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め組の面々と吉原に来て、帰れなくなっちゃった将軍様。……まさか江戸城に付け馬つれて帰るわけいかないものな。 上様が帰ってこないので皆徹夜。「寝て待ってりゃいい」のなら文句なかったのか上様。大工の棟梁の娘だという新造と仲良く働く新さん、転んでもただでも起きない。一晩経って、子分たちから仔細を知らされた頭がすっとんでくる。 仮にも大工の棟梁が、娘を吉原に売る羽目になるとは尋常ではない。安くていい仕事をするので、かえって回りにつまはじきにされているらしいと聞いた新さん、調べを入れる。だがやはり正義派の棟梁が、身投げと見せかけて殺されてしまう。 吉原の新造から呼び出しの手紙を貰う新さん。でも別に色っぽい話ではない。客を取らされる前に、父や好きな男にあっておきたい、事件の話もしておきたい。吉原といえど、信用のあるお客なら女を連れ出せるって、確かにそうらしいけど時代劇でそう言うのって始めて聞いた。 勘定奉行と普請奉行が結託、好きに工事して予算使い放題ってマジむかつくわ。爺、新造を身請けするご隠居、という体裁で吉原に連れてきてもらってご機嫌。……結構遊び好きだよな。
2008年02月06日
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難癖かと思いきや夫婦喧嘩。幸い、め組御馴染みの女将も道場主の元亭主も悪い人間ではない。飲み屋に助けを求める男が転がり込んできて、盗人は新さんに取り押さえられるが、剣術使いは火縄銃で撃たれて負傷。新さんは(かなり強引に)道場の手伝いをさせられることに。盗人は百姓で、藩主は全員の引渡しを要請、大岡様は仕方なく首謀者だけ渡すが、そいつは藩内に向かう途中同じ藩の侍に逃がされる。藩は本来生糸で潤っていたが、現当主が若く、江戸家老と、先日襲撃された商人が好き放題やっていた。売られてきた娘達に、地元の窮状を聞かされた道場主は呆然。しかし彼は藩の隠し目付け。先代の当主には返しきれぬ恩があり、彼の正義ではそれに報いるのが道理。しかし娘の恋人は、藩のため藩の農民のため立ち上がった一人だった。家老に取り入った道場荒らしは、実は藩では百姓に剣術を教えていた男。家老は次の隠し目付けが見つかった、と思って先任を襲わせるが、後任は処刑されかけた藩士を助ける。農民を苦しめてばかりいるからこんな展開になるんだ、とは上様の弁。罪人駕籠に乗せられて藩に送られる江戸家老。すっきり♪
2008年02月05日
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「もう少し落ち着きなされ」「はいはい」「はいは一回!」「はい!」か、可愛すぎるぞ上様!むっかりしながらはいはい言ってる20男って身分抜きで可愛い。 しかし物語りは悲しい。病気の妹を抱えた浪人。薬の処方箋を隠していた妹に薬を買ってやるどころか、家賃も払えない。二進も三進もいかなくなり、つい盗人の仲間に入ってしまうが、連中は最悪の畜生働きだった。しかし言うことを聞かなければ、大事な妹に一日2分という高価な薬を飲ませられないのだ。 浪人救済のテストケースとして兄に接触しようとしていた新さん、妹の話から彼が悪の道に入ったことに感づき、遅かったことを知る。兄は妹を巻き込むまいと、盗賊と共に江戸を離れるが、連中は妹を呼び出してまとめて始末しようとしていた。妹は新さんに助けられ、兄は切腹しようとして止められる。お縄にかかった姿を妹に見せたくないって、畜生泣けた……。
2008年02月04日
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街頭で味噌を売る三人の女たち。ちっとも売れないのに業を煮やした人妻風の女は、「立ち会って自分が負けたらただ、買ったら勝って」と言い出す。自分から言い出しただけあって強い強い。火消しどころか柄の悪い侍たちまで返り討ち。真剣を抜きやがった奴は新さんが止める。新さんも認めるほどの腕。味噌も、売り始めたら追加注文が来るほどの味。 将軍様は武芸者大好き。腕自慢で御前に上がった林奉行は、味噌売り娘のことを知っていた。彼は堅物で上様に目をかけられるが、叔父上は遊び好きの極道旗本。悪影響があってはいけないと、お庭番により行状調査が行われる。 味噌売りは、盗まれた仏像を新調するためだった。300両ほどかかるが、金が工面できるまでは戻らぬ覚悟。 悪い叔父さんが目をかけている太鼓持ちの蛸、いきなり置屋に転がり込んだ素性知れずだが、陽気で楽しく良く働く。しかし悪事の相談を聞いてしまい、仲間に引き込まれる。 太鼓持ちの正体は、味噌売り女剣士の夫で元住職。女房に子供が出来たと思ったら間違いで、つい「畑が悪いのか種が悪いのか」笑い話にごかまそうとして関係悪化。廓に遊びに行ってる間に仏像が盗まれ、居た堪れなくて故郷を逃げ出したのだった。喜捨を集めて帰ってくる、と信じていた女房、よりによって太鼓持ちとは、と呆然。しかも新さんに、悪い仲間に入ろうとしているので止めろと忠告される。 太鼓持ちは女将に事情を話すが、直後に女房が登場。女将の前では素直な心情を語っていたが、女房には「どうせオレより若様のほうが好きなんだろう」と酷い態度。そして「親戚が大事な刀を持ち出して返してくれないのだが、凄い腕なので力づくで取り返すことも出来ない」という嘘八百を吹き込まれる。その刀ってのは林奉行が上様から拝領された太刀。甥が世襲した地位を奪い取るための企みだった。しかも仏像を盗んだのも彼らだった。……いや、無理があるだろう。 上手いこと太刀をパクリ、甥が切腹したと聞いた叔父は正体を現すが、無論これは嘘。上様どころか腕自慢の甥まで乗り込んできたんだぜ、手向かいするな。 初恋の人に「昔は好きだったけど、でも昔の話だよ」とすっぱりふられた女房と、何か太鼓持ちのほうが性にあってそうな亭主は復縁、国に戻る。林奉行は初代お庭番、宮内 洋。またしてもいい役貰いやがって……目の保養だった。
2008年02月02日
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玉の輿を目前に控えた大工の娘。しかし嫁入り予定の質屋が火付け強盗にあい、大名家から預かった家康公拝領の品を失ってしまう。金は何とかなるが、これがばれたら大騒ぎ。主は爺に泣きつくが、息子の祝言はとりあえず延期となる。武家の事情なんて良く知らない娘、恋人に「店が潰れて、お手打ちになってもしかたない」と言われて号泣。……藩の方も間違いなく潰れます。 渋皮の剥けた飲み屋の女将、実は元盗賊の一味。一度島帰りになって赦免になり、今は堅気だが昔の仲間に付きまとわれている。腕の包帯からあたりをつけた新さん、ずばり過去を聞きだす。一連の事件についてどう思う、と言われ、例の娘を尋ねた女将は、身投げしかけた相手を助けることになる。 女将は昔の亭主である盗賊の頭に「掛け軸を頂戴」と談判するが、冗談じゃないと突っぱねられる。亭主は、これをネタに大金を強請ろうという旗本と繋がっていた。此処まであっさり事情がわかり、後は証拠を探すだけ。大工の娘が捨て子だと聞いた新さんは、女将にあれはあんたの娘じゃないのか、娘の幸せのために手を貸してくれとかき口説く。 元亭主は元女房の隠し事に気づくが、こっちは娘に対する愛情など全く感じなかった……。お前の実の親は盗賊だと教えた上で殺してやるといわれた母は、覚悟を固める。
2008年02月01日
