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2015年05月05日

子供の日が来て思うこと・・・父の怒りと鯉のぼり

テーマ：５０代の視点と日常(1299)

カテゴリ：のらりくらり

つい先日まで桜餅に夢中になっていた私だけれど、
鯉のぼりをそこここに見る様になると
無性に食べたくなるのが柏餅で、それも味噌餡の柏餅だったりする。

そこいらのスーパーやらコンビニ辺りだと置いてあるのはたいがい
こし餡か粒餡で何故か味噌餡はお目にかかることが滅多にないのが悲しいのだけれど

今年は驚いた

コンビニに味噌餡の柏餅があったのだ！それも大手製パン会社製。
試しにお味見したけれど、思った以上に良い出来で

再び驚いた

来年も是非店頭に並んでいてくれれば嬉しい限りだ。

柏餅　味噌餡

ヤマザキ柏餅味噌餡

ピンクの団子生地は自社精米・製粉した風味の良い
山梨県産こしひかり米の米粉と上質な国産もち粉を合わせ、
自家炊きの味噌餡は 甘みが強く、麹の香りが強い最上級の白味噌入り
という 特撰柏餅

柏餅　味噌餡

北海道産小豆のこし餡
よもぎ入りの団子生地でよもぎ粒餡
ピンク色に色付けした団子生地の味噌餡
３種類の柏餅の詰合せ。
餡子類は全部自家炊きっていうから素晴らしい。

柏餅

柏餅の３個詰め合わせと特選でばら売りの双方食べてみたけれど
やっぱり特選の方が美味だった気がする。
以前にも述べたけれど、シャトレーゼの和菓子の甘さはどれも私好みで良い

柏餅の味噌味があるのを知ってまたしばし通ってしまいそうだ。
で、ちょいと疑問
桜餅の味噌餡
だったら桜餡の桜餅も風情の二重奏を感じて
美味間違いナシって思うのだなぁ～

鯉のぼり の話がしたくて鯉のぼりの写真を添えようと
鯉のぼりを探したものの、今時は鯉のぼりを清々伸び伸びと庭に揚げている家なんて
私の行動半径の中ではなかなか見つかるものではなかった。
群馬県の片田舎で育った私だけれど、子供の頃はこの時季になれば
広い庭に屋根より高い鯉のぼりが泳いでいたものだった。

ちなみに・・・３歳下の私の妹は幼少の頃、何故かお雛様よりも
鯉のぼりに興味を示し、泣いて欲しがったことがある。
さすがにわざわざお高い鯉のぼりを『子供が欲しいから買ってやろう』なんて
裕福な家ではなかったものだから
不憫に思った祖母が敷地に１５～２０匹は泳がせている友人から
褪せたオレンジ色の緋鯉を１匹譲って貰って来た ことがある。
そんなでも大きな鯉のぼりが自分のものになったのが嬉しかったらしく
妹はかなり満足していたと記憶する。

で・・・仕方がないので公園に団体で泳ぐ鯉のぼりにしようと見るも、
私の行く時間はいつも無風でなんとも情けない姿の鯉のぼり。
やはり風を腹いっぱい頬張った姿が見たかったな

風がないと頬ざしの鰯みたい・・・

ウン十数年前の話になる。
長男が誕生して初孫ということもあってか、けっこう盛大な初節句のお祝いが行われた。
我が実家の方では新生児の初節句に親戚から破魔矢・破魔弓を贈る習慣があって
立派なガラスケースに入ったものと、 鯉のぼり も贈られてきた

父も母も共に身体障害者手帳を持つ身ではあったもののそれぞれ仕事をもって、
倹約した生活を送りながら地道に蓄え続けたもので
祝ってくれたのだろうと思う。

しかし、大きな鯉のぼりを揚げるだけの広さの庭が嫁ぎ先には無く
思いついた姑は 鯉のぼりを五月人形を飾った後ろに泳がせることにした のだった。

いにしえの初節句

ところが、ところが、
十数年かして納戸の片づけをしているとき出てきた鯉のぼりをみて
姑が言ったのは・・・

「ご実家の妹さんのお子さんに送ってあげたらいいんじゃないのかしら。
　うちは庭が狭くて鯉のぼりを揚げることができないんだし、
　ご実家の庭なら揚げることができるでしょう♪そうしなさい」

（妹の子供達の年齢は我が息子達よりひと回り以上下違う）

当時の私にとって姑の言うことは絶対だったので、
実家の父に電話で伝えると、烈火の如く怒った。

「随分非常識な話じゃないか！
　　こっちからお祝いで贈ったものを返すって言うんか？！」

どちらの親が常識的なのか？と言われるとよくわからないし、　
肝心の鯉のぼりを実家に届けたのかどうかも私の記憶から抹消されている。

ただ、何度もの引越しを重ねて上の写真にある
五月人形ですら全て手元には残っていないので、
願わくば鯉のぼりだけでも実家に送ってある方が良いと思った。
そのうち妹に電話した時にでも聞いてみよう。

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