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2006.03.17
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カテゴリ: メディア
▼富山の正力4


そこで正力は一計を案じた。大杉が過去に家賃を滞納していた件を蒸し返し、家賃を払う意志なく居座ったのは家宅侵入容疑であるとし、さらに味噌、醤油を取り寄せて代金の支払いが遅れたことを取り上げ、これは詐欺容疑であるなどと言いがかりをつけて、大杉を送検、起訴に持ち込んだのである。

やはり“英雄”のやることは違う。逮捕するためには、過去のちょっとした案件をこじつけにより犯罪容疑に摩り替えてしまうやり方は、まるでウソの言い分でイラク侵略戦争を開始したブッシュを思わせる手口だ。

どうみても言いがかりに過ぎない罪状であったが、大杉は懲役3ヶ月の実刑判決を受ける。

しかし大杉の本当の悲劇は、大震災の後にやってきた。地震発生から2週間以上が経った9月16日夜、大杉栄と妻の伊藤野枝、7歳(6歳説もある)になる甥の橘宗一は、淀橋の自宅から麹町憲兵隊に拉致され、3人とも甘粕正彦憲兵大尉ら軍関係者により殺害されたのである。3人の遺体は古井戸に投げ捨てられた。

7歳の子供まで殺す残忍さの背景には、大杉が軍人の家庭に生まれながら、名古屋の陸軍幼年学校を中途退学するや、人間の自由を圧殺する軍隊制度を公然と批判するようになったことがあるとみられる。軍隊を批判するような人物は国賊であり、甘粕らにとっては憎んでも憎みきれないような人物に映っていたのであろう。
(続く)





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最終更新日  2006.03.17 09:18:45
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Re:新聞記者の日常と憂鬱46(03/17)  
カズ姫1  さん
三人の虐殺読んだ事がありますが、ひどいものですね。
いいがかかりを付けて逮捕も!!人間は人間に対して何処まで残忍になれるのでしょう! (2006.03.17 16:18:43)

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱46(03/17)  
白山菊理姫  さん
カズ姫1さん
こんばんは。

>三人の虐殺読んだ事がありますが、ひどいものですね。

これもやりきれない事件ですね。

>いいがかかりを付けて逮捕も!!人間は人間に対して何処まで残忍になれるのでしょう!

この事件は、甘粕の犯行とされましたが、軍ぐるみの組織犯罪であったことは間違いないでしょう。警察も黙認しました。権力者の思考というのは、本当に悪魔的だと思います。人の命より、自分たちの信じる国益を優先させます。彼らはそれを愛国心とも呼びますね。自民党の一部が憲法に入れようとしている国を愛する心です。愛国心があれば、子供を殺すことも平気でいられるようです。権力者が使う便利な言葉です。
(2006.03.17 22:37:00)

Re:新聞記者の日常と憂鬱46(03/17)  
ほわいと さん
白山菊理姫さん、こんばんは。

恐ろしいことですね。完全に人間の心を失ってしまっていますね。 (2006.03.17 23:05:52)

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱46(03/17)  
白山菊理姫  さん
ほわいとさん
おはようございます。

>恐ろしいことですね。完全に人間の心を失ってしまっていますね。

戦争がまさに、人間の心を失った狂気です。大杉事件の規模を大きくしたのが、戦争ですね。自民党や前原が主張しているように憲法を改悪していけば、日本も立派に戦争ができるようになります。正力やブッシュがやっているような事実のすり替えやこじつけは、権力者がもっとも得意としているところです。 (2006.03.18 09:19:47)

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