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病院で腫瘍学会のチャリティのポーカー大会が開かれ、ホールはおしゃれなパーティ会場となって、ハウスはジェームズ・ボンドよろしく葉巻をくわえて嫌味を言いながらもウィルソンのポーカー指南をする。ウィルソンとカディはお互いに良い勝負で、ハウスはすっかりカディの手の内を読んでいます。ハウスはよほどポーカーは強いのでしょうね。もしかして昔から3人はポーカーをやっていたのかな?6歳の少年が血便で担ぎ込まれ、カディの患者であるけれど興味を持ったハウスが診察し、12年前に死なせた73歳の患者と同じ症状ではないかと疑う。ポーカーで日本ではやらないルールで、カードを配る前にもベットできるのですね。ハウスはエースのペアを持っていたのに、カディのブラフにさっさと降りてしまうところにその病気への関心の高さが判ります。この病名がまた難しくて"Erdheim-Chester disease"(エルドハイム・チェスター病)と言い、非常に珍しい病気で診断も難しく、ハウスはかつての失敗の敵討ちのような感じでキッズたちに病名を探らせる。もう今回は病気に関してはちんぷんかんぷんで(wiki)、見ているだけですね。(笑)それでも川崎病はなじみのある名前でした。もしその病気(エルドハイム・チェスター病)なら24時間以内に内臓がどんどんやられていって死に至るということで、ハウスは度々強硬手段に出ます。邪魔となるカディはウィルソンにポーカーの相手をさせ、時々かけるかどうか指示をしていました。(笑)始めに行ったテストでは症状が出ていな部分を検査していたのが、最後に決定的な症状が出て病名を突き止めることができ、適切な治療によって少年は助かりました。カディとウィルソンのポーカー対決は楽しいパートでしたね。ドレスアップしたみなさんはなかなかの見物。キャメロンのドレス姿を見て、Coolと言ったハウスが素直な反応でしょうか?キャメロンはうれしそうでしたが。それにしてもハウスのタキシードはセクシーでしたね~しびれるわ。患者の母親はThe 4400のリリー役Laura Allenでした。さすがに子供を思うお母さん役は似合っていました。Oscar PetersonOscar Peterson『Hymn To Freedom - Live』Diana KrallDiana Krall『Deed I Do』
October 18, 2007
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少女のレイプ事件を巡って、証言がころころ変わり、容疑者も次々と入れ替わっていくので付いていくだけでも根性が要ります。1話分の台本はどれくらいあるんだろうと、思ってしまいますね。被害者の少女役の子は「ヴェロニカ・マーズ」のリリーでしたね。とても個性的なので覚えていました。マイケル・オキーフはいかにも悪人ぽいので、先入観を持って見てしまいました。そういえば、先週のNUMB3RSで見たばかり。大学の寮の建設現場で16才のタンディ・マケインが両手を縛られた上、レイプされて見つかる。家族から失踪届が出ており、建設現場で働く義理の父ロンは、騒ぎになると娘を病院に連れて行くのを嫌がる。タンディも酷く動揺していたが、オリビアの強い勧めでレイプ検査を行い事情を聞く。タンディはバス停で大学生にパーティに誘われ無理矢理引き込まれたと言い、記憶が定かではないがその中に制服を着た男たちがいたと証言する。金曜の晩、確かに寮ではパーティが行われていたが、大学側は参加者の名前を警察に教えない。しかしフィンの知り合いが陸軍の候補生が参加していたという情報を寄こし、名前が判明したので個別に事情を聞く。それによると、タンディはパーティに来て楽しんでいたという。微妙に証言が食い違うので、ステイブラーの同級生の新聞記者を使って更に情報を集めることにする。しかし、マスコミがステイブラーの動きを勝手に報道して、無実の候補生ジョーが犯人と決めつけられて路上で騒がれ、車に轢かれてしまう。NYPDの刑事部長は事態を重く見て、ステイブラーに候補生たちとは接触しないように釘を刺す。収まりが付かないステイブラーは記者を締め上げ、新情報を聞き出す。タンディは土曜の朝近くの食品店に怯えた様子で買い物に来ていたという。手を縛られていたダクトテープの指紋を照合し、士官たちの写真を見せるとタンディは問題の士官を指さす。ところが、テレビ局がパーティでダンスに興じるタンディの様子を写したビデオを持っていると言う。このままではニュースになってしまうので、令状を取って差し押さえることにするが、判事は24時間以内の貸し出しだけ認めるという。撮影したのは士官のメンバーのうちルークで、自分はタンディに何もしていないと答える。未成年に酒を飲ませたので黙っていたという。現場で見つかった建材にはロンの指紋がたくさんいついていて、ステイブラーは過去に虐待の訴えがある義理の父がレイプ犯ではないかと追及してロンを興奮させる。ロンはステイブラーを殴った疑いで捕まり保釈されるが、マスコミの騒ぎは一段と大きくなり、タンディはテレビに出演して、悪いことをして嘘をつきその結果無実の人が巻き込まれたと証言を翻す。クレイゲンは嘘の供述は捜査妨害であると一方的にタンディを責め、ステイブラーに逮捕させる。オリビアはタンディが恐れているのは義理の父親だとして、許可を得てもう一度タンディから話を聞くことにする。すると、タンディは「しゃべるとパパが病気で死んでしまう」と誰かを庇っているようなことを言う。ついにタンディはレイプ犯が父親の会社の上司タッカーであると認める。親子は悩んだ末、タッカーを起訴することにする。裁判ではタンディが度々証言を覆したことなどが指摘され、評決はタッカーは無罪を勝ち取る。オリビアは親子に詫びるが、裁判を知ってタッカーにレイプされたという女性が現れた。第一印象で私も義理の父親が犯人だと思ってしまいました。(爆)今回の場合は未成年ですから合意も何もないでしょうが、それでもレイプ事件の起訴はどれだけ難しいか、というこれまでに散々繰り返された事実を改めて見せてくれたエピソードでした。このタンディもつい悪さをしてしまったけれども、レイプは自業自得だというのはやはり間違い。何と言っても、父親のような目で見守ってきたという会社の経営者が酔ったタンディを安心させた上、父親をだしにして脅してレイプを黙らせるという卑劣な行動は許されません。しかし、陪審員の印象が悪くて有罪にはできなかったんですよね。これもまた制度上の難しさなのでしょね。(泣)でも、勇気を持って訴えた事で他の被害者が名乗り出たという。今度こそ有罪にして欲しいものです。刑事部長(chief of detectives)は前にも出演したことがあったかも?とにかく雲の上の存在ほど偉いので、身につけている星の数が半端じゃない。NYPDの警察組織は他とはまた違うみたいですね。「チーフ」と言うと役職名となるのでアメリカのドラマを見るときは混乱するときがあります。
May 11, 2010
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今週もまたYelinaはお休みでした。でも、その替わり銃は一度も撃たれることなく、静かに、ねちねち、ニヤニヤとHoratioの意地悪ぶりが絶好調。いや~これこそがHoratioですよね。ますますハマります。いきなり大蛇!というグロい展開でどうなることかと思いましたが、2シーズンの天敵ともいうべきクラーボ・クルーズがカムバックして片を付けましたね。面白かったのは、「これは脅しか?」「いや、脅しではない。約束(Guarantee)だ。」Horatioは何か言い返さないとだめなんですね。ほんと、彼は「意地悪じーさん」だわ。(大爆)「俺が最後におまえに言ったことを覚えているか?」「セブンイレブンみたいにな(『私たちは年中無休です』)、ポリさんよ。」("Yeah, 'We Never Close' Just like 7-Eleven, Dawg.")さすがにHoratioもむっと来てました。(爆)その表情を見ているだけでも、楽しいです。(笑)外交特権があるので違法な薬物を密輸したクラーボを逮捕できない、しかし何とか国内に足止めしなくてはならない。ではどうやって?「俺に任せておけ。(You leave that to me.)」そしてご禁制のキューバ産葉巻の所持で逮捕!Horatioは2シーズンのあの時も「十分に」意地の悪いところを見せていましたが、今回はさらに「鬼の一撃」のおかげで、クラーボも知らなくても良かった彼の出生の秘密が暴かれ、哀れ彼の家族はバラバラに。最後はちょっと気の毒な感じもしました。でも、Horatioがうれしそうなんだな、もうやだ~(笑)Bストーリーの方は、身分詐称というのか、他人になりすまし事件でしたが、こちらもタイトル通りでしたね。若い女性に声をかけられついつい不正を見逃してしまったRyan君、本当においしい役です。すぐさま「上司に相談してきます。」と大汗かいてCalleighお姉様に報告、ご指導を受ける。さすが先輩Calleighは冷静ですね。今回はニコリともしません。そのかわり、こちらも敵に回すと怖い。決め手はこちらもDNAでした。(笑)そして、今週のRyan君はマイアミなのに長袖シャツにニットのベスト、と場違いなファッションでした。こういうとぼけたところは、やはりSpeedではできなかった役回りですよね。今週も新しくラボに入った男性(Price)がステキ♪あとでサブキャラに加えておこう。Valeraも髪が長くなってかわいかったです。DNAがメインだけに活躍しました。名前は相変わらずMというイニシャルしか判りませんが。ゲストの Sonia Bragaて、どこかで見たと思ったら、SATCでサマンサのレズの相手でしたね。さて、 来週はいよいよ?(泣)
December 28, 2006
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いつもとは違う、Law & Order風のエピソードでした。言いたかったのは「このご時世」だったのかな。ロングアイランドの高校の教師パトリック・ミラーがトラブルに巻き込まれたような電話を最後に、戻ってこないと交際相手から届けがあった。昨夜7時半ころに、コニーアイランドから緊迫した様子で「警察を呼べ」と電話をかけてきて、叫び声が聞こえたが、その後携帯の電源が切れたという。ミラーは昨日はある生徒と口論になり、頭を冷やすために散歩にでかけたという。ミラーの教師としての経歴には問題なく、最後に電話をかけた場所の近くにミラーの車が残されていた。車には血痕が飛び散っており、地面には大量の血液があった。ミラーは何者かに激しく殴られ、その後車に載せられたようだ。口論となった生徒に話を聞くが、ミラーは熱血教師で成績などについて言い合いになりカッとなったという。生徒にはアリバイがあり、逆にミラーが高校の駐車場で男性と揉めているところを見たというので、防犯カメラの映像をチェックすると、マックス・ベイリーという男と口論して胸を小突きあっていた。実はベイリーはミラーが同居しているヴァネッサの夫で、ヴァネッサは離婚を望んでいたという。ベイリーは離婚を認めず、しつこく復縁を迫っていたが、ヴァネッサは離婚したらミラーと結婚すると伝えた。スコラとクリステンがベイリーの仕事先を訪ねると、ベイリーは銃を向けてきた。借金取りだと思ったと言い、ミラーに関しては小児性愛者だと主張する。ヴァネッサから聞いて、妻には近づくなと言うためにミラーを尾行していたところ、少女と親しくしているところを見たというのが根拠だが、ミラーはこの事を黙っておくようにと口止め料を渡そうとした。ベイリーのアリバイが確認され、ベイリーとミラーがやりあったところが防犯カメラに映っていた。確かにミラーは少女と抱き合っていたが、校長先生はミラーにはそんな疑いはないと言い切る。しかし、ミラーの教卓を調べると、Jというイニシャルの人物から「あなたなしではどうしたらよいかわからない、会いたい」というメモ書きが見つかった。メモから指紋が検出され、高校の在校生で2年前にメキシコ・タンピコから一時亡命しているジェシカ・サンチェスとわかる。叔母の家に身を寄せているジェシカに話を聞くと、ミラーはギャングに身を置くジェシカを救い出そうとしていたという。ジェシカは13歳でDT15というギャングに入り、それから抜けるために嘘を言ってNYに来たが、こちらのメンバーに見つかりグループに引き戻された。ミラーは親身になりジェシカを救うと言っているのをギャングに聞かれてしまい、殺されてしまった。ちなみに、ジェシカは抜けたいという本心を仲間には知られていない、もし知られたら殺されてしまうと訴える。ジェシカはミラーに救いを求めたためにミラーが殺され、責任を感じていた。殺した犯人についてはわからないというが、遺体発見に協力した。ベルはジェシカのギャングとしての過去について話を聞く。リーダーから命令されれば拒むことはできない、何と14歳のときに仲間を裏切ったものを殺したという。それは叔父に銃を突きつけられて、殺さなければ自分が殺されるという状況でのできことだった。カスティーヨはジェシカの身を守るため、証人保護の対象にするという。しかし検事局を納得させるのは難しいことだった。ジダンは自分なら人を殺すより、銃弾の方を選ぶと言って、ジェシカを信じるベルと意見をぶつけあう。ジェシカが証人保護にふさわしい人物であることを証明するため、FBIはジェシカにカメラを付けさせ、ミラー殺しの実行犯の証拠をつかもうとする。ミラーの身体から採取された唾液は、DT15のマルコ・ゴメスのものであることがわかり、ジェシカはギャング仲間がたむろするアーケードに向かう。犯人に殺しを認めさせるのが目的だが、逆にゴメスはジェシカに「ケイラをパーティに招待しろ」と求めた。これはケイラを殺せという意味で、FBIは対応を検討する。今捜査をやめれば、ジェシカは危険になり、ベルは捜査を続行するべきだという。何とかジェシカが疑われないようにゴメスらを信じさせ、ケイラの身柄を確保して切り抜けようと考えたFBIだったが、ケイラの行方がわからない。ジェシカはギャングのアジトに入り、FBIは突入のチャンスを待った。ゴメスはジェシカの忠誠に疑いがあるのでケイラを殺させるという。ケイラは他所のギャングとつるむなど忠誠心が足りないので、見せしめのために殺さなければならない。その時、ケイラが連れてこられ、ゴメスはジェシカにナタを手渡した。今すぐここでケイラの首を斬れという。FBIが突入しようとすると、一同は笑い出し、これはジェシカを試すテストだとわかった。ゴメスらはジェシカが抜けるという噂を聞き、確認する必要があったと言い、ミラーを殺したと白状する。これで自白が得られたとして、FBIが突入してギャングメンバーを逮捕するが、保護プログラムに入るはずのジェシカを移民関税執行局が勾留してしまう。ジェシカに退去命令が出ていると言い、ベルが激しく抗議しても通用しなかった。カスティーヨが手を回したが、移民関税執行局はギャングに属する凶暴な移民は送還の対象となると譲らない。いくらFBIの捜査に協力したといっても、メキシコに戻されたら殺されると訴えてもだめだという。FBIとしても何とかジェシカを守るために異議申し立てを行い、ベルが必死でジェシカの勇気ある行動について証言するも、判事は法にしたがって、退去命令を出すと決定してしまう。ジェシカは故郷に送り返されて殺されるのでしょうね、後味が悪いなあ。後日談があって、ベルと再会するストーリーがあったら良いのに。2年前だから彼女は15歳でおばさんを頼ってアメリカに渡ったのですね。親戚を頼るとどうしても組織にバレてしまうでしょうが、わずかに15歳の子供ではできることは限られるでしょう。それでも勇気のある行動で、そういう生き方はアメリカ人は好きそう。子供に人殺しをさせてまで、組織の引き締めをはかる組織は、結局みんな嫌々参加しているということですね。やるせないですね。FBIとICEとの管轄権争いの背景には、移民に厳しい目が向けられる「ご時世」の影響があるのかな。人道的にジェシカを助けたくても、手続き上亡命申請は保留の身、今もギャング組織に属しているのなら送還の対象とは、そもそも送還ありきの対応ですね。ジダンの彼女モナの力も及ばなかったか。いつものカスティーヨの人脈でもだめだったのか。あるいは判事によっては認められたかもしれません。ところでナタといっても、あれをマチェーテと呼ぶと、個人的には大好きなダニー・トレホさんを思い出してしまって、正義の味方はいないのかと言いたくなりますね。ジェシカを信じて必ず守ると約束したベルのショック、罪悪感が後を引きそうです。ミラー先生は英語の先生なのでたまたまかもしれませんが、字幕をわざわざつけていたマヤ・アンジェロウの「歌え、翔べない鳥たちよ」ですが、ジェシカの運命とは関係あるのかなと思いながら見ていました。
March 18, 2022
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『多すぎた病名』今回は邦題の方が上手いですね。原題は「オッカムの剃刀」という言葉を単に使いたかっただけという気もします。22才の大学生、ブランドンがフィアンセと激しいSEXをした後、意識を失いERに運ばれる。血圧計に反応しないと言う言葉で、ハウスは興味を示す。症状は、咳、発疹、熱、腹痛、鼻炎などで感染症を疑うが、当てはまる病名が見つからず抗生剤のせいか、患者は腎不全になってしまう。ハウスは甲状腺機能低下症と副鼻腔感染の2つで全ての症状が説明できると主張し、とりあえず治療を開始。検査を続けてウィルスを特定しようとする。そのうち、発疹がなくなり熱も下がるが咳が続き、検査の結果、どちらの病気の可能性も否定される。それだけでなく白血球が減少しブランドンは免疫不全状態となってしまう。ブランドンは無菌室に入れられ、フォアマンが骨髄検査するが病名がわからない。ハウスは、症状が咳から始まった事で、医者から間違って痛風の薬を処方されたのではないかと考える。実際、入院してから咳が止まらないのでブランドンの母親が咳止めの薬を飲ませていたことがわかるが、薬は確かに咳止めの薬だった。ウィルソンの薦めで、心臓にカテーテルを入れて原因を探る手術を始めたが、途中で心臓の動きが悪くなり、命は取り留めたがブランドンは指先に痛みを感じたという。それを聞いたハウスは、ブランドンがドラッグのエクスタシーを試した時に、中に含まれていたコルヒチンの影響を受けたのではないかと考える。コルヒチンは心臓が血液を送り出す働きを鈍らせる作用があり、さまざまな臓器に影響が出るのに時間差があるという。早速コルヒチンの抗体を投薬したところ、ブランドンの症状は改善する。キャメロンから咳止めの薬を処方されたブランドンは、母親からもらった薬とは違うと指摘する。ハウスは薬局の薬ビンを全てチェックし、咳止めと同じ色で、文字が打ち込まれた痛風の薬を発見する。このエピソードも、病気の解明がかなり判りにくい展開ですが、吹き替えで聞くとなおさら判りにくいですね。普段は字幕で見て、一旦停止しながら読んでいます。(爆)病名などは文字の方がわかりやすいのですよ。また、原語を聞くことでギャグがわかることもありますし。ところで、今回初めて知ったのはヒュー・ローリーの頭頂部が薄。(爆)え~そうだったのか!ということは、後のシーズンではメイクさんが何とかという振りかけるタイプの増毛をしていたのですね。ドラマとは関係ないがちょっとショックです。クリニックでは、カディに反抗してストに近い状態のハウス。勝手に診断すると独りよがりだといわれるからと、診断をカディやウィルソンに任せて、その間ゲームをやっておりました。それでも、会社を辞める女性には保険がきく間に全ての検査をやってやろうという、優しさも見せますね。カディもわざとハウスをいじめて楽しんでいるように見えますが、何かと張り合っている2人。ウィルソンから「気があるんじゃないの?」などと言われて、なるほど、ドラマ的にはこの組み合わせを始めから狙っていたのか。シーズン3まで見たところでは、すっかりカディ/ハウスシッパーになってしまった私ですが、本国シーズン5では2人の関係がBONESのように取りざたされていたそうです。楽しみだな。そして、チェイスとキャメロンもしっかりネタ振りしていますね。SEXで人は死ぬ、死なないと取りようによっては危ない話を口に出したキャメロンを、純情な?チェイスが意識し出す。フォアマンはしっかりその様子を見ていて、間を取り持つ形になっていました。それを受けて、キャメロンがチェイスに「女性とSEX」というテーマで事細かく話していたのは、KYというよりも、完全に確信犯ですね。もうこれでチェイスは完全に刷り込まれてしまい、キャメロンを食事に誘って断れておりました。かわいそうに。(爆)
June 1, 2009
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今週はちょっと外れかなあ。事件よりはオリビアの心情に触れたエピソードで地味でした。連続4件のレイプ犯として、マイケル・ガードナーが逮捕される。犯行手口は被害者の首を絞めて失神させ、レイプした後、身体を切るというもので、現場に残っていた指紋が唯一の証拠となった。ただ、4人目のキャリーは途中で意識を取り戻し犯人の顔を見たので、オリビアは面通しに立ち会わせることにする。その時、キャリーにレイプカウンセラーのベサニーが付き添っていたが、面通し前のカードナーにベサニーを見られてしまう。キャリーは面通しでガードナーを犯人であると認め、保釈後のガードナーを恐れる被害者たちは保護命令を申請した。これは、自分たちの居所を裁判所に届け出て接近禁止を求め、その際にガードナーにも住所を知らせることになるのだが、保釈されたガードナーは案の定被害者たちの前に現れ、再び逮捕されてしまう。4件まとめて起訴されたガードナーは、自ら弁護すると言い、分離審議を求め証拠の有無などから、キャリーの事件しか起訴に値しないと主張して認められる。補助に弁護士のラスがついていたが、ガードナーは法律をよく調べてキャボットと闘い、キャリーの面通しについても、自分を見かけたベサニーがキャリーに入れ知恵したのではないかと追及する。判事はベサニーから証言を得ようとするが、レイプ被害者のプライバシー守秘義務を重視したベサニーは態度を硬化させる。それでも、オリビアの説得で判事に証言し、ガードナーの承認要請は却下される。その後、ガードナーは失踪してSVUはやけになったガードナーが次の犯罪を起こすのを防ごうとするが、新たにレイプ殺人が起きてしまう。被害者の手首に残っていた歯形から、犯人がガードナーであると特定され、小切手を監禁していた情報を得たSVUは、監視ビデオからガードナーが弁護士のラスと一緒だったことを確認、ラスの自宅へ逮捕に向かう。しかし、すでにガードナーはラスに刺し殺されており、彼女は凶器が車内にあったことを問い詰めたのにガードナーは認めなかったので殺したと答える。要するに弁護士はガードナーの愛人だったわけですが、自分の女には乱暴しなかったのでしょうか。どうせなら、最後までこの男に裁判で闘わせたらよかったのに。弁護士が殺してしまう理由がよくわかりません。犯人はレイプするだけでなく、「二度と顔を見たくない」という被害者たちの心情を逆手にとって、あえて弁護士となって裁判で被害者と顔を合わせ、証人質問で嫌な質問をするというのが楽しみだったわけですね。ところで今回は珍しくオリビアが弱気になって、ステイブラーに対して「私は何のために仕事をしているのだろうか」と言わせるのがメインだったのかも知れません。そのきっかけになったのは、無理矢理証言させたベサニーが他の事件からも証言を求められることになって、レイプ被害者たちから信頼できないと、カウンセリングを断られたということ。うるうるしているオリビアに、自分も家庭を犠牲にしているステイブラーが慰める。常に犠牲者を第一に考える君じゃないとこの仕事はできない、みたいに言われてしまいちょっと気の毒でした。マンチやフィン、グレイゲンらもいるのにね。それを思えば、キャボットは氷のハートですね。凹むことはなさそうです。(笑)
June 23, 2009
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『究極のリフォーム』事件は深刻ですが、ゆるゆるといつものように面白かったです。これが「クローザー」の魅力なんですよね。そして、フリッツのブレンダへの愛には感激しますね。ところで、弁護士ギャビンQ役の人、どこかで見たことがあると思いながら見ていましたが、そうか、LOSTやスーパーナチュラルのあの人(Mark Pellegrino)でしたか。全く違うイメージでしたね。家を売るときは、欠陥について情報公開しなければならないという法律があるとは、さすがアメリカ、LAだなあ。ブレンダはレイダー警部の紹介するギャビンQ・ベイカー弁護士に話をして、費用が25000ドルもかかると聞いて急に金銭問題に敏感になる。高級住宅地で庭に擁壁を作る工事をしていたキング家で、建設検査士が壁の下から遺体を発見する。工事は許可申請されておらず、解体することになって掘り返したら見つかったという。遺体はビニール袋に包まれており、工事にかこつけて埋められたと思われる。工事のことを知っているのは、依頼主のロン&デビー・キング夫妻と施工担当者と、この家の庭を見渡せる隣の住人だと見たブレンダは近隣の聞き込みを命じる。工事責任者のロマノが遺体に巻かれたガムテープを所有しているため、話を聞く。今日の検査については、人手不足で遅れていたのだと言い訳する。遺体の指紋から、被害者は性犯罪者として登録されているジョン・デールと判る。デールはキング家の隣に住み、彼の情報はインターネットに出回っていた。検死で頭に丸頭ハンマーによる打撲が見つかるが、致命傷となったのは後頭部に空いた円錐形の傷だという。デールの自宅にも近辺にも血痕は見つからず、ガムテープからも指紋は見つからなかった。デールの家の隣の家を所有するターナー夫妻によると、夫妻の家は半年前から売りに出ていて、オープンハウスにしているため、常時人が出入りしているという。一方、キング家では引っ越してきてからデールの事を知り、娘のケイラを守るために神経質になっていたという。とにかくデールとは接触せず、話をしたこともないというが、ブレンダはキング夫妻をしばらく監視することにする。親と離されたケイラはブレンダに対して、パパとデールが庭で喧嘩をしていたと証言する。デールはキング夫妻に工事の音がうるさいと苦情を言っていたらしい。しかし、そもそも申請が出ていない工事になぜ検査士が来たのか、ブレンダは疑問を抱く。フリッツはブレンダがあまりに節約モードになったため、弁護士費用を市に援助してもらえと言う。ブレンダはポープに頼むことにする。LA市の建築物検査士のアギーレは、人員削減で人手が足りず、ロマノはしびれを切らして工事を始めたのだろうという。しかし、いずれ家を売るときには無許可の工事をしたことは法律で告知しなければならないという。検査に来たのはメールの苦情が来たためで、デールの名前が書いてあったというが、受け取った4日前にはデールは死んでいたことになる。犯人がメールを送ったのなら、わざわざ発見させたのはなぜか。フリッツは内緒でギャビンに会い、自分の親の遺産の金を裁判費用として支払うという。ただし、ブレンダには市から援助されたと言って欲しいと頼む。ブレンダは客を装ってターナー夫妻の売り家の庭を調べる。庭には死体を載せて運んだと思われる手押し車や、轍の跡、そしてとんがり頭の妖精の置物があった。また、敷かれたタイルに漂白剤が使われているのを発見する。家の中を調べると、クローゼットに漂白剤のシミのあるスニーカーとズボンが見つかった。ターナー夫妻はブレンダの取り調べに対して、妻がデールにレイプされそうになったので正当防衛で突き飛ばしたらとんがり帽子がデールの後頭部に刺さって死んだと言う。しかし、状況から事故ではなく、小児性愛者のデールが妻を襲うのは考えにくく、庭仕事の道具はデールが死んだ前の日に夫のクレジットカードで購入されたことが判っていた。庭師は凶器のとんがり帽子の妖精の置物を処分させられており、とんがり帽子は被害者の傷とも一致した。夫はデールのおかげで家が売れなくなったので殺したと認める。ブレンダはフリッツがギャビンの弁護費用を払ったとも知らず、ポープが助けてくれたと思い込む。ポープが市長に掛け合って費用を出してくれたと、無邪気に喜ぶブレンダを見つめるフリッツの微妙な表情。フリッツとしては、節約に目覚めたブレンダに好きなテレビも止められ、新聞も止められ、市民として外部と繋がる電話も止められしかたなく、ということなのでしょうが、やはりここは彼の愛を感じますね。でも、家に帰るとブレンダが料理をしていて冷や汗がたらり、というのは判るなあ。(笑)ブレンダもその程度で弁護費用の足しになると思っているところがかわいいです。そのイライラは重大犯罪チームへも向けられて、みんなが「え?」という顔をしているのが面白い。ポープはとことんダイエットネタでいじられますね。ケイラの子守りを任されたり、すっかり「暇な人」扱いです。サンチェスはやはり子供には優しい刑事さん。ところで、オープンハウスの管理人役はBONESのペラント役Andrew Leedsでした。見たとたん犯人かと思ってしまいました。(笑)弁護士のギャビンは相当なくせ者というか、高給取りなのは優秀だからでしょう。だからレイダー警部も推薦したのだと思います。一方、原告の方の弁護士もかなりの個性派ですので、裁判シーンは今から見物ですね。
January 7, 2013
