めてだ。「性別なんて関係ないわ」「…″関係ない″か」裴恒は芊芊の柔軟な考え方に感銘を受け、実は城主から芊芊の学問を監督するよう任されたと教えた。しかし小千は脚本通り楚楚を若城主にしなければならない。芊芊は選抜試験を放棄すると言ったが、裴恒は必ず芊芊に首席を取らせると意気込んだ。選抜試験まであと10日しかなかった。韓爍は夫として芊芊の勉強を後押し、要点をまとめた問題集を作って裴恒を牽制する。しかし裴恒は数をこなした方が実力がつくと反対し、2人は勉強方法をめぐって言い争いとなった。「私の方が幼い頃から芊芊をよく知っている」「私の妻となってから芊芊は変わった!」気がつけば2人は芊芊の取り合いとなり、板挟みになった芊芊はうんざりして出かけてしまう。街でも民たちの話題はもっぱら若城主選抜試験のことだった。清風(セイフウ)茶楼では誰が主席を取るか賭けが始まり、これを知った芊芊は顔を隠して早速、参加することにする。確かに鉱脈を見つけた三公主のイメージは良くなったが、選抜試験となると文武両道に秀でる二郡主が勝つと圧倒的人気、そこで芊芊はあるだけの財産を楚楚に賭けることにした。「梓鋭(シエイ)!家財を全部、持ってきて、これでまた悠々自適の暮らしができる!」キャッキャ!٩(*´ᗜ`)ㅅ(ˊᗜˋ*)و キャッキャ!韓爍と白芨(ハクキュウ)は梓鋭を追いかけて清風茶楼にやって来た。そこで芊芊を発見し、賭けに興じる民たちの間から引っ張り出す。( ゚д゚)<なぜ私って分かったの?!…あ、梓鋭が変装してなかった( ̄▽ ̄;)焦った芊芊は勉強に戻ると断って慌てて退散、すると韓爍はついでに賭けの状況を確認した。しかし賭け金は二郡主に集中し、三公主に賭ける者はいない。「…偏りを正してやろう」芊芊は韓爍が留守の隙に楚楚を訪ね、韓爍が作ってくれた問題集を差し入れた。実は全財産を二姐に賭けたので必ず儲けさせて欲しいという。「母上が二姐に厳しいのは期待しているからよ 私には何も期待していないから、説教する前にあきらめちゃう 二姐だって道理を分かっているでしょう?」すると芊芊は楚楚が解き終わった問題集を貸りて喜んで帰って行った。楚楚は芊芊が昔から正直で嘘がつけない性分だと知っていた。確かに母は昔から厳しかったが、思えば自分にだけ帝王学を自ら仕込んでくれたと気づく。「私がひがんでいただけなのかも…母上の親心も知らず芊芊を妬んでいたなんて…」しかし梓竹(シチク)は欲しい物を黙って失敬する三公主を信用できないと言った。「花婿になるはずの韓少君も堂々と奪ったんですよ?」「やめなさい」一方、月璃(ゲツリ)府に戻った芊芊は楚楚から借りた問題集をあたかも自分が解いたように見せかけ、韓爍を安心させた。これで試験勉強から解放されると喜んだが、韓爍は次に策論を攻略する手段として使用人たちに難問をぶつけさせることにする。その夜も芊芊が夕食に手をつけようとすると料理人が阻止した。「選抜試験に我々男も参加すべきでは?」「…男女差別はよくないわね、男にも官吏は務まるわ…これでいい?じゃあ頂きます」「待った!真剣に答えさせるようにと少君が…」「ギギギギ…あーもう!じゃあ食べない!」大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)は三公主が二郡主に全財産を賭けたと聞いた。沅沅は芊芊が武術の腕を失って自分と同じような転落の辛さを知ったと誤解、月璃府を訪ねることにする。その頃、芊芊は目の下に隈を作って憔悴した姿を演出し韓爍の前に姿を見せた。芊芊は若城主になるつもりはないと訴えたが、韓爍は自分が勝たせてみせると励ます。「今の私がどれほど努力しようと結局、無用の長物だわ!世間の笑い者になるだけよ!」すると韓爍は芊芊を追い詰めてしまったと気づき、その場は引き下がった。しかしちょうどその話を見舞いに来た沅沅が聞いてしまう。「帰りましょう…芊芊は正しいわ、無用の長物には試験を受ける資格なんてない 試験や策論ができたからって運命は変わらない、どうせ一生、立てないんだから」蘇沐(ソボク)は裴恒の使いで講義を休んだ大郡主の様子を見に来た。梓年(シネン)の話では三公主の不用意な言葉のせいで大郡主が気落ちしているという。そこで蘇沐は月璃府を訪ね、三公主に誤解を解いて欲しいと頼んだ。実は宗学(シュウガク)堂で働くようになっても卑しい楽師だと蔑まれている蘇沐、そんな中、今の自分の姿を見てくれる大郡主は蘇沐にとって大切な存在だった。沅沅の遺書は第20稿になった。すると梓年が止めるのも聞かず芊芊が書斎に乗り込んで来る。沅沅はちょうど試験を辞退すると書いている所だった。驚いた芊芊はあの話は自分のことだと釈明し、諦めないで欲しいと説得する。「大姐が心配なの…あ、これを持って来たわ いろいろな書物から抜き出した回復術よ!保証はできないけどまた立てるかも!」しかしかえって医術に長けた沅沅の機嫌を損ねてしまう。「でも試していないでしょう?治らないのが怖いから治す努力をしないのよ」沅沅は憤慨して書物を床に投げ捨てると、見かねた梓年が三公主を追い返した。その夜、韓爍は機嫌が悪い芊芊に人形を贈った。「謝りに来たんだ…もう強制しないよ」人形は今や講談で人気になった三公主と韓少君の対の人形だった。芊芊は照れ隠しに韓爍の人形だけ返したが、韓爍が取り損ねて落としてしまう。「許して、割っちゃったわ…」「大丈夫、直せるさ」「…元には戻らない、私のせいよ」小千はこの人形のように三公主が何も考えず人の運命を翻弄して来たと気づき、大姐を傷つけたことを反省した。しかし韓爍は20歳までの命と宣告された自分が期せずして芊芊と出会い、病が治ったことで気がついたという。「運命は決まってはいない、変えられるんだ」林七は選抜試験の試験官を買収、必ず自分と三公主が武術試験で当たるよう手を回した。情報をつかんだ韓爍は芊芊に報告し、自分が勝たせると豪語する。そこで芊芊は再び沅沅を訪ねた。しかし梓年が今度こそ三公主を屋敷に入れまいと阻む。芊芊は仕方なく中庭から書斎に向かって叫んだ。「私が武術試験で勝ったら回復術を試してくれる?! 返事がないなら同意したと見なすわ!あとでごねないでよ!」つづく(  ̄꒳ ̄)すーむーの声も上手いわ~
2021.12.14
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第7話「奇跡の大逆転」郡主を配され庶民となった陳芊芊(チンセンセン)だったが、韓爍(カンシャク)の莫大な資産に助けられ、生活に不自由はなかった。しかし龍骨(リュウコツ)を失った民たちの怒りは収まるどころか、芊芊への風当たりはますます強くなってしまう。林七(リンシツ)は芊芊が民に罵られる様子を聞いて溜飲が下がる思いだったが、そんな折、思わぬ不幸が降りかかった。林家の財産を支える鉱山に落雷が直撃、爆発した。報告を聞いた芊芊は意地悪な林七に天罰が下ったと大笑い、すると慌てて使用人が駆けつける。実は月璃(ゲツリ)府に押し寄せる民が増え続け、今にも押し入りそうになっていた。鉱山の事故を受け、城主は大臣たちを招集した。二郡主・陳楚楚(チンソソ)の報告では唯一の抜け道が落石で塞がれており、坑道に100人以上が残っているという。爆破して救出することもできたが、実は坑道の裏が福脈に通じていた。二郡主派の劉(リュウ)司銀は龍骨を失った今、福脈まで失うわけにはいかないと訴え、臣下の総意として陳芊芊の命をもって神の怒りを鎮めるよう嘆願する。その時、若君から芊芊を守るよう命じられた楊(ヨウ)司戸が立ち上がった。「今は陳芊芊のことより福脈を守りつつ民を救う手を考えるべきです」楊司戸は兵の遅れを理由に崩落するまで待ち、表向き責任者を処分して被害者家族に補償するよう提案した。もはや選択の余地がない城主、すると楚楚は表向き芊芊が龍骨を奪って民を巻き込んだと糾弾し、自ら兵を率いて監視すると申し出る。城主は憤慨していたが、散会後、楚楚は民に囲まれて危険だという芊芊を守るためだと教えた。