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今までにも何度もある、大学の社交クラブ内でのレイプ事件ですが、それを繰り返し扱うことは「こういう危険があるので注意しなさい」というcautinary taleとしてあっても良いと思います。しかし、今回はそれだけではなくて、加害者側に「こんなことをしていて人間として恥ずかしくないのか」というような、怒りが湧いてきました。ドラマだから、だけでなくて、現実にもそういう話題があるからなおさらです。ハドソン大学の最古のクラブ、ビショップクラブの食事会に参加したアナベルがレイプされたと訴える。女子寮の管理人ミアはカリシの姪で、カリシとSVUはすぐに対応する。1年生のアナベルは、ビショップクラブの招きでステーキハウスで酒を飲み、泥酔した状態で彼らの寮に連れて行かれた。女性たちは移動中のリムジンバスの中に携帯やバッグを置いておくようにいわれており、そのバッグは寮に届けられていると言われた。それが2階にあると言われ、オースティンという学生がアナベルを背負って上がった。その部屋には古い絵がいろいろあり、そこでアナベルは意識を失ってしまったが、気がついた時には3人の学生にレイプされたという。レイプしたのはオースティンと、彼が「トゥイードルダムとトゥリードルディー」と呼んでいた2人で、帰宅してシャワーを浴びたが、ドレスは保存しているという。アナベルのルームメートで、一緒に食事会に行ったサラによると、ダムとディーはジェイコブとブラッドのことで、彼らはワインをグラスに何度も注いでいた。アナベルは酒に弱かったようだ。ロリンズとフィンがビショップクラブの寮を訪ね、部長のイェーツにレイプの捜査を告げる。2階の部屋を見たいというと、イェーツは令状を取ってくれと言い、身内をかばう態度を示した。任意で出頭したオースティン、ジェイコブ、ブラッドは性・行為自体は否定しないものの、ふざけた態度で合意があったなどと弁明する。予想通りの対応と言えるが、カリシは逮捕できても裁判では勝てないだろうという。オリビアは余罪があるのではというが、とりあえず3人は帰宅する。SVUは、酒に弱い女子を狙った組織的な犯行だと見る。食事会が開かれたステーキハウスの支配人は、オースティンらからとにかく女性のグラスを空にしないように命じられたと渋々認める。リムジンバスの運転手は、ルールと称して、女性たちのバッグや携帯を取り上げて、それを先に寮に届けていたという。寮の世話人オスカーは、パーティの夜、少女が2階に行き、帰り際に泣いていたのを目撃したというが、翌日オースティンに尋ねると、アナベルも楽しんでいたと答えたという。ロリンズはクラブの壁に、憎悪犯罪対策班のパーラト=ゴールドスタイン刑事の肖像画がかかっているのを見つける。パーラト=ゴールドスタインに確認すると、ビショップクラブに属していたことを認め、昔はもっと紳士的でレイプなんてなかったという。古い絵が飾ってあるのはブーム・ブーム・ルームという部屋で、DNAだらけだという。パーラトはビショップクラブの伝説と言われており、SVUに代わって潜入することになった。パーラトは今もクラブに伝わる酒飲みゲームの考案者で、さっそくクラブメンバーに受け入れられる。今はグランプリ・ルームと呼ばれる部屋に入り、「玉座」に座らされる。イェーツ以下、クラブのメンバーは「誓約の歌」の替え歌を歌って聞かせる。彼らは新入生女子を自分たちの意のままに酔わせて、売春婦のように扱うという聞くに堪えない内容だった。その録画を見たSVUは、ビショップクラブ全員に対して、第1級レイプの共謀罪に問うことを決める。オリビアは大学のフリーマン学長に逮捕状の請求、家宅捜索の実施について説明し、学長を慌てさせる。マクグラスはオリビアに、自分に断りなくビショップクラブの16名全員をいきなり逮捕したことで遺憾の意を示す。罪状認否ではレイプに直接関わった3名を含め、全員が無罪を主張する。被告側弁護士のアルバートは検察の勇み足を非難する。そんな中、今回の事件でミアたちが学内でデモ行進をしていてビショップクラブのメンバーがデモ隊を攻撃するという事件が起きた。彼らはデモ隊を罵る言葉を叫び、ホースを手にしたため、ミアたちはクラブの敷地に入った。それを不法侵入だとして、男性たちはペッパースプレーをかけるなどした。寮の建物にかけられた垂れ幕にもひどい言葉が書かれているが、彼らとすると表現の自由で、寮を守ったということらしい。しかし、ビニール人形にアナベルの顔写真を貼り付けるなど、全女性への宣戦布告ともとれる。パーラトは、憎悪犯罪法を適用してはどうかと申し出る。性別によるヘイトというのは、検察も想定していないことだが、オリビアは今がその時だという。フリーマン学長とは前例を作るという認識を共有しあったものの、カリシの上司マクスウェルは前例がないことで、憎悪犯罪で裁くことに消極的だという。オリビアは社会全体へのメッセージとなると断言し、押収した携帯から女性たちの体にひどいことばを落書きしている画像が決め手をなった。アナベルの体にも落書きされており、オリビアは憎悪犯罪による犯行だと決定づける。アルバートは、憎悪犯罪法を検察が政治的に利用しているとマスコミに訴えた。裁判として扱うことが認められると、ジェイコブが父親とともに証言するので憎悪犯罪で起訴しないでほしいと申し出る。ジェイコブらは新入生だったため、女性被害者の体に落書きすることを強要されたという。ジェイコブ本人はアナベルに性的・暴行はしていないが、オースティンがジェイコブとブラッドにレイプの手助けをさせたと証言する。ブラッドはジェイコブが仲間を裏切って証言すると聞いても、動じない。オースティンは相変わらず「合意の上」を繰り返すが、取り調べのパーラトに対してユダヤ人であることをやゆした。これが罪状を増やすことになり、オースティンは取引を受け入れる。フリーマン学長はビショップクラブを閉鎖させ、ミアは自分たちの声が天に届いたと喜ぶ、犯罪なので子供じみた行動とはいえないけれど、とにかく大学まで行く人材が、女性を食い物にしようと卑怯な手を使い、しかもその被害者たちを売春婦だと罵る。根底にあったのが女性へのヘイトだというのはかなり無理筋のようだとしても、どんな法律を用いても有罪にしてもらいたかったです。こうなるのは、親の育て方なのか歪んだ特権意識なのか、決して絵空事ではない。フィンが貧困層が容疑者ならとっくに逮捕しているだろう、というところもポイントかな。日本でも大学で、あるいは地位のあるいい大人が、同様のことをしているのが本当に信じられないし、腹立たしい。昔の学生はそんなことはなかった、とも言えないように思いますが、そこに憎悪犯罪対策班の刑事が出てきて、伝説のOBだというのは意外な展開でした。憎悪犯罪対策班はまだシリーズ化はしていないので、クロスオーバーじゃないけれど、憎悪犯罪の視点で裁かれるのは被告にとってはダメージが大きいように感じました。先日、マクスウェルは自分も学生時代に上級生にレイプされたと告白して、とにかく立件すると言っていたのが、今回は前例がないと尻込みをするのは矛盾しているようですが、それほど微妙な問題なのでしょか。マクグラスはオリビアのアドバイスで、カウンセリングを受け始めたのかな、感情に走らず「さっきの言い方はどうだった?」と努力をしているようです。レイプ被害にあった時、アフターピルの処方を受けるのは、日本でも常識にしてほしいですね。さて、カリシはついにアマンダを実家に連れて行った。こちらのママは相当タフですね。カリシは口ごたえもできないくらい、絶大な存在感のママで、ちょっとこわい。でもアマンダも怯むことなく、よくぞ耐えました、さすが。相手の懐に入り込むのが上手いとも言えて、この先の嫁姑問題が勃発したら、2人の間に挟まれるカリシが楽しみになりました。
September 26, 2022
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おなじみの特別ゲストを迎え、Calleighの人間関係にスポットライトを当てたエピソード。意外にも(爆)CSIらしく細かな証拠を集め、そこから犯人を引き出す場面が多かったですね。途中、Calleighの命がどうなることか!とドキドキしましたが、最後は本当にじーんと来て良かった。やっぱり、Alexxが懐かしいです。早く戻ってきて~(涙)以下ネタバレ空き家で異臭がすると通報があり、現場に向かうCalleighとRyanが愉快です。車を乱暴に飛ばすCalleighに、「頭に来た女(mad woman)みたいな運転してたでしょ?」とRyanが声をかける。「嫌なら次は運転替わってね。」と、冷静を装うCalleighはバレバレでしたね。逆に「デルコと何かあったの?」と突っ込まれるということは、やはりこの間の乗馬やら何やらで、E/Cの関係は傍目にもぎくしゃくしているのでしょう。「何のことかしら?」「言っている意味、判るだろ?」「もういい加減にしてよ。」この2人の気さくな関係が良いですね。屋根裏部屋に上がった2人が何者かに閉じ込められ、火災が起こる。CSIが炎に包まれるのは、一体何回目でしょうね。少なくともRyanは2回目?(爆)しかし、Calleighが遺体も一緒に搬出しようとして煙を吸い込んでしまう。このために、後で大変なことになりました。部下が巻き込まれたとなると、Horatioも火災現場で自ら証拠を探します。そこで見つかったのは、不況でこれをビジネスチャンスにしたいと、下見に来ていたJeffの名刺。しかし、死体の男は知らないという。見つかった死体には、ヘロインを常用していた痕跡があり、爪の間から発見されたDNAでAstorという容疑者を取り調べている途中、Calleighは急に呼吸困難になって病院に担ぎ込まれてしまいます。もう、彼女を心配するEricの形相と言ったら、ものすごい。Emily Procterも迫真の演技です。そしてなんと、向かったERでは検死医から仕事を替わったAlexxが待っていました!こんな時に頼れる人の顔を見ると、涙が出そうになります。"Calleigh, stay with me !"Calleighには人工呼吸器が付けられ、Horatioへの説明ではかなり深刻な状態のようで、ベッドサイドではEricがじっと見守ります。「君なしで仕事するなんて、考えられない。君のいない人生なんか想像も付かない。」"I can't imagine going to work without you. I can't imagine living my life without you."ついにEricが告白した?しかし、Calleighは眠ったままですね。寝ているだけでも、Calleighは美しいなあ~遺体から取り出された弾丸で身元が割れ、Calleighたちを襲った銃を持っていたGannon(The Wireの”バード”役)を追跡するMDPD。ヘリコプターまで動員して、最後はRyanが追いかけます。Wire繋がりで言うと、薬剤師がやはりThe Wireでボクシングのトレーナーをしている人でした。NYと違って、マイアミでCSIが走るのはあまり見かけませんね。Flankがゆさゆさ走っていたくらい。(爆)Ryanは若いのでさすがに足が速いですが、最後に良いところで待ち受けていたのはやっぱりHでした。(笑)Gannonは空き家で売買されていたヘロインを受け取りに来て家に火を付け、死んでいた男「ドク」は顧客だったという。その「ドク」はAlexxの勤める病院の外科医で、病院の新薬を街に流していた。その外科医を調べるため席を外すことになったEricは、Calleighの腕に自分の腕時計をはめてやります。「もし、目覚めても僕がついているよ。」というメッセージなのでしょう。(ヴァレンタインの時期ですね、ハート)この外科医は倉庫を改造し、無許可で臓器移植をしていたのですね。久々にAlexxとEricが組んで、即席の指紋検出キットを作り出すなどという楽しいシーンがありました。そして、外科医に移植臓器を渡していたのが、Calleighが取り調べようとしたAstor。闇で臓器を売れば金になる。ところが、手術中失敗が起こり患者が死んでしまった。遺体はエバーグレイズに捨てたという。「いずれも俺のせいじゃない。」「遺体はどこにある?」「3番目の標識、鷹の軌跡を飛べ」「君にとってはそのほうが良いね。」"Well, it better be for your sake."そして、見つかった遺体からは腎臓を売ってビジネスの借金の支払いに回そうとしたJeffの腎臓が見つかった。気の毒に、あの家を買おうと思ったと言っていたJeffは、ギャンブル好きでヘロイン中毒のやぶ外科医に手術してもらったために、合併症が起きてしまった。「奴のせいで、俺は死ぬんだ!」「Jeff、自業自得だ。(It's your fault that you're dying.)」シビアというのか、多少気の毒そうなHoratioのお言葉でした。(爆)もしかしたら、Jeffは公判まで保たないかも知れませんね。危機を脱し、目覚めたCalleighは「メッセージ」を受け取ったでしょうか?「あなたがいたのは判っていた。」「まさか。じゃあ、言ったこと聞こえた?」「ええ、夢を見ているみたいだった。」「あれは現実だよ。」「死なないで(Will you stay with me ?)でしょ?」「外れだ。いや、君が望むならいるよ。(No...Yeah, as long as you want me to.)」力が入った分、Ericは力が抜けてしまいました。(爆)あ~どうなるこのすれ違い。固唾を呑んでキスするんじゃないかと待っていたのですが、残念でした。そして、別れ際にAlexxとHoratioがにこやかに現状報告していました。Alexxは息子との時間を増やすために、週に2,3日のパートタイムをして母親業に徹しているらしい。「ところであなたたちの方はどうなの?」「がんばっているよ。(WE are hanging in there, Alexx.)」この"WE"が誰のことなのか、ラボのメンバーのことなのか、カイルと自分のことなのか?が気になりますね。AlexxはHoratioを家族が揃う夕食に招き、2人は気心の通じる者だけに判るハグを交わしていました。実に美しいシーンでしたね。いつかAlexx(Khandi)も子供が手を離れたら戻ってきてくれるでしょう。最近はどんどんRyanがかっこうよくなりますね。タイトルはナット・キング・コールの名曲「煙が目に染みる(Smoke gets in your eyes)」をもじっていましたね。邦題は私のレビューから取りましたか?(笑) Thompson by The American Dollar
January 17, 2010
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前回に続いてまたパプ・ダディ(Sean Combsと表記)が出てきて、『マイアミでもっとも有名な弁護士』を演じるので、正直、冒頭シーンは引き気味に見ていました。最近ではHoratioのオープニングのOne-linerが無いことも多くなりましたが、今回は特別なエピソードの時に使われるロングバージョンの"Won't get fooled again"が使われるなど、Didyの特別扱いは顕著でしたね。でも、途中からYelinaのゲスト出演に思わず身を乗り出し、今シーズンのストーリー、Ericの出生の話になるともう俄然面白くなりました。最後はもうきゃ~。今シーズン必見のエピソードですね。大満足です。Derek Powell弁護士がフィアンセのNadineと共に豪華クルーザーでパーティをしていると男女の強盗が乗り込み、もみ合っている間にNadineが撃たれ死んでしまう。強盗は乗り付けたボートで逃走し、さっそく非常線が張られる。彼らは客の宝石に加えてPowellの仕事で使うノートPCも盗んでいった。どうやらこれが目当てだったらしい。"Derek, I'm sory for your loss."Hは始めからPawellに同情的で神妙な顔をしています。「実は私も」ということが言いたいのですね。(爆)いつもは冷静なPowellも今回は早く犯人を捜せ、と苛ついています。しかし、ノートPCはワイファイのおかげで意外に早く使用中のところを見つかる。一方、Ericは"The DeLuca Motel"以降、ロシア・マフィアで、実の「父親」であるアレキザンダー・シュローバに命を狙われしばらく警護が付いていたがそれが外れることになった。どうして父親を殺す息子を殺すのか、Hは息子だと知らないのかも知れない、と言いますが、Ericはとにかく直接会ってこの目で確かめたいと言う。こちらも、Ericを見守るHの表情が切ないです。そして、驚きのErc暗殺指令がYelinaに下される!なんとまあ、以前にEricを殺そうとしたKate Hawkesの替わりに暗殺者としてGregor Kasparovというロシア・マフィアに雇われてしまった。「私は一人でやるわ。」もう、私立探偵を通り越して、堂々たる暗殺者ぶりです。そして、銃を取り出して本当にEricを殺すのか?!というところで、「一体何があった?」というHoratioと再会、「雇われたのは私だけじゃないわ。」と、盗んだ情報を伝える。すごいですね、この関係は。H/Yは今や殺し屋とダークな刑事ですか、Hは自分のために働く最強のスパイがいるわけですね。(爆)あっさりとシュローバはHoratioに見つかりましたが、Hはロックされていた車にどうやって乗った?こちらも、かつての潜入捜査でスパイのようなことはお得意なのかも。HはEricとシュローバを対面させるが、「お前には何も借りはないぞ」と、「父」は知らぬ存ぜずを貫く構え。Ericは「俺とかーちゃんを捨てやがって!」と怒り爆発で殴りますが、それを止めることもなく、Hはシュローバの吐いた血の中から折れた歯を拾っていました。(爆)そして、Nadineは強盗に撃たれたのではなく、水中からボウガンで撃たれていた。君と婚約者は婚前契約でもめていたんじゃないか、とHoratioは疑いの目を向ける。ということで、久々にEricの潜水シーンがありました!!ところが、そのEricが移民局に逮捕されるとは。ついにあの、キューバ生まれの非アメリカ人という証明書がばれてしまったのですね。(ただ、所内で逮捕されるのはマリファナ疑惑の時に次いで2回目かも?)さっそく面会するCalleigh。「どうして私に言ってくれなかったの?」心底、心配して気遣っている様子がわかります。「こんなのばかげているよ。」「ええ、一緒にがんばりましょ。(We get through it.)」誰かがこの情報を漏らしたに違いない。ピンとくるのはもちろんHoratioですね。(笑)取り戻したPowellのノートPCをHoratio自ら調べる!ただファイルを見るだけなのにまた白衣です。そして、Powellは前回Sheridanの弁護をするときに徹底的にCSIの情報を集め、Ericn出生証明書を取り寄せていたのでした。これはいざとなれば、捜査官として不適格なEricの扱う証拠を除外することが可能になる。そしてEricが海底から引き上げたタンクから暗殺者が判明。前回のゴルフ場で殺されていたLindsay Garlandの父親から依頼を受けていた。取り調べの時は、窒素ガスの中毒で体調の悪い犯人にすがりつかれ、「ベストを尽くそう、お友達を医療施設のある拘置所へ、頼むよ~。」といつになく語尾の上がるHoratioです。復讐の炎に燃える父親はPowellのノートPCからEricの出生証明書を手に入れ、このことが結果的にNadine殺しの捜査を行き詰まらせることになってしまった。Yelinaに引き続き捜査させていたシュローバの身元調査も行き詰まる。そこでまたHが白衣を着て、例の「歯」を調べる。しかも、Calleighと一緒に!お互い愛するEricを守るため、最強のタッグを組んだわけですね。(笑)それにしても、白衣はもう1サイズ大きいの着た方が良いのではと思います。歯から出生地をさぐるのはBONESで良くやる手ですね。シュローバはロシア生まれではなく、ニューメキシコ生まれのアメリカ人で、CIAの工作員として67年にキューバに潜入し、情勢が変わってCIAに捨てられて以降、アメリカ国籍を捨てロシア人のIDを得ていた。Horatioはシュローバに見たこともなかった息子のために力を貸せ、と頼む。ここは、まるでKyleを助ける自分と重ね合わせるかのようです。Nadine殺人の裁判で、PowellはEricがアメリカ市民であることを主張し、彼の人格も保証して証拠が採用され、シュローバが移民局に出頭して、晴れてアメリカ市民であることが認められたEricは釈放される。もちろん、Calleighが出迎えます。Big Hug!「私、あなたと結婚しようと思っていたのよ、でも、お父さんが邪魔をした。」「なんで俺がイエスというと思ったの?もしかして、俺、中で特別な人ができたかもよ。」「彼の料理は私みたいに上手かしら?私の家に来ない?アメリカに来たばかりの人には伝統的なアメリカ料理を作ってあげるわ。」「でも、俺には危険が付きまとうぜ。」KISS「Calleigh、俺は本気だぜ、君を巻き込みたくないんだ。」KISS「ねえ、私の家はマイアミで一番安全よ、どれだけたくさん銃があると思う?あなたは私を守ってね、私はあなたを守るから。」」もう、この一連の会話は最高です。kissもCalleighの方から甘く、軽く。でも、ついにお互い認めましたね。ここまで2人の進展に3年待ったという人も多かったはず。(泣)でも、待っただけのことはあったと思います。自然で困難を乗り越えながらじっくり育て上げた2人には、心配は何もないように思います。そしてラスト、フィアンセを殺されたPowellと娘を殺されたGarland。間に入ったHoratioは、Powellに言う。「これで終わりだな。」「もう、犯罪者の弁護ができるかどうかわからない。」「検察官はいつでも募集中だよ。」「あなたはどうやって奥さんの死を乗り越えたのですか?」「乗り越えることなんかできないさ。(You don't get over it, and you never will. )」うーん、これでHoratioは一生独身ですか。(爆)それよりも、仕事上自分が幸せになることを返上したのだと思いたいですね。EricとCalleighのドラマなので、RyanとNataliaが組むことが多かったですが、防弾ベストも着ないで銃を構えて容疑者のところに踏み込むなど、めちゃくちゃ熱い、ハードな刑事のイメージになりました。まるでキャラが西部警察かと。(笑)Ryanは取り調べの時もベテラン刑事の域に達しています。こうなるとFrankの出番がない?一方、Ericが逮捕されたNataliaの怒りようと言ったら、ものすごい剣幕でした、女性陣でこれだけメリハリがきいたのはAlexxの熟女の押し以来久しぶりです。Horatioが"Are you O.K. ?"と初めてYelinaの身を案じたのは良かったですね。以前は守ろうとしないで、と言われていましたから。それでも、暗殺計画を実行中だとすると、本当にYelinaは大丈夫なのか気になります。彼女が危険になると、Horatioもただじゃおかないかも?形の上では、飛ぶ鳥を落とす新進の弁護士を、ベテラン刑事が教え導いたという感じですが、とにかく、俳優に転向した有名人をメインゲストに迎えて、DCが相手を立てつつリードしているのがよくわかりました。パフ・ダディが特に悪いこともなかったですが、この手の気を遣うお客様は遠慮したいなあと思いました。 "Right Round" by Flo Rida
January 30, 2010
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マイアミ(の海域)は一攫千金を狙うTreasure Huntingのメッカでもあるのですね。美しい海で、中南米から欲にまみれた輩が宝を運ぶ途中にハリケーンや海賊が襲う。まさに「カリブの海賊」今も昔も、ということですね。 海に沈んだ財宝を引き上げていた業者がコロンビアの麻薬の密輸物資を横取りしてしまった。これはただごとでは済みませんね。郵便で爆弾を送りつけるなど、事件はエスカレートしていきます。そうなると、元爆弾処理班のHoratioの出番は多いです。 また潜水エピだけにEricが活躍しました。そして最近女性とみるとすぐに近づきませんか?(笑)一方、Speedは地道な仕事ばかり。またトイレ担当か。(泣) Speedと言えば、売り飛ばされた証拠の遺物に手を加えられてムッとして、それを購入した持ち主は「あなたって、ヤンキーでしょ?」、「いえ、俺はジャマイカ・クィーンズ出ですから」と言い返しておりました。こういうSpeedは珍しいかも。(笑) 今回はあまり嫌みの言えなかったHoratioでしたが、潜水業者のマーティ相手に"Miracle Super Science"とにやにやしながら写真を見せるところは、良かったですね。(爆)しかし、証拠不十分のために立件できないとなると、捨てぜりふのかわりに「これが君の最後でないことを望むよ。」と気遣う。しかし、欲の皮が張った輩の辿る運命は厳しい…マーティは海の底へ、財宝を横流ししたクリスティンは逮捕されてしまう。 Speedに「信心深いですか?」と聞かれたHoratioは"After Fashion"(曲がりなりにもね)」と答えておりました。以前、捕まえられなかった犯人への復讐をマリア様に誓っていたけれど… ところで、1シーズンでも出てきましたが、Hurricane Andrewというのはよほど大きなハリケーンだったのでしょうか。これの影響が折々に見えますね。 一方、CalleighとHaganのあつあつぶりは、一体何なのでしょう?も~!「約束しましょう、私もあなたの仕事場に近づかないから、あなたもCSIには近づかないでね。」それくらい、会っているのか? Hagenの舞い上がる気持ちも判らなくはないですけどね。スピアガンを撃ってできたアザをHagenに口外されて、むっとするCalleighでした。 本命のH&Yですが(爆)、「大丈夫?」「あれから眠れないのよ。でもあなたが爆弾のエキスパートで良かったわ♪」 Horatio、にんまり。でも、「昔の記憶」って何なのでしょう? ラストは「もし、君が宝を探し当てたらどうする?」「さあ、旅行かな、ジュニアを私立学校に入れるのにはもう遅いし…あなたはどうするの?」「ボク?」お~い、それからどうなったんや!Horatio、質問だけしておいてずるいぞ。(爆) 仕事には厳しいが、向こうの方にいるYelinaにちらちらと視線をやるHoratioであります。今回、爆弾で未亡人になった女性はHoratioには興味があったのでしょうか、「パームストリングスあたりに逃げなさい。」と勧めると、「あなたは来ることがあるの?」と迫ります。「仕事ではね。」とやんわりと断って、意外にもてるのかHoratio。(爆)
December 27, 2006
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『自白』ゲストの子は良かったけれど、全体的に納得できない、NCISらしくないエピソードだと感じました。まあ、たくさんエピソードが必要なので、たまにはこういうこともあるのでしょうか。でも、せっかく良いイメージになってきたヴァンス局長がまたダークになってしまいました。退役軍人のイェール・ペイトン大佐が自宅で全身を斧で斬りつけられ殺されているのが見つかる。2週間前に市警が捜査したが、検事は証拠不十分で容疑者を釈放していた。ヴァンス局長は連邦裁判官の候補となっている友人の検事のために、容疑者から自白を引き出すと言い、資料を引き取る。容疑者のニック・ペイトンは大佐の息子で現場で目撃されており、これまでにも薬物中毒で何度もリハビリ施設を出入りしていた。凶器の斧はガレージにあった。ギブスとトニーはニックに自白させるため、厳しく取り調べる。ニックは表情がうつろだったが、殺す動機がないとして一貫して殺していないと主張していた。ダッキーは検死し直して、顔見知りの犯行ではないかという。アビーは血痕は全て大佐のもので、ニックの血液から処方されていない薬の成分が見つかった。犯行時、ハイだった可能性がある。リハビリ施設のグレイシー医師によると、ニックは錠剤薬品の依存症で、実は治療を終了していないという。しかし、人を殺せる子ではないという。ニックの家庭には複雑な事情があり、学校でも問題を起こしており、父親とも激しく喧嘩を繰り返していた。ギブスらは父親を憎んでいたのではないかと迫る。家族ビデオを見せたところ、ニックは目を背け感情を見せようとしない。母親のドナは2年前に家を出て行ったまま、行方不明になっているため、隣人のマーク・スタフォードに話を聞く。それによると、昨夜8時に自宅に車を乗り付けたニックはハイの状態だったと言い、出かけて10時頃戻ってきた時には車はなかったという。スタフォードの娘も薬物依存による過剰摂取で死亡していた。自宅の裏庭にハンバーガー店の袋があったので裏を取ると、ハイの状態で店に現れたという。ニックは映画に行っていたとアリバイを主張するが、それが嘘だと判る。ヴァンス局長はギブスに早く自白を引き出すように迫る。ダッキーは死因に関して、斧ではなく後頭部を丸い棒状のもので殴られたためだという。斧は死後振り下ろされていた。大佐のPCを調べたところ、グレイシー医師からロマンチックなメールが来ていることが判る。また、殺害時刻の10分後には自宅からグレイシー医師に電話をしていることが判った。尋ねられてグレイシー医師は、ニックの父親である大佐と関係があることを認める。しかし、ニックは2人の関係を知らなかったという。グレイシー医師はニックからの伝言で、殺害をほのめかすようなメッセージがあるという。待ちきれなくなったヴァンス局長は、そのメッセージと斧を持ち出し、強引に自白を迫る。誘導尋問とも言える取り調べに、ニックは自分がやったと認めてしまう。ギブスは大佐がヴァンス局長の友人で恩師だったと聞き、利害の対立ではないかと反論する。ニックの自白は信じないと言い、ギブスは改めてニックと話をする。ニックは母親が飲んでいた薬に手を出し、その後のトラブルで母親が出て行ったと言う。ニックは自分を責める。また何度もリハビリ施設に行ったのは、そこに近所の女の子がいて会いたかったためだという。その子は過剰摂取で死んでしまった。ギブスは再びスタフォードを取り調べ、娘を失ったのはニックのせいで自宅に戻ってきたニックを見てカッとなったと認める。そこに大佐が現れて息子を守ろうとしたというが、その後のことは弁護士を要求するという。ただ、ニックの母親も昨夜自宅を訪れていたというので、電話の履歴を調べたところ、母親から6件の着信があったことがわかる。戻ってきた母親を捜し出し、ニックと面会させると、ドナは2週間前に町に戻り夫と話をしているうちに口論となり、逆上して何かで殴ったことを認める。後から怖くなり、隣人に罪を着せるため斧を盗んできて大佐を滅多打ちしたことを認める。一体ヴァンス局長はどうしてしまったのでしょう。自分の友人のために借りを返すためといい、その上被害者が恩師だというだけで、少年にあんな非道な尋問をして良いのでしょうか。NCISは警察とも違うので、正義を求めるドラマとは違うのかも知れませんが、日頃からこういうことがあるのかと思ってしまうほどです。ギブスも「忠実であれ」というモットーの元で、命令には逆らわないからしかたなく捜査を続けるわけですが、最初に自白ありきではなく、まずNCISとしてきちんと科学捜査をやり白紙の状態から事件を調べ直すくらいの自己主張が欲しかったですね。もちろん、ギブスだからこそ頑なな少年の心を開き、真実を引き出す事ができたわけですが、とにかくニックはかわいそうでした。俳優さんが上手かったですね。ちなみに退役軍人はNCISの管轄外だというのは初めて知りました。トニーのおふざけも少なく、アビーとギブスのいつものアレもなく、ユーモアというかNCISらしさに欠けていたと感じました。ラストにバレット捜査官からヴァンス局長に意味深な電話がありましたが、前回と併せ、彼は一体何を考えているのでしょうね。今シーズンのヴァンス局長はギブスの過去を葬ったところから始まり、ダヴィード局長との関係や自分自身の過去のミッションなども描かれた。その間、良い人になったように見えたヴァンス局長ですが、そうは簡単にはいかないように見えます。さて、一体これから何が起こるのでしょうか。
April 15, 2012