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何のつもりか、嫁を貰うと言い出した上様。爺は大喜びで触れ回り、諸大名は自分の娘を御台所にと大騒ぎ。琴、薙刀はともかく、風呂場まで押しかけられて上様涙目。上様がいい男だとわかって皆張り切ってるね!……風呂場、狭霧さんが詰めてるのかよ。 実はもう意中の相手がいるんだ、と言われた爺、一度は怒るがすぐに立ち直りにこにこ。まさか町屋の娘かと思いきや、相手は水戸のお姫様、超良縁。自ら使者に立つが、実は許婚を嫌った姫が、側近の腰元に唆され目安箱に「上様SOS!」とやらかしたのだった。縁談が壊れて姫様大喜び、爺はひっくり返る。そして姫がさらされ、五千両という多額の身代金が要求される。悪事の手先に使われたのは、何の因果か水戸家の殿様の隠し子、姫の腹違いの姉だった。 ちんぴらにいたずらされかかった姫は、連中に啖呵斬って追い出した女の強さを慕うが、あたしみたいになりたいなんて、と引っ叩かれる。命の恩人の「殿様」に追い使われる姉は、無事金が引き渡され、妹が屋敷に戻れると信じるより無い。妹は、自分の目の前にいるのが姉とは知らないが、何だか前から一緒にいるような気がする、一緒にお屋敷で暮らしましょうと言い出す。だが悪党たちは、二人を纏めて始末するつもりだった。 狂言から始まった事件だが、姉と妹が出会うことが出来たんだからよかったんだろうか。「将軍吉宗まだまだ若い、嫁を取るのはさらに遠い日のことのようである」。20年くらい経っても未だ独り身だった。
2008年01月31日
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酒に酔って暴れた男を保護?しため組の面々。可愛い盛りの息子と、綺麗な後妻のいる失業中の男に、職を探してやることになる。 継母と継子はこの半年でかなり上手くいっており、貧しくとも三人仲良く暮らしていたが、ある日を境におかしな男が周囲をうろつくようになる。ぴんとこない亭主、ぎょっとする女房。無事中間奉公ができることになった亭主、いきなり殿様に気に入られ給金を先払いして貰う。無邪気に喜ぶ一家、何か嫌な感触を覚える頭と新さん。勤め先の旗本は、不正の噂があり何処かきな臭い。 不審な男は、悪人ではなく岡っ引きだった。罪を犯して国を出た女を追って、江戸までやってきたのだが、「亭主が無事に就職するのを見届けさせて下さい」と言われて承知する。すっかり覚悟を決めた女房は亭主に過去を話そうとするが、男は耳を貸さない。ってことは、初めからわけありと承知してるわけだ。 今の暮らしを壊すのは心苦しいが、見逃すつもりはないという岡っ引き。殺した理由なんて話したって仕方が無い、という人殺しの女。(ねちねちと自己弁護されたら気分台無し)せつないなあ。だが、同時に亭主を巻き込み、新たな事件が起ころうとしていた。
2008年01月29日
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なんてタイトルだ。 目安箱にたどり着けなかった農民達。だが訴状はちゃんと上様の手中に。ちょっとみちのく旅情と洒落てくらあ、という上様に爺は腹を召すと大騒ぎするが、最後まで聞いてももらえないのだった。お供はお庭番と、始終江戸を留守にするめ組の面々。(ただし別行動) 討っ手は藩お抱えの忍び。宿屋一件買い上げたり、派手で楽しいぞ。新さんと同宿となった女、間者かと思いきや黒幕の娘だった。父のやり方が嫌になって出て行ったらしい。 幕府の隠密と思われる侍を捕まえた黒幕の家老、相手が上様と気がついて真っ青。最愛の娘が、己と縁を切るために彫った彫り物に愕然。そして頭の猿芝居(演目は弁慶)に、遂に改心。屋敷に戻り、全ての責を負って切腹する。……が、忍びの集団はそれでも襲ってくるし、往生際の悪い部下も成敗されるのだった。城代家老が腹を斬ったんだから、もう口を拭えばよかったのに。 父の立派な最期を見届けた娘は、気持ちの整理が付くまでとりあえず旅立つ。どうせ継ぐ家ないしね。
2008年01月28日
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火事で焼け出され、両親をなくし姉と生き別れた五歳の少女。運よくお屋敷奉公の老人に引き取られ、長じて若主人と恋仲になるが、不正を調べていた主はある日行方不明に。芸者となったお糸改め小糸は、半年以上後になって主の死体が出てきたことを知る。小糸といわれると山村美紗の舞妓探偵を思い出す。 小糸は、妻として夫の仇を取ろうとしていた。事情を知った先輩芸者たちは、協力して事件を探ろうとするが、何せ素人のやることだから派手。しくじった小糸を助けた新さんは、危ないから辞めろと芸者たちに釘を刺す。芸者たちは不満顔だが……やめとこうよ一人くらい死ぬ展開のような気がするよ。結局その後も素人探偵たちの活動は続き、しかし敵に捕らえられ酷い目に合わされかけたところで新さんがやってくる。小糸を庇ってくれた姐さん芸者は、彼女の生き別れの姉だった。 小糸は上様に侍の妻と認められ仇討ちを果たし、今日も芸者たちは仲良く座敷を勤めている。
2008年01月27日
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何故かバリバリの大阪弁を喋る、元気な三人娘。そのうちの一人が自分が捨てた娘じゃないかと、これまた威勢のいい小母さんが上方からやってくる。結局違うと納得するが……直前に爺の名前を騙って詐欺を働いたのがバレ、牢屋にぶち込まれそうになった娘たちを預かることになる。爺はこれで納得してくれるが、金を騙し取られたほうは収まらず、娘達をとっ捕まえて売り払おうとする。 小母さんの娘は親切なお金持ちの養女となり、幸せに育ち、嫁に行こうとしている。だが彼女の実父は島破りの悪人で、娘を金づるにしようとする。 「慌てるな、びっくりするのはこれからじゃ」黒幕はやっぱり幕僚。だからって成敗に参加する爺、あんた本気で上様の道楽を反対しているのか。 母はこっそりと娘の嫁入りを見、父はもう娘の邪魔が出来ない身となる。まあ結構色々ばれちゃったが、育ての親も特に気にしていないようだし。そして三人娘は、自分たちのために身銭を切りやくざと渡り合ってくれた「母」と共に、上方で暮らすことに。元気でな。
2008年01月26日
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上様の盾となり、欲の突っ張った連中と張り合う爺。めんどくせえ叩っ斬れ、というわけで老中から刺客が送り込まれる。上様は狭霧をガードにつけるが、若い女中から見れば「いい年してあんな若い人と」だったりして。……凄い美人なんだもんなー。しかし「わしが上様を心配しているのに……」というのは泣けるほどよくわかる。自ら刺客の側に寄ってくんだもん上様。 刺客と同宿になった旅芸人一座の中には、爺を恨む男女が混じっていた。そんなこととは知らない上様たちは、爺の名前でお座敷をかけ、め組の面々と一座を呼んで無礼講。しかもその名目が、二人の恨みにかかる一件だったり。……爺が特に卑怯な真似をしたとは初めから思わないが、当時十五、六だった相手を半世紀も恨むなよ。大体お前ら生まれてないだろう。誰に何を吹き込まれたんだ。 殺した相手の孫に名乗って出られた爺、武士の習いと顔色も変えないが、「五十年も前のことを祝いやがって!いい気になってんなよこん畜生」という気持ちもわからなくはない。新さんにあっさり負けて取り押さえられた孫、すっかり毒気が抜けて、祖父の位牌の前でおとなしくその最期の講釈を聞く。そしていい雰囲気になったところで勘定奉行その他が爺を殺しにやってくる。 「左門、爺を頼むぞ」いや、爺のほうが強いんじゃね?実戦経験あるなしじゃ全然違うぞ。 爺を「老爺一匹」呼ばわりした老中、スケープゴートとして将軍様にがんがん叱られる。……叱って済むなら済ませるあたりが天下の上様だ。
2008年01月25日