芊芊は恐る恐る正門を開けた。すると怒っていると思った民たちが急にひざまずき、鉱山に閉じ込められた家族を助けるため生贄になって欲しいと嘆願する。そこへ韓爍が駆けつけ、芊芊を連れ戻した。韓爍は誰にも芊芊に手出しさせないと励ましたが、芊芊の心配は鉱員のことだった。そもそも城主の娘として富を享受しながら面倒ばかり起こし、そんな三公主に民たちの怒りが向くのも仕方がない。すると韓爍はおもむろに花垣城の地図を広げ、鉱員たちが閉じ込められた場所を特定した。状況から推察するに陥没したのは山の半分、残りの半分は坑道を掘った時に立てた柱がかろうじて支えているのだろう。芊芊と韓爍は後方を爆破して抜け道を作れば鉱員を助け出すことができると意見が合ったが、福脈を爆破して罪人になりたがる者などいない。「(はっ!)そうよ、これができるのはただ1人…ヒロインよ!」「芊芊…」韓爍は何か言おうとしたが、芊芊は取りつく島もなく飛び出して行ってしまう。白芨(ハクキュウ)はこの混乱が玄虎(ゲンコ)城にとって有利だと考えた。そこで手を差し伸べないよう助言したが、このまま若君が黙っているとも思えない。一方、寝殿を飛び出した芊芊は兵士に止められたが、そこへ楚楚が現れた。「二姐!急がないと手遅れになる、配下を連れて鉱山へ行って鉱員たちを助けて! 郡主の役目を果たし、名声を上げるのよ!」芊芊は私欲で龍骨を盗んだ自分とは違い、楚楚は必ず民心をつかめると説得する。しかし楚楚は城主に愛されている芊芊とは違うと呆れた。「知っていた?私が危険な任務に就いている時、母上はあなたの枕元を離れず、私に無関心だった だけどさっき母上が私に微笑んだの、あなたを守ると申し出たからよ …考えてみて、龍骨を盗んだのが私だったら今頃、命はなかったわ」「そんなことない!…二姐、二姐は将来、城主になるのよ? 母上の叱責を恐れて民を見殺しにしないで!郡主の位は100人の命より重いの?」「福脈は損なえない、鉱員たちも花垣城のために犠牲になるなら果報と言えるわ …龍骨があれば母上も福脈の爆破を命じたはずよ?」すると芊芊は何も言い返せなくなってしまう。韓爍は何とか芊芊に頼ってもらおうと、他に協力者を探すよう勧めた。「例えば男に頼ってみるのは?」「男に?それじゃあ…梓鋭(シエイ)!裴恒(ハイコウ)を呼んできて!」≡≡≡ ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ズコッ!芊芊は裴恒に外へ出たいと頼んだ。すると裴恒は韓爍への当てつけもあって快諾、憤慨した韓爍は出て行ってしまう。「ふん、私抜きで福脈をどう爆破するか見ものだな…」一方、芊芊は裴恒の従者と入れ替わり、脱出に成功した。しかし楚楚が差し入れを持って寝殿に現れ、そこで芊芊の代わりに寝ているのが裴恒の使用人だとバレてしまう。芊芊は馬車の中で鉱山へ行って福脈を爆破すると話した。驚いた裴恒は福脈を傷つければ城主でも守れないと大反対、どちらにしても鉱員は全て男だという。「男だろうと女だろうと命は大切よ?」すると芊芊は梓鋭と鉱山で落ち合うため、途中で馬車を降りた。楚楚は芊芊に逃げられたと報告した。激高した城主は思わずかんざしを抜いて投げつけたが、楚楚は避けずに顔を傷つけてしまう。すると急報が届き、芊芊が鉱山へ向かったと分かった。驚いた城主はすぐ林家の鉱山へ出かけると決め、楚楚も軍令を出して後を追う。一方、韓爍も密偵たちに密かに芊芊を警護させながら追跡していた。実は玄虎城では烏石で爆薬を製造するが、花垣城の花火では爆破できない。韓爍はいずれ自分の出番が来ると踏んでいた。芊芊は無事に梓鋭と合流、準備は万端だったが肝心の爆薬がなかった。( ๑≧ꇴ≦)<爆薬を持っている人、誰かいないの?!物陰から見ていた韓爍は自分の名前が出るのを今か今かと待っていたが、芊芊と梓鋭は一向に自分の存在を思い出さない。そこで痺れを切らした韓爍は自分を思い出させるため、竹筒を投げた。「あ、竹筒?…花火?…あーっ!いたわ!雑貨屋さんよ!」≡≡≡ ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ズコーッ( ゚д゚)<…あれ?韓爍?!どうしてここに?韓爍は花垣城中のあらゆる人物を思い出しながら、なぜ自分のことだけ忘れているのか呆れた。すると芊芊は立場が違うと遠慮する。しかし韓爍は人の命がかかっていると協力を申し出た。( ˙꒳˙ ).oO(なんか私が書いた″冷酷な人物″と違うぅぅ実は韓爍はすでに爆薬を配置していた。韓爍は危険なので自分が行くと言ったが、芊芊は自分が行くべきだと引き留め、押し問答となる。「あなたの命が一番大事なの、今後の展開に関わるし、私が行くしかない!」「君なしではこの命も無意味だ!」そこで2人は一緒に行こうと決めたが、その時、大きな爆発音が響き渡った。芊芊と韓爍が大急ぎで鉱山へ向かうと、白芨がすでに爆破したあとだった。ともかく救出に行くことにした芊芊だったが、そこへ林七が現れ邪魔をする。すると私兵を率いて裴恒が駆けつけ、芊芊をかばった。しかし楚楚が到着、福脈を損ねた首謀者として芊芊を捕らえろと命じる。韓爍は咄嗟に剣を出して芊芊を守ると、その時、ついに城主が到着した。城主は妹を守ると約束しながら罪人扱いした楚楚に怒り心頭だった。しかし楚楚は許されぬ罪だと楚楚を弾劾する。そんな緊迫する状況の中、小千だけは冷静だった。(  ̄꒳ ̄).oO(オールキャスト集合ね〜凄い!壮観だわ!この予算で書けたらな〜その時、先に坑道へ入った梓鋭が鉱員を見つけたと叫ぶ声が聞こえる。芊芊は居ても立ってもいられず、急いで坑道へ向かった。すっかり日も暮れる頃、芊芊はついに鉱員たちを全て助け出した。「芊芊!大丈夫か!」韓爍が芊芊に手を貸すと、鉱員たちはようやく自分たちを助けたのが三公主だと気づく。鉱員たちは一斉に三公主に拝礼して感謝したが、そこへ大臣たちが福脈が消えたと騒ぎながら駆けつけた。「三公主が福脈を破壊しました!」これを好機とばかりに林七は陳芊芊を死罪にすべきと嘆願した。すると大臣たちも追従、陳芊芊に極刑を求めたが、その時、鉱員が慈悲深く民を愛する三公主を許して欲しいと訴える。焦った林七は陳芊芊を許すためには龍骨と福脈に代わる宝が必要だとたたみかけた。「私がついている…」芊芊に寄り添う韓爍、その時、芊芊は足元から黒い液体が漏れ出していると気づく。「林七?これが何か分かる?」そこで芊芊は黒い液体に発火筒で火を付けた。突然、大きな炎が上がり、付近を明るく照らした。すると鉱員たちが猛火油(モウカユ)だと歓声を上げる。実は黒水と呼ばれる猛火油は烏石より価値が高く、少量で金一斗以上の価値があった。黒水の発見は非常に稀なことだった。価値は龍骨以上と評され、花垣城を安定させ、民を幸せにする宝だと認められる。福脈の下に隠された油田を掘り当てることができたのも陳芊芊の勇気ある行動のおかげ、楊司戸は朝議で陳芊芊の復位を嘆願した。こうして城主は手柄を立てた芊芊の位を戻し、三公主は今や民から愛される存在となる。つづく( ๑≧ꇴ≦)あははは〜芊芊と梓鋭コンビ大好きw
2021.12.12
