全145件 (145件中 51-100件目)
新さんがごろつき浪人から助けた芸人母娘の母は、おさいさんの友達だった。色々遭っていくあてがなくなったため、偶然再会した女将さんに泣きつく。……が、料理が下手なのに蕎麦屋をやって大しくじり。旗本の中でも特に武芸に優れた川路奉行。当然上様のお気に入りだが、不正な手形が出回ってるぞ、部下のしつけはちゃんと出来てるのかと叱られる。湯元で養生中の妻についてきかれ、元気ですと答えるが、実は……。お庭番コンビは抜け荷について探るが、川役人たちは手を貸さなかった。上様たちに絞られた奉行は、資料を洗いなおす。祭りのたびに子供たちに法被を配る、有徳の大旦那。閑古鳥の蕎麦屋で、しょぼんとしている千鳥を見かけて顔色を変える。やっぱりなれないことをするもんじゃない、と思った母娘は有料で歌自慢大会を開催、これは遊び好きの江戸っ子に馬鹿受け。「オレは佐渡帰りだ」と笑えない冗談をいうやつもいるけど。上様も乗せられて戯れ唄歌ってるけど。一座を勝手に抜けた母を嫌う娘。苦しい暮らしでも、皆と一緒に旅をして踊って歌うのが楽しい。だが母は、娘に少しでもいい暮らしをさせたくて仲間を捨てたのだった。大金持ちの御大尽に呼び出されてウハウハの母。3年前に死んだ娘にそっくりなので、暫く逗留して絵姿を描かせて欲しいという。3年前に娘が死んだ、という話は近所中に知られているが、実は娘なんか初めからいない。本当は、奉行の妻女にそっくりなのだった。そうと知らない母は、娘がお金持ちの養女になる、自分も玉の輿に乗れるかも知れないと、いいだけ逆上せ上がる。新さんは「娘なんていない」と真実を告げるが、芸人の一生なんて禄でもないと思っている母は耳を貸そうとしない。「新さんはいい人だ。だけど」奉行はある程度状況を掴む、が二人の側近のうちどちらが嘘つきかわからない。ついでに言うと妻がとっくに殺されていることも知らない。妻そっくりの女ったって亭主が見間違えるわけないし、どうするんだと思ったら、……ああその手があったか。奉行、えらいぞこの修羅場でよく一目で上様に気づいた。立ち回りも流石に凄かった。千鳥ちゃんは「亡き妻そっくりだから」という理由で奉行にお金を貰い、一座を再び守り立てるべく母と旅立つ。
2008年07月25日
コメント(0)
辻斬りが横行。しかも身分ある侍3人が、ただの町人を滅多切りにするというもの。何時ものごとく出歩いている上様、腕白たちに絡まれる。彼らは直参旗本のお嬢さん、信乃に引き取られて暮らす孤児だった。父は長崎に出張中、母は娘のやることを認めている。悪戯っこたちも、世話をしてくれるお嬢さんのいいつけはちゃんと聞く様子。「餓鬼大将は、私かもしれません」彼女が気に入った上様、父の評判を確認、御台所に迎える決意を固める。大岡様も爺も大喜び。暫くは「旗本の三男坊」として彼女に接することにした上様、大丈夫か?かえって話が複雑にならないか?辻斬り三人組、不行跡を老中に叱られ、たまたま見かけたカップルに絡むが、これで正体がばれてしまう。人を切るのに慣れていても、相手の腕前を測ることは……できないか、ただの辻斬りじゃ。残された刀から、お庭番が身元を探り出すことに。長崎奉行の娘がどれだけのものか自分の目で確かめたい爺、野菜売りに化けて屋敷に入り込むがうっかり学があるところを見せてしまい、辻斬りの仲間と間違えられて刃を向けられる。美しい、優しい、頭がよくて度胸がいい。さすが上様これなら超OK、とみた爺、母に掛け合い縁組を纏めてしまう。め組の面々は大喜び、でも新さんに片思いの娘たちは自棄酒。れっきとした直参の若様(と言う触れ込み)だから町人の娘と結婚してくれるわけないとわかっていても、……やっぱ悲しいよな。これで肩の荷が降りた、という爺も寂しげな風情。昼間っから芸人装束で場末で暇を潰していた爺、ちんぴらに絡まれる。刀も抜かずに4人ぶっとばすものの、息切れに年を感じざるを得ない。最後の仕事として上様の縁談を着々と進めるものの、まだ「徳田新之助」の正体告げてない!跡継ぎの弟がいるとはいえ、当人が惚れているとはいえ、よくただの部屋住みにくれてやる気になったもんだよ母。いい縁談も色々あっただろうに。辻斬りのリーダーは長崎奉行になり損ねた男。目付けから呼び出しがくる直前に、脳内敵の娘をさらい、ついでに目撃者である新さんを殺そうとする。ちょっと待て明らかに順番おかしい。すっかり新さんのお嫁さんになるつもりだった信乃さん、相手が上様と知って結局断ってくる。ただの直参じゃないのは新さんの罪じゃない。しかし「貴方の人生には付き合えない」といわれては仕方ない。子供たちもいることだし。爺もがっかりして怒鳴り散らすが、まあ、上様美形だし女の趣味いいから何時かいい人見つかるよ!……と本放送の時なら言えたかもしれないが、全シリーズ終了後ではとてもいえない。
2008年07月23日
コメント(0)
足自慢の大名飛脚と町飛脚。プライドの高い二人はライバル関係にあった。人気も実力ももてっぷりも町飛脚のほうが上だが、それが稼業の町人はともかくマジになるなよ小田原藩。町飛脚のno.2も色々含むところがあるらしい。町飛脚と大名飛脚の争いって時々血を見るよな、というわけで上様この二人に注目する。「わざわざ名前を確認の上、勤番侍に襲われました」そ、そんなことしたらすぐ「小田原藩の仕業だ!」となるじゃねえか!と思ったら、今度は大名飛脚が落石で殺されかける。双方いきり立ち、飲み屋で大喧嘩になるが、め組は問答無用で町飛脚に加勢する。此処まできたら上様の耳まで上がり、道中奉行と小田原藩の家老が呼び出されるが、家老「身の程知らずの町人が悪い!」と言い張って引かない。そして道中奉行に呼び出された江戸屋の元締めまで殺されかける。一見小田原藩の暴走に見えるが、何かおかしいような気がする。と思案する上様、「正々堂々走りっこして勝敗をつけよう」という案に乗るが、江戸屋のエースは負傷の上免職中。しかし一緒になりたいお嬢さんは恋人をたきつける。反射神経がいい相手とはいえ、二太刀で即死させられないって侍としてどうなんだろ。裏切り者は惨めな最期をとげ、め組が(双方を)見守る中、勝負が始まる。憎みあい張り合いながら走る町飛脚と大名飛脚、しかしどちらも同タイプのプロっつーか馬鹿なので段々シンパシーが芽生え始める。走り終わるころにはすっかり仲良し。だが、もう一つの罠が発動する。
2008年07月21日
コメント(0)
火事の晩、廻船問屋の隠居と小僧が無礼うちにあう。それはめ組出入りの若い衆、龍吉の父だった。芸者あがりの女房一緒になるために勘当されたという男、亡父に遭いに行けという女房の言葉を突っぱねる。ついでにいうと廻船問屋は上様の子供時代の知人だった。龍吉は惣領息子。弟は「なんで葬儀に来てくれないんだ!」と兄夫婦の店に文句を言いにいくが、兄は突っぱねる。しかし弟は気が弱く、店は悪い親戚に乗っ取られそうになっていた。しかも叔父は抜け荷に手を出している。弟にはツンツンの兄、父の死に疑惑を抱き独自に調査を開始。だが敵も彼を甘く見てはおらず、左源太が付きっ切りでフォローする羽目に。これはただ事ではない、と理解した竜吉は店に戻る。弟は手放しで喜ぶが、母とその兄は嫌な顔。しかも刺客に斬られた傷が思ったより重く、その場で養生所送りに。自分を的にする覚悟だったのだが……。筋書きは大体わかってるんだけど証拠がない。しかしこのままだと親族会議で店乗っ取りが成立してしまう。兄弟のどちらかが殺されることが多いパターンだし……。手段選んでらんね、というわけで、南町奉行所は叔父を呼び出して放置、その隙にめ組が「やっぱりこの事件はこいつの仕業らしいぜ」という流言飛語を……。それ、普通悪役の使う技(汗)。何時責め問いされるかとびびりつつ丸一日潰されて、やっと店に帰った叔父、親族会議に挑むも親戚は皆かかわりを恐れて跡継ぎに兄を指名。叔父は黒幕ともども自滅、事件は解決に向かう。弟だけは事件の裏側を知らないままだが、兄のいうとおりうまくやっていくだろう。
2008年07月19日
コメント(0)
子連れの食い詰め浪人、加納の爺様の屋敷に仕官を求めやってくる。つか爺さんち、始終そんなのが来てるらしい。たまたま着てた上様、施しは受けないという浪人を持て余すが、「うちの殿様は門番も雇えないほど貧乏なんだからね!」……おちえちゃん、上様の前でそれはないぞ(笑)。本気で心配してる……。父が上様の御側用人も結構貧乏だと呆れている間、娘は大八車の前で待っていたが、その大八車にとんでもないものが隠されてしまう。そりゃもう、下手に関わったら親子ともども刑死するようなのが。あ、家あるんだ、妻もいるんだ。宿無しかと思った。大八車の上の古道具を確認する妻、立派な刀があるのにびっくり。まさか盗品とは思ってない。いきなり荷台を漁る侍たち。アホやな、初めから声をかけて金を払うといえば誰も疑わないのに。酒びたりの夫に疲れた妻、病気をでっち上げれば真面目になると吹き込まれ、医者を巻き込んで大芝居。それはいいんだけど、事件の話をしようとするたびこっちの話でぶった斬られ、新さん大迷惑。病で命果てる前にもう一度剣を教えてみたい、と思った男は、妻から拝領刀を渡される。そんなもの今更出されても、どうしていいかわからない。いや、この災いを福に転じれば、道場を開く足がかりになるかもしれない。身分ある尼さんに、拝領刀を預けて一件落着。道場を開けて前途洋々。しかし……その尼さん、ひょっとして綱吉派?それってやばいのでは……。善政を敷いているつもりの吉宗公も案外敵が多く、話はまだまだ転がっていく。
