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2008年07月08日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 いや、「反」ってわけではないんですけどね........

 某所のコメントで、「ヴェルディをドイツ人に歌わせる」云々って批判的に書いてる人がいましてね。いや、それほど引っ掛かるわけじゃないんだけど、最初、本当にピンと来なくって。何が問題なのか。
 で、暫く経ってから「ああ、ドイツ人に歌わせるなんておかしい、とかそういうことか」と、やっと腑に落ちたと言う.......

 別にいいやん、上手けりゃ(笑)

 いや、真面目に、歌手の場合にせよ何にせよ、「本場」ってのに拘る人っていますが、どうもピンと来ないんですよね。まぁ、そういうものを全否定する気はないんです。私だって「チェコ」ってのに弱くてですね......
 ただ、例えば「ウィンナ・ワルツはやはりウィーン・フィルに限る」とか、「やはりチャイコフスキーはロシアのオーケストラでなければ」とか、「やはりドイツ人キャストで揃えたワーグナーでなければ」とか、なーんか違うような気がするんですよね。そういうアドバンテージが決して無い訳ではないのだけれど.......

 大体が私自身「本場物」にあまり拘る気が無いのだと思います。
 実は、私がオペラ本格的に「面白いものだ!」と認識してどっぷり浸かり始めたのは、もう20年くらい前なのですが、イタリアで、アメリカ人が歌う、ロシア・オペラを観たのが本格的なきっかけなのです。もう全然本場じゃない(笑)
 そういや、長いこと最大の愛聴盤だったのは、カラヤン指揮のボエームとアバド指揮のセビリヤ。前者は、歌手こそイタリアだけどベルリン・フィルでオーストリア人の指揮。後者は、何と言ってもやはりプライのフィガロ!全然本場じゃないじゃん(笑)


 大体、日本で公演する場合、そもそも日本でやってる時点で全然本場じゃないのに、歌手の出自を拘ってどうするか、と。新国立劇場の合唱だって、時々何語だかわかんなくなるし。

 落語に「目黒のさんま」という噺があります。筋は今更説明しませんが、あれは落ちが「やはりさんまは目黒に限る」と殿様が言う所のおかしさであります。
 あれがね、「目黒のさんまはもっと旨かった」とかだったら、大しておかしくはないんですよね。たまたまさんまなるものを目黒で食して、それがあまりに旨いと思った。そこまではかわいい話だけれど、さんまが何処で獲れてどう流通するかも知らないで、通ぶって「さんまは目黒に限る」と勿体ぶって言ってみせる、その滑稽さ。

 ということかなぁ。







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最終更新日  2008年07月09日 01時43分59秒
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