ジュエリー宝飾細工師マイスターのミュンヘンより愛をこめて

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2015年11月06日
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カテゴリ: ひとりごと
------自分の色を大切に

ヨーロッパ社会はその歴史拝背景からして、統一化する社会ではなく、複合して存在するマルチカルチャー型である。
そこでの真のインテグレーションとは、各自のルーツを否定することなく、共通の概念のもとに、共存することだと思う。

思春期という人格形成において重要な時期からドイツで過ごしているからか、ドイツ人からみると、私は普通にドイツ人であり、(まあ、日本人からみても、かもしれないが)、自分でも己の「ドイツ人度」を実感するときももちろん頻繁にある。

しかし、「やっぱり日本人だ!」と納得する瞬間もあったりするわけで(たとえ私だけだとしても)、たしかにドイツ的な部分と日本的な部分が私のなかに両方存在するといえるだろう。

2005年に、日本人女性で初めて、ドイツの「宝飾細工師マイスター」という国家資格をとり、ミュンヘン市内のギャラリー&工房で創作活動を続けているが、ジュエリーをはじめとする私の作品をみて、日本の「香り」を感じ取る人は多い。
またその反対に、「日本人にはない発想」と極めてヨーロッパ的な面を指摘されることが多いのもたしかなのだ。

実はかなり長い間、日本的な要素を全面に押し出すことは、日本を「売りもの」にする行為のような気がして抵抗があった。
そこで勝負したくなかった、という理由や、「その手」を使うことは、逃げであるような「暗黙のルール」が私のなかにあったのである。



自分にしか表現出来ない、自分の色、、、、

もしかしたら、私はその自分の色をみつける為に、ドイツにやってきたのだろうか。

日本で生まれ、日本人である、というルーツを根に、ヨーロッパで育った「木たち」は、両方の良さを持った花を咲かせることがきっと出来ると、私は信じてやまない。
続く

はじめから読む (少女よ 大志を抱け)





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最終更新日  2015年11月19日 07時31分19秒
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