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2005.12.30
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カテゴリ: 米外交史
▼録音テープ

「いいでしょう。では陳述書の十二ページで、あなたはボッシュの家での会合について触れていますね。そのとき、あなたはオズィーのことをチヴァートと呼んでいます」
 ロレンツは答えた。「チヴァート。メーメー啼くヤギ、たれ込み屋のことです」

 「文字通り、スペイン語でメーメー啼くヤギのことですか?」
 「はい」

 「それは俗語的表現ですか?」
 「はい、俗語です」

 「どこでその表現を習ったのですか?」
 「フィデルからです」


 「はい」

 「チヴァート」
 「はい」

 「つまり、たれ込み屋」
 「はい」

 「それでは、その言葉はフィデルだけが使っていたわけではないのですか?」
 「ええ、彼がその言葉を教えてくれたのです」

 「彼がその言葉をあなたに教えた」
 「はい」
 「私はスペイン語の専門家ではありませんので、他の人もその言葉を使うかどうか知りません。それは一般的によく使われる言葉ですか、それともフィデルだけが使っていた言葉なのでしょうか?」
 「フィデルはその言葉を八カ月間使っていました」


 「私はからかうようにして言ったので、彼は大抵のことについて不愉快そうでした」

 「あなたがオズワルドをチヴァートと呼んだとき、だれに向かってそう言ったのですか?スタージスとか、ボッシュに向かってですか?」
「そこに座っていたグループにです」

「そうしたあなたの会話は、全部スペイン語でしたか? つまり、当時スペイン語を話していたのですか?」
 「スペイン語です。私は彼が聞いても分からないと思ったのです」


 「おそらくそうだと思います。というのも彼は、私に嫌な顔をしましたから」

 「でも先程あなたは、オズワルドはスペイン語がうまくないと証言しませんでしたか?」
 「彼がどれだけスペイン語が話せて、あるいは話せないのか分かりません」
 「それでも彼はその俗語的表現を理解したのですか?」
 「いくつかの言い回しは理解したでしょう。だけど間違いもしました」

「ロレンツさん。七七年の十月、フランク・スタージスと電話で話をしませんでしたか?」
 「はい、しました」

「あなたは録音しましたね?」
 「はい」

 「その会話を録音したテープはどこにあるのですか?」
 「家にあるどこかの箱の中です。まだ荷を解いていないのです」

 「家に帰ったら、テープを見つけ出して、我々が聞けるように手配していただけませんか?」
 「いいですよ」

 「できますか?」
 「はい。フランクが教えてくれたようなものです。彼は私のことを録音し、私は彼のことを録音しました」

 「すると、まだあなたはそのテープを持っているのですね?」
 「そのほか多くのテープと一緒に持っています」

 「そのフランクとの会話は何だったのですか?」
 「先程のテープですか?」

 「はい」
 「彼がニューヨークにやって来るという会話です。彼がニューヨークに来るたびに、私はFBIの事務所に電話して自分自身を守らなければなりせんでした。彼は話を作り上げるためにこちらに来たがったのです。彼はいつも新聞ネタを提供していますから。実際、それが彼の仕事です。記事ネタを売り込もうというのです。この二年半というもの、いつも私のことをネタにしてきました。それが一番よく売れるからです。彼はいつも、記事を売ってもうけていました。このことが明らかになったとき、私はダラスの件で保護されていました。それは私が漏らしたのではありませんでしたが、だれかほかの人が漏らしたのです。そのとき、フランクが電話をしてきました。私はフランクの声の調子で分かりました。私はテープを再生していませんが、彼は"特殊部隊がお前にしゃべってもいいと認めたのか"と言って、間接的に特殊部隊の存在を臭わせて私を脅したのです。そしてその後、別の脅しも受けました」

特殊部隊こそ、都合の悪い人物を次から次へと始末する、非情にして非合法の活動部隊であった。彼らの手により、一体何人の人が消されていったのだろうか。
(続く)





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最終更新日  2005.12.30 09:28:14
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