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ゲストがLOSTのマイケル・エマーソンでした。Criminal Instinctに続いて2回目、この人が出てくるともう犯人以外は考えられない。(爆)事件は想像するのも恐ろしい、しかし事件の背景には本当に腹立たしく感じてやりきれません。途中語られていた人身売買などの数字は事実なのでしょうね。他所の国のことだからと言っていられない気にさせられます。公園で頭部と手足を切断された男児の遺体が発見され、近くに何かの儀式を行ったような形跡があった。該当する失踪者を探すが届けがない。生きたまま切断されているなど、行為がサンテリア教の生け贄の儀式に似ていて、現場に残されていた蝋燭を販売した輸入商から、信仰している教会の司祭に話を聞く。司祭は購入した蝋燭を信者らに分けていたが、その信者のリストを渡さないため、令状を取って家宅捜索するが被害者に通じる情報は出てこない。検死医が遺体の髪の毛や皮膚から生育環境などを分析すると、被害者は西アフリカ、ナイジェリアのベニンシティ出身で、ニューヨークには4週間程度滞在していると判った。SVUはこの子供が儀式に使われるためにナイジェリアから人身売買で渡ってきたのではないかと考え、ナイジェリアのNY駐在のマブダ領事に話を聞く。マブダ領事は多くの子供たちがアメリカや欧州に、家事労働や性の奴隷として人身売買で連れ去られて事を話し、最近弟を探しているという少女ナイーマから電話があったという。居所がわからないので、通話記録から割り出して金持ちの家でメイドとして働いているのを突き止める。ナイーマによると、弟アジャニと共にアメリカで勉強させてやると言って売られてきたが、監禁された後、自分だけ白人家庭に買われたという。ニュースで事件を知り、弟のことが心配になって電話していた。早速ナイーマを買ったレイモン夫人を奴隷を保有した罪で逮捕し、仲介した人間を聞き出そうとする。それによると、ロングアイランドの倉庫にまだ子供たちが監禁されており、アジャーニを連れ去った男の事を覚えている子供もいた。その後、他の子供と一緒に保護されたナイーマは、姉弟の母親がお守り代わりにおそろいのイケンガ人形と手作りの袋を持たせてくれたと話す。再びサンテリアの司祭から信者以外の白人に蝋燭を売った先を聞き出し、美術商のマギー・シェイという女性がナイーマと同じイケンガ人形を持っている事がわかった。マギーは夫であり、ハドソン大の教授のアランがフリーマーケットで購入してプレゼントしてくれたという。SVUはアランが性の奴隷としてアジャニを買った後、サンテリアを真似て殺したと見て、家宅捜索をする。しかし手作りの袋は見つかったが、殺害の証拠は見つからない。ステイブラーはアランを逮捕し厳しく取り調べ、妻が買い付けから予定より早く帰ってきたために、慌てて殺したとの自供を得る。実は、明日次の「荷物」が届くというので、SVUは人身売買に関わる黒幕の男の名前を聞き出す。その男、マーティン・ボスはナイジェリア人でインターポールでも手配中で、フィンとマブダ領事が子供が欲しいと装っておとり捜査を行う。危険を察してボスが逃げ出したのをフィンが逮捕し、居直るボスに領事が取引を行い新たに到着した子供たちの居場所を聞き出す。終わってみればフィンが熱く、大活躍でした。マンチ以外の人とコンビを組んで、おとり捜査も珍しい。ラストはCSI:マイアミ風。始めの方はサンテリア教に対する偏見なども出てきて、司教に詰め寄るステイブラーが非難されました。サンテリア(ブードゥー)の話はBONESでもCSI:マイアミもあったなあ。いくら信仰の自由といっても、奇異の目で見られてしまうのでしょうね。ノヴァクの近隣の人の証言は日常のトラブルもあるので使うことは難しい、というのは納得でした。子供の人身売買については、本当に酷い話です。とにかく一刻も早く捕らわれた子供たちを救い出したい。そのために単に逮捕するだけでなく、情報を得るために積極的に取引を持ちかけることになってしまった。NYでは40年間死刑はないが…という台詞は決まり文句なのでしょうか。ところで、生育した場所を特定するのに、骨に含まれるストロンチウムを利用していましたが、この方法もBONESでよく使う手法ですね。空気や水に含まれる特徴的な物質を法医学者たちが研究していると言っていましたが、当然その中にはキャシー・ライクスも含まれているのでしょう。ドラマだけに「そんな簡単に判るの?」という面もありますが、科学捜査がどんどん取り入れられているのを感じます。
January 11, 2010
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「インターネットセレブ」といって、誰かが投稿した写真で昨日まで無名の人が急に脚光を浴びて、どこへ行っても携帯のカメラに追っかけられる、そしてターゲットがどこに出現したか報告するサイトに投稿される、というのは極端かも知れませんが、3シーズンの"Flash Mob"、4シーズンの"Urban Hellraisers "で出てきたヴァーチャルシューティングゲームなどと同じように、テーマとしては悪くないと思いました。サイバーネタだけに画面もクール。なんと日本語が出てきて、東京の若者もネットセレブに夢中、というシーンがあったのには驚きました。これまでにマイアミで日本ネタは皆無だっただけに、これはもしかして日本に対するリップサービスか?とうれしくなりました。有名になるのは迷惑であるけれど、誰も自分に興味を持ってくれないのも寂しい。娘が有名になって『お仕事』が入り舞い上がる母親もわかります。しかし、父親は心配でならない。娘を守りたいという気持ちはHoratioにも痛いほどわかったでしょう。その「インターネットセレブ」のキャンディスの恋人がアーチェリーの矢を受けて死んでしまった。キャンディスの警備のためにHoratioはまだ復帰手続き中のRyanにボディガードを任せる。今シーズンに入ってRyan君はすっきりしましたね、キュートなマスクでかわいい♪お馴染みのStetlerによると、Ryanの復帰は間もなくのようです。しかし、Rickはわざわざそれを言いに出てきたわけではなかった。なんと、Horatioもサイバー・ストーカーに狙われている?これについては命が危ないので警護を着けようかという。ふふんと笑って、「そんな危険は毎日のことだ」というHoratioですが、Rickの心配しているのは署の上部では外部に晒されていることに懸念を持っている事らしい。Horatioには上にも敵がいるのでしょうか?どうも最近のRickは一時の嫌われ者というレッテルを外して、Horatioのお友達になりたがっているよな印象です。ちょうど、"Dr. HOUSE"のハウス医師とウィルソン医師みたいな関係。(笑)Horatioをつけ狙っていたのは、5年前にHoratioによって大量殺人で起訴された男の息子らしいのですが(そんな事件あったかな?)筋違いの逆恨みをされても、Horatioは相手が判っているだけに怖れはしません。むしろ「正しい選択をしろ。同じ道を歩むな。」と父親のような態度で接します。でもバカ息子にはHoratioの配慮は伝わらないですね。(泣)「私も家族を失った。お前の気持ちは判る。」銃を盗んだ犯人に「そんなことはしないと思ったのだが。本当だぞ。」"I was hoping you wouldn't, son. I really was."「俺を撃って見ろ」最後は見事にHoratioが締めてくれました。あ~しびれる~!実は今シーズンのテーマは「父と子」なのですね。ストーリーは詰め込みすぎず適度に緩くてゲストのキャラクター付けも納得できたし、レギュラー陣の出番もちゃんとありました。キャンディスを襲った犯人逮捕にRyanが機転を利かせ、ラボにやってきました。"That's not bad, Wolverine."つい軽口が出たEricに、Calleighは「私たちみんな、あなたがここに戻ってくるとつい興奮しちゃうのよね。」と答えていました。復帰はもうすぐかな。Rickだけでなく、Frankも彼なりにHoratioを心配しているのが良かったですね。Hummerを傷つけられ、警察バッジを奪われて、「大丈夫なのか?」"Is everthing all right with you?"「いや、俺にはどうしようもできない。」"Nothing. I can't handle."肩を落とした姿がHoratioが寂しかった…今シーズンからAVラボの女性技術者Samanthaが入りました。Dan Cooperはもう出てこないのかなあ、好きだったのに。彼女、ラテン系なのでマイアミ向きかも知れませんが、普段からそう言う人が事件がらみで大勢出てくるので、逆に目立たない感じです。彼女が操作するディスプレイが、以前にも登場したようなバーチャルキーボードとiPhoneのようなタッチ式の入力画面を組み合わせ、しゅっと手裏剣を飛ばすように前のディスプレイに飛ばします。(笑)これは非常におしゃれでかっこいいです。Horatioのストーカーサイトには思わずニヤリですね。Placebo『Running Up That Hill』
October 19, 2008
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ヘティを救え!、結末編。ゲストも多くて、ちょっと散漫になった感じがしますが、まあ良かったかな。オマージュなのか「地獄の黙示録」を思い出したりしました。ヘティの身柄を「買った」のは、因縁のある人物だった。男はダンにヘティを着替えさせろ、という。カレンらは、チェグウィデンらが訪れたバーを訪ねる。密入国した上に、現地警察に目をつけられ尾行されているが、何とか振り切る。ウェイトレスがチェグウィデンの連絡先を知っていたため、追跡することにする。しかし、踏み込んだホテルには「帰れ」と書かれたメモがあるのみで、カレンたちの動きを予想していたらしい。ネルはヘティのベトナムでの活動を調べるため、ヘティの古い資料を探す。そこに、モーズリーから要請を受けて姉のシドニーが手伝いにやってくる。2人は、ヘティ宛の手紙を私書箱で預かっていることに気づき、モーズリーに令状を請求するように頼む。するとヘティの数ある偽名のマギー宛に、ベトナム人女性からカードが届いていることがわかった。ヘティはキム・グエンのアメリカ移住に手を貸したようで、ボートハウスに呼んで話を聞く。キムは、ヘティらの古い写真を見て、彼らのことを覚えているという。さらにその写真を撮影したのは、ハリスかハリソンという名前の若い男だったと証言する。キムからヘティが仏教の僧院に出入りして、人探しをしていたとの情報を得て、カレンらはタイニン省の僧院へ向かう。僧侶はヘティが男と会っていたと話すが、そこに2年前トニーが身柄を引き取ったリオこと、ジェフ・キャロルが現れる。リオは何やら僧院に潜入中というが、アメリカの諜報員が競売にかけられると聞いて注目していた中、チェグウィデン、ブリッジズ、ラングストンが姿を見せたという。カレンらはリオの手引きでチェグウィデンらと合流し、ヘティの救出作戦について聞き出す。ヘティは希少動物の密猟や密輸などに関わるダンのアジトに監禁されているという。武器とヘリコプターの手配は済んでいるが、隠密作戦でドローンや衛星画像からの情報を得ることができない。ネルはモーズリーに、何とか衛星画像を手に入れてほしいと懇願する。モーズリーは海軍長官に頼み、現地の映像を手に入れる。カレンらは、ジャングルを進み闇にまみれてダンのアジトを襲う。ヘティは片目を失った男から拷問を受けていた。チームが突入し、ヘティはカレンに救出された。死んでトラに食われたと言われていたキーンは生きていて、救出される。ヘティはダンをトラの檻に入れてベトナムを去る。シドニーが何かとネルに辛く当たるのを見かねて、エリックがシドニーを批判する。シドニーは他人に「いじめっ子」と指摘されてショックを受けるが、事実を認めてネルに謝る。姉妹は捜査で協力し、仲直りをする。おっさんチームはそこそこ良い仕事をしていたわけですね。金も用意して、それなりの準備をしてくれたから若い者チームがすんなり作戦を実行することができた。なので、あまり文句は言えません。年寄りを冷やかすだけでなく、もうちょっと、おっさんの出番があっても良かったと思います。でも衛星画像があれば突入シーンは普段とそれほど変わらないですね。ジャングルの演出は、いかにもお手軽な感じで残念でした。ヘティを拷問していた人物は何者だったのか、もう少し説明してくれても良かったのに。リオはシーズン7のエピソードでは何者かよくわかりませんでしたが、結局CIAの諜報員だった?今回出てきたつながりもよくわかりませんでしたが、この人よほど制作陣に気に入られているのかなあ。モーズリーは自分の首を覚悟でヘティの救出に協力したのですね。ということは、これで責任を取らされるのかしら。考えてみると、このためのキャスティングだったのかも。ネルとシドニーのギスギスした関係をエリックがビシッと言ったのが、このエピソードで一番良かったです。(笑)確かに何でそんなにシドニーが妹にきつく当たるのか、という気もしましたが、ジェラシーやら何やら家族ならではの複雑な思いがあったのでしょう。姉妹ながらの仲直りでしたね。
October 19, 2018
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『異分子』エモーショナルな別れのエピソードの後は、明るいモードのできすぎな展開で、とても楽しく見ました。パーカー捜査官のキャラクターにもよるのでしょうが、何度も話題にしていた「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」をイメージしていたのかなと思いました。軽いだけでもなかったし、印象に残る回でした。ところで「キャッチ・ミー…」というと、私はエイミー・アッカーが「スピルバーグ氏は『ANGEL』を見ていてくれて、私を推薦してくれたんだって」と言っていたことを思い出します。全く関係のない話題でした。森の中で一等兵曹ボルトンが虫の息で発見され、その後薬物で極度の脱水状態のまま死亡した。おそらく、別の場所で死んだと判断されここに遺棄されたのだろう。パーカーはヴァンスからギブスの後任のオファーを示され、断るつもりだというが、強く勧められ短時間だけという条件で捜査に加わる。トーレスはアラスカから戻ってきたマクギーに、ギブスがなぜ戻ってこなかったのか問い詰める。トーレスはパーカーが後任候補になっていることが納得できない。遺体をバンに運び込んだところ、いきなりバンごと爆発してしまう。ボルトンの経歴を見て、パーカーはアメリカ宇宙軍に関係していると指摘する。流れでパーカーも本格的に捜査に加わることになった。モルグではダッキーがパーマーとバラバラになった遺体の修復を行う。トーレスはマクギーがギブスの後任になるべきだとヴァンスに訴える。しかしヴァンスはパーカーを後任に推薦したのはギブス本人だと答える。遺体からは危険なアジ化物が検出され、ボルトンの体内から爆発していることから、爆薬を飲み込み自爆しようとしたのではないかという。では標的は何なのか。死亡したのは爆薬の成分が血中に漏れ出したためで、遺棄されていることから共犯者がいたと見られる。ボルトンは足にUSBメモリーをくくりつけていた。ケイシーが分析したところ、闇サイトで通販ショップを開くためのキーだという。このサイトではハッキングやランサムウェア攻撃など、悪事に関わることを引き受ける何でも屋をしていたようだ。記録には数ヶ月前にパートナーと出会い、政治的に過激化していく様子が残っていた。パーカーの情報で、ボルトンはWAG(宇宙軍衛星通信システム)の上級プログラマーだとわかる。サーバールームへのアクセス権を持っていたことから、一気に緊張が高まる。他にも自爆テロを起こすような人物がいるかもしれない。パーカーはFBIに宇宙軍のネットワークを統合する仕事に関わったことがあり、海兵隊将軍のブラクストン大将とも知り合いで、NCISに対策本部を設置しパーカーに指揮を執るよう命じられる。マクギーら、チームは微妙な雰囲気だが、パーカーは一時的と念を押す。パーカーはマクギーに、ギブスの後任役を断った理由を尋ねる。ギブスの停職中、実質リーダーの役を引き受けていたが、思ったような楽しい仕事ではなく、家族とも過ごせないので断ったという。ボルトンのPCには、目をつけているとみられるロイマン・ビースボーという人物のデータがあった。自爆テロの候補者として勧誘しようとしていたのか。ロイマンは一人暮らしで昨年心臓発作を起こしていた。特に自爆テロを起こすような人物には見えないが、ボルトンとは面識があるという。ボルトンは数週間前に回線業者として訪れ、ロイマンはすっかり話し込んでしまい、偶然であったヘレンについても話したという。ロイマンの仕事は連邦速記者で、連邦ビルにも出入りすることができ、機密情報を含む証言を録取している。ロイマンが次の仕事に訪れる場所は令状がなければ喋らないという。起爆装置の破片を分析していたケイシーは、アルバニアのカルテルが売っている爆薬を検出し、それは非常に高価なものだという。実はボルトンは宝くじで3回も高額当選をしており、10万ドル以上を手にしていた。そして、つい先程4回目が当選したという。ボルトンはハッカーなので何度も当選することができるのか、しかし、受け取りは別の女性が行っていることがわかる。このリリアン・ベックという女がボルトンのパートナーなのか。金を受け取りに来たリリアンの身柄を拘束しパーカーが尋問したところ、宝くじ協会のプログラマーだというリリアンがシステムに欠陥を見つけたため、ハッカーとしてボルトンを雇ったことを認める。2人は組んで金を不正に受け取っていた。ただ、政治的な背景はないという。協力者をリクルートしていたのは、受け取り人物を増やして怪しまれないためで、ボルトンは金をためて移住するつもりだったという。起爆装置の破片から、さらに驚くべき事実が判明した。ボルトンはペースメーカーを埋め込まれ、それが起爆装置になっていた。自爆テロの線が消えて、捜査は振り出しに戻った。闇サイトの客の中で、唯一、ロイマンがボルトンに大金を送金していることがわかった。その理由を問われ、恋するヘレンを探すのをボルトンに依頼するつもりだったという。ロイマンはペースメーカーを埋め込んでおり、1週間前に電池を交換したことから、パーカーはロイマンにも爆薬がしかけられていると察する。建物から人を避難させ、ロイマンをモルグで調べたところ、爆薬が漏れ出していることがわかった。ロイマンは明日、マフィアのトップに関する裁判で、最後の一人となった証人の録取を行うことになっている。それがターゲットだと思われるが、爆薬を取り出すのに緊急手術が必要だ。パーマーはその場で緊急手術を行う。アルバニアのマフィアのトップがボルトンを雇って、ロイマンを自爆テロの実行役にしようとした。ちなみに、ボルトンもペースメーカー爆弾の実験台にされてしまい、失敗したのでロイマンの主治医を買収したようだ。NCISに爆薬の事後処理として現れたのは、なんとロイマンが恋するヘレンだった。パーカーは見事に事件を解決し、ヴァンスから再度リーダーの職をオファーされる。ダッキーはここに残って欲しいというパーマーに、我々の感じる痛みはギブスの心の平和に対するささやかな代償だという。ボルトンがフランク・アバグネイルみたいな詐欺師だった、ということでしたが、政治的に過激になって自国を攻撃するかもしれない、というのも詐欺の一貫だったのでしょうか。その才能を本物の悪に利用されてしまったのは想定外だったでしょうね。小ネタがチラチラ見えたのですが、ロイマンの自宅に仮面ライダーやマジンガーZのフィギュアが置いてあったり、ナイトが盆栽の世話をしていたりと、くすっと笑いました。パーカーはリーダー就任は検討中だと言うと、チームに警戒されるので、部外者的なスタンスで捜査に加わり様子を見ていた。チームの反発は当然あるでしょうからね。結論は「ギブスは幸せものだ」。その気持は同じく新参者のナイトは理解できるという。ギブスのレガシーでしょうか。ボウイ派だというパーカーのために「Change」という曲が最後に流れて、その歌詞がタイトルになっているわけですね。過去の悲しみに浸っているパーマーくんに、高齢のダッキーが「昨日はもう過ぎたこと。変化こそ人生の本質だ。」というのは、シリーズ功労者のギブスがいなくなっても、新しいシリーズを作り上げていこう、という制作側の意気込みかも知れませんね。そういう意味ではパーカーはとても良いキャラクターで、上手くバトンタッチできたのではないかと思いました。ケイシーはもし私が刃物を突きつけられたら、迷わず撃って質問は後からにして、と注文をつけていたけれど、誰もギブスのマネはできないですよ。マクギーでさえ、自分の部下を撃つなんて事はできない、家族を犠牲にすることもできないとはっきりと認めていました。パーカーはこれまでとは違う風をもたらすのだなと感じました。
May 20, 2022
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これまで飛行場(滑走路)のシーンは何度もありましたが、空港の建物の中というのは記憶がない。しかも、本格的な機内での撮影となると第1話"Golden Parachute"以来ではないでしょうか。そう言う意味で、いつもと印象が違って新鮮でまるでベガスかNYを見ているようでした。ゲストに先週に続いて「カイル-XY」からジェシー役、Jaimie Alexanderが出ていましたね。連邦航空保安官は「The Wire」のカーバーでした。以下ネタバレ注意。飛行場のバッゲージ・クレイムで荷物と共に、その便のファーストクラスのフライトアテンダントだったスザンヌが血まみれの死体で転がり出てくる。Ryanが第一発見者の親子に「君たちの荷物はもうちょっと待ってね、ごめんな」と接する様子が良い感じです。そして「酔っぱらったフライトアテンダントがどうやって荷物扱いになったかだ。」というEricの台詞でスタート。今回もHoratioじゃないのですね。(爆)ベルトコンベアに乗せられたときは生きていたが、途中の行き先仕分け棒に頭をぶつけてスザンヌは死んでしまった。ならば誰がコンベアに載せたのか?検死医見習いのKyleはスザンヌの頭を洗うだけでなく、彼女が違法なフランスの睡眠薬を飲んでいたことから、誰かとSEXしたかも?という会話を聞かされ、未成年にしてはかなり刺激的な仕事をしておりました。仕事とはいえ大丈夫でしょうか。それでもKyleはさすがHoratioの子ですね、手のひらに残るたばこの火傷のあとを発見。もしかして、父を見習っていつかは犯罪捜査官になりたいと言い出すのかな?(爆)スザンヌはどうやら客室の床にあるドアから貨物室へ転がり落ちたと見られ、その近くの席に座っていた連邦航空保安官がデイド署に呼ばれる。さっそくFrankと銃を差し出すかどうかでにらみ合いになる。「このヒコーキお巡りさん(sky cop)が銃を寄こさない。」「私が出せと言ったからというのはどうかな?(How about because I said so.)」と、ここはHoratio節と言いたいところですが、実際はマイルドなHoratioです。ただ、何かうさんくさいものを感じたのは確かでしょう。「ただ仕事をするだけだ。(I just do my job.)」という保安官に「では、私の仕事を見るんだな。(Now watch me do mine.)」とここはお決まりのにらみ合う2人。(爆)今回のフライトでは、乱気流に見舞われたことが一つのヒントになりましたね。前々回からLove×2のE/Cはファーストクラスの証拠を調べておりましたが、マイアミで初めてか?というのがEricの「妄想シーン」ですね。愛するCalleighと2人でシャンパンを飲みながら旅行に行く…もしかして、シーズンフィナーレではEricがヴァケーションでチケットを手渡すシーンがあるのかしら。その他、CalleighがEricにコーヒーを持ってくるシーンで2人がニヤニヤしりと、幸せすぎて何だか怖いです。(笑)ただ、上手くそう言うシーンを挿入するものですね、感心してしまいました。スザンヌは若いアテンダントだったが、飲酒癖があった。しかも、誰とでも寝るという問題児。何かを悩んでいてしかも、イケメンの機長と飛行機の中でSEXしていた。なんと飛行機には「ロンパー・ルーム」と言う、家で言うと屋根裏部屋のような場所にベッドが置いてあって、そこで乗務員が休憩するらしい。その部屋を偶然発見したのはNataliaとRyan。ついRyanが口を滑らせる。「うちも最近はこういう部屋が必要かも知れないなあ。」「銃器ラボを改造したら良いんじゃない?」「きっと喜ぶだろうね」「誰が?」この後のNataliaのリアクションが最高。「え?EricとCalleigh?うそでしょー!?」Ryanは証拠はないがそんな気がする、と言い始めたのでNataliaは「聞きたくない~(la, la , la)」と逃げておりました。(笑)スザンヌの同僚Jennaによると、スザンヌにはストーカーがいるらしい。ベテラン乗務員を困らせる問題児もあがめる輩がいるのですね。今週もHoratioは白衣を着てラボに立つ。彼にかかるとすぐに手がかりが見つかります。(笑)そして、Kyleの前でもHoratioは見本を見せます。「何を探しているの?」「重力を探しているのだ。」「どういうこと?」「血痕の形が違う。つまり、犯人を見つけたということだ。」スザンヌが飲んでいた睡眠薬を密輸していたのはなんと連邦航空保安官でした。やっぱり怪しい男だったのですね。(笑)そして、それを受け取って運び出すのはJennaの役目だったがそれをスザンヌに目撃されてしまったので、眠らせて貨物室に落としたが、運悪くコンベアの上で死んでしまった。キツイ物言いではなく、Horatioは「殺人はいつだって大事(big deal)なんだよ」と言い含めていました。言い訳を並べるときのJamieは、まるでカイル-XYのジェシーそのものでした。実際、女性の手で全ての犯行をするのはちょっと無理があると思いますが、そこはスーパー人間のジェシーのイメージがちらつきます。ラストはAlexxに替わって、スザンヌの遺体をKyleが片付けておりました。こうしてKyleは目の前で人生の間違いを犯した実例を見続けるのでしょうか。深読みすると、先週薬物依存の可能性のあるDr.プライスがそれを知られてKyleに罪を着せるとか、逆にKyleが彼女の秘密を知ってHoratioに知らせるという展開が待ち受けているのかも知れません。今週もワイルドでラブリーなAVラボGuyが出ておりました。また、お久しぶりのValeraも!彼女の髪の毛はブルーネットに戻っていましたが、なぜかNataliaと同じようなストレートなボブでしたね。(笑)
February 13, 2010
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ドロドロの人間関係でなんだか昼メロみたいな展開でしたね。(汗)でもゲストの熱演は見応えがありました。「The 4400」のショーン役Patrick Fluegerにスポットが当たりましたが、彼のことですからさすがに激しい感情を見せるところは上手いですね。そしてちょうどこの年に「The 4400」が始まったわけですね。メインのゲストは「ドクター・クィン」のJane Seymourでしょうね。最近ではSmallvilleで見かけました。ところで、もう一人の母親役のHelen Slaterですが、彼女もSmallvilleで重要なゲスト役をしていてこの話とは関係ありませんが、ちょっと面白かった。16才の女子高生シャノン・コイルが遺体で発見される。後頭部に鈍器損傷があり、IDや財布が残されていたことから強盗ではないと思われる。ただし、携帯電話がなくなっていた。直前にSEXしたらしいがレイプではなさそうで、死亡時刻は前夜の10時ごろだと思われる。シャノンは母親のスーザンに学校の合唱の練習で遅くなると告げていた。学校の友人や指導教諭らの話を総合すると、シャノンは練習後友人のリサと別れたあと、タクシーで帰ったという。特定のボーイフレンドがいたことは誰も知らなかった。SVUは前任校を理由がわからずに辞めている指導教諭のスティーブが怪しいと見る。案の定、シャノンの持っていたコンドームに付いていた指紋がスティーブと一致し、持っていた鍵を使ってスティーブの自宅に入ると、何とそこでスティーブはリサと寝ていた。リサはスティーブの自宅を逢い引きの場所として、シャノンに使わせたという。シャノンの恋人は同じ学校のエイダン・コナーで、コナー家もコイル家も2人の交際を禁じていたという。エイダンによると、2人はその日アパートで過ごした後タクシーで帰宅したが、先にエイダンだけ降りて、シャノンは電話がかかってきて学校に戻ったという。検死の結果、シャノンは妊娠しておりさらにDNA検査の結果父親は近親者であることが判る。シャノンの父親はずっと海外にいることから、弟のブライアンが相手ではないかと思われたが殺害も関係も強く否定しアリバイもあった。その後、エイダンの父親ジェイソンが車の中で射殺される。凶器の銃の名義はスーザン・コイルだった。SVUでは、シャノンの妊娠を知ったエイダンが彼女を殺して、さらにそれを父親に知られたために殺したのかと考えるが、検死官が近親者の謎を解き明かす。つまり、シャノンはジェイソンとスーザンの間に生まれた不倫の子で、エイダンとは異母兄妹だったのだ。それを知ったエイダンの反応から、SVUはスーザンをジェイソン殺害容疑で逮捕する。スーザンによると、ジェイソンがその夜エイダンとシャノンが兄妹であると話すと、シャノンは妊娠を告白し興奮して転倒して頭を打ったという。スーザンとジェイソンは今も愛し合っており、国外に逃げる予定だったという。従って殺害は否定するが、ジェイソンの妻デボラがスーザンが宝石を盗んだと訴えて出る。逃走資金にするつもりだったのか。スーザンは殺人罪で起訴されるが、エイダンはステイブラーに自分が父親を殺したと告白する。Dr.フアンはエイダンが誰かを庇っていると見て、話を聞くと、凶器の銃は自宅にあり、証言に立ったデボラは嘘を言っていると言う。デボラは息子が殺人罪に問われるのは耐えられないと、自分が夫を射殺したと自白する。夫に裏切られ、捨てられようとしているのを知って口論の末に撃った犯行だった。めまぐるしい展開でしたが、なんとまあジェイソンは二重結婚をしていたのですね。相当の稼ぎがあったわけだ。近所に住んでニアミスはなかったのかな。デボラがお高い意地悪な妻ながら、母親として息子は愛しているところが救いでした。そして、父親が殺されて、両方の母親が逮捕されて、最後に残ったのはエイダンとブライアンの異母兄弟だけ。複雑な人生になりそうですが、2人でがんばって欲しい。でも、ブライアンが一番被害者ですよね。素直に「兄さん」と言えるのかな。ところで、合唱指導のスティーブは前任校をやはり生徒との不適切な関係で辞めたのでしょうね。たとえ16才でなくても、教え子とそう言う関係になるのは教師失格でしょう。それにしても、疲れるエピソードでした。(爆)
January 18, 2010
