社労士試験合格マニュアル

2025.10.06
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カテゴリ: 試験情報
10月1日に、令和7年度社会保険労務士試験の合格発表がありました。
令和7年度の試験の
受験申込者数  53,618人(前年 53,707人、対前年 0.2%減)
受験者数    43,421人 (前年 43,174人、対前年 0.6%増)
でした。
受験申込者数は。平成29年度から令和2年度までは5万人を下回って
いましたが、令和3年度に、再び5万人を超え、令和5年度は9年ぶりに
53,000人を超え、その後、令53,000人台が続いています。
また、令和4年度、受験者数が7年ぶりに4万人を超え、それから4年
連続で、4万人を超えています。
合格された方、おめでとうございます。


で、合格率は5.5%(前年度6.9%)です。
昨年度の合格率に比べると低くなっています。
平成29年度から令和2年度までの4年間と令和5年度、令和6年度は、6%台
でしたが、これらと比べて低くなっていて、令和4年度と同程度です。


令和7年度試験の合格基準は、


<選択式試験>
総得点22点以上 かつ 各科目3点以上
ただし、「労災保険法」「労働に関する一般常識」「社会保険に関する一般常識」
は2点以上です。


<択一式試験>
総得点42点以上 かつ 各科目4点以上 です。
ただし、「雇用保険法」は3点以上です。


選択式試験は、3科目で基準点の引き下げがありました。
平成13年度以降で、科目別の基準点の引き下げがなかったのは、3回だけ
ですから、ほぼ毎年度引き下げがあると言えます。
多いときは5科目が引き下げられたということもあるので、
3科目は驚くことではありません。、


選択式の科目別の基準点は、3点以上の受験者の占める割合が5割に満たない
場合は、原則として引き下げ補正することになっています。
令和7年度は、「労災保険法」「労働に関する一般常識」
「社会保険に関する一般常識」が、これに該当しました。また、
「引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合、
原則として引き下げを行わないこと」
引き下げが行われました。


択一式の基準点については、
平成23年度から25年度まで3年連続の46点、
平成26年度と平成27年度は45点、
平成28年度は42点、平成29年度と平成30年度は45点で、
令和元年度から令和6年度までは43点、44点、45点、44点、45点、44点
と45点前後が基準点になることが多いのですが、令和7年度は平成28年度と
同じで、かなり低くなっています。


問題の内容や基準点との関係で合格率を見ると、
ここのところの傾向と同じで、合格基準点が高いわけではないにも
かかわらず、合格率がそれほど高くないという感じです。


これは、基本がしっかりとできていないことにより、正解すべきレベルの問題で
正解することができないという受験者が相当いるからではないでしょうか。
また、基本がしっかりできていないので、応用的な問題に対応することが
できないというところもあるのではないでしょうか。


ですので、令和7年度試験では、残念な結果になった方、
来年度試験の合格を目指すのであれば、
まず、当然、基本を確固たるものとして、「正確な知識」を身に付けて、
得点できる問題を確実に得点できるようにしていきましょう。
それに加えて、ここのところは、事例などの応用問題が出ているので、
そのような問題に対応することができる応用力を養うようにしましょう。





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最終更新日  2025.10.06 01:00:06
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