2008年07月17日
コメント(0)
「嫡子届け」を前もって届けておかないと、藩主に何かあったとき後を告げずお家断絶となる。しかし届けを出してない藩あり。その藩に勤めていため組の半次郎の幼馴染のお孝、子連れで暇を貰う。新さんはこれが藩主の実施であると睨むが。当人は赤ん坊を抱いてけろっとしてるが、幼馴染や父は呆然。しかも父親がわからない。昔かたぎの彫金師は孫にもいい顔をしないが、御用人が様子を見に来るって時点で普通じゃないと気づけ。若い殿様の正室は老中の娘だが、子供ができなかった。正室派は老中の親類を養子にするように迫り、殿様は泣く泣く側室とその子を手放したのだが、本来の筋では殿様の子こそ跡継ぎ。半次郎は子供の新しい父親に立候補するが、そんなこと正室派の知ったことじゃない。生きていられると困る、ただそれだけ。殿様の心は側室とその子供にある。しかし老中に睨まれてはならず、涙を呑んで縁を切った。だがそれでも命が狙われていることが用人の口から開かされ、殿様は二人を呼び戻すことを決める。迎えの籠が偽者で、親子は難を逃れたものの半次郎は激怒。お孝の方の幼馴染が鬼の棲家には帰さないと言い張ってる、と聞いた殿様は半次郎と直談判を決意。この時点で結構器がでかいことがわかるな……半次郎には悪いけど。たかが小藩の家老に、「将軍家に代わって成敗」などといわれて寛容な上様も激怒。上様に気づいた殿は何とか場を納めようとするのだが、こういうばのお約束として、家老のいうことをきいちまう家臣の方が多いのだった。つか何十人詰めてんだよこの上屋敷!考えてみればいろいろ理不尽……。暗殺までは関わってなかった正室は、自ら仏門に下ったらしい。現在の常識に照らし合わせれば、彼女も気の毒だ。子供が産めなかったために立場をなくしたわけだから。
2008年07月11日
コメント(0)
側室の舞を褒め称えた後、所望するものはいないかと家臣たちに問う殿様。無論手を上げるものはなく、殿様は冗談で済ませるが、側室当人の気持ちは……?江戸に出てきたばかりの勤番侍、財布をすられて大騒ぎを引き起こす。江戸の藩邸に欠員が出たため呼ばれたらしいが、このとろさで大丈夫なのか?藩邸をうろついていて早速おかしな話を聞いちまうし……。どうしていいかわからない男、たまたま目に付いたというだけで殿様の側室を拝領する羽目?に。何者かが各藩の内情を探り、脅して大金を脅し取るという噂が大岡様の耳に入る。どうも幕閣の何がしの仕業らしいのだが、まだ特定は出来ない。プライドの高い側室は、200石の侍に下げ渡されるよりは髪を下ろしたいと願うが、聞き入れられない。男のほうだってそんな女を貰うのは、内心御免。藩の命運を決める情報も、自身に振って沸いた災難の前では色を失うのだった。……殿様の方が恩を売ったつもりだけど。自分で捨てた女なのに、いざ人にやるとなると惜しくなる。気持ちはわからないでもないが、振り回される女はたまったもんじゃない。しかし未練は絶てるかもしれんな。と思ったら「床を共にするのはお断り」だと!国家老の娘の意地が残ってるったってそりゃあない。……殿様、全然恩を売ったことになってないぞ。某旗本が、息子の不祥事を嗅ぎつけられ金を毟られ、最後には自害。息子がその仇を討とうとしたことから、脅迫の主犯が割り出される。が、その父の名が大江戸捜査網の内藤様と同性同名なのには吹いた。「旗本寄合席」まで一緒……確信犯か?知らないわけないだろっつか下手すりゃ脚本家被ってるだろ!仮面夫婦に胡坐をかいていた拝領妻、藩と藩主のために勇気を奮い立たせる姿に初めて価値を見つける。「竹中勘輔こそ、真の武士でございます」結局藩は不行跡で取り潰し。しかし離縁された妻が戻ってきて、逆プロポーズ。上様は江戸城に再就職させてやろうとするが、いい役職がなく結局旗本に。……え?
2008年07月09日
コメント(0)
き……きのせいか3期に入って恰幅よくなってないか将軍。まだそんな齢でもないのに……。御用金の盗難事件。1万両とはそりゃ豪勢な。ただ一人の生き残り(ただしほぼ危篤状態)は養生所で硬く警備されているが、事件に絡んでいるかもしれない大工が殺され、その女房が下手人として追われる羽目に。おまけに行く先々で人が殺され、気がつけばとんでもない凶悪犯扱い。運よく新さんに保護されるが。抉るのって剣の心得がいるのか。知らなかった。「恐れながら、よくお似合いでございます」いや、似合うよ、確かに似合うよ。しかし上様にしんだい流しコス似合うなんて言っちゃだめだろお庭番が(笑)。上様に「人のまき方」教えたこともあったし、さばけすぎだ左源太。町人・ヤクザは致命的に似合わないくせに芸人は似合うのか……。
2008年07月05日
コメント(0)
団子を食い逃げした男、通りすがりの芸者のお京ちゃんにお金を立て替えて貰う。泥だらけの団子を食おうとする男を見かねた芸者、食べ物とお金を渡して立ち去る。彼女も男同様孤児だった。それから数年、一流の芸者となった彼女には、盗賊改めに勤める恋人がいた。おお、中々苦みばしったいい男じゃないか。たいした身分じゃないので周囲の理解があれば芸者を妻にするのも不可能じゃない、しかしそれも今流行の「般若組」を捕らえてからのこと。同心が恋人の顔を見に行ったために、一緒に行動する予定だった与力が殉職。これは言い訳もきかぬ大不祥事。お頭は二人の仲を認めてくれていたのに、このままではぽしゃる。……まあ、周囲も怒り心頭だろうしなあ。上様、お奉行様の探索は着々と進むが、負傷した恋人の替わりを勤めるお京ちゃんの探索は早々に行き詰る。しかし、「あんたの力になりたい」というわけのわからない男が現れる。借金を残らず返してくれるが、ストーカーっぽくて気味が悪い。何処かで見たような気もするが、思い出せない……。お京ちゃんはギリギリで一期一会を思い出すが、男は恩人とその恋人に全てを捧げて死んでいく。
2008年07月01日
コメント(0)
辻斬りが二件、被害者はどちらも某藩の藩士。目安箱で「風の強い夜、念仏を唱える剣に妖気あり」という文を読んだ上様、お庭番を集め行動開始。うまく誤魔化したつもりが騙されなかった田之倉の爺、中々やるな。適当な寺で夜を待つ新さん、墓参りに来た武家娘に同藩の者かと声をかけられる。……直参にしか見えないけどな、新さん。彼女の姉は夫に斬られ、その夫は逐電したらしい。事情を聞きに上屋敷に行くものの、家老は知ったことかというし、へんなちんぴらは攫いにくるしで踏んだりけったり。上様が暴れるのを放ってもおけず、南町奉行所は密偵部隊を繰り出し、め組も見回りにでる。しかし辻斬りは、堂々花町で凶行を行うのだった。辻斬りの話というのはわりとぱっと広がるものだが、今回の事件は、目安箱の一件で初めて日の目を見た。考えてみれば、偽名の文の内容も、現場で見ていたとしか思えないものだった。辻斬りの当人が書いたような気がする、しかしどうしてそんなことをするのかわからない。新さんに窮地を救われた娘、状況がわからぬまま逃げ、船宿の女将に拾われる。女だてらに船宿をやってるだけあり、度胸のいい女将さんは如何にも曰くありげな彼女の面倒を見つつ、銀相場の黒幕を探る。いや小母さん、生半可な密偵より役に立つな。渦中の藩は先程嫡男が亡くなり、弟君は幼少、側室の子は癇癪が酷い。お家騒動を我が身一つで治めるため、乱心を装った男の結末は……?しかし元お庭番ゲスト目立つな、普通避けると思うが。できる事なら、若様斬らせてやりたいというか是非斬ってくれと思った藩士も少なくなかっただろう。つか、お奉行様が捕り方連れてやってきてるのになんで斬りあいになるんだ……?此処で暴れても誤魔化せないどころか余計状況が悪くなるじゃないか。結局藩潰れなかったし。
2008年06月12日
コメント(0)
今日は鳥取砂丘が舞台。しかしいきなり首が三つ埋まってるのはぎょっとする光景だ。案の定藩主の評判はよくない。百姓を的に狩をやる藩主一行。才蔵の報告を聞いた上様げんなり。なんでこんなにわかりやすい悪役なんだ。と思ったら、もう一件、藩から逃げ出した夫婦ものと気の毒に思いつつそれを追う目付けの話が絡んでくる。斬る役目のものにお目付け役がつくってことは、……元許婚かなんかか?斬るべき相手を見つけてしまい、でもやっぱり斬れない侍は二人を助けるために同僚を斬ってしまう。悪役同士が手を組んだ隙に、お庭番が嬲り者として囚われていた連中を救出。武家娘と駆け落ちした小間物屋は、やはり根性が足りないのか「もう嫌だ!」と暴れだす。しかし藩主の悪行にうんざりした宿の亭主親子や百姓たちは、夫婦の関所破りに手を貸すのだった。「縫殿は藩一の美形だ。父上にくださいと頼んだが、断られた」それが藩主をふって小間物やと駆け落ちか。大騒ぎになるわけだ。藩主は断罪となり、藩は隣の明君に預けられ、夫婦は逃げ延び、藩に戻れない男は上様とともに江戸に上る。某藩の関係者全員、どこかでのたれ死んだということになるんだろうか。そういえば、花札でだらだら楽しんでた爺の恐怖体験は、いったい何?単なる「出る」宿?