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『ボルティモア』いつかはやって欲しかったチームのルーツを描くエピソード。ギブスとNCISとのなれそめは十分に語られてきましたが、意外にもトニーとギブスの出会いはまだでした。若返りソフトは必要なかったみたいですね。(笑)MTACのセキュリティをパスしたポートキラー事件の被害者は、調べようにも機密扱いにされていてアクセスできず、そうしたのは誰なのか判らない。また「ポートキラー殺人事件」と思われる事件が発生した。これまでと同じ手口で、被害者は軍服を着せられ足を縛られていた。手にはおみくじクッキーを握らされており、死後12時間以内だという。専任のバレット特別捜査官らはハワイで捜査中で、ギブスのチームが捜査に当たる。トニーは被害者の顔を見て、ボルティモア警察時代の殺人課の相棒ダニー・プライスだという。トニーとダニーはトニーがNCISに入ってからはほとんど連絡を取り合わず、ダニーも警察を退職していた。ダニーはこれまでの被害者のように水兵ではなく、警察に入る前に予備役だった点がこれまでのポートキラー事件とは微妙に違う。おみくじクッキーのおみくじには「友は近くに、敵はもっと近くに置け」とあった。クッキーに刻まれたロゴはボルティモアのダオ・ホアンの店のものだった。ホアンはクッキーを見て5週間前に店から盗まれた天板を使って焼いているという。10年絵前、トニーが市警にいるとき、2人はフランクリン殺人事件の容疑者ジョーイ・ピーナツを追っていた。張り込み中ピーナツが男に会っているところを捕らえようとしたが、その男は逃げトニーが追い詰めた。男はNCISの特別捜査官リロイ・ジェスロ・ギブスで、海軍の給料がマネーロンダリングに使われている事件を捜査するため、潜入中だという。逮捕されてせっかくの計画を邪魔されたというギブスに、トニーは良い印象を持たなかった。ピーナツは金の運び屋で、フランクリンから5万ドル預かっただけだという。トニーはピーナツに盗・聴器を仕掛け、次の仕事の時にボスがフランクリンを殺したという自白を引き出させようとする。ダッキーはアビーのメールで、5週間前のポートキラー殺人の検死報告書に謝りがあったという。ロープの結び方がダブルだったところを、ミスでシングルとして書き込んでいた。ダニーの場合は結び方がシングルで、まるで犯人はそのことを知っていたかのようだという。内部情報に通じた犯人がポートキラー殺人を模倣したのではないか。マクギーは検死報告書をどうやって手に入れたのか探る事にする。またNCIS所内で殺人の道具であるメス、ロープ、消毒薬を入手した者を絞り込む。ピーナツのおとり捜査で仕事のボスから十分な自白を手に入れる事ができなかったが、ボスの写真を見て、ギブスは海軍の給与支払い担当のフロイド大尉であるという。フロイドの持っている銃が、フランクリン殺害で使われた凶器と一致したという連絡を受けて、トニーとダニーはフロイド大尉を逮捕する。しかしダニーに「何か」を感じたトニーはダニーがフロイドと連絡を取り合っていた事実を探し出す。トニーに追及されてダニーはフロイド大尉にマネーロンダリングに役立ちそうな客を紹介していただけだという。その後2人は事実に背を向け、トニーはボルティモアを去った。ギブスはトニーにNCISに入るよう勧める。購入者の写真を見ていたギブスは、IT担当のピーター・シアーズが遺体発見現場にいたことを思い出す。シアーズの自宅に向かうと、シアーズはマネキン相手にポートキラー殺人の練習をしていた。ダニーは殺しておらず、これから始めるところだったという。シアーズにはアリバイもあった。シアーズはポートキラー殺人に関するダッキーの報告書をハッキングで手に入れたのではなかった。資料はバレット特別捜査官らが警察など関係組織に配っていて、ダニーはトニーに「これまで背を向けてきた事をお互い話そう」というメッセージを残していた。ギブスとトニーはボルティモア警察でトニーたちの上司だった、レイミー警視を逮捕する。ダニーは罪滅ぼしの気持ちから、マネーロンダリング事件の背後にもう一人黒幕がいたことを告発しようとしていたのだった。レイミーはそれを阻止するため、たまたま目にしたポートキラー殺人のコピーキャットを行った。ダッキーはアビーから送られたと思っていたメールはアビーを装った何者かが送ったという。それができるのは1人しかいない。ダニー役はERでアーチー・モリス医師役のScott Grimesでした。赤毛でスーツを着たダニーと、ジーンズにノースリーブという肉体派?のトニーの組み合わせは、なかなか良かったですね。相棒は堕落警官で、それを許すことはできないが、トニーも告発することができなかったのかな。だからお互いに会うことはなかった。辛い過去だったのですね。ところで当時トニーは音楽の先生ウェンディにプロポーズして、yesの答えをもらっていたという。警察との決別と共に、別れたのでしょうか。ギブスは一匹オオカミになったトニーの能力や正義感を見込んでリクルートしたのでしょうね。後頭部をペシッというのは、最初からでそれが2人の定番になってしまった。また、お互い映画ネタについても、気が合ったらしい。10年前はギブス本人が闇組織に潜入していたというのも意外ですが、トニーがギブスをタックルして倒したというのは、今では決して出来ないことでしょう。(爆)ダニーとトニーの過去シーンと現在とが上手く重なって、ギブスがその両方に顔を出していたのが良かったです。それにしても、恐るべし、ギブスのビジュアルメモリー。(爆)トニーは携帯がないと大騒ぎして、留守中のバレットの家にあったというのですから、お互いに合い鍵を持つ間柄ということですね。今回NCISの中にコピーキャット予備軍がいたということでしたが、ポートキラー殺人犯は身近にいるということなのでしょうか。被害者の情報にアクセスできなくした人とアビーの名前をかたって、ダッキーの報告書のミスを指摘した人は同じ人物なのか。それとも、隠蔽されている事実を明らかにして欲しいということなのか。ヴァンス局長は関わっていないのでしょうか。次週のお楽しみですね。
May 11, 2012
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ついに、というか、待ちに待った今シーズンの山場ですよね。大変見応えのあるエピソードでしたが、不満がないわけでもない。いずれにせよ、オリビアもSVUも更に苦しくなりました。ライカーズに収監中のルイスが急に苦しんで倒れ、一時は死亡宣告されたものの、息を吹き返したために、病院に転送された。そこでルイスは監視を殺し、看護師をレイプした後脱走した。オリビアはルイスから「君に会いたい」というメッセージを受け取る。すぐにルイス逮捕のための捜査チームが立ち上がるが、潜入捜査官だったマーフィー警部補が現れ、ルイスがオリビアをターゲットにしている以上、オリビアが指揮することはできないという。オリビアは警備付でホテルで身柄を保護されることになった。ルイスは差し入れをしている女性から、眠れないという理由で大量に薬が入ったカップケーキを受け取っており、ルイスに転院を勧めたコール医師の連絡が取れなくなっているという。SVUがコール医師の自宅を訪れると、コール医師は銃で撃ち殺されており、2階の子供部屋のクローゼットに2人姉妹の姉ローレンが吊されていた。いつものルイスの手口でレイプした後、ルイスはオリビアに伝えろと言って、妹のアメリアを連れ去った。オリビアは命令に背き、病院を訪れてローレンから「真実を話さなければアメリアを殺す」と聞かされる。真実とは、ルイスの裁判でオリビアが拘束されていたルイスに暴行を加えたことを偽証して、襲ってきたから正当防衛で反撃したと証言した事で、アメリアのためにもオリビアは要求に応える事にする。マーフィーはルイスの目的はオリビアを傷つけることであり、オリビアが真実を暴露してもアメリアを殺すだろうから、何もするなという。しかし、ルイスは次々に車を乗り換えて、その度に被害者を増やしていく。やがてルイスからオリビア宛に電話があり、今日の6時のニュースで事実を発表しろと伝えてくる。捜査班は逆探知でルイスの居場所を絞り込むが、アマンダが乗り込んだトラムの中にはアメリアのリュックが置かれており、ルイスがそこに電話をかけてくる。翻弄される捜査班だったが、ルイスの居場所が東50~60丁目であることを突き止める。そこにはルイスの弁護士の住まいがあり、オリビアが電話をかけるとルイスがアメリアと一緒にいることが確認できた。オリビアは奴の手に乗ってはいけないというマーフィーのアドバイスを退け、ニュースで偽証をしたことを発表し、謝罪する。ルイスについては、有罪を取り消すために、司法委員会が招集されるという。それでも、アメリアが解放されたという知らせはなかった。ルイスは12歳のアメリアに関心はないはずだが、拘束し続け、その写真をオリビアに送りつける。オリビアは監視の目を逃れて、メッセージを受け取り一人でルイスとの待ち合わせ場所に出かけていく。ルイスはオリビアの銃と携帯を奪って、手錠をはめると移動する。オリビアを見失った捜査班は、最後に携帯の信号のあった場所までは突き止めるが、その先の手がかりはない。ルイスはアメリアを拘束している無人の建物に連れて行き、これからレイプする相手を決めろと迫る。しかし、無抵抗のオリビアにルイスはつまらないと言い、銃に1発だけ弾を込めて、ロシアンルーレットをしようともちかける。もし、撃つのを拒否すればアメリアを殺す。例え、ルイスに向けて撃っても、空砲ならルイスはオリビアを殺す事ができる。警察がすぐにここに来るというオリビアに、ルイスは自ら1発目を撃ち、次はお前の番だと銃を渡す。捜査班はルイスの車を追い、現場に近づきつつあったが、オリビアの時間稼ぎは間に合わず、脅されてしかたなく銃を撃つ。またも空砲で、ルイスは奪った無線を使い、捜査班に現状を告げる。3発目も空砲、恐怖の中で撃ったオリビアも空砲だった。もはや、オリビアがルイスが自分で撃ったと言っても、誰もオリビアの証言を信じないだろうという。捜査班が建物の中に足を踏み入れた時、ルイスは5発目を成功させ、オリビアは最後の一発を頭に突きつけられる。しかし、ルイスはオリビアを撃つと見せて、自分を撃って果てる。結末はpredictableというか、そもそも、3発目が外れだったところで、最初から弾は入っていなかったんじゃないかと思ってしまいました。そうでなければ話ができすぎ。ルイスはよほど運が強いのか、究極の楽しみを最大限に堪能できた事になり、本当に腹立たしいです。今シーズンはいつまでこのストーリーを引っ張るんだと辟易しました。あの運び出されるシーンは予告だった訳ですね。別にいらなかったと思いますが。ルイスは目的のためには淡々と殺人を犯す、まさに悪魔の仕業でした。そんなルイスが唯一執着するのがオリビアで、オリビアが苦しむ事が彼の喜びだった。苦労してルイスの悪夢に向き合い、何とか立ち直ろうとしていたオリビアにとって、今回はとどめの一発とも言えるででしょうね。要求に応えて事実を告白してしまったことも、仮に「あれは嘘でした」と言ったとしても、この先今の職務を続ける事は難しいのでは。それでなくても、いずれ上官がくることになっているとマーフィーは言うし。命令を無視して単独行動に走り結局はルイスの思うつぼでしたし。後手に回ったNYPDも良いところはまるでありませんでした。マンチもクレイゲンもいなくなり、1話完結で鋭く社会を描くSVUはもうないのかな。アマンダが世話になったマーフィーが出て来るのは、ちょっと場違いな気もしましたが、先の展開で何か関わりが出て来るのかもしれないですね。
September 8, 2014
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これまでにもあったようなメインのストーリーよりも、最後の展開の方が気になりますね。悲劇的なことにならなければよいが。ニックとアマンダの関係は一体どうなんだろう。ストーリーに噛んでくるのか、微妙ですね。そういえば、フィンはお休みだった!毎回男性刑事は2人までなのかな。ニックは元アイドルでリハビリ施設に入っているテンズリー・エバンスが飲酒運転で交通事故を起こして現場から逃亡したのを逮捕する。テンズリーは子役から有名になったが、これまでにも何度もドラッグや飲酒によるトラブルを起こし、現在は保護観察中だった。テンズリーはニックが不適切な言動をしたので怖くなって逃げたのだと言い出す。ニックはSVUへの復帰が間近いと思われているが、今回の訴えはそれを妨げるかも知れない。オリビアは車載カメラに現場が写っているので心配ないという。テンズリーの母親ドナは、20代になっても娘を支配しようとし、取り調べに口を出す。なぜリハビリ施設を抜け出したのかと問われて、テンズリーは精神科医のジム・デュラントが自分に下心があるからという。SVUは著名なデュラント医師に面会するが、デュラントはテンズリーが性的な問題を抱えていたと認めた上で、監視カメラの元で適切に治療が行われているという。さらに、テンズリーが同室の患者の15歳の息子と性的行為を行ったと明かす。オリビアがIABのタッカーに時間談判をして、ついにニックのSVU復帰が認められる。ニックとカリシはテンズリーが関係を持ったグレゴリーに話を聞く。しかし、グレゴリーは自分が法定レイプの被害者だという認識がなく、マリファナをせびられてそのお礼だったという。SVUはテンズリーを法定レイプで逮捕し、弁護側はテンズリーの不安定さから精神鑑定を要求する。鑑定した精神科医は、テンズリーが罪の意味を理解していない事から、テンズリーが未成年の頃に大人と性的な関係を持っていたのではないかとオリビアにいう。SVUが改めてテンズリーに話を聞くと、役をもらうために、大物プロデューサーの家のプールパーティで大人たちとセックスをしていたと答える。13歳頃から、酒やドラッグを飲みはっきり覚えていないが、そういうことをするのは仕事の一部だと思っているという。母親は知っていたのかどうか判らないが、ピルを飲ませたという。そのハリウッドの大物プロデューサーとは、アダム・ブルーベックで、法定レイプがあったとしても、すでに時効になっている。SVUはテンズリー本人が被害者だと思っていないことを重視し、NYに滞在中のブルーベックのプールパーティを尋ねることにする。ブルーベックはテンズリーの事を尋ねられ、ドナにねじ込まれ、初出演映画にキャスティングしたという。その後、テンズリーは酒に酔って撮影に現れたり、問題が多く、今は関係を絶っているという。プールパーティに参加している未成年の役者志願者たちの扱いについてはいずれも問題は無かったが、ブルーベックが抜擢した子役やティーンエージャーの俳優たちは、その後人生を誤るケースが多いという。カリシの元妻がLAPDで調べた事件で、テンズリーと共演したアンバー・フォックスがブルーベックの自宅プールで溺死した事件があるという。アンバーとテンズリーは当時仲が良く、テンズリーはそのことを尋ねられて激しく動揺し、手首を切ってしまう。オリビアが落ち着いたところで再度テンズリーに尋ねると、ブルーベックはドラッグでハイになったアンバーとテンズリーを水中で「奉仕」させ、慣れないアンバーは溺れてしまったという。自分がその場を離れたせいでアンバーが死んだと言う事をテンズリーは今も悔いていた。当時、共演していて今も俳優をしているブロディ・クラークは、その日のことを知っているが、映写室でブルーベックの弁護士、デニスと関係を持っていたことを知られたくないので、口止めされていたという。SVUはゲイであることを隠しているデニスから、映画のオーディション時のビデオを手に入れる。オーディションと言っても、不健全なポーズを取らせるものが多い。しかし大量のビデオの中から時効になっていない対象者を見つけるのは難しい。しかも、ブルーベックは撮影したのは性的同意年齢が16歳以上の州でオーディションを行っており、明らかに法の目をかいくぐっている。バーバはその中で、カナダのウィニペグで撮影されたモード・ピーターソンに注目する。撮影されたのは16歳だったが、オーディション後、映画が制作されていないという。モードに会いにウィニペグに行くと、モードはブルーベックのSNSに書き込んだことをきっかけに、映画の話があるので会って欲しいと言われ、週末ホテルで2人きりで過ごしたという。実際は、女優は経験するのが大事だと言われ、性的行為をさせられ、その後何ら映画の話もなかったという。SVUは、ブルーベックが始めから未成年者と性的行為するためにカナダに行ったと追及し、それが連邦犯罪の買春ツアーに当たるとブルーベックをFBIに引き渡す。テンズリーはやっと前向きになり、テレビのインタビュー番組でも過ちを認め、保護観察が開けた後は、新しい仕事が決まったと話す。オリビアはノアが入院したと聞いて、慌てて職場から出て行く。未成年者を食い物にするハリウッドの大物映画プロデューサーて、やはりいるのでしょうか。「クローザー」か「Major Crimes」で取り上げそうです。娘を売り出したい母親は、ピルを与え、酒やドラッグを与えてでも、枕営業で仕事を取ってこいという。そう言えば、CSIマイアミの初期のエピソードでそういうのがあったっけ。あれも少女たちの軍隊式更生キャンプが舞台だったな。ハリウッドでの事件で、カリシの元妻の話が出てきましたね。なるほど、彼が転々と職場を変えてきた意味があった!本来なら手を出せない事件に、連邦犯罪を持ち出して得意満面のバーバが良かったですね。法律の盲点を逆に突くというか、こういうところは「order」の面目躍如たるところです。それも、これ以上若い俳優たちの人生を狂わせないための手段なのですけどね。彼らは社会に与える影響力も大きいので、意味があったということでしょうが、テンズリーの場合は、何やら宣伝の一助にもなったようです。さて、ニックが戻ってきましたね。すぐにカリシがいなくなると思ったら、残ってコンビを組まされる。ニックと馬が合うかどうか判りませんが、今のところカリシもなかなか優秀で、濃密なSVUの人間関係を部外者として見る事になるのかどうか。ノアは大丈夫でしょうか。シッター任せにしているから病気になったとか、そういうことにならないと良いですが。
November 13, 2014
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いろいろツッコミどころがありますが、緊迫感を持って最後まで見せたエピソード、ということにしておきます。今シーズンまだ出番が少なかったカスティーヨとスコラが頑張った、ということですね。交通違反の疑いで警官が止めた車が、世界的麻薬カルテルのリーダーを乗せており、中を見た警官は運転手に射殺された。アントニオ・ヴァルガスは7年前にFBI捜査官カイル・ミラーを殺害しており、爆弾を多用し拷問してから殺すなど、冷酷残忍な犯罪者だった。目撃者の情報などからヴァルガスを乗せた車を追跡したところ、倉庫街に向かったことがわかり、マギーらがSWATと共に突入する。すぐに運転手とヴァルガスを見つけヴァルガスの身柄を確保し、運転手はFBIに銃を向けたため射殺された。さらに倉庫を捜索すると、大量のコカインが見つかり、C4爆弾によるトラップが仕掛けられていた。ジュバルは撤退して爆弾処理班の到着を待つようにいるが、通信ミスでSWATが中に入ろうとして爆発を引き起こす。カスティーヨはヴァルガスをNY支局で取り調べを行うよう命じる。NY支局長のレイノルズとカスティーヨがヴァルガスの取り調べを始めるが、ヴァルガスは権限のあるものを出せと相手にしない。ところがFBI支局の職員のエリースが首輪爆弾を付けられてロビーに現れた。エリースは誰かがFBIビルに出入りすれば爆発すると脅されており、スコラが駆けつけ落ち着かせたながら、爆弾物専門家に解除を依頼する。エリースは駅の階段で何者かに銃付きつけられ、黒いSUVに連れ込まれて爆弾を付けられた。犯人の顔は見なかったが、FBIビルに入りヴァルガスを釈放しなければ30分以内に爆発すると脅されたという。調べたところ起爆スイッチは携帯電話の可能性があり、最悪の事態に備えてカスティーヨは関係者にロビーから避難するように言う。さらに、ロビーの上が特捜班のフロアなので、自ら志願する最低限の人数を残し職員を避難させる。やがて時限装置の付いた爆弾は解除コードを入力しなければ解除できないことがわかり、半径400メートル圏内に犯人がいると判断し、マギーたちに歩いて周辺を捜索し起爆スイッチを持ったヴァルガスの部下を確保するよう命じる。スコラはたった一人で極限状態のエリースに寄り添う。レイノルズはヴァルガスに解除コードを教えるよう迫るが、ヴァルガスは取り合わない。エリースの隣に座らせると言っても、ヴァルガスは「お前にはそんな度胸はない」と動じない。レイノルズは直接拘置所に送ればよかったと、カスティーヨの判断を批判する。カスティーヨは必ずエリースを助けると約束したと訴え、責任を負うという。スコラはエリースから犯人に関する情報を聞き出す努力を続け、2人組だとわかる。タイマーの残り時間がわずかとなり、再度カスティーヨはヴァルガスに協力を求める。しかしヴァルガスは釈放すれば必ず解除コードを教える、自分は約束を守るという。SWATにも倉庫にはトラップが仕掛けてあると伝えたはずだ。ミラー捜査官については、彼は汚職捜査官で、ヴァルガスに雇われ情報を流していたという。しかし手を切ると言い出し、断ったヴァスガスを殺そうとしたので殺した。ヴァルガスはその時の傷だと、カスティーヨに手のひらを見せた。時限爆弾の残り時間は17分となった。ティファニーが近くの駐車場で該当する車を見つけるが、無人だった。カスティーヨはジュバルに、ヴァルガスの言葉を信じ釈放すると言い出す。それがエリースを救う最終的な手段で、ミラーの件とSWAT隊員への警告の裏付けもできた。しかしレイノルズはヴァルガスを釈放すれば、また多くの被害者が出るが、それに比べればエリースの命は一つだと拒む。爆発時の衝撃を考えカスティーヨはスコラに、エリースを建物の窓側に近い方に移動させるよう指示する。ビル周辺の捜索で支局の様子を監視していると見られる男が浮かぶ。ティファニーがその男を確保するが、起爆装置はなく、携帯電話でもう一人と通話したようだった。マギーらはその携帯に電話をかけ、起爆装置を持った女を見つけ確保する。しかし、起爆装置はただのスイッチで時限爆弾を止める機能はなさそうだった。逮捕した人物はいずれもカルテルに家族を人質に取られて恐れているのか、何も言わない。カスティーヨはついにヴァルガスを釈放するのと引き換えに、爆弾の解除キーを手に入れる決断をする。部下を全て遠ざけ、カスティーヨはエリースに寄り添いヴァルガスからの連絡を待つ。まもなくヴァルガスから連絡が入るが、解除キーを入れてもすぐにはタイマーは止まらなかった。あと6秒というところでタイマーが止まり、エリースの命は助かったが、ヴァルガスを逃がすという大きな代償を払うことになった。カスティーヨは全て自分の責任だと認め、レイノルズは記者会見をカスティーヨに任せる。首輪爆弾のタイマーが「24」みたいに、リアルタイムで刻々と進んだかどうかは測っていませんが、30分の間に様々判断と決断が求められ、下されるというエピソードでしたね。私だったらこうするだろうと視聴者に思わせる場面も、あったでしょう。テロリストには屈しないと日頃言っているのに、身内が人質なら取引するのかとか。まず大物犯罪者を捕らえて浮足立ち、そいつが身内を過去に殺しているから、ぜひ締め上げて手柄を立てようと意気込んだカスティーヨと、偉そうにいうけれど何も責任を取らず部下の命を差し出そうとするレイノルズは、最初からヴァルガスと立ち向かう器じゃなかったということですね。カルテルなどの組織犯罪専門の部署もいたでしょうし、最初から上の立場の人間を連れてくれば話は違ったかも。NY支局が警官と過去のFBI捜査官殺害だけで追及するには準備が足らなかった。そこに、敵はすかさずFBIの部下に首輪爆弾を付けさせて、ヴァルガスの釈放を要求してきた。組織がしっかりしているというのか、動きが早い。しかも爆弾処理班が何もできないほどのやっかいな爆弾で、ひたすらヴァルガスに協力を求めるのみ。減刑を条件にするくらいでは、ヴァルガスも応じないですよね。釈放されたら、本当に解除コードをいうかどうかもなんの保証もない。でも、カスティーヨはヴァルガスを信じて賭けに出たわけですね。ハズレだったら、自分もエリースと運命を共にす覚悟で。結局ヴァルガスの仁義に助けられた形で非常に具合が悪い。でもカスティーヨも記者会見では爆弾騒ぎがあったことには触れずに、証拠不十分で釈放しましたと発表するんだから、カスティーヨもなかなかの玉だ。執念のカスティーヨは次は必ずヴァルガスを捕まえると誓い、今シーズンの大きなストーリーになるのでしょうね。ところで気になったのは携帯電話で起爆するかもしれないというのに、そのそばで携帯をかけまくっているところ。そもそも、爆弾をしかけた犯人はエリースに30分以内にヴァルガス釈放されたら、どうやって爆弾を解除するのか言わなかったのかな。言っておいた方が交渉が早かったように思います。またやFBI支局のビルなんだから、周辺から電波を遮断するファラデーケージみたいな装備や部屋があっても良さそうなのにと思いました。などなど、いろいろ気になりましたが、スコラがここぞとばかり存在感を見せたのが良かったです。
April 8, 2023
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「守るべきもの」シーズン2・フィナーレ。迫力ある爆破シーンと、アクション映画さながらのマックのヒーローぶりがかっこよく、同時に彼の海兵隊時代のエピソードも紹介され、一層キャラクターが掘り下げられましたね。フラックの怪我にははらはらさせられ、リアリティを越えそこまでやる!という印象も持ちましたが、それも全てマックが本当に前線で死と隣り合わせの任務に就いてきたということの証と受け取りました。ビルの警備員が殺され、爆弾が見つかる。たまたま現場にいたマックとフラックが爆発に巻き込まれてしまい、フラックは大けがをするがマックの手当の甲斐があり命を救うことができた。このときに、マックは1983年ベイルートで起こった海兵隊の爆破事件で、部下を亡くしたということを明らかにしました。1シーズンの時にも、オフィスに写真が貼ってあって、いつこの話が出てくるのか、と思っていましたが、なるほどこういうことだったのですね。彼自身も受けた傷痕を披露。しかも、その後名誉除隊になって警察官になっていたのですね。余談ですが、この爆破されたビルは、海外ドラマファンにはお馴染みの建物かも知れません。ある日気がついてから、何度も撮影に使われているに気がつきました。そのシーンを集めてみましたので、こちらを覗いてみてください。一方、マックのいないときのステラの凛々しいことと言ったら!政府のお役人とローカルの警察がもめるのはお決まりですが(笑)、ステラ自身も専門家として発表するなどして有名なのですね。今回はリーダーが頼りなくてしかも内部に犯人がいるらしいということで、散々なチームと組むことになりました。この辺もCSIが主役ですから良しとしましょう。(笑)ところで、犯人役の吹き替えが藤原啓治さんなので、始めからすぐに判ってしまいました。(爆)電話では多少声をかえてありますが、特徴ある声なのでこちらも聞くと判ると思います。犯人は海兵隊に憧れ目立ちたいという異常者で、マックに一喝してもらったらコロリでしたね。ただし、1シーズンの"Three Generations are Enough"でもそうでしたが、また統合失調症を犯行と結びつけるのはどうかと思いました。マックががんばった分、残りのチームメンバーは活躍の場は少なかったですが、最後にマックとステラのメインキャラが寄り添い絆を見せてくれたのと、フラックの回復を匂わせるシーンが印象的に描かれたと思います。CSI:NYは1シーズンの暗さやマニアックさを反省し、2シーズンになって使える物は何でも使うという「えげつなさ」もありますがとにかくエンターテイメントに徹するという路線を歩き始めてからずっと一般受けして見やすくなりました。本国でも、視聴率が上がりましたが、それにはCSI:Miamiとの2話続きのクロスオーバーが契機になったのは間違いありません。サブキャラクターも検死官としてシドが定着し、ステラのプライベートなども扱われてよりキャラクターに思い入れが出来るようになったと思います。3シーズンはダニーとリンジーの関係(?)や、ホークスのキャラクターなどもさらに深めて欲しいですね。
June 24, 2007
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いよいよ、オリビアが全ての責任を負うようになるのですね。影が薄かったクレイゲンも、目に見えないところでチームのために仕事をしていたという事だったのでしょうね。まだまだ歩き始めたばかりですが、すでに問題山積でオリビアの苦労は絶えません。ゲストに本家からスピンオフでLAに行ったコニー・ルビローサが出ていました。1シーズンでキャンセルされたので、また戻ってきたということですね。(笑)イームズにしろ、こうしてSVUになじみの顔(それも女性)が集まるというのは嬉しいことです。というか、多シリーズの男性キャラはギャラの問題なのか、ゲストで出すのが難しいのかな。路上で倒れている若い女性を集団レイプしようとしているとして、3名が逮捕された。保護された女性はレイプ検査でレイプと判断されたが、何も語ろうとせず、被害も訴えないという。逮捕された3名も、倒れているのを見てその気になったトミー以外、無関係と判る。女性が持っていたIDは別人のもので、保護施設で生活していた16歳のクレア・ウィルソンと判る。クレアは入院中の病院から姿を消し、働いているというストリップクラブのオーナー、ペリーに話を聞く。ペリーはウェイトレスとして雇っているという。クレアの自宅を訪ねると、睡眠薬を飲んでふらついていたため病院に連れて行く。2年前に家を出されたクレアは、クラブを紹介してもらって仕事を始め、ペリーの命令でVIP客とセックスさせられたという。SVUは未成年のクレアをグループホームに住まわせ、立ち直りのチャンスを与えることにする。しかし、ニュージャージー州の警官が現れ、クレアをカード詐欺と重窃盗の罪で逮捕してしまう。ペリーの店はニュージャージーにもあり、レイプ被害で訴えられるのを先回りして、クレアを逮捕させたのではないかと考えられる。バーバは連邦犯罪として起訴するつもりで、FBIで性的人身売買の犯罪を追う連邦検事コニー・ルビローサと連携を取る。犯罪組織は家出少女に目を着け、薬漬けにして働かせているという。さっそくバーバとアマンダがニュージャージー州の家裁で、ドーラン判事に掛け合い、罪状認否の前に身柄を引き渡してもらう事にする。しかし、判事はカード詐欺の方を重視し、クレアの身柄を拘束するという。やむなくFBIとSVUは連携し、ペリーの店を大々的に捜索して逮捕する。オリビアは内勤で不満を訴えるニックを捜査に加える事にする。コニーがクレアの保釈令状を取ったため、バーバとアマンダがドーラン判事に保釈の署名を求める。始めは拒否していたドーランだが、ペリーの名前を出したため署名する。ところが、クレアは収監されたはずの更正施設から、問題のある未成年者を収監するというノールウッド少年院に移送されていた。ノールウッド少年院の担当者は令状をもってしても、今夜は保釈させられないと拒む。クレアは今独房に入れられているという。この少年院には不審な点があり、収監者を増やして州からの助成金を得ている疑いがあった。さらに、ドーラン判事は未成年の容疑者の90%をノールウッド少年院に送り込んでいるという。ペリーとの関わりは不明だが、クレアをレイプしたVIP客というのはよほどの大物のようだ。コニーは即時保護の命令を得て、やっとクレアを保釈することができた。クレアによると、薬を打たれ、水も与えられずに独房に監禁されたという。このノールウッド少年院は、PR会社に毎月25,000ドルを支払っているが、その会社のたった一人の従業員というのが、ハドソン郡の検事マスコーニの義理の母親で、今は老人ホームにいる。バーバらがマスコーニにクレアのレイプ事件の事を持ち出すと、マスコーニはのらりくらりと話をはぐらかす。改めて金の流れを追うと、ドーラン判事は4年前から自宅を抵当に入れ、地元議員や州知事に4万ドルを渡していた。そして、2年前からノールウッド少年院がPR会社に金を払い出すと、ドーラン判事はノールウッドに未成年の容疑者を送り込み始めていた。マスコーニとペリーは何らかの関係がありそうだ。ドーラン判事にクレアをペリーの客をかばうため、ノールウッドに送り込んだかどうか問い詰めると、その後、ドーランは自殺してしまう。彼の携帯には、少女と一緒にいる写真が送付されており、それが自殺のきっかけとなったようだ。ペリーに少女の写真を見せると、ペリーの店で働いていたダンサーの姪で12歳だったという。ミヤコ・ナラはマッサージ店主の娘で4年前に失踪しているが、バーバが人身売買の容疑でペリーを厳しく追及すると、やっとドーランを脅すために少女と写真を撮った事を認める。マスコーニとペリーが組んで脅していたのは、ドーランだけではないという。クレアは面通しでマスコーニがレイプ犯だと証言した。コニーは他の判事の名前もペリーから聞き出すという。クレアは今度こそ、グループホームで新しい生活を始める事になった。オリビアの部屋に寝泊まりするニックは、十分なセラピーを受けているとは言いがたい。上司であるオリビアにも暴言を吐くので心配するが、ニックはDCにいる元妻のマリアとやり直そうと思っているという。安心したのもつかの間、マリアからオリビアに連絡があり、どうもニックの様子が普通ではないらしい。一方、アマンダはギャンブル依存に戻っていた。今回の事件、判事と検察がグルになって、未成年の収監施設に人を回して金をもうける、というのは以前にもあったような気がします。ノールウッド少年院は恐怖の館ですね。金のために虐待がまかり通っている。そっちの方はルビローサが力を入れて告発してくれるのでしょう。クレアも何とか自立して頑張って欲しいです。ドーラン判事の部屋にあったお面は般若と天狗で、その辺の夜店で売っているような感じ。能面じゃありません。(笑)それにしても、一体誰があんな小道具を持って来るのでしょうね。侍が好きだから切腹するって、向こうではそういう風に見ているのね。ミヤコ・ナラ(奈良都)さんという名前もちょっとおかしい。さて、オリビアは指揮官として部下からの突き上げもあり、クレイゲンから引き継いだ仕事が簡単な事ではないと実感したでしょうね。ついつい酒の量が増えてしまう。ニックですが、追い詰められた状況で非常にやばいですね。上官に楯突いてはいけません。本来は十分に見極めてから、現場に戻るはずなのに、押し切られてしまった。そしてマリアとヨリを戻すなんて、ニックの願望であって、無理なのでは?アマンダもまた、スレスレのところで仕事をこなしているようです。危ないですね。オリビアがいうように、人手不足も深刻ですね。もし、これでアマンダまで失ったら?ということは、新しい人材が入ってくるという事かな。キャシディとはあの状況で続いているというのが、奇跡に見えます。(爆)
July 14, 2014