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ラリッサ役の女優さんはよくドラマで見かける人ですね。最近では「Hawaii Five-O」のマクギャレットの妹?姉?役でしたよね。注意書きで「これは実在の出来事や人物を描いたものではない」と何度も出ていましたが、全くフィクションの世界だとも言い切れないなと感じ、重苦しい気持ちになりました。ウェイトレスのラリッサ・ウェルズが侵入者に睡眠薬を飲まされ、椅子に縛られているのが発見される。恋人のパトリックはラリッサを助けようとして、潜んでいたハダカの太った男に殴られたという。ラリッサは男に全身の毛を剃られており、なぜか「ブランディ」という名前の下着を履かされていた。ラリッサの意識がまだ戻らず、病院での検査でレイプの可能性があったが、犯人のDNAなどは見つからなかった。去年他の州で少女2名が襲われた同様の事件があり、犯人は被害者の髪型をお下げ髪にしてブランディと呼んだという。さらに、ブランディにあるアザと同じアザを被害者に描いたという。星形のアザがあるブランディはマニアの間では伝説の存在らしい。もう一人の被害者は自分と家族を襲うという手紙が枕の下にあったと言い、今も犯人が自分を監視していると怯えていた。その手紙には「コベントリー」と書かれたマークの写真が入っていたが、それは小児性愛者の使うシンボルマークだという。科学捜査チームは、コベントリーの写真に写る指先の指紋を解析し、犯罪歴のあるエルドン・ベイログを割り出す。男の自宅にはラリッサを襲ったときのビデオテープがあり、さらに刻一刻と入院中のラリッサの写真がパソコンに送りつけられていた。今もベイログが病院にいると知ったSVUが現場に向かい、ラリッサを連れ出し暴行を行ったベイログを逮捕する。目覚めたラリッサは子供の頃、里親の家にいた時に誘拐され、薬漬けにされて伝説のブランディを演じたいう。その時の動画がネットに出回り、今も苦しんでいた。ラリッサを誘拐した犯人はアンダーウッドという男で、ベイログはアンダーウッドとネットで知り合い、伝説のブランディに会いたいと本名を聞き出したという。SVUがアンダーウッドの自宅に向かうと、アンダーウッドは殴られて倒れていた。ラリッサは誘拐された時に他にも子供たちがいて、ダニエルという少年が励ましてくれて一緒に逃げたという。が、その後ダニエルの行方は判らない。逃げ出してから半年後、ラリッサは公園でアンダーウッドの特徴的なベルトバックルを見つけ、アンダーウッドは逮捕された。実は監禁されている間、アンダーウッドは子供たちの前で顔と声を隠していたため、裁判ではアンダーウッドは証拠不十分で無罪になってしまった。その後、アンダーウッドは弁護士になり、えん罪と闘う正義派になっていた。ベイログの家の家宅捜索でアンダーウッドのDNAの付いたブランディの写真が見つかる。アンダーウッドはベイログの家を訪れたことはあると認めるが、この写真だけではアンダーウッドをラリッサ誘拐の証拠にはならないという。写真がアンダーウッドの自宅で見つからなければ証拠と認められない。それを証明できるベイログは、小児性愛者と判って留置場で同房者に殺されてしまった。アンダーウッドは釈放され、偶然警察を訪れたラリッサと鉢合わせしてしまう。ラリッサはショックを受ける。SVUはダニエルを探し出して証言を得るために、ラリッサに誘拐されたときの事を思いだしてもらう事にする。辛い出来事をあえて記憶の彼方に押しやっているラリッサだったが、ブランディの動画を見て少しずつ思い出す。そしてダニエルからもらったリストバンドを瓶に入れて里親の家の庭に埋めたことを思い出す。SVUはその瓶を探し出し、リストバンドに付いていた皮膚組織からDNAを検出したところ、12歳で失踪者登録されたダニエル・ブルックスの名前が挙がる。しかし、ダニエルは三度の逮捕歴があった。SVUがダニエルが住所としている廃工場に向かうと、そこにはコベントリーのマークが描かれており、ダニエルは少年と少女を使って撮影をしていた。ダニエルは少年を人質にして逃げるが、ステイブラーが説得しダニエルは逮捕される。アンダーウッドによって子供時代を奪われたダニエルは、今度は加害者として子供たちを虐待していた。Dr.ホアンは人生のつじつまを取っているのだというが、ダニエルは今はもう自分自身でもなく、抜け殻となってしまい証言などはできないという。SVUは捜索を続け、アンダーウッドの家宅捜索で地下室からアンダーウッドの書いた小説が見つかる。それらはどうやってブランディを作り上げるかという、小児性愛者のためのハウツー本だった。ベイログはそれによってラリッサを暴行したと考えられるが、それらの本を表現の自由だと主張されると裁判では勝ち目はない。アンダーウッドをレイプの共謀犯とする検察側に対し、判事は起訴できないと棄却してしまう。やはりダニエルに証言させるかしかないと言うことで、ラリッサがダニエルを説得することにする。しかし、ダニエルは立ち直ることは不可能だと断る。その後、アンダーウッドの家から銃を持ったブランディが侵入したと911に通報があり、SVUが向かうとラリッサがアンダーウッドを撃ち殺していた。ラリッサはダニエルから今もアンダーウッドが少女たちを誘拐していると聞かされ、犯行に及んだという。バスルームからは捕らわれている少女が見つかった。ハードウィク検事補は、新たなレイプを止めるため、第三者防衛でラリッサがアンダーウッドを撃ったとして罪には問わないという。薬で身体の自由を奪っておきながら、小児性愛者たちは「純粋の愛だ」などと言うのは全く筋が通りません。幼い子供には脅しを使って卑怯です。ラリッサがアンダーウッドから解放されても今もなお苦しんでいるのが辛いですね。永遠の生き地獄に捕らわれているような感じでしょうね。恋人ができて、それでも何とか立ち直ろうとしているのに、辛い時に希望を与えてくれたダニエルはもう立ち直ることはできないと言い、被害者から逆の立場になっている。それもまたアンダーウッドの罪の深さを感じます。ダニエルはどう裁かれるのでしょうか。それにしても結局、犯人は2人とも裁かれることなく、殺されてしまうというのが皮肉でした。それでも、本当に一体「法」はどこへ行ったのか。過去の誘拐事件を有罪にできないというのも残念です。ラリッサには今度こそ、力強く生きていって欲しいです。
February 25, 2013
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ステイブラーお休みはしかたないとして、何だか、濃いおばさんたち(失礼!)の三つどもえという感じでしたね。食傷気味。ゲストのKenneth Johnsonはどうしても「Saving Grace」の時のイメージで見てしまうので、絶対良い奴だろうという先入観を持ってしまいます。(笑)検察局麻薬犯罪取締部のチーフ、ペイジ・ファーガソンが仕事中に突然いなくなり、探していた同僚のサニー・カドリ刑事の目の前でビルの屋上から墜落死する。現場にはペイジに車があり、サニーはGPSを追って来たが、ペイジは仕事場にバッグも銃も残していた。ワーナー検死医によるとペイジの全身に浅い切り傷があり、レイプの疑いもあったためSVUが捜査するが、現場ですでにサニーが捜査に加わっているだけでなく、ペイジの身柄が判明しないように、証拠を隠滅していた。サニーはマスコミ対策で被害者の名前を伏せておいて欲しいという。ペイジは仕事柄受刑者から脅されることがあったというが、特に麻薬ディーラーで服役中のエンジェル・リベラに脅されていたという。ペイジは仕事中心の生活だが、職場恋愛をしていてDVを受けていたらしいというのでオリビアは容疑者はおなじ建物にいる相手ではないかと疑う。サニーはペイジの交際相手の名前は知らないと言い、リベラの犯行を通報した家族をリベラが惨殺してしまい、裁判でリベラの部下デーモンに不利な証言をさせようとしていたことから、リベラが犯人に間違いないという。ペイジが死亡すると裁判も成り立たず、リベラは釈放される。ペイジは上司の部屋にいるとき電話で呼び出されたらしく、武器を携帯していなかいくらいなので、相手は良く知った相手だと考えられる。また、車の走行ルートを見ると、誰かを迎えに行って戻ってくる途中だったように見られる。オリビアはライカーズ刑務所のリベラを尋問するが、アリバイがあるという。一方、ワーナー検死医は以前からある傷があり、防御創がない事などから、ペイジが自傷行為を行っていたのではないかという。体内からは抗うつ剤の成分が見つかった。ただ、現場では凶器のナイフがみつかっていなかった。ペイジが電話を受けた副地区検事のワフォードは、ペイジが自殺したという見方をする。実はペイジのチームでは、麻薬取締で押収した金を50万ドル横領したという疑いがあり、逮捕された売人たちが訴えていたという。FBIが捜査中だが、ペイジのチームでは、男性のウォールデンとリッグスはポリグラフを受け、潔白を証明したが、ペイジは検査に合格しなかった。サニーは検査を拒否していたという。ペイジは多額の借金を抱えており、それらの半額を支払った形跡があった。SVUは女性2人が金を横領したと考える。ペイジを呼び出す時に使われた携帯電話は使い捨てで、フィンは購入先を突き止める。店の防犯カメラに購入者が写っていると考えるが、店主はすでに女性刑事がテープを取りに来たという。ウォールデンとリッグスはオリビアの質問に微妙な応対の差を見せる。リッグスはペイジの交際相手のことは知らず、自分たちは横領事件ではシロだという。ウォールデンはサニーとペイジは仲が悪かったという。オリビアは防犯カメラを奪ったとして、サニーを逮捕する。サニーはポリグラフを拒否した理由として、プライドがあったからと説明し、その後チームの絆のために検査を受けてパスしたという。自分たちは潔白であり、容疑者が罪を逃れようと金を振り込むこともあり、ペイジもその金を送りつけられたのではないか。ペイジを呼び出した携帯電話を購入したのは、デーモンの恋人、ラキーシャと判る。ラキーシャはナイフの所持で逮捕歴があった。SVUがデーモンとラキーシャを逮捕しようとするとそこにリッグスらが現れ、これからデーモンを証人として保護するという。SVUとFBIとの尋問で、ラキーシャはデーモンの命が狙われていると知り、あわてふためき証言の件でペイジに電話をかけた事を認め、ペイジが出なかったのでリッグスにかけたという。デーモンはペイジの恋人がリッグスだと証言する。リッグスには当時のアリバイがあったが、通話履歴にラキーシャからの通話はなかった。デーモンとラキーシャはセーフハウスで保護されることになり、手が出せないSVUはペイジの車を調べ直す。車内からは小さな血だまりが見つかり、ペイジの拷問はここで行われたと思われる。さらに午前2時に通過した料金所の領収書があったことから、SVUは運転していた者の顔が記録されていると考え、写真を調べる。するとデーモンがその時間に料金所のゲートを通り抜けていた。SVUとリッグス、サニーはセーフハウスに向かうが、室内には派手に射たれ、デーモンとラキーシャの遺体があった。この場所を知っている人間は限られており、サニーはリッグスを疑う。ラキーシャのバッグの中に、ペイジが持っていたペンナイフがあり、ペイジを車内で拷問していたのはラキーシャと判る。領収書の血痕もラキーシャのものだった。デーモンの担当官はリッグスで、これまで何度も逮捕されながらデーモンは起訴されていなかった。デーモンは横領の疑いのある金の在処をラキーシャに探らせるため、ペイジを呼び出した。痛みに強いペイジだったが、行き先を捜索する無線を聞いて2人はペイジを自殺に見せかけたのではないか。一連の窃盗、殺人の黒幕の疑いはリッグスに向くが、リッグスはペイジを愛していて、自傷行為に走るペイジがセラピーに通うのを見守っていたという。リベラの事件が片付いたらペイジは治療に専念するはずだったという。一方、SVUが訪問した直後にリベラに面会人があったことが判る。恋人のジーナで、ジーナからデーモン殺害の命令が伝達されたとわかる。セーフハウスの情報が漏れた事については、情報を明かす代わりにジーナを殺人の共犯から外すと取引するとリベラは真実を明かす。過去に、サニーはデーモンが何度も逮捕しては不起訴にされていたことから、サニーは情報屋として使っていた事を認める。サニーは金を横領したのはペイジだとデーモンに話した。令状でサニーの家の中を探ると、壁の中から盗んだ金が見つかった。サニーは、ペイジとは女性捜査官として男社会で共に闘ってきたが、ペイジは自分を利用して手柄を立て出世した。その上、愛する男のために辞職するのは許せないという。オリビアは金を盗む価値があったのかと問うが、サニーはあなたも10年後に同じ事が言えるのかと言い返す。なんだかなあ。厳しい仕事で身も心もボロボロの女性捜査官と、出世できないし家族ももてないのなら汚職警官にだって良いというあくどいおばさん。オリビアだって仕事と結婚しているようなものだし、ダニエルソン連邦判事役のグロリア・ルーベンはさすがクリーンなイメージでしたが、迫力ある女性たちのやり合いで、男性陣はかすんでしまったような印象です。ペイジが行方不明になった事はサニーは予測していたのでしょうか。ペイジが死んでも良いということだったら、共犯になるかも知れないですね。しかも、デーモンもラキーシャも殺されていますから、それを全部被ることになる。その価値があったかどうか、サニーのような立場で判らないとは思えませんが、嫉妬というのは怖いということでしたね。ついでなら、リッグスと三角関係くらいにしておけば良かったのに。より濃いドラマになりそうです。リベラ役の人、何を思ったのか顔に変な漢字のタトゥーをしていました。あれって微妙だなあ。間違いが気になったり、ついそっちに目が言ってしまう。(爆)
March 12, 2013
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前話の続き。前後編だと、盛り上がった分期待値が高くなって、後半は満足できないことが多いのですが、新たな展開が始まって興味深く見続けることができました。まあ、突っ込みどころは多々ありますが。アラムとリズは電波妨害装置を解除し、通信網を確保する。援軍の要請はしたものの、2人とも敵に捕まり、ギャリックの前に突き出される。リズを見たレッドはすぐにレスラーに「箱」を開けるコードを言えと迫る。その時、運悪くトムから電話が入り、ギャリックはこれからリズを殺すと言って切る。銃で脅されたレスラーはついに「ROMIO」だと答えてしまう。ギャリックはレッドがリズのために、ドアを開けて身を預ける決心をしたことを重視し、2人とも連れて行くという。一味は床に穴を開けて、階下から出て待たせてあった救急車に乗り込み現場を去る。レスラーが見張りで残っていた敵を撃ち殺すと、FBIの急襲チームが「郵便局」に突入してくる。一方、救急車の中でギャリックの手下はレッドの首から追跡チップを取り出そうとする。リズは隙を見て反撃し、救急車から飛び降りる。ギャリックは取り出したチップを捨ててしまい、FBIはレッドの行き先を見失う。「郵便局」では駆けつけたダイアン・フォウラーが、すぐに事態を収拾し、拉致されたレッドは放っておけとクーパーに命じる。諦めきれないリズはアラムに監視カメラの映像を渡すよう頼み、去り際にレッドが口にした「エミサリー・ホテルのミスター・キャプラン」に連絡を入れることにする。レッドはギャリックからリズは何者かと拷問される。自宅に戻ったリズは、トムに危険な事態を知られ、もうこの家にはいられないと言われる。映像を調べたアラムはレッドは尾行されていなかったが、その代わりプリペイド携帯で郵便局から不審な通話があることに気付いたという。レッドが郵便局に到着すると、必ず数秒間の通話があった。その通話先というのが、何とリズとトムが住んでいる家の向かいの家だった。リズは一人でその家に侵入し、そこで自分たちが何者かに監視されていた事を知る。彼らがギャリックに情報を流していたらしい。そこに監視をしていた「リンゴの男」が戻ってきて、正当防衛でリズは男を撃ち殺す。リズはクーパーではなく、「ミスター・キャプラン」に連絡を入れる。現れたのはレッドに雇われた女性で、後始末は任せてくれという。リンゴの男はキャプランのデータベースでも身元はわからなかったが、男の車のGPSからとある場所が浮かび上がる。リズはレッドの部下たちとその廃工場へと向かい、建物を守っていた傭兵と戦う。そこにレッドの姿はなかったが、最新鋭の機器が置かれ、郵便局も近く、ギャリックらの前線基地のようだった。連絡を受けたクーパーは、正式な命令なしにレッドの追跡はできないという。ただ、自爆装置で破壊されたサーバーからFBIの郵便局がギャリックらに監視されていた事が判明し、クーパーはダイアンに捜索を続けたいと直訴する。痛めつけられるレッドの前に、ギャリックの雇い主フィンチが現れる。フィンチはFBIに投降したレッドの行動を知っていたが、あえてFBIの基地からレッドを奪還することで、守ってやれる者はいないと知らせる意味があったという。フィンチの組織とレッドの間には秘密を守る約束があった。レッドはFBIには何も話しておらず、投降したのはフィンチとは無関係の行動だと答える。マリクは情報を共有するため、CIAの秘密基地を調べていて、閉鎖済みの施設があるという。リズはFBIにスパイがいるのなら、名前と場所が判明している閉鎖済みの施設が怪しいと言い、元教会だった場所に注目する。その近くでレッドとリズを乗せた救急車が発見されていた。監禁場所に違いない。フィンチの尋問が終わり、個人的にレッドに恨みのあるギャリックがこのままレッドを引き取って好きにするという。レッドは盗んだはさみでギャリックを襲い、脱出する。一足違いで監禁場所に足を踏み入れたFBIはレッドの生存を確認し、ダイアンはブラックリストのターゲットはレディントンのみで、レディントンを捕らえよと命令する。レスラーは4時間にわたる手術に耐え、何とか脚を失わずに済んだ。見舞いに、元恋人のオードリーが現れる。引っ越しを考えるリズに、レッドから連絡があり、しばらく姿を消すと告げる。「あなたは私の父親?」と尋ねるリズだったが、レッドは「違う」と答える。レッドはリズに必要があればいつでも助けに現れるが、「夫には気をつけろ」と言って電話を切る。アクションシーンはなかなか迫力がありました。レディントンの拷問シーンはあまり見たいとは思いませんでしたが、さすがレディントンは抜かりはなく、ギャリックごときにはやられませんでしたね。フィンチという男は闇の組織の代表なのでしょうか。レディントンはそこに20年かかわっていて、悪の限りを行ったようですが、独自の行動を始めた。そのきっかけがリズの存在だったのは明らかですが、リズに「あなたは父親か」と聞かれて「違う」と答えても信じるわけがありません。FBIはレディントンのDNAを持っているのですから、リズとの間で親子関係を調べる事はできるはず。そうじゃなくても、これまでにいくらでも調べるチャンスはあったでしょう。これまでの話を整理すると、リズを監視していたのは、フィンチに雇われたギャリックの差し金だったということでしょうか。レディントンを捕らえるためにリズを監視していたというのは、違うような気がしますね。他に何が目的だったのか。スパイは誰なのかという点で、レッドの言うようにやはりトムへの疑念は消せませんね。まだ10話なので、そう簡単に素顔を見せてはくれないのかも知れませんが、引っ張りすぎな感じです。(笑)デンベにも居場所を知らせないで、レッドは何をたくらんでいるのか。今週は寝ているだけのレスラーですが、上司の命令に逆らってコードを教えて仲間も救った。元カノが現れたのは、ヨリを戻す伏線なのでしょうか。あの「郵便局」ですが、悪者に存在が知られては使い続けるのはどうかと思います。「箱」の役目ももう終わった感じですね。
April 2, 2014
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FOX CRIMEでは「デクスター」などと共に、いつの間にか新エピ週1話のペースに戻っていました。見る方はやれやれですが、始めからそうしてくれたら良いのに、何で2話ずつ放送していたのでしょうね。このエピソードで、Mariska Hargitayはエミー賞主演女優賞にノミネートされたそうです。あえてステイブラーを下がらせてオリビアががんばっただけのことはあります。実際の事件を下敷きにして、いつも以上に見応えのあるエピソードでした。ゲストのJeff Koberは「カリスマ」というのにふさわしい、この人には本当に独特の雰囲気がありますね。12才のメラニーという少女が妊娠し早産しそうだと病院に駆け込んだという。しかも、初めての妊娠ではなかった。父親の名前や両親については言いたがらないので、オリビアが話を聞く。相手は「夫」のアブラハムだという。メラニーの自宅を訪問すると、中から何人も子供たちがいるらしくアブラハムは警察を閉め出して、銃撃してくる。その後、子供を人質に立て籠もり中で銃声が続いたのでSWATが突入したところ、幼い子供たちが何人も射殺されていた。あまりの惨さにSVUのメンバーも言葉を失う。内部は宗教施設のようで、アブラハムは地下トンネルから他の信者と逃げたらしい。アブラハムは本名ユージーン・ホフという元詐欺師で、教会に勤めていた間に人を引きつける話で信者を集め、独自の「知恵と悟りの教団」というのを作り脱退したという。クレイゲンは今回の事件では、SVUのメンバー全員にセラピーを受けるように命令し、ショックが強いフィンとステイブラーは捜査から外れることになった。かつてユージーンの信者で、その後離れていった家族から話を聞いたところ、ユージーンには小児性愛の傾向があり、常軌を外れた事を言い、防御のためだと言って武器を集めていたという。また、男性を遠ざけ近くには女性と子供を侍らせていた。彼の教団はカルト教団であった。検死結果によると、銃を撃ったのは死んだ子供たちの中の年長の女性で、自分自身は自殺していた。DNAによると彼らはユージーンの子供でもあり、さらに近親相かんでユージーンは子供を産ませていた。捜査班に、射殺された子供たちの事を気遣う電話がかかってきて、逆探知するとメラニーの入院している病院と判る。メラニーの弟が殺された可能性があり、母親が病院を訪ねてきたというので、オリビアはメラニーから母親の居場所を聞き出す。銃砲店に匿われていた女性たちは、洗脳されてユージーンについて何もしゃべない。しかし、そのうちのサラという女性は気持ちに揺らぎがあって、メラニーの母親らしいと判る。やがてメラニーは病院から姿を消した。ユージーンに着いていったと思われる。オリビアの厳しい追及にも、サラはメラニーの居場所を吐かない。サラのポケットに入っていたメモが銀行の口座番号と判ったので、金を下ろしに来るユージーンを待ち伏せして逮捕する。ユージーンは自分の教義を繰り返してオリビアに優位に立とうとするが、実際殺人事件では罪を問えず、法廷強かんや近親相かんでも子供たちの出生証明がないので起訴できない。ユージーンは釈放され監視されることになった。銀行口座の名義はジョン・クレイマーという男で10年前に家族ごと失踪したとして届けが出されていた。一緒にいなくなった娘がメラニーというので、この子が探しているメラニーではないか。メラニーは祖父から信託口座に金を送られており、21才になるか出産したときに金を降ろすことができることから、ユージーンは金のためにメラニーの出産を待っているのではないかと捜査班は考える。10年前にユージーンの家で建築工事をしていた可能性があるので、家を探ったところ後から作られた壁の向こう側から男性の白骨が見つかる。クレイマーは殺されて金を奪われていた。所持品からクレイマーと確認されたので、妻のサラに知らせる。夫が自分たちを捨てたことでユージーンに傾倒していったサラは、ついに事実を知ってメラニーの居場所を教える。メラニーが監禁されている倉庫に向かったオリビアは、戻ってきたユージーンを逮捕しようとするが、銃を持ったメラニーがユージーンの命令でオリビアを撃とうとする。オリビアは銃を降ろすよう説得し、ついにメラニーは銃を降ろす。ニュースなどで耳にする武装したカルト教団がテーマで、いつもに増してものすごい展開ですが、ハイライトはオリビア対ユージーンですね。まさにカルト教団の教祖にふさわしい男が人の心を巧みに操り、オリビアも言いくるめられるかと心配しましたが、全く大丈夫でした。すごーい。ステイブラーさえ外されたというのに、心の傷を素直に認める事ができるというDr.フアンのお墨付き通り、最後はメラニーに対してユージーンとオリビアの説得合戦が繰り返される。でも、最後に「神より偉大な存在はない」と冷静に判断したメラニーはユージーンを捨てた。この場に及んで何という、冷静な子だと思いますが、そこはまあドラマだということでしょう。(爆)洗脳された結果、罪のない幼い子供たちが犠牲になるのは本当にむごい話です。メラニーの場合も教義をしっかり理解していたようで、恐いですね。元に戻るには時間がかかるでしょう。また、この子役がすごかった。ゲスト俳優賞にも匹敵するあっぱれでした。
May 21, 2010
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フリンとプロベンザの不良オヤジコンビによる爆笑エピソード、第2弾!今回は、死体を前に、先に埋めてから後で掘り起こそうとか、やりたい放題。もう、この2人が組むだけで最高です。しかも、そこまでしなくても十分に可笑しいのに、他にも小ネタがてんこ盛りで一々書ききれません。あー可笑しい。フリン警部補の元パートナーで私立探偵をしていたレイ・ホッジの葬式で、ホッジの棺桶からブロンド美女の死体が出てくる。教会の階段で次に結婚式を行う予定の花嫁は、犯罪現場として使えなくなったためにブレンダに食ってかかり、その様子がネットに流されてしまう。花嫁の親は結婚式を妨害したとブレンダを訴えるという。棺桶の女性は絞殺されており、体内のインプラントから、形成外科医ストーンの元で手術を受けていたスー・エメリーと判る。スーはコールガールで、ホッジの依頼人を密会の写真などで脅しており、フリンとプロベンザはホッジから届け出を受けて、捜査に協力していた事を黙っていた。ブレンダは、スーの恋人でマネージャーをしているスコットの身柄を確保する。一方、葬儀社のオーナーは棺桶に別の遺体が入っていたことについては何も知らないと言う。ブレンダは、スコットを盗聴することにする…まず、ブレンダと気の強い花嫁(確か、CSI:NYに出ていたような)のキャットファイトはすごかった。それを撮影した証拠のビデオがあるので、警察側には落ち度はないが、You Tubeに流されて、ダウンロード1位だという。ブレンダの災難に、ここぞとばかり、テイラー警視正の笑うこと笑うこと。(爆)ポープは調整役というか、今回はしきり役でしたが、とにかく「落ち度はないか」とそればかり気にしている。そして、フリッツといえば、気になるのは新居の下見にブレンダが来れないこと。この関係は、普通のカップルとは男女が入れ替わった形ですよね。ブレンダは事情を聴きに行った形成外科で勝手に「診断」されてしまう。「当ててみましょうか。(This is a fun part.)悩んでいるのは、その大きな口ですね。」口紅の色を変えて、塗り方を控えめにすればよいというわけですが、その後、ブレンダは唇が気になって仕方ない。(爆)ダニエルズに「私の口って変かしら?」と質問すると、「それは友人としてお尋ねですか、それともチーフとして?」と言われて、服のセンスと同じように変だと認められてしまう。確かに、まるで生肉を食ったように真っ赤な口紅を塗りたくったメイクは、彼女の個性なのでしょうね。ブレンダの服のセンスも警官ぽくなくて、学校の保護者会に行くようなファッションですので、やはりかなり浮いていたわけですね。さっそく、レブロンの口紅を買ってきて鏡の前で、塗ってみる。そういうところが、またかわいいのですが。それを見ているフリッツは、またまた「新居の下見に遅れる~」と。(爆)お前はそれしか気になることはないのか!!「私の口って、好き?」と聞かれると、もちろん「愛している」と答えるのだけれど、つい機嫌を取ろうと余計な事を言って、ブレンダに捜査のヒントを与えてしまう。形成外科医がスーと付き合って、金を脅し取ろうとされたので殺したのでした。医師は葬儀屋で死体の修復をしていた関係で、出入りは自由だった。葬儀屋さんはスタートレック・ヴォイジャーなどでおなじみのRobert Picardoさんでした。ナーバスでいかにもぴったりの役柄でしたね~フリンとプロベンザに対する今回の「お仕置き」は、盗聴の申請書を書くこと。何と、40ページもあるのですね。従って、徹夜になるという。まあ、前回の時のように品物でねだられるよりは、それで済んで良かったのかも。中止になった結婚披露宴のケイタリングをちゃっかりいただいたり、相変わらず頭の回るプロベンザです。ブレンダは気の強い花嫁にさんざんバカにされて怒り心頭なのですが、スーの持っていた特ダネ写真の中に、花嫁のビフォー&アフター写真があって、それと引き替えに相手に訴えを引き下げるように取引。結局、花婿はどの人だったのだろう。(笑)モリーさんのブログ
August 25, 2008
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インターネットによる子供たちへの性犯罪の脅威と「小児性愛者」がテーマで、これが放送された時期(2000年4月)を考えると、Cautionary Tale(訓話)的なエピソードだったかな、という印象です。このエピソードのために、ステイブラーに娘がいるという設定したのかと思うほど。年少者のレイプ事件かと調べ始めたら、チャットルームに現れる「おじさん(ヨットマン)」の存在が明らかになった。そのおじさんの影にはインターネットを巧妙に利用してエロ画像やオークションなどの商売をしている連中がいるようだ。しかしこのバーチャルの世界ではレイプ、淫行などの直接的な犯罪を立証するのが非常に難しい。ということで、チャットのおとり捜査でつり上げた一人の小児性愛者から、さらに「同好の士」を根こそぎキャッチすることにするSVUでした。単独では立件できないとなると、あれこれ検察と取引する様子などを見ていると、さすがLaw & Orderのスピンオフだなという感じですね。明らかに犯罪を犯してれば罪に問うことも容易いけれど、「小児性愛者は病気」という認識だけで逮捕するのは難しいのでしょう。本当はこれから起こすかも知れない犯罪を予防することの方が大事なのかも知れませんね。実際、彼らが少女に対する妄想を語る様子はおぞましいし、寂しい少女たちの心の隙を埋めているのだという指摘と、インターネットの普及が犯罪の機会に拍車をかけているなど、事態は根が深く複雑です。「彼ら」が連帯しているという話も興味深かったですね。FBIも全国規模で対象者を把握しようとしていたようで、SVUとはケンカしてしまいましたが、この先またもめることになるのでしょうか?ところで、大学生のエロ商売やり手の青年(Mark Matkevich)ですが、特徴的なはっきりした目と鼻、誰だったかな~そう、「ドーソンズ・クリーク」の4シーズンで出てきたドゥルー、CSIマイアミの4シーズンにも出ていましたね。FOX CRIME Law & Order :性犯罪特捜班
May 31, 2007
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これも重い話ですよね~子供がかかわる話はいつも辛いですが、それが実の母親だとなると本当にどう言って良いのやら。また、この母親を演じた人が凄かった。恐いです…8~9才のジェイコブ・ネズビット少年が腹を空かせ、ゴミを漁っていたところを保護される。母親と兄はいるのだが、食べ物に関してあまりに制約が厳しいので食べたいものも食べさせてもらえないらしい。ジェイコブは母親を極度に怖がっていた。ステイブラーらが母親のマリリンに会いに行くと、兄のアダムとジェイコブは自宅学習をさせられていて、ジェイコブには家出癖があるからと、それほど動揺していない。食事に関しては安全を考え極端に制限し、給食が原因で学校と対立してその後自宅で学習させることになったという。SVUはここまでジェイコブが母親を恐れるのは虐待があるに違いないと見て、しばらくジェイコブを預かるつもりだったが、届け出もなく、マリリンが弁護士を立て何も証拠がないというのでやむなく家に帰す。翌日児童福祉局が訪問する予定だった。しかし、ステイブラーに深夜電話がかかってきて、ジェイコブの家に向かうと、ジェイコブは頭を撃たれて死んでいた。マリリンとアダムは姿を消しており、SVUはアダムも殺された可能性があると、緊急配備をする。やがて、マリリンの自動車が見つかる。マリリンとアダムは同じように自宅学習をしている児童の家庭にいた。事件についてマリリンは銃の暴発だと主張、買い物から帰ってきたら死んでいるのを発見したという。マリリンにはアリバイがあった。その時、アダムは自宅にいたので話を聞くと、ジェイコブの行動によって自分たちは里子に出されるになったと思い込み、そうなると虐待やレイプされるのでむしろ死んだ方がましだと撃ったと言う。裁判ではアダムの極端な言動から精神病の可能性があるとしてDr.フアンが診断することになった。アダムは母親の影響を強く受けており、被害妄想が酷い。検事補のノヴァクはどうしてアダムが母親に反抗することができないのか、疑問に思う。ステイブラーとオリビアは親子を匿った友人にもう一度話を聞く。するとその家庭の娘にメールを何通も出しており、母親が恐くて家を出たいが弟がいるから出られず、弟と無理心中のつもりで自分は死にきれなかったというような趣旨のことが書いてあった。SVUはマリリンがアダムに銃を渡してジェイコブを殺すように命令したと考え、マリリンを殺人幇助で逮捕する。取り調べでは自分に従わないジェイコブが悪いなどと攻撃的な言動が目立ち、フアンは夫が殺されて以来、境界型の人格障害が発症し、自分に反対する人間を攻撃されたと思い込むようになったのだろうという。アダムは従順で、母親に洗脳されて疑うことができなくなっていた。その後の調べで、マリリンは最初の夫が殺された時にもう一人息子ダニエルがいたことがわかった。ダニエルはマリリンに「お前のせいで父親が死んだ」と虐待を受けたために訴えて出たら、マリリンが失踪してしまったので、里子に出されたという。その後、連絡は取っていなかったが、ステイブラーの説得でアダムに会いに行く。アダムはマリリンから兄は里親に虐待されて死んだと聞かされていたので、事実を知ってショックを受ける。アダムは自供を覆し、天国で父親や兄に会えるからと言ってマリリンから銃を渡されたと証言する。お兄ちゃんは里親に愛され幸せに暮らしていたそうです。これからは弟の立ち直りに手を貸してあげて欲しいですね。本当にアダムとジェイコブがかわいそうでかわいそうで。それなのに、家庭の実態がなかなか福祉局や近所の人たちに知られなかったのですね。死んだお父さんは妻のそう言う性格をフォローしていたので、その頃は何とかなっていたけれど、ミルクが欲しいと言うダニエルのために買いに出て、強盗にあって犯人の少年に殺されてしまった。これも辛いなあ。ところで、アダムの弁護士は「デクスター」のラゲルタ警部補でした。彼女はNYの出身なのですね。このころは可憐な感じがしましたけど。(笑)久しぶりにステイブラーの自宅の様子が出てきましたが、こちらは円満そうでした。
January 26, 2010
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冒頭のロールプレイは、実際のセットなのでしょうか。昔のドラマに見たような演出ですね。シリアスなSVUですが、たまにはこういうのも良いかも。ロリンズの妹役の人、本当に上手い。こんな妹がいたら、人生ボロボロになりますね。精神科医のオリヴェット医師は、本家でずっと出ていたのですね。SVUにも久々の登場でした。アマンダ・ロリンズ刑事が帰宅すると、妹のキムが入り込んでいた。恋人のジェフにまた殴られた上に、妊娠しているという。前回の一件で、2人は別れたがまたヨリを戻したらしい。ここにいることを知ってジェフは追いかけてくるに違いない。アマンダはSVUの仲間に協力を仰ぎ、ジェフを探し出したフィンとニックは接近禁止の警告を伝える。しかし、ジェフは買い物中のキムに近づいて来て、次はないと脅す。アマンダは妹のために一時的な接近禁止命令を取る。オリヴェット医師とのカウンセリングを終えて帰宅したアマンダは、室内からキムの悲鳴を聞く。ドアを破って中に入ると、ジェフがキムを襲っており、アマンダは離れるように命じる。ジェフはキムに呼ばれたと言い返し、銃を取り出したためアマンダはジェフを射殺する。アマンダは今年2件目の発砲事件となったため、内部調査部のタッカー警部補が現れ、取り調べることになった。SVUもアマンダの代理人も、アマンダの精神状態を心配し、慎重に行動するように言う。カウンセリングでアマンダは子供の頃から自分はキムの尻ぬぐいばかりで、今回の事についても腹が立っているという。医師は無理に平静を装わないで経過観察が必要だという。IABの聴取では、キムもアマンダは事実を話して無事に終わったかに見えたが、その後キムは勝手にタッカーに連絡を取り、アマンダがジェフと以前に何度も会っており、その度に逮捕するなど脅していたと話す。キムの行動に驚いたアマンダが問い詰めると、キムはジェフに生命保険をかけており、受取人が姉妹になっているが、事故でなければ保険金が支払われないと説明する。キムはアマンダの筆跡を真似て契約を結んでおり、アマンダはタッカーに事情を説明するが、精神状態やギャンブル依存の過去など、都合の悪い事をあれこれ蒸し返されてしまう。その結果アマンダの立場が悪くなり、保険金殺人で逮捕される。SVUはキムの行動に疑問を持ち、NYに滞在している間にキムが何度もジェフと連絡を取っていた事を掴む。保険金欲しさに、あえてジェフを焚きつけてアマンダに殺させたのではないか。アマンダは保釈され、妹の裏切りに動揺して精神科医に助けを求める。ニックの元にキムが現れ、話がしたいという。食事をおごることにしたニックは、キムの口から姉をはめたという言葉を聞く。妊娠はだめになったという。それをこっそり録音していたため、タッカーに申し出ると、アマンダの起訴は取り下げられたが、今度は妹を殺人罪で起訴するという。アマンダが帰宅すると、家財はごっそり丸ごと持ち出されていた。キムからの「愛している」というメモが残っていた。最後の口をあんぐり開けて、OMG!という感じが秀逸でした。アマンダには悪いけれど、そこまで持っていくか、と言いたいですよね。結局、ニックに会いに行ったのは姉の容疑を取り下げさせるためだったのでしょうね。別に姉が逮捕されて欲しいわけではない、というか、集るための金づるとしていてちゃんとしていて欲しいのでしょう。「お姉ちゃんは大丈夫だから」って、自分の事しか考えないのかな。ニックににじり寄る態度などを見ていても、この子は男に支配されるタイプというよりは、男を手玉に取って生き抜いていく、天性の才能を持っているような気がします。もう、ソシオパスのレベルでは?SVUのメンバーにも、仲間の身内だからと善意で接してもらっているのに、結局利用できるかどうかしか考えていないようです。姉は何度振り回されても、そんな妹を放り出すわけには行かず、その度に自己嫌悪に陥るのでしょうね。本当にアマンダには同情します。この先はしばらくアマンダのストーリーが続くのかな。「私はバッジを取り上げられたのよ!」とタッカーの来訪にピリピリするオリビアが印象的でした。
February 20, 2014
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社会の一面を見せるこのシリーズにとって、ラスティの存在はものすごく大きいですね。彼がいなければ、日々の犯罪捜査以外に特にキャラクターのストーリーは発展しないような印象で、実際、ラスティを中心にシーズンが続いていると言っても良いでしょうね。今回、舞台となった邸宅は「ブラザーズ&シスターズ」でウォーカー家の実家だったような気がします。閑静な住宅地のゴミ箱から若い女性の遺体が見つかる。外見では特に大きな傷はなく、検死の結果塩水による溺死と判る。持ち物から図書館カードが見つかり、被害者はアリス・ヘレラと判るが、自宅の住所を訪ねると、アリスは住んでいなかった。近くにホームレスが寝起きする公園があり、アリスはそこの住民だった。同じ公園に住むバグという少女がアリスについて、2ヶ月前にここにやってきたと答える。以前住んでいたのはミズーリなど、Mから始まる州で、バグ自身は薬物依存者だった。アリスが登録していた図書館では、不法移民が簡単に身分証代わりにカードを作っており、未だ、アリスの本名がわからない。失踪者リストでも、該当する年齢の女性が200人以上いて身元の確定は進まない。「アリス」の肺から見つかった塩水は海水ではなく、プールの水と判り、さらに実際は15歳であった事が判る。所持品の雑誌が遺体発見場所の近くの家で定期購読されていたことから、重大犯罪課はキャス家に話を聞く事にする。キャス家は、昨夜盗難事件があったと通報していた。シャロンは、重大犯罪課に夫のジャックを呼び、ラスティを養子にしたいと話す。ジャックは、18歳のラスティを養子にすることについて消極的な態度を見せる。シャロンはここぞとばかり、この際正式に養子にするか、疎遠となっている関係に終止符を打ち、離婚するか選択を迫る。ジャックは帰り際にラスティを見かけ、バイトの斡旋をするといって、ラスティを連れ出す。キャス家では、息子のサドがプールで友人とくつろいでいるところで、家政婦のアリスが自分のパソコンと家中のテレビを盗んだと話す。しかし、プールの浄化フィルターからアリスの髪留めがみつかったため、フリンはサドを逮捕する。サドの母親ジョアンナは、よく働くアリスを信じていたと言い、将来美容の仕事をしたいというアリスのために、プロのハサミのセットを買ってやったという。昨日はアリスのバイト代を渡して出かけ、戻ってみると家の中が荒らされて宝石などが奪われ、アリスがいなくなっていたという。サドの携帯に、アリスをからかう様子が撮影されていたと言うと、ジョアンナは弁護士を要求する。遺体発見現場近辺の質屋を調べたところ、バグが訪れていた事が判る。一緒にいた男は顔は見えないが、サドが通っているラスベガス大学のジャケットを着ており、容疑はバグへ向けられることになった。ラスティはシャロンに、ジャックから養子の話を聞いたと報告する。シャロンは離婚の話はラスティの問題とは関係ないと話し、すでに後見人から外れているラスティと家族になりたいのだという。アリスがもっていた姉妹らしい写真から、セントルイスから来たのではないかと考えられた。となると、LAに来る前にラスベガスに立ち寄っていても不思議ではない。ラスベガス郊外の保護施設に問い合わせたところ、アリスが2ヶ月前までいたことが判る。そこではジェシーと名乗り、将来美容学校に通うために真面目に働いていたという。ただ、男が訪ねてきてその翌日にジェシーは姿を消してしまった。その男がサドかどうかは判らないという。質店から、バグが金を受け取りに来ると連絡があり、重大犯罪課のメンバーが店を監視する。バグが店を出た時に身柄を確保する予定だったが、バグは突然車から銃撃を受けて倒れてしまう。すぐに車の手配をするが、ナンバープレートは盗難されたものだった。命に関わらない傷だったため、重大犯罪課はバグを退院させて話を聞く。撃ったのはスライダーという男で、自分は質入れを手伝っただけだという。スライダーはバグのキャス家に送ってくれて、昨夜は家人が留守だったため、3人で家の中に入り、スライダーは盗みを始めた。アリスはそれを止めようとしたが、警察に通報しようとしてアリスは逃げ回り転んでプールに落ちた。自分は見ていないが、スライダーはアリスから金と携帯を奪って遺体を車に積んだという。スライダーの居場所がわかったため、駐車場で逮捕するが、シャロンは撃たれたバグは死んで、二重殺人の容疑があると嘘をついて攻める。殺人の決定的な証拠がないためスライダーは余裕を見せ、アリスに盗めと命令したら、アリスは拒んで通報しようとしたので止めようとしたという。転んだアリスはプールに突き落とされ、水中からスライダーを批判したので頭を沈めて殺したと認める。ホッブス検事はスライダーの自白の仕方が警察の誘導によるものだと突っ込まれるかもしれないので、せいぜい第2級殺人で刑期20年で手を打とうという。シャロンは納得せず、さらに追及すると、スライダーは自分を正当化する身勝手な発言を繰り返す。それを聴いていたホッブス検事はついに第一級殺人に切り替え、仮釈放なしの終身刑か死刑のどちらかを選ばせるという。スライダーは取引を拒否し裁判を選んだ。未だにアリスの本名は不明だが、裁判で時間をかければ本名が見つかるかも知れない。ラスティは、あの時自分もアリスと同じ状況で死んだかも知れないと言い、シャロンのオファーについて考えて見るという。フリンがジャックを敵視し、ジャックがシャロンのデート相手が誰か疑い、プロベンザが離婚届を見て、フリンにお前のせいではないのかと突っ込む。良い展開ですね。(笑)デートはしてないけれど、ディナーには2人してたくさん行っている。いやあ、俺たちは友人だと良いながら、まんざらでもないフリン。どうやら、この先2人は大人の関係になるのかな。警察内のチャペルでも良い雰囲気でしたよね。そうなると、ラスティの父親はフリンということになってしまいますが、プロベンザと2人でお父さん役をしてもらいましょう。捜査の過程で行方不明になった若い女性があまりに多くて、調べてもアリスの身元が判明しないというのが深刻に感じられました。家を出た理由は判りませんが、将来のために真面目に努力していたアリスがかわいそうですね。あのままキャス家で働いていたら、サドに手を出されていたかもしれないし、不法就労者が日常化しているLA独自の問題を示唆していたように思いました。スライダーのような男に引っかかって、命を落とす少女もいるのでしょうね、きっと。
September 30, 2015
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おっと、これはなかなかの力の入ったエピソードですね。期待していなかった分、満足度高し。またまた、ヴァスケスロックのロケ地でした。ゲストの連邦保安官補は、TNGのターシャ・ヤーでしたか!カレンはアルトン刑務所に収監されていたアナが脱獄したという連絡を受ける。アナは同房のケイト・ミラーと共に脱獄し、ニュースでも大きく報道された。アナは丸腰の被害者を殺した危険な犯罪者と見られいているため、逮捕時にアナが殺されることもある。ロジャースはNCISが捜査に関わるのを許す。連邦保安官補のロングは、カレンとアナの関係を重視し、カレンが脱獄に関わっているのか追及する。脱獄には外部の人物が関わっていると見られ、そのうちの一人は企業の顧問フィル・カルモナだという。ケイトはカルモナに何度も電話をかけていた。しかし本命はアナの父アルカディで逮捕される。カレンはATF捜査官だったアナが脱獄するには、よほどの理由があったのではないかと考える。始めは連邦刑務所に入っていたのに、州刑務所に移送されたことも謎だ。ロングによると、州刑務所で暴行を受け入院したアナは、その後精神科医にかかっていたという。カレンは入院中にアナを見舞ったが、アナはもう近づかないで欲しいと言った。ロングはカレンが脱獄に関わっていないことを確認して、NCISとの合同捜査を認めるという。カルモナは1時間後にコスタリカに発つことになっていた。アルカディの方はアリバイが成立し、帰されることになったが、アルカディも州刑務所への移送がATFのおとり捜査ではないかという。刑務所長によると、4ヶ月前の殴り合い事件でアナを一人で監房に入れていたが、ケイトの監房でボヤが起こり、アナと同房になったようだ。2人は看守のカギを奪い、ダストシュートから外に出た。1日2時間は監視の目が届かない状態にあったアナは、メンテナンストンネルを抜け、壁に穴を開けていた。出口は外部からチェーンが切断されていた。カルモナの身柄を確保しボートハウスで尋問するが、何も話そうとしない。ケイトは売春の罪状があり、カルモナは客でそのことで脅されていたようだ。ボートハウスにアルカディが現れ、頼みがあるという。アルカディはカルモナが尋問されているのを知って、彼はロシア財閥と関わりのある人物だという。アナとケイトがガソリンスタンドで車を奪ったのが発覚し、ケイトが公衆電話で誰かに連絡していたことがわかる。口を割らないカルモナに、ロジャースはアメリカ政府から制裁対象になっているロシア財閥との関わりについて揺さぶりをかける。ついにカルモナは、ケイトの顧客であったことを認め、その事を家族に知らせると脅されたという。ケイトはその見返りとして、カルモナの取引と取引先に関する機密情報を求めた。ケイトが刑務所で使った使い捨て携帯の通話先は、ロシア領事館だった。さらに、他人の身分を乗っ取っているという。ロシアのスパイを調べるためにATFがアナにおとり捜査をさせている可能性はなくなった。アナとケイトが奪った車が発見され、そこにゴーマンという男の射殺体が見つかった。サムはアナを信じるカレンに、ジョエルに騙された事を思い出せという。アナたちはロシア領事館が利用していた民間の飛行場に向かったらしい。目的は国外に逃亡することだろう。逃亡中のケイトはロシア人同士が同じ房に入った出会いに意味を感じたという。アナのスキルを高く買うケイトは、アナをロシアに来るように誘う。2人を乗せた車は検問ポイントに差し掛かった。アナは力技で検問を突破すると、その情報が当局に伝えられ、NCISもアナの車を追った。何としてもアナを無事確保したいが、飛行場でカレンとサムはアナの乗った車を向き合う。カレンに突っ込んでくる車は、銃撃を受けて宙を舞った。しかしそこに、ロシア関係者と見られる増援が現れNCISを銃撃する。両者が激しい銃撃戦を続ける中、カレンはアナとケイトが格納庫へ逃げ出すのを見つける。カレンはアナに「誰と組んでいるのか」と声をかけるが、アナはただ「信じて欲しい」「来ないで欲しい」という。カレンは「本気で撃つ」というも、結局2人を見逃す。飛行機はロシアに向かったようだ。ロジャースはアナを州刑務所に移送する決定をしたのは司法省という答えを得た。ネルはケイトの資料をCIAに問い合わせ、ロシア連邦保安庁のトップ、パヴェルとケイトの関係が明らかになった。カレンはアナがパヴェルを追う理由は、ただ一つ、カレンの実の父親を追うためだと断定する。to be continued....パトカーに追跡されるシーン、たしかに「テルマ&ルイーズ」みたいでしたね。ロシア関係者が運転していたのは違いましたが。アナが独自の意思でカレンの父親を取り戻すためにロシアに渡るのだとすると、カレンはいても立ってもいられませんよね。命を危険に晒しても、自分のために尽くしてくれるとなれば、カレンの心に再び愛の炎が燃え上がるでしょう。実際は司法省から何か任務を帯びて、ケイトとその関係先を暴くよう行動していたと見るべきかも知れないですが。いずれにせよ、個人的にはジョエル本命説がゆらぎます。(笑)始めはカレンの数少ない交際相手として、彩り程度の印象だったアナでしたが、キャラクターとして際立ってきました。今回、もう一人株を上げたのがロジャースですね。特別検察官の特権を振りかざしてカルモナを丸め込んだり、アルカディとやり合ったり、さすがです。チームにはいじられるのに、容疑者には強くて意地悪さが際立ちます。次週はロシア行きなのかな、続きが気になります。
November 30, 2019
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ディークスの出番を減らしてまでゲストを出す必要もないと思いますが、しかたないのかなあ。アナの今後ですが、本来前シーズンの中で扱いたかったのかなと思いました。コロナ禍についての言及がありましたが、なるほど上手くつなげましたね、違和感はなかったです。LAは酷い山火事がありましたよね、それも盛り込まれていました。zoomでトレーニグするとか、いかにもです。ダウンタウンの使われていない倉庫で、大量の衣料品の箱の中から海軍予備役が死体で発見される。テリー・コールマン下士官は軍の極秘情報にアクセスできる部門に所属しており、倉庫に不法侵入したものがいることがわかっているが、コールマンが殺されたのはその12時間前だという。ディークスが捜査に加われないため、デシャン捜査官がケンジーと組むことになった。カレンの自宅で暮らしていたアナ・コルチェックは、2日後にボランティアで火事で家を失った人々の再建を手伝う仕事に出ることになっている。倉庫の中には高級ブランドの衣料品やスニーカーなどがあり、盗品だとわかる。倉庫の外部に車をこすって、壊れたサイドミラーが落ちていた。犯人は複数で、盗品を盗もうとして侵入し、死体を見て慌ててその場を去ったのではないか。防犯カメラに映っていたのは、フェアファクスのラシェル・チャンとわかる。コールマンの口座には月に2回給与が振り込まれていたが、コールマンはその翌日には全額引き出していた。ギャンブルなどの性癖があったのか。コールマンには恋人がいたようで、ケンジーらが話を聞くと数週間前に別れたという。コールマンは海軍の仲間でPTSDで自殺した兵士の妻子の面倒を見ており、それが別れるきっかけになったらしい。自分よりも他人に尽くすコールマンだったが、副業でバーの用心棒をしていたという。隣の倉庫のカメラには、不法侵入の共犯らしいバンが映っており、運転手と同乗者の顔が判明した。さっそく、身柄を確保しボートハウスで話を聞く。ラシェルはジョジョとマーカスにやれと言われて、遊び感覚で盗みに入ったというが、実は倉庫に高級品があることを知って盗みを持ちかけたのはラシェルだった。ラシェルはインスタでリッチな生活を見せつける「ブラッドライム」という男にDMを送り、付き合い出した。ブラッドライムが何でも手に入るというので、アクロニウムなどの高級品をねだり、倉庫に入っていくのを確認したという。ケンジーとファティマはコールマンが用心棒をしていた「プリヴィ」というバーで、店長のリンカーンに話を聞く。コールマンの仕事上には問題がなく、捜査には協力するという。ネルが「ブラッドライム」の身元を割り出し、ドニー・メイソンという名前を出すと、リンカーンは店へ投資をしている人物だという。メイソンはバー、ジュエリー、アパレルの商売を手広くしており、定まった場所には住んでいないらしい。調べたところ、DEAがマネーロンダリングの疑いで捜査をしたことがあった。証拠は見つからなかったが、現在は全ての商売を休業していて、大量の現金を隠し持っている可能性がある。ベニスビーチの家を借りていることがわかったため、カレンとサムが向かうと、メイソンは家の中で殺されていた。サムは殺害犯が裏口から出て、駐車中の車に指紋を残しているのを発見する。指紋はリンカーンのもので、メイソンは殺される前に拷問されていた。おそらく、金の隠し場所を聞き出そうとしたのだろう。ネルがリンカーンの居場所をつかみ、ケンジーとデシャンが急行する。何者かがフォークリフトを使ったようで、その場から逃走するバンを発見、リンカーンが運転していた。ファティマとラウンドトゥリーが乗った車と衝突して、リンカーンは逮捕された。バンには大金が積み込まれていた。リンカーンの家を家宅捜索した結果、コールマンがレコーダーを密かに設置していたのが見つかる。リンカーンはメイソンとグルだったが、メイソンがSNSで派手な生活を見せびらかすのを恐れ、裏切って金を独占しようとした。その事を金を必要としていたコールマンに持ちかけ、殺せと依頼した。コールマンは証拠を録音して警察に持ち込む気だったのだろう、しかしリンカーンはコールマンを殺し、メイソンも殺した。アナは急遽任務に呼び出されることになり、しばらくカレンとは会えない。犯人はバレバレで、ネルが全ての証拠をリモートでタイミングよく提供、結末はファティマとラウンドトゥリーの会話で済ませるという省エネエピソードでした。それは気にならなかったけれど、ディークスが警察のリエゾン役を解かれて今は無職なのでしょうか。何とか付き、誰それ預かりの待遇で、長期休暇中?バーはコロナ禍で収入は減り、それでも家を買おうというのはこの先のストーリーとつながるのかな。後は、ファティマとラウンドトゥリーが世代交代を感じさせました。セレブに憧れるガキらが、ミレニアル世代と彼らをバカにして、さらにfacebookをするのはおじさんおばさん世代、つまりカレンたちは上世代だ。さすがに10シーズンを超えるとそうなりますね。ファティマとラウンドトゥリーがどちらが新車の運転をするかで争うとかも、一端の捜査官だ。結構ケミストリーは良いなと思いました。マイケル・マーフィー大尉はベトナム戦争以来初の名誉勲章を受けたネイビーシールだそうで、それと、PTSDで自殺したシールズ仲間をサポートしていた被害者を取り上げたのには関連があったような印象です。それにしても、ちょっと検索するとアクロニウムというブランドはめちゃくちゃ高いですね。びっくりしました。物価や家の値段が高いLAではそういう高級品を買う人がいて、若者は大人はファストファッションを買って地球を殺していると批判するとか、どうなっているのだろう。(笑)ラシェル役の子はインパクトがあって、なかなか上手いと思いました。
November 4, 2021
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#4 Hysteria売春婦のような露出の多い服を着た若い娘が路地裏で惨殺されSVUが捜査を始めるが、過去にも同様の売春婦を狙った犯行があったことがわかる。実は被害者は裕福な家の真面目な娘で、売春婦たちから情報を得るうちに容疑は元風紀課の刑事に向く。ステイプラーは12歳の次女の友人が妊娠したと知り、ショックを受ける。売春婦が殺されても何もなかったかのように扱う風紀課と、彼女たちも同じ人間だと憤るSVU。自分たちの仲間を捜査するため、今回もまたプリスコーが登場してクレイゲンがさり気なく探りを入れておりました。身内に連続殺人犯がいたのに、30年以上気づかれなかったというのは論外ですね。売春婦だから殺されてもきちんと捜査しないのが当たり前だったなんて。犯罪都市NYCの現実でしょうか。マンチは相変わらず博識で、法廷ではうんちくを語りやりたい放題です。結構美味しい役どころですね。オリビアと同僚のジェフリーズが余暇にボルダリングをしているのが今から見るとおしゃれですね。さすがニューヨーカーだ。ステイプラーはモーリーンに身を守ることを教えようと、サッカーの練習にかこつけて遠回しに話をする。「私はバージンよ!」と言われてあっけにとられるステイプラーが秀逸でした。#5 Wanderlust旅行記を書くライターが裸で口をテープで塞がれた状態で、自室で死亡しているのが見つかる。被害者は大家の家に間借りしており、発見したのも大家のアナベルだった。死因は鈍器を首に押し付けられたことで、凶器は見つかっていない。大家の女性と被害者の関係が不明な中、動機のある容疑者を探すが、過去に被害者とトラブルがあるような関係者はいない。犯行時から姿が見えない大家の娘バージニアが駅で万引したところを拘束された。バージニアは被害者の口の中に押し込まれてた下着は母親のものだという…容疑者の中に小児性愛者が出てきますが、ティーンエージャーが年上の男性に対して持つ恋愛感情を本気だと主張するオリビアと、恋に恋しているだけだというステイプラーが激しく対立します。ステイプラーは認めたくないのでしょう。ステイプラーは長女とバージニアを重ね、母親の恋人に虐待されたというバージニアを信じてしまう。このヴァージニアを演じた女優さんは初めてのテレビ出演とは思えない迫真の演技で、彼女が全てだったなという印象です。自分のものだと思っていた娘がボーイフレンドとプロムに行くようになり、口にキスもさせてもらえなくなったというステイプラーが、捜査に感情移入してしまったことを反省すると、クレイゲンがその感情を否定すれば苦しむことになる、何かを感じることを心配することはない、と慰めます。この時点では、オリビアよりも子育て真っ最中のステイプラーの父親としての成長がメインだなという感じですね。ちなみに、オリビアはステイプラーから問われて、初体験の相手のことまでしゃべってしまう。マンチが聞けばセクハラになりそうですが、時代だな。そのマンチとキャシディのコンビもなかなか良いコンビだと思うのですが。#6 Sophomore Jinx私立大学の花壇の中に頭を殴られた女性の死体が発見され、2年生のジーンとわかる。下着がなくレイプ殺人と見られ、SVUが捜査を開始、ジーンは有力なバスケット選手の学生生活をサポートする歴史ある「ホステスグループ」のメンバーとわかる。ジーンはリーダー格のライリーの担当だったが、チームのパーティの夜、黒人のチャックと激しく口論をしているのを目撃されていた。ジーンはかなり飲酒していたようで、実はジーンはバスケ選手の誰かに2ヶ月前にレイプされていたという…白人のライリーと黒人のチャックはプロにも行こうかというレベルで、大学からするとドル箱の学生なので、捜査に協力的とはいえない。それでも学内での聞き込みを進めると、第3の男が浮かび上がる。花形バスケ選手とそれをめぐるホステス役の女子学生、そして私立大学の閉鎖性となると、どのシリーズでもある設定ですね。カトリックの学校なので検察とは法律の観点が一致しない、また、セクハラという言葉も昔はなかったなど、論点がありました。しかし、結局はレイプも殺人も目撃証言がなく、最後は被疑者との取引になってしまいました。性犯罪の立件は難しいです。ステイブラーは長女の朝帰りに動揺し、モーリーンも反抗期真っ最中なので大変です。マンチとキャシディのコンビがチャックたちに「ブルース・ブラザース」と茶化されているのが面白かった。本当に、2人が歩いているとゴージャスですね。極限まで人手を削られた20年後のことを思うと、なおさらです。
January 11, 2022
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毎度おなじみのギャングネタですが、内容が濃くて見応えがありました。ゲストも豪華でしたね。クリスマス時期なので、ラスティが「LAPDのオリバー・ツイスト」と言われて、「メリー・クリスマス、ミスター・スクルージ」と言い返すところ、特に良かったです。(笑)バス停で待っていた時に、車内から銃で撃たれ死亡したカーティス・ワイアットを殺したとして、ルイス・ナヴァロの裁判が行われた。重大犯罪課はルイスの車に同乗していたクローディア・ゴメスの証言が決め手になると考えていたが、クローディアは報復を恐れ、裁判ではルイスに睨まれて口ごもってしまう。評決ではルイスは無罪となり、裁判所では、納得できないアフリカ系のギャング関係者とルイスの組織の関係者の間で殴り合いが起こる。クローディアは取引で証言しなければ共犯として刑務所に行くと聞いていたにもかかわらず、ルイスが殺すと脅していたため、幼い子供を残して刑を受ける事になった。ラスティは裁判の結果に納得できないという。ところが、ルイスの車が何者かによって放火され、ルイスもトランクの中で焼け死んでいるのが見つかった。裁判の結果に不満を持つ者の犯行に見えるが、カーティスの父親ジョーは、家族旅行でディズニーランドに行っているという。犯行現場にフリッツが現れ、このことが表沙汰になるとギャング同士の抗争事件が激化し、市内をパトロールする整復巡査たちが危険に巻き込まれるという。シャロンは不満ながらも、被害者などを伏せて捜査を続ける。放火の手口などから、過去3回逮捕されては無罪になっているモーリス「ジッポ」ワシントンが拘束された。今回もやはりアリバイがあるというが、ジッポが呼んだ弁護士というのが、シャロンの元夫ジャック・レイダーだった。ジャックは不当逮捕でLAPDと検察を告訴するという。シャロンは命を狙われるのでジッポを釈放することはできないと言い、捜査を続ける。焼死体は歯形からルイスと確定したが、ジッポは何も認めない。911には、匿名でルイスを殴る3人の黒人グループがいて、車に押し込み火を付けたという通報があった。目撃者ということになるが、プリペイド携帯が使われ身元を突き止めることができない。そして、伏せていた情報がすでにマスコミに流れ、ギャング同士の抗争が現実のものとなってしまった。LAを離れていたと思われていたジョーが、飲酒運転で逮捕され、車内から未登録の銃が見つかったという。ジョーは銃は自分のもではなく、ただバーで酒を飲んで泥酔し、地域のギャングが来たがそれ以外は何も覚えていないという。ジッポは地元ギャングとの繋がりがあるという。シャロンはとりあえず2人を拘束して、その間に謎の通報者を突き止めることにする。ディズニーランドに行くと言ったのはアリバイ工作だったのかと問われ、ジョーは家族は旅行に行ったが、自分はそんな気になれなかったという。また、教会を通じてチケットを寄付されたという。自分の分のチケットをまだ持っていたため、購入者を調べると、ルイスの公判を傍聴していた元教員のウィンズローと分かる。ウィンズローは裁判を傍聴して法廷ドラマを書こうと思っているといい、チケットはジョーの家族の慰めのためだったというが、シャロンはウィンズローの口癖が通報者のものと同じだという事に気づく。取り調べでウィンズローはジッポは共犯だと供述したため、ジャックに不当逮捕での告訴は辞めるように言うと、ジャックはその通報者はウィンズローだと言い当てる。ウィンズローはギャングの多い地域の学校で30年間教員をしていたが、クラスで生徒を殴る様子を撮影され、それがきっかけで学校を首になったという。ウィンズローはジッポの裁判にも来ていたので、彼の手口についてもよく知っていたはずだ。やはり偽証でジッポをはめようとしたということで、市警を告訴するという。シャロンらは改めてウィンズローを取り調べ、偽の通報や新聞社への情報提供などをしたのではないかと追及する。ウィンズローは独特の意見を持ち、法制度の不備でギャングが野放しになるのを許せなかったという。しかし、あの動画で殴られていたのはルイス本人であり、それが職を失う結果になったことでルイスに報復したかったのではないかと追及すると、取引には応じず陪審員の判断に期待すると、あくまで裁判を選ぶという。ラスティはバイトがまもなく終わるので、仕事仲間のジェフを重大犯罪課に連れてきて、取材をさせたいという。その日、仕事が遅くなったためラスティはシャロンの家にジェフを泊まらせる。ラスティは気になるジェフに自分の思いを伝えるべきかどうか、シャロンに話す。シャロンはラスティに告白してみてはと背中を押す。残念ながらジェフはラスティの事は眼中になかったようだが、ラスティは前に進むことができたという。やっとラスティが「ママ」と呼んでくれた。ちょっと恥ずかしいような、でもうれしいですよね。気になるジェフは8才上、と聞くとやはり交際するには大丈夫かなという感じですが、とにかくそういった事を何でも打ち明けてくれるなんて、本当に良い親子関係だなと思いました。どこの親子もそういう仲良しという訳じゃないですよね。告白しようかどうしようか、迷っている時にさりげなく背中を押してあげるシャロンも良いですね。まあ、多分そういう結果になるのだろうと思っていただろうけど、傷つく気持ちを最小限にして乗り越えるサポートもしてあげる。本当に大学にアプリケーションを提出しておいて良かったですよね。ちょっとした事を大人が支えてあげると、子供は強い反発をすることなく、人生の山を乗り越えて成長していく事ができる。見習いたいものです。元夫に関しては、弁護士としてはそれなりにやり手なのですね。でも家族のことは何でもシャロンに任せっぱなしで、子供とまともに向き合うことはなかった。すぐにシャロンに「なー頼むよー」と甘えるけれど、ごあいにくさま、です。別に深い意味はないのでしょうが、フリンとジャックが向き合うのも萌えどころ。辞職届がフリンのものではないかと気を回すプロベンザが、そうでないと分かって喜んでいるのが印象的でした。でも、私もあれってフリンかなと思ってしまいました。シャロンと顔をつきあわせるのが辛いのかなと。(笑)
