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2010.07.17
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『清蔵の恋』

内容
引札屋のおもん(佐藤藍子)に恋する清蔵(竹中直人)
その噂は、ついには松阪屋の隠居・松六(山本學)の耳にも入る。
相談を受けた宗五郎親分(松平健)だったが、すでにおもんの素性を調べていた。
想像以上に、、うぶな人らしいと。二人の行く末を見守るしかないようだった。

そんな宗五郎の元を、北町の同心・寺坂(山田純大)がやってくる。
連れてきたのは、寺社奉行配下の小検使・飯干正太郎(尾美としのり)
寺社などに張られている“千社札”についての相談だった。


“佃屋与五郎”と書かれた千社札が張られたのだという。
すぐに、魚河岸の佃屋(原金太郎)のもとを訪れ問いただすが、
知らぬ存ぜぬの一点張り。
ことがことだけに、商売の謹慎を命じたという。

政次(橘慶太)と亮吉(中尾明慶)に聞き込みに向かわせるが、
恨みを買った覚えが無く、まったくワケがわからないという。
そんななか、妙な噂が出回り始める。
日本橋の大店を中心に、千社札を張るという脅しがかけられていると
何か、関係があるのか?それとも、、、金目的なのか?

やがて、店に現れる侍により、100両もの大金を払い始める店が出始める。
宗五郎は、おもんに事情を話し、

そこから調べていくと仕事を持ってきた侍の家紋も。。。。
偶然にも彦四郎(小柳友)が、同じ家紋の客を乗せていたことから、
直参旗本・北村季唯(大鶴義丹)と
その用人・市岡幸兵衛(櫻庭博道)の仕業と判明する。

2人が狙っている、、、その千社札の中には“松阪屋”も!!!







ということで、
結局、清蔵の恋が、何の意味があったのか、サッパリのまま

事件が発生し、みんなで解決!

である。


先ずは、事件の方を。

事件の方は、千社札を利用した恐喝事件であり、
そこにある“葵の御紋”と“事情”が見えて、

結構オモシロ味のある事件である。
寺社方が乗り出して、脅されている人たちの事情に詳しい金座裏に。。
というのも、
強引さはあるモノの、分かり易く、スムーズな流れである。

最終的に
松阪屋で、大活躍する政次!

ご隠居達が満足げなのも、良い感じだったと思います。


ただ、、、恋だよね。。恋。

たしかに、この部分だけ取り出せば、
登場人物の“日常”が描かれているわけであり、
別に、どうってコト無いことなのだ。

が、ここで大問題なのは、
事件を2つも行っておきながら、
ほとんど、この恋の必要性がないと言う事なのである。

まぁ、好意的に考えれば。
女性にうつつを抜かす清蔵ということから、
前回の事件と似通っているし。
女性の職業が、引札屋ということから、
今回の事件と、繋がりがないわけではない。

そう、視聴者目線で見れば、
ある種のミスリードにはなっている。
ただ問題は、ミスリードになってはいても、
そう言う視点での“捜査”が、まったく行われていないと言う事である。

こうなってくると、、ほんと、ただの無駄話。

そら、捜査のきっかけにはなっているんですけどね。。。。。
でも彼女じゃなくても十分成立するお話だ。


う~~~~ん。
どう評価して良いやら、まったく分かりません。

ほぼ完全に分離しているお話だもんなぁ。。。。。。

いっそ、息抜き話で、
清蔵の一目惚れから、失恋まで1話で描いてくれた方が、
よっぽどスッキリしてみることが出来たと思います。

おとせ“良いんですよ、私はいつも、ここにいますから

なんていう部分なんて、ホント良い感じだったのに。。。


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Last updated  2010.07.18 17:54:27


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