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やっと繋がりましたね。無理やりだけど。シーズン残り3分の1のまとめにかかった感じです。リズから取り出された発信機は、時間通りに服薬しているかをチェックする機能もあり、医療用機器の可能性がある。レッドはハービーに分析を頼む。パナベイカー上院議員が密かにレッドを訪ね、行方不明になっていた息子の妻シーラが、キャンプ場に現れ、痩せ細り瀕死の状態だという。何ものかに拷問を受けたようで、犯人の手かがりがないため、パナベイカーは闇の世界のレッドに助けを求めたという。シーラは広大な森の中を何日も歩き回ったようだ。レスラーとデンベが病院を訪問主治医から状況を聞く。心臓に異常が見つかり、なぜか体に他人の名前を自ら彫り込んだようだ。クリスタル・フラワーズとマリア・ホームズは、シーラと共に「タイニー・ファイター基金」の取材を受けている。「タイニー・ファイター基金」は、難病の子供と家族を支援する団体で、パナベイカー自身も多額の寄付をしたという。責任者に話を聞くと、対象となる難病の子供の情報は、数百人のボランティアからアクセスでき、クリスタルの息子、マリアの息子、シーラの娘がそれぞれ登録された1週間後に、母親たちが失踪していることがわかる。今週はサラ・サットンという少女が登録されているという。FBIが入院したばかりのサラの病室に向かうと、母親のメアリーが看護師に襲われ誘拐されそうになったところだった。サラは発作を起こして緊急入院していたが、女はメアリーとサラの抵抗で誘拐に失敗し逃げていた。現場には特殊な注射銃が落ちており、クーパーはレッドに出どころを尋ねる。連絡が取れないハービーの自宅を訪れたレッドは、赤ん坊の世話でパニックになっているハービーを手助けし、発信機について意見を聞く。一般には使われていない最新技術で、試験運用されたという情報があったという。問い合わせのあった注射銃については、ウェストバージニア州の僻地に中古の医療物資などと共に配送されていることがわかる。レスラーとデンベが廃病院に侵入すると、ベッドに拘束された女性たちがいた。誘拐されたシーラの仲間たちで、ナイフをもった看護師が襲いかかってきたため逮捕する。看護師のビンストックは弁護士を要求して何もしゃべろうとしない。被害者はいずれも重病の子供を熱心に世話をしている母親たちで、その母親たちは子供と同じような症状を示していた。わざとその症状にさせられていると見られるが、理由はわからない。パナベイカーはレッドにピンストックの口を割らせるよう頼む。吐かせ屋のブリムリーの力を借りて、シーラが長年自分の娘に悪い薬を飲ませて病気の状態にしていることがわかる。つまりシーラは代理ミュンヒハウゼン症候群なのか。パナベイカーはそういえば、気になる行動があったという。昏睡状態だったシーラが目覚めるという知らせが入り、パナベイカーは対応を求められる。メアリー・サットンもサラに危害を加える恐れがあるとして、デンベとレスラーが向かうが、親子は病院から消えたという。メアリーの夫は子供思いの妻が娘をわざと病気にしていたなど、信じられないという。デンベはサットン親子が「タイニー・ファイター基金」のインタビューを受けた録画を持ち帰る。アラムは廃病院で押収した大量の医療記録を調べ、代理ミュンヒハウゼン症候群を証明できるだろうという。ビンストックはチェルシー・メイソンという少女の訪問介護をしていたが、少女が死亡して仕事を辞めた。その少女の姉イーヴァ・メイソンは医療過誤で病院から多額の和解金を手に入れている。イーヴァは母親が妹を殺したことを恨んで、同じような母親を狙ったのか。イーヴァは「基金」のボランティアで、対象となる親子を探し、保険の調査員をしているビンストックが医療記録を手に入れる。イーヴァは再びメアリー・サットンを襲うだろう。メアリーは今はデラウェア州にいると見られ、インタビュー映像の中にデラウェア州のホテルに行きたいという言葉があった。FBIが現地に急行するが、すでにイーヴァはサットン親子を追い詰めていた。銃を取り出し、サラを救い出すというイーヴァに、サラは母親のバッグの中にあった銃を取り出した。母親が自分を傷つけるはずがないというサラだったが、現場に到着したFBIが説得を続け、サラがイーヴァを撃ったことで事態収集となる。パナベイカーは息子に真実を伝え、シーラの逮捕に踏み切る。レッドはボストンの精神科医ジャンセンに面会する。リズから取り出された発信機を見て、ジャンセンは、去年服薬の時間を守るのが難しい患者のために開発されたプロトタイプだという。しかし、プライバシーの問題があり計画は実現しなかった。ところがある男性が現れ、妻に精神疾患があり、薬をちゃんとのまなかったために人を殺める事件を起こしたという。その男性は自身で服薬を監視する装置を作ったのでジャンセン医師に試してほしいと言ったという。名前はアンドリュー・ケスラーだった。レスラーに内緒でチームは薬を断って2ヶ月を祝う節目のお祝いを開く。クリミナル・マインド風のブラックリスターでしたが、そこにパナベイカーを絡めたのは興味深かったです。まあ、彼女もそもそもレッドに免責を与えているのだから、闇の世界と無関係だったとは思いませんが、自らレッドに頼みに行ったというのは大きな借りを作りましたね。レッドのトレーラーカーはよろず相談所という感じか。それにしても、何でFBIの正規の捜査班に任さないのでしょうか。シーラが逮捕されることは、自分のスキャンダルになるから、予防線を張っていたということかな。母親が逮捕されたことを、どう理解させるのか、孫とどう信頼関係を築くのか。子どもたちは被害者ですから、きちんと見守ってほしいです。今回の見所は何と言っても赤ちゃんをあやすレッドでしょうね。どなたのお子さんなのか知りませんが、手慣れた様子でここは萌シーンかな。さすがにおむつは替えなかったですが。レスラーを励ますチームの和やかさは、普段の撮影現場なのでしょうね。「俺は俺の道を行くから放っておいてください」というレスラーが、リズ以外に心を開いて涙目になるのは、character developmentとして良しとしましょう。(かなり贔屓目です)さて、ついにクーパーを脅す謎の人物とレッドが追うリズを死に至らしめた人物の接点が見つかった。クーパーを陥れようとする存在は、リズを殺すのに助けとなったデバイスの発明者を逃がせという。どちらが本当の狙いなのでしょうね、レッドにダメージを与えること、クーパーをはめること。まあ、普通に考えたらレッドが本来のターゲットかな。クーパーとの協力関係にくさびを入れたいということもあるでしょう。どういう展開になるのか、楽しみにしています。
August 31, 2022
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やっと、エンジンがかかってギアを上げようかという段階になりましたね。ここまで長かったなあ。先週、パナベイカーのエピソードを挟んだのが流れを変えるきっかけになったかな。証人保護プログラムに入ったアンドリュー・ケニソンは、詳しい事情を聞かされず、早く開放してほしいと訴える。ケニソンを納得させる何かがほしいというクーパーに、レッドからリズから取り出した追跡装置の設計者であるケニソンを次のブラックリスターとして調べてほしいと依頼があった。ケニソンの行方がわからなくなっているという。驚くクーパーだったが、事実を伏せてレスラーたちに捜査を命じる。レッドはクーパーにリズの死に終止符を打つことがお互いに必要だという。クーパーは焦ってルーに自分たちがしたことは、犯罪だとまくし立てる。ケニソンの所属するMITの大学警察では、ケニソンが行方不明だという届け出で、防犯カメラを調べたところケニソンは連邦の車両に乗り込んでおり、連邦保安局に問い合わせているという。レスラーとデンベが保安局で情報を求めると、ケニソンの保護はクーパーの要請だと明かされ、レスラーたちは状況の把握に困惑する。リズの殺害について真実を知る人物をクーパーが隠したということは、何を意味するのか。アラムはクーパーにはきっと理由があったはずで、クーパーがリズの死を望むはずがないと主張する。アラムの強い意見で直接クーパーに確かめることになったが、クーパーもレッドに真実を話していた。自分が狙われ、殺人犯に仕立て上げられそうになったため、妻には偽証させ、友人には凶器の銃の証拠を改ざんさせた。それでもレッドにはケニソンの居場所を知らせるつもりはないというクーパーに、レッドはなぜ自分を頼らなかったのかという。ケニソンの隠れ場所などレッドの手にかかれば簡単に見つかるだろう。クーパーも覚悟を決め、チームにこれまでの経緯を説明する。クーパーを脅してきた人物は、クーパーだけでなくチームの壊滅も狙ったのかもしれない。レッドからこのチームを奪う目的なのか、だとすると郵便局とこのチームを知る人物ということになる。クーパーが逮捕をすり抜けたため、犯人はケニソンを隠せと言ってきた。クーパーはすべてパナベイカーに話して、どんな罰も受けるつもりだという。レッドの手下はケニソンが保護されているセーフハウスを急襲してケニソンの身柄を奪う。レッドはケニソンにリズの死と追跡装置について問い詰めるが、ケニソンは何も知らないという。ただ、何年か前に出資者を探す場で、NYPDの刑事が尾行するのに使いたいと言ったので渡したと認める。その刑事はバッジを見せて、レジナルド・コールと名乗った。アラムはクーパーにかかってきた脅迫の電話の音声を元の声に戻す試みをする。一つには決められないが、6つのパターンでサンプルを作るとNYPDの刑事局長に聞いてもらうという。パナベイカーはレスラーにクーパーを逮捕するように命じる。拒否するレスラーだったが、クーパーはリズのために正義を果たしてほしいという。レッドはクーパーのためにマーヴィンに弁護を依頼する。裁判にせず、罪を認めてなんとか罪を軽くしてもらうしかないというが、単にクーパーを守るというだけではない、アグネスのためにもこの問題を解決しなければならない。アラムの問い合わせで、脅迫した声の主は元刑事のレジナルド・コールと判明した。汚職警官で大陪審で複数の起訴状が出るはずだったが、証人が殺され立件に至らなかった。現在はDCで私立探偵をしているというので、レスラーたちが急ぐ。そのころ、コールは連絡を受け証拠を消して逃亡しようとしていた。レッドの部下たちがコールを追い詰めるが、レスラーらが到着してコールの身柄を確保する。パナベイカーはクーパーのチームを復活させるのに、しっかりチームとレッドを監督すると方々で約束したという。そのまとめ役のクーパーが犯罪を重ねたというと、立場がない。大統領も上院監視委員会もレッドとの協定に否定的だ。それでも最後まで諦めずに、陰謀に加担した者の有罪を証明することで決定は覆るかもしれない。しかし、レッドはそれでは問題は解決できず、リズの死の黒幕を見つけなければならないという。コールはレッドが追っていることを知っていた。コールの仲間はFBIの捜査を邪魔してくるだろう。案の定、コールの弁護士というラクロイが郵便局に到着した。FBIにコールを尋問させないだけでなく、FBI側の質問にコールと結びつける証拠がないと切り捨てる。しかし、なぜかヴァンダイクの名前まで知っていた。やむなくコールは釈放となり、パナベイカーはコールを監視しラクロイの背後を調べるよう命じる。コールとラクロイが郵便局を出るのをレッドらが待ち構えていたが、バイクに乗った人物が2人を射殺して去っていった。なんだか、黒幕がわかったような気がします。(笑)リズの体内にいつ追跡カプセルが埋め込まれたのかは説明してほしいですが、後は、久しぶりに殺気立った、悪の権化だけれどもスーパーヒーローのようなレッドを堪能すれば良いですね。レッドとクーパーの友情というのか、ブロマンスというのか、「なぜ俺を頼らない」などと、良いことを言って、レスラーもクーパーの次の立場として毅然としていたし、アラムもがんばって、見どころが多かった。加工した声をもとに戻して、後は聞き覚えがあるかどうか人に判定してもらうという、アナログな解決法がご愛嬌でした。謎の男、NYPDの元刑事は顔を出したかと思ったらあっという間に殺されてしまって、まあ、そんなことだろうと思っていました。こうして、最終話までひっぱるのでしょうね。クーパーの処分がどうなるのかが気になりますが、先週レッドに助けを求めたパナベイカー自身、法執行機関も政治と言い切り、クーパーは誰が見てもやってはいけないことをやって、そろそろ引退したほうが良いのじゃないかな。後はレスラーにまかせて、夫婦でアグネスの育て親に徹しても良いでしょう。レッドがお上を黙らせる手土産を持ってくることを期待します。
September 7, 2022
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ついに黒幕の名が!ということになっていますが、随分引っ張りましたね。あれこれ手の込んだお膳立てをして、結局、今シーズンはリズを殺した黒幕を探るシーズンだったわけだ。ラクロイとコールを殺したメシックに支払われた金は、ケーラム銀行の口座から支払われており、レッドは自分の口座もあることからマーヴィンに調べさせる。この銀行は飛行機の中に存在し、常に移動しているので当局に調べられることもない。マーヴィンによると、レッドの口座に何者かがアクセスしてメシックに金を払ったようだが、共有口座なのでアクセスできる者が大勢いるという。レッドはケーラム銀行の頭取グラマシーに面会し、口座にアクセスした顧客の名前を聞き出すため、FBIと作戦を練る。グラマシーは信用第一で顧客情報を明かすことはなく、たとえレッド本人名義の口座へのアクセスであってもだ言わないという。そこで、アラムは空港の管制塔にテロのおそれがある航空機を着陸させろと要請する。断れば空軍が出動することになる。しかたなくグラマシーが着陸を許可すると、レスラーらが乗り込み、その場にいたレッドを見て全員を逮捕する。クーパーは移送されるメシックに、雇い主の名前を言えば証人保護プログラムに入れると迫る。脅されたメシックは名前はわからないが、ラクロイの妻を殺した後、夫の家のデスク周りを燃やせと指示を受けていたという。留置所に入れられたレッドはグラマシーに、口座にアクセスした名前を明かせばすぐに開放されると迫る。それでもグラマシーはこの逮捕は芝居だろうと見抜き、銃を見せても従わない。レッドがグラマシーを撃ち、やっとグラマシーは仲間に送金記録を問い合わせる。顧客番号からその人物はヘドウィグ・ホーキンズ、ヘディだったことがわかる。銃声を聞いてレスラーらが駆けつけるが、手当の甲斐なくグラマシーは死亡する。FBIはレッドがヘディを殺すと考え、マイアミにいるヘディの身柄を確保に向かう。レッドは一足遅れで、デンベに探りを入れてくる。FBIはヘディが殺された場合、クーパーをはめた犯人がわからなくなるのでヘディをレッドには渡さないつもりだが、レッドはウィーチャの運転する車をぶつけて、ヘディを奪ってしまう。グラマシーの死亡でマーヴィンには問い合わせが集中しているという。レッドはヘディにリズ殺害の罪を償わせるつもりだといい、マーヴィンは自分もゲストを連れて行くという。パクは内勤となり、現場に行けないことでストレスを感じる。しかしアラムの言葉でラクロイの証拠品の捜索に精を出し、ラクロイの秘密の支払い記録を見つける。そこに同じ事務所の弁護士仲間、ローレス・ネルとアンジェラ・シャーウッドの名前を見つける。ネルとシャーウッドは、免責を条件にあっさりとラクロイの闇ビジネスについて認める。代理人を騙り、和解金を巻き上げるシステムを作り上げたのは「クローディアス」という黒幕だというが、名前はわからないという。部下たちが危険な目にあうだけでなく、レッドにヘディを奪われ、クーパーは彼女を殺すなとレッドに言う。レッドの元に仕事を抜けてきたパクが現れ、FBIには居場所がないと訴える。レッドを手伝いたいというパクだったが、激しい頭痛に襲われレッドはパクに職場に戻るよう促す。クーパーは戻ったパクに君の居場所はここだという。ヘディはリズを殺す理由はないと弁明を続けるが、そこにマーヴィンがミッキーという男を連れて現れる。3年前にヘディがレッドとの仕事が嫌になって、ミッキーに新しい仕事を探していると言ったという。それも本当だが、ヘディは転職したかっただけで私は殺されるのか、と開き直る。ヘディを連れてウィーチャが下がると、レッドはマーヴィンを連れてこれからラトビアに飛ぶという。その時裏で銃声が響いた。パクはラクロイ夫妻の結婚式のDVDを見ていて、そこに挨拶をしているマーヴィンの姿を見つける。クーパーはすぐさまレッドに連絡を入れるが、レッドもマーヴィンを飛行機に乗せるため、一芝居うっていた。ヘディは殺されておらず、マーヴィンはリズを殺させたことを認める。レッドに忠誠を誓ったマーヴィンは、自分ではなくリズが後継者になることを許さなかったのだった。全てはレッドの帝国を守るためで、リズの死後レッドが不在だった時も帝国をレッドに代わって守り続けた。しかし、レッドが復帰してから、レッドはリズの死の真相究明に囚われ続け、マーヴィンはレッドを止めようとして、レッドの金を盗んだり、友人を殺したり、クーパーをはめたりした。それでもレッドは諦めることはなく、ヘディが最後の手段となった。レッドは今日、パクが激しい頭痛にグラスを落としたことで、リズが最後の日にマーヴィンのオフィスでひどい頭痛を訴えたのを思い出したという。あの時、マーヴィンはリズにアスピリンを渡したが、それがリズの体内にGPSトラッカーが仕込まれた方法だと気づいたという。マーヴィンはこういうこともあろうかと保険をかけてきたという。今スナイパーがトレーラーハウスにいるミアースに照準を合わせている。今から2分以内にマーヴィンの声が聞こえなくなれば、ミアースは撃たれる。マーヴィンはこれを望んだわけではないというが、レッドがリズに遺したDVDを見ながら、帝国の治め方を学びそのようにやってきたという。急にウィーチャが倒れ、マーヴィンは去る。まあ、リズを殺す動機があるのはマーヴィンしかいないし、シーズンが始まって盛んにレッドの尻を叩いていたし、当然という結果でしたね。レッドに忠誠を誓い、彼が全てという人生のマーヴィンがリズを殺そうとしたのは、帝国を守るため、昔からあるお家騒動みたいなものでした。それでもレッドがリズを後継者に指名しなかったら、リズは死ぬこともなかったのだし、やはりレッドは先を見通せなかった。今回キャプランの名前まで出して、リズを殺す理由を探していましたが、キャプランこそレッドがリズにとって危険だと警告して、命をかけてリズを守ろうとしたのに、結局わかっていないのはレッド本人なんですよね。レッドがリズを愛しているならなおさら、手放すべきでした。時間を巻き戻せるならトムとアグネスと親子3人で身を隠していた時に戻してあげたいです。パクの内勤騒動が意外な形で回収されましたね。あれだけのために「私の居場所がない!」とプンプンしていたのが、あっさりとお利口になってツッコミどころでした。とはいえ、レッドの手の内を知り尽くしたマーヴィンとの戦いは厳しいものとなると予想。2話も続けて描かれるということで、楽しみにしています。クーパーの無実も証明してもらわなければなりません。ウィーチャも捨て身でレッドのために働いていたので、ダメージが大きいのでしょうね。心配だ。
October 12, 2022
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『高等教育』わくわく楽しい準レギュラー、あの人の登場回ですね。なんでこう、満足度高いかなあ。海軍予備役将校訓練部隊(NROTC)の演習に参加する予定だったウィリアム・ワトソンが路上で服を脱いでいき、道路に飛び出した上、車に轢かれて死んだ。体温が40度以上あり熱中症の症状を示している。持ち物に携帯電話がなく、近くのカフェのレシートがあるため向かいの店の防犯カメラの映像を取り寄せることにする。ワトソンはカードを持たず、銀行口座もなく現金で支払いをしているようだが、高額なスニーカーを履いていた。麻薬の取引でもしているのかと考えるが、ワトソンに会っていたのは何とデライラだった。ワトソンとデライラは親しげに話ながら、裏口からカフェに入っていく。デライラはウェイバリー大学で基礎暗号学を非常勤講師として教えており、ワトソンもウェイバリーの学生だった。おそらく、デライラの教え子なのだろう。パーカーとマクギーが授業中のデライラを訪ねる。デライラはワトソンが死亡したことを知りショックを受ける。成績が優秀なワトソンとは、彼の研究プロジェクトについて話し合うため毎週会っていたという。ケイシーの毒物検査で合成麻薬が検出された。ただし致死量ではなく、体温が上昇したのはセロトニン症候群だったという。MADAとMAOI阻害薬が反応して合併症を起こした結果と考えられ、事故だった可能性もある。ワトソンが加入している社交クラブの寮を訪ねると、同室のローガンはワトソンは薬をやらない真面目な男だったという。成績優秀で他の連中とは違うということだったが、ベッドのマットレスの中からPCが見つかる。分析したケイシーによると、アメリカ陸軍のアルゴリズムが入っており、士官候補生の身分ではアクセスできないような内容だった。ワトソンは複数の政府機関のコードライブラリを保管しており、それらを組み合わせて、最強な暗号を作り上げていた。このアクセスキーを用いれば、どんなセキュリティもかいくぐることができ、悪人の手に渡れば大変なことになる。しかしどうやってシステムに侵入したのか。マクギーはデライラのアクセス権を使ったと考え、本人に話を聞く。ワトソンはコンピュータ科学専攻の優秀な1年生ではあるが、そういうことをするとは思えない。ただ、プログラムを見ていたデライラは自分が大学院生の時に作ったコードが使われていると指摘する。指導の中で、過去の失敗を見せて励まそうと見せたものをワトソンがコピーしていたらしい。意図しなかったこととは言え、デライラは責任を感じる。マクギーがワトソンのことを秘密にしてなければ、もっと早く対応できたかもというと、デライラは秘密にした覚えはないと言い、夫婦は微妙な雰囲気になる。ケイシーによると、ワトソンはUSBに暗号キーをダウンロードしたようで、遺留品の中にUSBはなく、身につけていたキーチェーンからむしり取ったような跡があった。デライラと面会した時はUSBがそこにあったことは確認されており、キーチェーンから漂白剤の成分が検出されたことから、社交クラブの先輩を尋問する。新入生は上級生の洗濯を任されており、ワトソンが漂白剤を使って洗濯を失敗したとこぼしていたマイクは、キーチェーンを触ったことを否定する。ワトソンは秘密主義で何も言わないタイプだったので、USBのことは知らないと言い、ワトソンの部屋を漁っていたジャレッドをワトソンが殴ったという。ジャレッドは海外口座に50万ドルを持っており、社交クラブに入った時に金が振り込まれていた。ワトソンのキーのことを知っていて社交クラブに入ったのか。NCISが寮でジャレッドを待ち構えていると、NCISの姿を見たジャレッドが逃亡する。「モリーのトリミング」というバンに乗り込んで逃げたのを見て、パーカーはFBIの潜入捜査用の車だという。ジャレッドこと、クラークソン捜査官は大学に潜み知的財産を盗む外国人スパイを追うため、学生に扮して潜入捜査をしていた。ワトソンはベラルーシの人物に雇われたことがわかっており、クラークソンはワトソンの携帯のクローンを作ることまでは成功したが、高度な暗号でやり取りされており、解読できていないという。NCISは解読作業を引き受けるが、さすがにケイシーでも解読できず、デライラに頼ることにする。マクギーは久しぶりに小説を書き始めていたが、ギブスがいない今、行き詰まっていた。デライラはそのことに気づいており、新しい創作のミューズが必要だと励ます。夫婦は仲直りし、デライラはワトソンの携帯を解読する。事件当日、ワトソンはベラルーシのハンドラーと会う予定だった。そのハンドラーとは、デライラの助手エヴリンだった、エヴリンはマクギーのことをデライラから聞いており、小説のファンだという。キーを作ったものの、ワトソンは大学生活を楽しみ初めて、エヴリンにとってお荷物になっていたのだろうと、メッセージの内容を突きつけて追及するが、エヴリンは自分にはアリバイがあると言い張る。確かに図書館にいたというアリバイは成立し、USBは未回収のままだ。デライラはワトソンのクラスメイトなら、アクセスキーの価値を知っているはずといい、落第点を取って教科途中で辞めたローガンに目をつける。ローガンは2日前に大学のサーバーに侵入していた。大学のキャンパスでローガンを捕らえて話を聞くと、ワトソンからUSBを借りて返すつもりだったという。そのため薬を使ったが、ワトソンがああなるとは思わなかった。目的は、社交クラブの雑用で振るわない成績を書き換えるためだった。マクギーは新しいミューズが現れたという。新作は天才暗号学者のデレナ・フレミングになるという。エヴリンは最初から怪しかったですね。先生の旦那さん、NCISの捜査官でミステリー小説の作家、よく知っています、会いたかったです~て、ワーワー言うので、嫌でも印象に残ります。ローガンの目的もすぐに想像がつきますけど、同室のワトソンを死なせて罪悪感はないのだろうか。そういえば、大学寮でルームメイトが自殺したら、オールAを与えるというような本当かどうかわからない話がありましたっけ。マクギーが一言添えても良かったかも。デライラ、事件解決に大活躍でかっこ良かったですね。着ていたお洋服もおしゃれだった。なぜ今頃になって小説を?と思いますが、「デライラも使える!」と制作陣が気がついたということでしょうか。双子が学校に入るまで待っていたとか。(笑)ミステリー作家と車椅子探偵で、事件を解決!のスタイルが、先先シーズンくらいから定着しましたね。ギブスがいなくなるまでは小説は順調だったのかどうかはわかりませんが、新キャラクター誕生は良い傾向だと思います。ナイトやトーレスが自分のキャラクターはこうしてほしいとか、BONESにもそのような会話がありましたね。当分このネタで盛り上がりそうです。
June 23, 2023
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チャーリーの元同僚で人口統計学者レイチェルが、知り合いの科学者ばかりが「口封じ」のために殺されて自分も命が危ないと助けを求めてくる。始めは不審に思ったチャーリーも、その直後にレイチェルが薬を大量に飲んで死んだことからその死に疑いを持ち、優秀だがCal-Techに入学することをためらうオズワルドに協力を仰ぎ、調べ始める。やがて、彼らがロサンゼルス郡の執行官(Supervisor)選挙に関わっていることが判り、その背後にヘッジファンドで巨額の富を築いたビジネスマン・タトルが存在することを知ったドンらは、電子投票における不正を暴くため、残りの科学者たちを探す。彼らは、レイチェルが警告したために姿を消していた。タトルは各界に幅広く影響力を持ち、関わりを証明することは容易ではないと思われる。ドンらの先を越し、次々と科学者が殺される。一方、メーガンは司法省へ派遣される話が進んでいるという…以前、オンライン野球ゲームで出てきたオズワルド君再登場。なかなか良い味を出しているので、アミタよりもチャーリーの部下として面白いかも知れませんね。メーガンに持ち上がった異動の話は、Diane Farrの出産に併せてということでしょうね。ラリーも今のところ不在だし、彼女がお休みに入ると寂しくなるので新人を入れて活性化させる必要があるでしょうね。メインの話は、電子投票の欠点を突いてどうやって不正するかという話で面白かったです。ただ、そのために雇われた専門家たちがぞくぞくと暗殺されるというのはちょっと飛躍しすぎだったのかも知れません。大統領選だと規模が大きすぎて逆に不正しにくいというのは、言い訳っぽい?(笑)そして、今回チャーリーの使った手法を論文にして出したら、それを見た出版社から情報が漏れて、タトルが大陪審で裁かれることになり、正義を行ったというオチ。オズワルド君も、数学で悪を退治できるんだと大学に入ることになりました。黒幕のタトル役がWilliam Sadlerでした。いつものように良い人が出てきますね。
October 14, 2008
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1シーズン・ラストエピソード以来のロングバージョン(実質65分)、本国では90分スペシャルとして放送されました。マイアミらしい派手なアクションが盛りだくさんで、ストーリーの面ではかなり無理がありましたが、その分たっぷりHoratioを見ることができて、アクションたっぷりで満足です。ただまあ、ラストのビル爆破と海上警備隊はおまけというのか、そこまではやりすぎかも。(大汗)(注1 ちなみに、このビルはCSIマイアミが始まる頃には爆破の予定が判っていて、制作側はそれをなんとかドラマに使用したいと思っていたそうです。取って付けたようなこのシーンが最大のツッコミ所なのが判るような気がしますね。) その他、今年何度もフロリダを襲ったハリケーンの被害の映像(この記事を最初に書いた2004年11月現在)が挿入されていました。避難命令が10時間前に出て、脱出のためにみんなガソリンスタンドに並ぶというのは、マイアミならではのリアル感ですね。またラボの建物もハリケーン銀座ならでは、緊急避難用にシャッターが降りたり、専用の分厚いガラスを使うなど興味深いところでした。こういうのを見ると、マイアミはその特徴をよく生かしています。 なお、今回はハリケーンでなく、カナリア諸島付近で起こった巨大地震によるTUNAMIということでしたが、CGは映画並みの凄い迫力で、「ディープインパクト」もびっくり?ですね。(笑) そのほか、ハリケーンや津波で墓場の死体が流されてしまう、というのも、土葬のアメリカならではなのでしょう。洪水のたびに、死人がぷかぷか浮いていたら、ちょっとやだな~。良くも悪くもそういうシチュエーション・エピだったわけですね。(注2 このエピソードの本国放送1ヶ月後にスマトラ島沖地震が起こり、それからハリケーン・カタリーナの被害がありました。実際の被害を見ると、程度こそ違え、ドラマの描写がかなり現実的であることに気が付かされます。) 8時間後にマイアミを襲う巨大津波に備え、ごったがえすホームセンターの駐車場で刑務所から出所した男が殺害され、目撃者の女性も口封じのために殺された。これからマイアミで何か大きな犯罪が起こりそうだ。手がかりを追ってHoratioたちは銀行強盗の現場へ向かうが、折しも津波が襲う。一方、Ryanは避難が遅れた叔父Ronaldを訪ね、その帰りに津波に流された遺体を発見する… 銀行強盗の現場で犯人と銃撃戦になりましたが、Ericの銃の腕前の上手さには驚かされました。P90を構えたリディックと向き合うシーンもたくましい。 その他、やってくる津波から逃げるため、怪我をした支店長の妻を抱きかかえ避難するHoratioが、きゃ~だめですね、壊れます。ラストもその女性を見舞う予定だと言っていましたから、なんといつもまめなんだHoratio。 しかし、一番気になったのはHoratioに新しい女性が?え、え、え?いつの間にそんな関係になっていたの。 ネヴィンス検事はこの前のエピソードに出て来ましたが、いつHoratioとつき合うきっかけを?激しく動揺しています。(爆) 「今夜のディナーをキャンセルしなきゃならないの?」 「ムリだね。でも、1時間遅らせることはできる。被害者を見舞いに行かなくちゃならなくてね。」 「判った。じゃあ、私の家で。部屋の鍵を開けておくから。」 「ああ、後でな。」 という関係はもちろん…。Horatioのあのにやりは、ああ、妄想が爆走です。 ところで、肝心のYelinaですが、こちらもびっくり、Stetlerに暴力を振るわれているの?Stetlerはそんな奴だったのか!Yelinaの身に何かあったと察すると、Horatioの顔色がさっと変わりますね。「大丈夫だって?そう言う女性に今まで何度会ってきたことか。」 しかも、また、Ericが容疑者を撃ったことで内部調査のため、現場に現れたStetlerに脅しをかけるHoratio。"I'm goona say this to you once, if you ever touch her again, I'm gonna kill you."おお、愛するYelinaのためなら、そこまで言うか。あなた警官だろうに。(爆) Stetlerも負け惜しみなのか、「彼女が愛してるのはレイモンド。(自分じゃないのね)」"She loved your brother, not you. Do yourself a favor,man. Move on." と言います。あなたに言われなくても判っていますって。 とことん男運の悪いYelinaですが、それでもHoratioはYelinaを心から愛しているんだと、感じざるを得ません。(泣)でも、Yelinaの心は頑なですね。「大丈夫だから。」とHoratioを遠ざけます。 犯人たちはTunamiを利用し浮きを付けて金塊強奪を行うため、ハリケーン専門の女性教授を騙していました。信じられないという彼女に対して、「感じのいい男だったら、こんな悲劇の中でそれを利用しようとしないだろうに。」と言うHoratioは、付きそうYelinaにとっては当てつけのように聞こえますね。Yelinaも意地を張っているのかなあ。一応、この暴力の件に関してはYelinaもStetlerも事故で「ぶつけた。」と否定はしていますが。こんな時にデートしていて良いのか、Horatio。ああ、気になるなあ。 ところで、女性教授は最近BONES2シーズンに加入したTamara Taylor でしたね。 RyanはAlexxと地味に流れた遺体を墓場に戻す仕事をしていました。その中には不法に捨てられた遺体もあって犯人を突き止め、最後は埋葬に立ち会う2人の姿がマイアミらしくて良かったです。りり・かさんのブログモリーさんのブログ
December 28, 2006
