2004.04.28
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私は2時間以上の映画を見る体力はない。


2時間以上の映画を見るコツは、映画の音楽、音響に耳を傾けるのだ。
よほどアホな監督でない限り、観客に映画を見るのを飽きささないため、音には細心の注意を払い、作り込んでいるはずだからである。

長編映画の上映時間のほとんどに、音楽はなり続けている事が多い。
その音楽に身を委ねる事が出来れば、映画を楽に見る事が出来る。

その作戦(?)が功を奏し、CASSHERN(キャシャーン)に楽にのめり込むことが出来た。

そして映画を見終ったときの感想は
この映画CASSHERN(キャシャーン)は傑作である。


初めの白黒(?)の戦闘シーン。
天からの雷(イカヅチ)。
新造人間が死ぬときの「見えた」

そして作品の要は、盲目の東ミトリ(樋口可南子)、新造人間達に「死んではいけません」と言う、の存在である。
全ての人の平和を東ミドリが象徴していた。
そして最も悲しい事は、ミドリの夫、東博士が自分だけの独善的な幸せしか見えていなかった。

新造人間ザグレー(佐田真由美)、バラシン(要潤)、が死ぬ時見えたものは、平和の原風景であろう。
この風景はミドリの感じる心の平安に通じるものがあったはずだ。

ブライ(唐沢寿明)が「見えない」と言いながら死んでいく。
ブライが見るべきものは、愛する妻(鶴田真由)の姿のはずだ。
このシーンが私が見ていて一番胸につまった。


オリジナルという人類の存在。
東鉄也の戦闘参加という原罪の場所。
新造人間達の故郷。
キャシャ-ンという守り神の存在。
話の根っこがここにつまっている演出は素晴らしかった。


東鉄也/キャシャーンとルナの抱き合うときの、同じセリフでも、お互いの世界の違いを感じるシーン。
アクボーン(宮迫博之)の人形劇(?)のような世界。

天から地上に突き刺さる雷は希望という力、つまり、これが監督のメッセージであろう。
キャシャーンとルナが最後に雷となり、他の星の地表に突き刺さる。
観客にこの雷が突き刺されば、この作品は成功である。

そして私にはこの雷が刺さった。

ファンタジー作品と見て、
CASSHERN(キャシャーン)は傑作である。








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最終更新日  2004.04.28 23:28:27
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