2008年06月08日
コメント(0)
「闇の仕置き人」とやらいう輩が、悪人を次々襲撃。誰かが金を払ってやらせているらしい。上のものとしては色々複雑な気分。しかし町人には大人気。その正体は、悪い連中にうまいこと吹き込まれてる元武家の女だった。恋の橋渡しを口実に芸者遊びの新さん、田之倉の隠居に乗り込まれて白黒。しかし売れっ子芸者といい仲なんて、やるな爺さん。まあ金離れもいいんだろうけど。「修羅の道はお前には似合わん」通りすがりの新さんにも、母にも言われてしまった女、おらん。立場を違えたものから同じ感想を貰うんだから、本当に無理だよ。……人生仕切りなおせるほど若くも見えないが……(超失礼)。ごめんなさい土田さん大好きです。立ち回り最高です。おらんは悪党の逆恨みにあい襲撃を受けるが、流石に強い。戦いつつ逃げ回るうち、上様御法要の場に入り込んでしまう。追ってきた連中は捕まるが、少し警備ざるすぎるだろう。そこではたまたま、同業者が千両で上様の首を狙っていた。「安くみられたものだ」娘に足を洗わせたい母、新さんが娘のいい人と思い込み。新さんもまんざらではないのだが、上様が町をふらふらしてるという情報を得た悪党たちは、母をさらっておらんに上様暗殺を強要。「いずれ私も地獄道」それって闇同心……。悪党狩の黒幕が寺社奉行と口入やと発覚、南町奉行所が口入やに乗り込んで人質を救出するも、時や既に遅し。ヒロインもだが、寺社奉行所配下もわり食ったな。この筋書きだと間違いなくお咎めがくる。
2008年06月07日
コメント(0)
爺がいない………………。おさいさんもいない。夜更けに、感情吟味役の屋敷をうかがう若い侍。ちんぴらくさい連中に拉致られ、その次期嫁さんの町娘も騙されて連れ出される。そして翌朝、二人は無理心中という形で見つかる。娘の勤め先の女将は「そんなわけない!」と騒ぐが、無理やり黙らされる。近松門左衛門の心中ものが大流行。若い娘はのほほんと浪漫に浸るが、分別ある大人は眉を顰める。しかしもう、8件続いているらしい。仕方ないので「心中法度例」発布。上様だって、出来ればこういう手は使いたくないって言ってるんだけど……。高札をひっこ抜いた老人、心臓が悪く、め組に担ぎ込まれる。爺さんはやっぱり近松、先日の心中を調べて話を書く事を決意。当時の人気作家だが、この時点では心中は天下の大罪じゃなかったのか?近松は一種の主義者だが、悪い連中からすれば「心中のお墨付き」がでるわけで有難いことこの上ない。目安箱に投書したい女将だが、余計なことをしないよう見張られている。それでも命がけで外出、同じく目安箱を目指すめ組小頭とぶつかって手紙が入れ違ってしまう。そして女将の当初は無事上様の下に届くのだが……。客の爺さんに「どうして若い二人が何故心中したのか」と聞かれてむかつく女将。事件の当事者にその言い方は不謹慎だよ。本当に心中だと思っていてもそりゃ怒るさ。上様は板前と称してお庭番をつけているが、女将からすりゃこの上なく怖い状況。単に、すぐ殺すと騒ぎになると思って見張るに留められていたらしい。「心中は弱者の最後の抵抗」処罰覚悟で例の事件を書いていた近松門左衛門、心中が人殺しのからくりに使われたことを聞き唖然。物事には裏と表がある。何が正しくて何が悪いのか、結構複雑な話だった。
2008年06月05日
コメント(0)
町人は贅沢三昧なのに、上様が質素な朝食を食べているのが悲しい爺。確かに質素倹約を旨としていたらしいが、それより、爺と食べているのかよ(笑)。一人で食べるんじゃないのか普通。江戸の町はグルメブーム、しかしたいしたものは出ないと抜かした浪速の商人に、通りすがりの江戸の札差が文句をつける。やはり通りすがりのめ組の面々を立会人に、グルメ勝負開始。面白がるものもいれば、子供たちに食べされるのも大変なのに、と憤るものもいる。上様はできれば止めたいが、止められない。どちらかの顔が潰れるだけならいいのだが、どちらの後ろにも大物が控えているのだった。札差がこれを決めたのは高級料亭の若い板前、その恋人は新さんの知り合いの猟師の娘。……先日奉行と早駆けしてたときはいい着物着てた気がするが、貧乏旗本の三男坊って話、信じたのか?恋人は何かいいたげな顔をしていたが、ひょっとして妙に思ったのかもしれない。どうにかいい食材を、と言われ考え込む彼女の前で鳴り響く銃声、飛び立つ鶴。まさか父がご禁制を破って、と焦るが、父はずっと家にいたという。……鶴なんて旨いとは思えないけどな。珍味ではあるだろうけど。そして勝負が始まるが、材木商、「鉄の網で焼きましたな」。さすが只者じゃねえ(汗)。しかし最高の沢庵の条件が肥やしって、そういう問題なのか?能書きは素晴らしいが、その味の差がわかるのはあんただけです。負けた上、あの吸い物は青鷺じゃなかった、と指摘された板前は真っ青。しかも恋人の父が殺され、その下手人として捕縛されてしまう。なるほど、筋書きはわかったが、これで誰がどう得をするんだろ。上様も頭を捻る。大岡様はとりあえず厳しい裁きを下すが、これで話はどう動く?あ、なるほど。種がわかれば、驚くほど単純な話だった……。藩は潰されずにすんだが、跡継ぎ大変だろうな。
2008年05月20日
コメント(0)
公共工事、赤字覚悟の安値をつけたところでなく三倍の値をつけたところが落札したとばれて冷や冷やの責任者。上様のごり押しで予定外のところに仕事を持っていかれる。主が死ねば小娘一人、簡単に転がせると思ったが、京の大物に嫁いだ隠し子が折りよく挨拶に江戸入り。名乗れぬまま妹の後見としてたつが、既に大金をつぎ込んでる悪党どもも簡単には引き下がれない。何時ものことだが、初めから誰が悪いって上様たちに丸わかりなので、悪人の悪あがきを笑ってみる番組だなあこれ。料亭に上様と南町奉行に乗り込まれた寺社奉行、「もはやこれまでじゃ!」って、上様斬ったってどうにもならないだろうこの状況。どう考えてももみ消せない。かえって罪状が重くなるだけなんじゃ……?
