瞑想・気功・ヨガ・Tatsu

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2005年09月20日
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ドラゴンボール講座
今回はいつもの講座を終えてから、もう1泊して大分にある墓へ、 「靖国」 の出版報告をしにいった。墓は周りを田圃に囲まれた雑木林の中にあり、いわゆる霊園ではないから、正式に管理されているわけではない。
その代わりにすぐ近くに住む、90歳近くになる私の父の叔父の妻が、墓を守ってくれている。
私はその大叔母に10年ぶりに墓参りの前に挨拶に行った。10年前に一度両親と行ったきり、しかも表札もない古い家で、探し迷ってようやく辿り着いた。
一人暮らしの大叔母は私を歓迎し、もてなして下さった。
自分よりも50歳近くも年下の私なのに、昔の人らしく男性である私を、とても立てて下さった。
何もないと言いながらも、ビールは出る、梅ジュースは出る、ヤクルト2本、お茶、冷茶、etc…。お昼もご馳走になり、訪問する1時間半前に、初めて電話連絡したにも関わらず、カニまで振る舞われた。
そして、床の間の横に大きな祭壇があり、その大叔母は自分の夫の位牌だけではなく、その兄弟の位牌やさらに両親の位牌や写真までも祀られてあった。

その中に私の父の祖父、つまり、私の曾祖父の写真があった。
10年前には気づかなかったから、私にとっては今回が曾祖父との初対面。写真を撮らせてもらった。
結局、その大叔母のところには間に墓参りも入れて、5時間滞在したことになる。
滞在している間もそうだったし、お別れの時もそうだったが、何とも不思議な感覚だった。
墓があり、遠い親戚がいるということ以外には、ここは私にとっては無縁の土地だ。
しかし、遠縁のしかも血のつながりのない、同じ宮本姓の大叔母とのひとときは、とても懐かしいような、胎内にいるような安らぎを感じた。
次回の福岡講座は来年1月だ。そのときの再会を約束して、大叔母と別れた。
畑仕事をされているそうだが、なにぶん高齢ゆえに、手元を震わせながら、ビールのお酌をし、震える声で遠い昔の話をして下さったことが、今でも心に残っている。





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最終更新日  2005年09月21日 18時22分41秒
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