のらりんくらりん

< 新しい記事

新着記事一覧(全1766件)

過去の記事 >

2009年01月12日

成人の日に想う事《その２》

テーマ：たわごと(27400)

カテゴリ：のらりくらり

当時、成人式の着物を買ったお店は

ここの店主の娘さんが成人式の着物の
着付けをして下さいました。

成人式前から着物に興味のあった私は
母親の着物と帯を引っ張り出して
祖母が外出には着物を着ていたので
それを思い出しながら見よう見まねで
自分自身の着せ替えごっこをしたりしてまして・・・

とか、思っていたんです。

成人式の着物の着付けをして貰いながら
娘さんに、
「いいですね、着付けができて～♪」

と、もらすと娘さんが
「私、着付けの教室を始めようと思っているんですよ。
　でも、まだ準備段階で・・・良かったら無料で教えましょうか？
　私も勉強になりますし」

そんな、願ったり叶ったりの事を言われたら
断るワケもなく、週に１回お店まで着付けを習いに
通ったりしておりました。

何故って？それは私が今の主人と
駆け落ち、家出 してしまったから・・・

呉服屋の娘さんには何も告げることなく
通うことをやめてしまって
未だに心苦しく思いますし、着付けも中途半端で

今もって、着物を自分で着れないのが
日本人として損している気分になります。

人間、やる気・意欲のあるうちにやっておかないと
ダメなものですね～

今となっては、着付けにも興味がなくなり
着物に憧れる時期も過ぎてしまいました。

二十歳になったその春に自ら選択した
駆け落ち家出 という道は
約１年間という短くも長い月日でした。

自分や主人の周りの人達を傷つけ
迷惑をかけながら始まり、
そして１歩進んだその先にあったのは
二度とない辛さや、人の優しさを感じる
ことのできた場所でもありました。

また機会があったら忘れないうちに
戯言（たわごと）のようにここに
残しておこうかと思います

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう