何気ない会話に、その人の知性が現れる。難しい議論をしたわけではない、他愛のない世間話をしただけなのに…。社会に出れば話し方ひとつで、仕事ができるかどうか判断されてしまう。本書では、巷にあふれる愚かな話し方の実例をあげ、その傾向と対策を練る。「知ったかぶり」「矛盾だらけ」「繰り返しが多い」「具体例がない」「説教癖」など、思わず身近なあの人の顔が浮かぶ。そして、あなた自身も「バカに見える話し方」をしているのだ!文章指導のプロが「書くこと」と「話すこと」の共通項を見つけ、痛快に綴る。
【目次】
第1章 あなたの周りのバカ上司―部下から相手にされない話し方(道徳的説教ばかりをする/他人の権威を笠に着る ほか)/第2章 こんな話し方では、異性が離れていく―だから女性に嫌われる(すんだことをいつまでも蒸し返す/何でも勘ぐる ほか)/第3章 絶対に人望が得られない話し方―こんな人とはつき合いたくない(自慢ばかりする/強がりばかり言う ほか)/第4章 こんなバカならまだ許せる―この程度なら被害はない(人の考えをすぐにうのみにする/感動癖がある ほか)