2016.10.04
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カテゴリ: 日記
今日の夕方、いつもサークル活動に通っているコミュニティセンターから電話がありました。残念なことに、明日の三線中級教室は、延期なのだそうです。ま、台風直撃のようで、福岡は幼稚園や小学校などがお休みになっていることだし、サークルも中止でしょうね。
暴風雨の中を、三線かついで行くのはいやですから、しょうがないですね。

というわけで、明日はじっくりと「かな書」の練習をしたいと思います。
今回の「かな」のお題は、百人一首から、周防内侍(平仲子)の歌

春の夜の ゆめばかりなる たまくらに
かひなくたたむ 名こそ惜しけれ

です。

春の夜に、みんなで遅くまで話をしているうちに眠くなり、「枕がほしいものだわ。」とかつぶやいた時に、藤原忠家(大納言)が、御簾の下から自分の腕を差し込んできて、「これを枕にどうぞ。(一夜を共にしませんか?)」とセクハラのような感じでからかったときに詠んだ歌です。

「こんなたわむれの手枕(たまくら)で、うわさがたってしまったら口惜しいですから(いやですよ)」
つまり、たった一晩の遊びなんて、いやなのよ、ということでしょうか。

それに対し忠家(俊成の祖父、つまり定家の曽祖父)は、

契りありて 春の夜ふかき手枕を
いかがかひなき夢になすべき



「前世からの深い縁(えにし)があったから、この春の深夜に差し出した手枕なのに、どうしてそれを甲斐のない夢にされるのでしょうか。」
こういうやりとりは、けっこう頻繁に行われていたことでしょう。そして、その時の歌のたくみさや、気の利いた受け答えによって、その人の評判が高くなったりもしたようです。
この歌のやりとりをした時、二人とも30代の半ばだったそうですよ。案外、本気だったかもしれませんね。



では、今日撮った写真のご紹介。


これは、鍾馗水仙の蜜を吸って、私を全く気にしていないナガサキアゲハたち。オスとメスです。


オスは飛んでいる時は、ほとんど真っ黒。たまに、ぎらっと青い色が見えたりします。


こちらは、メスです。オスよりも、模様がいっぱいあって、楽しいです。




後ろ翅の先に、尾があるのでわかります。(ナガサキアゲハには尾がない)



この花がお気に入りのようで、ずっと蜜を吸っていました。


片側の後ろ翅がちぎれていますが、模様と尾から、クロアゲハの夏型のメスではないかと判断しました。


こんな地面すれすれのところでも、花にぶら下がりながら、必死で吸っていましたよ。




さて、「落窪物語」の方はというと、じっくり読み返しているので、まだ最後までたどりついていません。第四巻まであるというのに、書き始めた現代語訳(一部省略)は、まだまだ最初の部分です。
この日記をアップしたら、続きを書く事にします。

邪魔にならないように、ずっと、10月2日で投稿していこうかなぁと思っています。






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Last updated  2016.10.04 22:12:15
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