November 25, 2015
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実際の事件をヒントにしたエピソードだそうですが、これ1話で映画1本分くらいの内容がありましたね。タイムリミットがある中の捜査なので、テレビエピソードもありかも知れませんが、デクスターだったらこの犯人はそのシーズンを通した敵になるんじゃないですか?ゲストのDoug Hutchisonは、私としてはX-Filesのトゥームズ役の印象が強いですね。あれはインパクトが強烈だった。(汗)公園に赤ん坊が置き去りにされており、母親を誘拐して時間までに助けないと殺すというメモが添えられていた。レイプされた恐れがあり、誘拐犯はR.D.キルモアと名乗っていた。スタテン島に同姓同名の時計屋がいたために店に向かうと、まるで捜査陣を監視しているかのように行く先々で次の行き先のヒントを与え、ついにホームレスにメッセージを託したという。単語の羅列は意味をなさないが、読み解いていくと公衆電話の場所だと判る。被害者が判らないため、赤ん坊の情報を公開して家族を待っていたところ夫が現れ、妻のジュリーだと判る。しかも、焦った犯人からジュリーの耳が警察に届けられる。公衆電話に置かれたメモで指定された時刻は過ぎており、着信履歴から電話をかけた住所を当たると、そこに首を吊られたジェリーの遺体があった。犯人は「RDKが戻った」というメッセージを残しており、70年代に実在した連続殺人犯を意味していた。捜査班は2つの事件の共通点を探す。ジュリーの殺され方は、RDK事件の最初の被害者と同じで、ジェリーが見つかった家の家主グロリア・ダラムは行方不明になっていた。2番目の被害者は全身を100カ所以上刺されて失血死しており、メモにあったヒントからある花を注文した客がグロリアのカードを使っていた。その花の届け先を当たったところ、グロリアは同じように刺されて死んでいた。グロリアの足の裏には絵文字が書かれており、次の事件のヒントだと思われるが、手には事件を取り扱った新聞が握られていた。手がかりを求めて、最初の事件で6名被害に遭ったうち、たった一人だけの生存者、ジャネット・ヘンリーに話を聞いたところ、新聞記者がジャネットの事件について取材に現れたという。捜査班はジャネットの身に危険が迫っているとして、身柄を保護する。新聞記者の身元を探したところ、資料室で記事を整理していたハンフリー・ベッカーと判る。ハンフリーはパズルオタクで現在休暇中で、自宅を捜索したところ、出版社から大量の原稿不採用通知が届いていたことが判る。その中に、RDK事件の原稿も含まれており、今回の事件はコピーキャット犯罪だと判る。グロリアの足の裏のヒントを追ったマンチは、次のターゲットが子持ちのショーダンサーだと読み解く。一方、25年前のジャネットの記事を書いた記者から話を聞いたステイブラーとベンソンは、ハンフリーが彼と同じシガークラブの会員であることを突き止め、個人ロッカーの中から犯行計画を書いたノートを発見する。その結果次のターゲットが判ったため、身柄を保護しようとしたとき、ジャネットが行方不明になったという知らせが入る。何と、潜伏先にはハンフリー本人が待っており、ジャネットは閉じ込めて酸素不足でいずれ死ぬだろうという。ジャネット救出のために一刻を争う中、Dr.フアンが巧みにハンフリーから犯行に至る背景を聞き出す。彼の母親が問題だと気付いた捜査班は、直接母親とハンフリーを対面させ、弱点の暗闇に閉じ込めることによってジャネットの居場所を聞き出す。間一髪ジャネットは救い出される。ハンフリーは高圧的な母親から否定され続け、何か大きな事をして認められようとしていたのだった。最後のおっかさんが恐かった。女優さんのタイプでいうと、昔なら清川虹子さんが演じていた役とか。ハンフリーという名前はこの母親が好きなハンフリー・ボガートにちなんだらしくて、男らしさの権化みたいなものを息子に求めたのでしょうね。歪んで育ったハンフリーはミステリー小説を書き、その分野には詳しかったが、才能がなかったのか、一度も日の目を見なかった。それで、有名な連続レイプ事件を真似してみたというわけですね。パズル好き、ミステリー小説好きが高じて捜査班は振り回されましたが、解いた方も凄かった。(爆)ともあれ、SVUは不眠不休でがんばった。ステイブラーが尋問でハンフリーを締め上げたことは、きっと問題にはならないのでしょうね。二度も酷い目にあったジャネットさんは助かったとはいえ、本当にお気の毒でした。
May 6, 2010
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またまた、警備課のマクギニス警視が出てきましたね。やっぱり、この人良いなあ。責任ある立場で、全力で仕事に立ち向かい、部下のために必死になる。かっこいいなあ。こういう人なら私もついて行きたいです。(笑)もちろん、レイダー警部も理想の上司だなと思いますけど。フリッツはこの先、どうなるか微妙なところですね。ブレンダに内緒だと、夫婦間に亀裂が生じますよ。人気クラブ、ズーズーゾーンで、若い女性の失踪が続いたため、警備課のケイト・シャーマン巡査が潜入捜査していたところ、仲間の目の前から姿を消したという。シャーマン巡査の上司がマクギニス警視だったため、重大犯罪課とどちらが捜査権を取るかでもめる。ズーズーゾーンではすでに2人の若い女性が姿を消しており、初めは家出かと思われていたが、薬を盛られて連れ去られたらしいという事がわかってきたという。この店の経営者はモルドバ出身の外国人で、行方がわからなくなっていた。売春などの人身売買の可能性もある。フリッツはすぐに診察を受けたため事なきを得たが、ストレスを避け、引退するように言われる。しかし強引に24時間モニターを付けたまま周囲には内緒で仕事に戻ることにした。テイラーはシャーマン巡査が身分を知られると命が危ないことから、LAPD内で誘拐された事は隠して重大犯罪課が捜査するように命じる。ラスティは万引きで捕まった母親から呼び出され、面会する。母は、万引きについて弁解したあげく、保釈金500ドルが必要なので何とか、レイダーに掛け合ってもらえないかという。ラスティはかつて金のために売春をしていた事を持ち出され、ショックを受ける。それに母が本当のことを言っているとも思えない。クラブ経営者のタリジが弁護士と共に出頭し、話を聞くが、協力的ではない。LA市内では、クラブで2~3人ずつ失踪事件があり、その場所を次々と変えている。フリッツが違法行為でビザが取り上げられるかもしれないと脅すと、強制送還だけは嫌だと態度を変え、シャーマン巡査が薬でふらふらになりながら、男に連れ出されるのを目撃したと話す。様子を見ていると、駐車場で女が待っていて緑色のSUVに乗せたという。周辺で見つかったシャーマン巡査の携帯には、クラブ内の様子が撮影されており、バズとタオがインターネットから画像を集めて店内にいた人物を絞り始める。今のところ、どのような薬が使われたのか、見当も付かないという。ラスティは母親の話をプロベンザに打ち明け、次の面会日までに逮捕された状況など、事実を知りたいと頼む。シャーマン巡査の少し前に行方不明になったジニー・ウェッブが遺体で発見された。乗馬中の女性が倒れているのを発見し、検視では車に轢かれたらしいという。緑色の塗料も見つかって、該当車を探す。被害者は性的暴行は受けておらず、胃の中から特殊な飲み物が見つかった。馬用の栄養ドリンクではないかということで、発見場所から馬を飼育している動物病院から逃げて来たらしいという。使われた薬は動物用の鎮静剤だった。実はジニーは、シャーマン巡査が監禁檻から逃亡させており、2人を誘拐した男女はシャーマン巡査を早く次の場所に移動させようとしていた。ジニーに使われたのは馬用の麻酔で、捜査班はフランク・ウィルショー獣医のクリニックに目を付ける。ウィルショーには前科があり、緑色のSUVを持っていた。警備課は病院周辺を封鎖して、フリンとサイクスがウィルショーに聞き込みを行う。ガレージを見せて欲しいというと、ウィルショーが逃亡を図ったため、後を追う。外で待ち受けていた警官らが銃を向けると、ウィルショーは戻ってフリンらに銃を向けた。フリンとサイクスが発砲したため、シャーマン巡査の居場所が聞き出すことができなくなったが、捜査班は敷地内を捜索して、厩舎の床下に隠された檻を見つける。そこに、女性が一人監禁されていたため助け出すが、実はウィルショーの妹ベッカで、被害者を装って逃亡を図っていた。しかし、タオは顔認証でベッカとウィルショーがズーズーゾーンにいたことに気づく。ベッカは弁護士を要求するが、シャロンはこのままシャーマン巡査が死亡すると間違いなく死刑になるので、今すぐ取引に応じるように迫る。メキシコ行きのトレーラーの中に捕らわれていたシャーマン巡査は、LAPDの捜査で救出された。プロベンザによると、母親のシャロンはデパートで万引きしていただけでなく、覚醒剤も所持していたという。前回はリハビリ施設に入れたが、今回は執行猶予期間中なので即、懲役6年の刑に処せられるという。さらに面会時にラスティに売春を迫るような言動が看過できないとして、プロベンザはシャロンに報告する。シャロンは、万引きのみの罪状で懲役1年にする代わりに、その間監視を厳し厳しくして、一切薬をやらないという条件を出す。もし違反が見つかれば、刑期は自動的に6年となる。母親はラスティラスティを奪われたくないからこんな酷い事をするのかと、悪態をつくが、シャロンはこれはラスティのためだと答える。今回のように、地道な重大犯罪課とアクティブな警備課が組むとドラマがダイナミックになりますね。フリッツだって、熱いマクギニスを押さえて良いところを見せられるし、今シーズンはとても贅沢な感じがします。テイラーもちゃんと仕事しているし。いつも思いますが、シャロン・ベック役の女優さん、上手すぎる。自己中心の依存症患者で、嘘を並べて責任転嫁する行動が、本当に憎たらしく見えます。依存症だからそうなのか、元々そういう性格だったのかはわかりませんが、ラスティの安全のためにも2人を近づけることは望ましくないですね。金のために体を売れって、酷いですよ。こういう人とは関わりたくないなあ。きっと形勢が悪くなってくると、「あんた後で酷い目に遭うよ」とか、脅すのでしょうね。さすがにシャロンは犯罪者のことはよくわかっているから真に受けることはないでしょうけど、気持ちの弱い人だったら気分で飲まれてしまいそう。ともあれ、これで1年間以上は絶対刑務所だろうし、その間ドラッグに手を染めることは間違いないので(刑務所で酒、ドラッグ何でもありというのもすごいですが)、6年間のお勤めを果たすことになるでしょう。途中、仮釈放も厳しいですよね。
October 28, 2015
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1シーズンフィナーレ。ルーマニアから留学目的で入国している女性が虐待されているという情報があり、情報を追うが行方不明になっていることがわかる。やがて彼女の叔母が殺害されているのが発見される。一方、チームにはカウンセリングによる適性評価が行われる…心理カウンセラーによるインタビューが入るのはどのドラマにもありますね。今回は、SVUの仕事がどれだけ刑事たちの心を蝕んでいるかを引き出して、その結果誰かさんを今すぐ異動させるべきだと言うことになりました。いかにもシーズンフィナーレにふさわしい「ミニクリフハンガー」ですね。(笑)もちろんこれは2シーズンのレギュラーを見れば答えは分かってしまうのですが、一番そうでなさそうな人が降ろされるのでしょう。すぐに判ってしまいました。(爆)マンチのロマンチックな面が触れられて良かったです。事件は監禁魔の話で、女性を暴力やSMや様々な方法で調教し、支配するのが好きな男がターゲット。見るからにすぐに犯人だとわかってしまいました。ステイブラーとマンチによる取り調べが、ちょっと変な感じ。(爆)先の心理カウンセラーも多少洗脳のメカニズムについて説明していましたが(例、ストックホルム・シンドローム)、人間の精神を壊すのがいかに簡単かという話でした。これはこれで非常に恐ろしいし、許されない犯罪でもあります。たまたま昨日のAXN、CSIマイアミが"Horrible Mind"で、ちょっと似た点がありました。ただ、あれは誰でもが拷問者に変わるわけではないと思いますけどね。資質みたいなものもあるはずですが…というわけで、1シーズン終了しましたが、ドラマとしてSVU独特の展開についていくのにかなり戸惑いました。結論を棚上げする話や、バッドエンディングも多かったですし、見ていて「すかっとする」ドラマではないですね。その分、心に残るドラマだったと思います。長いシリーズなので、今から見ると取り上げられている事件がすでにちょっと古いかな、という面もありましたのでぜひ次々と新しいシーズンを放送していって欲しいです。FOX CIRME Law & Order :性犯罪特捜班
June 28, 2007
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プロモでAlexxが「私はこれで犯罪の容疑をかけられるの?」と言っていたので、一体どうなることかと思いましたが、結局Alexxが信念を貫いたエピでもあり、ややRyan君が目立ったところもありましたが、チーム全員に活躍の場があって、Horatioチームの結束の強さを感じされるエピでもありました。雰囲気もBGMもなんとなく2シーズンのイメージで懐かしかったです。いやー良かった~ 派手にドンパチやるだけがマイアミではないですね。今回は引っ越してきた小児性愛の元犯罪者を巡って、対立する意見や立場を浮き彫りにして、考えさせる内容になっていました。良く出来ていたと思います。 近所に不審者や性犯罪者がいれば、情報公開をするのは当たり前なアメリカですが、自分の子供を守ろうとする親たちが過度に反応してしまい、更正しようと思っている元犯罪者たちを追い出そうとします。子供を持っている以上それをエゴとは言い切れない。 しかし、それが憎しみを生み差別問題、暴力問題にまでなるのは、なぜなのか。また、元犯罪者たちにも家族がいて、苦しい思いをさせられる。Horatioも「性犯罪には治療薬がない」と言いますが、立ち直ろうとする本人も必死で欲望と戦っている。それら簡単には答えのでない問題を、それぞれのキャラクターが代弁してくれました。こういうテーマのあるエピソードの場合、キャラクターは普段の言動から少し離れた行動をさせられるのが常ですが、今回も難しいテーマを提起したということで、多少のキャラクターの「逸脱」は許されると思います。むしろ、漫然と同じ事を繰り返すことの方がアメリカでは評価されないのではないでしょうか。 EricとRyanの会話で、"Guilty conscience."(やましい心だな) "Or it's a consciousness of a gult."(あるいは、罪の意識だね)というのがありましたが、なかなか良い会話だったと思います。 ゲストに2シーズンの最終話で、ポルノスターのストーカーをしていたNedが再登場したのも上手いなあと思ったのですが、殺された元犯罪者のおかげで自分も立場が危なくなったと、Horatioに助けを求めます。元犯罪者にとっても、彼は救世主なんですね。(泣) Alexxの行動に対して「子供がいたら当然」というCalleighと、人権問題を考えろというRyanの議論も印象的でした。最後に犯人に対して同情的なRyanに対して、"A killer is a killer."と言い切るCalleighも、「個人的にはNo、だけどプロとしてはYesね。」と本音を言いました。ここが救われるところです。 ところで、この2人の間をEricが取りなそうとするのですが、仲直りした2人が「ビールでも」ということになったのは、新たなカップルの出現か!と少々驚きました。なぜか今週はCalleighとRyanはお揃いでグリーンを着ている!ちなみに、Ryan君の目はもう問題ないようですね。 一方、さりげなく、お互いのデート相手を探るRyanとEricでしたが、なんとNataliaがパーティにRyanを誘った?先週の○○騒ぎのあとに、もはや他の男に目が行ったのか? もう一つ驚いたのは、Alexxに検死官として昇進の話を匂わされたことですね。責任者のDr.Halliwellから(Alexxの上司はHoratioではない)、「君は優秀だからHoratio Caineのチームとは縁を切れ」と言ってきます。「あんな問題ばかり起こすチームと一緒では君の経歴に傷が付く」と。しかも、彼はRyanに抗生物質を処方したことまで知っているという。なぜか、署をあげてHoratio外しをしているように思われてなりません。結局、Alexxは「彼のチームは私を家族として扱ってくれる。彼は私の命を救ってくれた人よ。私は尊敬できる人たちと仕事をしたい。」と答え、「これで昇進もおわりだな」とまで言われてしまいます。そこまでして、Horatioに着いてきてくれるなんて!(泣)本当に申し訳ないじゃありませんか。 ところでRyanはAlexxにもMoleの話をしますが、その横でなぜかHoratioが立っている!?「私を信じて欲しい」まさか、Horatioがスパイのはずがありませんが、今シーズンは本当に誰もがMoleの可能性があるという演出になっていて、もどかしいです。でもおもしろーい。 その他のゲストについては、"Buffy"、"Angel"、"Taken"のJulie Benzが素晴らしかった!泣かせると彼女は最高ですね。もう一人、"Odyssey 5"のLeslie Silvaも娘を持つ母親の役で出ており、良い感じでした。それから子供のポルノ写真に対して、持っているだけでも、あるいはネットで送っても有罪という、非常に厳しいということもよく分かりました。CSI Miami Files本館へ
February 4, 2007
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今回はいつもの調子に戻りました。建設現場からシートにくるまれた遺体が発見され、遺留品にプロベンザの名刺があったことから特捜班が担当することになる。死亡していたのは、地元のギャング・メンバーだったダレル・リチャーズ。92年のロス暴動のさなかにプロベンザと話をし、その後失踪していた。遺体には銃弾が残っていて、弾道痕から地元で若者の更正施設を営むジャック神父が該当の銃を持っていたことがわかる。ブレンダは早速神父から事情を聞こうとするが、神父は協力的ではない。さらに、神父は青少年を更正させるために、金を受け取って幅広く商売をしていた。やがて、ダレルの弟で社会活動家のケニヨンが市警に現れ、捜査は自分達へのハラスメントだと釘を刺しに来る。ケニヨン自身も以前はギャングだったが、神父のおかげで更正し今は市議会選挙に立候補しようとしていた。しかし、ブレンダはあえて神父を警察に呼んで話を聞こうとする。事件はわざわざ「フィクションです」と断りがあったように、過去LAの暴動事件の影響が今も色濃く市警に残っている印象でした。警官が黒人に暴行した事件が無罪判決になり、その後暴動に発展して大混乱したことはLA市警にとっても汚点でしこりになっているというわけですね。そのために、今では地元社会との付き合いには細心の注意を払っている。そして、見つかった死体は地元ギャングで、その弟は悔い改めて社会活動家となり市議に立候補しようとしている。警察としては下へも置かぬ対応で腫れ物に触るよう。まあ、彼は積極的に警察に協力しているせいもあるのでしょうが。さらに間に地元の若者を更正させようとしている神父がいる。この神父が防波堤となって、フリンのような「悪い警官」に取ってみれば、ギャングをかばい、踏み込めなくなっている。確かに非常に神父は灰色な印象を受けました。あまりにやり手過ぎる。ちなみに、この役者さんよく見かけますね。CSIマイアミでラボを締めてやると乗り込んできたFBI捜査官でした。しかし、ブレンダはこの2人が殺人と関わっているとみて、プロベンザらに捜査を命じる。そこへ敢然と政治家志望のガブリエルが立ちふさがる。今回最大の見せ場でしょう。驚きましたが、彼にとってはケニヨンのような社会活動家は「理想」なのでしょうね。ギャングだったという過去で偏見をもたれることなく、その後の努力が正当に評価されている。ガブリエルなりに地域を守りたいという信念を持っているのはわかりますが、仕事で上司の命令に不服従するのは許されない。「法律よりも自分の正義を大事にするならバッジを外しなさい」ここのシーンはすごい迫力でした。でも、やはり弟は兄を殺していた。それは兄の商売のコカインを盗んで咎められたからで、弾みだったのだが、罪は罪。それを償わなければ生まれ変わることはできない。毅然とするブレンダにほれぼれしました。ガブちゃんは振り上げた拳をどうやって収めれば良いのか。「私たち大丈夫よね?Are we O.K.?」と聞かれても、「私は大丈夫です。I'm fine.」と答えてしまう。麗しい師弟関係かと思われたブレンダとガブリエルの間に亀裂が入ったのではないかと、心配ですね。一方、「俺の事件だ」と、プロベンザは大活躍でした。ダレルに助けを求められたことで、多少の罪悪感を感じたのでしょうか。それにしても、テイラーやポープの邪魔が入る中、絶妙のタイミングでブレンダを誘い出し、完璧な仕事をしてみせる。フリンに物忘れをからかわれても、長年に及ぶ刑事生活で鍛えた勘に衰えはない。あのたくさんのノートはいわば勲章ですね。ポープもこういう人を簡単にクビにしてはいけません。ゲストには「デクスター」のエンジェル刑事が出ていました。ここではタオ警部補も上回るマニアックな鑑識で、弾道学の専門家。以前、タオがビールを送って世話になっているのはこいつだったか。パパには内緒だったフリッツとの同棲がついにばれてしまった。心配でたまらないブレンダでしたが、多分ママが間に入って力になってくれたのでしょうね。それにしても、手紙で言いたいことを伝えるから、と言われたらドキドキしてしまいます。例の神父ならボクが電話してあげようか~というフリッツはギャング捜査班にいたのでさすがに顔が広いということなのか。「でも、またあなたの職場の人にからかわれるからできないわ。」「君の力になりたいんだよ。」うーん、フリッツも相当な偽善者だぞ~(爆)自分では片付けもできないのに、フリッツにガミガミ文句を言うブレンダ。最後に「私が悪かった」と認めることができたのは、プロベンザの「そもそも私の事件だ」という言葉に影響されたのでしょうか。ここはクローザーらしく、甘甘で仲直り。机の上に、フリッツとネコの写真が置いてあったので、職場ではもう公式に認めているということですね。
August 18, 2008
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『不可解な傷痕』みんなが気にしている「その後」を描いて、やっと事態は前に進むようですね。事件の方は今ひとつでしたが、ヴァンス局長のストーリーは興味深くて理解できるものでした。ギブスがNCISでは誰よりも偉いのだ、という認識に「やっぱりね」と笑ってしまいました。訓練中のクロウ上等兵が障害物を乗り越えようとして、急に意識を失い落下し死亡する。ダッキーは現場で、クロウ上等兵の手足に残る多数の刺し傷や防御創を見て、死亡する前に何かあったのではないかという。また、事後直後に通報がなく、ギブスは遅れた事も気にする。クロウ上等兵は弾薬技術者として入隊し、軍での評価は非常に高いが、かつては非行を繰り返し少年院に入っていたこともあったという。クロウのSNSの書き込みをチェックすると、チャットで身の危険を暗示する会話をしていた。たった一人の家族である母親によると、3日前に異動になると動揺していたという。クロウは母親のローンのために数千ドルを毎月仕送りしていた。しかし、その金の出所がわからない。クロウの同僚のホランド一等兵が、突然上官の許可無くNCISを訪れる。ホランドは躊躇いながら、クロウは違法なファイトクラブに出入りをしていたと告白する。それを知っているのはホランドだけだが、自分はクロウにそんなことは辞めろと言っていたという。しかしクロウは昨夜、夜中に基地を抜け出し、戻ってきた時は傷だらけになっていたという。検死をしたダッキーは、ホランドの証言を裏付けるように、クロウは何週間にもわたって打撲などの傷を負っており、頭を殴られてそれが脳出血を引き起こしたのだろうという。違法なファイトクラブを調べていたマクギーは、3ヶ月前に行われた試合の動画を見つけ出し、会場を特定する。クロウは母親へ送っていた金をここで稼いでいたらしい。妻を悲劇的な事件で無くしたヴァンスは、ジャッキーの遺品を整理していて見知らぬ銀行の貸金庫の鍵を見つける。中からは、大金と特定財産を得るための弁護士の書類が出てきて驚く。弁護士はジャッキーが死亡した時の扱いを決めていなかったので、内容について話す事はできないという。ヴァンスは久しぶりにNCISを出勤し、局長オフィスはクレイグ局長代理に任せたまま、自分はギブスのチームに入るという。ギブスは喜んでヴァンスを受け入れる。違法ファイトクラブの参加者によると、クロウとは3ヶ月会っていないという。昨夜は試合をしておらず、自分にはアリバイもあるという。自分の情報網でヴァンスはホランドがクロウが死んだ3日前に争って懲戒処分が出ていた事を掴む。遅れた通報を行ったのはホランドの個人の携帯からだった。ホランドに改めて話を聞くと、クロウと喧嘩をしたことはなく、上官は嘘を言っているという。また、ホランドの腕には、クロウのような傷はなかった。アビーは刺し傷の中から見つかった破片がガラス繊維のような物で、またクロウが自分自身で傷を手当てしていたようだという。ヴァンスはジャッキーの秘密をギブスに話し、答えが知りたいと打ち明ける。ギブスは深入りするなとアドバイスし、いますぐ帰宅して子供たちを抱きしめるべきだと話す。子守りをトニーとジヴァに頼んでいたヴァンスは、子供たちが喜んでいる姿を見てトニーとジヴァに感謝する。ジヴァはイーライが食事に来なければジャッキーは死ななかったと謝る。ヴァンスは何も言うなと答える。ホランドのメールをチェックしたマクギーは、クロウ宛に何度も挑発的な文章を送っているのを見つける。隊からの武器持ち出しも、クロウが死ぬ前の夜にホランドが持ち出している事も判明する。すぐにホランドの元に向かうが、ホランドはバスルームで死亡しているのが見つかる。ホランドもまた殴られた結果、脾臓が破裂し失血死していた。腕には見つからなかった例の傷が他の場所にあり、同じような破片がめり込んでいた。戦地に派遣されたことがないのに、爆弾の爆発を受けたような傷は謎だ。隊の医療記録を調べると、過去5週間で同じような骨折、脳しんとう、刺し傷で治療を受けている者が3名いた。上官のエリス大尉は半年前にアフガニスタンから帰還し、今の隊を指揮することになった。実は去年、大尉の実の弟がカタール付近で殺されたという。しかも、爆弾の攻撃を受けて連れ去られ、拷問されて死亡しているのが見つかっていた。弟は手榴弾の破片が身体に刺さっていたという。ダッキーは辛い体験をした大尉が自分の部下たちに同じ経験をさせていると結論づける。エリス大尉はギブスとヴァンスに対して、自分の腕の中で弟を死なせて、心が弱ければ生き残ることはできないと悟り、部下にも厳しさを求めていると認める。クロウやホランドは弱いので死を迎えた。それは弟と同じだな、とギブスは言う。事件を解決してヴァンス局長は本格的に復帰することになった。ギブスは地下室を訪ねてきたヴァンスに、死んだシャノンも自分が派遣中に保険金を増額していたと話す。危険な任務で無事に帰ってくるかどうか心配したのだそうだ。ジャッキーもNCISが攻撃された9ヶ月前に口座を開設し、いざという時に備えたのだろう。なぜジャッキーは言ってくれなかったのだろうというヴァンスに、ギブスは君から仕事を取り上げたくなかったんだろうと言う。結局、ホランド一等兵とクロウ上等兵はエリス大尉の命じるリンチで死んだのでしょうか。ファイトクラブについては、クロウは3ヶ月前まで出場していたが、その後は出場していない?ホランドはなぜ武器を持ちだしたのか。夜中にリンチに引っ張り出されるのを恐れたのか。と、いつものように事件の解明は不十分でしたが、ヴァンスの心の葛藤はとても共感できるものでした。まさか、奥さんが離婚を考えていたと思ったのか。日頃仕事で家庭を顧みない男たちですから、気付くと妻が去っていった、ということも良くあるのでしょう。(爆)本職で合法的な手段を使い、真実を明らかにすることもできるが、まだ妻の死から立ち直れないヴァンスは「なぜ」を問い続けているのでしょう。目の前に彼の愛を必要としている子供たちがいるというのに。同じ状況でも、ギブスは娘さえ失っていた。だからこそ、今のヴァンスには早く気付いて欲しい。これまで、ヴァンスには時間が必要だと海軍長官の要望を差し置いて、ひたすら待っていたギブス。何もかも悟った境地で、実はうちの場合もね、と話すところが切なくもありました。局長命令で子守りをさせられたジヴァとトニーが子供たちを少しでも喜ばせているのが良かったですね。トニーはいつものようでしたが、ジヴァはヴァンスとは微妙な関係で、まずは謝罪をしていましたね。「うちの父がここに来なければ奥さんは」という気持ちもよくわかります。しかし、ジヴァもまた父を失った被害者の立場で、それなにの毅然としているのが若干違和感がありました。こういう仕事をしている以上、覚悟していたということなのか。ヴァンス局長がジヴァを責めるわけはありませんが、自分の悲しみと完全にけじめを付けたジヴァというのはやはり違うなと感じましたね。局長代理のクレイグはタイプとしたら、トニーのタイプですよね。「アリー」のリチャードを思い起こさせるキャラで、微妙な立ち位置を上手くこなしたと思います。ご苦労様。さて、ギブスは新しく何を作ろうとしているのか。コンロ、ストーブ、オーブン?