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ラリーが帰ってきた!「24」のお仕事が終わったのですね。(笑)そして、今回のゲストもまた「The Wire」のエイヴォン(Wood Harris )ですよ。一体、このドラマはどれだけWireのメンバーが顔を見せるのでしょう。さすがにWood Harrisは主役級だけあって、良い役でしたね。マフィアに雇われていた殺し屋で死刑囚マーフィー・"ポニー"・フェニスが未解決事件5件の情報(死体の場所)を告白する替わりに、自分の娘と合わせてくれと要求する。(しかも、刑務所の外で)ドンらは、ポニーの真意を測りかね、脱獄を考えているのではないかと疑うが、チャーリーは「囚人のジレンマ」を利用して協力すると得だと知らせるように、とアドバイスする。1件目の情報で確かに遺体が発見されたが、2件目で下院議員の息子の遺体の替わりにギャングの遺体が出た。ポニーは証言に自信を持っているため、ポリグラフにかけたがやはり嘘はついていないという結果が出る。見つかった遺体は連邦検事補のブリックルにとってギャングのベレリを起訴するのに役立つが、依然ポニーが本当のことを言っているかどうか判らないので、チャーリーの大学にあるfMRIという機械でポニーを調べることにする。その結果、ベレリが子供を無慈悲に殺した事に罪悪感を持ったポニーが記憶をねじ曲げていたことが判り、本当の隠し場所も思い出す。ダンはポニーの望み通り娘に面会させてやる。ラリーは宇宙から戻ってきて、人生観に大きく影響を受けたという。チャーリーは親友の変化を温かく見守ることにする。連邦検事補のブリックルは「Six Feet Under」のビリーの人でした。神経質なところが全然無く、随分体格が良くなったような感じ。さすがですね。シンクレアとブリックルがオレンジ畑でギャングと撃ち合うシーンは、楽しかったですが時間つぶしみたいでした。(笑)ラリーでなくても宇宙へ行くと、何か啓示を受けたようになったり、宇宙の真理を見たように感じたりするでしょうね。ラリーはしばらく修道院に行って瞑想するのだそう。これまでは宇宙という外の世界に意識を向けていたけれど、これからは自分という内なる宇宙を探検してみたい、というすばらしいまとめでした。テンポも速すぎず、なかなか面白かったです。
November 4, 2008
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何だかなあ。リアリティショーのそっくりさんかと思ったら、本人じゃありませんか。一応番組名は架空ですが、それでもわざわざこれを使った意図が感じられないなあ。何が言いたかったのかという点でも、別にやらなくて良かったのではという感じです。(爆)4歳のジョナ・アレンが人気リアリティショー「アメリカン・ディーヴァ」に出演したヴォーカル・コーチのジャッキー・ウォーカーを見て、幼稚園でお医者さんごっこをさせられるので嫌だと言い、SVUに通報があった。ジョナの通っている幼稚園では幼児の音楽教育でジャッキーが教えており、ジョナはその生徒だった。ジャッキーはフリーランスのヴォーカル・コーチとしても著名で、今回は有力なショー参加者グレースを指導していた。オリビアがジョナに注意深く聞くと、ジャッキーはトイレの中まで着いてくると言う。年の離れた姉のブルックは、2週間前にジョナがジャッキーに触られたと聞いていたと認める。ブルックはジョナが作り話をすることが多いので、信じなかったというが、ジョナはジャッキーが「魔法の卵」で股間をくすぐるという。アマンダはジョナの言葉を信じ結論を急ぐオリビアに懸念を示す。アマンダとフィンがジャッキーの立ち会いの下、幼稚園の音楽室を調べると、楽器を入れた箱の仲から紫色のバイブレーターが見つかった。現場は誰もが自由に出入りできる場所で、ジャッキーは事件との関わりを否定する。バーバは4歳の子供には証言能力がないと言い、他にも被害を訴える子供がいるかどうか調べるようにいう。すると、ジャッキーの授業に出たくないというクーパー・バーンズがジョナと同じような被害を訴えている事が判る。クーパーの母親は幼稚園から下着なしで帰ってきた事もあったと言い、クーパーが幼稚園のトイレを描写する内容も似通っていた。ただ、勘違いしたのか「バスタブ」があったという。鑑識で調べていた証拠品の「卵」からジョナの唾液が検出され、2人目のDNAも見つかった。しかし、それはジャッキーとは一致しないという。SVUは起訴する証拠が揃ったと見るが、ジャッキーは突きつけられた証拠に、無実だと主張する。セレブな幼稚園で教える有名人の逮捕に、マスコミは大騒ぎとなった。オリビアはアマンダから捜査が強引だと指摘され、久しぶりにセラピーに行く。セラピストはオリビアが両親について話をしていないことを指摘する。ジャッキーの起訴以降、幼稚園の生徒らから、続々と同じ容疑が報告される。ジャッキーはゲイだが、女子から報告もあった。しかし、同じ4歳ばかりで、SVUはジョナの姉ブルックが最近までジャッキーに音楽の指導を受けていた事から話を聞く。ブルックは急に歌に興味がなくなったのでジャッキーの指導を辞めたという。ジョナの話を信じてやらなかったことを後悔している様子だったのでその点さらに聞くと、幼い頃にジャッキーに触られたという。そのことをクーパーの姉レイチェルに話したというので、クーパーの家に行くとアマンダは微妙に食い違っていたトイレの描写が、自宅のバスルームの事だった事に気付く。クーパーにジャッキーが自宅に来ることがあるかと尋ねると、来た事はないと言い、やがて姉たちに作り話を言わされていた事が判明する。実はジャッキーが才能がないとして、ブルックとレイチェルが番組オーディションを受けるためのレッスンを辞めさせたため、逆恨みしてジャッキーを陥れようとしたのだった。SVUはジャッキーに対する起訴を取り下げ、謝罪する。ジャッキーは謝罪を受けたところで、失った名声と信頼は戻らないと怒りを露わにする。両親の離婚で母親の影響を受けたブルックの関与が大きく、アマンダはそもそも起訴はやらなくてよかったと言う。4歳の訴える「被害」をどう捕らえるか、客観的証拠がなければ犯罪そのものが成立しないのか、などというLaw & Orderらしい追及はなく、とにかく、オリビアがまだ本調子ではないという事が言いたかったみたいですね。冒頭に引っ越し披露パーティをしようと、明るい話題がありましたが、オリビアは被害者の訴えを丸ごと受け取って、前のめりになってしまうというところが、まだ完全に元に戻っていないという事を示しているようです。オリビアの心が癒えるのに、まだ長い時間がかかるという事なのでしょうね。セラピーで両親の話が出ていないという事は、オリビアもまだ心を開いて話をしていないということになりますよね。どうせなら、もうちょっと事件とシンクロするようなセラピーの会話があると良いのに。これまで知られていないオリビアの子供の頃の話とか、家族のその後などが扱われると良いですね。事件については、ティーンズの考える事は空恐ろしい、嘘つきの母親は娘にとって悪いお手本、みんなアメアイ大好き、という事でしょうか。(笑)普通、いきなりジャッキーを疑うのではなく、園長先生に評判を聞くとか、泳がせて監視を続けるとかしますよね。これではずさんな捜査だとして、ジャッキー氏に訴えられそうです。4歳で一対一の音楽の「授業」というのも驚きました。日本なら遊びを取り入れたグループレッスンですよね。幼稚園でおもらしをして、パンツお持ち帰り、なんてざらにあるのに、向こうはそういう身の回りのチェックはしないのでしょうか。
June 9, 2014
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#19 Dead Man TalkingNCIS捜査官のパッチが、ビルのエレベーターの中で惨殺されているのが発見された。ギブスは先日来、パッチに相談したいことがあると言われて後回しにしてきたことを後悔する。トニーとケイトがパッチの自宅を捜索中にマクギーから電話がかかってきて、パッチが3年前に交通事故死したヴォス少佐の事件を調べていることがわかる。ヴォスはクレジットカードを使った横領で、多額の金を奪った疑いをかけられていたが、証拠が見つからなかった。その後、交通事故で黒焦げの死体となり、検視も問題なく行われていたという。ダッキーはパッチの体内からメモリーカードを見つける。パッチは何者かに追われて、首を撃たれたあとカードを飲み込んだようだ。そのメモリーカードには、パッチが監視していた女性の映像があり、マクギーが住所を割り出したため、NICSは女性を引き続き監視することにする。しかし、トニーは女性に関心を持ち、思わず直接話しかけてしまう。女性はヴォスと繋がりがあり、ギブスはヴォスの検視結果を再調査することにする…ヴォス少佐の生前の画像を出さないのは、ちょっとずるいですよね。元々、トランスジェンダーの願望があったのかもきちんと説明しないと、かつてCSIでもありましたが、犯罪者とトランスジェンダーを結びつけすぎるという批判が出たかも知れません。トニーも男とキスした?とからかわれるのはかわいそう。パッチは申し訳程度に仲間として紹介されていたので、シーズン1にしてパッチへの思い入れはほとんどありません。それよりも、このエピソードで一番印象的だったのは、アマンダが住んでいる街がパラマウントのオープンセットだというのがはっきり解ったことで、そっちで盛り上がってしまいました。この正面のビルの特徴的な外観は、これまでいろいろなドラマで映っていて、それを探すのは私の密かな楽しみとなっています。#20 Missing爆発物処理担当の、アトラス一等軍曹が週明けに出勤せず連絡がとれなくなったため、NCISが捜査を始める。週末はカントリーバーで赤毛の女性と酒を飲んでいたことがわかったため、聞き込みを続ける。NCISは2人が不倫関係にあったのではないかと考える。ギブスはバーの裏口付近でアトラスのライターを見つけ、アトラスが話をしていた女性はポスト紙の記者だと分かる。女性はアトラスからとくダネを聞き出そうとしていたという。アトラスは仲間の兵士たちが次々と殺され、次は自分かもしれないと訴えた。NCISは、アトラスが上官のサッコ少佐と過去にトラブルになっていたことに注目する。サッコ少佐とアトラスらの爆弾処理班はフィリピンの基地で任務に就いていたことがあり、サッコとアトラスは女性に関して揉めていたという。アビーが調べたところ、サッコの部下4名がいずれも姿を消し、脱走兵扱いになっていたことがわかる。ただ、一人だけ下水道の一角に鎖で繋がれ、死亡しているのが見つかっていた。NICSはサッコが誘拐監禁の犯人ではないかと見て、トニーが尾行を始めるが…吹き替えを見ていていつも思うのは、重鎮の声優さんとか有名な方が吹き替えているキャラクターはたいてい犯人です。今回もネームバリューのない俳優さんを本田貴子さんが当てられているので、察しが付きました。ちなみに、上官の役者さん見覚えがあるなあと思ったら、ニューオーリンズのアイズラー役の人でした。前回、恋に落ちかけたトニーがこのエピソードでも女性に接近し、ギブスのイライラがMAXですね。いくら有能なリーダーでも、今じゃあの物言いはパワハラと認定されるだろうなあ。それでも、トニーは大活躍で熱意が報われましたね。そこはギブスも認めているところです。素直じゃないですが。#21 Split Decisionクワンティコの海兵隊基地で、武器係として働くグリム二等兵曹が腹に大きな穴が空いた状態で死亡しているのが見つかる。近くの様子から、被害者はロケットランチャー(SMAW)の弾頭を撃ち込まれたと断定される。グリムは武器庫の目録の管理や不要になった武器などを処分場に運ぶ任務に就いており、ボクシングの選手でもあった。ケイトはボクシングジムのマクレイン伍長の様子に注目する。グリムの自宅のPCが初期化されているためアビーが再現すると、グリムは自宅に数々の武器を持ち帰っていたことがわかる。通話記録から質屋と頻繁に連絡を取っていたため、トニーが潜入捜査で前の店主の娘に会うことになった。しかし、娘と名乗っていたのはATFの潜入捜査官で、ギブスはATFと合同捜査でグリムの武器売買の現場に潜入することにするが…最後のあっと驚く展開にも、さすがにギブスが死ぬはずがないと思うので、自ずと本当のターゲットがわかります。今回は、ギブス本人が潜入するため、ケイトにラファエル軍曹の尋問が任され、全体の捜査の指揮も任されました。たった1シーズンですが、ケイトはギブスの仕事ぶりを見習い、努力して見事にギブスの代理を勤めましたね。新米のマクギーは専門分野については優秀だが、捜査官としてはまだまだこれから。こういうところが見られるのも楽しいですし、何と言ってもジェラルドの後任としてパーマーくんが初登場で、徐々に大人気シリーズの骨格が作られていく感じです。
August 27, 2020
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タイトルを見て気が付きました。次が記念すべき200話か。だからか、以前の顔ぶれが続々と出てくるのかなと思いました。パナベイカーが再選ための演説集会を野外で行っている時、何者かに発砲され、護衛のアイヴスが撃たれた。セキュリティをくぐり抜けてどうやって犯行に及んだのか疑問だが、襲撃の直前に2人の護衛アイヴスとウィルの銃と無線機がなくなっていた。レッドは聴衆に紛れ込んだスリの集団「フォー・ガンズ」が盗んで、それを真犯人に渡したという。まずはスリ集団を追えというので、クーパーが捜査を始める。クーパーは「友人」であるパナベイカーのために、自分が護衛につくと申し出る。昨年殺人容疑などでやばかった時にパナベイカーに助けられた借りを返すつもりだという。パナベイカーはそれはレッドが脅したからだと答える。レッドは古書屋で貴重な本と交換で、ヴィクトリア朝時代に装丁された本を求める。装飾をヒ素で装丁されており、カバーを外すと人体に害が及ぶ本だ。レッドはカバーを外したその本を刑務所のロバート・ヴェスコに送る。演説会場の周辺を捜索した結果、ゴミ箱から盗まれた護衛から盗まれた銃と無線機が見つかった。「フォー・ガンズ」は慎重に指紋などの証拠を拭き取っており、辛うじて親指の半分だけを検出できた。しかしそれでは容疑者を絞ることはできない。レッドは以前リズに埋め込まれた発信機を分析させたハービーを呼び、指紋からDNAを検出させる。指紋の主は犯罪者クェンティン・ドッドのものとわかる。居場所はわからないが、ドッドは高級腕時計に目がなくDCで一仕事を終えた後、高級腕時計のオークション会場などに出没する可能性がある。レスラーが偽の時計を身につけ張っていると、まんまとドッドが現れ腕時計を盗もうとしたため逮捕する。しかし、ドッドは法律などに詳しく、パナベイカー襲撃のためにスリ集団を雇った人物の名前を吐かない。やむなくレッドに任せ、ブリムリーに商売道具の腕を切り落とさせると言って脅す。ドッドはスリの仕事をしている時に、その様子を撮影していた男に脅されて彼のイカれた計画に協力させられることになったという。男のオフィスに踏み込むと、国旗が逆さまに飾られており、壁には前大統領との写真などが飾られていた。どうやら変装の達人らしく、その写真を集めて本来の顔を特定することにする。男は元シークレットサービスで23年勤め上げたルーカス・ロスで、定年を1年残して辞めていた。シーヤはロスが書いた文章を見てシリアルキラーの字に見えるという。レッドはフォー・ガンズのメンバーを集め、仕事を依頼する。パナベイカーは対立候補と討論会に出席すると譲らないので、レスラーが同行することになった。その会場にロスが変装して侵入し、非常ベルを鳴らした。パナベイカーは護衛のウィルと共に脱出口へ向かうというが、レスラーは同行を断られる。会場は古い劇場でロックダウンとなり、レスラーはロスが元シークレットサービスであることから、脱出の手順を知っていると気づく。FBIが会場を捜索するが、その間にパナベイカーとウィルがロスに捕らえられた。ロスは3Dプリンターで作った銃を持ち込んでおり、パナベイカーとウィルを小部屋に閉じ込める。シーヤはロスの文章の中に、パナベイカーの名前は出てこない代わりに、ウィル・ストリックランドの名前が何度も出てくると報告する。ロスの標的はウィルだったのか。すきを見てパナベイカーが隠し持った銃をロスに向けると、ロスはこれを聞いてほしいと携帯を出す。それは対立候補が収賄容疑で令状が出るという話題をパナベイカーがウィルにしたもので、ウィルが密かに録音していた。ロスは上司であるパナベイカーを裏切り、この情報を流すことで対立候補が証拠隠滅などの時間を稼ぐ事を目論んだわけだった。ロスは銃をウィルに向けたままで、パナベイカーはロスを撃つ。FBIが踏み込むと、パナベイカーはロスとウィルを逮捕するようにいう。ヴェスコはレッドの本で体調を崩し、病棟房にいた。そこにフォー・ガンズの面々が侵入し、ヴェスコを脱獄させる。ロスはシークレットサービスの心得として、何があっても警備対象を守らなければならないという。感情は切り離して、身を挺して対象を守る。ウィルはそういう意味でこの仕事を汚した。しかし、パナベイカーは議員として不適格だ。ロスはウィルのことで上司にも報告しようとしたが、もみ消され自分は闇に葬られたという。スキャンダルや秘密の漏洩は国家を危険にさらすから葬られるのだ。だから公然とパナベイカーの護衛を撃ち、真実が明らかになるように仕組んだ。それしかシークレットサービスの信念を取り戻す方法はない。パナベイカーは窮地に陥ったと思われたが、護衛が逮捕され対立候補も事件に関わったとして情報が暴露されることになる。ついでに暗殺未遂までとなると、相手はこれで終わりだ。巷ではパナベイカーが「拳銃シンシア」として話題になっている。これで再選も間違いない。ヴェスコはレッドに自分は客なのか、囚人なのかという。もちろん客だというレッドはヴェスコに「宝島」の本をプレゼントする。フォー・ガンズは次に仕事を頼む時のために、追跡装置入の腕時計をドッドに盗ませてある。レッドがNYを拠点にするのは、そもそも撮影をNYでしているから経費削減のためかなと思ったりしますが、レッドのうんちくを披露するネタが増えるという風にも見えますね。今回のニューヨーク市公衆浴場の話もほー!というトリビアでした。こんな記事もありました。とりあえず、レッドの住処はそこらしい。クーパーのチームはDCにいて、自分たちでどうにもならない捜査は簡単にレッドに回す。存在していないチームなので捜査も何をしても良いというわけです。とはいえ、距離は飛行機で1時間半くらいですから、クーパーが気安く呼び出すなというのもわかります。ブリムリーとかハービーとか、あれはレッドがDCに出張してきているのでしょうか。イケメンのドッドは「スニーキー・ピート」のジュリアの旦那ですね。チーム「ガンズ(イェディッシュ語で泥棒)」の仕事ぶりは漫画チックでいかにもレッドの雰囲気に合いそうです。ヴェスコを脱獄させたのは、ウージンと戦うためというよりは、一人の道行が寂しいからという感じかな。この人と組むと楽しい事が多いですから、期待ですね。それでもいくら一人とはいえ、プライベートジェットを利用するのに馴染みのスタッフがいるでしょうけどね。脱獄させるのにわざわざ「オリバー・ツイスト」を持ち出して、あれは少年にスリを教え込む話じゃないか、などとニヤリとさせますね。ちなみに、本とヒ素というと「薔薇の名前」を思い出します。パナベイカーの選挙でポロッと喋った事が相手側にプラスになるかと思いきや、妙に志の高い元シークレットサービスの男に救われた。悪運が強い女ですが、自ら銃で決着を着けたところなど、さすがレッドとやりあっているだけのことはあります。ただし、彼女は議員にふさわしくないとはどの観点からなのでしょうね。具体的に語ってほしかったです。
August 10, 2023
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2話続きのシーズンフィナーレをサム目当てに見ていたので、ちょっと肩透かしを喰らいました。(笑)タイトルはもう、モーツァルトやヴェルディの「レクイエム」でもおなじみのアレですよ「怒りの日」。最後の審判を前に、全ての人は恐れおののくわけです。過去のエピソードは全く覚えていなくて、ストーリーはともかく、全体的な感想などぼやっと書き残すことにします。簡単なあらすじテナントのCIA時代の任務で情報提供者エイドリアン・クリールとのトラブルが今になって現れた。MI6のエージェントに会いに行くと殺されており、現場にはテナントの過去の偽名のパスポートがあった。監査特別捜査官のスイフトという男がホノルル支局に現れ、テナントは説明を求められる。テナントはすきを見て、ケイトを伴いヴェネズエラのカラカスに向かう。そこでテナントは旧知のチャーリー1に救われるが、チャーリー1は死んだはずのクリールに殺され、テナントはクリールに拉致された。クリールはテナントのメンターで当時のCIA上司マギー・ショウに復讐しようとしており、テナントを拷問してマギーの居場所を聞き出そうとする。マギーはクリールが誤った情報を提供してアメリカの工作員に多くの犠牲が出たことで、クリールを無き者にしようとした。テナントはクリールは金が目当てだと考え、現在国を裏切って刑務所に入っているマギーの居場所について、曖昧な情報を与える。一方、テナントの行方を追って、ケイトはアーニーら手がかりからテナントの乗った車を追跡する。ケイトとテナントの危機を救ったのは、LA支局のサム・ハンナで、テナントのオフィスに陣取るスイフトが送り込んだものだった。ハワイに戻ったテナントはスイフトの監視の元、マギーを囮に使ってクリールを逮捕するべく動く…LL Cool Jはクレジットされていませんでしたね。完全なサプライズ登場で、撮影はハワイにも行っていないのでしょう。モロッコからハワイは相当な距離だと思いますが、どうやら出演はこれだけではなさそう。スイフトのいう増員は多分サムのことなのでしょうね。なので、今後サムがハワイのエピソードに登場すれば取り上げることにします。その際にヘティの情報などが出るかもしれません。ちなみに、カレンは出ないのでしょうね。ヘティ探しの方が大事なのかもしれません。スイフト役のヘンリー・イアン・キュージック、しかもハワイというと「LOST」のデズモンドですね。非常に怪しい存在ですが、今回もいかにもなキャラクターでした。一体どこの誰と話をしているのか、今後テナントとそのチームは何をさせられるのか。マギーはきっとテナントを裏切るだろうなと思いながら見ていましたが、想定通りだったのかな。テナントの事を娘のように愛している、というのは事実なのでしょうが、どこかで見たような設定ですね。姿を消したことで、今後また登場することもあるのでしょう。ところで、今シーズンの途中、ルーシーの出番が少ないなと思っていたら、「The Chosen」というドラマに出ていたのですね。イエス・キリストの物語のようです。そちらの出番はもう終わったのかな、とにかくそのおかげでケイトの出番が増えて、存在感が増したような印象でした。FBIなのでよそ者ですが、単なるルーシーの恋人以上のキャラクターになったな思いました。NCIS:LAのディークスみたいな感じかな。このシリーズはキャラクターのバックストーリーがしっかりしていて、だんだん良くなっていく感じがします。テナントもブレないしね。本国では2月からシーズン3が始まるので、そう遠くない頃に日本でも見られる事を期待しております。
January 16, 2024
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これはなかなかの力作ですね。良くできていました。セラピーを受ける正味1時間の間にチームは少年の誘拐事件を解決し、ドン自身は自分と向き合う。しかも、それぞれのメンバーの活躍するタイミングとセラピーがシンクロしている。多分に「24」的なエピソードでした。11歳の少年ジョーが郵便配達中に誘拐される。ジョンの父親チェ・ロボはメキシコ系のギャング出身で、レコード会社のオーナーであり、息子には護衛を付けていたが、襲撃を受け1名死亡した。まもなく320万ドルを1時間以内に指定した場所に届けるように護衛の携帯電話に連絡が入る。ドンに連絡がつかないため、メーガンが指揮を執り、護衛が誘拐に荷担したと考え、身元を洗う。チャーリーとアミタは相手の携帯電話の発信場所を突きとめる。シンクレアが急行するが、直前で取り逃がす。命を取り留めたもう一人の護衛によると、2人組からチェ・ロボの会社の会計資料を盗むように求められていたという。チェ・ロボは誘拐犯が、以前組んで強盗をしたドゥーケであることを認めるが、ドゥーケは巧みにFBIの監視を振り切り、金を運ぶグレンジャーを移動させる。チャーリーは最終的な金の私場所を探り、出発点のホールであると予測する。先回りしたシンクレアはグレンジャーを掩護し、金を受け渡す直前でドゥーケを逮捕する。ドンは、カウンセラーのブラッドフォードと話すうちに、自分がいつまでもボスであることに固執し、部下たちを信用していないことを認める。そしてそろそろ自分が育てたチームの成果を楽しむべきでは?とアドバイスされる。肝心の第1話、2話を見ていないのでそこでどれくらいドンがダメージを受けたのかわからないですが、今シーズンずっとドンは難しい顔をしていました。自分にはないもの(分析能力)をもっているメーガン、頼れるがやりすぎないかが心配なシンクレア、まだ完全に掌握し切れていないグレンジャー、そして誰よりも弟のチャーリーに対してコンプレックスを感じながらも頼らなければならない矛盾。一人で全部抱え込む性格のために、「しんどい」人生を歩んできたドンとしては、そろそろ肩の荷を降ろし他人の力を借りてはどうか?という話でした。そういえば、グレンジャーが兵隊時代の友人の頼みを聞いてドンが切れた話もありましたよね。メーガン役のDiane Farrはこのころおめでただったのでしょうか。全身写るシーンはほとんどなく、座っているか手前にPCがあるショットが多かったです。コルビーはとにかく走って走って、ご苦労様でした。(笑)
October 11, 2008
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なんと、まあ!先週のアレは、やはり伏線だったのですね。一体何があったのでしょうか。タロ兄弟の片方は、CSIマイアミでは名物悪役を演じていたGonzalo Menendezですね。チームのカラオケ大会に顔を出さなかったドム(ドミニク・ヴェイル特別捜査官)が出勤せず、チーム宛てに緊急救助の連絡が来た。車が帰宅途中で抜け道に乗り捨てられているのが見つかり、車内にはおびただしい血痕と内部から銃を発射した痕跡が残っていた。ドムは新人でまだ敵と呼べる者はいないため、カレンらは誘拐される理由がわからないという。目撃者もなく、かろうじて、車に装備された内蔵カメラの記録を分析を急がせる。ドムは自宅で駐車場の監視カメラをチェックしていた。そこには、ドムの車の上に新たに監視カメラを設置する不審な男の姿が映っていた。カレンは、これはNCISへのメッセージではないかという。やがて、ドムの携帯電話から短い通話があり、ヴァレンシアの売り家にいることが判る。カレンらが現地に急行すると、そこにはドムではない男が死んでいた。怪我をしており、専門知識のある者が手当をした痕跡があった。ドムの携帯電話が落ちていて、ドムを誘拐した犯人の1人が撃たれたのではないかと思われる。死んでいたのは、コロンビア国籍のフレデリコ・ゴメスで、海外で誘拐ビジネスに手を染め、指名手配中だという。ドムの車のハードディスクから音声だけ再生できたが、そこで南アメリカで誘拐事件に関わっているラファエル・タロ、ホセ・タロ兄弟の名前が挙がる。2人はクラウディアという妹がおり、ヴァレンシアの近くの病院の看護師をしている。現場に落ちていた点滴の袋はその病院から持ち出されたものであることから、カレンとサムはクラウディアの身柄を確保して取り調べを行う。クラウディアはこれが最後だと思って兄たちを手伝ったと言い、軽傷のドムとゴメスの手当をしたことを認める。カレンは身内を裏切れないというクラウディアを説得し、タロ兄弟に人質として取った妹とドムを交換するよう、取引を申し入れる。ラファエルが場所を指定してきたため、衛星を使って赤外線カメラで監視しながら、ケンジーをクラウディアの身代わりにして向かう。タロ兄弟と撃ち合いになり、サムとカレンは2人を倒す。ラファエルは死に際に、何者かに金で依頼され、ドムを誘拐したことを認める。ドムの居場所を聞き現地に向かったチームだが、車の中にドムの姿はなかった。カレンはドムの失踪届を書く。うーん、新人ドム君は微妙な立ち位置だったので、いずれレギュラーから降ろされるのではないかと思っていましたが、まさか、こういう形でいなくなるとは。一体、彼はどこに行ってしまったのでしょうか。一体誰が誘拐を指示し、何の目的で誘拐したのか。ドム君は、MIT卒業で、鑑識仲間とパソコンを作るなど、捜査官としてはオタクタイプ、まあ、本家で言うとマクギーのような人だったのですね。「彼の事は知らないことが多い」という台詞があったり、新人なので敵を作るまでの仕事をまだしていないなど、同じレギュラーなのにちょっと可哀想だったかなと思いました。この先、どういう形で復活してくれるのか。そうでなければ、ただ降ろすだけでは気の毒ですよね。へティが監視衛星の使用を本部に依頼するなど、一丸となって作戦を実施していたのは良かったのですが、カレン以外は「あの時、誘ってあげればよかった」とか「もっと指導していればよかった」など、急に言い出したのは、いかにもドムに関して後付けな印象がしました。ところで、大いに盛り上がったカラオケ大会では、各人は以下のような曲を歌いました。カレン To All the Girls I Loved Beforeサム My Funny Valentineネイト Everybody (Backstreets Back)へティ Wanted Dead or Alive で、優勝したのはカレンでした。何でもやる奴ですね。(爆)
March 11, 2011
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シーズンフィナーレ。でも、すぐにシーズン16が始まります。ついに、ついに、本国放送に追いつきましたね。本放送から1ヶ月遅れくらいとは、すごい。まあ、「Homeland」や「Walking Dead」や「Person of Interest」も最速放送とか言っているし、今時、それくらいやらないとダメなのかも。いろいろあった今シーズンを無理矢理終わらせたような感じでしたが、ゲストに免じて許してやろう。と言っても、マリスカのダンナではありません。(笑)ウィルクスに対する暴行で逮捕されたニックに対し、マーフィーは余計な事を言わずに口を閉ざしていろと命じる。SVUとしては、ウィルクスから先に手を出したので、正当防衛だと主張したいが、目撃者がいるためかなり厳しい。ニックを救おうと浮き足出すSVUに、マーフィーは本来のレイプ事件の捜査に専念するように言う。IABは場合によっては殺人未遂でより重い罪を問われるかも知れないという。50万ドルの保釈金を設定され、ニックは拘留されることになった。ドイツ人の旅行者がホテルに女性を呼び、途中で押し入ってきた男に銃で脅され、金品を強盗された上、レイプされたという。女は男の共犯と思われ、SVUはネットを通じて売春婦のリゼットに接触し、マーフィーが客を装って現行犯で逮捕することにする。男はティノと呼ばれ、リゼットこと、エリーには弁護士を雇わなかった。公選弁護士としてランガンがエリーの担当を引き受ける事になった。エリーは16歳から売春をさせられてきたと言い、ティノの命令で動いているので、強盗レイプの罪に問うよりは、更正施設に入ってこの世界と縁を切るべきだという。被害者が面通しでティノを指摘できなかったため、マーフィーはエリーに証言させろという。ティノを恐れ、かばう発言を繰り返すエリーはドラッグ依存で、オリビアは何とか証言させようと説得を続ける。しかし、ティノを裏切れないというので、マーフィーは2人を強盗未遂で起訴するという。そこに、オリビアが小児ポルノ制作者夫婦のところで発見した、身元不明の幼児が、エリーの息子であることが判明した。マーフィーは子供を利用して、エリーに証言させろという。アマンダは裁判を渋るニックに、マンチを呼んだという。マンチはマリアについてLAに行くべきだったというニックに、もう結婚生活は終わっている事を受け入れるべきだという。そして、市警やIABの思惑とは関係なく、刑事として被害者を思いウィルクスに向かい、我を失ってしまったニックに、お前らしいという。マンチはニックの保釈金を立て替えてやる。エリーは息子のノアに会えると聞き、ティノの母親が営む違法な託児所の事を話す。ノアはティノ母親の元から、ポルノ制作者へと売られていたのをエリーは知らなかった。エリーの証言で、ティノの母親の家に手入れが入り、売春を強要されていた未成年の少女や、赤ん坊などが保護された。そこには禁止薬物や銃もあった。SVUはティノを逮捕し、ティノは足首にGPS装置を付ける条件で保釈された。エリーは約束通りノアと再会する。保釈されたニックのために、アマンダはウィルクスの妻に対し、夫が良からぬ計画を立てていて、その報酬に少年のポルノを欲しがっていると話す。もし、違法な写真をウィルクスがダウンロードすれば、ウィルクスは逮捕される。アマンダの脅しに乗り、ウィルクス夫妻は自分が先にニックに手を出したと、IABに申し出る。ニックへの起訴は取り下げられる事になるだろうが、元の職場に戻れるかどうか、また他の罪に問われるかどうかは判らない。弁護士は怒りをコントロールする訓練を受けるように言う。マーフィーはコネを使ってニックを助けるつもりはないとオリビアに言う。大陪審の証言を前にしていたエリーが更正施設を抜け出したいう知らせが入る。ティノのGPS位置情報からエリーを探すが、エリーは焼死体で見つかる。目撃者によると、男たちが入れ替わり立ち替わりエリーに暴行を加え、火を付けたという。しかし、それを命じたのはティノではなく、もっと大物がいると、売春婦たちは恐れる。エリーが脱出した経緯は不明だが、薬物やアルコールを窃取しており、集団レイプされた事が判る。ティノは終身刑になるかも知れないのに、自分が命じたと、黒幕をかばう発言をする。マーフィーは、この件についてはオリビアが指揮を執るように言い、自分はまた潜入捜査に入るという。ランガンは孤児となったノアの代理人として、家庭裁判所に出廷する。傍聴していたオリビアに、判事はノアの里親にならないかと声をかける。1年間育てた後、正式に養子にすることができるという。マンチ、ここぞとばかりに出てきてニックを救いましたね。給料もあまり使うことなく、年金も2つ。ボルティモアとNYか?別れた妻たちから金をせびられることは無かったのかな。マーフィーの後釜にマンチに座って欲しいですが、もう本当に引退してしまったのですね。また、いつかひょいと顔を見せて欲しいなあ。それにしても「キャシディとは上手く行っているか」くらい聞いても良いのに。キャシディはもう存在しないかのような、アマンダからランガンとの関係を疑われてしまって、一体どうなった。まあ一応、ミスター・ハージティに顔を立てているでしょうけどね。新シーズンでは、オリビアは一人で赤ん坊を育てながら、指揮官代理を勤め、困った部下たちの面倒をみて、売春組織の黒幕と対決することになるんですね。大変だなあ。アマンダの行動には驚かされました。そもそも、その方法でウィルクスを捕まえていれば良かったのに。マーフィーはこれでもう出てこないのでしょうけど、チームプレイよりは個人プレイのタイプでしたね。次こそ、ふさわしい警部に出てきて欲しいです。ニックも早く落ち着くと良いですね。
