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サウスバウンドお奨め度:8.0ポイント(10点満点中)この本面白かったよ奥田英朗と言う人の本は、初めて読んだんだけれど、たしか新聞の書評欄で見かけて気になってたんでチェックしてた本なんだよね奥田さんは『空中ブランコ』って小説で直木賞を受賞して、その後に書かれた受賞後第一作ということです以下は、楽天ブックスさんの紹介文ね「小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、ほかの家はそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。」小学六年生の少年を主人公にした本編なんだけれど、その父親っていう人が、全共闘時代の伝説の闘士っていわれていたらしい人で、でも子供にとっては、そんな過去のことは全く知らないことだし、自分たち家族にとっては全く関係ないことなんだよねこの父親は、全然普通の大人じゃない毎日家でゴロゴロして働こうとせずに、訳のわからない御託を並べて、周りの人間を困らせる、嫌われ者の困った父親なのであるその父親の型破りで真っ正直な生き方が、少年から青年に移りゆく子供の心にどのように影響を与えるのか現代の日本の父親が、子供たちに本当に伝えていかなければいけない事は何なのか?なんていうような、そんな読み方をしなくたって面白い小説だったよ少年時代のノスタルジックな雰囲気も思い出せるしね
Jul 18, 2006
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ビタミンFお奨め度:6.0ポイント(10点満点中)重松清の短編集重松さんの本を読むのは、『流星ワゴン』『疾走』に続いて3冊目なんだけど、借りて読むまで短編集だとは知らなかった (^_^メ)テーマは家族とか父親といったように、どちらかというと、この人の作品には女性よりも人生の境目に差し掛かった男性が主人公のものが多いのかなちょうど俺くらいから、もう少し下の世代の男性くらいの年代が、心の中に抱えているものをテーマにしたものが多いみたいビタミンは、Aから始まって様々な種類のビタミンがあるんだそうだが、Fというビタミンはないらしいよって、重松さんは「炭水化物やタンパク質やカルシウムのような小説があるのなら、ひとの心にビタミンのようにはたらく小説があったっていい。そんな思いを込めて、七つの短いストーリーを紡いでいった。Family、Father、Friend、Fight、Fragile、Fortune…〈F〉で始まるさまざまな言葉を、個々の作品のキーワードとして埋め込んでいったつもりだ。そのうえで、けっきょくはFiction、乱暴に意訳するなら「お話」の、その力をぼく(著者)は信じていた。」として、ビタミン『F』を小説にして作り出したのであるこの、ビタミンFのどれかが、疲れた心に効くといいんだけどねちなみに、直木賞受賞作だそうです
Jul 18, 2006
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恋バナ(赤)お奨め度:7.5ポイント(10点満点中)昨日書こうと思ってたんだけど、ヒデの事を書いているうちに、最初に思ってた方向とは少し違う方向に行っちゃって、変に時間がかかったので、今日改めて書きたいと思います前にも紹介した『Deep Love』シリーズとはまたちょっと違う、Yoshiの恋愛をテーマとした短編集ですこの本の他に、もう一冊『恋バナ 青』というのがあり、そちらはまだ読んでないんだけど、たぶんそちらも面白いと思いますいつも思うんだけど、この人の本はとてもわかりやすくて、作者が伝えたいと思っていることがストレートに伝わってきて、しかも、人間に対する優しさのようなものが感じられて、若い読者に人気があるのがとてもよくわかります実を言うと、お金を出して買うのはどうかっていつも思うんで、彼の本は図書館で見つけるたびに借りてきて読むんだけど、人気があって借り出されていて、ないことのほうが多い σ(^_^;)アセアセ...