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最終回の視聴率は、 20.7% (関東)でした♪
視聴率について、詳しくは、「 その1 」をご参照下さい。
最終回は2時間9分と長くて、「その1」のレビューに、セリフや手紙の文面など入れられなかったので、こちらに書きます。
まず、王勇(ワンユン)から君原いずみへの手紙の文面です。
<王勇から君原いずみへの手紙>
突然の帰国命令が出た。
理由は分からない。
私の国はそういう国だ。
だから私は難しいことは考えない。
私の国では難しいことを考えてはいけないのだ。
しかし、君は難しいことを考えてもいい国にいる。
分からなければ調べてもいい国にいる。
調べる手段がいくらでもある国にいる。
だが、君は私との愛があれば、
難しいことは分からなくていいと言った
難しいことを考えられる幸福より
愛に溺れる快楽を選んだ
そんな君を、私は心の底から愚かだと思う
そんな君を、私はずっと嫌いだった
これからも、ずっと嫌いだ
いずみは、この手紙を取調室で渡されて読んで、泣きました。
右京「まるで恋文のようでしたね。本来ならば、よこさなくてよい手紙です」
今まで、王はアドリア大使館勤務の井川だと、いずみに嘘をついてきたし、結婚すると言ったり、自殺するふりをして、毒薬を渡して殺すよう仕向けたり、嘘だらけでした。
だから、最後まで、嘘をつき通したのではないでしょうか?
つまり、「これからも、ずっと嫌いだ」は、「これからも、ずっと好きだ」という事ではないかな?
それに、わざわざ、この手紙を書いたという事は、いずみの罪が少しでも軽くなるよう、配慮したのではないでしょうか?
これは、2人が付き合っていた物証になるでしょう。
いずみが王を憎んで、彼に頼まれたと裁判で証言し、情状酌量の余地があるよう、配慮したのではないでしょうか?
でも、甲斐次長は、彼の関与を消すようでしたが(汗)
その前に、カイトのスマホが爆発して、いずみも一緒に殺されそうになりました。
でも、王は、近くで様子を見ていたので、間一髪助かるようなタイミングで爆発させ、いずみまで殺すつもりはなかったのではないでしょうか?
希望的推測ですが、この2つは自分を憎ませるためだったと、私は思います。
右京さんは、最後の手段として、航空機に乗った王を領空内誘導で確保しようと考えました。
領空内誘導 とは、目的地へ行かさず、国内の別の地点に飛行機を誘導する事です。
領空内誘導の理由は、外国機だった場合は、「行先の悪天候」、日本の航空機の場合は、「バードストライク」でとの事。
元特命にいた神戸が地方の空港にも情報を回してくれて、どこから王が飛行機に乗っても領空内誘導で、王を東国へ行かせない筈でした。
でも、次長は秘書を通じてカイトに電話してきて、
次長「どうするつもりだ? 領空内誘導だろう」とカマをかけ、
カイト「どうしてそれを?」と簡単に引っかかってしまいました(汗)
それで、次長が手を回して、領空内誘導はされず、王は東国へ戻りました。
代わりに、東国で拘束されていたアメリカのCIA工作員が解放され、次長はアメリカに感謝されたようです(^^;)
総理も知らない警察庁とCIAとの取引との事(汗)
自分のメリットのために、酷いですね(^^;)
ただ、「領空内誘導がどれだけの人に迷惑を掛けるか分かるかね。国交省、空港、航空会社、乗客・・・」
という言い分も確かにその通りだと思います。
乗客にとっては、大きな迷惑でしょう(汗)
大河内さんに言ったセリフ、
「君は、本気で東国の外交官を逮捕できると思っていたのかね?
では、逮捕できたとして、今の検察、いや日本政府に起訴できると思うかね?