2008年05月18日
コメント(0)
人攫いをして新さんをおびき出した藩士一家。何故そんなことをと言えば「上様そっくり!」だからだった。殿様がご愛妾に誑かされたので、上様(の偽者)に叱っていただきたいと言われた新さん、卑怯な手段をとった連中(爺さんと孫娘とその弟)に厳しい態度。しかし娘に「死んでお詫びを」とやられ、爺さんの愛嬌も気に入って結局手を貸すことになる。いや、目付け動かさないでももうちょっと手っ取り早い手はないのか?偽者作戦はあっさり見破られ、孫たちも捕らえられかけ、匿ってくれた相手も潰されかけるハードな展開。ご愛妾の子は家老の種だとかどうでもいい感じ。今更ながら自分たち一家のために他人が迷惑を被りまくってることに悩む一家。根性が座ってない弟も、父の処刑に勇気を奮い起こすことになる。年が離れているとはいえ、姉と性別逆に生まれたほうがよかったと思うが。藩士が大勢斬り殺されても出てこない殿様。時間が足りなかったのか?ゲスト一家が無事対面、残りの改革派も開放されることになって一件落着。偽若様が心配だ……子供だしなんの罪もないが、下手すると類が及ぶ。
2008年05月15日
コメント(0)
江戸の外に遊びに行ったとき(……)知り合った阿婆擦れ女が江戸にやってくる。通り名を火の玉お銀。嫌いじゃないけど、遠慮がないので上様真っ青。花のお江戸のど真ん中で、「将軍!」なんて呼ばれたらたまったもんじゃない。お庭番コンビが接待して追い出そうとするが、人生経験の差か、逃げられちまうのだった。……酒が好きかいさぎりさん。殺して飲むもんだよ忍びってのは!江戸は今、町名主の頭取の噂で持ちきり。大変な仕事だが旨みの多い。ちょっとしたお店の娘がさらわれ300両の身代金が要求されるが、父は店が左前だからそんなにないといい、娘も無理だと犯人たちに泣きつく。しかし、年頃の娘がさらわれて、即効役人どころかお奉行様が呼ばれると言う展開は珍しいな。金がないからか?誘拐犯は3名、攫われた娘と同じ子守唄を知る若いちんぴらは、拾われっこである彼女の生き別れの兄だった。しかもお銀は、騙されて身代金の受け渡しに使われてしまう。血も涙もない2名が始末され、生き残った兄は妹を助けてやろうとするのだが、この事件は彼が考えるよりずっと酷いものだった。
2008年04月19日
コメント(0)
夜道で、雪にはしゃぐ女と出会う新さん。もう遅いのに、今夜の宿も決めていない。初対面のお侍に飯屋に案内して貰う。なんて暢気なんだ。悪い人に捕まっても知らないぞ世間知らず。翌日、今度はちんぴらに絡まれた武家の妻女を助ける新さん。彼女は子宝が欲しくて祈願に外出したのだが、夫は「子供はいらない、いざとなったら養子をよるから祈願なんてするな」……焼餅焼きのツンデレっぽく見えるな。め組に居候することになった陽気な雪国女は、好きな男を捜していた。男さえ見つかれば幸せになれると思っているのか?もう妻を貰ってるぞ!しかし女郎上がりの女は、好きな男が出世したと聞いて、様子を見に来ただけだった。相手は侍、初めからどうにもならないことは初めからわかっている。一目合えれば幸せ、と聞いた上様、爺を使って再会をセッティング。しかし出世街道をひた走る男はこれを喜ばなかった。……そりゃそうだ。でもこれを仕組んだのは(表向きは)加納の爺様だぞ!後ろ暗いところがあるからって暴発するな。もっとしたたかに立ち回れ。どう考えても上様がシナリオを書き間違えたんだが、それで何か……旧悪が炙り出されることになりそうだ……。暢気な女も、惚れた男の奥方が尋ねてきて真っ青。そりゃそういう展開もあるさ。想像力がなさ過ぎる。男のために身売りしました、でもつらくありませんでしたって、あんたが気にしなくても奥方様は気にするよ!思い出の中の女と現在の妻女は心を通わせるが、二人の真心は男に通じなかった。
2008年04月18日
コメント(0)
昔の女と再会する才蔵。しかし彼女が尋ねてきた夫の居場所は、付け火で焼けたばかりだった。しかも死んだ侍たちは前もって殺されていたらしい。ひでー話だとだべりつつ帰ろうとしていため組の一行、運よく一命を取り留めた男を拾う。これはやばいかも、と思った女将さんは医者を口止めする。彼が持っていた手紙は新さんの下へ。城に戻らず、女を匿って話を聞いていた才蔵は訪ねてきたお奉行に叱られる。そして目付の女房殿との馴れ初めを語るが……いやそれ聞かれてなくないか。「才蔵は将軍様の直属になるから女房いらね」ってそりゃ二度目だ。目付たちは一揆が起きる前に上様に藩の窮状を訴えようとしていたが、一人除いて全滅。亭主、見かけはぱっとしないがいい人だな……いいことだが、当事者たちはそれだけに複雑な心境。つか、あまり感じよくないよこの女。自分の気持ちに正直すぎる。女房をさらわれ呼び出された目付、若い連中を抑え一人で救出に向かう。大怪我してるのに。才蔵好きだけど、男の価値はこっちが上だな……。「若い頃の情熱は、もう残っていない」本音だかどうだかわからないが、ざまみろと思った自分自重。
2008年04月16日
コメント(0)
南町奉行所の朝駆けに何故か同行する新さんとめ組の衆。狙うは盗賊の根城。どんだけ大物なんだ。上様が爺に叱られているのを見た大岡殿、こっそり逃げようとして捕まる。そりゃ叱られるって。捕まった盗賊のかしら、たちまち牢名主に祭り上げられる。担当の牢同心は……松山さんだ!今日は彼が主役か。気さくな彼は猛母と二人暮らし。上司が見合いの話を持ってきてくれるのだが、高望みの母はそれを蹴ってしまう。町人と仲良くするなんてとんでもない、直参の三男ならなんとかなんて、うわあ。そりゃ中々嫁もこないわ。たいした身分でもないのにどんだけ権高だ。牢役人は、(記憶のない)弟が入牢中お世話になりました、という美女に接待を受ける。彼女は冒頭捕まった一味の生き残りの一人。見事役人をひっかけるのだが、母に複雑な感情を持つ彼に、これまた複雑な気持ちを抱く。しかし初めての恋に入れ込んだ同心は、母に逆らい身分も財産もなくそんなに若くない女と一緒になると宣言する。……それより、女を口説き落とすほうが先だと思うんだが。あの女は盗人の情夫、と言われた上様は友達のため、女の本音を聞きに行く。今は身を持ち崩したが、母との思い出に生きる女は、同じく母思いの標的にあっさり同調していた、というかこっちも惚れていた。しかしそんなことが許されるはずもなく……。
2008年04月14日
コメント(0)
殺人事件を目撃した女。びびりつつ、財布を持ち逃げ。……容疑者にされてもしらんぞ。殺されたのは大岡様の信頼も厚い町年寄りだった。直前に会合で揉めた材木問屋が怪しいが、一応アリバイはしっかりしてる。大体それなら何で、あんな堂々と喧嘩吹っかけたんだ。材木問屋の若旦那と辰巳芸者が一緒になり、今は長屋で鳥かごを作って暮らしている。いかにもなんかあったって話だね。いい度胸のいい女、財布をネタに奪われた身代を取り戻そうとしていた。大岡越前、旧知の女に肩入れ、あの女はこの件に無関係だと言い切る。しかし何時もとペースが違うので、あっさり看破される。しかもめ組と喧嘩した奴をとっ捕まえ……ああ皆びびってる!奉行が番所で下っ端〆るなよ。奉行と女は幼馴染で、親ぐるみかなりハートフルな関係だった。亭主に「拾い物」をぱくっていたことを知られ、外に隠そうとして新さんに見つかった人妻、「今月の月番は南だぞ」と脅されて結局全て吐かされる。素人女があんな悪党脅すのは危ないよ。侍と芸者ではうまくいかず、自棄になって川に飛び込もうとしたところを助けてくれたのが今の亭主。その亭主のため、賭けに出た女だが、結果亭主と娘、そして助けに入った幼馴染まで危険に晒してしまう。
2008年04月02日
コメント(0)
火盗改の与力が殉職。それから三ヶ月、仇の一味と思われる男が一人ようやく捕らえられるが、江戸はその一味により火の海に。与力の盲目の娘は、夜の町で辻占を売っていた。家が潰れたわけじゃないのだが、町方同心のように実質世襲制でなく、大病を患った母を抱えてだいぶ暮らしが苦しいらしい。その掌中に黙って二分銀を握らせる男。彼女はそれが、直後に登場した新さんだと勘違いする。勘違いされたまま、お嬢さんに尽くす男。彼は知らずに盗品を運ぶ手伝いをしたが、悪人ではない。新さんと事件解決に乗り出すが、関係者がどんどん殺されていき、手詰まりとなる。その頃城では、爺が突き上げを食らっていた。5年前、いざこざを起してフクロにされたのを助けてくれた与力親子。父は「スリなら捕まえる」というが、娘はそれを止め、医者に行く金を渡してくれた。彼女に恩義を感じた男は二人の素性を調べ、目医者にまで話を聞きにいくが、身分違いなので最初からそういう期待はしていない。しかも与力の旦那との再会は、とんでもない形になってしまった。とうとう最後まで本当のことをいわない男だが、その誠意は無事に届く。
2008年03月30日
コメント(0)