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第6話「郡主の位を捨てて」毒を飲んだと偽装して韓爍(カンシャク)に無事、龍骨(リュウコツ)を飲ませることに成功した陳小千(チェンシァオチエン)こと陳芊芊(チンセンセン)。その夜、花垣(カエン)城主は娘を休ませて月璃(ゲツリ)府をあとにしたが、韓爍を甘く見ていたと後悔した。実は芊芊と韓爍の深い愛情に免じて目をつぶろうと思った矢先、芊芊の腕に未だ守宮砂(シュキュウサ)があることに気づく。「あの者は龍骨のために陳芊芊を利用したのね…」翌朝、韓爍は朝廷に忍んでいる密偵・楊(ヨウ)司戸と接触した。楊司戸はすでに若君が龍骨を服用したと玄虎(ゲンコ)城に報告、また月璃府の花火のおかげで二郡主・陳楚楚(チンソソ)の追跡に気付き、密偵たちは無事だったという。あとは機を見て兵を南下させ、花垣城を落として烏石鉱(ウセッコウ)を手に入れるだけだ。どうやら韓爍が合図をくれたと誤解している楊司戸、ともかく韓爍は龍骨の件で三公主が非難された時は守って欲しいと頼んだ。一方、任務に失敗した楚楚は深傷を負っていた。しかし城主が芊芊の看病で疲れていると気遣い、あえて報告しないことにする、梓竹(シチク)は手当てをしながら、三公主が龍骨の在りかを知っていたことを怪しんだ。「もしや若城主の座は…」「憶測はやめなさい」小千はこの機に乗じて芊芊が武術を使えなくなったことにした。そこで韓爍が見舞いに来た時を狙い、わざと部屋を散らかして泣き崩れる。「オワタオワタオワタ___武術が使えないわ~どうしたらいいの~」韓爍は白芨(ハクキュウ)が用意した毒の副作用だと気づき、悲しみに暮れる芊芊を抱き上げた。(´-ω-。` )<武術ができなくなった私なんてただの役立たずよ…芊芊は別れを切り出し、楚楚と一緒になって欲しいという。「人望も熱い二姐ならあなたをきっと守れるわ…」その時、梓鋭(シエイ)が実は二郡主が重傷を負ったと教えた。何でも花火を合図とする秘密の任務を遂行中、誰かが勝手に花火を打ち上げたせいで作戦が露見し、負傷したという。( ꒪ͧ⌓꒪ͧ).oO(ぁ_あの花火が仇になったのね…芊芊はただの偶然だとごまかし、気を取り直して楚楚との未来を考えるよう説得した。しかし韓爍は別れないと即答する。「よく休むんだ、助けが必要なら何でも言ってくれ」( ˙꒳˙ ).oO(え?別れない?…まあいいわ、今に楚楚の元に送るから~龍骨を強奪した三公主は非難の的となり、世間では″三公主は疫病神″という噂が広まった。城主は民の怒りを鎮めて娘を守るため、龍骨を飲んだ韓爍の肋骨を抜き取って事態を収束させようと決める。何も知らず城主の聖旨を拝聴した芊芊と韓爍は呆然、すると韓爍は直ちに拘束され、暗器で眠らされてしまう。城主と楚楚の立ち会いのもと、月璃府の前庭で韓爍は龍骨を抜き取られることになった。まさか自分のせいで韓爍が罰を受けることになるとは想定外、芊芊は涙ながらに母に許しを請うが、侍医は拘束具で繋がれた韓爍の胸を切ってしまう。芊芊は半狂乱となり、兵士の制止を振り切って韓爍の元へ駆けつけた。「韓爍は関係ない!私が独りでやったことなの! 肋骨を失えば武術もできなくなるわ、誇り高い韓爍にとって死ぬより辛いことよ! …私の肋骨を取って!母上!私が罰を受ける!」城主は芊芊を引き離すよう命じた。兵士たちに抵抗し、必死に韓爍にしがみつく芊芊、すると眠ったふりをしていた韓爍がこれでは力が出せないと耳打ちする。「見たくはないか?病が全快した私の実力を…」芊芊がついに兵士によって引き離されると、韓爍は拘束具を破壊し、鎖を引きちぎった。そしてその鎖で兵士を撃退し、芊芊を取り戻す。「芊芊に触るな!」芊芊が人質となり、城主も楚楚も手を出せなくなった。その場が騒然となる中、芊芊は韓爍の腕にしがみつき、恐怖と後悔から泣き出してしまう。「ごめんなさい…全部、私のせいよ…」「泣かれたら病が再発しそうだ…」すると韓爍は自分の肋骨で芊芊が許してもらえるなら構わないと同意した。驚いた芊芊は他に解決方法があるはずだと止めたが、城主は郡主として取るべき責任があると叱る。(* ゚ェ゚)<郡主の責任?…(はっ!)なら郡主の位を廃して!そんな2人の思い合う姿を見た桑奇(ソウキ)は、このままでは三公主を追い詰めるだけだと城主に諫言した。城主は身分を失うことがどういうことか分かっていないと諭したが、芊芊は韓爍がいれば何も怖くないという。三郡主・陳芊芊は龍骨を持ち出したとして郡主の地位と一切の特権を廃され、庶民となった。裴恒(ハイコウ)と蘇沐(ソボク)は林七(リンシツ)の報復を心配したが、片や大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)は庶民になったとしても芊芊が母の愛情を独り占めるすことに変わりはないと容赦ない。そんな沅沅は宗学堂(シュウガクドウ)で偶然、蘇沐と出会った。教坊(キョウボウ)司を離れてもなお蔑まれる存在の蘇沐、しかし沅沅は車椅子の自分に初めて屈んで話しかけてくれた蘇沐に好感を持った。そんなある日、林七が三公主の被害者を連れて月璃府に乗り込んだ。「銀子や恨みを精算に来たわ」小千は芊芊の膨大なツケを払うため家財道具を持って行くことを認めたが、見事に何もかも取られてしまう。すると今度は芊芊が韓爍と出くわした日に芊芊の馬にはねられて骨折したという男が現れた。芊芊はさすがに男を怪しんで証拠を出せと迫ったが、その時、韓爍の姿が見える。そこで財産を無くした芊芊は急に殊勝な姿を装った。「そうね、でも私は落ちぶれた身、今の私にあるのは命だけよ?…だから私の脚を折って」しかし韓爍が駆けつけ、芊芊を止めた。韓爍は芊芊には自分がいることを忘れるなと林七に釘を刺した。しかしここは女が優位な花垣城、林七にとって身分を失った芊芊の夫など何の脅威にもならない。林七は見せしめに芊芊に手を挙げようとしたが、その時、裴恒が現れた。「手出しはさせぬ!」裴恒は亡き母の私兵まで従え、林七を牽制した。「芊芊は婚約して15年になる私の許嫁だ、芊芊の借りは私が払う 取立てなら裴府まで来るがいい、折るなら私の脚を…」すると林七は相変わらず芊芊をかばう裴恒に苛立ち、思わず芊芊を突き飛ばした。運動音痴の小千は回廊から落下、水甕の中に落ちて風邪をひいてしまう。(; ・□・ )<ぇぇぇ~軽く触っただけなのに…@7裴恒は芊芊に手炉を差し入れ、眠るまで琴を弾くことにした。(:3[__].oO(看病してもらうってこんな気分なのね…裴恒の優しさに感激しながらウトウトし始めた芊芊、やがてふと琴の音が止まる。「…帰っちゃうの?」「夜も更けた、2人きりは礼に背く…明日また来るよ」寝所の外には韓爍が薬湯を持って待っていた。韓爍は芊芊を起こして薬を飲ませることにした。しかし急に流し込んだせいで芊芊がひどくむせてしまう。「薬なら飲ませられると思ったのに…琴は弾けないから」「弾けなくていいわ、看病してくれるだけですごく嬉しいの、看病されるなんて初めてよ…」「…今は私がいる」すると小千は思わず現代での苦労を吐露した。「今までは風邪をひいても脚本を書いていたの… 書けなきゃ催促されるし、スタッフも俳優も待ってる」( ತ _ತ) <す…すたっふ?とは何だ?「病気でも休めないし、恋をする暇もない…恋愛ものがうまく書けなくてバカにされるし…」( ತ _ತ)<一体、何の話だ?誰が君に無理をさせるんだい?「…あなたよ、手強い虎ね」芊芊はそこでばったり倒れ、眠ってしまう。林家の家職は芊芊にかまけて商売に身が入らない林七を諫めた。特に教坊(キョウボウ)司は二郡主が楽師たちを返してくれたものの、稼ぎ頭だった蘇沐を失って客足が遠のいている。家職は陳芊芊ならもう終わりだと安心させたが、林七の怒りは収まらなかった。小千は身分を失っても芊芊には韓爍がいると安心だった。「命の危険はないし、自由だわ~」しかも韓爍は自分の資産で芊芊を養っていけると自信を見せ、芊芊にこれまで通り贅沢な食事を準備してくれる。「資産?あ~持参金のことね?」「結納金だよ」「結納金なの?持参金なの?どっち?」芊芊は持参金だと言うなら自分に何の権利もないが、結納金なら自分の物だという。すると韓爍は白芨が止めるのも聞かず、芊芊に帳簿を預けた。つづく(  ̄꒳ ̄)ルースーのドラマを見ると感想はこればかりになっちゃう…いや~うまいよね(笑
2021.12.12
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第5話「龍骨の計」その日、選抜試験に参加する郡主と大臣の息女たちが城主府に集まった。林七(リンシツ)は仲良しの二郡主・陳楚楚(チンソソ)が首位を取ると確信していたが、どうも陳芊芊(チンセンセン)の様子がおかしい。あの日も芊芊は自分の鞭を避けられず、脱臼した。( ー̀ωー́ ).oO(陳芊芊ならかわせたはずなのに…まさか武術の腕が落ちたんじゃそこで林七は城主に若城主選抜の件で提案があると上奏した。「城主の継承者となるには文武両道の才が必要なはずです これまでは筆記と策論のみでしたが、武術の腕も試しては?」陳小千(チェンシァオチエン)は林七が三公主に有利な条件を持ち出すはずがないと訝しんだ。恐らく自分に武術ができないと気づいたのだろう。芊芊は咄嗟に自分への依怙贔屓(エコヒイキ)だと思われ兼ねないと反対、しかし城主はあっさり芊芊のための措置だと認め、同意した。( ತ _ತ).oO(林七コイツッ!一方、陳芊芊の人柄に触れた韓爍(カンシャク)は毒殺計画にためらっていた。しかし白芨(ハクキュウ)が証拠の竹筒を持って駆けつけ、偽の密書を送った黒幕がやはり三公主だったと報告する。実は厨房でカゴに入った大量の竹筒を発見、梓鋭(シエイ)が雑貨店に作らせたことが分かった。韓爍は芊芊の殊勝な態度が自分の警戒心を解く策だったと気づき、無防備な姿も自分への好意も全て芝居だったと知る。裏切られた衝撃から卒倒する韓爍、そこへ城主府から戻った芊芊と梓鋭がやって来た。芊芊は韓爍が気を失ったと知り、すぐ寝台に寝かせて衣服を緩め、白芨に気付け薬を要求した。( ゚д゚)_●<え?こんなに大粒でいいの?(´ ・ω・ )<古装ドラマあるあるですから…シクシク…仕方なく芊芊は巨大な丹薬をかみ砕き、口移しで韓爍に飲ませた。すると韓爍は無事に目を覚ましたが、芊芊を見る目は冷たい。その時、芊芊は床に落ちている見覚えのある竹筒を見つけた。「…何者かが竹筒を作り、私を陥れようとしたのだ、身に覚えが?」「オワター…気づいたのね?」芊芊は仕方なくその場にひざまずき、自分の仕業だと認めた。「でもあなたを陥れるつもりじゃなかった… だいたい陥れるつもりならこんな証拠を残すと思う?」ネー(*´・д・)(・д・`*)ネー「そうですよ!500個も作って堂々と厨房に置くわけありませんよ~」(  ̄꒳ ̄).oO(え?500個?厨房に置いた?芊芊はここでようやく梓鋭の失態が原因だと分かった。追い詰められた芊芊はこれも韓爍に嫌われたくない一心だったと泣きついた。「…危険な状況であなたを助ければ私の印象も変わると思って」「つまり私の観心を買うために企てたと?…って敵城との内通は大罪だぞ?!」「私がバカだったわ!」芊芊は思わず韓爍の足にすがりつき、お詫びの印に残り498個の竹筒は花火にして打ち上げるという。しかし韓爍は毒殺を決意、今夜、共に庭に出て宴を楽しもうと誘った。小千は再び清風(セイフウ)茶楼に花垣城の戯作者御三家を招集した。「蜜柑に騙されたと知った甘蕉が再び殺意を抱いたの! 難局を打開して蜜柑を救うにはどうすればいい?名案はある?」すると劇作者たちは蜜柑が甘蕉の命を救い、恩人になれば殺意も消えると助言する。( ゚ロ゚)ハッ!!<龍骨がある!小千の脚本では若城主になった陳楚楚が韓爍に贈り、それがきっかけで2人の関係が進展していた。龍骨はその名を口にするのも憚られるという花垣城の秘宝だった。隠し場所を知るのは城主と若城主のみ、しかし脚本を書いた小千はどこにあるのか知っている。芊芊は蔵に乗り込んで無断で龍骨を持ち出すと、そのまま厨房へ向かった。しかし料理人たちも龍骨を見て恐れおののき、食材に使うことはできないと訴える。芊芊は仕方なく自ら煮込むことにしたが、龍骨を鍋に入れてみると…(((*>△
2021.12.09
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第4話「盛るべきか盛らざるべきか」陳小千(チェンシァオチエン)こと陳芊芊(チンセンセン)は林七(リンシツ)が自分への当て付けで蘇沐(ソボク)を折檻したと知り激怒した。蘇沐も好きで楽師になったわけではないはず、否そもそも脚本家である自分に責任がある。そこで芊芊は林七を説教してやると息巻き、出かけて行った。一方、芊芊が自分に惚れたと誤解した韓爍(カンシャク)は差し入れを買って月璃(ゲツリ)府に帰って来た。しかし芊芊が蘇沐と教坊(キョウボウ)司へ出かけたと知って目が覚め、早速、白芨(ハクキュウ)と後を追う。すると驚いたことに芊芊は蘇沐を自由にするため、身請したいと交渉していた。韓爍は黙って引き返した。今日もまた芊芊の意外な一面を知った韓爍、実は噂ほど傲慢ではなく、素直で善良らしい。教坊司の状況もしっかり理解し、芊芊は真っ当な手段で蘇沐を救おうとしていた。林七は身請けに応じてくれなかった。そんなある日、教坊司の楽師たちが全員、月璃府にやって来る。聞けば母である花垣(カエン)城主が教坊司の楽師たちを全て月璃府へと命じていた。すると怒り心頭の林七が駆けつけ、鞭を片手に芊芊に迫り来る。しかし韓爍が現れ芊芊を守り、林七は仕方なく引き下がった。「ねえ林七、蘇沐以外は連れて帰ってよ」「三公主、知らないの?韓少君が自分をおとしめて楽師を手に入れたのよ? 街ではもう噂よ、″非常識な妻に寛大すぎる夫″ってね…」実は韓爍は芊芊に内緒で城主と謁見、自分が死んでも三公主が寂しくないよう楽師を引き取りたいと泣きついていた。韓爍が楽師を解放したのは芊芊のためだけではなかった。実は楽師の中にも玄虎(ゲンコ)城の密偵が紛れており、これで怪しまれることなく報告が聞ける。しかし長らく花垣城に潜伏している密偵でも龍骨(リュウコツ)の在りかだけは分からなかった。韓爍は蘇沐以外の楽師たちを二郡主・陳楚楚(チンソソ)に贈った。これも密偵に内情を探らせるためだったが、白芨はてっきり二郡主の名声を傷つけて三公主の形勢を有利にするためだと思ったという。実際、城主は楚楚が楽師たちを引き取ったと聞いて失望していた。芊芊は裴恒(ハイコウ)に蘇沐を引き取ってもらおうと考えた。そこで高価な琴(キン)を土産に交渉することにする。白芨は三公主が琴を買ったと聞いて若君へのお礼の品だと誤解、報告を聞いた韓爍は待ち構えていたが、なぜか芊芊は琴を持って出かけてしまう。裴恒は子供の頃、宴席で芊芊に琴の演奏を強制されて以来、琴も芊芊も嫌いになった。しかし芊芊は裴恒が本当は琴が好きだと知っている。「分かってるわ、琴は楽師が弾いて女子を楽しませる物だから拒むのでしょう? あなたは学もあるし人品卑しからぬ人だわ、賢く才気にあふれている なぜ世間の目を気にするの? 蘇沐が教坊司を出たいと思ったのもあなたと同じ気持ちよ?急がないわ、考えてみて 蘇沐を引き取ってくれなくても正直に生きて欲しい、心のままにね」芊芊は仕方なく引き上げることにした。すると中庭に出たところで殿内から美しい琴の音が聞こえてくる。「裴恒が承諾してくれたんだわ!」喜んだ芊芊は裴恒のもとへ引き返した。そこへ運悪く林七が現れる。「陳芊芊!また強要したのね!」激高した林七は芊芊の腕を鞭で捕らえた。いつもなら咄嗟に反撃する三公主、しかし芊芊はそのまま引っ張られ、門に激突してしまう。ドン!(꒪ͧ⌓꒪ͧ)あ…芊芊は激しく肩をぶつけ脱臼した。「知音を訪ねたんだろう?まさか琴を弾いて肩が外れたのか?」韓爍は思わず嫌味を言ったが、芊芊は痛みでそれどころではない。すると医術に長けた大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)が関節を戻す瞬間は痛いと警告した。梓鋭(シエイ)は武術で鍛えている三公主なら例え脚を折っても声を立てないと笑ったが、小千に武芸の心得などない。周りに悟られまいと強がる芊芊、そんな芊芊の本音を見抜いた韓爍は皆を外へ出し、自分が治すことにした。「私に対する君の心を知っているよ…なのに私は…」韓爍は芊芊の腕を持つと、急に顔を近づけ、今にも口づけしそうになる。思わず目を閉じる芊芊、その瞬間、韓爍が関節をはめた。ん?(  ̄꒳ ̄)パキッ?!…って( ๑≧ꇴ≦)うわーっ!はまったーっ!韓爍は陳芊芊の可愛らしい一面を思い出しては舞い上がった。すると白芨が駆けつけ、新たに密偵を廃し、竹筒の注文者を探らせていると報告する。