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2014年09月12日

金曜８時のドラマ『ラスト・ドクター～監察医アキタの検死報告～』第９話（最終回）

テーマ：どんなテレビを見ました？(82916)

カテゴリ：ドラマ系の感想

内容
中央東署から到着した中田正弘（春田純一）の遺体を
解剖をすることになった秋田（寺脇康文）薫子（相武紗季）
山倉（渡辺いっけい）によると、ガード下で発見された遺体だという。
すでに署で安田（マキタスポーツ）が検案を行っていたが、
表面だけでは、死因がハッキリしないため、解剖に回したようだった。

早速解剖を始めた秋田は、腹部に出血痕を見つける。
そのため腹部を殴られたことが死因と、秋田は推測。

その後、周辺の聞き込みで、ケンカの目撃情報が上がり、
花屋を経営する進藤和弘（岡田義徳）が容疑者として逮捕される。
しかし取り調べで、それほど強く殴っていないと、殺害を否定。
それどころか、肩が触れあう程度の接触で、
中田からケンカをふっかけられ、絡まれて、防戦をしただけと進藤は告げる。

そんななか、柳田所長（伊東四朗）の勧めで、
不動産会社に勤める福山真治（袴田吉彦）とお見合いをすることになった薫子。
監察医務院の面々は、興味津々。
翌朝、薫子は、良い雰囲気だったと、皆に報告する。
だが話を聞いた秋田は、妙に、不満げ。。。
そんな秋田に、裁判所から証人として、出廷の依頼が入る。

進藤の弁護人の姿を見て、秋田は顔色を変えてしまう。
そして、検事・横田春臣（東根作寿英）の質問に、緊張しながら答える秋田。
その様子を、傍聴席から見ていた薫子、美恵子（戸田恵子）は、
法廷から出てきた秋田をからかうのだが、
そこに。。。進藤の弁護人が通りかかり、思わぬ事実が判明する。

その直後、
玲子からの質問に、解剖報告書に間違いは無いと自信満々で答える応える秋田。
だが“１００％正しいと言えますか？”という質問に、
秋田は“科学的に１００％なんてことはありません”と真面目に答えてしまう。
その言葉を受け、玲子は、３年前に中田が心臓の病だったと告げ、
病死の可能性があると、法廷で発言するのだった。
まさかの展開に、困惑するしか無い秋田。

そのうえ、証拠となる解剖時の写真が欲しいと玲子が医務院に現れ、
秋田は、つい玲子と言い合いに。
それどころか、薫子、美恵子、亮子（ＹＯＵ）も玲子の味方になってしまい、
敗北感を感じざるをえなくなってしまう。
それでも自分が正しいと信じる秋田は、何か方法があるのではと考え始める。
そして目撃者（田口主将）から話を聞くことを思いつく。

同じ頃、福山とのデートを重ね、いい感じの薫子。
そんなとき目撃者のもとへ向かう秋田に代わり、
中央東署へ検案へ向かった薫子だったが、遺体を見てショックを受ける。
福山だった。気丈にも検案を始めた薫子は、
死因が明確ではないと解剖に回すことを山倉に告げる。
だが直後、婚約者を名乗る加藤由紀（三津谷葉子）が現れ、
信じられない事実が浮上する。
結婚詐欺に悔いて自殺した可能性が。。。。

一方、目撃者から、めぼしい証言を得られなかった秋田。
その直後、検事の横田から敗訴の報告を受ける。
そのうえ進藤が、秋田のミスで冤罪になりかけたと発言したことで。。。

それからしばらくして、医務院にまさみ（岩崎ひろみ）という女性が現れる。
薫子が話を聞くと。。。。福山の元妻。
病の子供のため、手術代を稼ごうと悪事に手を染めた可能性があった。

敬称略

変な言い方ですが。

“まさに、２時間ドラマ”のような展開ですね。

そんな２時間ドラマに、

約３ヶ月にわたって描き込んできた今作を盛り込んだ。

そんな感じかな。

かなり良いバランスのお話だったと思います。

まあ、。。。２つも盛り込む必要があるのか？という疑問はありますが。

楽しいのでｏｋでしょう。

ドラマの開始時は、どうなるかと思った今作。

正直。。。“また、監察医もの？”という期待の薄さがあったのだ。

だが、それを変人というキーワードで、それを追及して描ききった。

変人ぶりは、コミカルさだけでなく、真面目さ。。。そして信念にまで。。。

ここまで徹底されると、ほんとにドラマは楽しくなります。

１話１話の話も、かなり作り込まれているし。

好感が持てるのは、

“必ずしも事件を描かなかったこと”である。

そう。。。事故もアリなのだ。

だから、様々なエピソードを楽しむことが出来た。

思い切った選択だが、飽きの来ない作品に仕上げたのだから、

ほんとに、素晴らしかったと思います。

そして、もう一つ素晴らしいのは。

“警察の仕事”の部分に、ほぼ手を出さなかったこと。

そう。。。監察医は、監察医の領分を。。。

この手の作品では、これもまた思い切った選択ですが。

だからこそ、キャラが生きていて、話しが面白い。。。。とも言えます。

終わってみれば、不安はどこかへ。。

俳優、脚本、演出が、見事に噛み合った作品ですね。

特に、“秋田”をつくり上げたのが、ほんとに素晴らしい。

それにしても、

予告でわかっていたことですが。

まさか、秋田の元妻を投入してくるとはね！

これで《２》も、安泰じゃ？

次は、、、親が見てみたい！（笑）

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