広島カープ考察

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2023.12.11
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カテゴリ: 広島東洋カープ


『益田武尚』

 引き続き、新人選手の1年を振り返ってみたいと思います。
3回目は益田投手、ドラフト3巡目で指名されて即戦力の期待がかかるも僅か8試合の登板に留まりましたが、防御率は1.64で投球内容も良いなど来季に期待を抱かせる投球でした。

 詳細に見ていきますと、1軍では11回を投げて8被安打1被本塁打12奪三振3与四球で、K/BBは4.00、WHIPは1.00と少ない投球回数でしたが確かな投球内容を見せており、球速は社会人時代の153キロを更新する155キロを計測しました。
ただ来季に向けての懸念となるのがフォーム改造によって腕を下げた点、かなり良い投球内容だったのにわざわざ腕の位置を下げる必要があったのかという点に疑問符が付きます。
特にフォークが絶対的な球種で被打率.125、空振り率は24%と非常に高い絶対的な決め球を投げられていただけに、腕を下げる事によって絶対的な決め球を失いかねないのではないでしょうか?
狙いとしては直球の精度を引き上げる為のようで、確かに益田の腕の位置だと球速の割にはあまり直球に怖さはなく、被打率も.240で空振り率は5.7%程です。
ただそれならば発想を転換させ、元々持っているスライダーやカットボールと対になるツーシームを習得し、カットボールとツーシームを主体としてフォークで空振りを奪う投球スタイルで良かったのでは?と思ってしまうところです。

 そして投球フォームですが、どちらも秋季キャンプでのものとなりますが、こちらが腕を下げる前の​ 投球フォーム 投球フォーム ​となっています。
腕を下げる前の投球フォームを見てみると感じる事ですが、2軍ではあまり芳しい成績ではなかった益田が何故1軍でこれだけの好成績だったのか?と問われると、個人的な考えではやはり前膝の形ではないかなと思います。
こちらが社会人時代の​ 投球フォーム ​ですが、比べてみると体重移動の際のステップする幅を取りすぎていて前膝が突っ張るタイミングで前足が直立になっていないのに対し、秋季キャンプでは前膝が突っ張るタイミングが直立に近い形になり、社会人時代よりも足が高く引き上がっていますね(ただ何球か社会人時代に近い形になるなど完全にモノにはできていなさそう…)。
ですので個人的には来季もそのままの投球フォームで勝負し、黒田アドバイザーから教えてもらっていたツーシームをもっと使う事で投球の幅を広げていけば普通にセットアップを任せられそうな投手になれると思っていたのですが…。
ただこの試合においては腕を下げた後の投球フォームで改善された面は引き継げているだけに、腕を若干下げたのが果たして吉と出るか凶と出るか…。

 個人の意見ですが、私自身はそのままで勝負してツーシームを完全にモノにするという方向性で良かったのではないかなというのが正直な印象です。
確かに直球の回転数などは上がるのかもしれませんが、腕を下げたという事は回転軸がより横の成分が増える事になり、回転数が上がってもホップ成分は変わらず、寧ろシュートする成分が増える球質になるのではないでしょうか。
寧ろ絶対的な決め球だったフォークが悪化してしまう恐れもあり、正直この部分が一番の懸念材料だと言わざるを得ないでしょう。
しかしながらフォークの精度をしっかりと維持できれば持ち球のスライダーやカットボールなどの威力は増すだけに、そこさえクリアできればといったところではないでしょうか。







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最終更新日  2023.12.11 23:36:34
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