そこへ二郡主の屋敷に潜入している密偵が急報を知らせにやって来た。実は陳楚楚は城主の実子ではないという。そうなると次期城主は三公主しかいない。白芨はならば三公主に毒を盛り、城主が助けようと龍骨(リュウコツ)を持ち出したところで奪おうと提案した。密偵の話では城主も中風(チュウブ)の兆候があり、龍骨を奪われて芊芊が助からなければ、最愛の娘を失った城主も発作で倒れ、花垣城を落とすのも容易になる。しかし韓爍はなぜか焦りは禁物だと尻込みした。その晩、韓爍が月璃府を訪ねると、寝殿から芊芊と裴恒の笑い声が聞こえた。裴恒はお見舞いに玄虎城から届いた果物を渡し、あとで韓爍にも届けるという。しかし芊芊が止めた。「誤解しないで、ただこれを見たら故郷が恋しくなるでしょう?」韓爍は芊芊の気遣いに心を打たれた。すると芊芊が裴恒の見送りに回廊へ出て来る。韓爍は咄嗟に柱の影に隠れたが、そこへ運悪く梓鋭がやって来た。「少君?」驚いた韓爍は逃げるように帰ってしまう。梓鋭は見送りから戻った三公主に韓爍がいたが元気がなかったと伝えた。「やきもちでしょう? それにしても三公主が骨折しても見舞いに来なかった裴司学が脱臼で来るとはねえ〜」すると芊芊は韓爍の誕生日が近いため、お祝いしたいと言った。翌日、芊芊は梓鋭と買い物に出かけた。しかし三公主を見た店主たちは慌てて店じまいしてしまう。実は三公主は街中でツケがたまっていた。(」゚ロ゚)」<今日はちゃんと払うわあぁぁぁぁ~!すると一斉に店が再開した。韓爍は芊芊が自分の部屋を探っている現場を押さえ、見咎めた。運悪く密偵の竹筒を落としてしまった芊芊、偶然だとごまかすもかえって怪しまれてしまう。すると急に芊芊が韓爍の首に紐を回した。「何が気に入らなくて私を殺すんだ?」「違うわ、勘違いしないで」「(ボソッ)なら…もう迷わぬ」韓爍は三公主に毒を盛ろうと決意したが、なぜか今度は芊芊が抱きついて来る。「もういいわ、じゃあね!」困惑する韓爍だったが、その時、窓から裏門へ向かう梓鋭の姿が見えた。梓鋭は訪ねて来た店主に三公主が反物を気に入っていたと伝えた。喜んだ店主は先日、三公主が竹筒を1つ注文したが、たった1つでは景気が悪いため500個作ったという。「ですから残りの499個は感謝の気持ちとしてお納めください」すると梓鋭はカゴに入った竹筒を厨房に運んでおくよう命じた。韓爍は日に日に発作が多くなり、やはり三公主に毒を盛るしかないと考えた。するとその夜、庭園に夕食の支度ができている。しかも机には大きな箱があり、開けてみると仕立てた衣服と靴が入っていた。韓爍はようやく芊芊が自分を探っていたのではなく、寸法を知るために靴を見たり、抱きついて来たと気づき、思わず笑みがこぼれる。そこへ芊芊が現れた。(^ꇴ^人″<祝韓少君生日快乐~♪祝韓少君生日快乐~♪( ゚д゚)<そうか…私の誕生日か驚いたことに芊芊は韓爍の誕生日だけでなく、身長や好みまで知っていた。「それに…玄虎城では不世出の神童と称えられて来たのよね? だけど16歳の時、心の臓の病と診断されて20歳までの命だと宣告された それ以来あなたは変わってしまったのよね… でもあなたを誰よりも愛する人が必ず治せるはず、最後まであきらめないで〜」韓爍はこれまで諦めろと言われ続けて来た。実は諦めるなと言ったのは芊芊が初めてだという。韓爍は病に障るため辛い物が食べられなかった。芊芊は鴛鴦(エンオウ)鍋にして正解だったと話し、白湯(バイタン)に肉を浸す。すると韓爍は紅湯(ホンタン)と白湯が混ざり合うことができないなら、なぜ同じ鍋にしたのか聞いた。「君が好きなら紅湯だけでいいのでは?」「それじゃあなたが食べられない、同じ鍋をつつけば立場は違っても打ち解け合える 紅白だから鴛鴦鍋なの、両方欠かせないわ」韓爍は毒薬を袖に隠したまま、まだ盛るべきか盛らざるべきか決めかねていた。その時、芊芊が韓爍でも飲めるように準備していた果実酒を勧める。「思いもしなかったわね、2人でこうしてお酒を飲む日が来るとはね…」やがて芊芊はすっかり酔っ払い、思わず甘蕉に蜜柑を助けてくれたお礼を言った。すると千鳥足で歩き始めた2人は誤って花壇に倒れんでしまう。芊芊はうわごとのように韓爍を絶対に死なせないとつぶやき、そのまま目を閉じた。…病を治す手段は見つけた、だが望まぬ手段だ韓爍は自分の前でこれほど無防備な三公主を害する決心がつかなかった。つづく(^ꇴ^)白芨がいちいち小ネタを挟んでくるのよwそれにしてもルースーはやっぱりコメディが上手いねえ
2021.12.08
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第3話「信頼獲得大作戦」裴恒(ハイコウ)は公衆の面前で夫を辱めた三公主・陳芊芊(チンセンセン)を叱りつけ、明日にも婚約の解消を申し出ると言った。するとあの傲慢な三公主が涙ながらに謝罪する。「ごめんなさい…」「(えっ?嘘だろう?)君が人に謝るなんて…」「韓爍(カンシャク)の気持ちは分かる、だって目が覚めたら全てが変わってた…」陳小千(チェンシァオチエン)も韓爍も見知らぬ場所で毎日が薄氷を履む思いで過ごしているのは同じだった。「少しでもしくじれば帰ることはおろか、下手すれば首を斬られてしまうのよね… じゃあ韓爍にも謝って来る…あ、裴恒?私を嫌っていたでしょう? でも今の私は以前とは違うの、私に失望しないで」裴恒は三公主の急激な変化に困惑した。驚いた従者は三公主がよほど公子との婚約破棄が嫌なのだという。裴恒はまんざらでもない様子だったが…(結婚したのに破棄もないもないような?w)その夜、韓爍の寝殿に芊芊がやって来た。芊芊は素直に自分の行動が軽率だったと謝罪したが、韓爍は本心だとは思えないという。すると芊芊は韓爍と同じように屈辱を受けるため、いきなり外衣を脱ぎ捨て、あられもない姿で城下を歩いて来ると言い出した。「待った!君は一応、私の妻だ!その姿を晒す気か?! ったく君という女は…裴恒とよからぬ関わりもあるんだろう? そうか、腹の子の父親は裴恒だ!まったくふしだらで…」しかし韓爍はふと芊芊の腕に守宮砂(シュキュウサ)があることに気づいた。実は芊芊は自分を救うため、身ごもっていると嘘をついたという。「名節より人の命が大事でしょう?助けたかったの」そこで芊芊はある取り決めをした。人前では花垣(カエン)城の掟通り韓爍が自分に従う、しかし2人の時は玄虎(ゲンコ)城の掟通り自分が韓爍に従うという。「お互いに尊重し敬う、それも夫婦の在り方でしょう?いいわね?守ってよ」芊芊は身なりを整え、帰って行った。すると前庭に潜んでいた白芨(ハクキュウ)が刺客たちに矢をつがえるよう命じ、狙いを定めたところで一斉に矢を放つ。その時、布団を持った韓爍が現れ、降り注ぐ矢を布団で蹴散らした。芊芊は気配に気付いて振り返ると、なぜか韓爍が布団にくるまって立っている。「…夜は冷えるな」しかし芊芊は地面に刺さった弓矢に気づき、韓爍が未だ暗殺を諦めていないと知った。小千は韓爍のキャラクターを冷酷無情に設定していたと思い出した。毒酒と弓矢は何とかかわせたが、このままでは元の世界に帰る前に殺されてしまう。小千は翌日、再び清風(セイフウ)茶楼に花垣城の戯作者御三家を招集、新たな筋書きを考えた。「林檎と甘蕉がどう結ばれるかはもういい、甘蕉に命を狙われる蜜柑を救いたいの! この物語をどう脚色すればいい?蜜柑を守らなくちゃ」すると戯作者が甘蕉の失策を利用し、助けてはどうかと助言した。「甘蕉を守って信頼を得る、これで第一印象を覆せば警戒心も解けるはずです」小千は韓爍に偽の密書を送り、堀の船に呼び出した。一方、二郡主・陳楚楚(チンソソ)にはある者が玄虎城の密偵と堀の船で会うと密告書を送る。やがて日も暮れる頃、芊芊と梓鋭(シエイ)は計画通り韓爍が小舟で船に向かう様子を確認した。あとは楚楚が来て韓爍を捕らえたところで飛び出し、実は自分と待ち合わせていたと嘘をついて韓爍を助けるという筋書き。するとついに楚楚が配下と共に現れた。楚楚たちは内通者を捕らえるため船内に踏み込んだ。