レベル999のマニアな講義

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

レベル９９９

フォローする

日記/記事の投稿

連続テレビ小説ばけばけ』第４３回
新東京水上警察　第８話＋ちょっとだけエスパー　第６話
連続テレビ小説『ばけばけ』第４２回
絶対零度～情報犯罪緊急捜査～第８話＋終幕のロンド―もう二度と、会えないあなたに―　第７話
連続テレビ小説『ばけばけ』第４１回
日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』第７話
大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』第４５回
キミとアイドルプリキュア♪４１＋仮面ライダーゼッツ１１＋ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー３９
連続テレビ小説『ばけばけ』第８週ダイジェスト版
連続テレビ小説『ばけばけ』第４０回

カテゴリ

映画感想

お気に入りブログ

ベストラナイン

New! 虎党団塊ジュニアさん

新東京水上警察　第8…

New! はまゆう315さん

NHK連続テレビ小説『…

くう☆☆さん

中今特選書籍案内「… 鹿児島ＵＦＯさん

【ばけばけ】第9週(1…

ショコラ４２５さん

らしゃめん＞『ばけ…

ひじゅにさん

最近作った曲俵のねずみさん

制作中ですシュージローさん

無題やめたい人さん
文具屋おっちゃんの… 田舎の文具屋さんさん

< 新しい記事

新着記事一覧(全32793件)

過去の記事 >

2011年10月11日

ＮＨＫドラマ１０『ラストマネー－愛の値段－』第５回　愛なのか、金なのか

テーマ：どんなテレビを見ました？(82923)

カテゴリ：ドラマ系の感想

内容
先輩・横村（田中哲司）が自殺し、ショックを受ける向島（伊藤英明）
横領の件もあったが、会社は、穏便に済ます可能性が高かった。
葬儀の折、向島は、横村の不倫相手、佐々倉亜希子（高島礼子）を目撃する。
慌てて追いかけたが、、、見失ってしまう。
しかし翌日、清和生命に、亜希子が保険金の請求に現れる。
自殺の免責期間も過ぎていると。
そして息子・翔と自分のために残してくれたと語り始める亜希子。

その言葉だけでなく“本当の愛を見つけた”という横村の最期の言葉もあり、
向島は、亜希子と結婚するつもりだったのだろうと不憫さを感じるが。
同時に、妻・美咲（笛木優子）の話で、横村が勝手に籍を抜いていたと知る。

何かを感じた向島は、如月（松重豊）大野（中丸雄一）と亜希子の調査を開始。
すると、亜希子が、素性を探られないようにと生活をしていることが分かる。
そのため、知り合いもいなかった。
やがて過去のデータベースへの照会で、亜希子が血縁でもない男２人から、
５年前、３年前、、合計１億の死亡保険金を受け取っていることが判明する。
横村は“保険金殺人”に巻き込まれた可能性があった。
上司の藤堂光明（伊武雅刀）専務に、調査を懇願する向島。
会社の信用問題に関わるだけでなく、次の事件が発生する可能性があると。

その間に、、、証拠を見つけろと。

大野、如月に、調査の継続を依頼する一方で、
向島は、亜希子に直接問いただしていた。
横村の行動が理解出来ないと。。。。そして
「あなたが受け取りたいのは、愛なのか？金なのか？」と。

どうしても、事件性は認められない。
向島は、亜希子による“完璧な犯行”と推測する。

そのころ、亜希子は、会社の上司・奥居幸治（山崎樹範）に接近し始めていた。
時間がない状況を見て、如月は、揺さぶりをかけるが。。。。失敗。
逆に亜希子は、横村の横領を逆手にとって、支払いを要求してくるのだった。

どうにもならなくなり、横村の案件を捜査した所轄の柏木刑事（山本龍二）に
再捜査を依頼する如月と向島。
しかし、事件性が見あたらず、拒否されてしまう。

そんななか、如月は、、、向島が抱えるトラウマについて大野に話をする。
それが向島が、調査にこだわる理由だと。
「これは、償いなんだよ」

５年前のこと、、、ある女が、夫を亡くした。
２人の子を女手一つで育ててきたが、長男が腹痛で入院。
１年で３回も保険金を請求してきたという。やがて容態が悪化し死亡。
調査をしていた向島は、支払いを拒否していたのだが、
強い訴えに、つい同情し、、、支払ってしまったという。
その直後、次男・水谷敦史が、同じ状況で入院。保険金請求。
調査の結果、母が、毒物を飲ませ殺していたと判明したのだった。

“もしもシッカリ調べていれば、死人は出なかったはず”
それから向島は、感情を捨ててしまったという。
いまでも、後遺症で入院する敦史の病室を訪れ、
祖父・俊郎（夏八木勲）に謝罪を続けていると。。。。

やがて向島に届いた、横村からの謝罪の手紙に涙するのだが。。。。。

敬称略

↑今回は、ワザとてんこ盛り。

って、次回、、、やっぱり『最終章』なんだね。

予想通りというか。。。。（苦笑）

さて、物語の方は、

初回で表現された自殺案件と、それに関わるトラブル。

そして、主人公の抱える苦悩。。

である。

完全に、２時間サスペンスの、、、前半という感じのドラマになっているのだが
これをなんとかして最終回まで引っ張っていくのでしょうね。

そんな印象である。

たしかに、サスペンスとしては、面白いのだ。

それにこの案件がメインになるのは分かっていたことなので、
前後編。。。。ならば、理解出来る。

今回は、前中後編の、、、３回。

おかげで、かなり引っ張り気味の印象と、
蛇足気味のエピを無理に盛り込んでしまった感じである。

まあ。。。表現したいことも理解出来なくもないが、
ここまで無理に引っ張ってきた印象が強い、
過去の案件まで、詳細に表現しなくても良かったと思いますけどね。

だって、そこを掘り下げれば、
保険金のこと、向島の信念は理解出来るが、
その一方で、友人の死という物語部分では、中途半端な表現とならざるを得ない。

実際。『遺書』で、表現はされているが、
かなり、後付けの印象が強く、テンポも悪くなり、

引き延ばしている印象しか残っていません。

だったら、もっと初期で、信念を表現しておけば、
今回の事件など、それなりに解決できたろうに。

それに、根本的な疑問は、
今までのパターンならば、もっと掘り下げていたはずの『妻』を
間違いなく向島と知り合いであるにもかかわらず、
ほとんど、掘り下げていないことである。

サスペンスを描きたいのは理解出来ても
いままでの描き方からすると片手オチである。

それこそ、信念で動き、
トコトン調べているのならば、そこももっと表現しなければ意味はない。

そういう穴まで浮かんでくる始末だ。

一つのサスペンスとして、オモシロ味はあると思いますが、
テンポが悪くなり、細部の丁寧さに欠け、魅せ方が乱雑になったこともあり、
若干、盛り上がりに欠けてしまったような気がします。

ＴＢは以下のミラーへお願いします
http://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/b669b7aa5be970830af243f687960386

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう