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2005.02.09
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選ばれし者たち、そしてウソ

報道機関に携わる者が選挙で選ばれた者でないのに対して、選ばれし者たちが大統領や議員たちだ。カルブの授業第三週の「米議会の挑戦と問題点」では、1994年11月に米議会では40年ぶりに上下両院を共和党が支配することになったことを取り上げた(その後も共和党がほぼ両院を支配し続けている)。

それまでの米議会は上院と下院で、うまく民主党と共和党がどちらかの主導権を握るように選挙で議員が選ばれていた。この背景には、米国の選挙民のバランス感覚によるものと理解されていた。確かに選挙では、民主党の大統領が選ばれたときは、議会は共和党が躍進し、共和党が大統領に選ばれたときは、議会は民主党が躍進するというように、うまく選挙民が選び分けていた場合があった。

しかし、どうも1994年ごろから、そのバランスが崩れ始めたようだ。私にはそのきっかけが、クリントンにあったように思われる。クリントンは抜群の人気で、共和党支持者の間にも支持を広げていった。そして、その幅広い人気を支えたのが中道寄りの政策であるといわれている。

これが非常に効果的であったため、それぞれの党が中道層を取り込もうとする政策を掲げはじめた。すると、政策を見ると似たりよったりで共和党なのか民主党なのかよくわからなくなってきた。共和党議員を選ぼうが、民主党議員を選ぼうがもはや、そう大差がないのではないかと選挙民が考えるようになり、それまで保たれてきたバランスも崩壊していったように感じられる。

同時に米メディアもバランスを崩しはじめた。冷戦も終わり、国内では共和党と民主党の政策に大差がない以上、ニュースを盛り上げるためには、より大きな関心事や対立軸を作り出す必要が出てきた。そのきっかけがホワイトウォーターとか、モニカ・ルインスキーといったスキャンダルであった。メディアが飛びつかないはずがない。

クリントンが下半身スキャンダルでウソをついたのは明白だ。それをウソでないかのように弁明する話術はこっけいでもあった。大統領の権威は失墜。米国民だけでなく世界中の人々が注目するお笑い政治ショーとなった。

しかし今から考えると、のどかな時代であったと思う。イラクが大量破壊兵器を持っているからだといってイラクを攻撃したウソに比べれば、クリントンのウソは何とかわいかったことか。より大掛かりなウソが、まかり通る世の中になってしまった。





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最終更新日  2005.02.09 09:44:15
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Re:ハーバード経済日誌(その86)(02/09)  
武則天  さん
たたかれてホコリが出てるわりに「まっいいか」と何となく国民から許容されているところが小泉さんと似ているような気がしますね。

それにしてもブッシュさんの政策でイランの位置づけがいつもあいまいな感じです。どうでしょうか? (2005.02.10 08:50:12)

Re[1]:ハーバード経済日誌(その86)(02/09)  
白山菊理姫  さん
武則天さん


私にはアメリカの野望は底なしのように見えます。イランも北朝鮮もすきあらばやっつけたくてうずうずしている。実は国益に叶うのであれば、たたく国はどんな国でもいいんです。フセインのような独裁者はほかにもたくさんいます。ではなぜイラクをやったか。「国益」しか答えが見つかりません。

多分、自分たちの過剰浪費という生活様式を維持するためには、止まれなくなってしまった。止まったら崩壊する。そこで次から次へとターゲットを作って、自転車操業的に戦争という「借金」を作りまくっているのではないでしょうか。抽象的な解説ですが、そのうちブッシュの外交政策を日記でも取り上げようと思っています。

>たたかれてホコリが出てるわりに「まっいいか」と何となく国民から許容されているところが小泉さんと似ているような気がしますね。

どちらも困ったものです。 (2005.02.10 10:03:56)

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