しかし船室はもぬけのから、そこへ芊芊が威勢よく飛び込んで来る。密偵と間違われた芊芊は一斉に剣を向けられ、危うく首を斬られるところだった。すると船内になぜか韓爍がいないと気づく。楚楚の腹心・梓竹(シチク)は三公主が内通者だと疑ったが、芊芊は話をはぐらかして逃げ出した。「二郡主?!見逃すのですか?二郡主を不当に扱う城主を見返せるのに…」「芊芊は恐れ知らずに見えて気は小さいの、内通など無理よ 密偵がいるとしたら韓爍が関わっているはず、芊芊は利用されたんだわ」韓爍は物陰から急いで逃げ帰る三公主の姿を見ていた。実は韓爍は密書が偽物だと気づき、計略の裏をかいて見事、黒幕の正体を暴く。そこでその夜、韓爍は自分を罠にはめようとした芊芊に詰め寄った。しかし芊芊は二姐が韓爍を捕らえに行くと聞いて助けに行ったにも関わらず、濡れ衣を着せられたと嘆く。疑り深い韓爍は信用しなかったが、ふと芊芊の首元に傷があると気づいた。芊芊は韓爍を救おうとして怪我したと訴え、自分を味方だと信じて何でも相談して欲しいという。「だってあなたを喜ばせたいから…」「喜ばせる?」「ぁ…まぁとにかく、私が役に立つと行動で示して見せるわ」韓爍は確かに単純な芊芊が手の込んだ密書を用意できるはずないと気づいた。偽物とは言え、あれは確かに密偵が使う蝋(ロウ)で封じた竹筒だった。「だが陳楚楚なら…用意周到だ」韓爍は今回の件が楚楚の策略だと誤解、さらに芊芊が自分に惚れたのだと勘違いする。恐らく暴れ馬から身を挺して守った自分に恋心を抱き、強引に花婿にしたのだろう。「名節も顧みず虚偽の懐妊で救ってくれた、教坊(キョウボウ)司の件もすぐ反省して謝罪に来たし、 ふふ、思いやりもある…」始めこそ韓爍は花垣城で最も優秀な二郡主が次期城主候補だと睨んでいた。そこで二郡主を利用して龍骨と烏石鉱(ウセッコウ)を手に入れようと企んだが、思えば城主に溺愛されているのが三公主だと気づく。白芨はまだ半信半疑だったが、韓爍は自分が背後で操れば芊芊でも重大な任務をこなせると期待した。翌朝、楚楚は城主に昨夜の一件を報告した。しかし密偵が現れず、韓爍も無関係だと聞いた城主は、楚楚が功を焦って尻尾をつかみ損ねたと失望する。楚楚は城主に釈明することもできず、無能な己を謝罪して下がった。すると城主は頭を抱えてしまう。「これでは安心してあの子に城主を継がせられない…」末娘は強情で出来が悪く、長女は病いもち、若城主の大任は楚楚が担うしかなかった。その頃、大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)は宗学堂(シュウガクドウ)に芊芊と韓爍が来ると知り、休むと決めた。しかし側仕えの梓年(シネン)は欠席せず、気晴らしに大勢の人と会うべきだと諌める。「今さら変わらないわ、母上には忘れられ、妹は無能な私を姉とも思わない…」「三公主は婚姻後、物事をわきまえているとか…郡主を困らせぬのでは?」「ふっ…婚姻で人が変わると?」「想い人と出会えば郡主も変わります」「そんな日は来ないわ…」すると沅沅は書き終えた遺書・第10稿を箱にしまった。小千は夢の世界にも学校や試験があると知り落胆した。しかし韓爍の信頼は得た様子、あとは韓爍と楚楚の仲をどう取り持つかにかかっている。韓爍は男だったが特別に宗学堂への入学を認められ、芊芊と一緒に登校した。すると司学の裴恒が到着し、花垣城の定めに従って後日、郡主たちは若城主選抜試験を受けると通告する。「試験は筆記と策論の2種類、首位の郡主が若城主に封じられます」また大臣の息女たちも試験を受け、その成績により職務が決まることになっていた。裴恒は″風花雪月″の中から1つ選び、詩を詠んでもらうことにした。最初に指名された楚楚は″風″を選び、その広い心のように広大な景色を表現して称賛される。次は沅沅、沅沅は″花″を選んだが、悲観的な性格のせいか絶望的な詩を詠んだ。裴恒は大郡主を励まし、次は林七(リンシツ)を指名する。裴司学に想いを寄せる林七は元気よく立ち上がって″雪″を選んだが、言葉に詰まった。芊芊は林七の失態に思わず失笑、憤慨した林七は笑うなら芊芊が詠んでみろと迫る。小千は出来の悪い三公主を演じるため当然できないと開き直ったが、裴恒は試してみるよう勧めた。「裴司学、無理に決まってます、もし三公主が合格なら厠の掃除をしてもいいわ!」小千は林七の挑発に乗らなかったが、韓爍が急に三公主が負けたら自分が厠を掃除してもいいと言い出してしまう。(  ̄꒳ ̄).oO(やれやれ、おバカなキャラを保ちつつ詩を詠むのって難しいのに〜「ではここで一句…風!火腿(カタイ)~干物~腸詰め~子豚~焼きナン~羊の丸焼き!」「ぶはははは~!あはははは~!」林七は大笑い、楚楚も沅沅も笑いをこらえていたが、裴恒は合格を出した。実は火腿・干物・腸詰めは風で乾燥させ、子豚・ナン・羊はふいごで調理する。しかし林七は納得できず、こんなひどい詩で厠掃除など嫌だと難癖をつけた。そこで小千はこの調子でお題を次々、詠んで全て合格をもらってしまう。「林七、厠掃除ご苦労様〜thank you♪」林七は厠掃除をしてから教坊司に戻った。思わぬ屈辱に怒りが収まらない林七、そこで三公主のお気に入り・蘇沐(ソボク)に八つ当たりする。すると月璃(ゲツリ)府に蘇沐が訪ねて来た。「お嬢様がこれを三公主にお返しするようにと…」それは芊芊が蘇沐に贈った書画だった。蘇沐は林七から鞭で打たれ、腕が傷だらけになっている。「あなたを痛めつけるなんて…私を鞭で打ったも同然よ!」「お気になさらずに…鞭など痛くありません ただ三公主がお怒りになると、この蘇沐の胸が痛むのです」( ๑≧ꇴ≦)スームー!つづく※芊芊の詩風:火腿 咸鱼 腊肠 乳猪 烤馕 全羊花:糕饼 果子 红姜 香茗 清露 佳酿雪️:奶冻 冰盘 凉糕 雪天 可以做月:枣泥 五仁 蛋黄 月圆才能吃
2021.12.07
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第2話「恋の救出劇」床入りの儀で倒れた陳小千(チェンシァオチエン)。一夜明けて目を覚ましてみると、腹心の梓鋭(シエイ)が駆けつけた。「お目覚めですか?!三公主!」「え?!…なんでまだ夢から覚めないの~」小千はまだ陳芊芊(チンセンセン)のままだと気づき、寝台に倒れた。(´;Д;`)<なぜまだここにいるのよーっ!うわーん!小千は困惑した。まさか役者が勝手に脚本を変え、毒酒をすり替えてしまったのだろうか。とにかく死なないことには現実に戻れないと考えたが、自害しようにも怖くてできなかった。(´・ω・`)<どうしたら帰れるの?小千は窓から外を眺めながら考えを巡らせていると、虹を見つけた。すると脚本の最後の場面を思い出す。…花垣(カエン)城の二郡主・陳楚楚(チンソソ)は度重なる苦難の末、城主の地位に就く…継承式の日、太陽と月が同時に輝く瑞祥(ズイショウ)が現れた…開かれた天の門から神秘の輝きが放たれる小千は脚本通り物語を終わらせるまで戻れないと気づき焦った。そのためにはあの玄虎(ゲンコ)城の若君・韓爍(カンシャク)の力が必要になる。しかしすでに韓爍と白芨(ハクキュウ)は暗殺を企てた罪で斬首が決まっていた。収監された韓爍と白芨だったが、密偵に頼めば脱出することも可能だった。韓爍は陳芊芊への恨みを募らせ、すぐにでも狼煙を上げて花垣城を討つと決心したが、白芨は龍骨(リュウコツ)を諦めてはならないと説得する。一方、小千は陳芊芊の母・花垣城主を訪ね、昨夜の一件は自分の勘違いだったと釈明した。すると城主の側近・桑奇(ソウキ)は、酒豪の三公主が1杯で酔い潰れることなどあり得ないという。実は城主は玄虎城主が本気で花垣城に服従するつもりなどなく、烏石鉱(ウセッコウ)を狙ってわざわざ一人息子を婿入りさせたと気づいていた。どうしても韓爍を許さないという城主、そこで小千は突拍子もない作戦を思いつく。「分かりました…でもこの子が困るわ…ゥッ…オエッ!」