酔って南町奉行所の看板をひっ剥がす馬鹿。碁を打ちに来た爺に取り押さえられ、白洲に引き出される。酒癖が悪すぎるので、周囲が「この際一度入牢したほうが薬になるんじゃ」と言い出す始末。女将さんが身元引受人となり、とりあえず執行猶予処分。しかし女房と娘がぽっくり逝って10年、ずっとこの調子らしい。馴染みの女郎に、大事な書付を渡した侍が斬り殺される。どれだけ大事な書付かしらないが、覆面もせず女郎やに乗り込んでばっさりとは、どれだけ追い詰められているんだ。書付を胸に逃げる女、殺されかけたところを新さんに救われ、また逃げたところを例の酔っ払いに拾われる。女は男の死んだ女房の若い頃にそっくりだった……ああよくある話。アル中に苦しんでいた男が、若い嫁さんをもらって?立ち直りつつあるというので、世間は祝福モード。当人たちも、経歴に傷があるもの同士ということで満更でもない。例の書付は双方の知人である上様の手に渡り、事件の輪郭が見えてくる。もう書付はないのに、遂に追っ手に嗅ぎつけられる女。騒げば長屋の連中が巻き込まれる、下手に喋れば恩人たちに迷惑がかかる。殺される覚悟でついていく女、しかし女に捨てられたと勘違いした男は酒に逃げるのだった。
2008年03月27日
コメント(0)
ふらっと倒れた女の子を助ける新さん。彼女の兄は腕のいい細工師だが、妹が不治の病と知って呆然としていた。医者は「もう長くないから、せめて好きなことをさせてやれ」という。新さんの金でぱーっと遊ぼうとするめ組一同。「叱られても、頭下げてりゃいい」「それもそうだな」おいおい上様にろくでもないこと教えるな。大体新さんの財布って庶民の血税。妹思いの細工師、短筒を作れと脅される。そんなことに命を懸けるなんて真っ平だが、断ればその場で殺される。礼金100両あれば、妹の命が助かるかもしれない。しかし、何も言わず鍛冶場に篭りっぱなしでは、妹の体に障るかもしれない。自分のために夜遊び一つしない兄が毎晩外出するので不安でならない妹、め組で不安を語る。兄妹の父が鉄砲鍛冶だったと聞いた新さんは、彼が新型鉄砲開発に関わっていると予想。望まず悪に加担する兄、鬱々としていたが、何とか明るい夢を見ようとする。しかし妹が旗本の若様に恋をしていると知った後に、故郷に帰る話をするあたり、成就すると思ってないな。まあ部屋住みでも、嫁さんにはちょっとなれないしな……。新さんが勘当される気にならない限り。妹の惚れた相手に「鉄砲なんて作ったら死罪になるぞ」と詰め寄られた兄、妹の寿命の件含め全部ぶちまけてしまう。そして妹は全てそれを聞いたいた……どれだけ大声で喋ってたんだ。「妹にとっては最初で最後の恋かもしれない、せめて出来るだけ側にいてやってくれ」「病のことは薄々気づいていました、それより私のためにお嫁さんも貰えなかった兄さんが心配……」べ、べただが破壊力のある展開だ……。ヒロイン役の女優さんがまた、可愛い声で、手が小さいんだよ。なるほど庇護欲をかきたてるってこういうタイプをさすのか。
2008年03月25日
コメント(0)
東照宮の補修を行うと、担当した藩の力を殺ぐことが出来るが、当然その藩は青息吐息。上様と爺は、せめて大藩にやらせようというのだが、意地悪な老中は2万石の小藩に申し付ける。いや、幾らなんでも途中でばれるだろう。オレの話聞いてないのかと叱られるぞ!今でも台所が苦しいのに、と真っ青になった大名と家臣一同、追い込まれてとんでもない解決案を思いつく。料亭の後家さん、亭主の墓参りに行った際に暴漢に襲われ、助けてくれた侍と再婚する。腕はからっきしだが、元勘定方なので算盤が達者、優しいし真面目だし幸せ一杯。しかし世間話で「女房を殺して財産を乗っ取った男が捕まった」という話が出て、なんだか不安を覚える。元侍の婿は、例の小藩の出だった。殿と家老に、交際中の金持ち女と一緒になって、金を引き出してくれと頼まれた。……そんなことを上手く持ちかけられない男だから、後家さんに好かれ、殿様に信用されるわけだが。女房はお金よりあんたが大事、とありがたいことを言ってくれるが、……流石に千両なんて大金ねだれねーよ。侍を捨てた男も必死だが、藩も必死で男をせっつく。事情を知った上様は、そんな評判の悪い殿様でもないのに、なんでそんな大金が必要なのかと頭を捻る。実は、老中が色んな藩を「東照宮の係りにする」と脅して賄賂を取っていたのだった。本当は薩摩藩に内定しているのに。料理屋に賊?が入り千両箱が奪われる。な、なんて豪勢な身代なんだ。普通そんなにないぞ。もう賄賂すら用意できない、というわけで、藩士たちは老中暗殺を決行する。無論、藩とは無関係を装って。……酷え。悪い連中じゃないから泣ける。討ち入りが無残な失敗に終わった後で、漸く全ての事情が上様に知れる。立ち回りの場で展開に呆然となる家老……最後の最後まで災難だったね。賄賂の受け渡しの場を上様に見られて、普通ならお取りつぶし必至。老中は追い詰められて切腹、夫婦はやり直し、その年の普請は結局取りやめに。
2008年03月21日
コメント(0)
渋皮の剥けたいい女、実は結婚詐欺師。まあよくある話だ、数両取られたくらいで騒ぐな(笑)。 下女の小娘をつれて寺社におまいりに行った爺、茶店で例の詐欺師女にであう。「二言目には上様上様」な爺も、いい女には弱いらしい。目が泳いでる。身なりのいい爺さんに近づく女、本当に3年前に亭主を亡くしたのを出汁にして稼いできた。だが、その爺さんの「人は所詮寂しいもの」という言葉に、本当に寂しくなってしまう。 蟄居中の旗本のご機嫌伺いに来たごろつき。遊び仲間の腐れ縁らしい。何をしにきたのかと思えば、「知り合いの女二人が強請り屋を殺してネタを奪った」ってそりゃ今回の大本じゃないか。巻き込むなよ家つぶれるじゃないか。当人はともかく家臣が気の毒だ。 年の離れた未亡人とデートから帰った爺、上様に「あれは悪い女だ」と言われても信じようとしない。「粗茶などいらん!見送らんでいい!」喧嘩の弾みとはいえ言うかそんなこと。女は商売じゃなく爺と付き合っているので、尻尾を出すわけないし。こうなりゃ女のほうを締め上げてやる、と思った上様、女狐が強請りのねた帳を持ってるのでむっかり。待て待て、それは偶然手に入れたもんだ!強請には関わってない! 結局女の実情は、上様にも爺にもはっきりする。しかし爺が堂々いちゃつき始めたので上様微妙な気分。 ……蟄居中の屋敷で立ち回りってありなのか?
2008年03月20日
コメント(0)
三日ごしの大火事が漸く鎮火。め組の面々もやっとお役御免。しかし焼け出されが大勢出るし、治安は悪化するし、これからが大変、上様は下々の視察を見に行くが、貧民は追い散らされていい迷惑。 定年間近の北町の窓際同心、お救い小屋の担当にされて欝。気力はないが悪い人じゃないので、困っている連中を身銭を切って助けるようになる。予算をもっと組んでくれと陳情するも、誰も話を聞いてくれない。実情をさぎりから聞いた上様、予算組んでるはずなのにと憮然。 「あそこには、私のような人間でも頼りにしてくれる人たちがいる」しかし予算が偉い人の女遊びに費消されている状況で、同心一人に出来ることなんてたかが知れている。追い詰められた男は証書を偽装。悪人達はこれを幸い、全ての罪を彼に押し付けようとする。まあ、それを思いつくとほぼ同時にばれてるのがこの番組なんだけどな(笑)。
2008年03月18日
コメント(0)
外様小藩のお抱え医師が暗殺される。それを目撃したのが上様ご自身なんだから、江戸って狭い。 「貴方はどこかのお殿様!」けれんみたっぷりの女占い師に言われた新さん、一瞬凍りつく。しかし自分が当てられてびっくりしたのか、占いに凝り始める上様可愛い。……しかも当たってるし。素人に自分の水難を当てられたインチキ占い師もびっくり。 藩邸に探りに入った才蔵、あっさり見つかって側室に救われる……救われたのか?そして翌朝、若君死亡、3歳の姫君を跡継ぎにしたいとの申し出が上様の下に上がってくる。しかし藩には、昔捨てられた姫君がいるのだった。 小娘ペテン師、祖母に「お前は本当はお姫様なんだよ」と言われて育ったが、信じていない。シニカルというより、「そんな御伽話あるわけない」と思っている様子。しかし彼女の素性は本当で、父は国で臥せっていて、側室と江戸家老は出来ているのだった。…………あの二人は数年越しの仲、と他家に知られてるってどうなんだ。 新さんを人品卑しからぬと見た祖母、孫の素性を明かし助力を請う。孫は呆れるが、「やってみる!」と前向き。そして爺が担ぎ出されるが、上様の名代をいきなり偽物扱いとはいい態度じゃねえか江戸家老一味。(いや、共もほとんどつけてないから無理も無いけど)即席姫の肝が据わっていて助かったよ。 殿様の隠し子をほっといたのが悪かったんだが、これから苦労するだろうなあ駿河藩の侍ども……。
2008年03月15日
コメント(0)