でも、古本屋なんかできれいなのを見つけると、必ず買うようにしています昨日、久しぶりに図書館へ行ってきました早速目についたのがこの本で、迷わず借りてきて一番最初に読んじゃった読みやすくて、だいたい1時間半もあれば充分読了できるのも、手軽でいいしねしかも、それでいて読み終わった後に、結構心に残るものがあったりする今回のテーマは男女の恋についてしかも、読者から届いたメールをもとに、実話をベースに書かれたものらしい短編集で、この赤本の中には、「傷」「恋」「告白」「愛」「平凡」という五つの物語が収められています五つとも、それぞれよかったんだけど、俺的には、最初の「傷」と最後の「平凡」がよかったかな内容は、読んでのお楽しみと言うことで、ここでは書かないようにしますひとつの物語だと、15分から20分もあれば読めちゃう長さだからね物語と共に、最後に読者へのメッセージとして五つの詩が収められているので、その中の幾つかを紹介してみようと思います恋と愛恋と愛の違いを聞く人がいる。たぶん、恋は相手から与えられるもの―。好きだと思えるものを相手がもっていて、それを自分が受け取っている。相手が与えてくれて成り立つもの。たぶん、愛は無条件に与えるもの―。見返りなどいらなくて、ただ、その人に与えてあげたい。そんな、自らが与えることで成り立つもの。親と子には、はじめから愛が与えられた。男と女には、与えられなかった。男と女には、恋が与えられた。でも、恋は、やがて愛になる。だから、恋は一番愛に近いもの。恋は愛の架け橋になるもの。出会い二人の出会いに感謝することは大切なこと―。いくつもの偶然が重なって出会えたこと。自分が違う選択をしてたら出会えなかったこと。こんなにたくさんの人の中から出会えたこと。ひとつでもズレていれば、出会えなかった。そんなことを考えていると、相手への想いが変わる。大切に思える。やさしい気持ちになる。偶然が当たり前になるとき、人は、それを大切にしなくなる。最初の気持ちを持ちつづけることは難しい。そんなときに、もう一度だけ考えてほしい。この広い地球で、二人が出会えた喜びを体中に感じたときのことを―。感謝したときのことを―。駆け引き「恋は、駆け引き」という言葉をよく耳にする。でも、本当にそうだろうか?「好きになったら負け」という言葉もよく耳にする。これも、本当にそうだろうか?本当は、「好きになったほうが勝ち」だと思う。人は、心からまっすぐに好きになれたら、そんな相手を裏切れなくなる。そんな「好き」は、愛に近いからかも知れない。でも、もっと大切なのは、恋愛は勝負事ではないことに気がつくこと。勝ち負けに、意味はない。大切なのは、勝ち負けを思わないほど、人を好きになること。大切なのは、そんな人に出会えること。どうでした?恋をしてみたくなりませんか?あのころの忘れていた気持ちを、思い出しませんか?俺にとっては、いつまでも忘れたくないもの、失いたくないのは、こんな気持ちだと思います
Jul 5, 2006
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昨日の夜、ドラマの「HERO」を観てる時だったな テロップで流れた『中田英寿引退』のニュース それを読んだ時は、さすがに少しビックリしたけど・・・ ブラジル戦の後のあの姿を思い出した時、「あぁ、やっぱり こういうことだったんだ」って気づいたどう考えても、少し早すぎる引退 あの時、彼の頭の中にはどんな思いが渦巻いていたのかな?自分の全てを出しきってやり遂げたとか、精一杯やり遂げての満足感とは、少し違っていた様な気がする いや・・・ 彼自身は、今現在、彼の持っている全ての力を出し尽くしたんだと思う その意味では、ある種の満足感はあったんだろうな でも、全て自分の思い描いていたとおりに。。 いや、たとえ結果が思い描いていたとおりじゃなくても、全てを出し尽くして、精一杯生き切った時に感じる充実感のようなものは、感じることはできなかった様な気がするたぶんそれは、彼自身がひとりのプレーヤーとして得られる、選手一個人の充実感だけでは満足しきれなくなっていたからなのかもしれない 中田英寿がサッカープレーヤーとして最も充実し、彼の中でのイメージとして最高のプレーができたのは、きっと前回の日韓ワールドカップの時期だったんだと思う でもあの時、彼はひとりのプレーヤーとしての充実感ではなく、もっと違う、もっと大きなものを掴み取りたかった彼はこう思った 「代表チームとして、もう少し上に行くことができた。