October 6, 2014
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今週はニックはお休みですね。何でだろう、ニック主体のエピソードの撮影のせい?プレイボーイの元プロバスケット・スターにまつわるレイプ疑惑というストーリーに、後のエピソードの伏線とか、もう少し厚みがあれば良かったかなと思いました。Twistの部分は容易に想像できましたし。元プロバスケットプレイヤーのシャキール・「シャーク」・ウィルキンスが、アパレル産業のオリオンベイ社と契約を発表した会見後、エレベーターの中で社員のカーラ・カノンが、シャキールに殴りかかった。カーラは急に興奮し、シャキールにレイプされたと叫んでマスコミは大騒ぎになる。SVUがカーラに話を聞くが、カーラはメモリアル・デーにシャキールをホテルまで送っていき、バーで一杯飲んだあと、意識を失い、彼のベッドで裸で寝ているのに気付いたという。しかしその時には医者や警察にはいかなかった。社長のバウアーに首にされるのを恐れたというが、一応バウアーには告げ、口止め料の目的で5000ドルを受け取ったという。バウアーはカーラの話があいまいで、記憶がないのレイプは信じていないという。バウアーは家族同様というシャキールを擁護する発言を繰り返す。一方シャキールは、カーラを暴行で訴えるつもりはなく、レイプを否定する。現在は息子の親権を争って、妻と離婚裁判中だという。SVUは3ヶ月も経って訴えたカーラの意図を疑う。アマンダのアトランタの元上司から連絡が入り、アトランタでもシャキールにレイプされた女性がいると判る。メイシー・リンは半年前にシャキールにレイプされたと言い、その手口はカーラと同じだった。彼女もバウアーに話して5000ドル受け取ったという。再度問われて、バウアーはシャキールグッズ店舗の販売員、ティアナからも訴えがあったことを認める。ティアナは他の2人と違って証拠の下着も持っているという。SVUはシャキールにDNAの提出を求めるが、シャキールはあっさりティアナとの関係を認め、彼女の方から求められて1度寝たが、レイプではないという。離婚裁判に影響があるので黙っていたが、結局、カーラともメイシー・リンとも寝たと認める。バーバはDNA検査をせずに、3人の女性へのレイプ容疑でシャキールを起訴することにする。バウアーには証人買収の容疑があるが、被害者からの訴えを聞いているので証言してもらう事にする。バウアーの娘で副社長であり、弁護士のコーディリアはシャキールとの契約打ち切りもやむなし、と父親を説得する。カーラは始め、裁判での証言を渋っていたが、自らシャキールを呼び出して、証言を取り下げるように買収をちらつかせるシャキールの発言を録音してバーバに渡す。シャキール側は取引を要求したが、SVUはシャキールを逮捕する。シャキール逮捕でついにオリオンベイ社は、契約違反でシャキールとの契約を打ち切ると発表した。裁判が始まり、バウアーはカーラの動揺した態度を見てやっと信じたと証言する。カーラとメイシー・リンも証言するが、ティアナはバーバに、自分は2人のもらった額のボーナスはもらっていないと言い出す。しかも、バウアーから偽証するために金を受け取ったという。被告側は裁判の審理棄却を訴え、判事は48時間の猶予で証言を調べ直すように命じる。カーラもメイシー・リンも証言を変えないと言い、ティアナは嘘を付いてるという。シャキールはバウアーに恨まれる理由がわからないという。バウアーはティアナに800ドルを渡した上で、副店長に抜擢したと認める。ただし、偽証しろと命じた事はないという。SVUの追及にコーディリアが割って入り、SVUはバウアーの娘に対する高圧的な態度に疑問を持つ。思い悩んだコーディリアは父に立ち向かい、もう父親の弁護はできないと告げる。バウアーはシャキールが女癖が悪く、娘には近づいて欲しくなかったが、娘を妊娠させたのを知って、契約を切ることにしたという。コーディリアはシャキールが会社に貢献してくれて、やり直す姿勢を見せていたと反論する。バウアーは黒人プレイヤーやティアナらに偏見を持っていた。この会話の録音がSVUに持ち込まれ、バーバも被告側も裁判の即時棄却同意し、シャキールは自由の身となった。シャキールはコーディリアに生まれてくる子供のためにやり直したいと申し入れるが、コーディリアはティアナの出現で、赤ん坊を中絶したと答える。イケメン、長身のシャキール役、Henry Simmonsは「Shark」のレギュラーだったので、「シャーク」だったのでしょうか。(笑)ちなみに、今彼は「エージェント・オブ・シールド」に出ています。一見ソフトなシャキールが、結局は女にどうしようもなくだらしなくて、まあ、スーパースターの常でしょうが、それが一途な娘に手を出して妊娠させたのが、バウアー社長としては許せなかった。だから、ティアナに偽証をさせて、シャキールを完全に潰す事にした。カーラやメイシー・リンについては、数あるトラブルの一つということかな。睡眠薬を使ったというのは、事実だとすると合意上の行為とは言えなくなりますが、それは追及しなくてよいのか。オリビアは本当の被害者を追い込むことになるので、カーラやメイシー・リンを偽証で追及することはやめようと言っていましたよね。事実はあまりはっきりしませんでしたが、いずれにせよ、シャキールは最低の男だというのは判ります。コーディリアに心を入れ替えて、今更やり直すと言っても、それこそ金目当てに見えてしまいますよね。バウアー社長は商売だからこそ、「彼らは家族の一員」などと言っていたのであり、ずっと有名選手の尻ぬぐいをしていたわけで、本音は「あいつらはアニマル」だったのですね。父親はリアルな感じがしました。娘はナイーブ過ぎます。アマンダの元上司て、彼女と不倫していたんだっけ?ギャンブルに、職場不倫に、アマンダは相当なワルですね。(爆)
November 6, 2014
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『奪われた押収品』偶然なのですが最近、このレビュー集の中でも詐欺の話が続きますね。アメリカで大型の詐欺事件が話題になったのでしょうね。詐欺の話はどうしても説明が多いので、特に判りにくいことも多いです。いつものように付いていくのが大変。(笑)今回はマイケル・ウェザリーの監督デビューらしいのですが、とこういうややこしい話ではない方が良かったのかも知れません。それにしても、いつも以上に映画のネタが多かったですね。それも納得かも。NCISの臨時職員、オリバー・フローマンが駐車場の車の下で刺されて死んでいるのが見つかる。フローマンは詐欺捜査班の臨時職員としてレオナ・フェルプスの大型詐欺事件の捜査を行っていたが、職員削減の一環で2週間前に首になっていた。フローマンは車の中にNCISで押収した捜査に関わる品物を大量に持っており、盗んだらしい。犯人は刃物の扱いに慣れたプロで、素早く何度もナイフで腹部を刺して、死後車の下に死体を隠した。フェルプスは海軍の信用組合を架空の金融機関に作り上げたと言って、多くの年金生活者たちから金を預かり、昨年逮捕されたが、投資したはずの数十億ドルはまだ見つかっていない。しかも、軽い罪にのみ問われ、本人は上訴しているところで、ヴァンス局長は裁判の邪魔をするなとギブスに釘を刺す。ヴァンス局長はチームに新たにEJ.バレットというスペイン支局の捜査官を入れる。ギブスはバレットを無視し、彼女も独自でフェルプス事件の捜査を続ける。フローマンが見つかった車の下から、動物の革が見つかりアビーが犯人の手袋ではないかと捜査する。マクギーはフローマンのPCを調べ、押収されたフェルプスの財産が収納されている倉庫の見取り図と侵入するための情報を見つける。どうやら印刷されたらしいが、その紙は見つかっておらず、総額7500万ドルとも言われる財産の情報を売るつもりだったのだろう。NCISはフローマンを殺した犯人とフェルプスが共犯ではないかと考える。トニーとジヴァは倉庫に強盗団が盗みに現れると考え、監視任務に就く。ギブスは拘置中のフェルプスを訪ね、押収された財産リストを見せる。フェルプスは自分の財産が押収されたことは知らないようだった。ギブスはフェルプスの反応を見て、すでに大切な物が盗まれていると気付く。倉庫の中を探して、ウィリアム・フォークナーの机に仕掛け扉があるのを発見する。すでにこじ開けられており、中は空だった。フェルプスに何が入っていたのか問いただすと、犯人を教えるので刑務所から出して自宅軟禁に欲しいと取引を申し出る。フェルプスは2005年にオットー・ブラッキンという男からビジネスの提案を受けたが、その時にフォークナーの机にとても興味を持っていたという。一方、マクギーは過去10年間の未解決事件を見直し、6年前にアトランティックシティのカジノの金庫に強盗が入った事件に注目する。犯人の一部は殺されたが、2700万ドルを持った犯人が運転手とともに逃走し、今も行方が判っていない。その時に死亡した犯人と刑務所で同じだったのがオットー・ブラッキンで、オットーは数時間前に死体で見つかったという。殺され方がフローマンと似ていた。ということは、運転手はまだ野放しになっているということになる。NCISは、オットーらが盗んだ金を資金洗浄するためにフェルプスに投資し、その金をフェルプスに騙されて失ったために、取り戻そうとしているのではないかと考える。アビーは机の中に入っていたのは、鹿革のイタリア製の帳簿だという。おそらくフェルプスがだまし取った金の流れが記入されているに違いない。自宅に戻ったフェルプスは、壁の中の隠し扉から帳簿を取り出す。その時、忍び込んでいた犯人のメディーヤがフェルプスを襲う。ギブスはフェルプスの家にメディーヤが隠れているのを察して、待機していたが、外に出てきたため後を追って逮捕する。トニーは前任のシェパード局長からオファーを受けて断っていたスペインのロタ支局長を引き受けたバレットに興味を持つ。ギブスが見ていた被害者の証言DVDの中に、元トラック運転手のメディーヤがいたわけですね。そりゃ、泥棒から盗んだら怒るわ。(笑)おばさんはたった一人で豪邸に住み、一つも家具がない状態でも帳簿だけあれば幸せという、守銭奴の固まりみたいな女だった。願わくば、奪った金がみんなの手に戻ると良いですね。マクギーが被害者に感情移入するなか、冷静に捜査をしたギブスが印象深かったです。ところで、ヴァンス局長はフェルプスの詐欺事件を捜査するために、バレットを呼んだらしい。元々、彼女がフェルプスに目を付け捜査を始めたという。いきなり現れた美人捜査官がいかにも怪しくて、何か意味があるのかと疑いたいところですが、トニーの新たな恋のお相手出現ということだったのでしょうか。それだとあまりにも取って付けたような…まあ、残念ながらトニーとジヴァはお互いの恋愛ネタでしか盛り上がることが出来ない状態ですから、しかたないとは思いますが、それならもう少しヴァンスの陰謀だとか絡めてほしいですね。あの倉庫「ナイトミュージアム」というよりも、「ウェアハウス13」を思いだしてしまいました。スティーブ・マックィーンの「ブリット」格好良かったですね。今はギブスがブリットなのですね。(笑)
April 7, 2012
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タイトルが意味するのは、「マイアミ/ニューヨーク直行便」という航空券のことですね。NYシリーズお披露目に一役買った、マイアミクルー。というのか、我らがHoratioですが、「そうは簡単には主役の座を譲らないぜ。」とでも言いたいような存在感で、Gary Sinise演じるTaylorと激しく火花を散らしておりました。 ベガス/マイアミのジョイントエピは、どちらかというとご本家からの「お客さま」に見どころを紹介して、ドラマはしっかりマイアミのドラマになっておりましたね。でも、今回は、どこまで行ってもHoratioはHoratioです。共同捜査とは言いながら、容疑者の住みかに踏み込むときは、NYPDを引き連れ、先頭に立っていつものように突撃~。ジョン・ケリー刑事に戻ったのか。(涙)そして、被害者を見つけると、"He is still breathing !"と我先に駆け寄って、一体ここは誰のシマなのよ。(爆) でも、場違いなサングラス姿でいきなりCrime Sceneに登場し「誰ですか、あなたは」と言われるHoratio、珍しくロングコート姿のHoratioかっこいいです~。(萌)ラストは人混みの中に姿を消すところはまるで、エンジェルじゃないですか。Horatioらしさは、それだけじゃないです。恐怖で震えるマイアミの被害者の娘に、さっと上着を脱いで着せてやり、"Here go, Sweetheart. Here we go."と、ああ、キザだけどかっこいい! と、ついHoratioばかりに目が行きましたが、ストーリーは無理やり2つの都市を結びつけたかのような、強引さでありました。(笑)現場で発見された痰から「グランドゼロ。NYに関係ある」と推測したり、NYに問い合わせる前に「俺が行く」と言ったり、犯人の動機も今ひとつ納得できるものではなかったです。マイアミには死刑制度があるので、こちらで先に起訴して欲しいなど、これもよく分かりませんが(笑)。NYも76年から実施されていないだけで、死刑制度はあるのだそうです。その辺はちらっとNYPDブルーを思い出したりしましたが… (補足)捜査権はマイアミの方に委ねられました。DVDのコメンタリーによると、NYに行った最大の目的は、この少女に犯人をきっと捕まえる、と約束したからだそうです。NYのパートは意識して画面の色を青くし、鬱陶しい雰囲気を出していたのが印象的でした。また、現場ですぐに結果がでるような検査キットや装置を使うなと、これはまた注目ですね。そう言えばNY CSIラボクルーは白衣を着ていました。Mac Taylor以外のNYクルーも、皆シャープで格好良かったです。かなりの男前も!それと、NYは街が古いからか、幽霊の出そうな古い建物が多かったです。特に、検死室などは怖そう。(爆)ちなみにこの建物は、D.E.Kellyのドラマ"Boston Public"で使われたセットらしいです。ロケ地ついでに言うと、冒頭のCrime Sceneはカリフォルニア・マリブの邸宅で撮影されたそう。どうしても、バックに山が映ってしまうので、それはCGで消したのだそうです。キャプチャー画面はこちらへ。 マイアミのクルーはサポートに回って少しの出番でしたが、それでも不十分な指紋を両方で補い合って(オンラインで)容疑者を挙げたり、これはとても良かったですね。Yelinaは例によって「一声」でしたが、出番があったのが不思議なくらい。あって良かった。(笑) NY CSIクルーの女性(Melina Kanakaredes)を見ていて思ったのですが、やはり男女2人が中心になるのがパターンのようですね。だから、マイアミでもメーガンがその役を担うはずだったのでしょうが、すぐに降ろされてしまい、イレギュラーな状態になっています。だから、Yelinaをそれに近い立場として登場させているのでしょうね。彼女の場合、同僚とはいえ刑事ですから、Relationship面で踏み込んで色恋の相手としてもなり得るのかな、などと思いました。
December 27, 2006
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エジャートン捜査官再登場。やっぱり、シーズン3のオープニングを見ていないのが残念です。でも、さすがに彼のための見せ場を作りましたね。山中に小型飛行機が墜落し、乗員5名が死亡する。近くで目撃した森林レンジャーもなぜか現場で額を撃たれて殺されていた。飛行機の持ち主は軍にミサイルの推進エンジンなどを納入するエアロノミクス社で、NTSBに協力しブラックボックスを分析したチャーリーによると、高度が高く出るように偽装されていた。しかも、衝撃によって部品が広がる範囲が積荷の重さと合わず、450キロ程度の荷物が墜落後持ち去られたのではないかと推測された。実は会社は新開発のミサイルのエンジンを密かに運んでいたことを認め、ライバル会社に盗まれたのではないかという。一方、航空機の頭脳とも言えるFMCが事故の2日前に整備士によってプログラムが更新されており、FBIは飛行機の整備士ウェルナーの後を追う。そして、ウェルナーが借りている倉庫を発見し、失われたエンジンと共に、ウェルナーも額を撃ち抜かれて殺されていた。FBIは飛行機をわざと墜落させた理由でまた振り出しに戻るが、チャーリーがFAA(航空局)のネットワークにFMCを繋いでプログラムを侵入させるのが目的だったと突きとめる。会社のIT担当ベイリーは、ウェルナーの友人からレーダー上の飛行機を消すソフトをインストールするように依頼されたことを認め、FBIは起動プログラムのコードと金を引き渡す現場に張り込む。今回は高得点の部類に入るお話でしたね~飛行機の墜落場面はかなりリアルでお金がかかっているし、森林レンジャーならエジャートンと、お決まりの人も出てきました。メーガンは司法省へ行ったということだけで、それも質問することも許されていないらしい。(笑)Bプロットは、エプス家に泥棒が!という展開で、パパが思い出を盗まれたしょんぼりしているのに、チャーリーはさっさと事件現場へ行ってしまうという冷淡さを見せました。(笑)アミタの方が気遣っていましたね。ドンも警察に任せろや、と冷たいんだから。まあ、数学を使わなくてもパソコンに入っていたGPSのおかげで無事盗まれた物は帰ってきてめでたしめでたし。コルビーがなぜか、殺されたレンジャーの奥さんと親密に?(爆)フロリダで密輸のために飛行機がレーダーに映らないようにするというのは、なるほどという感じです。取引先として現れたのは、CSIマイアミのクラーボでした。たったあれだけで、もったいないくらい。やはりNUMB3RSはゲストが豪華ですね。
October 23, 2008
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シーズンフィナーレ。もちろん、コロナのせいで残り2話を放送することなく終わりました。その後、今年の11月からシーズン12が始まっているので、話の続きは見られそうですね。ちなみに、今回のケースにはモデルがあるようです。カンダハールに派遣されたネイビーシールズ隊員2名が、チームリーダーを殺人容疑で告発するという、驚きの案件がサラ・マッケンジー中佐を通じて、カレンとサムに伝えられた。ケンドリックとバーの2隊員によると、シールズチーム隊長トーマス・アルジェントは、負傷していたタリバン捕虜を冷酷に殺したという。元シールズ隊員のサムにとっては、ショックでにわかには信じがたい案件で、事実かどうか慎重にならざるを得ない。アルジェントはスナイパーとしての功績が高いが、かつていは単独行動が多く、妻の親戚が上院議員であることから、政界にコネがあるという。元シールズのサムがは告発者のバーから話を聞こうとするが、同じく告発をしようとしたケンドリックが宿泊先から姿を消してしまい、自分一人では証言できないと頑なな態度に出る。もし、告発を行うと、シールズとしてのキャリアも失いかねず、仲間が続くと思っていたのに結局自分一人になってしまったことで、証言を拒否する。ケンジーとディークスが潜伏先のモーテルでケンドリックを発見するが、ケンドリックはアルジェント本人から告発したら殺すと脅すメールが届いたという。ただ、アルジェントが殺したのは捕虜だけでなく、民間人も含まれているらしい。ボートハウスで改めて2人から話を聞こうとすると、2人は免責を求め、それが保証されなければ証言しないという。カレン、サム、ラウンドリーはカンダハールに飛び、現地のフランク・ウォレス捜査官と合流する。アルジェントは国防総省は法務部ともコネがあり、情報を早く手に入れることができるだけでなく、他の隊員からの証言は共犯に見られることを恐れて得られないようだ。さらに、カンダハールはアルジェントにとってホームで、彼らは鍛え抜かれた精鋭部隊の一員だ。司令部さえ、アルジェントの任務中は居場所がわからないが、NCISがカンダハール入したことも、アルジェントには伝わっているという。カンダハールの情報提供者から、捕虜が殺害されている場を目撃した少年がいるとわかり、サムらが会いに行く。ケンジーは2人の免責を求めてマックに報告するが、この件についてはかなりのハイレベルの判断が関わるようで、実際圧力も受けたようだ。もちろん捜査を続けるよう取り組むが、まずはバーとケンドリックの証言に信憑性があるかどうか、知りたいという。現地少年のジャワンを追ったラウンドリーは、深追いして建物の中に飛び込み、逆に現地の人々から銃を向けられた。男たちの中に殺された捕虜サメルの父親がいて、ジャワンは目撃した内容を話し始める。オフレコで証言をすることになったバーとケンドリックによると、タリバンのアジトに空爆を命じたアルジェントの隊は建物の中に入った。タリバンの聖職者だというサメルは重症だったが、隊員の手当を受けて命は助かりそうだった。しかし、アルジェントは部下にカメラのスイッチをオフにするよう命じ、部下たちの目の前でサメルに何度もナイフを突き刺した。その後、アルジェントは遺体を外に引き出すと、部下たちと共に写真を撮影したという。それだけではなかった。アルジェントは何の理由もなく、民間人を撃ち殺していたという。2人の隊員の証言は信じられるというケンジーだったが、マックはさらに圧力が強まり、これから先は一つの失敗も許されないという。ラウンドリーを追って建物に入ったカレン、サムらを、現地の男たちはタリバンに引き渡すという。アルジェントと同じ場にいた部下たちも共犯と言ってい良い。サムはサメルを殺された無念を晴らすべきだと説得を続ける。その頃、個人的な情報提供者からカレンらの居場所を突き止めたアルジェントは、部下たちにタリバン兵士が隠れていると嘘を言い、総攻撃をかけようとする。エリックが活動中のアルジェントの部隊の位置を確認し、マックに攻撃を止めるよう依頼する。しかし、現地の即応部隊が到着するのには20分はかかるという。すでに一斉射撃が始まり、サメルの父親がアメリカ人の捕虜を取っていると訴えても、アルジェントは容赦なく攻撃を続ける。まもなく、空爆が行われれば殺されても誤爆だったと片付けられてしまう。サムは自ら同じ仲間だと白旗を上げて交渉に出る。アフガニスタン人たちを解放するように要求するが、アルジェントは逆に有名なサムを救出するために、男たちを殺す作戦を命じる。しかし、部下がアルジェントに反旗を翻し、サムはアルジェントを殺人容疑で逮捕した。アルジェントの5名の部下たちは告発の供述を行い、アルジェントは本国に護送するされることになった。この仕事がNCISの初仕事になったラウンドリーは、カレンからチームに迎え入れるという申し出に、考えさせてくれと答える。アルジェントは、サムに俺を有罪にできるはずがないという。まず、マックが制服を着ていたことに感動!ただ、中佐のままなのでしょうか、もっと出世していても良さそうです。とにかく、今シーズン第1話に出ていたことを思うと、JAGのスペシャルゲストが顔を出した今シーズンらしく、最後を飾ってくれてよかったです。今後も出てくれる可能性も残しましたし、統一軍事法廷でJAGの繋がりとかあるのかなあ。さて、マックも言及していたチーフ・エドガー・ギャラガーですが、2019年にかなり話題になったようですね。そこにトランプ大統領とかが口を挟んだりして、軍法会議がそれと同じ結果になるのかどうかはわかりませんが、視聴者にとっては生々しいストーリーだったのかもしれません。「SEAL Team」では現場にお偉方が口を出して、作戦が変更になるとか、目の敵みたいな感じでしたが、アルジェントは政界のコネがあるので何でもやりたい放題というのが珍しい。いずれにしても、リーダーとしては「SEAL Team」の世界とは真逆の描かれ方で、それはそれで興味深かったです。命令にには絶対服従、結束の硬いシールズのメンバーがとんでもないチーフを告発するかどうか、本当にそんなことがあったのか、注目ですね。サムが伝説のシールズだというのは今回よくわかりました。一度シールズ隊員になれば一生シールズ、結びつき繋がりは強いのでしょうね。さて、本来なら、残りの2話でネルが戻ってきて、ラウンドリーもやっぱりNCISに入ります!ということになるのでしょうが、それは来シーズンのお楽しみに待つことにします。
December 4, 2020
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ああ、もう泣いちゃう。クリスマスエピソードに旅立ちが重なって、よく出来ていましたね。これ保存版にしようと思います。タイトルは欧米の人ならすぐわかるのでしょうね「クリスマスの12日(The Twelve Days of Christmas)」というキャロルの歌いだしをもじっているのでしょう。それがバックに流れていると思って見るとまた、感動が深くなるんじゃないかと思いました。メロディは私達も良く知っていますよね。いろいろなバージョンありますが、こちらなど。クリスマスまで20日。誘拐されたプリヤの裁判が始まることになり、カリシは容疑者に無線機を投げつけたマンシー刑事の証言が気がかりだ。オリビアは最近ノアがスマホにばかり夢中になっているのが気になる。カリシからSVUチームに緊急呼び出しがあり、カリシとロリンズが結婚する際の証人になることになった。警察関係者は大いに2人の結婚を祝う。その場でノアは自分の実の兄が見つかったと大喜びする。ノアは肉親を探すサイトで13歳のコナーという少年が同じ父親であることを見つけ出すが、オリビアは父親のジョニーDがサイコパスであることを伝えたくないと考えている。すでにノアとコナーは連絡を取り合っており、養子となったマッキャン家の身辺調査を済ませたオリビアは、たった一人の実の家族だからというノアの気持ちに応え、2人を会わせることに同意する。被告のオルセンにはやり手の弁護士が付き、取引を断り裁判の延期を求め続けている。しかし判事は延期要請を拒否し、ただちに裁判が始まることになった。ロリンズはカリシからフォーダム大での教授職を引き受けるかどうか、まだ決めかねていた。まずはオリビアに伝えなければならない。マッキャン家はオリビアとノアを温かく迎えもてなす。ノアとコナーはすぐに打ち解けて、ゲームを楽しむ。コナーの両親は実の母親のことは知っており、最近連絡が取れなくなったという。ノアは今夜はコナーの家に泊まりたいと言うので、オリビアは一人でモーテルに泊まることにする。しかしオリビアは部屋の鏡の裏に隠し・カメラがあるのに気づく。ロリンズは要件を告げずにオリビアに電話をかけ、オリビアはモーテルで悪事をはたらく者がいるので一緒に捕まえようと声をかける。ノアはすっかりマッキャン家になつき、捜査の間預けることにする。マッキャン夫妻はコナーの父親について知りたがるが、オリビアは明言を避ける。モーテルの受付トロイがカメラの映像を見ていたことを確かめ逮捕する。地元警察によるといとこのレイがカメラを設置し、トロイとレイはこれまでにも逮捕されたが、有罪にならなかったという。地元の検察に身内がいて見逃されているらしく、オリビアとロリンズは事件を解決するためレイに接近することにする。プリヤの裁判が始まり、プリヤの母親とプリヤはしっかりと証言することができたが、マンシーは相手弁護士から言動が過激なことを追及され、カッとなって予定外のことを言い返すなど、失態を演じる。オリビアとロリンズはレイを酒を飲まして誘惑し、モーテルの部屋に連れ込む。その気になったレイが、カメラのことを思い出し渋りだし、追及されて犯行を自供する。レイとトロイは自作の動画をネットに投稿しており、地元警察はオリビアたちに感謝する。オリビアとロリンズはモーテルで酒を飲みながら、お互いの幸せについて話の花を咲かせる。やっとフォーダム大の仕事の事を打ち明けたロリンズに、オリビアは突然のことで受け入れられないといってしまう。マンシーは自分の失敗を挽回するようカリシに頼むが、弁護側はすでに尋問を終え、あとは陪審員の評決にかかっている。カリシは次に証言する時は今回の未熟さを思い出せという。ロリンズは先にチェックアウトしていた。オリビアがノアを迎えにマッキャン家に行くと、夫妻はコナーの父親については本人が知りたがった時で良いと決めたという。プリヤの裁判は評決不能で審理無効となってしまった。カリシは再審を狙うという。ロリンズが黙ってモーテルを発ったことをオリビアに詫びると、オリビアも心を閉じてしまい悪かったという。これから毎日は顔を合わさないが、消えてしまうわけではなく、友達であることは変わらない。2人は別れのハグを交わすと、ロリンズは職場の仲間に旅立ちの挨拶をする。最終エピソードにふさわしく、オリビアとアマンダのロードムービーが面白かったです。警部の一糸まとわぬ姿も笑いましたが、2人で容疑者を誘惑するのはめったにない光景でしたね。そして、カリシの妻で近くに住むのだから、今生の別れではありませんが、最後の涙は長くシリーズを支えてくれたケリー・ギディッシュへの別れと感謝の涙だったなと思いました。考えようでは、彼女はシリーズの最大の功労者ではないでしょうか。ステイブラーが抜けて入れ替わりですから、相棒を失ったオリビアを支え、同時期にいたアマーロさえ先にいなくなる中、10シーズン以上をSVUでレギュラーだったわけで、マリスカとしてもそれこそ頼りになる相棒のような存在ではなかったか。降板の理由はわかりませんが、オリビアの後任としてもいつになるか分からないので、このタイミングで寿退社(今そんな言葉はない?)するのは良かったかもしれません。恋多き、破滅的なキャラだったロリンズが幸せな家庭と知的な仕事を手にしたのは視聴者としても満足いくものだと思います。バンカラなキャラはマンシーに引き継がれ、威勢のよいマンシーをフィンとヴェラスコが慰めている姿もこれからのSVUの日常風景になるのかなと思いました。これは目新しくておもしろいですね。ところでバーで隣で飲んでいたおじさんは誰?良いことを言いますね。ノアが血の繋がりのあるコナーを知ったことは、オリビアにとっては逆立ちしても立ち入れない領域で、寂しさを感じて、ついにステイブラーとの一線を超えるということになるのかなと思いました。私は期待していませんが、今回初めてオリビアの口からステイブラーへの複雑な思いを聞いたのは記憶に残りました。安心を与えてくれたステイブラー、確かオリビアが人質に取られた時、無意識に「エリオット」と言ったのを思い出します。だが、妻がいるおかげで一線は越えなかった。こういうのはタイミングというものがあります。その時に超えなければ、無理に超える必要はないものだと思います。でも、最終的にこの2人をカップルにするかどうかは、シリーズが終わる時にわかるのでしょうね。マッキャン夫妻の妻役にアナ・ベルクナップ、CSI:NYのリンジーですね。ということは善い人で、マッキャン家にはケチのつけようがありません。もちろん、ノアとコナーの父親への不安はありますが、目の前の幸せをあるがままに享受して何が悪い。クリスマスプレゼントをもらったオリビアには、当たり前の幸せを甘受する余裕も環境もなかった。幸せになったって良いではないか。それがステイブラーとの未来なのかどうかはわかりませんが。花嫁姿のロリンズ、きれいだったなあ。カリシは幸せ者だぞ。あの結婚式の持って行き方もおしゃれでしたし、カリシ・ママが企画するパーティの報告を期待したいと思います。
July 9, 2023
