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村松克哉

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日本の農業に対する保護主義のおかげで、日本の世界における経済的地位は落ちていくばかりだ。たとえば、政府は炭坑ふたつをつぶさないために日本の電力会社に世界市場の三倍の価格で国内炭を買い取らせ、そのコストを日本の消費者に肩代わりをさせるという政策をとった。政治に影響力を持つ業界のごくごくわずかな労働者を保護するために、1億4千万人の国民と経済全体に割高なエネルギーを押し付けたのだ。日本の弱点は硬直化であり、柔軟性のなさであり、もはや克服しがたくなっている。効率的な起業能力で世界中に知られた国は、硬直性と過度の規制で窒息しかけている。日本を今日の栄光へと導いたあの創造力と革新性は今、急速に失われている。日本はついに、テレビや車の製造を独占していた頃の満足しきった米国、よりよい車とテレビをつくって日本がこうした産業を乗っ取ってしまった頃の米国と、同じ段階に達してしまったのだ(今、韓国や中国に乗っ取られようとしている)。手厚く保護された社会のなかで、敗戦直後の世代が持っていた活力と精神をなくしてしまったのだ。





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最終更新日  2010年12月08日 08時18分17秒
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