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2005.10.22
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カテゴリ: 米外交史
(少し間が開きましたが、再開します。ロレンツが暗殺団と共にダラスに出向き、そこでCIAの工作員ハワード・ハントに会ったかどうか、暗殺団がダラスで何をしようとしていたか、それにロレンツの役割がなんであったかが、質問のポイントとなっています。)

▼証言の矛盾
議長はさらにロレンツの陳述書に書いてあったことについて質問し、追い打ちをかけた。
「あなたが帰ることになって、だれがあなたを空港に送るかで話し合ったのですか?」
 「私は当然、フランクが私を空港へ送ってくれると思っていました」

 「ここにあるあなたの陳述書では、こう書かれています。"私が立ち去ろうとしていると、エドゥアルド・H・ハントが車でやって来て、だれが私を空港まで送るかで議論がありました。フランクとボッシュが私を乗せていき、エドゥアルドはモーテルで待っていました“――。そういうことがなかったと言うのですか?」

 ロレンツは白を切った。「私は車の中にいて、もう出発する準備ができていました。多
分、エドゥアルドだったと思います。ほかの人たちもいました。私は彼らとは話をしませんでした」

 ロレンツにはこう答えるのがやっとだった。議長は陳述書の内容と今のロレンツの証言の間に矛盾を感じながらも、あえて追及せずに話題を変えることにした。
 「少し話題を変えましょう。この時点ではこれが私の最後の質問です。あなたはこれが武器庫襲撃だと思っていたのですね?」


 「あなたは何度かの武器庫襲撃では、フランクと一緒に仕事をした」
 「はい」

 「でも何故、CIAとつながりのあるフランク・スタージスが銃を入手するために武器庫に押し入らなければならないのですか?」
 「分かりません。私たちには、いつも釈然としないことがありました。私も同じ質問をフランクにしましたが、何故だかは理解できませんでした」

 「あなたたちは武器庫に侵入し、盗んだのですね、銃と・・・」
 「ライフルもです」

 「そして、その後、そうした銃をだれに運んだのですか、キューバやフロリダの反カス
トロの部隊ですか?」
 「マイアミです」

 「ダラスでスタージスらのグループと別れたのは、私にはよく理解できなかったのですが、あなたがそうしたかったからですか、それとも・・・」
 「私がそうしたかったからです。それに娘のことが気になりましたし、私が場違いの人間であるとも感じていました」


 「いいえ。彼はただ、"お前はここを出ていけ。お前にはここにいて欲しくない"とだけ言いました。
 私はこう言いました。"いいわ。いつも通りね。あなたはまったく役に立たないわ。ア
レックスを探すわ"」

 「それでは、彼はあなたが立ち去ることに異議を唱えなかったのですね?」
 「唱えませんでした。お互いの意見が一致したのです」


こと無しに、はるばるフロリダからダラスまであなたを連れてきたのですか?」
 「そうです」

 「それでダラスに着いたら今度はあなたに立ち去るよう言った?」
 「はい」

 「あなたは、あなたが何故そのダラス行きにかかわって、ダラスに行ったのか、その理由を理解したことがあったのですか?」
 「私は彼が私を利用することはないと思っていたし、利用されたくもありませんでした。私は本当に、将軍の弁護士の件とアレックスを探し出す件で彼と話をしたかっただけなのです。旅の初めのある時点では、アレックスがダラスで待っているのではないかとの印象を持ったほどです」

 「ありがとう。おや失礼。フィシアンさん」
 議長はフィシアンが手を挙げているのを見つけ、彼に質問をするよう促した。
(続く)





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最終更新日  2005.10.22 09:59:32
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