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思わせぶりな演出で、やはり今シーズンはルイスの件を引っ張るようですね。しかし、チクタクチクタクと、出産年齢のカウントダウンのために出て来るのは、嫌だなあ。まさに、取り憑いているという感じですね。美人の検事補さん、これで2度目ですが気になりますね。バーバ以外にも準レギュラーを増やして欲しいものです。国際的に活動する医師ムーアが海外から帰宅すると、寝ている間に7歳の息子のニッキーがいなくなっているという。ニッキーはグルジアで生まれた子供で、夫妻が2年前に養子にしていた。妻のリサによると、夫が海外出張している間にニッキーとコネティカットの別荘で自宅学習をしており、日曜日に帰ってきたという。実はニッキーは社会性の発達が進まず、他人と意思疎通するのが難しく、糖尿病の持病も抱えていた。リサは育てるのに苦労していたという。証拠から自分で部屋から出たと思われるが、インシュリンポンプは残り3日分しか残っていない。見つからなければ命の危険がある。オリビアは捜査を公開することに同意する。すると、路上駐車の管理をしている男から、日曜日にリサが戻ってきた時にはニッキーはいなかったという目撃証言があった。コネティカットから戻る時にはすでにニッキーの姿がない事を確認して、リサを問いただすと、育児で疲れ切り、問題児を預かり育ててくれる家族にニッキーを渡したと明かす。インターネットで斡旋業者を探し、委任状も渡したというので、NYPDには法律的に手を出せないというが、父親が捜索願を出しているという事を根拠に捜査を続ける事にする。リサが接触した養子斡旋所の担当者は、SVUにニッキーの資料を手渡すが、里親の住所は全くのでたらめで、似顔絵くらいしか手がかりがないという。ただ車の特徴から、里親はロジャー・ピアソンとアレクサ・ピアソンと判る。2人は、未成年者を使ったポルノ映画の制作で逮捕されたことがあり、インターネットで養子にする子供を探していた。SVUは、ロジャーに送られる退役軍人の小切手から住所を割り出し、家に踏み込む。そこには、女の子3人とニッキーが監禁されていた証拠が残っていた。ロジャーとアレクサは警察が誘拐警報を出したため、慌てて家を出て行ったようで、DVDプレーヤーの中に子供を撮した動画が残っていた。そこには女の子2人とニッキーの姿が映っていた。女の子たちには捜索届は出ておらず、逃走に使った車からも足は着かなかった。ニッキーの両親の携帯に、ニッキーのインシュリンポンプが間もなく尽きるという知らせが入った。もしかすると、ロジャーとアレクサは薬局にインシュリンを買いに来るかも知れない。手配していると、アレクサが現れたため逮捕する。アレクサは何もしゃべろうとしなかったが、オリビアがアレクサの悲惨な生い立ちに同情を寄せると、アレクサは望んでいた子供を亡くしたと話だす。みんなが手放したがる子供を自分たちは助けているという。ニッキーのことも大切に思うのでインシュリンを手に入れようとした。やっとロジャーと家族の居場所を明かしたので現場に向かうと、動画に出ていた2人の少女と、もう少し年上の少女と乳児を発見する。ロジャーとニッキーは出ていったというので捜索すると、空港に向かった事が判る。空港の監視カメラでは、車いすでしか移動できないはずのロジャーが一人で歩いている姿が映っていた。実はロジャーはアレクサさえも騙していたのだった。アレクサの情報でロジャーを逮捕し、ニッキーの事を追及すると、空港のドーナツ店に置き去りにしたという。ニッキーの行き先が生まれ故郷の「グルジア」にちなんで、ジョージア行きの飛行機ではないかと睨んだSVUが搭乗便を調べると、トイレの中でニッキーが倒れているのが見つかる。インシュリンを打ってニッキーは命が救われ、ムーア夫妻に戻される事になった。少女たちも養子縁組で良い里親を捜すことになった。赤ん坊については、公開捜査でも親が名乗り出てこないため、オリビアは孤児として児童福祉局の保護化に置くことにする。冒頭、オリビアが妊娠?という事で、これは昇進したばかりで大変だなと思ったら、違ったようです。キャシディは内心ホッとしているようですが、オリビアは微妙でしょうね。ただ、セラピーで正直に話せている事は良かったですね。一瞬でも子供を産んで、幸せな家庭を築くという選択肢もあったのかな、とはっきりいうのはオリビアも変わって来たなと感じました。もしかして、あの赤ちゃんを養子にするのかしら。そういえば、以前オリビアが後見人になった少年がいたように思いましたが、あれはどうなったのか。できれば、ただ一緒にいるだけじゃなくて、キャシディとの関係も絆を深めて欲しい物です。選択肢は今からでも増やせますよ。ニッキーの養母は難しい子供を育てる事になり、苦労した気持ちは判りますが、夫に内緒でいなくなったことにするのはどうか。未成年のポルノに親から捨てられた子らが使われるのは酷い話ですが、現実にあるのでしょうね。ニッキーが両親の元で健やかに育っていけると良いですね。
July 28, 2014
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ずっと尾を引くオリビアの災難が裁判を迎え、また別の局面を迎えました。事件だけでなく、その後の裁判で被害者が何度も傷付くというSVUの王道のエピソードですね。こういう仕事をしているからこそ、被害者の苦しみは理解しているけれど、それが自分の身に起こるのはまた別問題で、オリビアは苦しみ続ける。ゲストのパブロ・シュライバーとマリスカのガチンコ勝負ですね。重苦しいけれど、あっぱれでした。オリビアを誘拐し4日間監禁したルイスの後半を前に、オリビアの精神状態は乱れている。未だにキッチンで物音に脅え、キャシディにさえ銃を向けてしまう。SVUも証人として出廷することになっており、協力を誓う。バーバは口の重いオリビアの証言が鍵だという。弁護側はルイスの一連の犯罪で、サフォーク郡での犯行は切り離して行われることになった。しかしルイスは直前に取引を申し出て、オリビアに対するレイプ容疑で自白する事でオリビアは証言しなくて良いと言う。オリビアはレイプはされていないと言い、裁判を望む。バーバは過剰防衛でオリビアが責められるかも知れないという。大陪審で証言したことと異なる事を言うと、ルイスはまた放免となってしまう。公判を前に、ルイスは弁護士を解任し自己弁護すると言い出す。バーバはオリビアを貶めるのが目的だと主張するが、判事は前の弁護士同席の元で許可する。ルイスはSVUの刑事たちを証人席に座らせ、警察が自分に偏見を持ち証拠をねつ造しているという追及を行う。また、オリビアの取り調べ態度に問題があると認めさせようとする。弁護側はオリビアがバー版に秘密にしていたビーチハウスの家政婦ビバを証人として呼ぶ。オリビアはビバが不法滞在で警察に知られると娘を奪われる事を心配し、2人を逃がしていた。ルイスは手錠で繋がれているのに、オリビアが過度の暴行を行ったと訴える。オリビアはセラピストのリンドストロムに、ルイスの挑発に乗って手錠で繋がれたルイスを殴り続けたと話す。これを証言することは嘘を言うことになるが、リンドストロムはルイスを放免することは、嘘を付くよりも許せない事のはずだという。ルイスは証人のオリビアに、仕事ばかりで私生活がなく、そのせいでルイスに執着して犯罪に巻き込み、監禁中も自分を誘惑しようとしたと追及する。オリビアは、挑発したのは捜査の手段で、ルイスを鉄の棒で殴ったのは動きを止めるために必要だったと繰り返す。手錠をしていたというルイスに対して、オリビアは手錠を外していたと言いきる。オリビアは証言でかなり疲弊してしまうが、バーバはあと一息でルイスを追い詰める自信があるという。しかし、突然ルイスは尋問を終了し最終弁論を求める。ルイスは陪審員長の女性に取り入ろうと視線を向け、警察の決めつけとオリビアの妄想が今回の事件を引き起こしたと訴え、自分は暴行により障害が残ったが、本当の被害者はどちらだと問う。評決では、オリビアに対するレイプ、殺人未遂は無罪となり、サフォーク郡の警官殺害、オリビアの誘拐については有罪となった。これでルイスは長期間刑務所に入る事になる。しかし、その4ヶ月後、ルイスは心臓発作を起こして病院に運ばれる。ルイスは女性に取り入るのが上手いのですね。刑務所の医師や弁護士があんな若いきれいな人ばかりなのが不思議ですが(爆)、最後の心臓発作も詐病のようですよね。プロも騙されるのか。また脱獄してオリビアの前に現れるのかなあ。その時は今度こそオリビアはルイスを射殺する?いずれにせよ、あの時にオリビアを挑発して殺されるかも知れなかったのに、ルイスの目的は何だったのでしょうね。オリビアに同じ性質をかぎ取り、思い通りにしようとしてなかなか思い通りにならなかった。最後の最後にオリビアが殺気だった時、その先に何があろうとルイスは満足だということでしょうか。とにかく、裁判でも過剰な自己演出のオンパレードでオリビアをいたぶり続けるルイス、最悪です。2度と出て来るな!ところで、冒頭の妄想シーンでオリビアがリンドストロムとキスしていましたが、あれは一体何を意味するのか。キャシディがいるというのに、セラピストに性的な欲求を求めているとか?何せハスキルですから、心配になります。(笑)また結婚していない、子供がいないとしても、キャシディと暮らしている事は幸せじゃないのでしょうか。キャシディも辛いなあ。
June 30, 2014
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ゲストに「パフ・ダディ」改め、Diddyを迎え、2月の視聴率アップを狙ったか?しかし、Diddyはごく普通の弁護士役で、特に印象に残るわけでもなく、別に彼でなくても良かったのではないかと思いました。まだ被告が自らを弁護したシーズン3の"Pro Per"の方が印象深いです。私はそれよりも、検察官役のLisa Vidal(サードウォッチのモラレス医師など)の方が気になりました。彼女はマイアミの準レギュラーに入ってもふさわしいのじゃないでしょうか。マイアミ・デイドCSIは、ゴルフクラブで起こった殺人事件の裁判で、有罪を示す証拠について証言を行い、被告人Reyesに有罪が下る。ところがHoratioが被害者の遺体を再確認したところハエが発生していて、殺害場所がロッカールームではなく屋外だった可能性があり、Horatioは「これで全てが変わる」と言う。改めて一から捜査し直すことになったが、6週間も前の事件で、果たしてReyesが無罪となる証拠は見つかるのだろうか?実は被害者の遺体を運んでいたのを見た目撃者がいたのですね。でも、彼女がドラッグにおぼれた過去があるなど、信頼できないとして弁護士のPowell(Diddy)は取り上げなかった。そもそも、この事件はHoratioの知らないところで起訴されたのでしょうか。起訴がずさんな証拠に基づいているような印象を受けました。そして新たな被疑者SheridanからDNAを採取するのに、おきまりな「水」を用意すると、それを今度もまたPawellがあっさり見破ってしまうとは情けない。こんなのCSIの初歩ですが、それをEricに指示したHoratioが○カに見えてしまうじゃないですか。このPowellはReyesの弁護士で、Sheridanの代理人を兼ねると利害が対立するのですが、構わないのですね。やむなくSheridanのDNAを得るために令状を取ろうとHoratioが判事を訪ねると、「もう彼が犯人だと決めつけているんだろう」と釘を刺されてしまう。Sheridanは市長の友人で、重要人物らしい。「確かな理由を挙げたまえ」とは若手の捜査官じゃあるまいし、と思ってしまいました。(笑)行き詰まりの見えた捜査にブレイクスルーをもたらしたのはRyanでした。「俺が何とかする」と、Sheridanを追いかけて因縁を付ける(35マイルのところを36で走った、テールランプが壊れている)と、Sheridanが反論し、それにRyanが過剰に反応してしまう。まるで人が変わったように騒ぎ立て、逆にPowellから苦情を申し立てられてしまうのですが、一体どうしたのでしょう。最近のRyanは態度がでかすぎますが、これも作戦のうちだったのでしょうか?HoratioはIABを理由にしてすぐさまRyanのバッジを取り上げておりました。また経歴に傷が?でもその隙にSheridanの車の写真をしっかり撮影してそれが次の捜査に繋がりました。唯一の目撃者をSheridanが誘拐したと考えたチームは、ついに捜査令状を手に入れたが、自宅を探しても誘拐の証拠は見つからない。でも、我が儘なSheridanから首にされたPowellが有力な情報をHoratioに明らかにしました。つまり彼は良い人だということなのでしょうね。ゲストにかなり気を遣っている印象がしましたけど。そして久しぶりの夜のシーンで、ヘリコプターからHoratioが地上をサーチするのは良かった。ワイヤレスを通したHoratioの声もまた良いですね~当然のようにヘリから飛び降りたHoratioが捕らわれた女性を助けに地下に降りるのは、今回のハイライトです。判っているけど、これがあるからマイアミなのですね。(笑)被害者の父親に片膝を突いて慰めるHoratioにしても、最近は何を見せるべきなのか、制作側も判ってきたのでしょう。(爆)最後は意外なおまけが付いていました。「今日、その日が来たのです。」とやはりHoratioは正義の人でした。そのほか、最初のシーンでハエを探すNataliaとRyanの雰囲気が良いですね。今週は何事もなかったかのようにプロに徹して、E/Cは殺されたリンジーの車の証拠集めをしておりました。そして、それでも足りないとHoratioもまた白衣を着て車を調べていました。Horatioの萌シーンのてんこ盛り?口にくわえた懐中電灯が何とも言えませんが、そんなにドラマチックなBGMを流さなくても良いのでは?(爆)"Gorecki" by Lamb
January 24, 2010
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FOX CRIMEでは、シーズン3の終盤になって、一気呵成のまとめ放送をしたものだから、見る方はなかなか消化できません。どうしてそんなに急ぐのでしょうか。今回は連続爆弾魔ということで、ATF(Alcohol, Tobacco, and Firearms)と爆弾処理班との合同捜査です。ATFというと、シーズン2の"Guns and Roses"で、ドンの元カノが自殺したという話がありましたが、今回もまた女性捜査官マロイ(Lisa Vidal)が出てきて、しかもニッキーの友人だというので、あの時の話を蒸し返していました。だから今カノのワーナー捜査官は彼女が気になってしようがない。本当にドンのお相手はいつも仕事がらみですね。しかもどうしてそんなにもてるの?(爆)郵便物を装った爆弾で、ジャーナリストのウォルトンが爆死する。ウォルトンは3年前にバイオテクノロジーの危険性を批判して研究所を連続爆破した「DNAボマー」の犯人を名指しで報道していた。「DNAボマー」は、物理学教授のエメッド・グレーザーが犯行声明をインターネットで発表し、爆弾の作り方を教え子のジェイソン・アロノーに教えたと言われている。アロノーは一人罪を被って服役しているが、刑務所内で自殺を試みたという。爆弾の部品を集めたところグレーザーの署名も同じで、爆弾も似ていることから、捜査チームは行方不明になっているグレーザーを探す。3年前の事件で、同僚を失ったATFのマロイ捜査官は事件への強い執念を見せる。やがて2件目の事件が発生する。グレーザーの実家を捜索したドンらは、グレーザーの部屋からターゲットの情報や犯行を計画していた証拠を掴む。その犯行リストの一人、裁判を担当した判事の下にも爆弾が届き、爆弾処理班が処理するが、全員退避する間に、裁判の資料が盗まれてしまう。チャーリーの絞り込みによって、グレーザーの潜伏先が判り、身柄を拘束するが状況証拠のみで逮捕まで至らない。グレーザーは、チャーリーに捜査のヒントを匂わせる。捜査班はアロノーがチャット仲間に爆弾の作り方などを伝授していた証拠を掴むが、そのアロノーが刑務所内で爆弾による自殺を図る。ドンは外部に協力者がいるとし、アロノーとマロイ捜査官が面会していた事を知る。チャーリーはグレーザーのヒントで、3年前の捜査で不手際を起こし、結果的にグレーザーを無罪にしてしまった関係者を狙って爆弾を送りつけていることに気づく。アロノーに爆弾を渡していたのは、刑務所の看守で、彼はATFの亡くなった捜査官の元同僚だった。彼はグレーザーに罪を着せようとして犯行を重ね、次のターゲットにグレーザーの名前を漏らして証拠をだめにしたマロイ捜査官を選んでいた。グレーザーはチャーリーの説得で、マロイ捜査官の車に仕掛けられた爆弾の解除を手伝う。チャーリーは立場の違いを認めて、グレーザーを大学に招聘する。毎度のように、テンポが速くて字幕を読むのさえポーズを入れながらでないと、意味も掴めません。英語が聞き取れたとしても、多分あっと言う間に話が進むのでしょうね。突っ込む暇もないです。(笑)バイオテクノロジーに反対する学者の話ももう少し聞きたかったですね。そういう人がなぜ爆弾の作り方を学生に教えるのかは納得できませんけど。(爆)今週もパパはミリーおばさんとデート。ミルドレッドも完全にラリーのポジションですよね。爆弾処理でロボットを使っていましたが、CSIマイアミの第2話にも同じようなものが出てきました。やはり現実に使われているのでしょうね。
October 27, 2008
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今回は痛快といかなくても愉快でした。FBIがレッドの悪巧みの片棒をかついで(それを彼らは作戦と呼ぶのだけれど)、大抵はレッドに獲物の大半を取られてチームは残り物で我慢する、みたいな感じですが、今回は違った。(と思った。)もちろん、最後はやっぱりレッドが決めるのだけれど、変化が見えてきたというか。元刑事のレジナルド・コールが殺され、レッドは手がかりを求めて、FBIが家宅捜索をした後のコールの事務所を漁る。レッドはコールが持っているはずがないものを見つける。それは大物犯罪者が利用する、重警備、侵入不可能のマウント・バスチョンの保管庫の鍵で、レッドはその保管庫を設計したヘレン・マグヒーにコールの金庫の中身を見たいと持ちかける。マグヒーは構造工学、地盤工学のエンジニアとして、花崗岩をくり抜いて巨大な保管庫を作った。しかし、マグヒーは今問題を抱えているという。港から荷物を奪うため強盗団に手を貸したが、犯人らがFBIに逮捕され、刑期を短くするためにマグヒーの名前を出すだろう。そうなれば捕まることになり、レッドはお互いに助け合おうと手を結ぶ。クーパーが逮捕され、罪状認否を迎える。妻に偽証させたことはパナベイカーの力でお咎めなしとなり、過去の国への貢献で保釈金も必要ないという。しかし、検察側はクーパーがこの10年間の仕事が不明だと訴え、30万ドルの保釈金が言い渡される。拘留されるクーパーは自分の代行にアラムを任命し、陰謀の黒幕を暴くように頼む。アラムは動揺するが、すかさずレッドがヘレン・マグヒーの名を挙げ、彼女をFBIの捜査から逃がすようにいう。リズを殺し、クーパーに殺人の容疑者に仕立てようとした人物が、コールの雇い主だ。コールはレッドも利用しているマウント・バスチョンの保管庫の鍵を持っており、マグヒーを逃すことで保管庫に入ることができる。アラムはとりあえず強盗団の捜査をしているアロンソン捜査官に話を聞くよう、レスラーとデンベに命じる。強盗団は港のコンテナヤードでコンテナを自走させて死角を作り、その技術をマグヒーが提供したと見られていた。しかし、アロンソンはマグヒーこそが強盗団の雇い主で、6箱のRPGを盗み、カズバンの分離主義者に送ろうとしていたという。つまりマグヒーはテロリストに武器を密輸出しようとしていたのか。クーパーの保釈金はレッドが肩代わりした。検察との取引でクーパーは共謀罪を認め2年の刑期を受け入れようとしていた。条件としては友人のルーに不利な証言はしないという。クーパーは職場の私物を片付け、アラムたちに取引をしたことを告げる。アラムからマグヒーの容疑を聞いたレッドは、自ら確かめることにする。レッドは嘘をつかれたことが許せないが、保管庫侵入に協力することでマグヒーを逃し、別人として新しい人生を用意すると申し出る。クーパーには自分が何とかするので、刑務所に入ることをまだアグネスには言うな、と話す。アラムはテロリストに武器を送る人物とは手を組めないと言って、レッドと対立する。マグヒーからマウント・バスチョンの攻略法を聞き出したFBIは、発電施設の冷却水を止めて全体のシステムを緊急停止させるためレスラーとパクを潜入させ、レッドとデンベは正規の利用者として正面から入る。給水バルブが閉じられるとシステムがシャットダウンし、レッドとデンベは自分の保管庫に閉じ込められてしまう。しかし、管理側から対応を求めら予定のマグヒーがシステムに細工して、レッドらが6分間でコールの保管庫を捜索できるよう手はずを整える。コールの保管庫で見つけたのは、レッドがリズのために用意した、帝国を仕切るためのノウハウを収めたDVDだった。それはレッドとリズしか見ることができない場所にあったはずだったのに、なぜここにあるのか。任務は成功し、レッドはマグヒーの希望通りイタリアのコモ湖畔のヴィラを用意したという。しかし、マグヒーはFBIに逮捕されてしまう。アラムがマウント・バスチョンで発信される電話を傍受して、マグヒーの居場所を特定したのだった。レッドはアラムがマグヒーに手を出したと知り、約束が違うと激しく非難する。クーパーのように、倫理的相対主義で妥協できないのなら、もうチームとは手を組まないというと、アラムは逆に自分たちで陰謀の黒幕を探し、マグヒーは刑務所に入るべきだと言い返す。強い態度で、レッドに「もうあなたとは手を組まない」というアラムをレスラーは驚きを持って称賛する。マグヒーはFBIのテロ対策チームに引き渡されることになったが、後でそれが偽物だったことがわかる。一方、レッドはマグヒーが関わったコンテナ強盗団の荷物を買ったメフメットを捕らえ、荷物の送り先を聞き出す。レッドの手下がFBI捜査香になりすまし、マグヒーの身柄を確保した。レッドはマグヒーに二度も嘘をついた、と責める。マグヒーはカズバンで人道活動をしていた息子が、反乱軍の関係者だとデマを流され、政府に殺されたという。だから、敵を取るのだという。レッドはマグヒーに嘘をつかれたことで、コモ湖畔のヴィラの話などはもうないと告げる。マグヒーはレッドが自分の立場だったらどうするのかと、いう。レッドはマグヒーに償わせるつもりだったが、イタリア行を認める。ルーがクーパーに不利な証言をすることがわかった。どうしても刑務所に入りたくないというルーが証言すれば、クーパーの2年の刑期が5年に伸びる。クーパーはアグネスに自分が違法な事を犯したと告げ、償うつもりだという。レッドはアグネスの生活の安定のために、パナベイカーにクーパーを救い出すよう手を尽くせと迫る。クーパーが潜入捜査の申請書を偽造することで、多少の違法行為も許容されるだろう。司法委員会のメンバーとして、そんなことはできないというパナベイカーに、レッドは先日、パナベイカーの息子の妻の失踪事件でレッドに頼り「ずっと守ってきた一線を超えた」と言った録音を突きつける。レッドの脅しが効いたのか、クーパーは1ヶ月間、捜査官として郵便局に戻ることになった。黒幕を突き止めるまではアラムがボスだ。レッドは復帰したクーパーに、もう、チームに協力できなくなったという。アラムに騙されたとレッドは言うが、クーパーはレッドを信じるしかないとアラムに言っておいたという。チームが機能するには片方がルールを守らなければならず、それはFBIの仕事だ。つい最近、自分はその事を忘れ刑務所に入りそうおのいなった。これから、アラムも様々なことを学んでいくだろう。クーパーとしたら、今はアラムはボスなのだから支えなければならないのだ。家に帰ったら、レッドが座っているというのは恐怖でしかないのですが、クーパーは全く動じませんね。電気を消して、戸締まりをしておいてくれ、お休み、それは家族のレベルです。まあ、アグネスの家族だということでもあるのですが、奥さんも良く許していることだ。レッドは商売を継続するために、約束を守るとか、嘘をつかないとか、自分のルールを通さないといけなくて、目的を達成するのに善悪の判断はない。得て、与える、これの繰り返し。これまでレッドを正しいと評価してきたアラムは、チームのボスの座に座ったからこそ、正義に照らして追及しなければならない。とりあえず多数決で決めようとしているところなどは微笑ましかったですが、でもやはりアラムがかっこ良かった。もう、はっきり世代交代ですね。そして先日、パナベイカーまでレッドに頼ったのは、このためだったのですね。レッドのおかげでクーパーは命拾いしたけれど、別に頼んだわけでもない。クーパーは保釈金で借りがあるが、そのことでレッドがクーパーを脅すこともないでしょう。アグネスを託されているから、最強です。レッドはマグヒーを殺すつもりだったと思われますが、この間の骨董屋の奥さんなどと同じく、次第にソフトに甘くなっているように見えます。それもリズのおかげ、ミアースのおかげ。悪のシステムであるレッドが全てを手放して、ただの人間になる時、ドラマとしてはそういう方向を個人的には見てみたいですが、ファンは違うでしょうね。
September 15, 2022
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おっと、久しぶりにワクワクしましたね。だんだん、点と点が繋がってくるような…知らんけど。レッドはモンテネグロにある屋敷を訪れ、管理人のコスタに映写室の金庫について尋ねる。レッドがリズのために残した処世訓を含めたDVDは、この家の金庫に保管してあり、金庫を開けられるのはレッドとリズしかいないはずだっった。コスタから真実を聞き出すため、レッドはテディを呼ぶ。国家情報局長官に面会するはずだったアラムが、何者かに自宅で誘拐された。FBIではアラムが出勤しないので、クーパーが自宅を訪問し、誘拐されたことがわかる。アラムが母親に残したメッセージには、その様子が録音されており、相手はエル・コネホと名乗った。エル・コネホとは、メキシコのコカイン・カルテルのマルケスのことで、マルケスは今アボガドの事業で大儲けをしている。その頃、アラムはマルケスの前にいた。国境でマルケスのアボガドがトラック1台丸ごと消えたという。カルテルではサプライチェーンを守るため、鉄壁のサーバーシステムを使っているが、そこにマルウェアを仕込まれ、調べたところそれを書いたのがアラムだとわかったという。アラムには覚えがないが、とりあえずプログラムをチェックすることにする。FBIでは、マルケスのシステムを作ったスクリップス兄弟を取り調べる。アラムは自分のコードが使われていて、盗まれたものだという。一方、スクリップス兄弟はネットワークでアラムが動き回っていることに気づく。マルケスの次男アントニオが姿を見せ、父親への不満を訴える。マルケスはひ弱なアントニオをあえて家業に関わらせず、大学に行ってまともに稼ぐように育ててきた。その時、アボガドを盗んだ犯人から身代金50万ドルでアボガドを返すという。騒ぎの中、アラムは新たなセキュリティソフトをニックに提案し、製品として売り出す直前に最終チェックをしていたことを思い出す。単に侵入者を防ぐだけでなく、その侵入者を攻撃して相手の重要な情報を抜き出す機能があった。スクリップス兄弟の協力でアラムの居場所が判明し、FBIはアラムを救い出す。マルケスは部下を連れて身代金を払うために姿を消していた。ニック本人はアラムのコードを盗む知識はないが、ソフトの評価を外部の調査会社に依頼し、初期のソースコードのコピーを渡してあることから、そこから手がかりを得ることにする。調査会社の代表は、プログラムの評価の報告書を示し、脆弱性があることを指摘していた。しかし、それはアラムは見ておらず、資金を集めビジネスを急ぐニックがアラムの目に触れないようにしていたのだった。アラムはニックのオフィスを訪ね、今のままソフトを売り出すのは危険だと警告する。ニックは投資家のコンロイは始まりに過ぎず、明日バイヤーが訪れる段階で、もう手遅れだと抗う。レッドはコスタから聞き出すのを諦め、ウィーチャのアドバイスで、リズに語りかける自分のDVDをチェックすることにする。これからの商売の進め方、様々な分野の蘊蓄、生き方について語っているのを聞いていて、ヒントを得る。金庫は全く同じものにすり替えられていたのだった。マルケスはアボガドを盗んだ相手と交渉に向かうが、現れたのは何とアントニオだった。アントニオは自分の存在を父親に認めさせたくて、一芝居うったというが、そこにFBIが現れ一同逮捕される。アラムはアントニオに、どうやって自分のコードを盗んだのかと問う。大学で情報科学を専攻する友人が、講義でアラムのベータ版を見て参考にしたという。アラムはニックが売り出そうとしているセキュリティソフトに侵入し、プログラムを書き換えてしまう。世界最高峰のIT技術者を雇えば、書き直すことはできるだろうが、次はどんな危険が起こるかわからない。そのことを理解できないニックにはシステムを託すことはできないという。クーパーはレジー・コール殺害でその弁護士ラクロイに手がかりを求めることにする。レッドは金庫を作ったスイスのジマーストールを呼び、説明を求める。ジマーストールはレッド本人の名前で全く同じものを作ったというが、実際に注文をしたのは女性だったという。その女性はレッドのことを詳しく知っていて、金庫を開けるための親指の指紋の登録は、レッドが行うとして、誰でも開けられる状態だったという。その女性はミスター・キャプランとわかる。さり気なく、というか、露骨にクーパーがアラムのサポートに回っていましたが、チームが実力を発揮すれば、クーパーの窮地を救うことができるかも知れません。アラムの活躍するエピソードは文句なくおもしろい。シーズン始めに金のなる木をニックに譲ってFBIに戻る選択をしたアラムが爽やかだなと思いましたが、こういうオチがあったのですね。ブラックリスターは人情味があって、親子のドタバタ程度でしたが、そういう場でもとばっちりのアラムが上手く絡んでいましたね。でも本エピ見どころはレッドのひとり語りと、それを鑑賞するレッドのリアクションかな。DVDはレッドの遺書というか、リズへのラブレターみたいなものですね。まあ、予想通りの内容で手紙の内容は含まれていなかったと思われます。もし、リズがレッドの指示通りしていたら、湖畔の館であのDVDを見ているわけで、感慨深いことには代わりありません。そして、DVDが盗み出された真相は、金庫が誰でも開けられるものにすり替わっていたことと、それを注文したのがミスター・キャプランだったこと。キャプランは死んでからずいぶん時間が経っているし、金庫をすり替えたのは今回の事を念頭に置いてのことではなかったのでしょう。となると、最初の金庫にリズの指紋を登録したのは相当前になりますが、そこはまあレッドが勝手にやったとも考えられる。その事を知っている内部の者の犯行ということになりますね。ボッチボールて、ボッチャのことなのかな。どうやってテディが攻めるのか想像をたくましくしますが、ウィーチャにボールでお尻をグリグリしているのが、秀逸でした。
September 22, 2022
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今シーズンはレッドの夢オチだったというはないでしょうね。(笑)レッド、何でわからないのかー!と、視聴者をやきもきさせるのが手かな。レッドは金庫を注文したのがキャプラン(ケイト)だと聞き、信じられないとマーヴィンに話す。仮に生きていたとしても、愛していたリズを殺すためにヴァンダイクを送り込むなんてありえない。あるいはレッドを殺すのが目的だったのか。とにかく、まずはケイトの妹に会って話を聞くことにする。モーリーン・ローワンは証人保護プログラムで、別人として身を潜めていた。レッドはケイトがポトマック川に身を投げた時、詳しいことは言わずにモーリーンに死を告げた。実は生きているかもしれないというと、困惑し、困っていても自分に連絡はないだろうという。ただ、もう一人ケイトのために訪ねてきた人がいた。それはケイトの恋人クララ・ムーアで、ケイトを師だと言っていたが、2人が愛し合っていたのは確かだという。レッドは新たなリスト者として、ラズロ・ヤンコビッチの名をクーパーに告げる。ラズロの父親マルコは世界でも有数のLSDのディーラーで、かつてブラックリストに載っており、レスラーが殺した。ラズロは父の仕事を受け継ぎ、合成ドラッグを開発研究していウォレス・エイヴリーのラボを襲い、9人を撃ち殺した。自分の商売の邪魔になると考えたからで、ラズロ自身も液体LSDに溺れ、脳にダメージを受けライオンの幻影が見えているという。詳しい理由は説明されず、アラムはエイヴリーのラボを捜索することをチームに命じる。レスラーはタイソン・ラクロイの自宅の捜索令状を入手し、クーパーと向かう。アラムは上司となり、人事評価に追われることになった。エイヴリーは自らを医療の未来予測者だと表し、幻覚剤を治療に使う事を研究し、販売も考えていた。今朝は新しく作ったラボの初日で、ミーティングが行われていたが、襲撃され従業員を殺された。自分は身を隠したため、犯人の顔を見ていないという。鑑識は研究室の分厚いアクリルガラスにめり込んだ銃弾を回収する。銃弾から、仮釈放中のセバスチャン・グラハムの指紋が採取され、身柄を拘束する。パクは自分に関する評価で、体調面の問題については大丈夫だと書いてほしいとアラムに頼む。激しい頭痛はなくなってきており、もし不安面が指摘されると現場に出られなくなる可能性がある。アラムは考えてみると答える。ラクロイの自宅からは、レジナルド・コールとの関わりを示す証拠が見つかる。ラクロイとコールはIT長者のスタンフォード・マーチを監視していたようだ。彼もクーパーと同じく、コールに脅されていたのか。グラハムを捕らえ、エイヴリーの部下を殺した容疑で尋問する。ラズロの組織「オロスラン」は、マルコが仕入れた原料で麻薬を作っていた。その中心人物がエイヴリーで、エイヴリーはオロスランを去り、表社会で麻薬を製造して売り捌くことを狙った。倒すのなら、ラズロではなくエイヴリーだ。デンベは捜査情報をレッドに流し、姿を消したエイヴリーを情報屋のロヘリオに探してほしいという。クーパーとレスラーはマーチに面会し、コールから脅されていた事実をつかむ。マーチは息子の子守だった女性から、性的暴行で告訴されたが、内容がデタラメで地元警察も告訴状を受理しなかった。すると、ラクロイが女性の弁護士だと名乗って現れ、守秘義務を条件に150万ドルを支払えと要求してきたという。マーチはしかたなく支払ったが、金の流れを追ってくれという。ロヘリオからエイヴリーの居場所を聞き出し、レッドはFBIに知らせずに直接エイヴリーに会う。レッドの目的はクララ・ムーアと連絡を取ることだが、クララはラズロの専属「掃除人」で、連絡はラズロ本人しかできないという。レッドはラズロを呼び出し、エイヴリーを引き渡すように見せて一芝居打つ。ラズロはエイヴリーがいなくても、海外からブツを輸入することができる。レッドは港のセキュリティは自分の子分が押さえているので、今後の安全な輸送を保証しようと持ちかける。そこでエイヴリーが騒ぎ出したのでレッドはエイヴリーを撃ち殺す。ラズロは憤慨しながら、後始末を自分の掃除人に任せると言って去ってしまう。レッドはエイヴリーに死んだふりをさせており、海外に逃がす約束をし、デンベにはラズロが港で物を受け取るので監視しろと報告する。アラムは考えた末、自身の健康についてはパク本人が書くように告げる。レスラーはマーチの被害を訴えた女性と話し、ラクロイとコールの存在は知らなかったという事実をつかむ。どうやらコールが被害を訴えるも立件できなかった事件を探し出し、ラクロイが勝手に弁護士を名乗って金を脅し取るという詐欺を行っていたようだ。その話を聞いていたクーパーは、それではリズを殺し自分をはめようとした黒幕に至らないと、いらだちを見せる。ラズロの命令で部屋にクララが現れ、レッドにあなたがケイトを殺したという。レッドは誤解を解こうとし、ケイトが生きている可能性があるというと、クララは驚く。その反応の真相を暴くため、レッドはブリムリーを呼んでクララに吐かせようとする。港で荷物を受け取りに来たラズロをデンベ、パクらが待ち構える。取引が行われため、SWATが突入するがラズロが逃亡してパクがコンテナの中に追い詰める。その際、もみ合って暴発した銃の音と目に入った日光でパクはパニック発作を起こし、ラズロを取り逃がしてしまう。パクは正直に健康面の懸念事項を記し、アラムに現場を離れることもしかたないと告げる。レッドはラズロがレッドに頼るため、マーヴィンに連絡したと、クーパーに報告する。クーパーはケイトが生きているかも知れないと聞いて驚くが、ブリムリーはクララは本当にケイトが死んだと思っていたという。ただ、2日前ケイトが書いたメモが部屋にあり、説明したいことがたくさんあると、呼び出されたという。レッドとクーパーは今すぐにその場に向かうことにする。待ち合わせの建物の窓際に、ケイトによく似た女性の姿があった。ウィーチャは部下を連れて建物に突入するが、待ち伏せされ「罠だ」という言葉を残し、建物が爆破される。predictableな展開だ。ウィーチャがクーパーとレッドを車の中に残して、突入するのが何だか変だと思ったら。今シーズン、ブリムリーが大活躍ですが、レッドは自分の洞察力や勘が信じられないのかなあ。いちいち他人の意見を聞かないと決断できないのでしょうか。まあ、デンベがそばにいないので支えがクーパーになってしまっている。同病相憐れむですね。マーヴィンもクーパーも、キャプランが生きていたとしたら、なぜ今姿を表すのかという。仮に、仮に生きていたら、リズが死んだ直後に姿を見せないとおかしいでしょう。レッドはキャプランとはhistoryがあり、結果的に死なせた事を悔やんでいるということで、物事が見えなくなっているのでしょうか。ロヘリオにレッドが市民権のテスト対策をしているシーンはいつもながらのレッドでしたね。20年間かけて、やっとチャンスが訪れた、ということはなかなか難しそうですね。テストで落ちたら、次にチャンスが巡ってくるのかしら。12/20問なら、楽勝そうですけど。一方、パクの後遺症問題は今後の展開に影響を与えますね。現場に出られなかったらチームにいる意味がないならば、辞めるしかないでしょう。あるいはこのチームにいることが大切だという気持ちになるということかな。それにしても、先シーズンまではデンベとパクが隣り合って座るシーンなど、考えられませんでしたね。レスラーは珍しく荒ぶるクーパーに「ハロルド」と呼びかけ、「僕たち全員必死なんです!」という。若手がしっかり育ってきているなあと感慨深いです。次週は大騒ぎになりそうな予感です。
