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2022.01.24
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カテゴリ: 歴史散歩
アポリネールが提唱したシュールレアリスムから始まって、彼がピカソらと共に推進した、すべての事象を幾何学的なシンボルで表すキュービスムに話が進み、そこから8つのシンボルで宇宙を表わす易経へと話が飛んで、易と同じことを文学の世界で追い求めたのは誰であったかを考えたときに、マラルメの「骰子一擲」に行き着いたわけですね。

では、このマラルメの「骰子一擲」を最初に私に紹介したのは誰かと言うと、1979年にICUで「近代フランス文学」を教えていたフランス人のクリスティーヌ・小玉講師でした。
小玉先生はパリ第七大学で英語・英文学(学士号)、日本語・日本文学(学士号、修士号)、フランス語教育学(フランス語教授資格)を学び、博士課程では日本文学を専攻して梶井基次郎の論文で博士号を取った新進気鋭の研究・教育者でした。
1974年ころから、主に日本に住むようになり、東京学芸大学のフランス語講師を経て79年4月にICUのフランス文学講師に就任しました。
博士号を取ったのは79年6月ですから、大学院生をやりながら大学講師として教鞭をとっていたわけですね。

彼女は私たちのためにフランス語で授業(人数は4人くらいでしたから事実上のセミナー)をしたことから、私の当時のフランス語学力では、ただでさえわからない授業がさらに難しくなり、お手上げ状態だったことを覚えています。
本当に、当時は出来の悪い学生であったと思います。
それでも無欠席で、すべての授業に出ています。

私の卒論を見てくれたのも小玉先生で、後にハーバード大学の大学院に入学願書に添付するアカデミック分野の推薦状も先生に書いてもらいました(もちろん自分で英文の推薦文を書いて、それを一応チェックしてもらってサインしてもらうんですけどね)。


ちょっと残念な学生時代の思い出です。

秋山氏を長年取材してきたお陰で、今でこそオカルトや易経について詳しくなりましたが、イギリスにいる当時はもちろん、実は2012年まで私は八卦を含め占いの類はまったく信じていませんでした。
そもそも偶然に決断を委ねてどうするのだという気持ちが非常に強かったは事実です。
当然のことながら、1981年当時はマラルメの「骰子一擲」など言葉遊び程度にしか考えていませんでした。

そのような考えでしたから、1979年にICUの近代フランス文学の授業でマラルメの「骰子一擲」を取り上げても、チンプンカンプンでまったく議論について行けなかったわけです。

実はオカルト的な現象を経験して思索することが、一番文学の理解を深めます。
文学からオカルトを切り離したら、意味の薄い、無味乾燥とした文字が並ぶだけです。
というのも、名立たる名作、大作、秀作のすべてがオカルト的な経験に根差していることがわかるからです。
マラルメでさえ1864年に、後に「トゥルノンの夜」と呼ばれる啓示を体験したとされています。

月日は流れて、「偶然」にふと浮かぶ映像が私の人生を動かすようになります。それを決定的にしたのは、私のメモによると、2008年2月12日の未明(午前3時半ごろ)のことでした。
(続く)





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最終更新日  2022.01.24 12:32:36
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