ヨーロッパ、ドイツワインについてのいろんなこと

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JUMI

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2012.11.03
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ライトなネタをはさまみます。

ドイツ最後の夜はミッテルラインのボッパルトBoppardのワイン祭りで締めました。
当初はコブレンツあたりに泊まろうかと思っていたのですが、ネットを視ていてボッパルドでワイン祭りがその日にやっていることを知ったのでこの街に泊まることにしたのです。

ワイン祭りはワインに関わる村、街では年に一回は必ず行われています。
2年前に訪れた、オクトーバーフェストのような ヴルストマルクト のような巨大なイベント、都市でその産地一体から醸造所か集まっているワイン祭り( フランクフルトのワイン祭り )、そしてワインの生産地でその村の生産者が出店している村の祭りまでさまざまな形態あります。
ボッパルトのは最後のにあてはまりますが、ボッパルトはミッテルラインでは一番栄えている街なので比較的規模は大きいほうかと思います。

生産地の村のお祭りは一般的には週末にのみ行われるのですが、ここのは2週の週末に開催され2週目は次の月曜日にも開催されます。なので予定がなかった僕のドイツ最後の夜に訪れることができてラッキーでした。 
ボッパルトを訪れるのは二度目です。前回 はここから自転車で隣のSpayまで行って 大好きな畑Bopparder Hammを見てきました。

CIMG3430.JPG

街の中心の広場で開かれていました。
奥にはステージが造られていてこの日の夜はずっとオーケストラ(市民団体?)が演奏をしていました。合間には降りてワインを飲んでいて中には椅子の下にワインボトルを置いている人もいてワイン祭りならではの光景で微笑ましかったです。
広場の近くに泊まったのですが、12時近くでもまだ演奏していましたが年に一回だから問題がないのでしょう。日本だったら苦情を言う人がいるからこういうことはできないでしょう。

CIMG3449.JPG


地元(近くの町も含めて)の方がほとんどで平日月曜の夜でも賑わっていました。
年間行事としてクリマスマルクトと同様毎年の恒例のイベントとして楽しみにしているのだと思います。
アットホームな雰囲気でワインを楽しむというよりその空間にいること自体が楽しかったです。

CIMG3431.JPG


広場のまわりを囲んで屋台が出ているのですが、地元の各醸造所のスタンドの他に食べ物の屋台もありました。こういう時の定番のフラムクーヘン(薄い生地のぴざのようなもの)の店もありましたが、僕はこれを食べました。豚肉を焼いたものです。けっこう大きめのが5枚くらい入っていて容器に入れている時にもういいよと思いながら見てました。通常はこういうのはパンに挟んで食べるのですが、過去の体験から非常に食べにくいのがわかっていていたので容器に入れてもらったらサービスなのかこんな量でした。写真はぶれててすみません・。


これを書くためにメモを見たら8杯飲んでいてびっくりしました。最後だから酔っても大丈夫という安心感でブレーキをかけなかったようです。
ミッテルラインのワイン祭りでは一杯が100mlなので多くの種類が飲めて助かります。地域によっては一杯が200mlや250mlのところもあるので。


CIMG3444.JPG

秋のワイン祭りといったらやはりこれですね。発酵途中のワイン、フェーダーヴァイザー。これは100ml以上入ってます。やはりみなさん飲んでいました。

このスタンドはAugust und Thomas Perllです。いかにも家族経営というかんじで微笑ましい光景です。このワイン祭りにはPerllの醸造所が3つあってびっくりしました。おそらく親戚同士だと思いますが。



僕はなじみのある好きな畑のFeuerlayを選んで飲みました。そしてミッテルラインといえばファインヘルプ(ハルプトロッケン)だと思っているのでそのシュペートレーゼを中心に飲みました。


Walter Perll、augst Perl、Toni Lolenzの3つの醸造所のワインを飲みましたが一番の好みはToni Lolenzでした。甘みはそんなに強くない作りだけど繊細さもあって好きでした。


このワイン祭りで気がついたのはリースリンだけではなくシュペートブルグンダーのWeissherbst(赤品種から作られるロゼもしくは白ワイン)をどこも出していたことです。しかもトロッケンの一種類だけではなくほとんどのところはファインヘルプか甘口も出していたことです。
僕は2種類飲みましたがWalter Perllのロゼのシュペートレーゼが好みでした。心地よいくらいの甘みで、赤品種ならではのしぶみも少しだけ感じられてリースリングの甘口に似ているけれど少しだけ違っていて面白かったです。

最近の傾向として、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)は辛口のしっかりした赤ワインではなくこういった軽く飲めるワインに仕立てるのが多くなってきているのかなと思いました。たしかにこの地域はこういう気軽に飲みやすいタイプのほうが向いているというのが飲んでわかりました。飲みやすいけれど安っぽさは感じないのもポイントです。
こういう路線に活路を見出したのかなと思いました。ラインガウでもロゼは多くなってきているしこういう傾向を僕は歓迎します。


ということで楽しいだけでななく収穫もあったドイツ最後の夜でした。

しめは2010のベーレンアウスレーゼにしました。10らしい強烈なさんでしたがたくさん飲んだ後の最後には最適でした。






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最終更新日  2012.11.04 02:49:34
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