September 28, 2022
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シリーズフィナーレ。あ~良かったですね。愛があったな。個人的には「バフィ」の最終回を思い出すような、満足感でした。カレンとサムは武器商人から賄賂を受け取っていたアダムス特別捜査官らとの激しい銃撃戦を制する。しかし、潜入中のニューサムが濡れ衣を着せられていたのか、あるいは本当に武器商人の一味なのかが判明しない。どちらにしても、ニューサム本人、あるいは監視任務中のケンジーとディークスが危険となる。海軍弾薬司令部のコリンズ中佐によると、流通している武器の9割はアルゼンチン軍が使用しているものだという。キルブライドはすぐに現地の諜報機関に武器リストを送るように命じる。武器商人のニーナ・バーンズはまだ首謀者の名前は掴めないというが、彼らが使う闇の送金システムがあり、ニーナはその口座を持っているという。売り手の情報は連中が持つ外部から遮断されたPCにあるということで、ニーナとサムが拠点に客として潜入することになった。ニーナが連れのサムに借金があり大金を支払うため金を下ろしたいというと、ブライアントという男が確認のため奥に下がる。カレンは建物の屋上から侵入し、PCを操作するブライアントを襲いデータを盗む。ニューサムの監視をしているケンジーとディークスはキルブライドの命令を無視して、武器商人のアジトに停めてある車に直接カメラを仕込み、中を確認する。アルゼンチン軍からの武器と表示されている証拠もあるが、キルブライドは2人の命令違反を知り武器の回収は組織の首謀者が判明してからで、ケンジーらは元の監視任務に戻れと叱責する。カレンが盗んだデータでアルゼンチンとのつながりを示す取引があり、LAの起業家マキシミリアン・デイナという人物が82万5000ドルを支払っていることがわかった。キルブライドは2つのチームに突入を命じ、カレンが一味の男に見つかり銃撃を受けたのをきっかけに、ニーナとサムも反応して敵を倒す。ケンジーとディークスは敵のアジトに侵入して手下を制圧する。ニューサムも身近にいた2人の手下との厳しい戦いに勝つ。ニューサムはディークスらに礼を言う。ラウンドトゥリーの妹は面接で医学部入学の良い手応えを得る。警察への苦情を申し立てているラウンドトゥリーに、警察側から示談の申し出があった。不本意ではあるが高額の金を手にすることになり、ラウンドトゥリーは現実的な解決を受け入れることにする。結婚式のあれこれにストレスが高じるアナに、カレンは今日市庁舎で結婚式を挙げようという。ドレスは職場で借りれば良い。付添人はケンジーに頼むつもりだ。ケンジーに医師から連絡があり妊娠していることがわかった。ディークスとローザも思いがけない喜びに涙する。親しい仲間が集まり、市庁舎で結婚式が執り行われた。そこにカレン宛てにヘティから手紙が届く。カレンとアナの結婚を祝し、自分たちには素晴らしい家族がいることを感謝していた。ハネムーンのためにミコノス島の別荘を用意すると共に、サムとカレンにはその前にモロッコで手伝ってほしいことがあるという。2人がモロッコに到着すると、なんとそこにネルがいた。ネルはヘティが今困った状況にあり、助けるために自分のチームを連れてきたという。そこにはサバティーノとネイトと新人がいた。ヘティの状況については未だ手がかりはない。情報も不十分だ。信頼できるのはサムとカレンだということで、彼らはチームとして動き出すことになった。(完)大体は予定調和的に多分そういう形で終わるのだろうなと思ったら、ラストにまさか、サプライズゲストのネルとネイトとは!ネイトには私は思わず涙ぐんでしまいました。サバティーノは最後なのになあと思っていたところ、そしてnew guyは一見してわかるクリス・オドネルの息子ですよね、声もそっくり、名前もオドネルなので間違いないでしょう。ヘティの手紙については録音してあったのかなあ。形の上ではネルが書いたように見えますが、まあそれはそれで声の登場ということで良かったなと思います。ハネムーンの前にやっつけ仕事で片付くかどうかわかりませんが、新しい冒険というのが単にヘティを探すだけではないのかなと思いました。将来的にはネルが指揮を取るような立場になるということか。ラストシーンのバックに流れていた曲は"Hold On, I'm Coming" (Sam & Dave)ですが、個人的には大好きな「ブルース・ブラザース」の印象が強くって、まるで神聖なミッション「ヘティを探せ」なのかと笑ってしまいました。それにしても、各人にそれぞれ見せ場がって、ケンジーがガラス戸に飛び込むところなどはスタントの人かも知れませんが、アクションが凄かったですね。クリスとLLの2人きりの会話も、多分感極まるものだったでしょうし、あのFOXの番宣でダニエラが来ていたドレスは結婚式のシーンの撮影直後だったんだろうなと思うと、これまた感慨深い。14年間もよく続きましたよね。オープニングの若いキャストもご愛嬌。みなさん、仲良さそうだったし、こういう風に一つ一つ綺麗に終わってくれるのは本当に作品に対して愛があるなと思いました。
November 15, 2023
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内容は何とも言えないというか、やるせないですね。結婚生活とは何なのでしょう。さすが、SVUの脚本かも知れないですね。ところで、監督が「ER」のベントン役のエリック・ラ・サルで、主役がベントンの恋人役だったマケイル・ミシェルでした。そういえば、マリスカも「ER」に出ていましたっけ。謀ったような組み合わせでそういう意味では楽しかったです。離婚調停中のヴァレリーが夫にレイプされたと訴える。夫のマイルズはドラッグやアルコール依存の経歴があり、娘との面会にはソーシャル・ワーカーが立ち会っていた。ヴァレリーは夫の暴力を恐れて住所は教えておらず、これまで裁判所に保護命令を提出していた。夫は気がついたら侵入してきたという。ヴァレリーの両腕に強く捕まれた痕がついていた。12歳の娘のテッサは、父親を理解しており母親には批判的だったが、マイルズに住所も教えておらず、鍵を渡していないという。オリビアとステイブラーはそれぞれ、母親側と父親側に別れて意見を戦わせる。ヴァレリーの保護命令は今年については認められなかった。判事は離婚を有利に進めるためにレイプを主張しているのではないかという。真実を知るために、Dr.ホアンがインタビューしたところ、子供心に何か隠しているという。マイルズは昨夜は一人で家にいたと主張するが、ヴァレリーがレイプの訴えを取り下げる。ステイブラーはテッサから正式に聴取するために、ヴァレリーを虚偽の訴えをした容疑で逮捕することにする。テッサは両親は喧嘩ばかりしているが、実際に暴力を振るっているところは見ていないという。ただ、ヴァレリーがダラスに引っ越す話をしたところ、娘を連れ去られるかどうかを確かめに昨夜家に来たことを認める。ヴァレリーはレイプされたのは事実だが、テッサのために訴えを取り下げたという。自宅を知らないはずのマイルズは、ソーシャル・ワーカーの車にGPS追跡装置を取り付けていたため、今度はマイルズを逮捕する。マイルズはシャワーに入っていたヴァレリーに腹を立て、腕を掴んだことは認める。ホアンはテッサの言葉を信じ、ヴァレリーにボーイフレンドか何かがいたのではないかという。近所はフィリップという弁護士事務所の男が出入りしていたという。その後、マイルズは保釈金を払って釈放され、ヴァレリーを襲って火傷で瀕死の重傷を負わせる。SVUは、マイルズが娘と落ち合うセントラルパークで身柄を拘束する。ヴァレリーは最後までマイルズがレイプした言い続けていた。その後フィリップが現れ、ヴァレリーとは軽いつきあいだったと認める。2人はテッサがマイルズのところにいる間、関係を続けていたのだった。ステイブラーの妻キャシーが離婚届にサインしてくれないと、オリビアに口添えを頼みに来る。ステイブラーは今回の事件で、考え直しサインすることにする。憎しみ合う夫婦が子供を奪い合ってお互いをののしり合う姿は、本当に見ていて見苦しいし、辛いですね。今回は、離婚するためなら死ぬまで嘘を突き通すというヴァレリーの執念に恐ろしさを感じました。肉のかたまりになってもなお…だんなもカーッと来たらぷつっと切れそうで、怖かったです。演出の勝利ですね。遺されたテッサがかわいそう。かなり大人びた子でしたが、母親も父親も失う事になって、何を頼りに生きていけばよいのでしょうか。久しぶりにコンビを組むオリビアとエリオットは、未だにどこかぎこちなさを見せていましたね。お互いムキになったり、マイルズと離婚調前ということで、エリオットを重ねて噛みつくのは酷いんじゃないかと思いましたが、そこがまた仕事上の「夫婦」みたいでにやりとしました。しかも、キャシーがやってきて「あなたは私より夫を理解している」と言ったり、オリビアも「こんなに男性と長く(仕事上で)関係を持ったのは初めて」と言ったり、男女ペアが主役のドラマならではの会話が楽しかったです。それにしても、やっぱりデニのことはキャシーも気づいていたみたいですね。このシリーズ、まだ終わってはいませんが、エリオットが辞めるときはぜひ、デニ・ベックと幸せになって欲しいものです。マンチは離婚4回だそうで、NCISのギブス並の艶福家だといえますね。(笑)
April 27, 2011
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新シーズン。久々に力の入ったエピソードでした。オープニングクレジットを見ていると、これまでと何ら変わりませんが、ステイブラーとはこのシーズンでお別れですので、しっかりと見ていきたいですね。ゲストにLOSTのデズモンド役、Henry Ian Cusickが出ていました。やっぱりいい男。(笑)自宅でピアノの練習をしていた10歳のマッケンンジーが部屋からいなくなる。母親のパメラ・バートンは誘拐されたと申し立て、性犯罪者のリストをSVUに手渡す。実はバートン夫妻の娘エラは10年前に誘拐されていて、見つかっていない。さかんに誘拐されたというパメラだが、マンションの監視ビデオには自分一人で家を出て行くマッケンジーが映っていた。一家は越してきたばかりで、マッケンジーは自宅学習をしているため出ていく当てがない。パメラは娘の行動を厳しく監視しており、PCを使った履歴を消されても復活させる事ができるという。マッケンジーはチャットで母親の干渉が激しいので家を出たいと話していた。相手の「エディD」は一緒に逃げようと誘い、グランドセントラル駅で会うことになっているらしい。SVUが駅でマッケンジーを探したところ、大人の男性と親しく話しているマッケンジーを発見する。男はエリック・ウェーバーと名乗り、子供を守る市民グループの顧問として家出娘かと思いマッケンジーに声をかけただけだという。ステイブラーはウェーバーから自白を得るべく、厳しく取り調べるが、ウェーバーはバートン夫妻こそ調べろという。マッケンジーは虐待されているというのだ。オリビアが話を聞いたところ、実はマッケンジーは1年前に夫妻の養子となっていた事が判る。その前は施設や里親の元で暮らしており、エディDとは親しい仲だったという。チャットの相手のIPアドレスから、エディDは里親のマリー・パヴォルコの家に暮らすウェスリーと判る。マッケンジーはウェスリーに会いたがっていたが、マリーに知られるとウェスリーが殺されるので何も言えなかったと明かす。疑いが晴れ、ウェーバーは釈放される。マッケンジーはバートン夫妻の元に返されるが、マッケンジーはオリビアに「助けて」というメモを残す。それによると夫妻は自分を監視するために、体内に何かを入れたという。オリビアは早く助け出したいと急ぐが、クレイゲンはまずはソーシャルワーカーに状況を把握してもらうように指示する。マッケンジーに入れられていたのはマイクロチップのRFIDだった。そこまでするのは娘を愛しているからだとパメラは説明するが、マッケンジーは自分にエラの服を着せ、髪を染めて鼻の形を整形するなど、エラの身代わりにしているだけだと訴える。それでも娘を愛しているという夫妻に、オリビアにはどうすることもできない。一方で、ステイブラーは山小屋にキャンプに来たときに誘拐されたエラ失踪事件について調べる。パメラによると、失踪した日は赤毛の少女がエラを呼びに来て、その後エラを迎えに行くと少女はエラは先に帰ったと言ったという。しかしその赤毛の少女を見た者はパメラ以外に見つからず、父親のケヴィンは娘を失ったショックでパメラが妄想的になってしまったのだという。SVUは夫妻がパメラがエラを殺して、それをかばおうとしているのではないかと考える。パメラによると当日エラを撮影した写真家がいて、その男が赤毛の子を使ってエラを呼び出したと主張する。マンチとフィンがその写真家を探し出し、その日に撮影した写真を探すと、確かに赤毛の女性の写真があった。顔認識ソフトを使い身元を割り出すと、16歳で小児ポルノ作品に出演していたダーラ・ペニントンではないかという。ダーラは15歳で家出をし、売春などで捕まっていた。エラを殺したのかと問われてダーラは、自分の父親からエラを助け出すために連れ出したのだと答える。ダーラの母親は家族を捨てて家を出てしまい、ダーラと父親はトラックに寝泊まりして放浪していたという。そして森の中でエラを見つけた父親が妻にするので連れてこいと言ったので、エラを逃がそうとしたという。自分も一緒にエラと逃げたが、エラは逃げ果せなかった。きっと殺されたのだろう。SVUはダーラの父親の農場に向かうが、驚くことにそこに監禁されているエラを見つける。エラは10年ぶりにバートン夫妻の元に戻り親子は感動の再会をする。そして残ったマッケンジーは?というオチでしたね。意外な結末、そして残された問題、こういう展開はいかにもSVUという感じです。マッケンジー役の子がものすごく上手くて良かった。世の中を恨むような目つきで、必死にバートン夫妻の「虐待」と闘っている。里子仲間を守るために、警察にも事実を告げられないとか、この子が前半を引っ張った感じがします。もちろん、子を奪われたパメラのギリギリな言動も迫真の演技で見ていて辛かったです。最後のオチは予測できましたね。こういう事件が下敷きになっているのかもしれません。エラが穏やかな人生を取り戻すのには時間がかかるでしょうが、両親がいるからきっと大丈夫でしょう。でも、身代わり人形にされたマッケンジーはどういう扱いを受けるのか。この子も幸せになって欲しいですよね。顔認識ソフトだとかRFIDだとか、NCISではよく使うネタですが、いよいよそれがSVUでも使われるようになったか。エリックは露骨にオリビアを誘っておりましたが、これは伏線のようですね。
December 11, 2012
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「いかにも」と言うような猟奇的な事件ですが、「拷問」と"Evil"と言う言葉を聞いて、ANGELを思い出しました。(爆)この手の話は、どうも西洋的な残酷さを感じてならないですね。向こうの人にはなじみがあるのかなあ。日本にも罪人を取り調べる時などにあったはずだけど。S&M願望は誰にでもあるということなんでしょうか?あるいは自分を強烈に否定する存在をすばらしいと賛美してしまう心理があるという事実。一人の教授が学生たちを意のままにコントロールするなど、どう見てもANGEL的。(爆) それと、わざとカルトを思わせるような趣もあって、予断を許しました。 どうやら、この話は実話に基づいているらしく、60年代に高校生にナチについて教えた教師がいたそうです。人間の心の底を覆う闇の部分、Evilな存在に追いつめられた人間がEvilな存在として牙をむく、というダークなお話でしたが、やはり理屈っぽかったかな。この辺でマイアミもやや中だるみ状態という印象です。 それにしても、拷問道具のTool Markを試すCalleighが良いですね~。ぴったりだわ。「縛り」のレクチャーを受けるCalleigh。萌え萌え。 一方、Megan, Adell, Horatioらの先輩諸氏の力を借りて、一人で捜査を続行するEricが頼もしく見えてきました。がんばれ!デルコ。彼は以前に潜水班にいたのですね。それがラボに移動してがんばっている、そういうEricエピでもあったわけですね。また、シュレッダーで裁断された紙くずから気の遠くなるような作業をしてヒントを探し当てたスピードには、「もうかえって休め。」と言うHoratioは、部下思いですね。 あと学生たちの前に立つHoratio。教官姿ではないですが、こういうシチュエーションでもステキです。学生に対して"Don't you think that a human being should have greater value than in a paper research?"というのは、彼のヒューマニズムを表していると思いました。CSI Miami Files本館へ
December 26, 2006
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『バードソング作戦』1シーズンに何回合同捜査があるのか、またまたFBIのフォーネル登場。おじさん同士がつるんでいるのは微笑ましいですが、アクションが少なかったかな。犯人は出てきた瞬間にすぐ判りました。「Alias」のCarl Lumblyが出てきましたが、なるほど諜報機関つながりか。(笑)山中でパトリック・ケイシー少佐が遺体で見つかる。複数の銃創があり、射出口がないことからダッキーはホローポイント弾ではないかという。財布などは残っており、ケイシー少佐が書いたと思われる「バードソング」という血のりの文字が残されていた。ケイシー少佐は国防情報局(DIA)に出向していて、機密の任務に就いていたと思われる。上官のヒンドリー大将は口先では協力すると言いながら、機密情報を楯に何も語ろうとしない。検死の結果、弾丸はフランジブル弾と判る。しかし、近射で撃たれていない事から、特殊な銃で撃ったのではないかという。犯人はケイシー少佐を苦しめるつもりだったのか。ケイシー少佐が死亡する直前に女性とレストランで食事していたのが目撃されていた。マクギーはDIAのサーバーを調べ、3日前に法律顧問が機密事項を含んでいる事を理由に出版を差し止め原稿を押収したという事実がわかる。その本のタイトルは「バードソング作戦」で、出版社の責任者マデリーン・デュモンに話を聞く。マデリーンはDIAの捜査官だけでなく、ヒンドリー大将まで乗り込んでオフィスを捜索していたという。内容は武器取引や汚職、陰謀などで著者は匿名のDIAの捜査官だと伝えたという。内部告発らしく、著者の名前は明かせないといい、ギブスがケイシー少佐の写真を見せると、2部のコピーのうち1部はFBIのエリーズ・アーチャー捜査官に渡したという。NCISがアーチャー捜査官の自宅に向かうと、アーチャー捜査官は首を絞められて殺されていた。側に落ちていたロープはケイシー少佐の手を縛っていたものと一緒だった。防御創がなく、顔見知りの犯行の可能性がある。FBIのフォーネル捜査官によると、アーチャー捜査官は国内テロ組織を担当しており、過激派に武器取引を持ちかけて話に乗ってきたところを逮捕する任務についていたという。昨年DIAに出向してからは、どういう仕事をしているのかわからないという。アーチャー捜査官の夫、デリックは緊急救命士で昨夜は仕事に就いていたと言い、妻がその原稿を読んでいたのを見たと認める。原稿は暖炉で燃やされていた。NCISは燃えかすをラボに持ち帰り、内容を読み取ることにする。アビーはフランジブル弾を発射したのは、流通していないフリントSCRという試作品ではないかという。国防総省が開発を命じたが、欠陥が見つかってお蔵入りしたことになっていた。マデリーンから著者を聞き出したところ、最近除隊したサム・キーラー中尉だという。キーラー中尉を探しだし話を聞いたところ、本を書いたことを認め知人宅に隠れていたという。キーラーとケイシー、アーチャーは共にテロ対策班のメンバーで、キプロスでの「バードソング作戦」で危険なフリント銃を使って取引を行おうとしていたといい、内部告発するつもりで書いたという。原稿は貸倉庫に保管してあるというので、取りに行くと先回りしていたDIAが倉庫を開けようとして、突然爆発してしまう。キーラーは国内のテロリストに武器密売を持ちかけ逮捕しようとしていたが、DIAの幹部に作戦をぶちこわされただけでなく、500丁のフリント銃が消えたという。その銃によってアフガンで民間人が多数殺された事をキーラーに責任をなすりつけられ、復讐のために除隊して内部告発しようと決心したという。キーラーのパソコンを調べていたアビーは、武器商人たちをひとまとめにする「ジン」と呼ばれる陰の存在があるという。NCISはヒンドリーが「ジン」ではないかと考えるが、アレクシスという大学生だと判る。つい最近、アレクシスに頼まれて爆弾を仕掛けたという男が逮捕されるが、アレクシスはギブスとフォーネルの取り調べに対して、武器を売るでアメリカ政府とどこが違うのかと言うだけで、「ジン」かどうかはぐらかす。アビーはケイシーとアーチャー殺害に関しては、アレクシスは無実だという。爆弾を仕掛けた容疑はあるが、アレクシスがキーラーの原稿を手に入れたのは2人が殺害されてからだった。アレクシスのパソコンにはキーラーの原稿が残っており、献辞には「E.A.」という名前があった。ギブスはこれはエリーズ・アーチャー捜査官の事を示しているのではないかと、迫る。2人は不倫をしていたのか。アーチャーの血中から筋弛緩薬を用いた痕跡が発見され、殺された時にアーチャーが抵抗できなかった事が判った。薬を手に入れることができるのは、ERに出入りできる緊急救命士の夫で、取り調べでデリックは本を読んで妻が不倫していると察してケイシーが相手だと勘違いし殺したと認める。自宅からデリックの指紋の付いたフリント銃が見つかる。ギブスは2番目の妻だったダイアンから結婚式の招待状が届くが、フォーネルに対して自分は行かないという。フォーネルもギブスに付き合うことにする。最後のギブスのにやっとした顔が良いですね。ダイアンはギブスの次にフォーネルと結婚して、フォーネルとは離婚しただけでなく、次は国土保障省の男と結婚するという。まあ、何と世渡りが上手な人か、と思いますが、ギブスとしてはフォーネルもまたダイアンを他の男に奪われた事で、「良い気味だ」という事なんでしょう。これで2人は同じ立場?(笑)ダイアンは一度顔を見せましたね。(Angel of Death)フォーネルとしては、娘がいるので思い入れもあるのでしょう。3通も招待状を出してきて、ギブスとしては「誰が出てやるものか」という事でしょうね。「お前の話はここ数年出た事はない」などと、ギブスとの間で同じ女性を巡って意地の張り合いが2人を繋ぐ絆のように見えることもあって、こういうのはいつになっても楽しいです。事件の方はいつものように「犯人かも?」と思わせるキャラクターが見え見えで、もっと早く犯人が判ったのじゃないかという気がしました。トニーはいつものように職場の詮索魔ですね。でも、ジヴァにはバレット捜査官とのことも知られているようで、この辺は伏線でしょうか。
April 21, 2012
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タイトルを見て、また変な日本ネタだろうなと予測していましたが、新たな展開もあって許せる範囲。(爆)しかし、変なところはやはり変です。Makoという名前は多分日系の古い俳優さんのだろうと思いました。ちなみに、この方は本名の「マコト」がMakoになったようなので、生粋の日本人という設定ならやはりMakoは変でしょうね。大阪のヤクザが英語ペラペラというのはアリだと思いますが。今回は何といってもお当番のレスラー(ディエゴ・クラッテンホフ)が光りましたね。演技も表情も良いわ~雪の上で本当にきれいでした。かつてレスラーと組んでレディントンを追っていたFBIのレイモ捜査官が東京で割腹自殺したという。しかし、当時の同僚たちはレディントンに殺されたのではないかという。レスラーは自らレッドに会って事情を聞く事にする。一方、レッドもレスラーに会いたいと言ってくる。レスラーたちがレッドを捕らえようとして、巻き込まれて逮捕されたヤクザのマコ・タニダが網走刑務所から脱走した。タニダはFBIに恨みを持っていて、レッドはレイモを殺したのは彼だという。実際、タニダは偽名でアメリカに入国し、同じくチームの一員だったマグワイヤ捜査官を殺した。タニダの組織は彼が刑務所に入っている間に国際的に拡大し、始めは獄中からタニダが指示を送っていると考えられたが、弟のアイコウが組織を動かしていると判った。クーパーはレスラーを始め、当時の捜査官たちに身の安全を確保するように命じる。レスラーは恋人のオードリーも危ないと察し、安全な場所に隠れることにする。しかし、移動中にタニダ一行に襲われ、オードリーが殺されてしまう。クーパーはレスラーの気持ちを理解した上で、捜査から外れるように命じるが、レスラーは最後の一人、ジョニカ捜査官に連絡を取る。トムを誘惑したジョリーンが自宅に現れ、トムは動揺する。ジョリーンはリズに近くに住みたいので物件を紹介してくれと頼むが、それはトムへの合図だった。トムの隠れ家を訪れたジョリーンは、「報告」するようにいう。トムはリズとレッドの関係を調べるためにリズに近づき結婚までした。しかしベルリンの人々は、トムを2年間も放置してきたという。トムは自宅を監視されていたことは知っていたが、誰が監視していたのか判らないという。レッドが雇ったカウボーイは、ジョリーンの監視を続け、ジョリーンとトムの関係をレッドに報告する。レッドはジョリーンを連れて来いと命じる。愛する人を失ったレスラーはレッドから、タニダの居場所を聞き出し、ジョニカと敵討ちに出かける。リズはレスラーと連絡が取れないことから、レッドに助けを求める。レッドは、アイコウ・タニダは兄が逮捕されたときに死んでいて、組織を動かしているのは別人だという。FBIは当時マコ・タニダを移送したアメリカの捜査官がジョニカだったと知る。ジョリーンを追ったカウボーイは、逆にトムに捕らえられてしまう。トムはカウボーイの雇い主を聞き出そうとするが、カウボーイは口を割らない。トムはジョリーンに家を探すのは中止するとリズに電話をかけさせると、ジョリーンとカウボーイを殺してしまう。レスラーとジョニカはタニダを捕らえるが、タニダは移送中の車の中で、弟を殺したのはFBIの誰かだとしゃべりだす。ジョニカがタニダを遮ろうとして車が横転し、レスラーは意識を失う。気がつくとジョニカは逃げ出していた。ジョニカこそ、タニダの組織を裏で牛耳っている男で、レスラーはジョニカにレッドと仕事をしていることを話す。オードリーが突然戻ったのはレッドが気をまわしてくれたせいだろう。そのおかげで幸せな時間を過ごしていたのに、タニダにオードリーを奪われてしまった。レスラーはジョニカが殺したも同然と言って、短刀を渡すと腹を切れと叫ぶ。そのころ、FBIではレスラーの行き先を追っていた。クーパーがジョニカの山小屋を思い出し、現場に急行する。車内に繋がれていたタニダは逃亡していた。リズがジョニカに銃を向けるレスラーを説得し、レスラーは狙いを外して怒りをぶつける。ジョニカは刑務所に入れば受刑者から狙われると言い、自ら腹を刺す。自宅に戻ったレスラーに、レッドから手紙と共にタニダの首が届けられる。レッドは今は亡き娘が踊ったバレエを毎年自分のためだけに、バレエ団に演じさせていたのですね。愛する者を奪われた悲しみは同じ立場の者しかわからない。オードリーを殺されて復讐するつもりのレスラーに、レッドは一線を越えれば2度と光を見ることはできないぞと忠告する。憎しみに燃えるレスラーはそれでも構わないと、タニダを追った。おそらくジョニカの山小屋に行ってそこで処刑するつもりだったのでしょうか。ところが、ジョニカこそ、タニダの恨みの相手だった。オードリーを殺したのはジョニカではないけれど、暴走したレスラーがジョニカに銃を向け、リズが「あなたは善い人よ。刑務所に入る事になるわ」と止める。ドラマとして、主人公としても完璧な展開ですね。レッドはもちろんダークサイドで、クーパーでさえ白と黒のあいまいな世界にいる。そして思い踏みとどまったレスラーと、夫を信じるリズは光の側に立っている。良いですね~(笑)さて、ついに、ついにトムの本性が明かされた。と言っても、まだ謎がありますが、とにかくトムもジョリーンもスパイだとはっきりしました。「ベルリンの人々」は誰のなのか判りませんが、トムとジョリーンの雇い主はレッドのことを知りたがっている。リズはそのための手段だった。リズを監視する最善の方法としてトムはリズと結婚することにした。するとどうだ。レッドが現れたではないか。リズの義父が死亡した時、トムは隣り合ってレッドと座り、声をかけられたが、あの時にレッドを殺す事もできたはずだ。トムはスナイパーでしたよね。そしてやはりトムは冷酷な諜報員でした。早く気がつけよ、リズ。レッドだってカウボーイが殺されたことはバレバレでしょう。というか、それくらいのことデンベでもできそうでしたが。次週はいよいよ、リズがトムの真実に迫る事になるのかな。しかし、レスラーはタニダの頭をどうするつもりなのでしょうか。(笑)
May 14, 2014