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仇討ちものと言ったら、地元で知人同士が殺しあって双方江戸にやってくるというパターンだが、今回は代々仲が悪い藩同士の藩士が喧嘩で殺傷。双方トップから湯気を立てるが、仇討ちすべき侍が動物大好きの温和な奴なので中々話が進まない。上様が「そろそろ止めとけ」というのに御前で喧嘩すんな。もっといい土地に鞍替えしたい老中、喧嘩を煽る煽る。 仇討ちするのが松山さん、されるのが和崎さん。松山さんの侍装束初めて見たよ、似合わない(笑)。和崎さんが悪役なら拍手だが、ちょっと思慮が足りないだけの人。 恋人が騒ぎに巻き込まれませんように、と祈る娘がさらわれ、双方に呼び出しがかけられる。娘を助けたい一心で嫌いな刀を振るう若者、見事勝ちを納めるが、敗北を認めた相手はかどわかしのほうは認めない。しかもどこかから鉛の玉が飛んでくる。 討つものと討たれるものは無事和解、しかし大名二人はマジ戦争をおっ初めようとする。上様の名代に止められるけど。お前ら本気で藩を潰す気なのかよ。
2008年01月24日
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策中、公家のお姫様と思しき一行を悪漢から救った新さん。め組の面々と外食の予定が、かなりむりやり接待を受けることになる。……貧乏旗本の三男坊とはいえ風采よし腕よし人柄よし、「徳田」というからには微禄でも将軍家縁だろうし。一見おしとやかで無口な大納言家の姫、実は遊びたがりのお転婆姫だった。恩を売ったはずが、どこかに連れて行くと約束する羽目になる新さん。 酒場ででかい口を叩く浪人を見て「平和だねー」と笑うお庭番コンビ。しかしそいつらは通りすがりの公家の一行に喧嘩を売って、手ずから斬り殺される。公家たちは、姫の館に世話になることに。いきなり押しかけてくるなよ。前もって頼んでおけ。 将軍と姫がお祭りでお忍びデート。中々いい雰囲気だが、客人たちは姫を餌に金をかき集めていた。 め組の面々、新さんが公家のお姫様のお婿さんになるかもしれないと聞いて嫌な顔。京からの客人がとかく謂れのある人物で、それが姫の館に世話になっていると聞いた上様も嫌な顔。そして結婚詐欺を働き計1万両を荒稼ぎ、後は知ったこっちゃないって……本当に姫に全責任を負わせられると思っているのか公家ども。 姫は義理とはいえ上様の叔母に当たる身。その姫に詐欺の汚名が着せられるが、主犯たちは当然ながら、京に入る前に追いつかれる。「ここで上様を倒せば……」って正気かお前ら。登城した姫、「お人が悪い」でよく済ませられるなあ。「型破り」と言い放った乳母もすげえ。相思相愛だったのに……。
2008年01月20日
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め組みの面々が幽霊と見間違えた娘は、単に衰弱して倒れただけだった。寝言で「加納のお爺様」と言ったために爺やに隠し孫疑惑が起きるが、当人はきっぱり否定。当人を見ても知らないと主張。だが娘が眼を覚まし、血の繋がった孫ではなく、爺やの友達の孫であることがわかる。お金をすられて一文なしになり、空腹で倒れたらしい。め組の面々は自分たちで面倒を見るつもりだったが、余計なことがばれるといけないので、娘は旅籠に移される。 娘は父を自宅で暗殺され、多少顔を見た暗殺者が「江戸に出る」と言っていたので江戸に来た。江戸屋敷には彼女の許婚もいるが、これは悪事の仲間に入っていた。 材木の値段を上げようとする陰謀を阻止しようとした未来の岳父を裏切った青年は、その岳父の命で悪の中に入ったのだった。しかし元許婚が襲われたと知っては黙っておれず、証拠を抱いて彼女の元に走る。二人はともに囚われるが、本日は上様だけでなくお側用人も討ち入りに参加して大暴れ。娘は父殺しの実行犯を討ち、上様の実家の騒動は無事収まるのだった。
2008年01月16日
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長崎からやってきたオランダ人の一団。その執事は、清国に売るはずの鉄砲を横流し、転売目的の連中に売り飛ばそうとする。しかも無類の女好き、中風の父を抱えた町娘に一目ぼれ。商売できなくしてやるぞ、と脅された娘は泣く泣く妾奉公に同意するが、相手が西洋人だとは知らなかったのでパニックを起し自害してしまう。次に執事が目をつけたのは、「側に私がついてなければ、何もできない」亭主を支える浪人の妻だった。 元々は次席家老の一人息子だったという浪人、辻強盗にしくじり人を傷つけて捕らえられる。内心では新さんに心を移している妻、「罪を償わせるのが本人のため」と正論を吐く彼に、「これは私の意地です」と言い張り、何とか夫を牢から出そうとする。 ……新さんが正しかったよ。本放送を見てトラウマになった。
2008年01月15日
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町人の娘たちの学校に武家娘も通うようになって、教室内はギスギス、偉い人たちはピリピリ。町人の学校の新任女教師、町人には学問は要らないと本末転倒な理論で娘たちを苛める。新さんに喧嘩を売って返り討ち、いい気味よ!と町娘たちは思ったろうし、実際彼女は此処を潰すつもりで動いているんだが、芸人の子を助けたりいいところも見せる。そして荒稽古が切っ掛けで町娘グループと武家娘グループは和解。先生が子供を亡くしていて、尚且つ孤児を育てていることを知った娘たち、「もう先生に逆らうのやめる」「きっとあたしたちのことを考えて厳しくしていたのね」ナイス勘違い(笑)。傍目には単なるスパルタ教育だからなあ。先生は悪事から足を洗おうとして斬られ、生徒たちは敵の屋敷に夜襲をかける。あっさり返り討ちにあうけど……。敵の親玉が「女は花でも活けていればいい」と言っていたが、この話の描写全体に男尊女卑を感じるのは気のせい?
2008年01月14日
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「無頼」なら家庭なんぞ持つなと有栖川先生が言ってたぞ。いい年していっぱしの侠客を気取り、女房と娘にわーわくかけてる父。無謀にもお偉いさんややくざ相手に一人で戦おうとする。……が、新さんが上様だと知った途端恐れ入るようじゃ向いてないな。新さんが言うとおり蕎麦屋やってろ。 爺とお庭番とめ組の一行、そして何故か南町奉行までつれて漫遊の上様。「上様がこんなところにいるわけがあるまい!」に爆笑。それ以前に、大岡様と爺の口上がまんま助さん格さんなのに笑ったけど。隠居した爺さんならともかく、現役の将軍様が富士の麓にいちゃ駄目だろう。
2008年01月09日
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勘定方の旗本が娘の友達を集めて花嫁学校を始めるが、教授方が皆娘たちにいびり出される、というのでなんと上様が担ぎ出される。顔がよければいうこと聞くだろう、ってわかってるな婆さん。父はまともなんだが、娘のほうは「下々とは同席できない」という嫌な女。親娘は新さんが気に入ったようだが、婿は他を当たってください。 「上様に英断を仰ぎたい」と言っていた父は殺されるが、証拠の品は娘に託されていた。その証拠を求めて黒装束が乗り込んでくるが、教授方に蹴散らされる。そして遅々の仇を討ちたい娘に友人達が助勢、新さんがけしかけたこともアリ敵の屋敷に討ち入る。……そんな話無印でもあった気がする。 何故か遅れてやってきた新さん、娘達はその正体にびっくり。勘定方の家は養子が継ぐことになり、娘は新さんに別れを告げるが、自分で婿を取って家を継ぐのでなかったら、大奥に入ったら?側室では嫌なのか。そして最後にめ組と一緒に行楽に行くが、価値観が替わるようなエピソードだったっけ?
2007年12月28日
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力自慢の田舎者、変なのに絡まれてた母子を助けたのはいいけど、大暴れが過ぎて牢屋行き。母子は殉職した火付盗賊改の与力の遺族で、後見人になってくれた加納の爺に、何とか助けてやってくれと頼む。新さんの口添えもあって百叩きで済んだ男、そのまま二人に雇ってもらうが、よく見ると綺麗な奥様に夢中。立派な後見もついていることだし、平和に暮らしていけるはずだったのに、盗賊の魔手が迫ってくる。坊ちゃんを助けるために突撃する無宿人……オイ待て、こんな力だけの素人に一度でも取り返されてどうする。しかしすぐに追いつかれ、男は滅多切りに。……坊主回収するほうが先だと思うんだが。 黒幕の寺社奉行、「上様の名を騙る狼藉者!」って……。上様は「徳田」と名乗ったのに、あんたが自分から「上様」っつって平伏したんだろうが。(10月18日 前日記より)
2007年11月13日
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それにしても顔が広いなめ組。武家娘もお友達設定か。 材木の値上がりに絡み、父が悪事に巻き込まれているらしいと許婚に聞かされたお嬢さん。ファザコンなので、父のほうを信じてつっぱねる。材木問屋は材木を売り渋るが、一軒だけちゃんと売る店があり、同業者に恨まれている。 娘にべたべたに甘い父、悪人ではないが、悪人と付き合っている。それを次期娘婿に窘められ、お酒に逃げる。やっぱり父はおかしいと認めざるを得なくなった娘、め組で出会った新さんが調べてくれるというので、その結果待ち。だが善玉の問屋が殺され、許婚が襲われ……段々父の首が絞まってきたような。 娘が可愛い父、悪の仲間に婿から手を引いてくれるよう頼むが、別の婿を探せと言われる。そりゃそうだ。娘は父を説得、父は改心するが、口封じに殺される。「あいつは立派な若者だ。何時までも仲良く……」(10月18日 前日記より)
2007年11月10日
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柳原の夜鷹、侍が斬られるのを目撃。賊の目的は懐の書状。お奉行、自ら件の夜鷹に接触。 斬られた藩士の妻、江戸に出てきて殺されかける。新さんに藩邸に行くのは危険だと言われ、め組に匿われることに。気がいい(そして多分惚れっぽい)夜鷹、橋の下の住処に奉行を連れ帰る。「何かを調べて此処に来た」ことを、既に女は気づいていた。だが、「岡っ引きだったら追い出されるな……」と思いつつ、協力を決意。金目当てで同輩を殺した男は、彼女の朋輩の常連客。男が来たら連絡する、と約束したために男に殺された朋輩の姿を見た夜鷹、好きな男の正体に気づく。が、やはり口封じに殺されても、恨みの言葉は出てこなかった。(10月13日 前日記より)
2007年11月07日
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江戸中で恐れられている鬼同心。渾名は鬼平(笑)。言うこたきついが、め組のお頭は弁護。怒鳴りつけられた新さんは一発で気に入る。気骨のある人間好きなのは、爺も一緒。 南町と火盗改が的を争う盗賊、め組傍の金貸しの家に押し入り、件の同心に見破られる。頭目だけが逃亡。同心と新さんがそっちの相手をしている間に、火盗改がむりやり手下たちを連れて行き、口封じに殺される。同心は火盗改に怒鳴り込んでおおごとになるが、奉行が自ら迎えに来てくれて何とかなる。新さんが連絡してくれたと知った同心、昔妻が悪党に殺され、娘がそれを恨んで家出した事情を語る。 半蔵、頭目が火盗改と繋がっていると知って憤然。しかも彼が一緒に暮らしているのは、同心の娘だった。父が二人の巣に打ち込み、男に母殺しを聞かされた娘、そいつを突き殺す。え?ちょっと唐突なんじゃ……。ごく普通の女に見えていたが。 父は十手を返上、娘は無宿人として処刑される。娘と認知したら、無宿人じゃないと思うが。それとも奉行所側の理由なのか?同心の娘が人殺しは困るよね。別に、むりやり悲劇にしなくても……。
2007年11月05日
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前田100万石の18番目の若君、捨千代君。どういうわけか上様そっくり。……親戚じゃないよな?いい男なのが良かったか、小藩に養子に決まり上様に拝謁することになったが、中身も似ているのか、世間のことなど知らぬくせに家出。元冷や飯食いの上様、仮病にも寛容だが、その藩に息子が養子に行くはずだった小藩の大名が話を大きくしようとする。 相手の顔も知らないのに?家出人を探す侍達、め組と喧嘩。新さんに止められる。家出人のほうは、記憶喪失と思い込んだめ組メンバーに匿われ中。しっかりしろしっかりしろと言われ、思うところがあった家出人、飯を炊いて失敗する。上屋敷は大騒ぎだが、18人も兄弟がいたら別の奴を代理に仕立てたらいいのでは?新さんとたまたま似ていたために、家出してもあまり苦労せずにすんだ若君、頭に素性を話して説教を食らう。このやりとりを聞いている新さん、声も自分と同じだけに複雑だろうな。 自分を産んですぐに放り出された母の墓に参った若君、婿入り先の藩士に襲われる。が、助っ人に入った新さんから藩士たちを庇い、名君の素質を見せる。そして黒幕たちが雁首並べてやってくるんだが、結局最初の刺客連中はどっちについたんだ?若君か?でもそれにしちゃ斬られた人数多い……って何時ものことか。(10月13日 前日記より)
2007年11月03日
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尾道一の美人と評判の芸者は、一応武家の出。抜け荷を探っていた恋人が殺され、自分で探ることを決意。探索のために、事情を知っていると思われる男に身を売る決意……はよくある話だが、そんなに嫌なのか。延々襲われるシーンを考えて、鬱々するほど嫌なのか。芸者って一応水商売じゃなかったっけ?結局その男は殺され、彼女も口を封じられるところを新さんに救われ、やっと知っているだけのことを話す。 お座敷でたこ踊りしようとしたり、切捨てに行く上様と奉行を笑顔で見送ったり、今回の爺は物分り良すぎるぞ。お城でじっとしていてくれないなら、何処で何やっても一緒だと思っているのか?浅薄で無鉄砲だが肝の据わった芸者、仇を討てと言われ、しっかり一突き。流石武士の子。そして彼女は旅に出、後に尼になったらしい。(10月13日 前日記より)
2007年11月02日
