華麗の空~本を楽しく読むブログ

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雪風ジョルノ

雪風ジョルノ

2010/04/27
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今月のWiLLは先月に続いて「半藤一利」徹底批判。
シリーズ現代史を見直す(6)―半藤一利「昭和史」は紙芝居だ
(西尾幹二、福井雄三、福地惇、柏原竜一の各氏)

タイトル通り、半藤氏のベストセラー著作「昭和史」の根本的な問題点を糾す討論である。

個人的体験から、誰かの著作を俎上に上げて複数人で批判する企画はあまり読む気がしない。
その人の問題点は分かったが、それでどうするの?と思ってしまう。相手は痛いところを突かれて反省するのかもしれない(ま、たいていは黙殺を決め込むのだが)。しかし、読み終えた自分には何が残るのか?と。

その点、本シリーズは一線を画す。
なぜなら、確かに批判はするのだけれど、その根拠説明に紙面の大半を割く。その説明は批判対象を逐一引用しての間違い探しではなく、その著作と何の関係もないオリジナルな視点で進められる。つまり、対談諸氏が独自に持っている世界史(もちろん日本も含む)の視点で現代史を見直す作業に力点が置かれているのだ。

それゆえ、読後には「勉強になったなー」という気持ちが残る。
もはや半藤氏の評価などどうでもよく、当時の世界情勢への理解が深まったことに満足を覚える。



一粒で二度美味しい雑誌なのである

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最終更新日  2010/04/27 07:28:28 PM
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