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「ア・フュー・グッドメン」を思い起こしながら見ていました。多分、SVUが軍人のレイプ被害者を扱うことはないのでしょうが、見応えはありました。Shiri Applebyは「ロズウェル」以来、「ER」でも姿を見ましたが、久しぶりですね。若く見えますが、もう30代半ばなんだなあ。沿岸警備隊のアメリア・アルバース少尉が泥酔して車を運転し逮捕されるが、服は破れ傷だらけてレイプされた疑いが持たれ、SVUが事情を聞く。レイプ検査では確かに襲われた証拠が確認されたが、アメリアは記憶がはっきりしないと言い、基地の仲間にはこのことを言わないで欲しいと繰り返す。オリビアが粘り強く聞き出すと、アメリアは仲間と共に軍の新人募集のために街に繰り出し、終わってから憂さ晴らしにバーで酒を飲んだと話す。仲間たちは門限があるので先に帰ったが、自分はバーのコックたちと踊ったようだという。アメリアの父親は沿岸警備隊の大将で、3代続きの軍人一家。父親には弱い自分を知られたくないという。しかし、クレイゲンは軍に出向いて同僚の証言を得ると言い、一緒に行動した3人、リピット、ウットン、グレーバーの話を聞く。彼らはアメリアが酷く酔って手が着けられず、帰れと命令されたなら帰るしかなかったという。そして、帰り際にメキシコ人のコックと身体を密着させて踊っていたという。彼らはまた、アメリアの父親が大物であるだけでなく、アメリア本人の上官が父親に仕えていた事から娘の素行の悪さは報告しにくいと指摘した。SVUはバーのコックに事情を聞くことにする。すると、先に帰ったのは自分たちの方で、アメリアは仲間と一緒に踊っていたという。アメリアに繰り返し聴取を続け、やっとリピットとウットンから酒を飲まされ襲われたと話す。グレーバーは腕を押さえていたという。隠していたのは軍規を破って門限を破り、不名誉除隊になると父親が悲しむためだからという。SVUは容疑者3名を聴取しようと決めるが、上官のタバーツ少佐は3名とも訓練のため海外に派遣されたと答える。バーバは3名のDNAの提出を求める令状と大陪審の召喚状を得て、呼び戻すことにする。アメリアから検出されたDNAは2人分で、リピットとウットンは合意の上のセックスだったと認める。グレーバーは後ろからアメリアを押さえていたというが、それでもレイプを証明する事は難しい。逆に沿岸警備隊の方から、アメリアに門限を守らないなど軍規定違反などで逮捕状が出される。アメリアは軍で32条審問を受け、その後軍法会議にかけられる予定だ。上官のタバーツはアメリアの父親の部下だったので、SVUはアメリアが逮捕された背景について疑問に思う。クレイゲンは逮捕でレイプ事件の捜査が遅れることを心配し、起訴を取り下げるようタバーツ少佐に頼む。アマンダはペンタゴンにいるニックの元妻マリアに、今回の事件について情報を手に入れてくれと頼む。DNA検査の結果、検出されたのはウットンと身元不明の第4の男であることが判った。それが誰なのか3名に聞くが、リピットとウットンはそんな者はいないと否定し、グレーバーは何かを知っているような態度を示す。アメリアは第4の男性について、何があっても絶対に話す事はないという。父親のアルバース大将が娘の前に現れて、アメリアはついにタバーツ少佐にレイプされたと認める。タバーツは女性と見て、赴任当初から自分に言い寄っていたが、上官の命令は絶対であるところをみせるために、部下に命じてレイプさせていたという。大陪審では酔って部下たちと踊るなど、軍人にあるまじき行動をした事を指摘されるが、アメリアはレイプされた時には抵抗するよりは従うべきだという軍の方針に従ったと証言する。しかし、レイプ裁判としてはアメリアは不利な状況にあった。ニックはマリアから手に入れた情報をバーバに渡そうとするが、バーバは軍での証言を使うと審理無効となると拒む。資料を頼んだのはニックだが、これは手の込んだ陰謀でニックははめられたという。SVUは一人だけ様子が違うグレーバーなら話すのではないかと考え、面会する。すると、グレーバーはゲイであることを告白し、自分もバーで男たちに襲われたという。それをタバーツ少佐に報告すると、軍ではゲイであることは隠すべきだと言われ、今回もレイプに荷担しなければゲイであることをばらすと脅されたという。グレーバーは裁判で証言することに同意するが、タバーツはアルバース大将にグレーバーの証言は嘘で、アメリアは軍人として資質がないと言い訳する。評決はタバーツ、リピット、ウットンについて有罪となった。軍はアメリアに対する起訴を取り下げ、アメリアも普通除隊を受け入れる事にした。大将は娘は勇気があると認める。ニックはマリアに情報が裁判の無効を狙うものだったと告げる。マリアはそんなことは知らなかったというが、ニックはマリアに足を引っ張られないよう気をつけろと言う。最後のはめられた、というのは思わせぶりですね。アマンダがたまたま頼んだ事が、どうしてニックをはめることになるのか。彼の家庭事情に詳しい人物がいて、ニックに恨みでもあるのでしょうか。ちなみに、元妻は新しいデート相手がいるらしい。仕事を選んでDCに行ったはずですが、子供を急に「預かって」と押しつけて何だか、嫌な女ですよね。事件の方は、伝説の大将が娘を愛する普通の父親であって良かったです。そもそも、辱められてそれはお前が弱いんだ、という親がいるだろうか。タバーツにしても、尊敬する元上官の娘をレイプするというのが信じられない。ということは、大将を辱めることになりますよね。本当は恨んでいたとか?上官の命令なのでアメリアが黙っていると思ったんでしょうか。それなら、逆に軍人として合格ラインだったということになりますが、レイプした動機が意味不明。軍の教えではレイプされたら抵抗せずに従うのが賢明というのも信じられない。軍の中では意味不明な事が重要とされるという、そういうことが言いたかったのかな。フィンがレンジャーにいた、というのは事務職として働いていたということですよね。クレイゲンは今回は良く働きました。さすがに、軍に話をするときは警部が行くのですね。(笑)
June 16, 2014
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最後まで何だか、嫌な気持ちになるエピソードでしたね。この間まで、オリビアが被害者にのめりこんでしまうのをアマンダが「だから言ったじゃないの」という対応をしていたのが、いきなり立場逆転ですか。この先、しばらく憂鬱なアマンダが続きそうですね。アマンダが参加している断酒、依存症更生グループで、スポンサーをしているレナ・オルソンが同じグループのジーン・フィアースタインにレイプされたと訴えてくる。その夜、アマンダは自分のスポンサーでありバーのオーナー、ネイト・デイヴィスと共に、レナとジーンと食事をしていた。レナによると、ジーンが部屋に来たので中に入れ、成り行きでセックスしたが、途中から乱暴になり嫌だと訴えても辞めてもらえなかったという。さらに、良く聞くと、最初に部屋まで送ってもらった時に玄関先で合意の上でセックスしていたことも判る。アマンダは深夜にレナを病院に連れて行きレイプされたと信じる。翌朝弁護士をしているジーンに話を聞くと、乱暴なセックスはレナの要求で、それを証明するメールもあるという。バーバはレナの発言が途中から変化したり、ドラッグや酒に依存した経歴などから、ジーンをレイプで起訴するには、難しいケースと考え、ジーンにプレッシャーをかけ接近禁止命令を取ると脅すことくらいしかできないという。ジーンには海外に婚約者がいて、相手にレナとのトラブルを告白済みだという。アマンダは起訴はできなかったが、今後はジーンと会うのを避け、何かあったら知らせて欲しいとレナに告げる。ところが、レナのアパートの屋上からジーンが転落死したという知らせが入る。ワーナー検死医はジーンが屋上で誰かとオーラルセックスをしていたと断定する。レナはジーンが部屋を訪ねてきたかという質問に、ジーンにもう来ないで欲しいと電話をかけたら来てしまったので、玄関先で少し話して、屋上に行ったという。彼の好きにさせれば関係が終わると思っていたが、途中からジーンが乱暴になっていったので、怖くなってジーンを突き落としたかもしれないという。レナはアマンダがレイプだと信じてくれなかったので、事実を正直に話さなかったという。バーバは他に証人を探すようにいう。アマンダはフィンとニックからネイトと親しい事に懸念を持たれる。アマンダ自身も、ネイトがレナのスポンサーだったことから、彼女と寝ているのかと問う。ネイトはあいまいに答え、レナが父親から虐待を受けて苦しんだので、ジーンのような相手に特別な対応をするのだと説明する。ジーンの婚約者メリッサが帰国し、ジーンからレナに何をされるのかわからないというメールを受け取っていた事を明かす。ジーンはレナと話を付けに行くつもりだったと言い、自分に何かあったら警察に通報するよう伝えていた。レナのアパートの管理人は、事件の2日前にレナから屋上ドアの開け方を尋ねられていて、当日は警報装置が壊されていたという。SVUはレナをジーンの殺害容疑で逮捕する。裁判でオリビアは検察側の証人となるが、アマンダはまだレナに同情的で、バーバにネイトと交際していることは告げなかった。メリッサはレナから「ジーンは私の物」だというメールや、2人の仲を裂こうとするような画像を送られていた事を証言する。ジーンは別れたいというと、レナにレイプされたと通報すると脅されていたという。ニックはアマンダに秘密で更生グループの会合に出て、ネイトが女性と見れば手を出している事を目撃する。そのことをアマンダに伝えるが、アマンダは「私をスパイしていたのか」と逆ギレして、ニックだけでなくSVU全員を遠ざける態度を見せる。そのアマンダが弁護側の証言を行うが、ネイトも弁護側の証人を頼まれていた事を知らされ驚く。そもそも、レナがレイプのことを伝えたのは、アマンダが刑事だからというが、そのことをしゃべったのはネイトしかいないはずだ。バーバはレナに厳しい質問を浴びせると、涙を流したり、過去のPTSDが現れる様子を見せる事に別の手が必要だという。オリビアはレナに感情移入するアマンダに、更生グループではなく、資格のあるセラピストに話すべきだと諭す。アマンダはまた拒絶してしまう。バーバはネイトの証人尋問で、レナと肉体関係があるのではと尋ねる。アマンダの妹がDVを受けていた話やそういう女性には同情しやすい事などをレナに話し、アマンダを更生グループの会合に呼んで欲しいと頼まれたかと尋ねると、ネイトは肯定する。ネイトはレナの殺人に共謀したことは否定するが、結果的に利用された事は否定できなかった。アマンダはボーイフレンドの証言にショックを受け、愛想を尽かす。評決でレナは有罪となる。SVUはアマンダの立ち直りに気を配るが、アマンダはこれからも更生グループに通うと強気を装う。アマンダはまたギャンブル依存に戻ってしまう。虐待を受けた事を装い、発言を二転三転させる被疑者にイライラさせられましたが、これも立場を変えると被害者特有の言動だということもあるのでしょうね。SVUとしては一方的な決めつけはできませんが、そこはプロですから、しっかりしないと。アマンダは妹のことで災難続きでしたし、更生グループに通う気持ちも判りますが、スポンサーと寝たらダメでしょう。しかも、このネイトという男は「お前はセラピストか」という上から目線の男で、参加者の弱みにつけ込んでやりたい放題。アマンダもこの男しかいないのかな。表で強がる分、アマンダは仲間には助けを求める気はない。というか、できないんですね。しかし、ニックに対する暴言は許せません。同僚でしょう。この段階で赤信号でしょう。オリビアに対するジェラシーはアマンダ本人では?そう、オリビアはNYPDで8000人中48番の成績で巡査部長に昇格しました。祝!同居するキャシディも刑事に復帰(ただし、内部捜査だけど)なので、こちらはとにかくめでたい。仲間を呼んでのお披露目パーティをするようになるとは、昔のオリビアからは想像できませんね。この2人、すっかり年季の入った夫婦に見えます。寂しかったクレイゲンもアイリーンという彼女ができたらしい。そういう仲間と距離を置くアマンダの力になるのは誰なのでしょうね。もうマンチもいませんしね。何はともあれ、憂鬱さが涙を流しているようなケリー・ギディッシュの演技は大したものだと思いました。
June 23, 2014
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多分、後のエピソードのための伏線になるのでしょうが、正直、ストーリーは面白くなかったです。オリビアも完全に管理職として、クレイゲンの後釜の仕事ですので、盛り上がらないですよね。被害者がとてもリアルに感じられる演技をしていたのがすごいなと思いました。16歳のエイブリーが自宅からいなくなったと通報があった。両親が昨夜連絡を取った後、朝帰宅すると、家の中は荒らされ、宝石もなくなっていたという。近所の話では、昨夜は家の中で騒いでいたようだったという。ベッドに血液があり、エイブリーの父親は娘が貧しい地区に住むヒスパニック系のマニーと交際していたことに反対し、別れさせたという。マニーは2年前に兄のヘスースがギャングの抗争で撃ち殺されており、祖母と暮らしていたが、今日は学校に来ていない。高校の同級生に聞くと、エイブリーとマニーは親の反対があったが隠れて付き合っていたという。マニーの祖母によると、マニーはギャングとは距離を置き、世話を見てくれる良い子だというが、ニックはマニーの部屋からBX9の帽子を見つけ、実はギャングのメンバーであることが判る。ニックが地元の知り合いからマニーの居場所を聞き出し、身柄を確保する。マニーはエイブリーとは別れ、昨夜はエイブリーの家に行っていないと答える。ところがエイブリーがビルの屋上から身投げをしようとしているという通報があり、アマンダが思いとどまらせようと説得を続ける。消防隊が間に合って、飛び降りたエイブリーは救われたが、エイブリーはマニーが殺されたと信じ込んでいた。エイブリーによると、昨夜、マニーと勉強していると、知らないヒスパニックの男3人が入ってきて、家の中を荒らした上、マニーに銃を突きつけて、その目の前でレイプされたという。そのことを誰かにしゃべるとマニーを殺すと言われたが、今朝マニーに連絡を入れるとマニーを殺したと言われたという。マニーはBX9のメンバーかと問われ、何も知らない、自分はメンバーではないと答える。現場の証拠やレイプ検査などから、3名はBX9のボスOG、奪った宝石を質屋に売りに来たミゲル、SNSにレイプを自慢していたリゴと判り、それぞれ逮捕される。3人はマニーに呼ばれてエイブリーの家でパーティをして、エイブリーがやりたがったのでセックスをしたという。エイブリーはレイプされたにもかかわらず、身体が反応してマニーとでも、経験した事がないような状況になって、それでマニーが自分の事を怒っていると考えていた。オリビアは身体の反応であり、何も罪悪感を持つ必要は無いと慰める。しかし、エイブリーはそのせいでレイプを告訴する証言はしたくないという。SVUは、祖母がギャングに襲われ、やむなくマニーがギャングのメンバーになって、その忠誠心を示すために自分の彼女を差し出したのか、あるいはマニーが組織を裏切ったのでその復讐のためにエイブリーをレイプしたのかと考える。ニックはマニーの祖母が、まもなく2,000ドルの報酬が手に入り、それで死んだ兄の墓石を買うことができると言っていた事を思い出す。リゴは、マニーが薬局強盗の手伝いで銃を撃って、アスピリンを奪う事になっていたが、マニーが失敗してその罰を受けたという。SVUはマニーに証言させようとするが、マニーはエイブリーが自分には見せない反応をしていたことにこだわり、証言できないと拒む。エイブリーの父親はマニーも同罪だと、4人を断罪して欲しいと言って家族でしばらく家を離れるという。しかし、移動中の一家をBX9のメンバーが襲い、証言を考えていたエイブリーは完全に口を閉ざしてしまう。レイプ被害で起訴する事は絶望となったが、ニックはヘスース殺害の線で3人を逮捕できるのではないかという。ヘスースが殺された時、目撃したのはBX9のメンバーで、ヘスースを殺した銃が、その後未解決の強盗事件でも使われている事がわかった。その銃は、共同で使用するコミュニティ・ガンであり、ヘスースは仲間に殺された疑いが出てきた。マニーはヘスースはOGをかばって対立グループに殺されたと信じていた。しかし、その後、BX9はヘスースの敵を取っておらず、兄を殺した銃をマニーは強盗の時に持たされた。マニーは忠誠心でエイブリーをレイプさせたと認める。事前に知らされていたので、エイブリーを逃がすこともできたのにしなかった。それを知られたくないのでレイプ罪の証言はできなかったという。ニックはマニーを説得して、保護拘置下でBX9の仲間が起こした罪について証言させる。エイブリーは自分が忠誠心のために差し出されたと知り、ショックを受ける。ところが、マニーは刑務所で舌を切り取られ、首を吊っているのが見つかる。しゃべったことが知られて殺されたようだ。そうなると、バーバは証言VTRは証拠として使う事ができなくなるという。バーバは弁護側の不法行為でマニーが殺されたと主張するために、OGの恋人にOGらがレイプで起訴されると告げる。慌てた恋人がマニーに電話をするが、通話は録音されて公開されており、その会話でOGは部下にマニーを殺させた事を明らかにしていた。OGの弁護士は取引を申し出るが、オリビアは仲間の行動について証言する事が条件だと突っぱねる。OGはふてぶてしく笑い、オリビアの命が危ないと脅す。オリビアは受けて立つと答える。オリビアが巡査部長として任官式に出て、やっとニックも敬意を持って応対するようになりましたね。まあ、それは良かったですが、命令する側に回ったオリビアというのはちょっと物足りないですね。しかも、売り言葉に買い言葉で、街のギャングを甘く見たような発言はいただけない。この間までルイスに拷問されて、PTSDに苦しんでいたというのに、いくら昇進しても、個人としては危険なことは変わりない。キャシディが毎週、都合良く潜入していますが(笑)、オリビアのピンチに助けに来てくれるのでしょうか。ルイスだって、あれからどうなったのか、戻ってきてまたオリビアを狙うのか、気になりますね。SVUの人材不足は続いていて、アマンダも相変わらず不安要素があって、ニックとマリアの問題もどうなったことやら。被害者のエイブリーの罪悪感に対して、マニーの情けなさが腹立たしかったですね。まあ、結局マニーは勇気を出して証言して殺されてしまった訳ですが、 エイブリーには愛だとか、何だとか忘れて、前向きに明るい人生を求めていって欲しいです。そういう意味で、エイブリーのお父さんの心配は当たっていたということでしたね。
July 21, 2014
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先週がしっちゃかめっちゃかの良くも悪くも「マイアミエピ」だったのに比べて、今週は大人しめでしたが、ここに出てくるだろうというアングルに必ずHoratioが映っているという、ツボを押さえた「やっぱりマイアミ」になっておりました。ネタバレ注意 なんといっても、Calleighが大活躍。Hummerごとエバーグレイズに突っ込んで、脱出する場面などサービス満点。 水の中ではまるで人魚ですよ、輝くように美しい~濡れ髪良いなあ、ブロンドの魅力を再認識しました。それにお姉様のいうことを聞かないライダーを一喝、ねじ伏せてカフをかけるシーンなど、もう萌え萌えです。かっこよすぎる。(壊) もちろん、エバーグレイズの火事の時のAlexxのように、車と共に水中になくした証拠を心配するCalleighを「大丈夫?」と言うHoratioは定石です!「救急車はまだ来ない。どこへも動かないで欲しいね。」「でも、証拠が…」「今はねお嬢さん、重要じゃないんだ。(Right now, sweetheart, that's not important.)」「でも全部だめになってしまったわ。」「ああ、なにもかも。だが、あなたは違うでしょ。(Yes, everything. But you, ma'am ? )」 あははは、こんな上司ってありか! このソフトな表現を、吹き替えでも活かしてもらいたいですね。もちろん、Ericにも「潜水してくれ」と頼む。「俺に任せておいてくれ。」というEricの無言のやりとりが良いですね。彼は本当に頼りになる存在になりました。 先週はミスをしたNataliaは、今週はちょっと落ち着いていました。「積極的になれば、できるようになるよ」と、Ericに容疑者の車を調べさせてもらってお手柄。ほとんどの証拠分析に関りました。(これも先輩諸氏の心配りの結果なのか?)Ericは先生役としては、Ryanよりはかなり上です。そういえばRyanがあまり出番がなかったのが、他に撮影があったんでしょうか。 今回は暴走族(要するにヘルズ・エンジェルスのような集団)にundercoverに入っていたATFの特別捜査官が被害者と容疑者の両方で出てくるのですが、被害者の妻には(キターーー)先週感動のYelinaとの再会で思い出したのが、Hはまたまた慰めモード全開です。「彼は辞めることはできなかったんですよね?私に出来ることがあったら遠慮せず、いつでも電話してください。」なんでもかんでも自分の身内に結びつけてしまうH。 本当は救って欲しいのは自分なのかも? 一方、容疑者Jakeの方はCalleighとアカデミーの同期らしい。Jakeが主席だったけれど、Calleighが彼に気を奪われて主席の座を逃したとか?なんとも自信たっぷりで生意気な奴です。 お色気作戦というわけではないが、「協力して」というCalleighに「仲間は大切だが、君のために秘密を漏らすことはない」と最初から2人は微妙な雰囲気。 でも、彼の銃がpartner殺害に使われた、となっては今度はCalleighの力を借りなくてはならない。そう言う意味ではJakeはCalleigh に借りを作りましたね。「今度はあなたの事件なのよ。」 惚れるなよー、惚れるなよー。 スポイラーによるとどうやらこの囮捜査官とCalleighはなにやらある雰囲気。潜入捜査官の妻がどんな辛い思いをしてきたか、実際に聞いているだけにCalleighもそんなことにはならないと思いたいのですが。 それにしても、あのHagenといい、シークレットサービスの彼といい、Calleighは男の選び方が悪いな…(爆) HoratioまでJakeにしつこく念を押します。「また元の仕事に戻るのか?お前は一線を越えたな。ドラッグはやるのか?Billyはお前と違ってクリーンだったぞ。」「だから殺されたんだよ。」「俺にもアンダーカバーの弟がいたが、彼は一線を越えてダークサイドに行き、二度と戻ってこなかった。二度とだぞ。(He never came back.)」 そんなにRaymondのことを他人言わなくてもいいじゃないか、あの世に行ってまで悪く言ってやるなよ、と思ってしまいました。 その他ラボのCooperはFrankの依頼にも応えるし、Ericの捜査の手伝いなどして出番が多く、先シーズンに続いてラボから出るシーンが多いですね。また、ひたすら下働きのFrankは、Calleighのおしりを拝むチャンスに恵まれ(爆)、これは役得か! 久しぶりにCynthiaが登場。ロングヘアです。筆跡鑑定など紙関係は彼女ですね。 意外だったのが、まだStetlerが出てきました。FBIの仕事を下請けしているのかいつもはHoratioをいびる側ですが、武器不正輸出に関わる容疑者について、今回はHoratioの依頼を受けて協力していました。顔が悪役顔でも、やることはやってくれるのね。CSI Miami Files本館へ Jo Jo Gunne『Falling Angel (LP Version)』びちさんのブログみよねこさんのブログ
October 14, 2007
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カレンの次はサムの本筋エピ。今シーズンはキャラクターのストーリーを本気で片付けにかかった感じですね。各人の契約の問題もあるからかな。ぜひ、完結させてほしいものです。もちろん、内通者問題についても。それにしても、先が読める展開だなあ。サムとカレンは、要請を受け、エリトリア西部のサリー大佐の元を訪ねる。サリー大佐は長年、虐殺を行うLRAのカルメを追っており、NCISの情報漏れを気にしつつ、サムにある情報を打ち明ける。カルメが1週間滞在していたキャンプのテント内に、サムの一家の情報を集めたものがあった。ずっと監視していたらしい。NCISはすぐにミシェルやエイデンらを保護し、隠れ家に滞在させるが、問題はカルメがどうやってサムの情報を手に入れたかだ。他の情報機関はNCISの情報漏れを恐れ、非協力的だ。ケンジーとディークスはエルムスリーと連絡を取る。サムはヘティの命令をきかず、このままアフリカに残り、10年間逃げ回っているカルメを追うという。エルムスリーはカルメの情報をNCISに話すことは危険だと言いつつ、借りを返すという。LRAで少年兵をしていたサリームがLAの南スーダン平和団体の職員となっている。サリームはカルメの事をよく知っているという。早速ケンジーとディークスがサリームに話を聞くが、すぐに団体の創設者でCEOのエヴァン・ラベルが現れ、質問は理事会とCIAの確認を取ってからしてくれ、と追い返す。緊急を要するため、ケンジーとディークスはサリームの過去の犯罪歴を持ち出して身柄を拘束する。エリトリアでは、サリー大佐の軍がドローンで撮影したLRAの女性たちの写真をサムたちの前に持ってくる。そこには、ジェイダと兄のタヒアの姿があった。LRAでは女性を性奴隷として拘束しているという話もあったが、サムはタヒアが自分を監視している黒幕だという。この近くにタヒアの農場があり、ジェイダもそこにいるというが、国境を越えるため、サリー大佐らはすぐに出撃することはできない。サムは一人でもジェイダを救い出し、彼女からタヒアの情報源を聞き出し、NCISの内通者を探ると主張する。ケンジーとディークスがサリームから有益な情報が得られないでいると、エルムスリーからすぐに来て欲しいという連絡があった。緊急を要する様子で、家に入ると争った跡があり、エルムスリーの姿はなかった。サムとカレンがタヒアの農場に到着し、見張りを倒してタヒアを拘束する事に成功する。サムはタヒアを拷問して、内通者の名前を吐かそうとするが、タヒアもジェイダの名前を持ちだしてサムを挑発する。エルムスリーの家宅捜索をしているケンジーとディークスの前に、CIAのマーディ捜査官が現れ、エルムスリーが会わせたい人物だと判る。マーディはカルメをずっと追っており、カルメの金銭関係で情報を提供する。アフリカ北東部の多数の銀行に、あるダミー会社から送金が行われており、それがLAの国法銀行と関連があるという。調べると、銀行口座は南スーダン平和団体の名前になっており、カルメと戦っているはずの団体がカルメに資金を流していた。サムの尋問にタヒアは口を割ろうとしない。ヘティはサムとカレンを危険から遠ざけるために、海軍長官に頼み特殊部隊を送って、タヒアを移送するという。タヒアの尋問は国外でも良いではないか。ヘティの手元にはジェイダの生存情報は入ってきていたが、あえてサムには知らせていない。グレンジャーはサムがジェイダを追う理由は単に情報提供者を聞き出すためでなく、ジェイダへの義務感があるという。ヘティは憎まれ者になっても、ジェイダの事は知らせないと答える。ラベルの身元を調べたネルは、実はローランという名の詐欺犯だという。フランスでマフィアと繋がり、金を集めてカルメに情報を流している。カルメは自分を捕まえるために集められた資金を軍事に流用することができ、追っ手の情報も手が入るという訳だ。ローランとカルメがダークネットで繋がっているという事で、サリームが嘘を言っていると気づいたケンジーとディークスは、サリームが少年兵として洗脳され、今もLRAの手先なのではないかと考える。タヒアの農場にサリー大佐の隊が到着し、タヒアを移送するという。サリー大佐は匿名で大使館を通じて送られたジェイダの写真をサムに見せ、100キロ先にいるらしいという。サムはジェイダに会って戻るまで、タヒアの移送を待ってもらうようにいう。ケンジーとディークスは、サリームがローランと同じように、銀行でLRAに送金していた証拠を突きつけ、真相を話せと迫る。サリームは、国で妻子を超すと言われアメリカに来てローランの下で働き始めたと認める。今、ローランはエルムスリーをさらい、事情を聞き出しているというので、隠れ家に向かうと、エルムスリーは拷問され、ローランは銃を突きつけていた。エルムスリーは投降すれば終身刑を免れると、取引を申し出て、ローランはエルムスリーを開放する。しかし、エルムスリーには取引する権限はなかった。ジェイダを追うサムに、カレンは罠ではないかと言うが、サムはジェイダはそんな人間ではないという。2人が兵士に取り囲まれた時に、ジェイダが現れ、兵士たちはLRAではないという。指揮を執るバドリ大佐は南スーダン軍の所属で、ジェイダを兄から救い出してくれたのだという。バドリと婚約しているというジェイダは、10代の頃にバドリに恋をし、アメリカでの3年間で連絡を取り合っていた。スーダンに戻った時、タヒアはサムに復讐するため自分を罠に使ったが、今はバドリとの愛は本物で南スーダン軍が守ってくれるという。タヒアの情報源については知らないという。ジェイダと別れたサムとカレンが農場に戻ると、サリー大佐の隊はカルメの部下に襲われ、タヒアを奪われていた。カルメはずっと監視していたようだ。サムの家族は引き続き保護されることになった。NCIS全員が危険にさらされている。テントにあった写真が撮影された時期から、その1年前に逮捕されたブラウンと同期の者が怪しいのではないかという。ヘティは大使館に匿名の情報を送ったのは、グレンジャーだという。ヘティとグレンジャーが、俺たちはお互いに嘘を付き合っているというのはにやりとさせられました。カレンは父親の事になると暴走しますが、サムもまた、ジェイダ絡みとなると暴走しますね。カレンがブレーキ役になるはずもなく、捜査官を失いたくないというヘティの親心をあっさりと裏切ります。(笑)グレンジャーは男としてサムの気持ちを理解すると言うことかな。サムは多少なりとも、ジェイダがまだ自分に対して気持ちを持っていると思ったのか。あるいは、騙したジェイダへの思いを消せないのか。家族を守るためというのは、言い訳に聞こえますね。(笑)さらにサムがジェイダを追っていかなければ、タヒアは移送されていたはずなので、本来ならサムの責任は重いはず。サリー大佐には迷惑を掛けましたね。もう、みんな自分勝手なんだから。今度はジェイダがサムを助けてくれるのかな。やたら引っ張りましたが、やはり女は強し、ということですね。世界刑事裁判所(GCT)で有罪になったカルメはまだ登場していないですよね。タヒアと共に捕まるのかな。
November 25, 2016
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LAとしては、珍しく無駄なシーンがなくて、物語が前に進みました。子役の子が達者すぎて「そんな訳ないだろう」と突っ込みたくなる場面もありましたが、とにかく「今日はドラマを見た」と実感できて良かったです。別のドラマみたいでしたね。LA市内で車の爆破事件が起こり、自爆テロが疑われた。実行犯は11歳ほどの少年で、そっくりの顔をしたもう一人の少年と一緒に、外国人らしい大人たちに追いかけられていた。現場で採取された爆薬の成分が、バインテックスだったため、NCISに捜査の依頼が届く。爆弾はスマホを使ったデッドマン・スイッチが使われており、少年に何か異変が起こると起爆することになっている。追いかけていた男たちはインドのアルカイダのメンバーで、NCISは逃げたもう一人の少年を捜す。顔認識によると、少年はイスラエルの外交官の一人息子、トマル・ザイヴィと判るが、何とトマルは両親と共にイスラエルにいた。2人はそっくりで、双子、いや三つ子なのか。しかし、なぜ兄弟が別れて存在しているのか。逃げた少年を追ったカレンは、ビルの屋上にある水タンクの中に少年が隠れているのを見つける。少年は怯え、自分は天国に行くため死ぬという。スマホの画面から指を外すと身につけている爆弾ベストが作動する。カレンは、親に捨てられたというナディアを自分もひとりぼっちで育ったと説得し、安全にベストを脱ぐよう試みる。一方、トマル・ザイヴィの出生地を調べたところ、インドのムンバイであることがわかる。両親は不妊治療でインドで代理母を雇い、トマルを引き取ったのだろう。しかし、トマルに2人の兄弟がいることを両親は知らされず、テロリストたちは闇に売られた子供たちを使って自爆テロなどを行ったのか。ザイヴィ夫妻の主治医は倫理的に問題のある行為を行い批判されていた。カレンはナディアに、捨てられたのではなく、両親の知らないあいだに引き離されたと説明するが、ナディアはなかなか理解する事ができない。ケンジーはザイヴィ夫妻に協力を求め、大切に思ってくれる家族がいると説得してもらう。やっと理解したナディアだったが、ベストを脱がせるにはナディアの心拍数を落ち着かせ、スマホを同期させる必要があった。カレンはナディアの心を開き落ち着かせ、やっと爆弾を取り外す事に成功する。そのころサムは、ナディアから聞き出したテロリストのアジトに向かい踏み込む。男たちは制圧されたが、別室にはナディアと同じように爆弾ベストを身につけた少年たちが4人もいた。アメリカへの憎しみを口にする少年たちをサムはムハンマドの教えを説いて説得し、爆弾から開放する。ナディアはザイヴィ一家と面会し、絆を感じ始める。カレンは逆にナディアから励まされる。ディークスはケンジーが子供を持ちたがっていると知り、動揺する。しかし、子供は無理でも結婚はできないかと考える。子供は純粋なので、だめだと言われていれば簡単には他人を信用しないと思います。誘拐されて洗脳されたのなら、家族との絆や想い出があるので、もしかすると感情が呼び覚まされるかも知れない。でも、生まれた時から聖戦のために教え込まれていたのだとしたら、やはり簡単にはいかないでしょうね。そこで、カレンとは同じ生い立ちを共有し、サムとは信仰が少年たちを動かすことができた、ということかな。爆弾処理班はただでさえ緊張するのに、あと4人と知って、ぐったり来たかも知れませんね。スマホが起爆装置ならば、ハッキングによって解除することができるというのは興味深かったです。ループで心拍音を置き換えるというのは映画「スピード」だなあ。さて、ついにディークスがケンジーにプロポーズか?何となく、ダニエラの妊娠が判ったタイミングでストーリーをそちらへ向けようという臭いがしますね。(笑)いくらケンジーでも、子供が欲しいとだだをこねるのは唐突すぎます。しかし、これで2人の関係は大きく変化することになるのでしょう。跪くディークスを想像するだけでも、楽しい。(笑)その時が待ち遠しいです。
December 9, 2016
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