ネットで「恋や恋なすな恋」を検索してみた。
これは、昭和37年の東映映画で、映画館で見たかどうかは、よくわかりません。
でも、後年、ヤフオクとかアマゾンでいっぱい探して
大川橋蔵さんのビデオを買いあさった中で、ベスト3に入るお気に入り。
この頃は、もうビデオは古くなっていたからねー、
いつ見られなくなるか、わからない状態でした。
「恋や恋なすな恋」のビデオはこれ。
主演の大川橋蔵さんは、安倍晴明のお父さんの安倍保名を演じています。
そして、嵯峨三智子さんが、
保名の恋人榊(さかき)と、妹葛の葉、そして葛の葉に化けた白狐の三役。
人形浄瑠璃の「芦屋道満大内鑑」と清元の「保名狂乱」を元に作られていて、
音曲がステキだし、映像がとにかく美しいのでお気に入りでした。
買い込んだビデオは、そのうち見られなくなるはずなので、
全部DVDに焼き直していたのだけれど、
なぜか、「恋や恋なすな恋」のDVDだけなくなっているんですよ。
ひょっとしたら、誰かに(これいいよ~)とおすすめして、貸したままになっているのかも。
というわけで、現在見られなくなっていたんですよね。
そしたら、試しにU-NEXTで検索してみたら、びっくり!!
配信されていたんです。
すぐに見ました。
懐かしい。
恋仲になった 榊
を殺されて、 保名は気がふれて野を彷徨います。
そこへ、 榊
と瓜二つの妹 葛の葉
一行が通りかかり、
保名
は、てっきりそれが 榊だと思い込み
ます。
たまたま襲われていた白狐を助けたあと、保名は大けがを負い、
助けられた 白狐の孫娘が、葛の葉そっくりに化けて、保名を介抱。
葛の葉に化けた狐
を恋人 榊
だと思い込んでいる 保名
は、幸せな暮らし。
子どもも生まれています。
でも、その家に 葛の葉
一行が現れたことにより、
保名
は、共に暮らしていたのが 榊
でも 葛の葉
でもないことに気づき、
化けていた 白狐は、障子に和歌を書いて、消えました。
「恋しくば たずねきてみよ 和泉なる
信太の森の うらみ葛の葉」
とても有名なシーンですね。
赤ん坊を抱いているから、口で筆をくわえて、和歌をしたためているんです。
狐は、赤ん坊を残していきました。
この赤ん坊が 安倍晴明
です。
この映画が、2018年ので、
ワールドプレミア上映されたんだとか。
それは、知りませんでしたよ。
大川橋蔵さんは、もともと歌舞伎の女形
なので、
所作が美しいし、踊りのシーンも、見ごたえがあります。
保名(やすな)とか、まさにはまり役。
これを見終わったあとは、U-NEXTで、他の大川橋蔵作品も見はじめています。
なんせ、 93作も配信されている
んですから。
この中で、まだ見たことがない映画は、5本くらいかな?
(ビデオが手に入らなかった)
でも、私のお気に入りの一つ「 花笠若衆
」が配信されていないのが不思議。
美空ひばりさんとのコンビで、なかなか楽しいし、ほろりとする映画なんだけどな。
ま、DVDがあるから、いっかー。
というわけで、一昨日の夜から、大川橋蔵さんにどっぷりです。
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