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2005.06.12
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カテゴリ: 米外交史
▼根拠


おそらく、そのカストロ陰謀説の第一の根拠になっているのが、ケネディ暗殺の約2ヶ月前の1963年9月7日に、カストロ自身がブラジル大使館で語った発言内容だ。その中でカストロは、米国が自分を殺そうとしていることを知っていると警告した上で、それに対して報復があり得ることを示唆している(メモ12参照)。

このブラジル大使館での発言趣旨について、後にカストロ自身が1978年4月3日、ケネディ暗殺を調査していた米下院議員調査団に対し次のように答えている。

 カストロ「・・・(前略)そこであるジャーナリストが私にたずねた。私は、何と答えたかは正確には覚えていないが、その時(63年9月)の意図は、我々が我々の生命を脅かすような謀略の存在を知っていることを米政府に警告することだった。そこで私は、そのような謀略は非常に悪い前例となるだろうと言ったのだ。とても重大な前例――。つまり、そうした謀略を計画した作者に対し、(謀略が)ブーメランのように返ってくるだろうと言ったのだ。しかし、間違ってもらっては困るが、私は別に脅していたわけではない。全くそういう意図はなく、むしろ、我々は(米政府が)何をやっているか、知っているぞ、という警告のようなものだった。もし、他の国の指導者を暗殺するような謀略を前例にしてしまったら、非常にまずい、マイナスの前例となるだろう、という警告だ。もし、現在(78年4月)私が、当時と同じような状況に置かれたら、間違いなく63年9月のブラジル大使館での発言と同じことを言うだろう。だから、脅しではないし、同様な謀略による報復を意味したのでもなかった。当時は3年もの間、我々は、そういう謀略があることを知っていた。そんなことは日常茶飯事のことだった。だから当時の会話は何気ないものだったのだ。・・・(略)」

 カストロはこのインタビューの中では、ケネディ暗殺関与を全面的に否定している。それはそうであろう。仮に関与していても、そんなことを認めれば、米国や国際社会からどのような非難や報復があるか分からない。それをみすみす許すはずがない。

ただ、面白いことにカストロは、暗殺計画は、その謀略を仕掛けた本人に対してブーメランのように戻り、同様な報いをもたらすと警告したことを認めている。CIAによるカストロ暗殺計画も、事実であったことが確認されている。CIAやウォレン委員会は当然、このことを知っていたとみられるが、ウォレン報告書は、そんなことに触れていない。ここには、明白な作為性が認められる。
(続く)

(メモ12=ブラジル大使館でのカストロ発言)

 ハバナ発(AP):フィデル・カストロ首相は土曜の夜「米国の首脳たちが、もしキューバの首脳たちを亡き者にする企みを援助するなら、彼らこそが身の危険にさらされるだろう」と語った。
 カストロ首相は、最近キューバ領土内で米国により企てられた“侵略”を激しく非難した上で「我々は侵略者と戦い、同様な反撃をする用意ができている。米国の首脳たちは、キューバの首脳たちを暗殺するテロリストの計画を支援するのならば、自分たちが今度は安全ではなくなるということを考えるべきだ」と述べた。
 さらに首相は「国際問題の環境は・・・少し前はもっと穏やかな時代に入ったと思われた。ところが、今この傾向は侵略攻撃とともに変わってしまった」
 「米国はいつも交渉し、約束をする用意があるようだが、その約束は後に尊重された試しがない。10月危機(前年10月のキューバ危機のこと)で交わされた約束も守られていない。現に新しい侵略攻撃に見られるように、約束は破られている」
 「しかし、私はこれが非常に危険な状況をつくり出すと警告しておく。10月危機よりも悪い状況をつくり出すだろう・・・」などと話した。





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最終更新日  2005.06.12 10:19:13
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