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August 6, 2005
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カテゴリ: ライブ
川嶋哲郎(ts,ss,fl) 中村真(p)



おかやまJAZZフェスティバルのプレイベントとして、岡山市は
中国銀行本店のエントランス部分にて野外ステージ。

1部はラテン・ボッサ系のグループの演奏。そして日も暮れ
あたりが青い闇に沈みはじめる頃、第2部として
川嶋×中村チームの演奏。

なにしろ野外ということしか知らず現地に赴いたのですが、
頭上高くに屋根に相当する部分が石造りで設えられてあり、

音の跳ね返りと抜けの感じがとても良かったです。

そしてステージ上にはきちんとピアノ。響板はあまり開けておらず。
マイクで拾ってます。サックス用に1本スタンドマイク。
いわずもがなですが、マイク通さなくてもとてもよく響いてます。
むしろ、ライブハウスで聴くよりもはるかに美しい響き。

正直に告白しますと、わたし、事前はこの日の演奏の内容には
あまり期待していませんでした。夏の野外イベントというだけで、
なんとなく「ああ、軽く聴ける感じの内容になっちゃうのかな」
という先入観があって。今にして思えば、川嶋さんと中村さんの
2人で「軽く聴ける感じの」なんて、ぜったい無理ですよね。

ところが、フタを開けてみたら。川嶋さんが本当に真剣に吹いたら

ぜったいに手は抜いてないけど、やっぱりその日のメンバーや
場の力によって、出来ることと出来ないことはある。



最後の2曲以外は、すべて川嶋さんのオリジナル。

●Lamentation



ピアノでの入りを聴いただけで、この曲と分かる。まさか
川嶋さんのオリジナルが聴けるとは想定していなかったので
衝撃と喜びとで鳥肌が立つ。ほんの少し聴いただけで中村さんの
ピアノに再度鳥肌が立つ。これはすごいことになる、と、この時点で
予感。いや、確信。

そして、この曲を頭に持ってくるところに川嶋さんの本気度を感じる。
スローな、マイナーのこの曲のテーマを、深く、深く、美しく
なんと丁寧に吹いたことだろう。

会場のすぐとなりにバス停があり、頻繁にバスが停まっては乗降が
繰り返されているが、そんな音などまったく気に障らない、会場全体が
深々と集中していく空気。

もちろん、後ろの方では子供さんの声が聞こえたりしてるんですが、
不思議にまったく気にならなかった。それすらも、空気の一部として
違和感がなかった。

●Thaw

雪融けを意味するタイトル。これ、去年の岐阜県美術館で石井さんと
2人でやったのがすごく印象に残ってる。中村バージョンはそれとは
もちろん趣が異なる。中村さんもよかったが、これは石井さんに
軍配を上げておこう。良し悪しではなく、単純に自分の好みとして。

●スカイスクレイパー

これ、わたし入ってるCDを持ってないです。何枚かに入ってる
筈なんだけど。で、この日初めて聴いたので、印象がうまく自分の中に
残ってない。とにかくどの曲も素晴らしかったので、この曲も
素晴らしかった筈なのですが、どこがどうとは説明不可能。

●Cresta

抜群によい。演奏している側も、客席の空気も、どんどんと深まって
ドライブしていく感覚。

●Horizon

このステージの白眉、と個人的に思う。なんという音の広がり。
穏やかな光に満ちた開放感。

前曲のCrestaのあたりから、上空に幾柱もの巨大なエネルギーが
降りてきているのを感じる。ものすごい波動のうねり。
ここにあってここではない場所に繋がっている。

●この道

あとで書いていて思うけど、前の曲からうまく地上へとテンションを
導いて収束させるのに、この曲はとてもうってつけだなあ。

そして終盤、テーマを4度ずつ上げて繰り返し、とてもテナーから
出てるとは思えない高音で「ぴぎゃーーぷぎょーーーーー」と吹いて
あまりにも完璧な出来のステージを壊しに掛かる川嶋さん(笑)
どうしてもそのままでは終わらんのだなあ。

●浜辺の唄:アンコール

やや速調の軽快な浜辺の唄。明るい雰囲気で終わって、お客さんも
大満足の雰囲気の大団円。手拍子付き。


とにかく、美しく深いとしかいいようがない。川嶋さんの音が
豊かに響くためには、たっぷりとした空間が必要なんだと
改めて思わされる。いや、ライブハウスでだって、すごく
いいんだけどね。好きだけど。

とにかく、素晴らしいの一言。
中村さんも、継続して何度かライブを聴いてみたい。






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Last updated  August 8, 2005 12:31:06 AM
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