生糸の生産に力を入れる上様。その先陣に立つ爺様を江戸城からおうちに送り届ける途中、お庭番コンビは刺客に襲われる。才蔵は弓に射られ負傷。 いきなり回想シーン。目付けの鷹を射って懲らしめに縛られた少年達、強情さを「忍びに相応しい」と褒められるも、これも修行と放置。片割れの妹が助けに来る。 国産の生糸が流行ると、その分輸入業者が損をする。欲の皮の突っ張った連中が実力行使を始めたので、上様とお奉行様が行動開始。才蔵を見舞った上様、さぎりに「(藍染を買ってやるから)好きな柄を選べ」とカタログを手渡す。紀州からやってきたおようという娘が藍染をやっているときいて、負傷中の才蔵は顔色を変えるが、上様はおとなしく養生しろとぴしゃり。二人の会話を聞きつつこっそりページ捲ってるよさぎりさん(笑)。やっぱり嬉しいのか反物買って貰えるのが(笑)。 藍染娘のリーダーは、才蔵の幼馴染の妹だった。兄の十郎太はお庭番登用の試合に反則負けで面目を失い出奔、妹は幼馴染との祝言を夢見ていたが、「お庭番に女房なんて邪魔になるだけだ」と兄に言われて諦めた。7年ぶりにあった相手に、「恨んでいませんが、もう来ないで」と言われた才蔵、本音では彼女が好きだった……だったら一緒に江戸に連れて行けばよかったのに。兄の不面目はまた別の問題だ。 「違っている。何もかも違っている」一騎打ちのために幼馴染を呼び出す才蔵。あいつは正道で勝とうとするだろうが、忍びは勝てばいいんだよ、ってお前らのほうが甘いよ。実戦部隊が出払った隙にお奉行様が本陣襲撃だ!大人って汚い……(爆笑)!いや、上様がお庭番に色々気を配るいい話なんだけどね。畜生の兄も最期にちょっといいところを見せたし。
2008年03月14日
コメント(0)
新さんそっくりのいい男登場。若い頃は着流し似合ったんだ……今はムリだけど。 そっくりさんに救われた大岡様、匕首一本の喧嘩殺法なんて寿命縮まった、と上様にお説教。誰がなんといおうとオレはやってねえ、別人だ、で逆に興がる上様。しかしそのそっくりさんは奉行暗殺の黒幕の飼い犬で、殿様が捕まらないように刺客を追い散らかしたに過ぎなかった。「赤松の殿様」、素直なところもあるが、ヒステリック。 殿様を殺しそこなった女を助けた飼い犬、女に「オレを殺して殿様への恨みを捨てろ」と説得するが、それもイマイチ筋違い。たまたま同席した竜虎、女に助太刀を申し出る。飼い犬は余計なことすんな、と切れるが、そりゃどっちもどっち。しかも女の恨みは至極真っ当なものだった。……この事件が起きた時点で縁切れよ犬。 「三尺高いが怖くて火消しが勤まるか!」三千石の旗本を討ち取ってやる、と盛り上がるめ組一同。しかし新さんはそれを一応止める。「赤松の殿様」の命綱は立派な父。本当は不行跡でとっくに切腹させられるところだったのだが、幼少時の上様に気を配ってくれたりした父のおかげで生き延びられた。 しかしそれも、「オレの私事だ」で片付けられる日がとうとうやってくる。
2008年03月13日
コメント(0)
上様、気まぐれで別ルートをお通り。たまたま立てかけてあった大名家の槍が目前に倒れこむ。たまたま厠に行っていた中間、ふらふらと上屋敷に戻り、責任をとって自害しようとする。たまたま通りかかっため組の親分がそれを止める。偶然が積み重なる今回のお話……何時ものことか。 幸い上様に怪我はなく、殿様も中間も無罪放免、免責ですむ。すっかり元気になった中間、切腹しようとしたときにたすけてくれた下女と親しくなり元気にやっている。そしてお姫様のお供をしているとき、今度は悪漢に襲われるイベントがおきる。決死の覚悟で大暴れ、姫は無事、殿と奥方にお褒めの言葉とご褒美を頂く。プロポーズも成功、これが間違いなく人生の最盛期。 もうすぐ30両溜まるから、畑を買ってお梅ちゃんと所帯を持つんだ。という実直な男の幸福は、悪党の逆恨みによって踏みにじられようとする。
2008年03月12日
コメント(0)
和歌山ロケ観光。今日は古巣で大騒動だ! 今の殿様は上様の従兄弟。伝来の家臣は上様贔屓ばかりだと拗ね、お気に入りの武芸者に色々勝手をさせる。兄の晒し首を盗んで帰る妹、根性ある……。しかし首を盗んだ罪で同士は皆殺し、逃がされた娘はめ組を頼り、父は囚われる。 若い頃、部屋住みだった上様は狙撃され、娘とその父に救われた。その時、お前達が困ったときは必ず駆けつけると約束したので、何が何でも助けてやらなきゃ男が廃る。爺を紀州に墓参りに行かせ、その隙をついて江戸を出る。……あっという間にばれたけど。 問題の武芸者は、実は尾張の間者。偶然話を聞いてしまった猟師、相手が誰かもわからないのに口封じに殺される。その恋人、「仇は侍」とだけ言われたので近くにいた新さんを疑う。新さん自身の言葉はイマイチ信じなかったが、自分と同じ境遇だという侍のお嬢さんには素直。 暢気に散策していた爺、自分になにやら訴えようとした侍を撃った武芸者に不審を抱く。殿様にも厳しい言葉を吐くが、諂いものしか側に置かないだだっこだから、素直に聞き入れてくれない。しかし猟師の娘が敵の動きを掴み、話は一気に終幕に向かう。何しろ実家だ、皆上様の顔を知ってる。 上様への嫉妬で暴走した殿様、実は甘える人がいなくて寂しかったと本音を暴露。貴方様こそ上様に、とか言われてちょっぴりその気になっていたが、実はトップになんか立ちたくなかったのか。なんて困ったちゃんなんだ……。
2008年03月09日
コメント(0)
江戸っ子はお祭り大好き。だからってお祭りネタばかりじゃねえか!1クールに何度やる気なんだ。 祭り見物中、吹き矢で狙われる新さん。たまたま目の前に立った酔っ払いが撃ち殺されるが、当人は気づかない。しかし……狙われたのは新さんなのか?上様じゃなくて。しかもお次は爆弾と来たよ。またしても危うく難を逃れる新さんだが、屋台を出していた女性が巻き添えを食らう。被害者はめ組に運び出されるが、記憶を失う。名前も身元の何もわからない。そしてめ組の水がめに、毒が投げ込まれる。 上様が狙われている、という大岡様。しかし頭は、「新さん」が徘徊中に何かに関わってしまったと予想する。後者だと思うが、しかし何で新さんが風魔なんかに追われるかね。向こうも、「何で貧乏旗本の三男坊の忍びがついてるんだよ!」と不審顔。 身元不明の女、一晩明けても誰も知人が見つからない。それも道理で、実は風魔の頭領の妹。め組を巻き添えにする気になれず、一人で逃げようとするが、兄に「この仕事をこなさないと一族皆無宿人にされてしまうんだ!」と妹を説得する。 風魔が流れ着いたのは、徳川家縁の沼田藩。風魔を黙認している殿様は、何も知らずのほほんと過ごしていたが、上様にわが子の危難を仄めかされ下屋敷に向かい、追い詰められた江戸家老は、これを機に牙をむく。 ……殿様が気の毒すぎる……。
2008年03月08日
コメント(0)
初午祭りを荒らす地回りたち。3日で2両の冥加金なんて、誰が払えるってんだ。楯突いた妹を庇って立つ兄、力及ばす返り討ちにあうもめ組の面々に助けられる。5年ぶりに戻ってきた兄だが、妹とろくに言葉も交わさずどこかに行ってしまう。そしてそのいざこざは、上様の耳にまで上がってくる。 騒ぎを起こした連中、何処の誰か何故かわからない。取り仕切っていた口入やは、借金の方に権利を奪われたという。詐欺にあったのだが、証文はちゃんとしたものなのでどうにもならない。 兄が向こうの仲間に入り、衝撃を受ける妹。母が早くになくなったが、親子三人仲良く暮らしてきたのに、何処で何が狂ったのか彼女にはわからない。父はもう匙を投げているし。 何とか権利を取り返そうと、金を用意したり奉行所に訴えようとしたりした口入やが殺される。意外とゲストの死亡率高いよな、この番組。未遂でもよさそうなものなのに。そして兄がぐれた理由が明らかになるが、……全然動揺しない新さんすげえ。
2008年03月06日
コメント(0)
お庭番二人をお供に、視察に出た上様が撃たれて負傷。刺客を追う才蔵、相手が旧知の仲であることに動揺。急流の中で揉み合い、共に流される。相手は何とか這い上がるが……。 臥せっている上様に、才蔵は無事だと嘘をつく爺と大岡様。起きてすぐに部下の名を呼ぶ上様は、優しいのか腕を信じてないのか。お庭番総出で探してるって、忍びとしては破格の扱い。一人残るさぎり、才蔵殿は死んだふりをして敵を探っているのだ、と請合う。 しかし彼は、無事いい人の石屋に拾われるもののまだ寝たきりの状態だった。石屋がめ組に仕事に来て、「川流れの行商人」を拾ったという話をし、新さんは何となく事情を悟る。が、迎えに行ってみれば流石にもういない。本当ならここで縁が途切れる、が石屋の一家にも秘密があった。 上様狙撃で上はピリピリ、大岡様は忍びを駆り立てる。だがそれは、これまでおとなしく暮らしていたものたちの中にも恐怖を呼び起こし、敵はそいつらを集めて短期決戦を図る。 善玉・悪玉を決め付けづらい話だった。明らかに悪いのは黒幕だけだ。後は……人の心なんて弱いものだからなあ……。 才蔵たちが爺にお小遣いを貰うのを見て「俺にはないのか」って上様、本当可愛いな(笑)。
2008年03月04日
コメント(0)
見合いの席で、さいころを弄っているお嬢さん。趣味は博打のツッパリ娘。見合いをぶち壊して逃げ出して、汚い言葉で昼酒、理解できないと噂話の上様とさぎり。……何で一緒に蕎麦食べてるんだ。 妾に愚痴っていた父、娘が帳場から10両持ち出したと聞いてくらっ。賭場に入り浸っていたところを手入れを受け、逃げ出すも素性がばれている。娘は父の妾がやっている店に匿って貰おうとするが、「あんたの父から一文も貰っていない」という女将は、将来の娘?を厳しく突き放す。父が弱腰だからバランスがいいかもしれない。 牢屋で悪態をつき、「誰もわかっちゃくれない」と嘯く娘。頭によろしく頼まれた上様、奉行所から彼女を連れ出す。かどわかしの芝居を打って、反省するまで怖がらせるつもりだったが、イマイチ効果なし。そして本物の悪党たちが、芝居を本物にしようと絡んでくる。 今回の黒幕は悪旗本三名、何時もとはパターンの違う成敗の運び。リアリティはないが、嬉しかった。
2008年03月01日
コメント(0)
呑ん兵衛の小梅姐さん、飲み屋の小娘に絡んだ侍を罵倒。助けてくれた新さんと呑みなおし、新さんも相当強いが、それより強い。翌朝二日酔いで寝転んでた上様、爺に叱られる。新しい蔵奉行との面談があるのだった。「自分の家より人の家がいいなんて、周囲が悪いのね」お忍びに同行の爺、新さんがめ組に居候しているのは実家の居心地が悪いからだと芸者に言われて渋い顔。まあ、「貧乏旗本の三男坊」、未だ婿養子の口が決まらないとなったら世間一般に家に居づらいね。新さんは上手い事跡継ぎになったけど。本題は米問屋狙いの連続強盗殺人事件。それに例の芸者が絡んでくる。妹芸者を助けるために頑張るのだが、身を張っても1両2両稼いでもらちが明かない。つい盗人の仲間に戻ってしまうのだが、金だけ頂いてどろんのはずが、手違いで死者が出てしまう。
2008年02月29日
コメント(0)
客の金に手をつけ、引き回しの末磔になった罪人。悪い女に騙されたのに、酷すぎると言い出すめ組の一同。頭だけは、「犯した罪は仕方ない」とお上の肩を持つ。公儀御用を勤める飛脚や。亭主は先日亡くなり、しっかり者の後家が仕切り、幼い息子も元気に駆け回っている。しかしその息子が大事な仕事中にさらわれ、文が投げ込まれる。さらったのは後家の昔の男、自分を指した女を恨み、子供を盾に破滅に追い込もうとする。名門出身で爺の友達の息子の旗本、悪事がばれて左遷。自棄になり事件にくびを突っ込んでしまう。当人が心根を入れ替えない以上、もう爺にもフォローできない。男には改心イベントが待っていたが、もう色々と手遅れだった。
2008年02月28日
コメント(0)
いい調子で口上を述べるテキ屋。一人だけ本物を安価で売っているというので同業者と喧嘩になり、おかげで財布大売れ。実はそこまで芝居。財布はするめ製。……そんな気がしてたんだ。凝った芝居打ちやがって。 嘘ついて商売するなんて許せねえ、というわけでテキ屋の仕事を見破りにいった新さん、香具師たちにシメられかけた男を助けることとなる。「盗人にも三分の理」って……説得されてどうする。テキ屋は庄屋の娘と一緒になるためにあくどく稼いできたのだが、昔気質の父にやくざな仕事をしていたと見破られてしまう。そして地元では、やくざにより地上げが横行していた。……上様に御狩場として買い上げて頂くのが目的ってんだから困る。村のため、詐欺スキルを発揮するテキ屋だが、……庄屋の婿がちゃんと務まるか疑問だ。口八丁でやっていくのか?
2008年02月26日
コメント(0)
金の切れ目が縁の切れ目。金がなけりゃ客じゃない、「薄情も情のうち」。通う金がなくなった客に、引導を渡す女郎。いや、商売なんだから、責めるのは酷だよ女将さん。中々いい女じゃないか、とやにさがってる将軍様、お城に帰れば「米値上がり」という大問題が待っている。 よくある話だが、米を適正価格で売っている米屋と、高値で売る米屋に派閥が分かれている。安値に売るほうに、江戸城の米を回せと指示する上様。 何が気になったのか、この前の女郎の客になり、身の上を聞き出そうとする新さん。何の趣向よ、と思い切り嫌がられる。最後には中々仲良くなるが、女郎なんてぼうふらみたいなもの、と言われ気が晴れない。 米屋の娘がさらわれ、呼び出しを食らって出て行った父が殺される。「俺達の安い米はどうなるんだ」薄情だぞ庶民!恩義を感じてないのか!娘は?娘はどうなった? 米屋殺しは辻斬りの仕業とされているが、無論米を高く売って大もうけしたい奴らの企み。手先になったのは、女郎にふられた浪人だった。50両作って会いに行くも突っぱねられ、口封じに殺されていたほうがましだという男。新さんは「女郎をやめさせてやるから奴を説得してくれ」と女を口説くが断られる。彼には、どうして二人してこんなに自暴自棄なのかわからない。め組のお頭も説得に赴くが、「元侍の女房」という過去を暴いて拒まれる。 要するに二人は夫婦だった。人の借金の保証人になり、その穴を埋めるために公金を横領、その穴を埋めるために女房を売った。それから二年、どんどん転落していく二人の行く末は?
2008年02月25日
コメント(0)
お頭が留守で、大張り切りのおかみさん。子分たちに次々用事を申し付ける。ならず者を懲らしめにいった連中、女ばかりの「ぬ組」に先を越される。「ぬ」って、何か間が抜けているという理由で抜かされたんじゃなかったけ?中々可愛い子がそろっているというので、め組の衆は入り浸り。……いや、普段は着飾っていて、何か萎えた。「男手があると助かるわ」だったら粋がるな。女を売り物にするなら違うやりかたがあるだろうが! お頭だけはまともそうだな、と思ったら、元々火消しの娘。父の後を継いだあと、男が皆やめてしまったので、近所の気の強い娘達を集めて再建したらしい。気が強い?ノリがいい?……何か変じゃね? うどんの屋台を出すさぎりさん。思いっきりダマ状態。娘達の色香に負けて組替えしため組の若い衆、やっぱり気が咎めている。娘たち自身も、「これって不味いんじゃ……」と気づき始める。他の組から男を引き抜け、というのは頼りにする与力の入れ知恵だったが、ここでめ組の縄張りで火事が起こればとんだ事になる。 ああーっお庭番コンビ本当に頼りにならないっ(涙)。尾行に気づかれ、火事を消しとめようとして果たせず。せめて早いところ半鐘鳴らせ。与力はぬ組を足止めしようとするが、娘達は突撃する。う、上様が纏振ってるっ! 全ては、大岡人気に嫉妬した北町奉行の差し金だった。ええい迷惑な。 「女は女らしくしたらどうだ」「そういう女が好きなの?」「男は皆そうだ」極論だ。
2008年02月22日
コメント(0)
祭りの陣中見舞いにやってきた姐さんたち。堅物の宮大工の棟梁はいい顔をしない。が、芸者とのロマンスなんてとんでもない、なんて言ってられない大事件が迫ってきていた。 神田明神で火付け事件。神輿についていた大工の若い衆は腕力で転がされ、神輿も何も灰になってしまう。火付けの目的は、京の勅使に神輿を見せるというプランを台無しにし、幕府の威信を汚すことらしい。大急ぎで新しい神輿を作ることになった棟梁、め組に場所を世話してもらうことになる。 無事に到着しちゃったよ勅使。祭りが楽しみ、と言われて爺は青い顔。何せ以前、自分が祭り自慢をしたものだから。その頃棟梁の跡継ぎは、恋人の芸者と下手人探しをしていた。奉行所に届けないのは、自分達だけで手柄を立てて、わからずやの父に二人の仲を認めて貰うためって……それ私情。芸者から新さんへ、上様からお庭番へ人相書きが回り、尾張藩と両替商が浮かび上がる。 姉さん芸者のいい人は、部屋住みの身。悪い人ではないのだが、出世をチラつかされ悪の仲間に誘われる。迷う男は「出世できるかも」とだけ女に話すが、芸者のほうからすれば、出世して縁が切れるよりずっと今の関係を続けたい。……が、男は野心を駆り立てる。 二度目の火付けは、め組の見張りにより小火?で済むが、棟梁は負傷。息子が代わりを務める事になるが、彼には極一部の関係者しかしらない秘密があった。それゆえに父は例の芸者を認めないという。通りすがりの大男が鎮火に手を貸し、一席設けてもらうが、あんまり呑むので新さんがこっそり財布を確認する有様。 そして、無事新しい神輿が完成するが、その途端に火がつけられる。上様?に悪事の内容を思いっきり言い当てられた挙句諭された男、恋人に「旅」と称して別れを告げる。まあここまでばれてたら成就の見込みはないし。女のほうが正しかったので、せめて巻き込むまいということか。ラスボス成田さん、芸者(メイン二人以外)はミス映画村、助っ人は力士か。どうりでストーリーに関わらないシーンが多いと思った、でも面白かった。裏で何が起こっているか考えもせず、流鏑馬や神輿を単純に楽しんでる公家たちも可愛かった。
2008年02月21日
コメント(0)
琉球手踊りの一座。その異国風情にうっとりする江戸の人々。しかしその裏方では、人相の悪い連中が盗みに入っていた。座頭が大騒ぎして舞台は中断、物見高くやってきていた新さんが連中を追い払う。 薩摩藩の江戸屋敷に潜入したお庭番が、銃で撃たれ死亡。薩摩には江戸の密貿易、そしてそれを江戸まで運んでいる疑いがある。本当なら間違いなく廃藩だ。 一座全員琉球人なのかと思ったら、二人だけなのか。確かにそんなものかもしれない。若い男女は薩摩藩江戸屋敷の様子を探っているが、向こうも二人に気づいている。江戸家老は娘の母にべた惚れで、拉致して囲っているが、2年経っても女は靡かない。 娘は新さんの助っ人を「琉球人じゃないから」と断るが、パートナーは味方が欲しい、大和の人でも信用できるようなら縋りたいと現実的意見。しかし、二人が見た地獄絵を考えると、内地の人間嫌いだっていうのもわかる。 母は悪事の証拠を掴むために敵陣に粘っていたのだが、結果娘を危機に追い込んでしまう。
