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2005.10.06
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カテゴリ: 米外交史
暗殺旅行4

 「よく覚えていません。一泊かも。私は邪魔者扱いでした。そう感じたのです。エバーグレイズで寝袋の中で寝るのとは訳が違いました。私たちはホテルの部屋にいて、私だけが女性でした。一部屋には、二人の男が寝ることができるベッドが二つあっただけです。彼らも居心地は良くなかったし、私もどちらかというと居心地が悪かったんです。それで彼に言いました。“一体どうなっているの?”と」

 「だれに言ったのですか?」
 「フランク(スタージス)です。私は以前にもおとりとして使われたり、参加したりしていました。私はおとりとして武器庫を襲撃する際、大いにフランクの役に立ったのです。私はいつもおとりでした。その時も私の役目はおとりだと思っていたのです。だから“一体どうなっているの?”と聞いたのです」

ロレンツの自伝には、武器庫襲撃の際、ロレンツは守衛や見回り兵の注意を惹き付ける「おとり」の役をやっていたと書かれている。

 「その時のフランクの説明は何だったのですか?」
 「彼は聞かれる度に、“後で教えてやる”と答えるだけでした。彼はせわしなく動き回っていました。彼は何本か電話をしたり、食料の買い出しに行ったりしなければなりませんでした。フランク以外は外に出かけませんでした」

 「あなたはほかのだれかと話をしなかったのですか?」
 「私は部屋の中のだれとでも気さくに話をしました」


 「彼は自分だけのベッドが欲しいと言っていました。彼は太っていましたから」

 「彼は、ほかに問題がありましたか?」
「彼はお腹をすかし、疲れていました。といっても、みんな大変疲れていましたけれど」

 「彼はそのときやろうとしていた作戦について何かしゃべりませんでしたか?」
 「いいえ」

 「ペドロ・ディアス・ランツはどうですか。彼は何か話しましたか?」
 「彼は別の部屋にいました」

 「ドアは開いていたわけですから、部屋を行ったり来たりしなかったのですか?」
 「私は同じ部屋にずっといました。私は部屋の床に座り込み、サンドイッチをつくったりしていました」

 「ノボ兄弟はどうですか。彼らは何と言っていたのです?」
 「彼らはペドロと同じ部屋でした」


 「ありませんでした。彼らはいつもフランクと話すときは、外でこっそりと話していましたから。だから私はのけ者だと感じたのです」

 「三、四丁のライフルの件ですが、それらはみんな、あなたがいた部屋に置いてあったのですか?」
 「はい、私がいた部屋にありました」

 「あなたの知っている限りでは、別の部屋には武器はなかったのですか?」
 「分かりません。ちょっと盗み見したことはありましたが、ベッドとベッドの間には何も見えませんでした」


 「分かりません。だってダブルベッドとベッドの間に隠してしまうから」

 「オーランド・ボッシュはどうでしたか。あなたはそのとき、彼と何か話をしましたか?」
 「私が昔撃たれたとき、安っぽい手術をしてくれたわね、ぐらいのことは彼に言いました」

 「その程度の話しかしなかったのですか?」
 「なに気ない会話ばかりでした。私は多かれ少なかれ待機させられていましたから。私は何かするよう言われるのを待つのに慣れていました。私たちは疲れることのないよう普段着の服を着るよう言われました。電話も、新聞も禁止です。私はただ自分の番が来るのを待ったのです。結果は待っていれば来るということです。フランクは“待て、ただ待て”と言っていました。私は待ちました。そのとき、だれかがドアのところにやって来たのです。私はその時、床の上でサンドイッチをつくっていました」
(続く)





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最終更新日  2005.10.06 09:41:22
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