承前 )
旭日丘湖畔緑地公園では、夕焼けの渚・紅葉まつり(10.23.~11.8.)の最中。トレンクルを押して歩きながら会場のコースをひと巡り。前ページの紅葉の写真はその殆どがこの会場内コースで撮影したものでありました。
紅葉に立ち混じって、立派なヤドリギも目に入りました。
ヤドリギは万葉ではホヨ(保与)と言ったことや、このホヨを詠んだ大伴家持の歌などが思い出されるが、詳しいことは以前の日記でも触れているので省略します。
大伴家持のこの歌は年賀状などに記載しても似合うかと。
<参考> あけましておめでとうございます。
2013.1.1.
氷見銀輪散歩(4)
2012.11.8.
さて、山中湖畔のサイクリングロード。銀輪散歩を続けます。
旭日丘湖畔緑地公園の中ほどから国道413号となる。撫岳荘前バス停を過ぎた辺りから、湖畔を外れて国道沿いに自転車道も続く。
やがて小さな川を渡った処、「山中湖交流プラザきらら」という公園の手前で自転車道は左折し、国道と別れて再び湖岸沿いの道となる。
(山中湖・交流プラザきらら前の自転車道から南西方向を望む。)
道沿いに赤い実をびっしり付けた見慣れない木が目に付き始める。何と言う木の実だろうかと撮影しながら行くと、一本の木に「ズミ・バラ科」と書かれた札が掛かっていた。
ガマズミはよく目にするが、ズミは初めて。
ガマズミに なけどズミの実 しぐれては
ヌレネズミとも その名ぞ呼ばむ (鼠小僧)
この辺りから北岸のキャンプ場の先にかけての道が自転車道としては最も快適な道である。雨も止み、時折、日差しも。されど・・富士山は?
みさきキャンプ場へと向かう道は大きく左にカーブし、この付近では南向きになり、キャンプ場を過ぎると西向きとなる。天気が好ければ、前方左手に富士山が見えて来る筈なのだが・・。
さて富士は いづこにますぞ やまなかの
うみにしぐれて 甲斐路かひなし (偐家持)
キャンプ場付近はブナの林。富士山麓のブナはフジブナと呼ばれて盆栽家に愛好されているそうな。
キャンプ場前で道は直角に折れて西向きとなる。しかし、富士山は?
もみぢ葉が散るばかり。雲な隠しそと言うも烏滸なり。
風が吹く。もみぢ葉がハラハラと散る。しきりに散る。
恋ひぞ来し みぎはの道は ひとすじに
散るやはららの もみぢ葉の道 (偐家持)
赤い実が目に入ったので、自転車を停めて近付いて見ると、イチゴでした。葉が見慣れない形であったが、帰宅してネットで調べるとバライチゴという木苺であることが分りました。
上の写真の緑の部分がその群生であるが、こんなにも群生している木苺も目にするのは初めてです。
山中湖は鯨の形をしているらしいから、「鯨の湖」と呼んでもいいのだろうが、この一角は「白鳥の湖」でありました。
白鳥が登場した処で、字数制限のようです。本日はここまでとします。(つづく)
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