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村松克哉

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2007年06月29日
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「国に功労のある人には禄を与えよ。功労あるからと言って地位を与えてはいけない。地位を与えるには、自ずと地位を与えるにふさわしい見識がなければならない。功労があるからと言って、見識のないものに地位を与えるのは国家崩壊のもととなる。」
単に勉強ができるから、金があるからといって指導者の地位を与えているのではないだろうか。見識、徳をみるということが抜け落ちていないだろうか。あらゆることに応用できる。日本の政治が非能率であることはずっと言われてきていることだが、権益維持の官僚と天下り政党の自民党によって阻止され続けてきた。ロサンゼルスは人口1千万人で市会議員は、わずか16人である。日本は人口がたった5万人の町で市会議員は30人もいる。ロサンゼルスのような金持ちの都市(日本で言えば東京にあたる)、僅か16人の市会議員と市長の話し合いで政治が行われている。日本は官僚が多すぎる。政治家が多すぎる。多くの官僚、政治家がよってたかって仕事をしている。アメリカと比べて、どちらが手間がかかり、カネがかかるかは明白である。政治の生産性が日本は極端に低い。こういう状態で経済も経営もあたるので力が非常に落ちる。我々は政治改革、それは政治の生産性向上であり、国と地方をあわせた官僚や議員のリストラという要求をもっと強く出さなければならないと思うが、実際には非常に低調であるような気がする。昨年の小泉郵政衆院選で自民党を圧勝させてしまったことをみても。中国やインドという低コストの国と競合するには、政治も経済、経営も生産性を上げなければ凋落する。政治の生産性の高い国は、優秀な国である。その上で経済、経営の生産性の優秀な国になれば、コストだけで40%カットしなければならないような中国やインドなどの脅威に対抗できる。手放しで安易に景気が上向いたと喜んでいるというのは、とんだ錯覚である。そういう錯覚は、7万トンの戦艦大和ができたとき、他にそれに匹敵する軍艦を持った国がないから、戦争をしても十分勝つ、負けることはないだろうという錯覚に陥った、かつての軍人に似ている。現在の日本の銀行や産業界をみても、この錯覚を再び犯しているとしか思えない。国際競争は日一日と激化している今日、我々はよほどの決意と勇気をもって、これからの困難にあたらなければならない。ゆでがえるになってしまってはならない。





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最終更新日  2007年06月29日 06時12分31秒
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