September 20, 2013
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タイトルが人気アニメ映画の大ヒット挿入歌と同じでしたが、まるで違う内容でした。(笑)今回はサイクス刑事の活躍が見られて良かったですね。陸軍出身という設定でしたが、やっとそれが活かされた感じです。ラスティと母親のストーリーは、本当に見ていて辛いですね。ラスティのような立場の子供たちが世の中に少なからずいる事が、事実なのだろうと思うとなおさらくらい気持ちになります。8週間前、女性へのレイプ容疑で起訴され無罪となったルーカス・クロスが自宅で殺されているのが見つかる。喉を切られ、ワインボトルで全身を殴られており、大音量で音楽をかけていたため、隣人から通報があり犯行が見つかった。重大犯罪課はレイプ事件の被害者や家族などから話を聞く事にする。ラスティはリハビリ中の母親から施設を出てハーフウェイハウスに移るつもりだと聞かされる。退所後に飲む薬を手に入れて欲しいと、処方箋を手渡されたため、ラスティはそれをシャロンに手渡す。クロスの裁判を担当したリー地方検事が重大犯罪課を訪れ、なぜ無罪になったのかを説明する。被害者ジャッキー・チャイデスは、クロスにレイプされた後、自ら通報して病院に向かい、証拠を確保した後、クロスに反撃に出たという。完璧な証拠と思われたが、鑑識官の経歴詐称という予想外の展開に、提出した証拠が全て無効になってしまい、クロスは無罪となった。もう一人、シカゴの女性が被害を訴えたが、犯行が海外だったとして、判事に退けられてしまった。その女性は陸軍軍人としてクロスとはカブールで知り合ったが、犯行の証拠が全く残っていなかったのだった。無罪を勝ち得た後、クロスは再びジャッキーに連絡を取り、カフェで遭遇してまた付き合おうと誘ってきたという。リー検事はジャッキーに思い入れがあるのか、彼女が犯人のはずはなく、聴取をすることでまた彼女を傷つける事になると重大犯罪課を牽制する。ジャッキーはレイプ事件について供述し、自宅に招かれて襲われ、ナイフを突きつけられたため動けなかったという。クロスは合意の上の行為でジャッキーは乱暴なのが好きなのだと主張した。ジャッキーは疑いを察して、クロス殺害犯行時間のアリバイを持ち出す。レストランで食事をしており、間違いないようだ。チームは犯行から、犯人は男だと考える。また現場で催涙ガスを使ったことから軍人の可能性もある。ラスティから処方箋を受け取ったシャロンはフリンに相談し、依存症の患者が使うのには不適切な薬だという。フリンは麻薬のような働きをする薬で、依存症患者はハイになるために家族を操ることに長けていると答える。もう一人の被害者ローラ・デイ伍長は、裁判の後もLAに滞在しており、しかもクロスの自宅から2キロ圏内に住んでいる事がわかった。ローラを本部に呼び話を聞くと、酔っているのか、食ってかかるような態度で、シカゴから裁判のために車で来たが金を使い果たしてしまったと答える。散々、被害を訴えたのに、軍も警察も自分の言うことに耳を貸そうとしなかったという。しかしこのまま聴取を続けても、証言としては使えないのでシャロンはサイクスに、ローラの酔いを覚まさせるよう命じる。サイクスは自分もアフガニスタンで憲兵をしていたと話し、改めてローラの話を聞くと、クロスの手口がジャッキーの時と似ていることが判る。ローラは今もその出来事がPTSDとなって苦しんでいた。カブールから一足先に戻ったクロスは、事もあろうか、SNSでローラに連絡を取りまた会おうと言ったという。許せないというローラは、突如、自分がクロスを殺したと言い始める。喉を切って血が噴き出したという供述は、表に出していない情報だった。しかし、権利の読み上げもなく、酒に酔い、録音もしていない状態では、正式に逮捕できない。ラスティは母が渡した処方箋が偽造されたものだったと聞いて、落胆する。シャロンは悩むラスティに手を差しだそうとするが、ラスティは自分の力で解決したいと協力を拒む。ローラが話した内容に、事実と異なる点が多々あることが判った。さらに、凶器のナイフや血痕のついた衣服、催涙スプレーなどがローラの車や滞在先から見つかってはいない。サイクスはそれでも、ローラがレイプされたのは間違いないと信じる。再度、権利を読んでサイクスが尋問を始めると、ローラは殺害の具体的な表現をしない。「殺しただけではダメなの?」というローラは、クロス殺害現場で自分がオーディの音量を最大にしたと答える。サイクスは、ローラの供述に矛盾を見つけ、誰がいつオーディオの音量を上げたかに注目する。ラスティはハーフウェイハウスに移動する母親のために、施設に行き、処方箋については偽造なので入手できなかったと告げる。母親はいろいろ言い訳をし始め、ついにラスティが普通の子供ではないので苦労をした、彼がゲイであることを許したのだから、自分がこうなったことも許したらどうかと、聞くに堪えない言いがかりでラスティをなじり始める。ラスティは人のせいにする母親を見限り、施設を後にする。リー検事は、マスコミの前で犯行状況について必要以上にしゃべっていた。ローラはこれを見て、嘘の自白をしたのではないか。オーディオの音量つまみには、血が付いていて、犯人は犯行後音量を上げていたことが判った。犯行の音を隠すためではなく、周辺の住民に早く通報させるためだったのではないか。改めてタイムラインを見直すと、ジャッキーがレストランでサインした筆跡は別人のものと判った。SNSにアップされたレストランの写真には、ジャッキーに似た人物が座っていたことが判る。それはジャッキーの妹で、妹の車を捜索すると血痕があった。フロアからは、割れたワインの瓶の破片も見つかった。ジャッキーは、このままでは妹が殺人幇助の罪に問われると追及され、妹をアリバイ作りのために利用して、自分がクロスと連絡を取って、殺害した事を認める。ローラとは会った事もないというが、彼女が自白しているため、まずは自白を取り下げさせなければならない。シャロンはサイクスに説得を任せることにする。ローラはレイプ事件後、誰にも被害が認められない事を苦しみ、酒に溺れ自暴自棄になっていた。であれば、クロスを殺せば良かった。自分ができなかったことをジャッキーがやってのけた。それならば、彼女の罪が軽くなるように真実を話して欲しというサイクスに、ローラは大男を女が殺すには、ナイフで喉をかき切る事は想像できたと泣き崩れる。ラスティの元に、母親から電話が入り、昨日のことは謝ると言い、ハーフウェイハウスに行くために迎えに来て欲しいという。約束した人物は現れず、今物騒なところに一人でいる。ラスティは酒を飲んだのかと驚き、もう一度施設に入ってやり直せと電話を切ってしまう。シャロンは、依存症だからそういう物言いになってしまうのであって、本当の母親の姿ではないという。あなただって将来への希望を失いたくないでしょう?というが、ラスティはでも今夜は無理だと答える。レイプ事件で苦しむローラに対して、サイクスの接し方は立派でしたね。日頃はベテラン捜査官たちの下で地味な働きをしていますが、今回はシャロンも彼女に任せていて、成長を実感しました。同じ軍人だったとはいえ、どういう苦難に遭うかどうかで人は変わってしまうかも知れない。ジャッキーの方は、「完璧な被害者」という描写が印象に残りました。やられたらやり返す、冷静に証拠も残していたし、ああいう風にはできないかなと思いました。でも、クロスが死んだからやっと安心して眠れるというのは理解できます。裁判の手続きというのは、やっかいですね。だから、司法取引が重宝される。さて、ついに、ラスティの母シャロンの本性が見えてきました。ドラッグに支配されると、とことん平気で嘘を付く。自分を正当化して、愛していると言いながら、家族を無残なほど傷つける。これはもう、家族はたまらないですよね。立ち直って欲しいし、協力もしたいけれど、裏切られ嘘を付かれてこちらもずたずたにされる。ラスティの恐れていた事が現実となって、堪忍袋の緒が切れた。シャロンはそれでも、まだ希望を捨ててはいけないのではと声をかけていましたね。人生の先輩だからこそ、かも知れないですね。ラスティの気持ちも判るし、依存症からの更生は容易ではない事も知っている。まだ若いので、僕一人で何とかしたいんだ、というラスティをじっと見守る姿勢が感心します。「録音、録音て、昔はそんなものがなくても立件できたんだ」というプロベンザに、バズが恐竜の絶滅を例えにするところなど、数少ないけれど笑える場面でした。シャロンが困ったことがあると、最近はフリンに相談しているところがなかなかよろしい。(笑)
September 16, 2015
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今回は手に汗握る、総力戦のすごいエピソードでしたね。制作陣の力が入っている理由は、Major Crimesのスピンオフを考えているからでしょうね。となると、メインはフリッツで女性側は今回初めて登場したマクギニス警視でしょうね。マクギニス役の人は「ウォーキング・デッド」のアンドレア役の人で、相当優秀なキャラクターみたい。SWATの2人が目立っていたのは、もしスピンオフがあれば彼らも出演して、SWATが舞台のドラマになるのかもしれません。あの嫌味な女性検事も。それにしても、ヘリの活躍もスリリングでしたが、ヘルメットに付けられたカメラの映像もリアリティがあって、見ごたえがありましたね。いやーとにかく、すごかった。住宅地で銃声があったという通報があり、パトカーが現場に向かう。死亡していたのは、3年前にコロラドから引っ越してきたという高齢のラニア夫妻で、背後から撃たれるという、処刑スタイルの残忍な殺され方をされていた。銃声のあと、現場から逃走する炎が描かれた黒のマスタングが目撃されていた。隣人によると、2時間前にラニア夫人から頼まれて買い物に行っていたが、今日は孫を預かる日で、息子の妻リンダが子供たちを送り届けてきたという。そして、子供を預かる日には、老猫のプリンセスを寝室に閉じ込めているという。ラニア夫妻の息子は脳腫瘍で死亡しており、リンダは婚約者がいることがわかる。聞き込みをしていたサンチェスは、リンダの子供2人が行方不明になっている事に気付く。FBIのフリッツを含め、SWATと重大犯罪課で捜査班が組まれるが、マクギニス警視は連絡が取れなくなっているリンダには知らせずに監視し、子供たちを捜索するという。性犯罪者の犯行というよりは、家族の犯行の疑いが強いと思われる。ラニア家では、今朝祖父が子供たちの動画を撮影していた。他に、フィアンセらしい男の画像も見つかった。地区検事のリムは、捜査中に人を撃ったサンチェスとプロベンザは、直接現場に出さないよう釘を刺す。シャロンは各部門を統合し、捜査官たちの位置とライブ画面が一目で見られるような作戦室が急きょ作られた。駆り出されたクーパー警部補は、リンダの職場を訪れ、リンダのフィアンセ、ジャクソンの身元と車の種類を聞き出す。ジャクソンの車は公園横に駐車していあり、テイラーはその中に誘拐された子供がいるならばすぐに救出するべきだと主張する。しかし、シャロンらは令状を取り、ジャクソンの携帯を追跡して怪しまれないように車に近づくよう、時間が必要だと譲らない。テイラーは新本部長補佐の役職をオファーされたマクギニスが何度も断っているため、上司にFBIからフリッツを引き抜くと言って誘う。作戦で、クーパーが配達車をジャクソンの車のそばに配置することになっていたが、途中で事故にあったため、作戦車にいたサンチェスが機転を利かせ、アイスクリーム売りの車を使って人目を惹き、サイクスがジャクソンの車に近づく。トランク内には、ジャクソンの遺体があった。シャロンはラニア夫妻が何らかの証人保護プログラムの下にいるのではないかと考え、猫のプリンセスに埋め込まれたチップから住所を取り出す。やはり夫妻は名前を変えてコロラド州から引っ越してきていて、息子のポールは金融関係の犯罪で6年間服役し、2週間前に釈放されたばかりだった。ポールが刑務所で同房だったテンプルという男は、ジャクソンの遺体が見つかった公園の向かい側に住んでおり、捜査班は建物の住人を避難させ、どうやってリンダと子供を救出するか検討する。リム検事は交渉するべきだというが、マクギニスは突入する作戦を取る。スナイパーがヘリから殺傷を避ける弾を打ち込んで隙を突き、ドアからフリッツが指揮を執って突入する。そのころ、地下を見回っていたサンチェスとクーパーは、目撃された車を見つける。ただし、マスタングではなくカマロで捜査線に上がっていなかった。地下は電波が届かないので、サンチェスがその場を外すと、犯人のテンプルが現れた。テンプルがクーパーに銃を向けると、サンチェスが飛びかかる。地下の銃声により、ポールが部屋の外の武装警官に気付く。時は一刻を争い、SWATにゴーサインが出された。ポールは子供たちを人質に取り発砲してくるが、SWATとフリッツの活躍で人質は救出された。腹を撃たれたサンチェスは何とかクーパーの助けで病院に搬送され、命は助かった。ラスティはシャロンの手伝いで行方不明になった少女たちのデータを整理していたが、シャロンに養子になってもよいと告げる。サンチェスが撃たれたのはこれが初めてではないような気がしますが、とにかく助かってよかった。おニューのスーツはママさんのプレゼントだったのですね。(笑)さすがにサンチェス、母親思いですね。今シーズン、フリッツがやたらカッコいい。顔がシャープになって、プロベンザのからかいの対象ではなくなっています。シャロンはフリンに、フリッツに従うよう説得していましたが、これは珍しいですよね。今日ばかりはフリッツが主役だ。しかしマクギニス警視が悲運の未亡人であっても、フリッツはブレンダと円満な夫婦のはずで恋愛モードはなさそう。(笑)それよりも、スピンオフがあるならキーラ・セジウィックにぜひゲスト出演を果たしてもらいたいです。演出では、機動力のあるSWATだからこその、俯瞰図が新鮮でしたね。取調室でのやり取りが見せ場の「クローザー」、「Major Crimes」とは大いに違いそう。ラスティがまたいい具合に絡んできて良かった。社会奉仕は楽しちゃだめよとシャロンに諭されて、与えられた仕事でやっぱり自分は誰かに探してもらいたいと気付くところも自然な流れですね。
October 7, 2015
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一番疑わしくない人が犯人だったというのは以前にもあった展開かなと思いましたが、プロベンザの活躍で見応えはありましたね。ゲストが良かったですね。本当、最近はフリンとのコンビが見られないなあ。ちょっと寂しいです。チップ・オルソンの自宅で、仲間を呼んで誕生日パーティを開いていたところ、参加者のトビー・カミングスとキーシャ・ペリーが何者かに刺される事件が発生する。トビーは滅多刺しの上、首を切られて死亡し、腹にハサミが刺さったままのキーシャは病院に運ばれる。犯行現場はガレージで、パーティに参加していた21才以下の者は逃げ出してしまい、目撃者がいない。血液が流れた床には多数の足跡があった。トビーはキーシャのボーイフレンドで、USバークレーに進学し、キーシャは友人のチップのパーティにトビーを伴って現れたという。チップは麻薬所持などで大学を退学しており、当日の家宅捜索でマリファナが見つかった。チップの両親はパームスプリングへ旅行中で、事件は麻薬がらみではなさそうに見えた。事情聴取に対して、チップは犯人はキーシャに横恋慕し、ストーキングしているウェスリー・グラントだという。ウェスリーは高校時代からキーシャにつきまとい、トビーがバークレーに行ってからは、つきまといが顕著になったという。昨夜はキーシャとトビーが2階に上がっていったのをウェスリーがついて行こうとしたのを止め、ウェスリーを家から追い出したという。チップの証言は、携帯電話に残された写真などから確認された。病院に向かったプロベンザは手術中のキーシャに付きそう祖母パトリスに話を聞く。パトリスもウェスリーの事を知っており、心配してウェスリーの両親にメールもしていたという。キーシャの意識が戻ったので、パトリス立ち会いの下話を聞こうとするが、パトリスがトビーが死んだと明かしたため、キーシャの証言は難しくなってしまう。ウェスリーは行方不明になっていた。キーシャとのメールのやりとりなどから、キーシャが遠回しにウェスリーを断ろうとしていたことが分かる。チップの両親が帰宅し、警察本部に現れる。夫妻は問題児のチップに手を焼き、誕生日のチップを一人置き、夫婦の休暇を取っていたという。凶器のハサミを見た母親は、自分が使うハサミで、ガレージのクリスマスラッピングの箱にあったものだという。息子には冷淡な父親はガレージの映像を見て、高級なゴルフクラブがなくなっていると騒ぐ。幸いバッグにGPSが装着されていて、今現在、バッグはキーシャの入院している病院にあることが分かる。連絡を受けたプロベンザはパトリスと一芝居し、見舞いに駆けつけたウェスリーの身柄を押さえる。ウェスリーはしきりにキーシャが自分のことを呼んでいなかったかと気にする。チップの父親のゴルフクラブについては何も知らないと答え、昨夜はチップが配ったマリファナでもうろうとしていたという。チップも本当はキーシャの事が好きで、キーシャと良い感じになった自分を暴力をふるったのだという。ウェスリーはトビーはキーシャの事を愛していないと言い、ゴルフクラブはチップと父親の仲を悪くするために盗んだと認める。そして、トビーとキーシャが襲われたことは、パトリスからメールで知らされて、急いで病院に向かったという。ウェスリーの衣服などからは、血液が検出されず、ゴルフクラブや車からも血痕は見つからなかった。シャロンは、このままキーシャは危篤状態で容疑者の身柄を確保したという情報を流しておくという。プロベンザはウェスリーが容疑者だと言うことをパトリスに漏らしており、キーシャとトビーのメールを分析すると、大学に入ってからトビーが次第に距離を置いていったのが分かるという。足跡の解析では、トビーの血を最初に踏んだのがキーシャだという。重大犯罪課は、心が離れたトビーを感情的になったキーシャが刺し、自分も死のうとして腹を刺したのではないかと考える。パトリスは元看護師で、病院でキーシャのレントゲン写真などを目にして、それが自殺未遂であったことに気づいたのではないか。ホッブス検事はキーシャに自白させなければならないというが、そのためにはパトリスの協力が必要だ。まさか、祖母が孫娘に終身刑を望むはずはない。シャロンはこの24時間、個人的にパトリスと信頼関係を築いたプロベンザに任せる事にする。キーシャが心神耗弱状態だったことを証明できれば、第2級殺人罪で精神病院に入院させることができる。プロベンザはこのままではウェスリーに殺人罪を着せることになると言い、パトリスに協力を求める。パトリスは孫娘は怒りを抑えられないたちで、刑務所での生活は耐えられないだというという。公判になれば、キーシャに適切な治療を受けさせることはできないだろう。パトリスは了解し、手術が成功したキーシャにあなたはもう助からないだろうと嘘を言って、自白を促す。キーシャはトビーとは将来を誓い合った仲なのに、バークリーに行ってから関係が冷えてきたという。トビーにパーティでお互い前に進もうと言われ、ショックを受け、ガレージでもう一度チャンスが欲しいと懇願した。しかしトビーは拒絶し、君の運命の相手はウェスリーかもと言った。そこで目に入ったハサミでトビーを刺し、自分も死んで最後まで一緒にいようと思ったのだという。検察はそれで取引が成立するという。プロベンザは悲しむパトリスを食事に誘う。ラスティはバイト先で知り合ったADのジェフとすっかり仲良くなり、大学に行くのを延期して今撮影しているドキュメンタリードラマの仕事を続けたいという。シャロンは、監修のタオに根回しし、ジェフの口から大学に行っても友達関係は続けられると言ってもらう。ラスティは今の仕事に満足しつつ、シャロンの薦めで大学の申込書を書く。初めはウェスリーがストーカーで怪しく見えましたが、キーシャもまたかなり思い込みが強いタイプだったのですね。ウェスリーが「俺はロミオ(のように心変わりする男)じゃない」というように、キーシャも「私たちは一緒になるのが運命なの」と、トビーを自分のものにしようとした。このオチは予想しなかったです。キーシャがジュリエットだった訳だ。せっかくバークレーまで行ったトビーが、キーシャに将来を奪われて残念です。パトリスは夫が殺人課の刑事というので、肝は据わっていたでしょうね。でも冷静を装っていましたが、プロベンザの前で気が気でなかったでしょう。キーシャには両親がいないのかな、孫を守るために必死だったと思います。チップがキーシャの事を好きだったかどうかは分かりませんが、金持ちのどら息子のチップは、友人関係については割とまともな青年に見えました。あの父親が酷いですね。息子のことよりもゴルフバッグの事が心配だという。チップの両親と対比した感じで、養母になったばかりのシャロンが、ラスティの行動に気をもんで軌道修正するところが彼女らしかったですね。ラスティも新しい人間関係で楽しくてしょうがないのでしょうね。大学に行く意味もあまり分からないし、ジェフに恋心?、あるいは兄貴のようなあこがれ?を感じてついそっちについて行きそうになる。まだまだ子供だし、その気持ちも理解できます。シャロンは正面から「そんなのだめ!」と言わないで、背後から手を回す。さすがベテラン母。(笑)ジェフもタオから言われたら断れないのでしょうね。ラスティはシャロンの術中にはまっている事は分かっているのかな。まあ、それでもシャロンが喜ぶことを選ぶでしょね。大学に行ってから、チップみたいに人生を棒に振る事もあるし、しっかり将来を見つめてがんばって欲しいです。
November 11, 2015
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LAはハリウッドがあるので、映画や業界の内輪ネタが多いですね。被害者を演じた人も、子役から活躍していた人でした。タオの警察監修の仕事も上手くストーリーに繋がっていますね。ゲストのカルロス・バーナードはさすがに存在感があります。とても単なる運転手には見えません。(笑)シャロンとフリンのむずむずするような「大人の関係」がなかなかすてきです。元子役でアイドルとして人気があった俳優「ジェイ・ミー」が、街角のゴミ捨て場で遺体で見つかる。ジェイミーはドラッグにおぼれてリハビリ施設を出たり入ったりして仕事を失っていたが、現在はその時の経験を生かした役柄で、映画にカムバックしようとしていた。発見場所はドラッグの売買が行われる場所だった。重大犯罪課は、マスコミにかぎつけられて騒ぎになるのを恐れ、救急車で病院に運び検視を急ぐ。しかし、死因は頭を何度も殴られたためで、ドラッグの注射痕も「319」というタトゥもメイクだったことが分かる。撮影現場の制作アシスタント、ダニーによると、昨夜は撮影中にジェイミーと監督の間にトラブルが生じて、ジェイミーは仕事を放棄して車で去っていったという。マスコミでジェイミーに関する憶測が飛び交う中、何者かが、ジェイミーがホームレスに襲われている動画を芸能番組に提供した。その場所は遺体が発見された場所とは違い、ジェイミーが使っていた松葉杖は遺体発見場所では見つかっていなかった。ホームレスは名の知れたディエゴ・モーラと分かる。フリンの娘、ニコルがシャロンにアドバイスが欲しいと言って重大犯罪課を訪れる。ニコルは父とシャロンが交際していると信じて、職場恋愛について質問するが、シャロンは思いがけない指摘に驚く。ニコルは息子のバレエの発表会に「家族として」シャロンとラスティを誘うというので、2人は微妙な雰囲気になる。撮影所に向かったフリンとプロベンザは、ジェイミーのトレーラーでダニーを見つける。ダニーは入院中のジェイミーに頼まれて、私物を預かるよう言われていると言うが、顔にあざがあり、腕にギプスをはめていた。例の動画の後半部分には、撮影に気づいたディエゴが撮影者の腕を殴るシーンが録画されていて、ダニーは動画を撮影したことを認める。監督のアナ・ルイスに頼まれて、ジェイミーがドラッグに手を出すところを見張れと言われていたという。もし、ジェイミーがドラッグを購入したりすると、契約違反の証拠となり首にできるという。番組に動画を提供したのは、金目当てだった。ジェイミーは昨夜、仲間内で5ドル札を集めてくじを引く遊びで当たりを引き、1000ドルほどを手に入れていた。5ドル札にはくじに参加した人物の名前が書かれていた。ジェイミーのドライバー、ピート・シムズは元依存症患者で路上生活の経験があり、監督のアナから役作りの相談者として紹介されていた。シャロンらは、ジェイミーとアナの間に、監督と役者以上の個人的な関係があったのではないかと考える。ピートは、役作りのためにダウンタウンに行きたいと言ったという。探していたディエゴが死んでいるのが見つかった。急性の薬物中毒で死んだと思われる。しかし、遺体のそばに注射器などの道具が見つからず、重大犯罪課は、ディエゴはジェイミーを殺すために雇われ、口封じで殺されたのではないかと考える。警察はやっとジェイミーが死亡したと発表する。ディエゴが持っていた、ホームレスの施設で貸し出すコンテナの鍵で所持品を確認すると、大量の5ドル札と松葉杖が見つかった。アナを呼び、ジェイミーをどうやって主役に選んだのかを尋ねると、自分も依存症で捕まり、その経験を台本にまとめて社会復帰するに当たり、ジェイミーを採用したという。ジェイミーとの関係は複雑で簡単に説明はできなというが、それでも最後は別れたという。ただし、ジェイミーが薬物中毒から完全に更正している保証がなく、ただ脚光を浴びたいだけだと分かったので、辞めさせる口実をピートに探させたという。ホームレスのディエゴについては、知らないと答えるが、本当のことを言っていないようだ。ジェイミーが監督と対立したという昨夜の録画を見せて欲しいと言うと、アナは拒否し弁護士を求める。そこでダニーを使って、録画されたシーンを確認したところ、ジェイミーは脚本にない台詞を勝手にしゃべっていた。アドリブかと思われたが、フリンはその内容が15年前の「マテオ・ペレス殺し」に似ているという。カルテルのメンバー、マテオが殺され、川に流された事件で、首に駆けていた十字架がなくなっていたというのは、公表されていない事実だった。ジェイミーはどうやってそれを知ったのか。マテオの家族は、殺人犯が見つかっておらず、もしジェイミーの話が広まると犯人捜しにやっきになるだろう。フリンは、ニコルが誤解しているようだとシャロンに説明しようとするが、シャロンはバレエに行く前に自宅で食事をするので、その時に彼女の誤解をしっかりと解くと答える。ジェイミーの台詞に出てきたホテルの319号室を調べたところ、本当に通風口の中から銃と十字架が見つかった。重大犯罪課は、アナにその事実を告げ、銃から指紋が出れば犯人と証明されると告げる。一方、アナの取り調べの様子をピートに見せ、説明を求める。売春婦として路上にいた時の話をジェイミーにしたかどうかと聞かれて、アナは私の話よりもピートの話の方に興味があったと答える。ピートの話はアナと食い違うが、銃から指紋が検出されたという報告を受け、シャロンはピートに帰宅して良いと告げる。サイクスが駐車場代として5ドルを請求すると、ピートは名前が記入された5ドル札を出す。ディエゴにジェイミーを殺させた容疑でピートを逮捕するが、ピートは、あれは不可抗力だったという。ジェイミーはピートの話を聞きたがり、マテオ殺しの話を映画で使えばカルテルが殺しに来るというピートの意見を聞き入れようとしなかったという。それでディエゴを使って脅すつもりだったが、ディエゴはやり過ぎてしまった。ディエゴが死んだのは自業自得だというが、その証拠はない。マテオ殺しを含め、ピートには3件の殺人事件の容疑がかけられているが、裁判をするよりは取引で罪を認めた方が安全だろう。ピートは逮捕され、アナは証人保護プログラムの適応となった。ジェイミーのマネージャー、シャーマンは、ジェイミーの過去の作品などが急に人気が出て、思いがけず大もうけできたと喜ぶ。彼のピークは今だ。シャロンは、ニコルにフリンとは単なる友達だと説明するが、ラスティが2人はよく食事に行き、スポーツや映画などお出かけも多い、でも、2人の間ではそれは少ない回数で、友達なのだと説明する。フリンは娘に好かれようとして、ついつい娘があこがれるシャロンとつきあっていると言ってしまう。というか、やっぱり彼女が好きなんでしょ。男は下心があって当然で、プロベンザの言うように、娘の前では「シャロン」ではなく「警部」と言っておけば良かった。シャロンにはその気は全くないという様子ですが、でもラスティの言うように、それだけ2人で出かけていれば傍目からつきあっていると思われてもしかたないでしょう。職場で部下と個人的に親しくするのはいろいろ問題が出てくるはずで、シャロンともあろう人が気づかないのもちょっと変。わざと「私たちは友人」と思い込もうとしているのか。その辺は、今後もラスティやプロベンザたちに突っ込まれながら進むのかな。友達以上恋人未満の関係も、良い年をした大人ならば居心地良いじゃないですか。最後まで見守りたいです。事件はジェイミーのキャラクターが現実の誰か、俳優をイメージしているのかなと思って見ていましたが、役者として本気で復帰しようとしていたのをディエゴに殺されたのなら残念。でも、結局何がしたかったのかよく分かりませんでした。精神的に破綻して、フィクションと現実の世界が混沌としていたのかも知れない。復帰して世間の注目を集めるだけなら、リアルさにこだわる必要もなかったのにね。
November 18, 2015
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『姉弟都市:前編』ニューオーリンズとのクロスオーバー、前半。ニューオーリンズは、まだスパドラでシーズン2が放送されていないので、出演者の変化などにちょっと戸惑います。ルカ役の人は、初めてですか?ギブスがヘアカットして、これで元に戻ったというのようです。ニューオーリンズを出発してDCに向かった小型プライベートジェット機が、途中で交信を絶ち、海軍の戦闘機がスクランブル発進をした。機内に生命反応がなく、操縦士を始め4名は低酸素症で死亡したと思われる。プライベート機は軍に技術を提供するプライ産業の自家用機で、海軍のライブリー中佐が登場することになっていた。すでにニューオーリンズ支局のプライドらが確認中だが、残っている燃料からこのまま自動操縦でNYやフィラデルフィア、ボストンまで飛ぶことになる。海軍では、人気のない山間地の上空で墜落させる事を考えるが、残された時間は少ない。アビーは自動操縦をコントロールすることはできないが、衛星にアクセスしてGPS信号からそれたと機器に判断させようとする。機は高度を上げすぎ、その結果自動的に墜落してしまった。その時、ギブスはプライドから搭乗者名簿にアビーの弟、ルカが乗っていたという知らせを受ける。ルカはシェフとして成功し、ブライ産業で働いている。アビーは現在ルカと連絡が取れないとしても、毎日連絡しているルカがDCに来るのに、何も知らせないのはおかしいという。墜落現場に向かったNCISチームは、機内を確認し、被害者に低酸素症の特徴が見られない事に気づく。操縦士、副操縦士、ブライ産業の副社長、ライブリー中佐に加え、5人目の遺体はシェフ・ルカと書かれた上っ張りを着ていた。運ばれてきた遺体は火事で損傷していたが、アビーはルカではないと断定する。ルカの自宅を調べたニューオーリンズ・チームは1万ドルの現金と銃が2丁入った鞄を見つける。さらに、高性能の盗・聴器も見つかった。ライブリー中佐は急な用件で、国防長官と会う予定だったという。ブライ産業は最近は軍との取引がない。アビーにルカからのメールが届き、姉弟だけに判る秘密の場所が告げられた。アビーはノースカロライナの遊園地に向かうというので、トニーが同行する。ルカの自宅で押収された物には、ルカの指紋が見つからなかったという。ブライ社長は、連絡が取れない状態になっていた。会社側の話では、社長はライブリー中佐に会いにニューオーリンズに行き、そこで姿を消したという。ジェット機に乗っていた乗員から検出された毒物は、バトラコトキシンと判る。機内で提供される食事で、フォークに毒物をスプレーしていた。それらを持ち込んだのは、ニューオーリンズの格納庫の監視映像から、ルカ本人と判る。アビーは探し回ったあげく、ルカと再会する。ルカは昨夜目覚めたら、モーテルだったという。その後、乗るはずの飛行機が墜落し、部屋が荒らされているのを知って、怖くなり、アビーに連絡したという。トニーはルカを容疑者として逮捕し、DCに戻る。天才発明家として有名なブライ社長の車がニューオーリンズの川で見つかり、現在遺体を捜索中だという。ルカはギブスに話をしようとしないので、アビーが自ら真実を聞き出す。ルカは困っている女性を放っておけないたちで、エヴァという女性と交際し、2週間エヴァはルカの部屋に滞在していたという。しかし、エヴァは企業スパイで、それを盗むために、シェフという社長に近い立場にあるルカに盗・聴器をしかけていた。エヴァはDNAや指紋を残していなかったが、似顔絵から顔認証で5つの国家機関に登録されているエヴァ・アサロワであることが判る。さらに、エヴァはあのパブレンコ参事官の部下だった。そのエヴァがギブスに電話を寄こし、人の命がかかっているので正規のルートでパブレンコに連絡を取らないで欲しいという。すぐに逆探知をして、ロシアレストランを突き止め、ギブスとトニーが向かうが、そこに待っていたのはパブレンコ本人だった。パブレンコは、エヴァの電話を利用してギブスに自分と会うように知らせたという。政府に反逆することになり自分の命も危険だが、それでも知らせなければならないことがあるという。ルカの代わりに飛行機に乗ったのは、工作員で、パブレンコの代わりに国防長官に会う予定だった。乗員を殺したのは自分ではなく、ブライが発明した物をロシア政府が狙っているという事を知らせるため、会合をセッティングしたという。パブレンコは情報が事実であることをニューオーリンズで確認し、もし盗まれたら戦争になると憂慮した。しかし、パブレンコは目の前で倒れてしまう。飲んだウォッカの瓶に毒が仕込まれていたのだった。ルカはいつまでも自分に過保護なアビーに、大丈夫だからとニューオーリンズに戻るという。ルカはアビーの意見にもエヴァを無条件に受け入れていた。ギブスは鍵を握る遺体をニューオーリンズに送ったとプライドに話す。ダッキーとパーマーは、モルグのバンで移動中に突然何者かに車を止められる。To Be Continued...緊張感ある導入は良かったと思います。DCとニューオーリンズ支局を結びつけるのも自然。MTACがあるから、いつでもできそう。アビーを不安に陥れる展開も、ありでしょう。ただ、ルカ本人に違和感があったのですが、確か動物病院だったか、ペットショップの店員だったんじゃなかったっけ?アビーの家族だから、イノセントなのは良いけれど、ハイテク産業の社長お抱えシェフになるには、人の良さはかえって邪魔になるように思いますが。アビーが探し出すまでのファミリーストーリーなど、良かったのですけどね。お化け屋敷でトニーと一暴れして欲しかった。ニューオーリンズ側はシーズンが進んでいるので、女性陣に変化ありでしたね。ブロディが髪型が変わって、普通のおねえさんなり、ソーニャは念願の捜査官に。ここでまた、因縁のパブレンコが出てきてどうなるかと思ったら、なんと!怖い毒でしたね。後半に期待しましょう。
