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2007.06.26
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カテゴリ: 不思議な世界
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仙台 へと引っ越す。その際、多くの蔵書や研究資料、書きかけの原稿などを仙台に向けて発送したのだが、途中、戦火で消失してしまったという。ただ幸いなことに、別送していた念写の原板や透視の実験材料、福来自信の著作物は無事であった。

仙台は福来夫妻にとって思い出深い場所だった。福来は第二高等学校の生徒時代に二年間この地で過ごしており、妻の多津も青春時代の大半を仙台で暮らしていた。引っ越した家は、多津が裁判官だった父から相続した屋敷であった。

その仙台も七月には米軍の空襲を受け、市の中心部は焼け野原と化す。だが、福来家の周辺は戦渦を免れた。

やがて戦争は日本の敗北により終結、続いて戦後の混乱が訪れる。日本は自信を失ったように見えた。米軍兵士は我がもの顔で市街を歩き回り、日本人の多くは貧しい生活を強いられていた。大切な友人や知人を戦争で失い、貴重な研究資料の一部を焼失して、福来も多くの日本人同様、一時失意のどん底にあった。

それでも、福来の超心理学に対する研究意欲は消えることはなかった。ある朝、福来はふと思い立った。日本再建の道は人々の心の進化にある、その指導原理は超心理の研究から生まれるはずだ、と。

福来は言う。「世界の平和は、生命の価値を認識することによって生まれる。そのためには生命が何であるかを知らなければならない。これからは宗教と超心理学、それに自然科学、特に生物学、それから哲学が一緒になって生命を研究し、その本態を解明し、そこから生命の価値を知り、そのことを世界のすべての人々に教えねばならない」

この思想を掲げて、福来は各地の仏教寺院やキリスト教会、神社を訪ね歩いた。宗教関係者はたいてい、儀礼的に「結構なご意見です」と言うものの、実際に生命に関する深い話になると教義に固執するだけで、それほど理解しているようには思われなかった。

そうした試行錯誤の日々を過ごしているうちに、超心理学の研究で有名な福来が仙台にいることを聞きつけた人々が集まるようになってきた。彼らは福来の思想に賛同し、超心理の問題にも深い関心を示した。その賛同者の中には、東北帝国大学の物理学の助教授で、後に教授となった白川勇記がいた。白川を中心に有志の学生らも参加、1946年にはついに、 東北心霊科学研究会
(続く)





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最終更新日  2007.06.26 11:44:29
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Re:超常現象の研究49(06/26)  
ほわいと さん
白山菊理姫さん、こんにちは。

賛同者は存在するものなのですね。
別送の貴重な品々が戦火を免れたことは幸いでしたね。偶然でしょうか、必然でしょうか。 (2007.06.27 00:22:19)

Re[1]:超常現象の研究49(06/26)  
ほわいとさん


>賛同者は存在するものなのですね。

そこに真実があるから、多くの人の心を動かすのだと思います。東北地方のそうそうたる人たちが集まったようです。

>別送の貴重な品々が戦火を免れたことは幸いでしたね。偶然でしょうか、必然でしょうか。

もし念写の原板など貴重な品々が焼失していたら、大打撃でしたね。福来博士の研究意欲にも影響したかもしれません。やはり誰か超常的な存在が守ってくれたと考えた方がよさそうですね。 (2007.06.27 09:14:19)

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