2008年02月20日
コメント(0)
富籤は賭博か否か?賭博だろ。合法だけど。 隠れ富?何でも知ってるんだね町奉行。50両めでたくあてた指物師が殺され、盲目の娘が残される。元弟子である恋人が戻ってくるが、二人は世間の風に負けず幸せに慣れるのか?必殺なら不幸のどん底で終わるところだ。 博打が嫌いな父が隠れ富なんて買っていたのを聞いて、驚く娘。しかし考えてみれば、目の手術代ができたようなことを言っていた。……悪事に手を貸したとかじゃなくてよかったじゃないか。その代わり、宿場帰りの恋人が非合法の隠れ富の売り子になったいた。 頼りの恋人が隠れ富を売っている事を知った娘、自棄になって身売りしようとする。父が死んだ理由が隠れ富だったので、そんなのに関わってる男なんてときっぱり拒絶。振られた男は、隠れ富と普通の富籤とどう違うのかわからない。こっちも自棄になるが、ふてくされていたらバッドエンド確実。 それにしても、荒木茂頼りにならねえぇぇぇ!1話で2度もしくじるな。
2008年02月19日
コメント(0)
江戸の町に流行る「不幸の手紙」。それを受け取った魚屋が死に、大店の旦那が大怪我。皆手紙を回すので、立て札して禁止する騒ぎに。裏には、上様暗殺の陰謀があった。 探索中襲われた新さん、巻き添えを食らった女と知り合う。そしてめ組に、「不幸の手紙」がやってくる。頭は馬鹿馬鹿しいと一喝するが、食中毒が起き、皆内心びびりまくり。最中に紛れ込んできた瓦版やは、悪事に関係があるのか? 祈祷師が大流行。中でも一番人気がある、という不気味な女にあたりをつける上様。さぎりさんに仕事を申し付けておいて、自分はこないだの女の茶店に遊びに行く。彼女も「不幸の手紙」を受け取っていた。 「不幸の手紙」の裏に悪意を感じる大岡様、「不幸の手紙」を無視して瓦版に載った美女がその悪意の矢面に立つかもしれないが、その本体を見極めるのは囮扱いも已む無しと非常の決断を下す。上様猛反対。爺はそれ自体より、上様がその女に本気になりそうなのが気にかかる。実際いい雰囲気。 しかし今のお庭番コンビ頼りにならないな。好きだけど。
2008年02月17日
コメント(0)
借金の方に女郎にされるはずだった娘たちを助け出し、結局借金を肩代わりしてやる口入屋の姐さん。そんなことばっかりやってるからもう金は無い。彼女の父はまともな侠客だったが、役人に殺され、その後はたちの悪い連中が賭場を開いて百姓から娘を取り上げている。それを何とかしたいのだが、目安箱への訴えは保留されていた。その辺を突かれた新さんは目を泳がせる。一人きりの子分が出かけ、自分で金箱を開けた姐さんは、やっとお金が無いことに気づく。やっぱりお嬢さん育ちで金銭感覚がないのか。他の子分は親分が死ぬと皆何処か行ってしまい、自分で自分の食い扶持を稼ぐ、健気な下っ端だけが残ったらしい。自分はいい格好をするばかりで、金の苦労はあいつがしてたんだ、と姐さん反省。悪党を釣り上げるため、白髪美髯の易者に化け、慶長小判を見せびらかす新さん。埋蔵金が埋まっている長屋を買い取るために全財産を吐き出さされるって……悪党とは何だか気の毒だ。信じるなよ……(笑)。
2008年02月15日
コメント(0)
経営コンサルタントを雇っため組。飛騨高山の代官の弟で、理財に長けており兄の仕事を助けてきたらしい。爺の覚えもよろしく、武芸は駄目でも才覚があるので、某藩の藩主の妹姫の婿という、素晴らしい縁談が巡ってくる。……が、逆に武芸自慢の姫はこの縁談を嫌がり、勝手に腕試しを仕掛ける。そしてそれを助けた新さんを、勝手に指南役にしようとする。……ちゃんと藩には指南役がいるんだけど。藩主は有能な能吏を妹の婿に貰って藩政を任せようとするが、国許にやってこられては困る連中が、勝手に陰謀を企てる。江戸時代版ピンクバーに入った次期婿殿、こんなところで何をやっているんだと女たちを叱り付け、好きで来たと思うのかと切れ返される。国が上手くいってないから来たのに決まってる。失敗例はみたことがなかったらしい。一方の姫様は新さんとデートでうきうき、社会勉強には違いないが世間の裏を見たって感じじゃないな。新さんを口説くのはともかく、あんな男は婚儀は嫌だはない。姫の腹心の女中は湯女たちを受けだそうとするが、世間知らずゆえ歯が立たない。様子を見に来た姫、嫌っていた男が強欲な連中と堂々渡り合い、見事身請けするのを見て男の真価を見る。ころっと意見を変えた姫に兄は大喜びだが、藩政を壟断していた連中は男の暗殺を決断する。
2008年02月11日
コメント(0)
喧嘩で転がされた後、「金を出せ!」と暴れるどら息子。と書くと単に「お袋さん気の毒に」だが、売られた女を助けるため、だからちょっとだけ救われる。無論ただの飲み屋に30両あるわけなく、め組の頭に殴られた後、女を物理的に助け出す。裏では新しい岡場所増設が進んでいる。 新しい作事奉行に期待をかける上様。作事奉行は賄賂を突っ返し、悪い連中の恨みを買う。 片親で苦労させられた息子、お袋が喋った身の上話が真っ赤な嘘だとわかって反抗的になったらしい。母の故郷には村そのものがなく、「父の墓」も「大きな柿の木のある家」もなかったんだから無理も無い。母を捨てて、恋人と二人で上方に行こうとする。なりふり構わず連れて逃げて、と頼んだ娘は流石に気が咎める様子。 母の生まれた村は、13歳のときに大水で流れ、他の村人は全滅。息子の父は生きているが、そのことを教えてやることは出来なかったので、「腕のいい職人だったが、もう死んだ」という話をでっち上げた。この話を盗み聞いた息子は上方行きを止め、娘を逃がして50両を取る大博打に出る。それは、実の父を探し(多分妻子持ちで金も身分もあるだろう)相手から金を脅し取るというきっつい企みだった。 母の相手は作事奉行。村が消えた後引き取ってくれた代官の息子だった。わりない仲になった後、身分違いから女のほうから身をひいたので、息子は恨んでいるが別に悪い人間ではない。作事奉行は昔の女に会いたがるが、撃たれて負傷。 「父」の枕頭についていて、と息子に命じた後、芸者に化けて敵討ちに行く母。……血筋だ(笑)。黒幕を庇って腹を刺されたやくざ、仕事とはいえ(汗)。母はまだ独り身だった奉行と共に国に帰り、息子は恋人と江戸に残る。この年の侍が妻帯してないってまずありえないが、まあ野暮は言うまい(笑)。
2008年02月09日
コメント(0)
生贄にされるから助けてください、と目安箱に投げ文された上様、こっそり出立。大岡様は爺に責められて大弱り。爺は大名達に責められて大弱り。お庭番はこっそり上様をつけていく。 化け物が出ると噂の村は、病気を抑えるため、毎年一人若い娘を火炙りにしているという。新さんは手紙を寄越した娘を連れて逃げるが、これが本当なら風習をやめさせるって大変だぞ。二人は山中の老人宅に逃げ込むが、旅の浪人夫婦、旅芸人も嵐で転がり込んでくる。連中の首筋には、同じあざのようなものがあった。上様の病気をフォローした道中奉行の首筋にも。 上様暗殺計画を案じるお庭番たち。次々正体を現すものども。村は最初から廃村だった。そして娘の首筋にも、やはり……。
2008年02月08日
コメント(0)
町のマドンナである飲み屋の女将。明るくてめっちゃノリがいい。その人が借金取りのおっちゃんと揉めているのに巻き込まれた新さん、今度は飲み屋の板さん(というよりただのウエイター)をさせられることになる。おいおいどんなスキル積んでるんだよ。 お城に戻った上様、六人組の畜生働きのことを聞く。連中が今度目につけたのは先刻の借金取り。しょぼく暮らしているが、子供たちに「江戸一番の廻船物問屋」を追い出されたとき、千両の手切れ金を受け取ったはず。しかし簡単には金を奪えそうにないので、手前に住む女将を巻き込むことを思いつく。 死んだ亭主の借金のせいで、店が取られそう。おまけに子供は逸り病(嘘)。怖い親分から話が回っていて、誰もお金を貸してくれない。追い詰められた女は盗人の手先になるが、借金取りが自分からお金をくれるのを見て目が醒める。店が左前だからって息子達に金を返すもんか、と腐っていたおっちゃんだが、女将のことは初めから助けるつもりだった。 元侍が率いる盗賊団は凄腕揃い、狭霧さんが不覚を取るほど。……それ以前に、お庭番がどっちも尾行を失敗してるよ!どんだけだ。最後の立ち回りも激戦で見ごたえあったけど、上様が負傷して帰って、爺の血圧は大丈夫だろうか。おつきの二人はどれだけ叱られただろうか。……普通切腹だろう。 借金取りはお金を手放し、湯宿でひっそり働いて暮らすことにする。
2008年02月07日
コメント(0)
全145件 (145件中 51-100件目)