April 24, 2016
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やっとヘティが戻ってきて、その後どうなるのかは気になりますね。シーズン後半では、モーズリーとヘティの縄張り争いが描かれるのかしら。今シーズンのエピソード「Assets」の後日談というのはちょっと意外でしたが、最後はしんみりしましたね。カレンとサムが独自に捜査していた、ナオミ・エルダー大尉殺害事件で進展があった。エルダーが滞在していたスタイガー夫妻の妻、リンが所有している山小屋で射殺されているのが見つかり、カレンとサムが現場に向かった。小屋に入った瞬間、仕掛けられた爆弾が爆発し、2人はかろうじて逃げ出す。夫のキースの姿はなく、キースはNCISをおびき出して殺害しようとしたのか。ということは、エルダー殺害にも関わっているのだろうか。ヘティが職場に復帰し、モーズリーとの間に微妙な緊張感が漂う。キース・スタイガーはダウンタウンにも倉庫を所有しており、NCISは関連を探る。無人の倉庫を調べたところ、サムは爆薬の原料の硝酸アンモニウムを見つける。おそらく40袋以上の大量の硝酸アンモニウムがあって、どこかに持ち去られたと見られ、それで爆薬を製造したとすると、都市に壊滅的な被害があるだろう。キースには計画があって、エルガーの殺害をきっかけに目的達成を急いでいるのではないか。NCISは倉庫から大量の薬品を持ち出した証拠を探すが、監視ビデオは持ち去られていた。キースの共同経営者2名に話を聞くと、キースとは2日間連絡が取れないという。リンが殺害されたことは知らず、キースに危険が迫っているのかもしれないという。キースの生い立ちなどから、身を寄せたり親しくしている親戚はいないという。ただ、両親をなくしたキースを育てたハレル夫妻の購入した家が、オックスナード社の取り扱ったもので、そのオックスナード社は、グレンジャーが北朝鮮スパイのジェニファー・キムをアメリカに迎えた時にチケットを手配していたことがわかる。キースは北朝鮮のスパイと関係があるのか、エルダーはそれを知って殺されたのか。カレンとサムは、グレンジャーが用意した隠れ家に住むジェニファーから話を聞くことにする。ジェニファーは毎月当局の聴取に応じる条件で刑務所に入るのを免れていた。キースのことは知らないというが、LAに潜伏しているスパイの連絡網があるので聞いてみるという。ジェニファーはコリアンタウンにあるアジトへ向かうが、仲間から刑務所に入っていると思われていた。新しい情報とスパイについて問いただすと、キースがでかい計画を立てているという。それは任務ではなく彼はフリーランスで動いているが、組織からはキースが現れたら殺せと言われたという。キースは北朝鮮の仲間、ジン・ウーを偽名でアメリカ国内に呼び寄せていた。ジン・ウーは人民軍の特殊部隊に背いた反逆者とみられる。エリックは、大量の化学物質を運んたと見られるトラックを特定し、リトル東京の近くで消息を絶ったという。ケンジーとディークスが付近を探すと、近くに使われていない排水トンネルがあることがわかる。トンネルは市内の地下に通じ、爆薬を作って運び込むことが可能だ。すでに、トンネルの出入り口には警備員が殺されており、放置されたトラックの荷台は空になっていた。モーズリーは関係部署に連絡を入れ、SWATにも出動を依頼する。地下に入ったNCISは、部下と一緒のキースを発見する。攻撃するが、キースはバイクでトンネルの奥に逃げた。キースの後を追ったNCISだったが、通信が途絶えてしまう。一方、モーズリーらはキースのターゲットがLAPDの本部だと気づく。ヘティはチームを信じて彼らに任せるという。キースは大量の爆薬を連結してタイマーで爆破しようとしていた。ディークスはジン・ウーと戦い、カレンは起爆スイッチを握るキースを追う。サムが起爆装置の解除に取り組む。NCISの活躍によって、キースの野望は阻まれ、爆薬も回収された。ジェニファーは隠れ家に戻った。カレンとサムは再度ジェニファーを訪ね、グレンジャーがなぜジェニファーをアメリカに移住させるのに粉骨したのかと聞く。ジェニファーはグレンジャーが実の父親だと明かし、病院から姿を消したグレンジャーが初めて親子の時間をすごすためにここにやってきたという。楽しい1週間を過ごした後、グレンジャーは谷を見渡す木の下で息を引き取ったという。グレンジャーは今も、そこで谷を眺めている。制作陣のグレンジャーへの愛を感じましたね。多分、グレンジャーが最期を迎えるふさわしいロケ地を探していたのじゃないかなあ。ヘティや苦楽をともにした「戦友」たちにも何も言わず姿を消し、ただ、一人の父親として幸せな最期を迎えることができたというのが、彼の生き方にふさわしいですね。はじめにグレンジャーの娘の存在を取り上げた時にこういう展開になるとは思わなかったかも知れませんが、上手くつなげて本当に美しいラストでした。ここまで、キャラクターへのリスペクトを示したのは珍しいかも。ジェニファーはいずれ、貴重な情報源として活躍してほしいです。さて、早速始まったヘティとモーズリーの女の戦いは、そう長く続かないのではないかと思います。上下関係があると言っても、ヘティの手のひらでモーズリーが転がされているようなもので、やっぱりLAはヘティがしっかり握っているのでしょう。それにしても、海軍長官といい、モーズリーといい、ヘティといい、LAは女性パワーが印象的ですね。ヒドコもヘティにしっかり認められて、これでチームの一員というわけですね。SWATチームにも出動を依頼といって、同じCBSなのだから「S.W.A.T.」とクロスオーバーすればよいのにと思ったのは、私だけでしょうか。(笑)
October 26, 2018
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『ギブスの船出』さよならギブス、いつかまた会う日まで。本国でもテレビドラマの歴史にいくつも残し、貢献したキャラクターとついにお別れです。ギブスにレミアを連れ去られたFBIはギブスの逮捕に動く。そのころ、ギブスとマクギーはアラスカのナトックベイにいた。ソノヴァ工業は今日、ここで銅山開発の起工式を行うことになっている。開発の認可は今日下りたのだという。CEOのソニア・エバーハートが銅山開発に反対する人々を殺すためにレミアを雇ったのかどうか、まだ解明されていない。ギブスらは最初の被害者、リビー・アロナクの父親に会う。リビーはソノヴァの銅山開発が自然にもたらす影響を懸念しており、会社が発表した報告が嘘であることを暴く記事を発表しようとしていた。父親が最後に話した時はリビーは嫌がらせを受けるなどして、怯えていたという。記事が表に出れば、開発の認可は下りなかっただろう。しかし記事を発表する前にリビーは殺されてしまい、記事は奪われた。しかしどこかにコピーがあるはずだ。ギブスは自分と同じように娘を失った父親と心を通わせる。パーカー捜査官は上司からFBIのメンツを潰されたとして、司法妨害などでギブスの逮捕を命じられていた。ヴァンスにも出頭を命じて欲しいと頼むが、ヴァンスはマクギーを連れてアラスカに行ったと言い、停職中なので何も指図できないと答える。ギブスとマクギーは起工式を終えたソニアに銅山開発に反対した4人の死亡を追及する。ソニアはリビーは会社の出した報告書が正しいと答える。ダッキーがギブスからプロファイリングを頼まれ、NCISに現れる。ダッキーはパーマーに、ギブスの自宅を訪ね、これからアラスカに出かけようとするギブスと話をしたという。ギブスはこの半年間で部下の辞職や自身の停職など、重荷となる出来事が続いた。心配をしているというダッキーに、ギブスはもとの仕事に復帰する気がないことを告げ、2人は別れをかわす。ダッキーは、リビーの所持品の腕時計の裏側にQRコードがあるのを見つける。そのリンク先に、リビーは記事を保存していた。ソノヴァが銅山を開発し川に廃棄物を流すと、鮭はもう川を遡らなくなる。今の美しい自然に壊滅的な結果をもたらすことになる。しかしそれは、ソノヴァ工業が独自に調査した結果と同じだった。ソノヴァは調査結果を破棄して、自社に都合の良い報告書を公表している。リビーは匿名の情報提供者からその情報を得ていたが、それがレミアに殺された生物学者のブライアン・スタフォードだった。スタフォードの資料は、妻が持っているかもしれない。マーシーが遺族と交流を続けているため、スタフォードの妻に亡き夫のPCを提供してもらう。マーシーはギブスの様子を案じていた。トーレスはギブスは大丈夫だと答える。ケイシーはスタフォードの資料の中に、最初の報告書をソニアが目にしている証拠をつかむ。ギブスとマクギーがソニアの逮捕に向かおうとした時、パーカーが現れギブスを逮捕するという。ギブスはナトックベイの自然を守るためソニアを逮捕すると主張し、パーカーはソニアを逮捕するまではギブスを逮捕しないと約束する。ソニアと殺し屋をつなぐ人物がいると考え、ギブスとマクギーはこれから国を出るソニアに真の報告書のことで揺さぶりをかける。しかし、逮捕はできないと告げ、ソニアは外に待たせてあった車に乗り込む。ソニアは電話をかけようとするが、車の中にパーカーが運転手として潜入しており、ソニアを逮捕する。ソニアが電話をかけた相手は妻を殺されたハノーバーで、マーシーがオフィスに呼び出す。ハノーバーはナトックベイに土地を持っており、ソノヴァがその土地を買う条件として、反対派を殺す約束を引き受けたのだった。ハノーバーがレミアを雇ったが、悪巧みを知った妻を殺したという。トーレスとナイトがハノーバーを逮捕し、ギブスはマクギーに自分を逮捕しろという。そうしなければ、マクギーも逃亡犯を助けたことになる。ギブスは過去にたくさんの事件を解決してきたが、ナトックベイの自然を守ったことが最も意味があったかもしれないという。2人がパーカーの元に到着すると、パーカーはギブスの手錠を外す。パーカーはギブスが何をしたのか、元同僚であるフォーネルに聞き逮捕するなと説得されたという。自分が証言しなければ逮捕もなくなるが、そうなるとパーカーはFBIをクビになるだろう。ギブスはリビーの父親に事件が解決したことを告げ、リビーの腕時計を手渡す。父親はやっとこれで娘を弔うことができると言い、代わりにギブスにライフルを贈る。父親は娘を誇らしく思い、自然の中に今も存在しているように思うという。ギブスはマクギーと釣りをしながら、かつて父親と同じように釣りをしたことを話す。やがて、迎えの飛行機が到着するが、ギブスはもうDCには戻らないという。ここで何をするのか、いつまでいるのか決めた訳では無いが、この地で初めて感じる安らぎを今は手放したくないという。ギブスはマクギーに18年間の礼を言ってハグをする。いや~終わってしまいましたね、といっても、ギブスの出演がという意味ですが、地味ながら彼らしい幕切れだったと思いました。お別れエピソードなので、ヴァンス、ダッキーとマクギー、それとなぜかトーレスとの別れのシーンがありましたが、役者さんたちも実際の仕事仲間としての餞、ねぎらいの言葉だったのだろうと思います。余談ですが、合成した映像がなかったのは良かったです。思い入れは見る人それぞれだと思いますが、やはり第1話から共演しているダッキーとの別れは味わい深く、多くを語りませんでしたが、ダッキーの表情が感無量でした。個人的には壁に硫黄島のあの有名な写真があって、シーズン2で扱った硫黄島の生き残りの人の事件がマーク・ハーモンとしても思い出深かったのかなと思いました。もちろん、マクギーとの別れは、マークを尊敬するショーン・マレイなので格別なものがあったでしょう。それでも、送り出す方と違ってギブスはサバサバとしていて、解放された感じがしましたね。このエピソードは永久保存版にして、後から何度も見て楽しもうと思っています。ギブスの地下室に入ったパーカーが壁に大穴が開いているのを見て、納得するシーンはファンへの最後のサービスでしょうね。マーシーさんも最後に毅然と犯人と向き合い、記者として根性を示しました。犯人は、というかソノヴァとの間を取り持った人物は、わざわざ顔を出して印象を残していたのでなるほど、という感じ。おそらく彼がトーレスに電話をかけたのでしょうね。一人目の被害者のお父さん、連絡が取れなくなって娘の家を訪ねなかったのかというのはちょっと気になりましたが(それとリビーの腕時計をいつ誰が届けたのか)、美しい自然の中に生きる先住民の人だったことや娘を誇りに思うなど、ギブスと通じるところなどがこのエピソードをまとめる核になったなと思いました。また、パーカーは最後までかっこよくて、これなら大丈夫だと思いました。やれやれ、ほんとにこれで新しいNCISが始まるような感じです。ところで、スパドラさんでは7月からNCIS:Hawai'iを放送するとのこと、何かと本家やLAなどと関わりがあるのだろうと思うと楽しみです。
May 13, 2022
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うーん、これもクロスオーバーが前提となっていたんですね。一応あれから6週間経ち、ロリンズはクロスオーバーで負傷したということのようです。チームに新たな動きを感じるシーズンになりそうですね。ニューヨーク市を家族旅行で訪れている一家が地下鉄の中でギャング4人組に襲われ、14才の娘が公然とレイプされた上、父親はナタで大怪我を負った。犯人はマスクをしており、犯行後マンハッタン側で地下鉄を降りた。オリビアたちより先にギャング特捜班のトゥアルテ警部らが現場に到着して捜査を始め、刑事局長のマクグラスは彼らと上手くやってくれという。ドゥアルテらはギャングをBX9のトレモント派閥と特定しており、SVUのオフィスに乗り込まれオリビアは不満をあらわにする。ドゥアルテには良からぬ評判があるというが、マクグラスによると成果を上げた優秀な警官であり、人手不足のSVUにとっては助けになるだろうという。オハイオから長女の大学見学に訪れたウィットマン一家は、父親が重傷で手術中で、犯人については同年代の若い男性でナタを持っていた男は「スリープ」と呼ばれていたという。BX9のメンバーの写真を見せると、レイプ犯はリッキー、「スリープ」はシーザーと特定し、その他検出された指紋から残りの犯人はサボ、マヌエル(マティス)とわかる。いずれも組織の下っ端で、ドゥアルテによるとギャングの「駆逐艦ハウス」に溜まっているという。重傷だった父親は死亡し、オリビアはドゥアルテの目的がBX9のトップ「オスカー・パパ」を捕まえることだとしても、SVUはレイプ犯を逮捕する事が最優先だと釘を刺す。最年少のサボは自宅にいた。リッキーの命令でレイプしたと認めるが、未成年であっても重罪となる。サボの情報でリッキーを逮捕するが、こちらは取り調べにきちんと答えない。それでも目撃証言やDNAなどの証拠から2人の起訴は可能だ。残りの2人は隠れ家に潜んでいると見られ、ドゥアルテはマティスの恋人から情報を引き出すのにヴェラスコを使う。ヴェラスコはかつてギャング対策班で潜入捜査をしており、ドゥアルテはヴェラスコに元のチームに戻らないかと誘う。マティスらの居場所を掴んだドゥアルテはオリビアの到着を待たずに突入を敢行する。抵抗しようとしたマティスを撃ったドゥアルテは、屋上に逃げたスリープ追いつめる。オリビアとフィンが到着したとき、スリープが目の前に落下し死亡した。フィンは麻薬課でドゥアルテの噂を聞き込み、BX9に個人的な恨みが恨みがあるらしいという。マティスは死亡し、スリープの死についても疑問が残る。強引な捜査方法に立腹するオリビアに、ドゥアルテは開き直りステイプラーの名前を出してオリビアを批判する。オリビアはドゥアルテの部下マンシー刑事に声をかけ、ドゥアルテの人となりを尋ねる。マンシーは上司としてドゥアルテを疑っていない。サボとリッキーの弁護士は取引を拒否し、裁判を望む。BX9のやり方で、家族に危害を加えると脅されており、組織に入ってまだ間がなかった。スリープは事故死と結論づけられ、オリビアはドゥアルテにサボとリッキーはレイプで起訴すると告げる。ドゥアルテはヴェラスコを引き抜く話をしたと返す。ロリンズは復帰してから辛そうな表情を見せている。前にも撃たれたことはあったが、少女の命を守ろうとして撃たれた時に、自分の娘やカリシのことが頭に浮かび、失うものがあることに怯えたと涙を流す。レイプ事件の面通しでノラはサボとリッキーを特定した。恐怖が蘇り動揺するノラを落ち着かせようとするマンシーを見て、オリビアはあることを考える。マクグラスは一連の捜査が終了したことをメディアに発表するが、ドゥアルテは不満で、リッキーを使ってオスカー・パパを探らせるつもりだったという。マクグラスはそれを受け入れ、取引をして2人を放免しろと指示する。カリシとオリビアは検事局のマクスウェル課長に直訴し、何としても裁判に持ち込んでほしいと頼む。マッコイ検事はレイプ罪での公判維持を認め、容疑者は罪を認めて裁判はなくなった。オリビアはマンシーの能力を評価しSVUで働かないかと勧める。ヴェラスコも考えた末、SVUに残るという。なるほどね。マンシーの加入は恐らくロリンズ絡みのことと思われ、これまでに見たことのないロリンズの弱りきった表情を見て自分なりに納得しました。ドゥアルテは今回初めての登場ですが、オリビアとは因縁の敵になりそうです。SVUはカリシ~マクスウェルのパイプがあるから良いですね。「マティーニで」とか、こういうところは政治なのかな、とも思います。他の課は検事局とどういう関係を築いているのでしょうね。ドゥラルテとしては嫌味をいうしかないのでしょうが、ステイプラーのことを持ち出されるのは、NYPD内でも有名なのかな。それにしても、ニューヨークの地下鉄では、日中人の目の前でレイプしてナタで人を殺すなど、ホントですか、という感じです。それくらい凶暴だからこそ、ギャング対策班も強引に出るのでしょうが、何となく「組織犯罪特捜班」がLaw & Orderシリーズに荒っぽい影響を与えているような気がします。(笑)ヴェラスコに「どうしてSVUに来たのですか?」と問われたフィンが、よりチャレンジングで自分を磨くことができるて、あなたが言いますか、という感じで突っ込みました。元々マクグラスが推薦したヴェラスコですが、同じくマクグラス推しのドゥアルテに比べると、随分SVUに馴染んだなあと思いました。マンシーの「白人女性刑事がギャング課だといろいろと…」というのは、気になりました。現実はそういうことか。
May 21, 2023
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いよいよ、最後の2話となりましたね。でも、全然そんな感じがしないです。シリーズフィナーレでも、マイペースというか、捜査官たちの日常をメインの事件とほぼ同じくらいの分量で描く、それがこのシリーズのスタイルなんだなあと改めて思いました。邦題の「船出」はフィナーレにふさわしいかも知れませんが、みんなで一緒に船に乗っているのか、それぞれが別の船なのか、気になるところです。多分、カレンとアナの結婚式に引っ掛けていると予測。原題にはシリーズは終わるけれど、キャラクターたちには何かが始まるのだという感じがして、良いなあと思いました。ATF・LA支局ケリー・アダムス特別捜査官からキルブライドに、部下で潜入捜査中のウィリアム・ニューサム特別捜査官の件で協力依頼があった。ニューサムは経験豊かで優秀な捜査官で、軍用の盗まれた武器が売買されているのを捜査している。出どころを知りたいので、国防総省の保管状況を調べてほしいという。ニューサムに関しては定期的な連絡が3回連続でなく、アダムスはニューサムが潜入した組織の側に寝返ったのではないかと懸念していた。ニューサムは人生をかけてこの仕事に取り組むタイプで、その度合が強い。娘を薬物の事故で亡くしており、妻とは離婚したが、最近の行動に変化が見られるのが心配だという。そのことに留意した上で真相を探ってほしいといい、合同捜査としてNCISはニューサムをボートハウスに呼び捜査の進捗状況を聞く。潜入している組織のメンバーが薬漬けで、ニューサムは自分も武器ディーラーとして商売をしつつ、組織の首謀者と武器の出どころを突き止めようとしている。今のところ、隠し場所は不明だという。売買される武器は高性能のものでNCISは武器商人のニーナ・バーンズに情報を求めることにする。一方、組織は山間地域にアジトを持っており、ケンジーとディークスが身柄がバレた時のこともありニューサムの監視を始める。ニューサムの金銭面での動きを探ると、収入がないのに娘が高級車を乗り回していたことがわかる。ニューサムのサラリーでもまかないきれない。ニーナによると、潜入している組織の人間はサイコパスだという噂で、閉鎖的で近づいたものは殺されるという。リーダーの名前は不明で、組織に近づこうとする人間は姿を消すことになり、それを恐れて情報が得られにくい。ニーナは組織が当局内に情報提供者を持っていると考え、探っているという。ニューサムは自分に疑いが持たれている事を知っているのかどうかわからないが、なぜあっさりと合同捜査を受け入れたのか。監視されることで逆にアリバイ工作にしようとしているのか。ファティマがニューサムの臨時収入を見つけ出し、上司が部下を疑う理由にも疑問を持つカレンがATFのアダムスをボートハウスに呼んで質問する。何か隠していることがあるのではないか。例えばATF内部の情報漏洩など。アダムスによると常に捜査の一歩先を行く犯罪組織について、ニューサムが捜査の情報を漏らしているのではないかという。ニューサムは地元当局との合同捜査を行っていて、そこに汚職警官がいるのかもしれない。ニューサムの娘のカネの出所は祖父の教育資金だった。組織のアジトには盗まれたものと見られるブツが大量に運び込まれた。海軍弾薬司令部のコリンズ中佐は闇で出回っている武器のリストにある武器のほとんどは施設に保管されていると言い、厳しく管理をしているという。問題になっているのは対戦車ミサイルや対人地雷などだが、機関銃などは他の軍でも使われており改めて調べるという。ケンジーとディークスが監視しているアジトに組織の人間が入っていたため、内部の様子を探る。家の中で男たちはゲームなどをしているようだ。ボスがOKしたので、前倒しでブツを届けなければならない。ニューサムが武器はどこにあるのかと問うと、仲間がいきなり襲いかかった。ニューサムは力で相手をねじ伏せるが、その様子を見てケンジーとディークスは疑問を募らせる。ファティマは決定的な情報を掴む。アダムスが何年もにあたって、賄賂を受け取っていたというのだ。しかし、令状請求しないで知ってしまった情報なので、これを裁判では使えない。アダムスが武器を手にしているところを押さえれば逮捕できるだろう。カレンとサムはアダムスを追い、地下駐車場で部下を連れたアダムスの前に立ちふさがる。しかし、アダムスはいきなり強力な武器でNCISに向かって銃を向け撃ち始める。to be continued.チーム最後の戦いが盗まれた軍の武器商人が相手、ということですが、ちょっと物足りないかな。(笑)アダムスはなぜNCISに関わらせたかったのでしょうね。自分の立場を脅かすニューサムを裏切り者に仕立ててNCISとの追跡の中で殺させたかったのかな。まあ、真の首謀者がよほどの大物だということ次週を待ちますが、アダムスがそれだったらもう終わっています。(笑)それ以外の、カレンとアナの結婚式あるある(マリッジブルーになるアナとか、ぶちこわそうとするアルカディとか)、サムと認知症を抱えた父との日々、警察との訴訟でナーバスになっているラウンドトゥリーと医学部進学を目指す優秀な妹、そしていつものままのケンジーとディークスのいつも通りの話題が続いて、これがまあそれなりの終結を迎えるのかなという感じですね。次週を待ちます。
November 9, 2023
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シリーズフィナーレ。あ~良かったですね。愛があったな。個人的には「バフィ」の最終回を思い出すような、満足感でした。カレンとサムは武器商人から賄賂を受け取っていたアダムス特別捜査官らとの激しい銃撃戦を制する。しかし、潜入中のニューサムが濡れ衣を着せられていたのか、あるいは本当に武器商人の一味なのかが判明しない。どちらにしても、ニューサム本人、あるいは監視任務中のケンジーとディークスが危険となる。海軍弾薬司令部のコリンズ中佐によると、流通している武器の9割はアルゼンチン軍が使用しているものだという。キルブライドはすぐに現地の諜報機関に武器リストを送るように命じる。武器商人のニーナ・バーンズはまだ首謀者の名前は掴めないというが、彼らが使う闇の送金システムがあり、ニーナはその口座を持っているという。売り手の情報は連中が持つ外部から遮断されたPCにあるということで、ニーナとサムが拠点に客として潜入することになった。ニーナが連れのサムに借金があり大金を支払うため金を下ろしたいというと、ブライアントという男が確認のため奥に下がる。カレンは建物の屋上から侵入し、PCを操作するブライアントを襲いデータを盗む。ニューサムの監視をしているケンジーとディークスはキルブライドの命令を無視して、武器商人のアジトに停めてある車に直接カメラを仕込み、中を確認する。アルゼンチン軍からの武器と表示されている証拠もあるが、キルブライドは2人の命令違反を知り武器の回収は組織の首謀者が判明してからで、ケンジーらは元の監視任務に戻れと叱責する。カレンが盗んだデータでアルゼンチンとのつながりを示す取引があり、LAの起業家マキシミリアン・デイナという人物が82万5000ドルを支払っていることがわかった。キルブライドは2つのチームに突入を命じ、カレンが一味の男に見つかり銃撃を受けたのをきっかけに、ニーナとサムも反応して敵を倒す。ケンジーとディークスは敵のアジトに侵入して手下を制圧する。ニューサムも身近にいた2人の手下との厳しい戦いに勝つ。ニューサムはディークスらに礼を言う。ラウンドトゥリーの妹は面接で医学部入学の良い手応えを得る。警察への苦情を申し立てているラウンドトゥリーに、警察側から示談の申し出があった。不本意ではあるが高額の金を手にすることになり、ラウンドトゥリーは現実的な解決を受け入れることにする。結婚式のあれこれにストレスが高じるアナに、カレンは今日市庁舎で結婚式を挙げようという。ドレスは職場で借りれば良い。付添人はケンジーに頼むつもりだ。ケンジーに医師から連絡があり妊娠していることがわかった。ディークスとローザも思いがけない喜びに涙する。親しい仲間が集まり、市庁舎で結婚式が執り行われた。そこにカレン宛てにヘティから手紙が届く。カレンとアナの結婚を祝し、自分たちには素晴らしい家族がいることを感謝していた。ハネムーンのためにミコノス島の別荘を用意すると共に、サムとカレンにはその前にモロッコで手伝ってほしいことがあるという。2人がモロッコに到着すると、なんとそこにネルがいた。ネルはヘティが今困った状況にあり、助けるために自分のチームを連れてきたという。そこにはサバティーノとネイトと新人がいた。ヘティの状況については未だ手がかりはない。情報も不十分だ。信頼できるのはサムとカレンだということで、彼らはチームとして動き出すことになった。(完)大体は予定調和的に多分そういう形で終わるのだろうなと思ったら、ラストにまさか、サプライズゲストのネルとネイトとは!ネイトには私は思わず涙ぐんでしまいました。サバティーノは最後なのになあと思っていたところ、そしてnew guyは一見してわかるクリス・オドネルの息子ですよね、声もそっくり、名前もオドネルなので間違いないでしょう。ヘティの手紙については録音してあったのかなあ。形の上ではネルが書いたように見えますが、まあそれはそれで声の登場ということで良かったなと思います。ハネムーンの前にやっつけ仕事で片付くかどうかわかりませんが、新しい冒険というのが単にヘティを探すだけではないのかなと思いました。将来的にはネルが指揮を取るような立場になるということか。ラストシーンのバックに流れていた曲は"Hold On, I'm Coming" (Sam & Dave)ですが、個人的には大好きな「ブルース・ブラザース」の印象が強くって、まるで神聖なミッション「ヘティを探せ」なのかと笑ってしまいました。それにしても、各人にそれぞれ見せ場がって、ケンジーがガラス戸に飛び込むところなどはスタントの人かも知れませんが、アクションが凄かったですね。クリスとLLの2人きりの会話も、多分感極まるものだったでしょうし、あのFOXの番宣でダニエラが来ていたドレスは結婚式のシーンの撮影直後だったんだろうなと思うと、これまた感慨深い。14年間もよく続きましたよね。オープニングの若いキャストもご愛嬌。みなさん、仲良さそうだったし、こういう風に一つ一つ綺麗に終わってくれるのは本当に作品に対して愛があるなと思いました。
November 15, 2023
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スミソニアン博物館の女性の法人類学者というと「ボーンズ」じゃなくて、もしかしてキャシー・ライクスを意識していたでしょうか?(笑)いかにもブロンドでしたものね。住宅地の開発現場で、南北戦争時代の鉄製の棺桶が発見され、開けたところ、北軍の制服を着た海兵隊の遺体となぜか携帯電話があった。死んでいたのは、南北戦争のコスプレをしたMSG二等軍曹(Marine Security Guard)で、マスケット銃で頭を撃たれ、しかも生きたまま埋葬されていたのだった。軍曹は墓の中から最後の瞬間まで電話をかけていたらしい。マクギーは仲間に宛てたテキストメッセージだと読み取る。モサドのジーヴァはNCISに協力するために配属される。事前に知らされなかったチームは戸惑いながら、ジーヴァの初任務を目の当たりにすることに。メッセージは軍曹の銀行の貸金庫に関することで、トニーとジーヴァは、中から地図とミイラ化した腕を発見する。しかし、2人は襲われ、地図を奪われてしまう。やがて、軍曹らは南北戦争のコスプレをしてなりきりプレイをするCWRに関係していると判り(CSIにもそんな話があった)、彼らが墓荒らしをしていたのを突き止める。軍曹はバーンズ博士の博物館に埋葬品を渡そうとして殺されていたのでした。最後のジーヴァの行動は公務執行妨害として認められるのかな?ケイトの机には誰も座らせないというギブスらの気持ちを逆なでするように(笑)、ジーヴァがどんどん入り込んでくるでみんな戸惑います。彼女は捜査官と言うよりも、力仕事(スパイ)の能力が高いので、実戦には強い。(笑)結局、ジーヴァがアリを射殺したことは完全に伏せられ、ギブスが殺したことになったのでしょうね。アリの裏切りは、ジーヴァのモサドに対する忠誠心に影響を与えたかも知れません。お互いに秘密を守ることで、ギブスとジーヴァの信頼関係は非常に強いということになりますね。新人の目から各キャラを描写させるのも定番ですね。一番ジーヴァに抵抗があったのはアビーでした。まあ、判りますね。ケイトのスケッチブックを眺めるギブスの表情にしんみりさせられました。ところで、シェパード局長と「もそもそ」と話をするギブス。どちらが上司何だか判りません。「君は覚えが早かった」とニヤっとして、ロンドンのフラッシュバックがありましたが、今でもその気があるのか、ギブスは。しかも、職場に例の赤毛の女性が出入りしているので、それを見たJenが妙に気になっている。さて、この2人はどうなるんだろうか。あの学者先生は始めから怪しかったですね。ボーンズなら、死後何年かすぐに判りそうです。トニーが父親に問題を持っていたのは、子供の頃CWRでいつも馬糞拾いの仕事をさせられていたからと判明。(大爆)モリーさんのブログ
April 19, 2008
