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朝日新聞が報じたニュース。 日頃、日欧米の経済指標を追いかけている私にとって、かなりの衝撃を受ける内容でした。「GDP16年間計算ミス、内閣府が7年は消費税率3%」 内閣府は28日、国内総生産(GDP)など基本的な経済統計を集めた「国民経済計算」について、89年から16年間にわたり計算を間違えていたと発表した。消費税率が5%に引き上げられた97年4月以降も3%のまま計算するなどしていた。再計算の結果、名目GDPは97年以降、公表値より年2000億~3000億円増えることが判明。GDPは500兆円規模のため成長率への影響は0.1%未満だが、97年だけは2.1%から2.2%に上方修正された。 計算ミスは97年以降の消費税率のほか、89年以降、輸入額を計算する際、関税額を加える前に消費税率をかけていた。ミスはいずれも経済統計の骨格部分で、GDPを構成する家計消費支出や総固定資本形成のほか、貯蓄率など、ほとんどの統計に影響が及び、再計算する必要がある。 内閣府によると、03年12月に外部から間違いを指摘されたが、担当でない課が受けたため放置されていた。04年12月に再び指摘を受けて調査したところ、ミスが発覚した。内閣府は「コンピューターのプログラムの設定が誤っていた。設定内容が正しいかどうかを確認せずに使っていた」と説明している。 そして、最後の段落にある当局の言い訳。「コンピューターのプログラムの設定が誤っていた」 おいおい、って感じです。日本のお偉いさんはこんな大きな出来事を機械のせいにしようとしているのには寂しさを覚えます。そして何よりもこの内容が発表された日時です。それはGWに突入した前日。マーケットへの影響を最低限に抑えようとし、あらかじめ考えられていたかのタイミング。当局は賢いのか、ずる賢いのか。
April 29, 2005
30日付でゴールドマン・サックスは「現在の原油相場は急上昇する初期段階にあり、今後は1バレル=105ドルに向けて上昇するだろう」と予想し、原油セクターの投資判断を「Attractive」としたレポートを出した。 原油価格をみている者にとってこの105ドルという価格はクレイジーというほかに言葉が浮かばない程の数字です。 そして31日のNY株式市場ではこのレポートが先日に「原油価格は80ドルかそれ以上の水準まで上昇する可能性がある」とのレポートを出した時と同様の驚きをマーケットに与えた。 そりゃあ、みんな驚くよ。一日中、米CNBCはこのネタを流してた。 なぜなら今回この“原油1バレル=105ドル”を予想したGSのArjun N.Murti氏は昨年原油・ガスセクターのアナリストランキングで3位になった人物であるからだ。マーケットに与える影響は大きく、NYMEXの原油先物価格は一時56.10ドル、過去最高値57.60ドル近くまで上昇した。 外資系証券のアナリストはいつもランキングが高い。今回のレポートでさらに注目されることに。羨ましい・・・。 しかもしかも、この原油価格の予想レンジ上限105ドルは1980-81年に達した水準よりも低く、保守的な価格見通しであるとみているようだ。 おいおい、まだまだ上がるって考えているんですか?>Arjun N.Murtiさん けれども、どうだろう。もし原油価格が105ドルした場合、現在の55ドルくらいで推移しているから約2倍。自動車のガソリンの価格はレギュラーで倍近くになるのか? 個人的な見解としてはこのレポートの内容は30年とか40年後に世界中から原油がなくなりかけた状態における原油価格のような気がする。 なぜなら、原油価格が最高値を付けた3/17前後はOPEC関係者も必死になって原油上昇を止めようとしていたし、これだけ原油高が騒がれる状況で代替品の出現は皆が考えていると思うから。現にこのGSレポートにおける2005年-2006年の原油価格の予想価格は50-55ドル。 このレポートは正しいかもしれないが、あまり現実になって欲しくないなぁ。
April 1, 2005
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