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2008年07月06日
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カテゴリ: クラシック
 サントリーホール  15:00~
 2階右手

 マーラー:「子供の不思議な角笛」より
        死んだ鼓手 / ラインの伝説 / 高き知性への讃歌
      交響曲第5番 第4楽章
      「さすらう若人の歌」
      交響曲「大地の歌」より 第6楽章 告別
 <アンコール>
 マーラー:リュッケルトの詩による歌曲集 より


 バリトン:河野克典
 NHK交響楽団
 指揮:沼尻竜典

 「新・歌物語」なるタイトルのシリーズの最終回とのことでしたが、実は聞きに来たのは初めてでした。まぁ、元々ノーマークだったし。今回は、丁度予定が重ならなかった上、直前に安いチケットが出てきたので、行ってみたのでした。

 まぁ悪くはないんですけどね...
 正直、河野克典、それなりにいい声ではあるのですが、なんと言うか....
 声量に問題があると言えば言えないこともないんですが、「声量が無い」訳ではないのです。ただ、いかにも聞こえない。存在感が無いのか、なんなのか。
 今日のN響は第一ヴァイオリンが14本。コントラバスは6本とセオリー通りの編成で、サントリーホールでマーラーやるのには多すぎるということはないでしょう。演奏自体も決して荒っぽいなんてことはない。マーラーだけに元々とっちらかってるきらいはありますが、抑えるべきはきちんと抑えた演奏。
 で、そうしたオーケストラに対し、問題は、河野克典が負けてるんですよ。いや、一応ちゃんと聞こえてますよ。で、箇所によっては声量もあって、オーケストラを越えて聞こえて来る。
 ただ、なんというか、プレゼンスが弱いんです。存在感と言ってもいい。なんかこう上手い表現が見つからないんですが.....
 例えば、これでもっとこうスコーンと声が飛んで来る、というのであれば、それはそれでありでしょう。まぁ、そうじゃない。で、そうじゃない時に、最近多いのは、とにかく多少無理をして、フォルムを崩したり声自体を濁らせてでも歌ってしまう、というやり方。これは感心しません。でも、河野はそのようにはしない。それはいい。でも、結果的に、物足りないんです.....声量じゃない。この程度聞こえていれば一応はOKとする。でも、その一歩先にあるものが欲しい。


 なんか難しいのですが。

 決して悪い演奏ではなかったと思います、どちらかと言えば楽しんだ。でも、物足りない、のかな。「ああ、今日は歌を聴いたな」という感じがもう一つしないのです。N響の伴奏が、決しておかしなものではなかっただけに、尚更。

 プログラミング的にも、前半はまだしも、後半が「大地の歌」の告別というのは....... ちょっと退屈しました。正直。
 河野の声からしても、むしろリュッケルト歌曲集とかやればいいのに、と思ったら、アンコールが「私はこの世に忘れられ」。これは、確かによかった。同じようにやや「足りない」のだけど、「大地の歌」よりは楽しめました。







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最終更新日  2008年07月07日 00時17分54秒
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