小千は陳芊芊が父親の分からない子を身ごもり、世間体を繕うため父親が必要だと説得した。韓爍は芊芊のお腹の子が自分の子だと認めることを条件に釈放された。無事に月璃(ゲツリ)府に戻った韓爍、そこで城主からしきたりの成婚祝いが下賜されたが、全て緑色だと気づく。しかもその中には屈辱的な翡翠と金を施した冠、つまり″緑帽子″があった。これを見た小千はいよいよこらえ切れず大爆笑してしまう。韓爍は″寛大な寝取られ男″と評され怒り心頭だったが、龍骨を手に入れるまでは耐えるしかない。ともかく予定通り計画を進め、早々に三公主を始末すると決めた。↓ちょwww白芨は三公主の料理に毒を仕込み、韓爍に玻璃の皿だと伝えた。花垣城の規則では男は食事の時は着席せず、料理を取り分けなくてはならない。すると最初に玻璃の皿の料理が食卓に乗る。芊芊は疑う様子もなく、韓爍が取ってくれた料理を食べた。( ˶´꒳`˵ )<美味いっ!全部、並べちゃって!計画が成功したとほくそ笑む韓爍、しかし驚いたことに全部の料理が玻璃の皿だった。これではどれが毒入りなのか分からない。実は小千、献立表を見ながら全ての料理を所望し、最高級の食器で持って来るよう命じていた。仕方なく料理を全て取り分けた韓爍だったが、ふと小千は韓爍と白芨の様子がおかしいと気づく。( ・`ω・´).oO(まさか料理に毒を?…この恩知らずめ!小千は急に不機嫌になって席を立ち、城主府で食事をすると断って出かけて行った。小千は城主の食事に同席し、ご相伴に預かることにした。しかし美味しそうな料理に限って城主は妊婦に良くないと言って食べさせてくれない。「下げなさい」「あーっ!一口だけでも!」小千が思わず手を伸ばすと、控えていた桑奇が三公主の腕にある守宮砂(シュキュウサ)に気づいた。陳芊芊が生娘だと知った小千は想定外の慶事だと喜んだが、韓爍のために嘘をついたとばれてしまう。城主は激高し韓爍を呼べと命じたが、追い詰められた小千は韓爍に一目惚れしてしまったと訴えた。「韓爍なしでは生きられない…心から愛しているの…韓爍と添い遂げたい」「もういいわ、でも韓爍の手綱は握りなさい、問題を起こしたら夫婦で罰します」了解!>٩(¨ )ว=͟͟͞͞ ピュー!城主を説得した小千、次は韓爍と陳楚楚をどうやって巡り合わせるかが問題だった。そこでこの時代で言う脚本家の戯作者を招集、小千は梓鋭が清風(セイフウ)茶楼に集めてくれた花垣城の戯作者御三家に相談する。「物語を書いているんだけど… 例えば男主は甘蕉(カンショウ)、女主は林檎、で女主2が蜜柑(ミカン)としましょ 甘蕉は蜜柑に無理やり花婿にされたけど、婚姻当日に蜜柑を毒殺するの 甘蕉と林檎はその後、幾多の愛憎を経てから最後は一緒になる…よくある話よね? でも変わったの、蜜柑は死ななかった、それで早く甘蕉と林檎を一緒にしたいの」すると小千は女傑による美男救出劇はどうかと提案した。「で三公主、具体的にはどうするおつもりで?」小千は陳楚楚を教坊(キョウボウ)司に呼び出した。傍若無人な妹が夫を辱めているところを見せれば、楚楚は韓爍をかばって陳芊芊を叱るだろう。ここで2人は互いに一目惚れ…そうなるはずだった。教坊司は花垣一の富豪で軍費にも貢献している林家の店。店を切り盛りするのは陳芊芊とは犬猿の仲である幼なじみの林七(リンシツ)だ。小千は韓爍を連れて教坊司に乗り込むと、ロクな楽師がいないと難癖をつけ、韓爍と楽師の腕比べを提案する。挑発された林七は即断、教坊一の楽師・蘇沐(ソボク)を呼んだ。教坊司には噂を聞きつけた蘇沐目当ての女たちが押し寄せた。韓爍は龍骨のため黙って耐えるしかないが、白芨は万が一の時のため密偵を集めておく。その時、野次馬の歓声の中、蘇沐が中庭に現れた。蘇沐は早速、三公主に挨拶すると、小千はその妖艶さに目が釘付けとなる。しかし陳楚楚は未だ姿を見せなかった。( ๑≧ꇴ≦)みんなのスームーが来た!韓爍が望む望まないに関わらず、蘇沐との腕比が始まった。先攻の蘇沐は琴の腕前を披露、後攻の韓爍は剣舞で群衆を魅了する。すると我慢の限界に来た韓爍が隙をついて芊芊に向かって走り出した。その時、楚楚が駆けつけ、韓爍の剣を払い避ける。「ふぁんすー!芊芊に刃を向けるとは!」激怒した楚楚は韓爍に襲いかかり、思いがけず2人の手合わせが始まった。白芨は咄嗟に相手が二郡主だと叫び、驚いた韓爍は手を引く。「非凡な方だと伺っている、お目にかかれて光栄だ」そこで小千は楚楚に自分が韓爍と楽師を勝負させたと暴露した。( ・ノェ・)コショッ<二姐、私を罵っていいのよ?…韓爍を連れ帰って療養させてしかし楚楚は妹に殺意を抱いたとして韓爍を捕らえろと命じた。「たかが玄虎城の人質よ?芊芊、この男が欲しいのよね?従わないなら私がしつけてあげる」これに憤慨した韓爍は手合わせを要求、再び楚楚と剣を交えた。( ̄▽ ̄;)<オワター…また話の筋が乱れた~何でこうなるの?!恋に落ちるはずだった韓爍と楚楚、しかし予定外に激しく敵対した。白芨は雑踏に紛れた密偵に合図を出そうとしたが、その時、騒ぎを聞きつけた裴恒(ハイコウ)が現れる。「やめないかっ!…由緒正しい韓少君に無礼を働くな」(๑´ω`๑).oO(そうそう、その言葉を待っていたのよ~楚楚に期待していた台詞を言ったのは小千のお気に入りのキャラクター・裴司学だった。腕比べは散会となった。小千は楚楚と韓爍の誤解を解こうとしたが、裴恒に連れ出されてしまう。ようやく解放された韓爍、すると今夜にも芊芊の暗殺を実行すると決めた。裴恒は自分の夫を辱めた芊芊を叱った。「私との婚約を反故にして夫にしたのだろう?なぜ大切にしないんだ?」裴恒は花垣城で若君が置かれている状況に同情したが、急に芊芊がしおらしくなってしまう。(; ̄▽ ̄)<え?泣いてる?(´-ω-。` )<私だって孤独だもん、友だちも家族もいないし、話し相手もいない、常に警戒を強いられているのはこっちの方だっつーの、家に帰りたくてやったことなの、あなたのこと好きなのに怒らなくてもいいじゃん、とにかく韓爍を侮辱するつもりはなかった…ゥッ…すまん、ごめんよー( ゚д゚)<ごめん?…君が人に謝るなんて…つづく( ๑≧ꇴ≦)ちょっと、花垣城って半分は玄虎城の密偵なの?w
2021.12.05
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose第1話「第3話までの命?」物語の舞台:花垣(カエン)城設定:花垣城は女が主(アルジ)、玄虎(ゲンコ)城は男が主両者は長らく敵対していたが激戦の末に玄虎城が敗れた玄虎城は烏石鉱(ウセッコウ)と引き換えに若君・韓爍(カンシャク)を差し出し、花垣へ婿入りさせる韓爍は眉目秀麗だったが心臓の病で20歳までの命、もうすぐ19歳だった実は花垣城には万病を直せる秘宝・龍骨(リュウコツ)があるという韓爍の婿入りの目的はこの龍骨を手に入れることだったそこで韓爍は一芝居打ち、花垣城の二郡主・陳楚楚(チンソソ)を惚れさせ、利用しようと企む(花垣城へ入った韓爍の馬車)(正面から真っ赤な衣をまとった娘が馬で疾走して来る)玄虎城の密偵が予定通り韓爍の馬車の前で郡主の馬の行く手を阻んだ驚いた馬が暴れて娘は放り出されたが、馬車から韓爍が颯爽と飛び出し抱き留めるこうして陳楚楚との偶然の出会いを演出した韓爍、しかしよくよく聞いてみれば相手は二郡主ではなく、じゃじゃ馬の三公主・陳芊芊(チンセンセン)だったすると芊芊は韓爍を気に入り、寝宮へ連れて来るよう命じる陳芊芊:母上に婚姻を願い出るわ、思い立ったが吉日よ、婚礼は明日ね!韓爍はひとまず駅館に落ち着いた腹心・白芨(ハクキュウ)が聞いた話によると陳芊芊は自ら三公主と名乗り、道理が通じず、法も守らないことで有名だというそれにしても計画では二郡主が馬車にぶつかるはずだったが、なぜ陳芊芊が現れたのか(咳き込む韓爍と心配そうな白芨)韓爍:機に臨み、変に応ず…「こんな話が書けるなんて私って天才ね!」若き脚本家の陳小千(チェンシァオチエン)は自分の作品【猛虎と薔薇】の第1話を自画自賛した。