Y's Cafe

Y's Cafe

PR

プロフィール

夢香里

夢香里

コメント新着

夢香里 @ Re[1]:コンサートに行く日のコーデ♪(11/28) MAY3557さんへ、 ありがとうございます。…
MAY3557 @ Re:コンサートに行く日のコーデ♪(11/28) かっこいい着こなしですね。 もう大阪は寒…
夢香里 @ Re[1]:白いコートを羽織って♪(11/26) ハピハピハートさんへ、 白いコートは60…
ハピハピハート @ Re:白いコートを羽織って♪(11/26) ボタンが大きくてキュートな印象になりま…
夢香里 @ Re[1]:ガレットとクレープとタルトタタン♪(11/22) ハピハピハートさんへ、 本当にハピさん…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

Jan 13, 2010
XML
カテゴリ: 観る・読む・聴く





生誕100周年ということで太宰治の本がたくさん書店に並んでいたり、映画化になったりしていますね。
でも私は太宰治の作品は「走れメロス」ぐらいしか知りませんでした。
たまたま友人との話の中でこの本の中の「饗応夫人」が私に似ているという話から借りることができました。


「饗応夫人」の主人公が私に似ているかどうかは別にして、「この本は女性が書いたのでは?」と思えるぐらい女性の細やかな心の動きが表現されていました。
そして女心を見抜きすぎるぐらい見抜いていて、ある意味ぞっとしました。
文章も人を見る目も優しいのですが、その視点の鋭さが読み終えた時にぞっとさせるものがあるんです。


どの作品も素晴らしく甲乙つけがたいですが、私の好みでいくと「葉桜と魔笛」、「千代女」、「皮膚と心」の三作品をあげたいと思います。

「葉桜と魔笛」では切ない乙女心とその家族の深い愛、手の内を全てストレートに書いているのではなく、最後は余韻を残して書いてある技法。
「千代女」は思春期の女性の複雑な心境。大人への反発心もあり、自分自身の葛藤もあり、でも人生こんなものかなとちょっと皮肉ったラストの演出。

どれもあっぱれといわざるを得ない作品です。


この本の感想を貸してくれた友達に熱く語ったお陰で結局この本を手元に置いておくことができました。
これを機に他の太宰作品も読んでみたいと思っています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jan 13, 2010 08:41:41 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: