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2006.03.29
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カテゴリ: メディア
▼富山の正力16(A級戦犯1)


戦争がカネになるとわかっている正力が、戦争を煽らないはずはなかった。政府や軍のお先棒を担ぎ国民を戦争に駆り立て、戦時中は中国人を切って血しぶきが飛んでいるような写真に表彰状を出した(読売新聞社員の証言)。

読売は戦争とともに部数を驚異的に伸ばしていく。1930年に20万部だった読売は、満州事変の翌年である1932年には30万部を突破。日中戦争が勃発した1937年に80万部、太平洋戦争が始まった1941年に150万部、敗戦一年前の1944年には190万部に達した。

戦争中、正力は新聞人というより、もはや政府の一員であった。東条英機内閣当時、岸信介商工大臣の推薦で貴族院議員となり、1944年10月には小磯国昭内閣の顧問となっている。最後まで徹底抗戦を主張する正力は、広島に原爆が投下された1945年8月6日の読売新聞の社説に「嗤うべき敵の謀略」と題して、次のように論じさせている。

「過般のポツダム放送による対日屈服条件なるものは、一瞬世界の耳目をかすめて過ぎ去った一辺の通り魔のようなものである。所詮真面目に相手とすべきしろ物ではない」

正力にとってポツダム宣言受諾は屈辱であった。そのため正力は、たとえ国が焦土と化しても竹やりで徹底抗戦するという、軍の妄想的な持久作戦に備え、御茶ノ水の対岸に地下印刷工場を建設のための突貫工事を進めていた。しかし正力の望みはかなわず、日本は事実上無条件降伏する。

敗戦後、正力は戦争責任を問われることを非常に恐れていた。読売新聞労働組合からも戦犯などとなじられ辞任を迫られ、労働争議はもつれにもつれた。敗戦の年の12月、正力の恐れは現実となる。GHQからA級戦犯として巣鴨プリズンに収監されることになったからであった。
(続く)





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最終更新日  2006.03.29 09:44:08
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