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乱行の噂が江戸まで聞こえてくる堺奉行。代々堺奉行を務める名門の出なのだが、妻が死んで以来おかしくなったらしい。幼い嫡男が病死、急いで代わりが必要になった彼は、母ごと大工の棟梁に押し付けた隠し子を取り戻そうとする。裏では、余命1年の奉行が死んだら家をいいようにしようとする親戚の陰謀が同時進行。 亡くなった奥方は決して良妻ではなく、婚家に毒を吐いてばかりの嫌な女だったらしい。だからって無理やりおてつきにした女中を、100両つけてやるから、もし子供が生まれたらお前の子にしとけよはあんまりだ。 棟梁は最初、赤ん坊が憎かったが、段々ちゃんとした「家族」になっていった。8年経った今では、殿様の種でも立派な大工の息子。 妻子を守るため、堺に行く決意を固める棟梁、新さんに止められる。殿様はめ組に打ち込んでもわが子を取り戻す所存。悪い親戚は、この際子供も父親も殺すプランを立てる。……まあ、例によって筒抜けなんだが。 討ち入り組は南町奉行所に取り押さえられる。周囲に裏切られた殿様は乱心を口実に叔父上に討たれかける……なんだか気の毒になってきた。叔父上は記憶力がいいらしく、すぐに上様に気づく、でもやっぱり成敗される。おそのさん、今日は忍び装束か……先週の鳥追いのほうがよかった。全員斬り殺されるまで息があった殿様、跡継ぎのことを必死で頼むが、「未練がましい」ときっぱり叱られる。「この上は朽木家最後の者として、切腹をお許しください」朽木家、断絶。しかしこの番組で、ほぼ正式の切腹を見るとは思わなかった。(10月13日 前日記より)
2007年11月01日
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どじな置き引き、すっ転んで捕まる。が、開き直りに切れた?新さんに一発入れられ、被害者の女将さんたちが「何だか可哀想」と思ったために突き出されずに済む。新さん、庇ってやったのか?おっさんは現場を見ていた男に見込まれ、一仕事を持ちかけられるが、何が目的か上様にもわからない。……潜り込んだ店に死体があるってパターンを予想。 しょぼいこそ泥が、荷車に轢かれそうになった子供を助けるのを見た新さん、労いのために一席設ける。女房を振りほどいて出陣したおっさん、見事に千両箱を盗み出すが、中身は石。主に内緒で献金していた番頭が、献金相手と仕組んだ芝居だった。私は献金なんてしません、と大岡様に大見得切った主は、ちゃんとした人だったのか。いい年して何甘ったれてるんだ逃げてるんだしっかりせえ、というわけで、おっさんを斬り捨て御免の渦中にほっぽりこむ上様、酷い(笑)。いろんな意味で怖い目にあったおっさん、真面目に働くことを誓わされる。(10月13日 前日記より)
2007年10月30日
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ロミジュリ話。爺に強壮剤(笑)を賄賂に遣した若年寄は、自分の屋敷の傍の掘割が汚れているので、埋め立ててくれと提案。目的は、埋立地をツレの商人に安く払い下げること。商人の娘は普通の子、恋人がいるのに会えないよう厳しく見張られている。それでも引き下がらない恋人は、埋め立てに絶対反対の船宿の女将の息子。母、娘に不満はないが父親が嫌だから駄目だと言う。 強壮剤を手に悩む爺(笑)。効きすぎたらどうしよう、は正解。飲むとアザラシの真似がしたくなるみたいだから。大体強壮剤って寿命が縮むんじゃないかこの時代。 め組は娘を父の元からさらってきて、強引にくっつけちまおうと計画。「当人の同意を得ろよ。かどわかしだと言われたら困るから」堅気の店に殴りこんどいて合法も何も(笑)。母は許可を出すが、父は力づくで娘を取り戻そうとし、新さんに追い返される。 上様、若年寄派の切り崩しに掛かる。そしてめ組の面々は、不法投棄の面々を次々謙虚。不利になった若年寄、遂に火付けを計画、堀に油を流そうと言われた商人は流石にびびる。 「やっぱり出来ない」思いとどまった商人は新さんに救われ、改心。娘さんのために、という皆の誠意は実を結び、火付けは不発、お堀も守られる。悪事が露見した若年寄は尾張様を頼ろうとするが……向こうだって慈善事業じゃなし、敗残者を匿うつもりなんてないだろう。江戸を捨てる一行、凄い派手。そりゃ上様に見つかるよ。(10月13日 前日記より)
2007年10月26日
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目安箱の陳情について返答せよ、と言ってるのに無視をかましやがった大阪の城代。とっちめるため、お庭番二人と境にお出かけの上様。もう諦めたのか、爺。め組の親分も大岡様の代理ででかけ、女将さん以下も次々追っかけていく。いいのか。上様どころかお庭番までうっきうきじゃねえか! ついでに楠正成公の墓に参ろうと思った上様、おそのを連れて田舎道を行くところ土地のチンピラに絡まれる。満更でもなさそうに、上様の後ろでにやにやしていたおそのさん、肩を抱かれて肘鉄にびんた。おねーさん素敵!才蔵も合流(いや、今のシーンやりたさに別れさせたんだろう)後、お寺に入った一行、楠正成なんて檀家にいませんと言われてあっけ。しかし土地の女性が墓を守っていて、無事にお参りが出来る。せめて立派な碑を立てたいと思ったら、見つけた石屋が偏屈で、ああ言えばこう言う、これじゃ商売にならんだろう。よく切れないな、お庭番コンビ……。 何しに来たんだっけ?と言いたくなるほどのギャグつくし。なんか京都でもこんなだった気がする。(10月6日 前日記より)
2007年10月24日
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焼け出され後を見に行った上様、凄く斬れそうな刀を見つける。買うのかと思いきや、「何だか嫌な感じがする。滅多な相手には売るな」と忠告。しかし、この刀を見た若い師範代、一目で惚れこんでしまう。 道場主がへこへこする旗本の三男坊に、「あの刀はやめておけ」と言われた師範代、立会いを申し込む。ちょっと打ち合っただけで、「はい、負け」と言われるも納得がいかない。彼と恋仲の道場のお嬢さん、「私の嫁入りの資金を上げるから買ってらっしゃい、でも真剣で立会いは駄目よ」男は喜んで買いに行くが、結局刀に取り付かれ、発作的に鍛冶を切り殺してしまう。そして、それを咎めた師匠をも殺す。現場を見たお嬢さん大ショック。 お嬢さんのために、せめて腹を切らせてやりたいと思う上様。だが、兄弟弟子たちは、自分たちの名を上げるために奴を殺したい、その際にはお嬢さんが必要だと思っている。そうこうしている間に狂気は増幅、辻斬りが続発する。……言っちゃ悪いが、お嬢さんどころじゃないんじゃないか。裏では、勘定奉行と南町奉行が暗闘中。 新さんの口利きで寺に匿われていたお嬢さん、連れ出され、白無垢で男と死ぬ覚悟を決める。だがせめて彼女に討たれたいという師範代の願いは叶わず、刀は抜かれ狂気に染まった男は遂に恋人にすら刃を向ける。新さんは間に合うが、村正の狂気は、その死の直前に祓われる。 此処まで、人の不幸を喜ぶだけで特に悪事を働いてなかった勘定奉行一味、名声を得るために生存者二人を口封じしようとする。……此処まで、「上様に似てるな」と気づかなかったのか。随分時間あったのに。遺体に取りすがって泣くお嬢さんの傍で上様の八つ当たり炸裂、悪は滅びた。大岡様の名誉が守られたかどうかは知らんけど。お嬢さん、この状況でよく徳田様が上様だって理解できたね。(10月13日 前日記より)
2007年10月17日
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大岡邸でお針子さんたちを纏めてナンパした上様、なんとなく寂しそうな娘に目をつける。子供の頃父に捨てられた彼女は、同じ境遇の女児を拾い、育てる覚悟をする。とあるお偉いさんの屋敷に出張した娘、憎い父の声を聞き、彼が刺客として雇われたことを知る。暗殺の場に娘が現れ、動揺した父は一発も撃てず捕らえられる。しかし白州で娘に引き合わされ、「違います。娘じゃありません」そういうしかないよな(涙)。自分、絶対打ち首獄門だもんな……。江戸時代は連座制だし。悪の野望は挫かれたが、下っ端は比較的軽い刑ですむ。娘は父の帰りを待ちます、この14年も、本当は待っていたんです、で幕。