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「敬老の日」に合わせたようなタイムリーなエピソードでした。(笑)日本もアメリカも老齢化社会の問題は同じだなあ…ハリウッド大通りで、車椅子に乗った老人を殺したという老人が逮捕される。老人は911に連絡したが名前を明かさず、所轄警察は日曜なので、面倒はPHD(特捜班)に押しつけてくる。ブレンダらも始めは老人の妄想ではないかと疑い、とりあえず話を聞くと老人は毒であと6人も殺したと言う。検死の結果、確かに遺体には他殺の疑いがあった。老人が挙げた6名の名前から被害者も老人もサマービュー老人ホームの住人であることがわかり、ブレンダはそこで老人(バクスター)が、ホームで仲間が殺されたという妄想を抱いていたと聞かされる。6名はいずれも自然死で火葬されていた。そのうちの遺灰からヒ素が検出され、ブレンダは身寄りも金もない老人たちがホームの都合で殺されていたのではないかと見て、責任者を取り調べるが…一方、フリッツと新居の下見に行ったブレンダは、すっかり気に入ってすぐに購入の手続きを取ろうとする。話としてはダークなのですが、妙に明るいですね。元新聞記者だというバクスターはプロベンザに逮捕されたことがあるという。家庭も顧みず、仕事一筋で今でも気骨のある老人で、ブレンダ相手になかなか頭が切れる。ホームから追い出されると行き場所がないのでプロベンザが宿を提供したり、ブレンダが事情聴取を取材するように勧めたりと、バクスター氏に対するリスペクトがありました。そういう時の2人のあうんの呼吸が良いですね~老人ホームネタで、サンチェスが白人社会を批判したり、プロベンザをからかったり、秀逸は、「ご見学ですか?」と言われるブレンダとプロベンザに爆笑。ポープはこの間から費用削減ばかりが頭にあるのか、何かとブレンダの邪魔をする。PHDはなんと、無給で日曜日も働くのですからすごい。ただ、先週処分を受けたガブリエルは停職も解かれ、招集がかかっても出てこない。呼び出されても気まずく何となくぎくしゃくしている。でも、最後はいつもの師弟関係に戻れて良かった。新しい検死官は若くて生意気な感じですね。演じるJonathan Del ArcoはスタートレックやNip/Tuckで印象的なゲスト役でしたが、ここではサブレギュラーとして顔を見せてくれるようです。身内の遺灰を犬用の骨壺に入れたり、コーヒーの空き缶に入れるなんて、酷すぎます。引っ越しでなくすのは、日本と違って仏壇がないからか?Round Fileにファイルする(ゴミ箱に捨てる)というのは、老人ホームのことでもあるのですね。ホームの責任者は儲からない入居者を殺すことで、みんなが助かるのだと暴言を吐きますが、寿命が延びれば孤独な老後を迎える人も多くなるので、考えさせられました。それは、ブレンダの(というか、フリッツの)家探しでもシンクロしていて、まるでブレンダのママのようなおばあちゃんが、一人暮らしが寂しいから自宅を売りに出すと嘘をついて、お客さんと話をしていたことを知り、ブレンダはおばちゃんをいたわります。そして、自分の両親の事も思いだして、電話をかけてみる。今の家は狭いけれど、パパとママを呼んで親孝行しよう。見習いたいですね。(笑)
September 8, 2008
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ニュースレポーターがレイプされ、自らそれをカメラに向かってレポートした。やがてそれをみた視聴者から、容疑者の通報があった。しかし、被害者は面通ししても犯人だと特定できず、しかも共犯がいるようである。事件は裁判に持ち込まれる…と、この辺までは普通の犯罪ドラマなのですが、SVUの場合はこのあと思わない方向になってしまうんですね。(爆)ポイントは被害者がマスコミ関係者、人気者だったということですね。弁護側は手柄を立てたいばかりに、被害者側に特に厳しくなって、裁判も「見せ物」的になる。そこに被害者のストーカー的な第3者が加わって被害者も容疑者も殺されて事件だけが残る、というこんな展開は到底予想も出来ません。(苦笑)容疑者は計画性のあるような男ではなかったが、共犯者に口止めさせその共犯者を絞り込むのに時間が使われました。とにかくストーリーに着いていくのが必死で、紆余曲折複雑です。結局、爆弾犯のストーカーも性犯罪の中に含めるのでしょうか。マンチがレポーターに妙に気に入られて、ダンディな刑事さんになってましたね。法廷では判事に楯突いて、法廷侮辱罪になるなどえらく目立ってカッコイイじゃないですか。始めはオリビアに注目が行った1シーズンでしたが、終盤に来てジェフリーズ刑事やマンチの方が目立つケースが多くなりましたね。先週に引き続き、検事としてReiko Aylesworthが出ていました。彼女はNYで活動を始めたらしくて、このシリーズなどは良いチャンスだったのですね。FOX CRIME Law & Order:性犯罪特捜班
June 14, 2007
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今シーズン、まだBD Wongの姿が見えませんが、オープニングクレジットには出ているのですね。ということは、そのうち登場回があるのか。今回も「酒が悪い」というテーマ一本で押し通した感じ。もう少しひねりがあったらなあ。容疑者がさわやか系に見えるのがひねりだったのか?開発業者のダルトン・リンデルが自宅のバスルームで寝覚めると血まみれで、ベッドには見知らぬ女性がハンマーのようなもので撲殺されていた。ダルトン自身、頭を鏡に打ち付けており、SVUに対して何が起こったのか全く記憶がないという。また、被害者も会ったことがないという。女性の身元を示す物は何もなく、合意のSEXがあったらしく、鑑識は残されていた体液と指紋を調べる。凶器のハンマーはシャワー室で見つかる。全ての証拠がダルトンに対して不利で、SVUはドラッグの使用や飲酒を疑う。ダルトンは誰かにはめられたのではないかという。ダルトンは昨夜、パートナーのビル・タッティンガーとともに、建設が遅れているビッグプロジェクトの出資者に対して、接待をしていたという。客は2人に対して腹を立てており、ダルトンは接待をビルに押しつけて途中で姿を消してしまった。出資者のリストを警察に提出するよう求められて、ビルは断る。ダルトンの部屋の外で被害者の衣類などが入った鞄が見つかる。被害者は産婦人科医のオードリー・ベイル医師で、日頃から中絶反対者から脅されていたという。そのため、離婚もしていた。ただし、ダルトンとの接点は見つからなかった。オードリーの勤めるクリニックで話を聞いたところ、オードリーは昨夜女友達のリンダと食事に行き、バーに寄った事がわかる。そのとき、バーにいたダルトンがオードリーと親しくなって酒を飲み、2人で帰って行ったという証言が得られるが、ダルトンはやはり何も覚えていないという。ダルトンはアルコール依存症だったが、ずっと酒は断っているという。SVUがバーで目撃者から証言を得ている時に、たまたまトイレを借りたダルトンが逃げ出してしまう。検事補のパクストンはステイブラーのミスであると激しく責める。被害者の体液も部屋の血液も、ダルトンのものと一致したが、これでは裁判で使えない。パクストンは犯行現場での3Dイメージを用いたアニメーションを使って、犯行を再現し、陪審員に見せることにする。ダルトンの元妻は昨夜ダルトンから電話があったことを認め、誰かにはめられたので助けて欲しいと言われたが断ったという。ダルトンは酒を飲むと暴力的になるという。パートナーのビルを訪ねると、そこでダルトンとビルが殴り合っていた。ビルが接待をさせようと酒を飲ませたせいで、自分を失ったのだという。ダルトンの秘書が過去に酔ったダルトンからセクハラを受け、レイプされたと警察に情報を寄せた。ダルトンはその一件以降、酒をやめているというが、やはり今回の事件については一切の責任を認めようとしない。裁判に先立つ聴聞会では、ダルトンがアルコール依存症であることが問題となり、弁護側はダルトンが一時的に精神障害を起こしていたと主張する。パクストンは予定通り、犯行再現CGを陪審員に見せるが、その際誤って犯人がダルトンの顔になっているバージョンを見せてしまう。このCGのせいで陪審員が影響を受けてしまうと、裁判は審理無効になってしまう。パクストンは窮地を挽回すると言って、徹夜で裁判の準備をするが、翌朝酔った状態で法廷に現れる。検知器でも飲酒が認められ、パクストンは公の場でみっともない姿を晒す。結果、ダルトンは無罪放免になるが、ダルトンはオリビアに対して、犯行再現ビデオやパクストンの醜態を見ていて自分がオードリーを殺した事を今思い出したという。しかし、なぜ殺したのかは分からない。パクストンはリハビリに赴く前にSVUに現れ、ステイブラーに謝罪する。飲酒は常に勝たなければならないというプレッシャーのせいなのかも知れない。これまでの高圧的な態度は弱さの表れだったと認める。オリビアはパクストンに自分の母親の姿を見て、墓参りをする。記憶が飛ぶほど酔っている間に起こした事が犯罪に問われるのかどうか、ということになると、心神喪失で無罪になる可能性があるのでしょうね。最初の方は容疑を決めつけるSVUの尋問がやり過ぎな印象でしたが、ダルトンは本当に何も覚えていなかったのでしょう。今回の飲酒のきっかけは、自分の意志ではなく、ビルに無理矢理飲まされたということなので、検察はビルに対しても何か罪を問うことはできないのでしょうか。彼は危険な事になると分かっていたのかな。で、アルコール依存症に関しては誰にでも起こる可能性があって、それ自身は犯罪ではない、ということですよね。罪には問われないけれど、酒に酔ってキャリアを失う事になるのですから、やはり悔いても悔いすぎることはありません。根深い問題です。ところで、これまでで最も嫌みで憎たらしい検事補のソーニャがこれでいなくなってくれるのはありがたいことです。Christine Lahtiて「シカゴ・ホープ」に出ていた人ですよね。大物ゲストで盛り上げたかったのかもしれないですが、アルコールの問題をもっと掘り下げて欲しかったな。オリビアが酒浸りの母親を思い出して涙を流しているのは、いろいろあったけれど、今は許す感情を意味していたのかな。中絶反対の活動家の発言は、オリビアのアイデンティティと関連して、もう少し意見をぶつけ合ってもよかったかもと感じました。
July 3, 2012
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『マクギーの祖母』FOXの邦題は判りやすくて良いなあ。(笑)ここにきて、家族ネタがほとんど無かったマクギーがやっと取り上げられますね。(身内による謎の妹ネタはありましたが)ギブスを慕うのはやはりそこに父親の影を見ているからであり、知的なマクギーの一端が祖母譲りのものであったか、というのは興味深いところです。パーマーくんの結婚式が近づいているということなので、この先仲間によるドタバタがあるのでしょうか。結婚式そのものがあると良いですね。海軍大尉で予備役のポール・ブースが後ろから頭を撃ち抜かれ死亡する。「テレス研究所」の社員証を携帯し、なぜか8年前のマクギーの名刺を持っていたことから、NCISはマクギーとの関連について注目する。マクギーは何ら覚えがないという。ポールは二度の海外派遣のあと予備役となり、大学の数学教授をしていたが、この春から授業数を極端に減らしていた。テレス研究所は軍用ソフトなどを開発するシンクタンクで、ポールは1年前からアナリストとして入所しており、身重の妻は夫がシンクタンクで仕事をしていることは知らなかったという。ただ、夫の行動から浮気を疑った事もあり、最近では男性が夫を見張っていたようだという。テレス研究所は仕事上機密だらけで、ポールの上司ウェストファルは戦略研究のプロとしてポールを雇ったが、内容については口外できないという。検死ではポールの指先の火傷のような症状に注目する。薬品による火傷と考えられ、アビーが分析することになった。ポールは殺される前日に金を下ろし妻の名義の口座を作っていた。また、最近黒っぽいセダンに轢かれそうになったという。通話記録を分析していたマクギーは「ペネロピ・ラングストン」という名前を見て、慌てて飛び出して行く。ペネロピはマクギーの祖母で、植物園で盆栽作りをしているが、かつては大学で数学などを押していた。ポールの話を聞かれて、ペネロピは優秀な教え子だったという。ポールは大学での仕事上の事で悩んでいたというが、テレス研究所については答えをはぐらかす。マクギーは嘘を付いていると察する。実際、ペネロピとポールが同じ時期に大学にいたことはなかった。ポールの指先の火傷は、旧式のコピー機で大量のコピーをしたからだと判る。テレス研究所の創立者マックス・エルスウッドと同僚のアンドリュー・パイクはライバルで、パイクは追放されていた。ウェストファルからポールに送られたメールには、機密と思われる「アナックス原理」について白状しろと迫っていた。ギブスはウェストファルを追及し、ポールが「アナックス原理」の資料を4000ページ分盗み人手に渡した事実を掴む。親しい人に渡したという。マクギーはウェストファルのオフィスに祖父母の写真があるのに気付き、改めてペネロピを訪ねる。ペネロピはポールの家族を守ると約束し、マクギーのためにも何も言えないと拒む。そのペネロピもマクギーの目の前で黒いセダンにひき殺されそうになった。実はペネロピはテレス研究所に関して、新聞記者に情報を提供する予定になっていて、今夜会うことになっていたという。容疑者扱いするギブスに対して頑なな態度を示すペネロピを見て、家族を思うマクギーは感情的になってしまう。ギブスの反対を押し切ってマクギーは自分自身がペネロピを尋問する。マクギーの熱意に負けてペネロピはテレス研究所の初の女性アナリストだったことを認める。そこでベトナム戦争で使用する破壊兵器を研究させられていたことに気づき、研究所を辞めマスコミに公表することにしたという。しかし、公表直前に戦争が終わり、プロジェクトも打ち切りとなった。ポールはアナリストとなって「アナックス原理」の存在を知り、ペネロピと接触して公表しようとした。ポールにマクギーの名刺を渡したのはペネロピで、犯人の心当たりはあるようだ。NCISチームは今はバリに住むアンドリュー・パイクと連絡を取る。パイクによると、エルスウッドにアイディアを奪われいつか復讐をしようと思っていたが公表するつもりはないという。さらに、「アナックス原理」のプロジェクトが最近再始動したという。テレス研究所の暗号化された文書を解析したマクギーは、彼らが幼虫と機械のハイブリッドを使った生物兵器を開発していた事を明らかにする。ペネロピが新聞記者のマイケルと会うというのでマクギーが同行するが、そのマイケルもまた射殺されていた。「アナックス原理」の初代研究メンバーの中にウェストファルが含まれていて、黒のセダンを借りていた証拠もあった。しかしウェストファルはその証拠は偽造された物だと言い、誰も殺していないと答える。逆にポールは真実を公表しようといて尊敬していたという。アビーはマイケルの遺体から見つかったカーボンファイバーを分析し、ベトナム戦争時に使われた限定版の銃の一部であることを突き止める。テレス研究所のアナリストで軍人だったのは、パイク、エルスウッド、ヴァレスの3名。そのうち、ヴァレスは1990年の入隊で、エルスウッドは23年前の飛行機事故で死亡したことになっていたが、遺体は見つからなかったという。植物園に戻ったペネロピのところに、エルスウッドが現れ命を狙う。自分のアイディアが再び軍によって再開されたと聞き現れたが、またペネロピが邪魔しようとしたので殺すという。危険を察してNCISチームが急行し、ペネロピの命を救う。厳格な父親と7年間も連絡を取り合っていなかったマクギーは、祖母の薦めで電話をかける。最後はちょっと都合がよいというか、まあ、テレビの王道ですよね。(笑)マクギーの父親が「大将」だったというのは、記憶にはなかったです。多分軍人らしくストイックで、秀才なマクギーが何をしても容易には褒めたりせず、厳しく接してきたという感じですね。その裏には優しさがあって、マクギーはどこか父親の姿をギブスに重ね合わせていたという事なのかな。急な設定変更で何だかマクギーが違うキャラクターのように見えていますが、今後父親が出てくることもあるのでしょう。トニーにオタクとからかわれるだけの存在から、かなりの変化ですよね。また、トニー自身も家族のことならと、成長した対応を見せていました。それにしても、マクギーの祖母もまた国家の機密に触れていた設定で、政府に抵抗するなど、かなり強い人でした。ダッキーと気が合って、今後デートをすることがあると面白いですね。
January 11, 2013
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『制裁』今週もクローザー、ブレンダ最高!いろいろ犯罪捜査ドラマはあるけれど、被害者を思い、悪を憎み、あの手この手で法を執行するというのは、「Law & Order」以上かなと思いますね。しかも今回はシリアスでしたが、普段はユーモアもありますから、脚本がどれだけ上手いかということですね。クラブを出たばかりの客3人が車から銃撃を受け、2人死亡、1人が重体となる。目撃者は犯人が「Tボール」と呼ぶのを聞いており、ギャングからみの事件かと思われたが、3人とも陸軍のドッグタグを身につけており、ブレンダはすぐに軍の代理人を要請する。病院に運ばれたタイ・ベイラー軍曹は、犯行現場に近いところの出身だが、過去にギャングだった事はないという。3人はいずれも陸軍特殊部隊に属し、昨日アフガニスタンから帰国したばかりだった。ブレンダの元に代理人のドーセット少佐が現れ、兵士にテロが増えていることから国防総省に連絡し、遺族にも伝え、FBIにも報告しなければならないとブレンダを急がせる。そこに、重要な情報を持っているというタイの双子の弟、タレル・ベイラーが自ら訪れる。タレルが「Tボール」で、これまでにも犯罪を繰り返していた。どうやらタイはタレルと間違われて殺されたようだが、テロではないと報告すると犯人側に人違いが気づかれ、捜査に必要な情報が手に入らなくなってしまう。ブレンダはドーセット少佐に15分だけ時間が欲しいと要求し、タレルから事情を聞く。タレルはまずは自分と家族の保護を求め、以前にも命を狙われたという。その原因となったのは地域でギャングたちに守られているコンビニで強盗があり、年老いた店主と孫が射殺されたという。地元警察の捜査では、容疑者は同じギャングチームのレジー・モーゼズで、タレルがその目撃者だとすると共犯の可能性もある。タレルはとにかく事件に関して免責を求めるがブレンダは認めず、テロではなくて、ギャング絡みの事件としてさらに捜査が必要だとドーセット少佐に訴える。FBIの連絡官として仲裁に入ったフリッツは、軍に妥協策を提案し時間を稼ぐ。ブレンダはタレルの証言の裏を取り、手順にそって捜査を進める。レジーにはコンビニを襲ったと思われる状況証拠があったが、ブレンダはなぜ手を出してはいけないと判っているコンビニを襲ったのか疑問に思う。そして家宅捜索で、レジーの自宅からは昨夜の襲撃の銃も弾薬も見つからなかったが、クラブにタレルが来たと知らせるメールを受け取っていた。レジーは尋問でコンビニ強盗を否定し、自分が犯人だという目撃者も今はいないという。そこに例の本部長候補選で破れて、傷心で姿を消していたポープが現れ、ブレンダにタレルに免責を与えて真犯人の名前をしゃべらせろという。やむなく、タレルの家族を保護し免責の手続きを進めて話を聞くが、事件の日、コンビニからレジーが飛び出してきて、タレルが中に入ると店主と孫の死体を見つけたという。しかし、伏せられていたはずの事実をタレルが知っていたことから、ブレンダは嘘を話すのなら家族の保護を解除すると迫る。タレルは免責を良いことに、コンビニ強盗の犯人は自分であると自白する。店を守っている代わりだとそて、ビールを勝手に飲んでいるところを、店主になじられたのだった。タレルはその後レジーに罪を着せたが、市警の捜査ではレジーは釈放された。レジーが軍人3人を殺したという証拠は今のところなく、レジーは弁護士を要求した。ブレンダはレジーに自白させる作戦に出る。まず、タレルにコンビニ強盗の供述を書かせているところをレジーに見せ、殺したはずのタレルが襲撃失敗で生きていたと思わせる。タレルはレジーに罪を着せようとしていて、タレルがコンビニ強盗の犯人だと証言すれば、先週タレルを襲撃したことは不問に付すと告げる。その代わり、昨夜の武器の隠し場所を教えて欲しいと迫ると、レジーはついに白状する。そこでブレンダはレジーが人違いで軍人3人を殺したと明かす。弁護士を呼ぶなら好きなだけ電話をかけて良いというと、レジーは激怒する。タレルは無罪放免で釈放されることになったが、ポープは今度はタレルの起訴を求める。ブレンダは自宅にタレルを送り届け、今ここで免責を放棄して罪を償うならば力になると言う。ブレンダのオファーをタレルが断って車を降りると、町中のギャングが出てきた。最後の電話でレジーが仲間にタレルが生きていた事を告げていたのだった。ブレンダはタレルを引き留められないと知り、その場を立ち去る。シーズン1だったか、マフィアの情報提供者がブレンダの救いの手を断ったために、町に戻されてその後殺されたというエピソードがありましたっけ。タレルもきっと殺されるのでしょうね。ガブリエルもサンチェスも本当にこのまま行くのかと何度も念を押していましたが、そこでブレンダは甘い顔は見せませんね。全ての選択肢を示した上で、選ぶのは本人。罪に問われないからと、しゃーしゃーと嘘を付いたり、あるいは何ら落ち度のない子供を殺して罰から逃れるのは許されない。また、国に尽くした軍人が人間違いで無念に殺されていながら犯人を自由にする事もあり得ない。最後はこれぞ、クローザーというようなすごさを見せてくれました。ほんと、胸のつかえがすっと取れるような展開でした。だからこそ、重大犯罪課の部下たちもブレンダには忠誠を捧げるわけです。彼らはブレンダの仕事への姿勢を見てモラルを引き締める。まるで、スタートレックの女性艦長みたいな雰囲気です。(笑)ブレンダの口ぶりでは、レジーも死刑になりそうですね。陸軍の連絡将校のドーセット少佐は、自分たちの都合ばかりを主張して高飛車な態度だし、それに乗っかるポープも相変わらずですね。しかも、最近雲隠れしていたとは。情けない。一方、他人の振りして現れたフリッツは、ドーセット少佐の言いたい放題に付き合って、できれば最後に夫婦でした、というところでどういう反応があるのか見たかったです。とにかく、今シーズンのフリッツはお仕事中心で格好いい。給料泥棒のテイラーも、こういう時はちゃんとポープのフォローをするんですね。(爆)
October 3, 2011
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タイトルが意味するのは、「マイアミ/ニューヨーク直行便」という航空券のことですね。NYシリーズお披露目に一役買った、マイアミクルー。というのか、我らがHoratioですが、「そうは簡単には主役の座を譲らないぜ。」とでも言いたいような存在感で、Gary Sinise演じるTaylorと激しく火花を散らしておりました。 ベガス/マイアミのジョイントエピは、どちらかというとご本家からの「お客さま」に見どころを紹介して、ドラマはしっかりマイアミのドラマになっておりましたね。でも、今回は、どこまで行ってもHoratioはHoratioです。共同捜査とは言いながら、容疑者の住みかに踏み込むときは、NYPDを引き連れ、先頭に立っていつものように突撃~。ジョン・ケリー刑事に戻ったのか。(涙)そして、被害者を見つけると、"He is still breathing !"と我先に駆け寄って、一体ここは誰のシマなのよ。(爆) でも、場違いなサングラス姿でいきなりCrime Sceneに登場し「誰ですか、あなたは」と言われるHoratio、珍しくロングコート姿のHoratioかっこいいです~。(萌)ラストは人混みの中に姿を消すところはまるで、エンジェルじゃないですか。Horatioらしさは、それだけじゃないです。恐怖で震えるマイアミの被害者の娘に、さっと上着を脱いで着せてやり、"Here go, Sweetheart. Here we go."と、ああ、キザだけどかっこいい! と、ついHoratioばかりに目が行きましたが、ストーリーは無理やり2つの都市を結びつけたかのような、強引さでありました。(笑)現場で発見された痰から「グランドゼロ。NYに関係ある」と推測したり、NYに問い合わせる前に「俺が行く」と言ったり、犯人の動機も今ひとつ納得できるものではなかったです。マイアミには死刑制度があるので、こちらで先に起訴して欲しいなど、これもよく分かりませんが(笑)。NYも76年から実施されていないだけで、死刑制度はあるのだそうです。その辺はちらっとNYPDブルーを思い出したりしましたが… (補足)捜査権はマイアミの方に委ねられました。DVDのコメンタリーによると、NYに行った最大の目的は、この少女に犯人をきっと捕まえる、と約束したからだそうです。NYのパートは意識して画面の色を青くし、鬱陶しい雰囲気を出していたのが印象的でした。また、現場ですぐに結果がでるような検査キットや装置を使うなと、これはまた注目ですね。そう言えばNY CSIラボクルーは白衣を着ていました。Mac Taylor以外のNYクルーも、皆シャープで格好良かったです。かなりの男前も!それと、NYは街が古いからか、幽霊の出そうな古い建物が多かったです。特に、検死室などは怖そう。(爆)ちなみにこの建物は、D.E.Kellyのドラマ"Boston Public"で使われたセットらしいです。ロケ地ついでに言うと、冒頭のCrime Sceneはカリフォルニア・マリブの邸宅で撮影されたそう。どうしても、バックに山が映ってしまうので、それはCGで消したのだそうです。キャプチャー画面はこちらへ。 マイアミのクルーはサポートに回って少しの出番でしたが、それでも不十分な指紋を両方で補い合って(オンラインで)容疑者を挙げたり、これはとても良かったですね。Yelinaは例によって「一声」でしたが、出番があったのが不思議なくらい。あって良かった。(笑) NY CSIクルーの女性(Melina Kanakaredes)を見ていて思ったのですが、やはり男女2人が中心になるのがパターンのようですね。だから、マイアミでもメーガンがその役を担うはずだったのでしょうが、すぐに降ろされてしまい、イレギュラーな状態になっています。だから、Yelinaをそれに近い立場として登場させているのでしょうね。彼女の場合、同僚とはいえ刑事ですから、Relationship面で踏み込んで色恋の相手としてもなり得るのかな、などと思いました。
December 27, 2006
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ものすごく内容が盛りだくさんでした。Bストーリーも方も現実に似た事件が日々報道されるので、何とも複雑な気持ちです。そしていよいよ、300話に向けてギアを上げてきたかな。相当作り込んできましたよね。シリアでアメリカ軍がドローン攻撃を行い、多くの犠牲者が出た。詳しいことはわからないが、カレンはヘティが関わっているのではないかと、現地にいるザシャにヘティの捜索を依頼する。恐らくアルカイダのカルミラを狙った攻撃と見られる。ヘティは何らかの目的でカルミラとの会合を計画していたが、カルミラとヘティは難を逃れた可能性がある。USSアリージャンスで新生児が船倉に置き去りにされているのが見つかる。女性の乗員が400名もいることから、船上勤務のモーガン捜査官をケンジーとディークスが手伝うことになった。生まれた女児は早産だったが、サンディエゴのNICUに搬送されており無事だった。しかし、母親は適切なケアがされていないとすると、出血や感染症などで敗血症になる可能性がある。数時間のうちに該当者を探し出し、適切な医療を受けさせなければならない。ただ、船医の判断で艦長にはこの件を伏せてるよう頼んだという。母親が怯えて誰にも相談できない状況なら、命を絶つこともあり得るという。母親の血液型はAプラスとわかっており、それでも対象者は165名いる。赤ん坊を発見したヒル下士官によると、人目につかない船倉に明かりがついており、衣類にくるまれた赤ん坊を発見したという。その衣類の持ち主のフォレスト船員は、全く知らないと言い、洗濯物が間違って配られることもあるという。ヒルもフォレストも口止めされているので、他の情報は何もしらないと答える。ケンジーとディークスは献血の協力を求める口実で女性乗員を集めることにする。しかし、なかなか埒が明かない。アナはヘティを心配するカレンを気遣う。カレンは自分の過去について知りたがっていた。キルブライド大将は、密かにネイト・ゲッツを呼び、シリアで起こっていることとヘティの関係について質問する。ネイトによると、ヘティは人質の交換でアルカイダの幹部と交渉しているが、ここ数日連絡が取れなくなっているという。カルミラはその交渉相手で、ドローン攻撃を行ったのはヘティ本人だろうと同意する。キルブライドは、かつてチームの心理分析官として一緒に仕事をしていたネイトに、チームメンバーについて意見を聞きたいという。はみ出し者の多いチームと上手く付き合い、彼らの命を守るためだ。ザシャは現場で捜索中に怪しまれ、男たちに囲まれた。その時に、謎のアメリカ人に救い出された。ザシャからの連絡で、カレンはそれがヘティの元部下ハリス・キーンと知り驚く。キーンはシリアでヘティの監視役をしていたが、ドローンによる爆撃でヘティを見失ったという。死亡したのではなく、攻撃の前には潜伏したと思われ、人質となっているのは欧米の記者と言っているが、実はNCISの職員らしい。カレンはキーンに、ヘティが行っていたというスパイ養成プログラムについて情報を求める。ドローナ計画と言い、CIAが教育省主導の学習支援プログラムに見せかけて子どもたちを集め、それにヘティが関わっていたのは事実のようだ。ケンジーとディークスは赤ん坊が見つかった現場を再び調べる。そこに意識を失った三等兵曹ソフィア・アディソンが倒れており、すぐに手当を受ける。出血は多く、敗血症の疑いがあるがなんとか助かりそうだ。ケンジーとディークスは父親を探すことにするが、子供を欲しがっているカップルには辛い任務だ。医務室にエルジャー船員が様子を見に来たので話を聞くと、ソフィアが出産したことは知らなかったが医務室に運び込まれたという噂をきいて駆けつけたという。エルジャーはゲイでソフィアと関係を持つことはないが友達で、ソフィアは男性を恐れていたという。船員たちは、民間人の契約社員に船内の案内をすることがあるが、ソフィアはその任務を嫌がっていたらしい。ディークスはソフィアがその民間人と交際していたと考え、付き添い任務をした民間人を絞り込む。ソフィアの意識が戻り、何があったか尋ねると、出産前後の記憶はないが、子供の父親は民間人の契約社員で、レイプされたと訴える。海軍の下請けのソフトウェア会社社員、ゲイリー・ドラモンドをカレンとラウンドトゥリーが逮捕に向かう。ゲイリーは連邦捜査官に対して全く動じず、ソフィアについても妊娠を他人のせいにして、軍人の恋人を守ろうというのだろうと言い逃れる。キルブライドはネイトに、ドローナ計画の存在について話す。冷戦時代に、CIAは恵まれない子どもたちに学習障害を診断するという名目で、特定の才能を持つ子どもを探した。ソ連が行った若いスパイの養成訓練のアメリカ版で、「フクロウと白鳥」と呼ばれたという。カレンは自分がその対象であったことと、ヘティが関わっていたことに気づき始めた。ヘティが無事戻れば、カレンとヘティの関係が崩れるだけでなく、チーム全体に深刻な影響を与えるだろう。ネイトにはその事後処理を頼みたいという。カレンはアナが自分そのものの人物とテレビ電話しているのを知り驚く。なんとなんと、ネイトとは!何年ぶりだろうか、確かにヘティの命令で潜入捜査もしていたし、今も接点があるのですね。そしてキーン、メキシコでお世話になりました。さらに、ネルの姉の言及までもあり、いよいよ300話に向けて総振返りに入ったのかな、と思いました。ヘティは自分の身代わりとなったNCIS関係者を救出するために奮闘中、以前にもベトナムに置き去りにした仲間を助けに行ったっけ。そういう義理堅いヘティではあるが、ソ連でやっているようなスパイ養成のために子供を集めていたというような闇の部分があり、カレンは自分がヘティによって望まない人生を歩まされたと気づいたのかな。少なくとも記憶がない。でも、アナは自分で選んでこの道を歩いている。そこがキルブライドとしても心配するところで、カレンのヘティに対する絶大な信頼関係が崩れた時、何が起こるかわからない。だからネイトを呼び出した、なるほど。ヘティが生きていても死んでも、見通しは良くなさそうだ。今回はサムがお休みで、父親が転んだと存在に触れましたね。ということは続きがあるのか。ラウンドトゥリーは久々、本当にどこで何をしていたのかというくらいの出番だったのに、仕事をしたのは後半もごくわずかで、非常にバランスが悪く感じられます。ケンジーとディークスは、NCIS:SVUでしたね。軍艦内でのセクハラや性・暴力問題は現実にあるのかもしれません。せめて、最初からそういう視点で見てくれたら良かった。相手の男は○ソできちんと裁いてほしい。ソフィアは急に産気づいて無意識に子供を放置したのかもしれませんが、子供を育てるのですね。重い罪に問われないことを望みます。最後のディープフェイクのカレンがついに存在を露にして、アナとも接触しはじめた。犯人はわかりませんが、その目的は何なのか、誰が犯人なのか。これを解決するには専門家が必要ですね。
September 13, 2022
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