広島カープ考察

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2019.01.05
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カテゴリ: 広島東洋カープ
『永川勝浩』

 今回は永川投手について見ていきたいと思います。
かつてクローザーとして低迷していた広島を支えた功労者、スライダーを習得して復活したものの、ここ数年は再び低迷していましたが、今季は膝の手術を受けて復帰しました。
そしてシュートを習得し、かつてのフォークではなくスライダーとシュートの横の変化を中心とした投球で二軍で好投し、一軍に昇格してからは一時期勝ちパターンの一員にもなるなど復活の兆しを見せました。

 まず奪三振率ですが、昨季は6.27とかつての奪三振率は影を潜めており、二軍でも6.88と低い数字となっています。
次に与四死球率ですが、昨季は2.89と3.00を切るなど良い数字を記録、二軍では1.59と優秀な数字を記録しており、制球力は逆に向上しています。

 続いてbatted ballですが、31GB:24FB:3LD:1IFFB:2HRとなっており、GB%は50.8%とゴロを打たせる割合が高く、意外に思われるかもしれませんが、基本的に永川はこれまでゴロを打たせる割合が高いので特に変化はありません。
しかしながら球威面は被IsoP.121とゴロを打たせる割合の高い投手にしては高くなっており、現に18.2回で19被安打、二軍でも17回16被安打となっており、ヘルウェグと違ってこちらは球威がないのかなと感じさせます。

 最後に球種を見ていきますと、主にスライダー(45%)を中心とした投球で、残りは直球(30%)やシュート(15%)、フォーク(10%)などを投げ分けています。

投球の肝となっているスライダーは.184と被打率は良好な数字ですが、あまり空振りは奪える球種ではなく、元々球速の割に打たれやすい直球は被打率が.389と非常に打たれており、空振り率は3.22%と全く冴えない結果となっています。
かつてのフォークは空振り率は16.8%とかつての面影を感じさせ葉しますが、被打率は.375と非常に打たれており、実際の投球を見ていても全く制球できていないことが非常に多かった印象です。
ちなみにシュートは被打率.200なだけに、この球種を磨いてもう少し割合を増やし、投球の軸としていく方が良いのではないでしょうか。

 かつての投球とは違う投球スタイルで活路を見出し始めているように感じます。
直球の最速は148キロを計測し、平均も140キロ前半~中盤を計測するなどスピードも復活の兆しを見せているように思います。
ただ現状の投球はあくまでもこれまでのイメージを覆してはいるものの、それが長く通用するのかどうかは未知数で、やはり完全に戦力として計算されるとすればやはり伝家の宝刀であるフォークという基盤がしっかりしている前提で、スライダーやシュートといった新球種が脇を固めるという投球でなければいずれ打者にも慣れられて攻略されてしまうのでは?と感じてしまいます。
年齢は今年で39歳、松坂世代と呼ばれた同期の選手たちは次々と引退していますが、少しでも現役を長く続け、広島の日本一を達成したその瞬間にその輪の中にいて欲しいところです。





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最終更新日  2019.01.05 22:50:39
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