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2023.09.08
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テーマ: 読書(8559)
書名


ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ (一迅社ノベルス) [ 中村 颯希 ]

感想

コミカライズ版が面白かったので、原作の小説を読んでみた。
中華風ファンタジー。

次の后妃・雛女(ひめ)を養成するため、5つの名家が居を構える離宮。
次代の王となる堯明は、雛女のひとりである黄家の玲琳を、幼少より溺愛していた。
美しく儚げで、心優しく、病弱な玲琳。
次の皇后は玲琳で決まりだと皆が思っていた。
しかし七夕の夜、朱家の雛女・慧月に、玲琳は高台から突き落とされてしまう。

教養もなく粗野で、上の者には媚び諂い、下の者には当たり散らし苛め抜く。
ドブネズミと嘲笑われ、悪女と名高い慧月になった玲琳のサバイバルライフが始まる!

という内容。
か弱いお姫様だと思っていた玲琳が、いつ死んでもおかしくない状態が常で、病魔と戦いながら自らを鍛え上げていた、超鋼メンタルのガテン系。
『本好きの下剋上』のマインが好きな人は好きな感じだと思う。
追放されたあばら家で、草木染めをしたりしてました。
私としては、慧月がそれだけ意地悪な悪女(というには可愛らしいもんだと思うけど)になったのにも理由があるから、彼女にも幸せになって欲しいなあ。

本編以外に番外編も収録されていて、玲琳付き女官・冬雪視点のお話が良かった。
玲琳が頻繁に「ありがとう」と口にするのは、「さようなら」と言っているのと同じことなのだと、ある時冬雪は気付く。
いつ何時も死の影から離れられない玲琳。
彼女がお化粧するのは、顔色の悪さを隠すため。


娘(小2)が読むには難しいので、私がかいつまんであらすじを説明すると、「面白い!」と続きが気になる模様。
続刊出ているので引き続き読んでみようと思う。


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最終更新日  2023.09.14 06:45:38
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