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2009年01月06日

干し芋と幻のさつま芋

テーマ：食べ物語(309)

カテゴリ：食べ物語

この秋からいつものスーパーに

パックに小分けされて去年の今頃には
百円ちょっとの低価格で売られていましたが、
あの忌まわしい騒動以来中国モノは
敬遠され続けているようで。

売らなくなったということは
やっぱり、今まで売っていたものは怪しい干し芋だった？
でも、けっこう気に入って食べていた私・・・

これまた風味がよくなって非常に美味い♪

あの手作り風の平たく切られた干し芋
どこかに売っていないのかなぁ～

干し芋好きの人間としてはこの所、
口寂しいものがあったんだな。

そしたら、今日５００グラムのパックで
茨城産の干し芋をみつけましたっ

でも、お値段はちょっと高め

茨城産干し芋

干し芋の旬は１２月～２月、

なんだそうですよ♪
今食べずしていつ食べる干し芋

群馬の実家でも昔、
今は亡き祖母がさつま芋を作っていました。

祖母が栽培していたのは当時はベニアズマとか、
太白（たいはく）と呼ばれる今では大変古い品種のもの。

祖母いわく
「切干しにするのは太白が一番うんめぇ」
とか言っていました。
（実家では干し芋は通称切干しです。）

太白なんて種類のお芋ご存知のお方は
そんなにいませんでしょう？

太白

（イメージ）

今は中身が黄色や紫色のさつま芋ばかりですが
私が子供の時は白いさつま芋もありました。
この太白はしっとりと上品な甘さがあって
何だか田舎臭さも隠せないこのお芋

今では作る人も少なくて幻の芋とまで
言われているみたい

私ももう４０年近くお目にかかってないかな・・・

祖母はよく太白で干し芋を作っていました。
作りたての頃のはいいんですが、時間が経って
水気がなくなってくると干し芋はカチカチになって
とてもじゃないけど歯が立ちません。

祖母はそれを見越してか
いつもカチカチになる前に一口大に切っておきます。

そして石ころのようになった干し芋を
まるで大きな飴玉をしゃぶるかのように
口に入れてふやかしながら食べるのです。

今なら電子レンジやオーブンなんて便利なものが
ございますが、当時の我が家はは片田舎の貧乏家です。
火であぶるまでの手間も致しませんでした

あのカチコチの切干芋も
懐かしかったりするこの頃です。

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