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…道理が引っ込む。 力を持つものは、その力を行使するにあたり、最善の判断を下し、その責任を負うことを覚悟しなければならない。 そこに合理性を欠くエゴを通そうとするならば、力は正しい使い方をされなくなるだろう。 正しい判断を助けるために、様々な思考が蓄積され、理が導かれてきた。その道理をねじ曲げて身勝手な解釈を施し、利己的な無理を通そうとすることは、愚かなことだと言わざるを得ない。 TVニュースに流れる納得できない「事件」を眺めていると、それぞれの行く末が心配になる。
2022.09.09
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単独政党で議会の独過半数を占めたとき、彼らは自分たちの主張を、議会への説明や世論への配慮無しに強引に進めようとする。 法規制の拡大解釈や不都合な真実の隠匿で、聞く耳持たずの姿勢で押し通して行こうとする。…過去にも幾度となく繰り返されてきたことだろう。 独裁専制的な運営は、スピーディーに政治政策行政を決定し、「無駄な」議論や手続きを省くことが出来る。…全ては、選挙により一任されたものとみなして、独善的に行われて行く。 そのメリットもデメリットも、一部の一方的なスタンスに立つ人々の「善」によって引き起こされて行く。 少数意見は聞くに値しないもの、いかに上手に問題点を避けて、とにかく早く「前に」進めて行くこと、それが為政者に求められること…そう信じて疑っていないようにみえる。 課題に正面から取り組み、様々な視点から問題点を指摘した上で、一つの決定を責任を持って選択すること…そんな面倒なことを彼らは望んでいない。 不都合な真実は、わかっていたとしても公表することはしない。 予想されるデメリットについても、触れることはしない。 いつまで、そんな政治を繰り返すのだろうか。 それでDX化などが出来るのだろうか。 本気で「やる気」があるのだろうか。 人々の声に耳を傾ける…いつのまにか聞かれなくなりそうで、空虚な響きがする。
2022.09.05
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