ヨーロッパ、ドイツワインについてのいろんなこと

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JUMI

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2011.08.22
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カテゴリ: ドイツワイン

ということでバーデンバーデンからバスでシュロス・ノイヴァイアーShloss Neuweierへ向かいました。

CIMG1358.JPG



レストランではワインは三杯を飲ましたが、試飲したものとあわせて後で感想を書きます。


CIMG1366.JPG

レストランでは上のサラダを注文しました。赤いのはマグロで少しグリルしています。
何料理とも言えぬ創作料理でとてもおいしかったです。
ただ、日本を意識した料理なのですが、わさびが生わさびではなく西洋わさびだったのでそこには違和感を感じました。生わさびだったらもっとおいしいだろうと想像しました。

ここは値段は高めで、これだけで15ユーロくらいで、なおかつお腹にたまると思ったのでメインは頼みませんでした。

しかしお通し的なものの三品盛り合わせと軽くデザート(チョコつき)もでてきてびっくりしました。
それなりの値段のところはこういうところが違うのでうれしいです。

CIMG1367.JPG


そういうかんじなので前菜、メイン、食後のコーヒーとフルコースで頼むのが前提なのでしょうが、食中に二杯と食後にアウスレーゼと三杯ワインを飲んでいるのであまり申し訳なくは思いませんでした。
でも数回追加注文を訊いてきたたので水は頼みました。

ただ、お酒をあまり飲まないでひとり一品ずつ、という方にはおすすめしません。居心地が悪いと思います。


そして販売所で試飲です。
たくさんの試飲はしづらい雰囲気だったのでリースリングの辛口カビネット、シュペートレーゼを中心に試飲しました。全て2009年産です。


ここのワインは主にMauerbergとSchlossbergのふたつの畑から造られています。
Schlossbergのほうが多少価格が高いのですが、質はMauerbergのほうが良いような気がしました。
特にMauerbergのリースリングのカビネット・トロッケン、シュペートレーゼ・トロッケンが気に入りました。
レストランでは08のシュペートレーゼ・トロッケンを飲みましたがミネラルを強く感じたのですが、09は少し軽く感じてクリーンな印象でした。
Schlossbergのほうが複雑なのですが雑味を感じました。

GGはMauerbergの畑からGoldene Lochとmauer-Weinの二種類がリリースされています。
Goldene Lochのみを飲みましたが現地では好印象ではなかったのですが、GGの試飲会の時に飲んだらその時とは違う印象でとても良く感じました。シュペートレーゼなどと通じるクリーンできれいな飲み口でなおかつ深みもありました。


レストランでは軽く飲めそうだということで一杯目にヴァイスブルグンダー(ピノブラン)の09のカビネット・トロッケンを注文したのですがこれは気に入りました。
軽やかだけれどうすっぺらくはなくて軽い食事や一杯目には最適なワインです。
ダインハートのグラウブルグンダーと同様に、数少ない非リースリングの辛口で気にいったワインとなりました。
販売所ではシュペートレーゼ・トロッケンも飲みましたが、ボリューム感の少ないカビネットのほうがバランスがよくて秀逸でした。


日本で多くの人に紹介したいと思うような造り手だったのですが、郵送はしてもらえないということで泣く泣くシュペートレーゼ・トロッケンとヴァイスブルグンダーの二本のみの購入となりました。

レストランで飲んだ甘口アウスレーゼも重さはないけど心地よい甘みで気にいったのですが買うのは諦めました。バーデンのアウレーゼは飲んだことがなかったのですが、スラッとした飲み口の中に甘みがあるんでお、モーゼルやラインガウとは飲み口が違うのですが良いものも多いのではないかと思いました。ロワールのセミヨンの甘口に近い飲み口な気がします。


あと、ここはバーデンの地域ですがフランケンで使われているボックスボイテルのボトルを使用しています。昔からフランケンとのつながりがあるからだそうです。
しかし、グーツワインやリースリングでないものはふつうのボトルで、09年産からはカビネット、シュペートレーゼ・トロッケンもボックスボイテルではないものでの販売も同時にしているようでした。輸送やセラーでの管理など色々と問題があるからなのかと思いました。
観光客にはボックスボイテルのほうが嬉しいと思いますが、そうでない顧客のほうが割合が高いので当然の流れではと思います。フランケンでもリースリング、シルヴァーナ以外はボックスボイテルを使っていないものを多く見かけました。
他の地域と競争する場合にボックスボイテルのワインが高品質とみられないというマイナスなイメージがあるから使っていないのではないか、と僕は想像しています。


さて、このノイヴァイアーですが、食事やワインは非常にすばらしく気に入りました。
ただ人に対しては不満があります。
人を選ぶ接客なので、お金に余裕がある人(ここでたくさん浪費するということ)だと満足して帰れるのでは、と思いました。

ゆったりとした旅行をしている方はバーデンバーデンから足を延ばして訪れてみることをおすすめします。バーデンバーデンで食事をするより満足度の高い食事になると思います。風景など気分転換にもなりますし。






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最終更新日  2011.08.24 04:31:14
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