2007年10月13日
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ヒステリーの妻にお屋敷から追い出された侍。それを見て、「女房なんていらない」と意見が一致するめ組の一同。新さんに「婿養子にはいかないほうがいい」とか言っているが、貧乏旗本の三男坊で男前なら婿養子を狙うだろう。本来なら。 まさかめ組に泊めてもらうわけにも行かず、外をふらついている亭主はおかしな場面にでっくわす。同僚の不正かもしれない場面を見た男、取り合えず上司にご注進に上がるが、その上司が黒幕というお約束で軽く交わされる。しょぼしょぼのくせに馴染みの芸者がいるのかよ!やるもんだね。芸者は「女房にもいいところがある」とかけろりと言っている旦那に本気。部下を消すと色々まずいが、だからといってあちこちで言いふらされたらたまらないと思った悪人一同、養子なんだから愛人をネタに脅そうと思い出す。困った男は自棄酒の上芸者の下に転がり込む。帰らぬ男をじっと待つ勝気な妻……辛いな。芸者のほうにも実があるだけにな。朝帰りした男は女房にまたしても追い出される。オレには、何もかも捨てて悪を糾弾する勇気はない、と愚痴られた芸者、私が旦那の面倒を見ますから思うようになさってくださいと訴える。ヒモになれってのもどうかと……。だが、感動した男は新さんに真相を話す覚悟を決める。このことを知った敵は侍と芸者を大川に沈めて心中に見せかけようとするが、芸者は惚れた男を命がけで守った。「私たち他人の関係だったけど、心は強く結びついていたと信じていいですよね。でも奥方には優しくしてあげてくださいね」……ここまで言われると、健気さよりあざどさを感じるわ。事件解決後、侍は出世、事件の顛末を聞いた女房は夫に尽くすようになる。女の墓参りにも一緒に行く。「地下の小つるはどんな顔をしているだろうと吉宗は思った」いや、全くだ。それにしても今回死人は一人だけなのに、「病死」一名切腹一名、町人と浪人は全員獄門は流石に量刑が重過ぎないか?(9月1日 前日記より)
2007年09月26日
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油問屋が皆殺しにされ、油壷に火がつけられる。……これってあっという間に火が回って賊も焼け死ぬのが本当じゃないのか。勘定奉行の奥方、二言目には出世、出世と言う夫に不安を感じている。め組の親分は男の甲斐性、亭主の足を引っ張っちゃいけないと能天気に窘めるが、「どこかに落とし穴があるような」という、その手の予感はまず間違いなく当たる。不正に立ち向かう熱血漢だった勘定奉行は、上様に救われそのお気に入りになった。お忍びの上様に「油の値上がりの件はお前に任せる、頼りにしているよ」と言われた勘定奉行はこの辺で油を売ろうと考えるが、欲が深い連中は程ほどで引くつもりなどなかった。付け火云々の話は知らなかった奉行は青くなるが、困ったのは彼の正体を知ったお庭番たちも同様。とても直接上様に言う度胸はない、と大岡様のところに話を持っていく。火付けの証人が殺される。一寸待て、大岡様が絡んでいるんならちゃんと護衛をつけておけ。とうとう覚悟を決めた勘定奉行は妻に三行半を渡すが、既に悪事の証拠を見ていた妻は「死ぬなら一緒です!」と食い下がる。「オレは出世のために金が欲しいんだ。それがわからないなら出て行け」め組の頭は上様に裏切りの事実を告る。勘定奉行は黒幕の屋敷に討ち入り、妻もそれを追って助太刀、そして夫を庇って凶弾に斃れる。上様に目をかけられて有頂天になり、奢った心から悪に踏み込んでしまった男、影腹を……何時斬ったんだ?討ち入り前じゃないだろうな。「奢っていたのはオレかもしれない」オレが重用しなければ、と一寸落ち込む上様。(9月1日 前日記より)
2007年09月25日
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爺が御台所候補として選んだ公家の姫が攫われる。大して美人じゃないし上品でもないけど、肝が据わって頭が切れて覇気と思いやりがあって、滅茶苦茶好物件!なのに見張り役のかっちん玉に取られちゃいましたよ、ああ勿体無い。救出された姫は諦めて見合いに望むが、わざと粗相して破談にしようと企む。が、上様は恋人を京都所司代として召抱えてくれていた。死人が出なかったこともあって、黒幕は隠居、殿は国替えで済んだとはいえ、やっぱり居辛いしね。……身分かなり違うけど、これからどうなるんだ?ただでも親は破談で泣いてるだろうに……。
2007年06月01日
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生き別れ死に別れの妹の無念を晴らすため、女お庭番が代わりに夫の敵討ちをしようとする。という筋書きは正直どうでもいい、さぎりさんの戦いっぷりがかっこいいー!おそのさんは好きだけど、人斬る時は忍び装束なので、全く燃えない。侍の内儀のふりして小太刀を振るい、侍をすぱすぱ返り討ちにするさぎりさん最高。立ち回りが美しい。お庭番は皆これくらい強いのか。さすが。
2007年03月28日
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将軍様が京に。お供はめ組の面々。本当は頭と二人旅のはずが、皆無理やりついてきたらしい。いいのか全員揃って……。ついた途端に、三条大橋で変な連中に絡まれる。その親分は所司代と兄弟分の大物だというのだが、「親分じゃない、旦さんとお呼び!」あの、全然怖そうに見えないんですが。万七親分を怖いなんて今更思えるかー(爆笑)!その所司代が三万両の喜捨したはずの寂光院、どうみても寂れています。人格優れた尼さんが一人いるだけ。平家ゆかりの寺なのに。政治システムが悪いと皆おっしゃる。しかも公方さまと感づいた上で言ったのか爺さんは。新さんとお頭、大金見せびらかして、「大身旗本の若様とお守役、連れは蔵前の札差の旦那衆」と大嘘ついてやくざの親分に近づく。め組の連中はお座敷遊びに大喜び、「まだうちの旦那のほうが上品」とやくざに言われる始末。新さん、自分で筋書き書いたくせに居心地悪そうだなあ……(笑)。所司代に「そんなやつぁいない」と言われて騙されたことに気付いた親分、慌てて帰ってみれば新さんは芸者といちゃついていて、卒中起こしてもおかしくなかったな(笑)。恐れ多くも征夷大将軍を白州に引き据えてしまった所司代は、散々取り乱した挙句這いつくばり、親分は今度こそひっくり返る。所司代は首を落とされる覚悟を決めるが、何故か救われる。これでどれだけ改心したかしらんけど。とりあえず親分は罪滅ぼしに、子分と寂光院の手入れを始め、結構楽しそうです。元々ギャグ属性の連中だしな。
2007年03月27日