どうせ東国に脅され、タダで返してしまうのがオチだ。
そんなこと、今までに何度もあったでしょ。
どうせ返すのなら、少しはメリットがないとね」
これも尤もな気がしました。
ただ、そのメリットが日本のためではなく、自分のためであったのが残念でした(汗)
でも、だからこその悪役なのですが(^^;)
王を返してしまって、内村部長が驚いて、次長の元に来ました。
内村「警視庁刑事部は日本の捜査機関の中枢です。
にも関わらず、今回のその外交官の帰国について、何の連絡も受けていません」
次長「私が捜査機関に連絡しなかったのは、逮捕する気がなかったからです」
内村「逮捕する気がなかったって、殺人の容疑者ですが」
次長「その代わり、アメリカの捜査機関からは感謝されました」
内村「アメリカ?」
次長「まさか、工作員を交換した?」
次長「内村さん、声を落として。
これは総理も知らない警察庁とCIAの取引なんですから」
内村「総理も知らないって、日本政府も知らないという事でしょうか?」
次長「ああ・・・逃げた外交官が工作員であった事は発表しても、殺人容疑は発表しないで下さい」
内村「待って下さい。その工作員の協力者はうちの捜査一課に逮捕されました。
組対二課の課長の殺害容疑で。
それを自殺(事故死)に偽装した共犯がいないと裁判で辻褄が合わなくなります」
次長「共犯者ならいるでしょう。
金目当てで工作員に情報を流した挙句、勝手に追い詰められて自殺したみじめな国賊が・・・
捨て駒をうまく使って、取調べ調書とマスコミへの広報案文を考えて下さい」
これは、我孫子課長の遺された御家族、気の毒ですね。
単なる自殺と外為法違反だけではなく、殺人の共犯者にまでされてしまったら、世間の目が全然、違うでしょう(汗)
そして、内村部長と入れ違いに、大河内監察官が入って来て、次長に言いました。
大河内「これが甲斐次長が仰ったメリットですか」
次長「警察庁とCIAが繋がっていても、損はないでしょ?」
大河内「それは次長の任期の間だけですよね」
次長「そうだとしても、私と繋がっていれば、君にとってはなかなかメリットになると思いますよ」
次長は、右京さんを食事に誘いました。
次長「もう全体像が見えているのかね?」
右京「全体像は、あなたがご自身の権力を強めるために、犯罪者を国外へ逃したということです」
次長「『酒壺の蛇』という話を知っているかね?」
右京「正確には覚えておりませんが、確か、ケチな僧侶がいて、仏様に沢山の餅が備えられているにもかかわらず、人々には分け与えられず、そんな餅を壺に入れて、酒を作ろうとした僧侶が、やがてやっと酒ができあがる頃、壺の中を覗いてみると、なんと餅が蛇に変わっていた。
驚いた僧侶は壺ごと捨ててしまいますが、後に、その壺を拾った男が壺の中を見てみると、おいしい酒が入っていた。確かそのような・・・」
次長「餅を蛇に変えたのは、愚かな人間のせいだ。
優秀な人間なら、蛇だって酒にできる」
右京「優秀な人間・・・つまり甲斐次長のような・・・でしょうか?」
次長「君もその一人だと私は思ってる」
右京、自分の分だけ支払い、帰ろうとする。
次長「眼鏡違いじゃなかったのかな?せがれの事だよ」 (この辺から1分が最高視聴率)
右京「いえ、ご子息はあなたのような方が、この先も決して手に入れる事のできない物を既にお持ちです」
次長「君の言わんとしている事は、なんとなくだが分かる。
だが、そんな物、我々のような人間には必要かね」
右京「警察官にとって一番必要な物だと、僕は思っています。
あ、蛇足ですが、餅を蛇に変えたのは愚かな人間ですが、蛇をおいしい酒に変えたのは、優秀な人間ではなく、純粋な人間だった筈です。では」と礼して去る。
次長「本当に惜しいね」
そして、カイトは取り返しのつかない失敗をしたかもと落ち込み、警察官をやめようかと思うと悦子に言いました。
悦子「享は一人前の警察官だよ。
だって、自分の事より、人の幸せを一番に考えてる人だもん。 続けなよ」
カイト「ありがとう♪」
警察官にとって一番必要な物は、きっと悦子が言った通り、自分の事より、人の幸せを一番に考えるという事なのでしょうね。
優秀だけれど、自分のメリットを最優先に考える甲斐次長と、未熟だけれど、自分より人の幸せを一番に考え、純粋なカイト。
親子とはいえ、正反対です。
カイトは翌日、右京さんに謝りました。
カイト「杉下さん、あの男に確認しました。親父です。
領空内誘導の失敗、自分のせいです」
それ以外にも、今までも、すぐかっとして何度も捜査の邪魔をしてしまった事を謝りました。
右京さんは、やはり眼鏡違いではなかったと微笑みました。
角田課長が来て、眼鏡を変えるのかと。
特命は明るくて自由だと言いました。
右京「特命は明るくて自由ですか」
右京さん、その言葉、気にいったようです♪(^^)
スケールの大きい相棒らしい最終回で、良かったです♪
何より、レギュラー総出演で、映画みたいで、良かったです♪
皆で協力して捜査し、次長だけが敵でしたが、犯人と三角関係になって、より、ありそうなグレーな話になりました(^^;)
濃密な2時間でした♪
カイト、まだまだ未熟ですが、優しくて、正義感があって、何よりイケメンで、大好きです♪(^^)
映画「X DAY」はスピンオフなので出番が少ないでしょうけれど、映画も楽しみです♪(^^)
半年間、ご愛読、ありがとうございました♪(^^)
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