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村松克哉

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2009年03月10日
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官僚の出先機関で、改革詐欺師の中川秀直氏は今月の文芸春秋に「我に民主党撃破の秘策あり」を投稿した。これを読むとお笑いである。民主党は、先の小泉郵政民営化是非だけしかない衆院選で、郵政民営化に反対したから守旧派というレッテルを貼って、今回の衆院選で自民党は臨めば勝利できるといった内容だ。そして、政策集団を自民党のなかで立ち上げ、将来の日本のビジョンを明確にすれば(このビジョンもお笑いもので文芸春秋を読めば政治家の低レベル、勉強不足が露呈されている)、民主党に勝てるというのである。まず、この4年の総括を国民は考えるべきだろう。郵政民営化是非を問うだけで先の衆院選で自民党は勝利し、公明党とあわせて3分の2の議席を有した。つまり、参院で否決されても衆院の3分の2議席を使えば何でも法案は通せる状況を作り出したのである。小泉は郵政民営化が改革の本丸だといった。郵政民営化で日本はよくなると言っていた。しかし、そうだったのだろうか?郵政民営化で公民の暮らしはよくなったか?郵政民営化が改革の本丸ということが証明できたのだろうか?郵政民営化の「道筋」を立てた後、小泉は首相を辞め、政治家として引退し、子供に譲るという政治家稼業の世襲をした。竹中氏も議員は辞めて、時々、テレビなどに出て、自民党批判をする傍観者になってしまった。そして、その小泉郵政選挙で得た議席を背景に、安倍氏が日本国憲法改正や教育基本法を改正し、日本のビジョンもつくらずにただ「美しい国」というだけで、おなかが痛いといって1年足らずで首相を辞めてしまった。そしてその安倍氏の後を今度は福田氏が引き継いだ。これも何ひとつまともなこともせず、日本で行われたサミットの後に「私は自分のことを客観的に見れるのです」といって1年足らずで政権を投げ出した。そして、そのあとに麻生氏が首相になった。国民の信を問う選挙を行うべきなのに、金融危機を口実に景気対策が優先といって政権に居座り、国民の支持はついに10%近辺まで落ちている。肝心の景気対策も後手に回り、側近の中川財務大臣は酒に酔って、G8に出席、記者会見を行って世界中に物笑いとなっている始末である。はっきり言って、有権者の判断は間違っていたというべきだ。小泉劇場に酔って、自民党を大勝させた結果、4年間はこんな体たらくだったのだ。失われた10年が、今や失われた15年と言われ、今も日本経済は低迷している。
改革の本丸は「官僚の天下り全廃」である。これをやろうとしているのは民主党、共産党である。この2党を国民は支持しなければ、いつまでも行政は官僚が牛耳ることが続き、国民はただ税金を搾取され、政治を取り戻すことはできない。自民党は官僚の傀儡であることを肝に銘じてほしい。





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最終更新日  2009年03月10日 06時49分01秒
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