月山そばの玉谷製麺所・スタッフブログ

月山そばの玉谷製麺所・スタッフブログ

Apr 24, 2009
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あれやこれやと下準備に時間がかかりましたが、いよいよUPすることになりました!

「玉谷製麺所のある西川町にある、そば自慢・麺自慢のお店をご紹介しよう!」というこのコーナー。
玉谷製麺所を育んでくれた地元・山形県西川町を、いろんな角度で紹介していこう、という
創業60周年企画の一環ですので、是非ご覧いただければと思います。


さて。

まずご紹介するお店の「第一弾」は、玉谷製麺所同じ睦合地区にある「まるきや」さんです。

国道112号線を、玉谷製麺所より車で西へ向かうこと、約5分。



(寒河江→西川に向かって見ると、こんな感じ。向かって右手に見えます)


(西川→寒河江方面に向かって見ると、左手沿いですね)

お邪魔したのは、3月中旬。あらかじめ取材のお電話を入れていたので、
時間通りに店内を伺ったところ、スタッフ皆さんでお出迎えしていただきました。


(のれんをくぐって、こんにちわー)

この店のオーナーである渡辺さんは、地元の製材屋さん。
名前の由来は、その屋号が「マルキ」であることから名づけられたそうです。

外観から店内まで、一貫して木目の色調に包まれ、どこか懐かしいような、暖かな雰囲気が感じられます。
テーブルは全て、ケヤキを1枚板で切り出したもので、14センチというどっしりした厚み!


(さすがオーナーが製材屋さんなだけあって、なんというか、贅沢な仕様です)

店長のオススメは、年間通して一番売れる「つったい肉そば=冷たい肉そば」とのことで、早速注文。



(夏でも売れる「つったい肉そば」。「あたかい肉そば」でもお召し上がりいただけます)

来年の6月にはOPEN30周年を迎える「まるきや」さんの「冷たい肉そば」は、
山形県下で有名な、河北町『一寸亭』さんの流れを汲んでいるとのこと。

「一口で30年とはいうけれど…」

一寸亭本店さんで修行したという、店長の田中愛子さんは30年前から続く創業以来の味を

⇒(修行時代は、『そのうち自分の店の味になるようにね』、と言われたんだった)
と、懐かしそうに語ってくれました。

「その当時の苦労は?」と聞くと「冬場に客足が遠のくこと」とのこと。

西川町から庄内方面へ向かう月山越えの道路・月山花笠ラインが
冬季になるとその積雪で夜間通行止めになっていたこともあるそうです。

とはいえ、県内外からやってくる蕎麦ファンには「冷たい肉そばを食べるならココ!」という口コミが多く
「一寸亭(河北町)」、「いろはそば(河北町)」と合わせて、「県内で3本の指に入る」と語る方も多いお店。

週末や観光シーズン期には、噂を聞きつけた県外ナンバーの車がずらりと停車する姿は圧巻です。

さて、そうこうするうちに、待望の「冷たい肉そば」やってまいりました!


(キタキター!この瞬間がワクワクするのですよ)

運び手も造り手も、店内のスタッフの皆さんは全員女性。
「折角だから、皆さんご一緒の写真も撮らせて!」とお願いしたのですが・・・

「顔出しはNG!」と恥ずかしそうに拒否されました(^^;)


(見るからに美味しそうなのです♪)

長ネギも、サービス満点なタップリ目な盛りつけ!

自動ネギ切り機で出すお店も多い中、ここ、まるきやさんでは、スタッフの方が
きちんと包丁で斬って仕込んでいるそうです。

氷でしめただけ、という「生(なま)そば」は、しゃっきりとしていて、こちらもシコシコの歯ごたえ。

鶏肉は、噛み締めれば甘みも味わえて、唐辛子をかけるとまた風味が深まりました。
これはまあ、お好みで。

しっかりと鶏のコクや旨味があり、冷たいのに、脂浮きしていない澄んだスープはお見事!
おなかが空いているときなら、何杯でも行けちゃいそうな予感。

いつも思うのですが、「つったい肉そば」は、何故こんなにコクがあるのに透明で
脂が浮かないのか、本当に不思議です。


(口飽きすることなく汁まで一気にいただけました!ごちそーさまですた♪)

ワタシが頂いた人気の肉そばは、お値段650円也と、お手軽なお値段設定。

価格については地域差が大きいものですけど
山形県内の蕎麦屋さんは、その味、その品質に対して、非常に良心的だと思います。
そのアタリも、山形県を人気の「そば王国」に押し上げた所以かもしれませんね。

ちなみに、当社スタッフによると
『まるきやさんは「天ぷら」も凄く上手に揚げてあるから、超オススメだよ!』
とのことでした。

さて、お会計の際に、ふと店内を見回すと、壁に手書きで書かれた「お土産」の文字が。


(定休日のお知らせと、観葉植物の緑にも和みます)

まるきやさんでは、「生そばセット(そば+自家製タレ付)」をお持ち帰り出来るそうです。
コシのある田舎の生そばに、店主特製のタレがまた、人気の秘密ですね。
こちらは、5人前で2,300円ですので、ご参考までに。

一度食べたら通わずにいられないという、ファンも多いという
自称「元気なオバちゃんの店」こと「まるきや」さん。

残念ながらそのお姿はブログで掲載出来ませんでしたが
是非、実物にもお会いしてみてくださいね!一杯元気を分けてくれますヨ♪



■所在地・・・ 山形県西村山郡西川町大字睦合丙134-2(TEL)0237-74-3722
■定休日・・・ 毎週水曜日(祭日営業)
■営業時間・・・ 午前11時~午後6時
■アクセス・・・ 山形自動車道「西川IC」下車・国道112号線沿いに寒河江方面へ車で5分



■取材MEMO

その昔、まるきやさんの目の前の歩道にあたる位置は、「三山電車」が走っていました。
「三山電車」は、寒河江市の羽前高松駅から西川町間沢まで11.4キロ結ぶ、県内初の電化鉄道です。
出羽三山参りやスキー客、貨物の輸送などで活躍したのですが、車社会への移行に伴い利用客が激減。
1974年に、惜しまれつつ廃止となりました。
その後、国道112号線が、睦合バイパスとして現在の位置に開通。

道路を隔てた店舗の向かいに、ゆったりと流れる寒河江川も一望出来、直ぐそばには河川公園などもあります。

春~夏にかけては、この地区で行われる「花一杯運動」で、国道沿いを色とりどりの花々で飾られて、新緑の時期には、とても美しい景観となる場所です。






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Last updated  Aug 8, 2009 11:01:00 AM


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