ヨーロッパ、ドイツワインについてのいろんなこと

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JUMI

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2011.08.23
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最近僕のブログでたびたび登場するグローセスケヴェックスの試飲会について書きます。

しかしその前に前置きが必要で、それだけでかなりの量になってしまいました。
GGの試飲会とは関係ない内容です。


このGGの試飲会は9月の終わりの週に三ヶ所での競売会(オフィシャルHP http://www.vdp.de/en/auctions/ )が開催されている週間に行われています。
競売会は金曜 モーゼル 、土曜ラインガウ、日曜 ナーエで開催 されていて、GGの試飲会は土曜のラインガウの競売会と同じクロスターエバーバッハで日曜日に行われています。
この週はベルンカステラーリングの競売会や クリッツクライネの試飲会 、去年からは VDPモーゼルの試飲会 も開催されるようになったしイベントが盛りだくさんです。きっと他の地域でも僕の知らないイベントがたくさん開催されていると思われます。
ワイン好きの方は9月のこの週にドイツのワイン産地に行くことをおすすめします。醸造所を渡り歩くより容易に濃密な時間をすごすことができます。
今年は23、24、25が金土日の週です。

さて、そんな選択肢の多い中、去年ドイツに行ったときは、木曜VDPモーゼル試飲会、金曜VDPモーゼル競売会、土曜クリッツクライネの試飲会、夜にヴィースバーデン近くに移動し宿泊、日曜は朝からナーエでの競売会、終了後移動しラインガウのエバーバッハでのGG試飲会というルートにしました。
これらはもうレポートしていますので興味のある方は上記のリンクからごらんください。


というプランを組んでいて日曜ははしごだったのですあが、ナーエの競売会が終わるであろう時間から移動しても(昼食をとれる余裕もあるはずでした)GGの試飲会には3時間滞在できるという予定でした。
しかしナーエでの競売会はVDP200周年の記念の競売会だったためボリュームのある内容で終了時間を二時間もオーバーしたのです。
競売の前の試飲会で一通りは飲んでいるので途中で抜けても悔いはないはずなのですが、デンホーフのブリュッケの2003年のトロッケンベーレンアウスレーゼ(貴腐ワイン)があまりにすばらしくこれをもう一度飲みたかったのです。しかしこのワインは競売のとりだったために途中退席せずに粘ったのです。
しかし終了予定時刻から1時間以上経っても終わらずさすがに出ないと間に合わないと諦めて退席しました。しかし本当にぎりぎりで、けっこう走ったのですが駅に入ったところで電車は行ってしまったのでした。

ドイツでは駅の端末では、インターネットで検索できるのと同様に乗換案内を検索することができるのですが、どう調べてもGGの試飲会が終了する18時までにエバーバッハに到着するルートがなくて途方にくれていました。乗る予定だった電車まではだいたい一時間ごとに同じようなルートの電車があったにもかかわらずです。

予定のルートは、電車の乗り継ぎでバート・クロイツナッハ→マインツ→ヴィースバーデン→
エルトヴィレでここからバスでエーベルバッハ、というものでした。
しかしこのルートで次を待ってもどう考えても間に合わないので最後の賭けに出ることにしました。
そのルートはバートクロイツナッハ→ビンゲン、渡し船で対岸のリューデスハイム→エルトヴィレでそこから同様にバス、というものです。
ビンゲンからリューデスハイムはけっこう船がでていて、車を運ぶフェリーから観光客用のものまでいくつか種類があります。しかしこの時間に出発する船があるかどうかが不確定要素なので懸念だったのです。エルトヴィレからエバーバッハへのバスは一時間に一本なので17時前に会場にできるバスに乗るため、リューデスハイムの電車の出発時刻をみたところ、ビンゲンで40分くらい船を待っても間に合う、という計算になったので賭けにでることにしました。

そうしたらビンゲンでリューデスハイムとビンゲン間を往復している観光船が20分後くらいに出発予定だったのでエバーバッハにたどり着くことが確定したのでした。

この反対岸への船は過去に一度利用したことがあるのですが、リューデスハイムの有名畑が一望できてすばらしかったという記憶を持っていました。しかしその時はデジカメの電池が切れていて写真が撮れないという悔いが残っていました。
そして今回、船の中で焦ってもしょうがないので素敵な景色を堪能しました。

CIMG1768.JPG

右が上流でリューデスハイムの街があって、左が下流で川が大きく蛇行した丘の先には赤ワインの産地アスマンスハウゼンの街がりあります。




CIMG1783.JPG

観光客がロープウエイで向かう記念碑もみえます。
正直ドイツワイン好きの人には記念碑からの景色よりこの船からの景色のほうが感無量だと思います。リューデスハイムから上流の間の観光船でのライン下りをする場合にはここを通るのでワイン好きはこの区間に注目です。

文字がみえるようにこの周辺はロットランドBerg Rottlandです。リューデスハイムの畑でここが僕は一番好きです。角度が急なのと川から近いので、力強くフルーティーなワインになるので葡萄の旨みが直球で伝わってくるから好きなのです。
駅からの写真は こちらから

CIMG1779.JPG


その右側です。右のほうがリューデスハイムの市街です。ラインの観光船の出着地の拠点となる街で日本でも有名な有名な観光地ですが大きい街ではないということがわかると思います。
左のほうのはずれに駅があり、渡し船もだいたいこの周辺に停泊します。

建物の奥にみえる畑たちが一番有名なシュロスベルクですBerg Schlossbergです。


というように景色を満喫して、本来の目的地であるクロスターエバーバッハに向かいました。
試飲会は14時から18時までの開催なのですが到着は終了の1時間20分前でした。

試飲会の内容は次回書きます。
入るときにラッキーなことがありましたがここでは書けません。ご想像ください(笑)。






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最終更新日  2011.08.24 06:29:18
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