もっと先に進むことができたのに・・・それができなかった」 が故に、次の4年間 つまり、この4年間に、その掴みきれなかったものを手に入れるために、全てを賭けてきたんだと思うでも、その夢は叶わなかった いや、前回、彼が到達できたと感じていたところにさえも辿り着くことができなかった 周りが違った 彼の思いと、彼の周囲にいる仲間たちとは、あまりにもその思いの違いにギャップがありすぎた ワールドカップという舞台にかける意識のレベルの違いにギャップがありすぎた 彼は、世界に自分のプレーヤーとしての力を示すために、自分を売り込むために、自分に厳しく、そして周りにも厳しくしていたんじゃない 彼は示したかった 自分が生まれ育った、日本という国でやってきたサッカーが、世界に充分通用することを! そして、そうした同じ誇りをもった、世界のそれぞれの国のプレーヤーたちと、そこでしか味わうことのできない真剣な戦い中で完全燃焼をしたかった 彼は、他の代表の誰よりも、代表チームを愛していたし、誇りを持っていた でも、彼の思い描いていたことは幻想に終ってしまった 技術やスピードは、世界で充分通用しても、その意識のレベルの差に違いがありすぎた 世界で戦いきるには、あまりにも幼稚でレベルの低いものだった まだ日本は、サッカーの世界においては世界の競合に比べると、高校生レベルに毛が生えたものでしかなかった そのことを、思い知らされたが故に、彼にはこの先の4年を考えることができなかった 4年で、その差が埋められるとは考えられなかった 技術はある程度追いつけても、意識のレベルの違いや、戦うことに対する執念とか、ワールドカップという世界最高の舞台に立つことができるプレーヤーとして の誇りや喜びというようなものは、今の日本のプレーヤーにとっては、それを熟成させるには、まだまだ時間のかかるものなのかもしれない 今、日本代表は、我々にとって、代表に最も必要とされるものを持ち合わせている、唯一の貴重なプレーヤーを失った 4年後・・・我々は、どんな気持ちで次の大会を見ているんだろう そして、彼はどんな気持ちで、その大会と代表チームを見るんだろう
Jul 4, 2006
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なんだぁ!!この高機能エディタってのは??よくわからんけど、楽天ブログも変わっちゃったもんだ (苦笑) ってことで、一時帰還です (笑)昨日、年一回の司法書士試験終りました。。。 結果は? 「どうだった?」なんて、聞いてくれるな おっかさん・・・・・ q(T▽Tq)(pT▽T)p 思っていたよりも、簡単でその癖にしっかりと、むちゃくちゃ難しかった。。。です。。。。。多分。。。。。。。絶対!! 試験終了後に、すぐ会場の出口のところで、たくさんの資格試験専門の予備校がズラ~~~っと並んで、パンフレットと共に、早速午前中の問題の解答速報なるものを配布してました さすがに、昨日はそれをみて答え合わせをする余裕はなかった・・・って終ったその足で、彼女に会いにいってましたから σ(^_^;)アセアセ... んで、今朝になって、どうしても気になって、朝早くから自分の選んだ選択肢と比べてみました 四校くらいのものをもらってきたんだけどさ~資格の○○さん!!(○には適当な文字を当てはめてくだされ)あんたんとこの第33問の答えだけが、他の予備校のと違ってるやんかぁ~ちなみに、俺の通っていた学校はその問に対する答えを二通りあげていました俺自身がどちらが正解か迷ったものだった (うん!やっぱりあんたんとこは偉い!!) って、そういう問題じゃなくてね。。。 思っていたより、勘違いとかが多くて出来が悪かったです。。。 ハイ。。。 ってことで、とりあえず一時帰還。。。。またいつ、いなくなるかってとこでしょうか (苦笑) 今夜、早速電話をくれた同級生の×× ありがとね試験の予定なんて、何も話してなかったのに、そろそろ今頃だろうって覚えててくれたんや その気持ちだけは、ちょびっと嬉しかった今夜でした ちなみに、今夜久しぶりに観たテレビドラマは、木村拓也の「HERO」だった今までのは観たことなかったけど、検事がテーマのドラマやったんやね検事もやっぱり、法律関係の仕事・・・ これからどうすんべぇかぁ。。。。。
Jul 3, 2006
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