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連座制で皆殺しにあった百姓一家。その中で、一人難を逃れた少年がいました。上様が出かけているので下城しない爺、おそのに「寒いから温かくして寝てください」と実にほのぼのとした忠告をされる。このシリーズ、江戸城には大勢人がいるのに、基本、上様と爺とお庭番二人しか会話を交わさない。(奉行や局は少し立ち位置が違う)そのせいかなあ、家族の真似事をしているわけでもないのに温かい感じがするのは。しかし、爺がなんと嘆こうと、上様が夜歩きすれば事件が起こる。閉店間際の飯屋に飛び込んできた子連れの浪人。その何気ない会話から、店の小女は不審を抱くが、女将は「悪い人じゃない気がする」と証言。うーん、辻斬りにわざわざ子供をつれていくかなあ。浪人は辻斬りではなく、仇持ちでした。子供が熱を出したところでおり悪く刺客が襲ってきて、新さんと三人で飯屋に匿ってもらうことに。少年の父は庄屋で、上様に直訴しようとして失敗、取り方の一員が子供を庇って目付けをうっかり斬ってしまいそのまま二人で逐電。江戸でひっそり暮らしていたが、遂に国許に見つかってしまうという悲惨。そういや辻斬り(実際は口封じ)はどうなった。連座制は酷いと訴えられた上様、国の内情を調べた上で大名を呼びつける。いいだけ弁明させた上で罪を問うが、とりあえず言い逃れさせる。「その言葉、偽りあればなんと申す」これで動いてくれたら事件は解決だが、連座制が合法である以上子供を助けるのは将軍さまにも難しい。浪人は女将に子供を託し、上屋敷に名乗って出る。そして立ち回りの後、上様の前で腹を斬り、子供の助命を嘆願。うん、こんな立派な切腹、中々見ないよ……!作法は守ってないけど。連座制は廃止され、子供は無事に暮らしていけるように。藩は、はやり親の罪を子に及ぼしてはいけないということで、取り潰されずにすむ。筋目が通っている。
2007年03月26日
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「松平の金さんはこれまでで最悪」ということで母と意見が一致。別に今回の話とは関係ない。いも侍と仇名される浪人が、大人相手の学問所(というか寺子屋)を始める。話術が巧みで大人気。殉職した父を持つ武家の少年、これが生きた学問だと見込み通うが、母は出世のためもっと立派な塾に通って欲しいと望む。幕府が儒学優先だが、出世のための学問はおかしい、庶民は学問をしなくていいというのは駄目だといういも侍。元から仲良しの新さん、かなり感銘を受けたようです。トップ進学塾に不正の噂。上様はそこに民間人を入れよう、客員教授も呼ぼうと提案、塾長は仰天。この人は頭が固いだけの善人で、部下が何やっていても気付かず、上様に「自分の学校に不正があったら切腹します」と啖呵を切ってしまう。上様が招聘しようとした学者が暗殺され、「オレのせい」と落ち込む。学者を(上様と知らずに)推薦したいも侍は妻が病に倒れ切羽詰る。いも侍を慕う少年の母は、息子のため身を汚す。今回話が入り組んでいるなあ。上様にとっくにばれていると気付いて、すかさず勝負に出ようとするし。……お庭番が逃げたと思ったら、もう一人潜んでいたせいでばれたけど。母は息子共々殺されかけて自分の間違いに気付き、昔の学友に暴徒の親玉に仕立てられかけたいも侍は何とか虎口を脱し、部下に暗殺されかけた大学様は、切腹を実行しようとして上様に止められる。いも侍は少年と共に長崎に旅立つ。妻の病気はフォローされなかったが……金があれば何とかなる設定だったから、上様が何とかしたのか?
2007年03月26日
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老中の一人が卒中で倒れました。二人の有能な能吏が次の候補に上がるが、内一人は老中に賄賂を贈って悪役決定。贈られた老中はその上、美人の腰元を強請る。勿論、ただのバイトの腰元にそんな義理ありません。そろそろ暇を貰って大工の女房になるのさ。逃げた腰元を無理やり連れて行こうとする藩士たち、しかし新さんには「侍が走っていたらとりあえず後をつける」習性がありました。代わりに連れて行かれた父は、「いい話」と説得を受けるが、昔堅気なので断ってしまう。……嫁入り先が決まっていなければ転んだかも知れないけど。腰元と婿はめ組に匿われるが、父を何時までも放っておくわけにはいかず悶々とする日々。一介の旗本に過ぎぬ南町奉行の元にも、これでもかっ、といわんばかりに賄賂が届けられていました。八万五千石の大名が大散財、国家老も音を上げています。が、大岡様の調べでは半数以上返したそうです。結局「駕籠に乗らなきゃ父親を殺すぞ」という、花のお江戸のど真ん中で派手な恫喝。表向きは紳士的態度なので困る。そして老中の下に連れ込まれたでかい花嫁(笑)。幾ら花嫁衣裳で顔も体つきもわからないからって、気づけよ誰か。そして老中、上様の顔くらいおぼえていないのかーっ!駕籠担ぎのおっさんでも、「どっかで見た顔」って言っていたぞおい。「老中ともあろうものが、世の顔を見忘れたか!」言われてやんの。老中も老中候補も斬り殺されず、自ら身を処せということなので、隠居で済んだんだろうか。一応死人は(まだ)でていないからな……。
2007年03月23日
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夜遊びの最中に家が火を出して、幼い娘以外焼死した男。娘は頭がおかしくなり、男は罪滅ぼしに遊郭の掛取り屋となる。新さんの紹介でいい医者にかかり、娘は元通りになるが、実は火をつける前にその子以外全員斬り殺していた連中が襲ってくる。娘を護るためとはいえ、刀を振りかざした相手に飛び掛った庄助さん、あんたたいした男だよ。しかし、町人に略式敵討ちさせていいのか上様。今回立ち回りはあるものの名乗りはなし。まあ敵がある程度偉くないと名乗っても仕方ないよな。第一期は結構パターン破りがあるのが面白い。
2007年03月21日
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いきなり「徳田新之助」に喧嘩を売る侍たち、銃まで持ち出しやがんの。今日は随分弱いと思ったら、爺の夢でした。不安の余り、夜も明けぬうちから登城する爺。そんな時間にもう抜け出して遊びに言っている上様も、部下に優しくなさすぎるぜ!上様、町人のなりでどっかに行ってしまいました。助八がついているから大丈夫かもしれないが、本当「時々上様だということを忘れてとんでもないことを仕出かす」よなあ。城門の門番のバイトって……そんな気はしたが、あんた自分の城の門番をやってどうする!なんのためにお庭番を大勢飼っているんだ。め組が贔屓にしている花の行商の娘は、実は島帰り。堅気になって、病人を含めた小娘たちを、身を削って養っている。自分の二の舞はさせられないって、いい話なんだけど、台詞棒読み(笑)。医療費欲しさに悪事に手を貸したと、定番の展開。「上様、加納様のお気持ちをお汲みください」あんたの我侭にも随分付き合ってきたが、ちったあ身分を弁えろよ、とお庭番に言われてるよ上様(笑)。爺もそうだそうだ、と言っているし……アットホーム……(笑)。そして助八は殉職。これに懲りたら、少しは人に任せることを覚えてください。花売り娘が立ち直って幸せになったのはいいが、江戸城の門番は当番の旗本が安くバイトを雇うため、おかしな連中が混じっているという話はどうなった。特撮ヒーロー宮内の殉職話に、そこまでナレーション入れてられないということか、単に上様が改革しなかったということか。ライバルを潰すために、ただ騒ぎを起すという設定は面白かったのに。つーか助八何故殉職?次の仕事の都合か?
2007年03月17日
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お正月。庶民は楽しんでますが、将軍様は朝から晩まで挨拶を受けてぐったり。正月早々気を吐く奉行所の若い面々。何が不満なのか知りませんが、楽しそうで良いことです。昼間から飲み屋で飲みまくるおっさんは幸せそうじゃないけど。びくびくを酒で誤魔化していたおっさんは、勘定奉行所の役人だったのに、魔が差して300両持ち逃げしたそうです。でもまだ13両しかつかってないって(笑)。「5日で13両しか使えない自分が情けない」って、わかるようなわからないようなやっぱりわかるような。成り行きで話を聞いた新さん、使い込んだ金を穴埋めして助けてやることに。「亭主なんて金さえ運んでくれれば」「使い込むような甲斐性があればもっと出世していましたよ」と述べて新さんの度肝を抜く奥方、時勢を現している。将軍さまが爺の肩を揉んだり、初夢の話を聞いたり、滅茶苦茶和みます。らぶいなあ。(性的な意味ではない、念のため)裏金を持ち出したと誤解された若い衆が拷問を受け、敵の目をこちらに向けるため裏金でどんちゃん騒ぎ。筋は通ってるけど何か納得いかん。小役人、酔った勢いで「賄賂や公金で飲み食いしやがって!」ああっ今回社会派っ(爆笑)。そして料亭で正体明かすわけにいかない新さん、コプスレで暴れ回る。そしてその隙に裏帳簿を押さえる。立ち回りに参加する若い連中、ぼろぼろのわりに元気だな。全員峰打ちで取り押さえるが、どんだけ人がいるんだ勘定奉行所。切腹で済めばめっけもんの筈だったおっさん、たまたまパクッた金が裏金だったお陰で、十石加増して貰ってハッピーエンド。娘が四人……なんだよ夫婦仲いいんじゃん(笑)。生き残った五人の若者も加増されたらしいが、斃れたものの遺族にも報いてやってください。お願い。
2007年03月09日
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呉服屋のお嬢様が大奥務めを嫌って逐電。出稼ぎの父を捜しに来た子供たちと暮らし始める。大奥の女中の質の低下を嘆いていた上様、彼女に興味を抱く。子供たちの父はたちの悪い職場で働かされていて、将軍も奉行ももう動いているが、子供たちを危険な目にあわせないため、彼女は大奥に上がり子供らはめ組に居候することに。厳しいお局にしごかれても、へこたれないと宣言する娘。しかし子供たちは、これ以上人に迷惑をかけられない、自分たちで何とか親を捜そうと決意。「あんな大飯喰らいの居候がいるのに、おれたちまでいちゃ悪いよ」それなのに大人たちは、「夕べは何時もと違う格好で頑張ったから」という女将さんの話を、夜の話と勘違いして盛り上がってる(笑)。子供たちは無事に親を見つけ出すが、作事奉行以下の悪人たちは訴人を防ぐため、人足・子供たちを纏めて焼き殺そうとする。大立ち回りの末、悪人たちは南町奉行所に召し捕えられ、作事奉行はお庭番に斬られて一件落着。善良な農民たちの前で全員ぶった斬るわけにはいかないし、こっちのほうが「悪は滅びた」と納得しやすい。(2月21日 前日記より)
2007年03月02日
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月に半日の休暇を、「城下をぶらぶら」で過ごす爺。主そっくりだよ。紀州の竹を注文、まさか江戸城まで持ってきてくれとも言えないし自分で持って帰るわけにもいかないので、「め組」付けにする。本当そっくりだよ。まあ、元々は紀州藩の窓際族だから、根が気さくなんだろう。その直後失踪。爺が帰ってこないので、城下の友達の下を訪ね歩く上様。失踪はありえないが、「迷子」もないだろ親方。ああいう年寄りは、あんまり散歩コース変えないよ。事件の黒幕は、将軍がどっちになるか賭けて外したため、いまだ怨んでいる旗本。囮役になったやくざの情婦、爺にこっそり握り飯を持っていく。こんなことになるとわかって手を貸したわけではなかった。爺は差し入れも身の上話も拒否するが、辰五郎あてに遺言を残す。死んだ父のことが思い出されてならない女、まだ死んでない爺の遺言を頭に伝えに行く。女は口封じに殺され、爺が殺したという嘘の証言がなされる。が、爺の刀は鑑定ついでに砥ぎに出されていて、今差しているのは「簡単には抜けない」借り物だった。証言を聞いたのは上様、お庭番二人は抜かりなく証言者たちの後をつけていて、さっそく立ち回り。すっかり覚悟を決めていたはずなのに、騒ぎが始まってすぐ大声で助けを呼ぶ爺(笑)。上様じゃなくて町方かなんかだったらどうしたんだ(笑)。大スキャンダルに大喜びした黒幕は、嵌められたと知って腹を斬るどころか上様に斬りかかる。そんなに憎いか。……憎いわな。「田舎者」がどうとかいっていた不平旗本たちも、こっそり閻魔帳つけられて一生無役でおわるんだろうな。
2007年02月20日
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真夏、将軍家に献上するはずの氷が解けちゃったので、賄い役の藩士が、富士山の雪を入手にいくことに。「人が良すぎて失敗ばかり、貴方にそんな華やかな役が回ってくるなんて信じられませんよ」ずけずけ言う嫁さんだなあ。嫌っているとまでは言えないけど。役人が庶民に迷惑をかけるんじゃないかと案じた上様、御氷道中を視察に出かける。……んだけど、責任者のおっさん、茶店の持ち代を払って帳簿をつけ、歩きながら食べようとする実直ぶりで一安心。しっかし、いい着物で旅に出たもんだ(笑)。他に持ってないのか。将軍のくせに着たきり雀か。おかしな連中に襲われてけが人が出たので、氷を一先ず置いてけが人を運ぶことに。上様は感動しているけど、配下は気が気じゃないだろう。並みの気品じゃないとはいえ、「自称」旗本の三男坊に用心棒をなってくださいと頭を下げる面々。よっぽど怖かったんだね。御氷道中に「子供が熱病なので氷を分けてください」と頼みに来る母親。一度は断るおっさん、新さんに唆されて持っていく。いい話なんだけど、これがばれたら切腹ものだなんて思わないんだろうなこの女。断られる様子を見ていたけちな盗人が、義憤にかられて氷を持ち出しちまうし。氷を返そうとした盗人と母親、氷を取り上げて藩を潰そうとする連中に襲われる。奪われた氷は、幸い荷車ごと捨ててあったので、関係者全員(上様含む(笑))で崖から引き上げてとにかく一件落着。随分減っちゃったけど……。とにかく荷車が宿場町まで入ったので、大っぴらに攻撃を仕掛ける隣の藩の侍たち。代々仲が悪いんだかなんだか知らないが、いい加減諦めろよ。とりあえず死者は出ていないことだし!かき氷一杯分だけになっちゃった氷、何とか将軍に献上される。しかし、これは隣の藩主が妨害することに気付いていた藩主が仕組んだ囮作戦だった。藩は面目を保ったが、おっさんは囮と聞かされて落ち込む。が、上様は立派な氷は女たちにやり、自分は病人の残り物の氷を受け取って面目を救ってやる。殿様の小智より、おっさんの愚直が認められて目出度くお仕舞い。殿様としては、複雑な気分だろうなあ……(笑)。
2007年02月08日
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「若君、お命頂戴奉る!」ええ、若君6つなの?酷いよ、起こすなよ。若君は爺やに連れられて逃げ、め組の親分が事情が「追っ手の口の聞き方が気に食わないから」庇ってやる。隠れていた長屋が火事になり、いよいよ進退窮まった爺、町人に化けることにする。念のため、若様の母方の実家にも寄らなかったのに、祖父が襲われ、孫もいないし証拠の品もないのに殺されてしまう。殿様は病気で、妾腹の若様が逃亡中に死亡。江戸家老は自分と側室との間の子を若君に仕立てようとしていた。家主はいい人だけど、気が回らないようで新しい店子のことを喋ってしまい、刺客がやってくる。しかしめ組の連中が張り込んでいて、家主も役人を呼んでくれたので無事。……肝心の二人逃げちゃったけど。黒装束で刀持った連中の家捜しに、堂々立ち回るめ組の連中は凄いな。……何度襲われても悲鳴一つ上げない若も凄いけど。江戸を去る前に、若と祖父をお別れさせようと思った爺、彼が既に巻き添えで死んだことを知る。そして仇を討つために張りこんでいた、初対面のお侍さんに刀を預け、たとえ自分たちが死んでも敵の手に渡らないようにする。執念だなあ。わかるけど。無事保護されたけど、爺は若は大名家に生まれたばかりに命の危険を何時も感じていて不憫、国許の殿の弟君に証拠の品を託して、二人で町人として暮らすという。今回討ち入り形式の立ち回りはなし。家老を呼び出して切腹しろと命じて終わり。「上様はどうしてあんな格好で町にいらしたのですか?」素直な子供の口ほど恐ろしいものはないなあ(笑)。
2007年02月05日
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