すると張(ジャン)社長から連絡が入る。実は【猛虎と薔薇】の男主に決まった韓(ハン)老師が脚本にケチを付け、納得してからでないと撮影が始められないというのだ。金欠の小千はこのままでは原稿料が振り込まれないと焦り、急いで韓老師の撮影現場に出向いた。すると韓老師が″韓爍″のキャラクター設定に問題があるという。「なぜ突然、陳楚楚を愛する?…女主だからか?」「賢く美しく優しい女性です、十分な理由では?」「不十分だ、愛の基本は平等だが、花垣城では男が女に従い、玄虎城ではその逆 それなのに韓爍が花垣の女を愛するか?しかも韓爍は亭主関白だ」韓老師は小千の脚本の甘さが恋愛経験不足だと指摘、本物の恋を書きたいなら恋をしろと言い放った。小千は張社長に韓老師の愚痴をこぼしながら帰宅した。しかし口座に原稿料が振り込まれていると気づき、急に機嫌を直してパソコンの前に座る。「たかが恋愛でしょう?何が平等よ~ふん、天才脚本家の底力を見せてやろうじゃないの」小千は昼夜を徹して脚本を書き続けた。やがて寒気に襲われ鼻水も垂れて来たが、これを完成させるまで風邪を引くわけにはいかない。そしてついに最終話を書き終えた。…花垣城の二郡主・陳楚楚は度重なる苦難の末、城主の地位に就く…継承式の日、太陽と月が同時に輝く瑞祥(ズイショウ)が現れた…開かれた天の門から神秘の輝きが放たれる…大結局すると小千は急に激しい眠気に襲われ、そのまま意識を失ってしまう。小千はようやく目を覚ました。(* ˊ꒳ˋ).oO(んん〜脱稿後は安心して眠れるわ〜眠気まなこで寝台から這い出してみれば、テーブルには食べ散らかした豪勢な料理、その横には名画が飾られ、さらに高そうな骨董品が転がっている。しかも奥の部屋には雑魚寝する古装のメンズ、気がつけば自分もコスプレではないか!(* ≧∀≦).oO(チェンシァオチエン!調子に乗るなっ!稼いだ途端こんな店で散財して!「おい!みんな起きろ!三公主がお目覚めだ!」すると古装の男たちが整列し、ご丁寧にも拝礼した。「待った…今、三公主って言った?」小千は思わず男たちの袖をまくると、蓮の鈴がついた腕輪をつけている。実は【猛虎と薔薇】の世界では教坊(キョウボウ)司の楽師がこの腕輪を身につけることになっていた。小千は部屋を飛び出し、上階に登って窓から明け方の街を眺めた。( ̄▽ ̄;)<見覚えのある夢だわ、って私が書いたんだ!驚いたことに小千は自分が書いた脚本の世界へ迷い込んでいた。小千が書いた舞台は女を主とする花垣城、ここでは女が生まれつき尊ばれる。花垣城では文官も武官もすべて女、男は学ぶ資格もなく官職とは無縁だった。むしろ男は無知が徳とされ、社会階級の底辺に位置している。当然、芸を売る芸妓もすべて男、小千は自分が教坊司にいると気づいた。|ω・`).oO(私が花垣城の三公主・陳芊芊?自らを″三公主″と呼ぶ陳芊芊?陳芊芊の設定は暴れん坊で贅沢三昧、無学無芸、しかも第1話で街頭で花婿を奪い、第3話では婚礼の晩に韓爍の毒酒であの世に送られ、あっさり退場する脇役だった。( ๑≧ꇴ≦)<…で今、何話なの?!小千は慌てて確認するも芸妓たちには何の話か分からない。そこへ陳芊芊の腹心・梓鋭(シエイ)が駆けつけた。梓鋭の話では今夜が三公主の婚礼、大急ぎで豪華な装束を用意したという。( ꒪ω꒪)<つまりもう第3話?…オワター\(^o^)/ 駅館の前にはすでに韓爍の迎えの隊列が控えていた。誰の仕業で二郡主ではなく三公主と出くわしたのか不明だったが、韓爍はともかく病身で軟弱だと強調し、周囲を油断させることにする。実は城下には玄虎城の密偵が潜んでいた。思い切って三公主を拒むこともやぶさかでないが、韓爍はこのまま流れに身を任せると決める。「芊芊なら毒殺して排除すればいい、その後、計画通り陳楚楚を利用して龍骨を奪おう 病が治ったら直ちに狼煙を上げ、玄虎軍を南下させて一気に花垣を占領する」韓爍は暴れ馬事件の主犯を探し、戒めとして始末しろと命じた。しかし何を勘違いしたのか、白芨は陳芊芊を振り落とした馬を殺してしまう。小千は考えた。脚本通り韓爍から毒酒を飲まされ退場すれば夢から覚めるかもしれない。そこで二郡主と共に行う婚礼道中を中止、儀式をすっ飛ばして初夜を迎えると決めた。そのせいで三公主の好色ぶりが噂になったが、報告を聞いた陳楚楚はむしろ安堵する。妹が良き夫を得たのなら少しは落ち着くだろう。白芨は若君に断魂散(ダンコンサン)という無味無臭の毒を渡した。また三公主の唯一の取り柄が武術のため、万一のことを考えて匕首を差し出す。腕に覚えがある韓爍には屈辱だったが、迎えが来たので咄嗟に隠し持った。韓爍は三公主の希望で月璃(ゲツリ)府の三公主の寝殿に直行することになった。一方、三公主の幼なじみで許嫁だった裴恒(ハイコウ)は芊芊の儀式のため祈祷文をしたためていたが、祭祀が取りやめになったと報告が届く。「分かった」「公子、理由をお尋ねにならないのですか?」「三公主は学問を嫌い礼法も顧みぬ、祭祀が嫌なら好きにすれば良い」実は小千は城主への挨拶まで省略していた。日も暮れる頃、韓爍は三公主の寝所に入った。初めに離縁に至る″男子七出(シチシュツ)の罪″を確認し、次に顔を覆い隠す面紗(メンシャ)をつける。こうして屈辱的な花垣城のしきたりも甘んじて受け入れた韓爍、しかしさすがに貞操を鑑定する守宮砂(シュキュウサ)を付けることは我慢ならなかった。そこへちょうど陳芊芊が現れる。「今さらそんな物を塗っても床入りすれば消えるでしょう?」すると宮女たちは急いで出て行った。小千は韓爍と2人きりになり、いよいよ夫婦の杯を交わすことになった。毒を飲めば現実に戻れるはずだと覚悟する小千、しかし思わぬ行き違いが起こる。玄虎では互いに酒を飲ませ合うため、韓爍は自分の杯に毒を入れて差し出した。しかし小千は韓爍と腕をからめ、自分の杯から酒を飲もうとする。驚いた韓爍は咄嗟に咳き込んでごまかし、小千が杯を置いた隙にこっそり杯を入れ替えた。こうして改めて杯を酌み交わすことになった2人、すると今度は小千が玄虎城の作法に合わせて自分の杯の酒を飲ませようとする。韓爍はまた激しく咳き込んで拒否し、仕方なく小千は杯を置いて苦しそうな面紗を外してやった。そこで初めて韓爍の顔を見た小千は驚愕する。「あなたなの?!出演をやめるんじゃなかった?」韓爍は脚本にケチをつけた俳優・韓老師とうり二つだった。韓爍は毒を飲ませることに失敗、ばれる前にこっそり酒を捨てた。「まさか毒を疑っていると?」「(´゚ω゚):;*.’:;ブハッ!どれが毒入りか分からなくなったの?」韓爍は陳芊芊が毒に気づいていると知って焦り、また大袈裟に咳き込んだ。「ごまかすつもり?ならいいわ、私が死ぬときはあなたも道連れよ」苛立った小千は杯の酒を混ぜ合わせ、これで乾杯するかと迫る。「もうおしまいにしましょう」小千は梓鋭を呼び、韓爍を吊し上げろと命じた。しかし梓鋭は婚礼の夜に騒ぎを起こせば城主が心配すると諌める。「騒ぎを起こしたのはあっちよ!私を毒殺しようとしたんだから!」自棄になった小千は2人分の酒を飲み干したが、なぜか無事だった。毒入りではないと知っている韓爍は涼しい顔だった。小千は料理に仕込んだのかと疑って食べてみたが、特に問題はない。(  ̄꒳ ̄).oO(まさか唇に毒を仕込んであるとか?ドラマが盛り上がるわね〜すると小千はまじまじと韓爍の顔を見つめ、いきなり口づけしてしまう。驚いた韓爍は本当に咳き込んだ。「あっははは!これで私が死んだら韓爍を車裂きの刑にしてね!」小千は韓老師への憤りを韓爍にぶつけたが、本当に具合が悪くなって倒れてしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)あーっ!″親愛的我兄″でどこかで見た人だな〜と思っていたらここにいた!そうそうそう、梓鋭と大姐だわ〜スッキリした(^ꇴ^)関係なくてすみませんw
2021.12.04
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